JP2007030315A - プリンタおよびプリンタの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラダイレクトプリントシステムにおいて、カメラからプリント指示をする場合、プリンタのデフォルト設定を使用すると、実際にプリントされるまでは、どのようにプリントされるかが不明であった。
【解決手段】 印刷処理が始まり給紙が行なわれ、用紙サイズが確定した後に、もう一度デジタルカメラ512からケーパビリティ取得要求を行う(606)。この時点では、給紙が行われ紙サイズが検知されて用紙サイズが確定しているので、デフォルト設定の紙サイズを通知することが可能である。確定したデフォルト設定の用紙サイズ情報を含むケーパビリティをプリンタ511からデジタルカメラ512に通知する(607)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像再生装置から画像データを取得可能なプリンタに関し、例えば、静止画を記録するスチルカメラやビデオカメラなどによって撮像された画像データをプリント出力するのに好適なプリンタ関するものである。
従来から印画用紙に感熱型の用紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して、用紙を副走査方向に搬送することで、用紙にドットライン状に印画を行うライン熱転写方式のプリンタがある。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、またはスキャナなどの撮影機器の進歩に伴い、撮影した画像をプリントする手段として、熱転写方式のプリンタ装置も注目されている。
インクジェットプリンタは、液滴を飛ばすか飛ばさないか、という2値の選択しかないために、小さな液滴を用紙へ着弾させて、誤差拡散等の手法でみかけの解像度と階調性を得ようとしている。しかし、熱転写方式のプリンタの場合には、一つの画素において、制御可能な熱の値を容易に変更できるため、一つの画素に対する階調性が多く取る事が可能になる。そのため、インクジェットプリンタに比べて滑らかで高画質な画像を得ることができるという点が上げられる。またサーマルヘッドの性能や用紙材料の性能も向上したために、仕上がり品位で銀塩写真にも見劣りしない画像プリントを得る事が可能になっており、近年のデジタルカメラの進歩に歩調を合わせるように特に自然画像用のプリンタとして注目されている。
また一方インクジェット式プリンタも液滴の小ドット化などの技術が進み、より高画質なものも登場している。
そこで、こうしたプリンタ装置とデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮影機器を直接接続したり、または一体的に構成したりして、撮影された画像情報をコンピュータなどの情報処理装置を介すことなくプリントするシステムも登場している。
こうしたシステムによれば、デジタルカメラやデジタルビデオからの画像情報を簡単に写真的なプリントアウトを行うことが可能になり、大変便利である。
これらの一例として、
たとえば、特許文献1では画像入力装置と画像出力装置の接続について述べられている。
これによれば、画像入力装置は、画像出力装置に画像データを送信し、かつ画像出力装置から電源電力の供給を受けるための接続ケーブルにより前記画像出力装置と接続され、画像出力装置から電力供給を受けることができる。さらに、電力供給を受けられるかの可否を判定する判定手段により、画像出力装置から電力供給を受けられると判定された場合は、前記画像出力装置から電力供給を受ける。逆に、電力供給を受けられないと判定された場合は、画像入力装置の電源部から電力を得るというものである。これによれば、画像出力装置から電力の供給が受けられるので、デジタルカメラなどの画像入力装置の電源の残量を気にすることなくプリント出力できるもので非常に効果的である。
また特許文献2の複合カメラでは、プリント時の電力省電について述べている。この複合カメラは、プリント出力するプリンタ手段とを一体化した複合カメラであり、プリント出力している間は、ビューファインダへ電力を供給するのを停止するよう制御する制御手段を設けたものである。これによればプリント中は電子ビューファインダへの電力供給をしないので節電に役立つというものであり非常に効果的である。
特開平10−243327号公報 特開平9−65182号公報
しかしながら、上記従来例ではプリンタ装置や、デジタルカメラなどの画像再生装置とのシステムを構成したときにユーザに十分な満足を与えるものではなかった。
無線I/Fを使用したカメラダイレクトプリントシステムの場合は、印刷を行おうとするユーザがプリンタのそばにいるとは限らず、隣の部屋にあるプリンタに対して印刷JOBを発行するといったことが可能である。その場合、プリンタ本体がどのような状態になっているかがわからず、例えばどのサイズの用紙が装着されているかは、そばにいれば一目瞭然であるが、隣の部屋からではわからない。従って、プリンタ側の設定可能項目をカメラから取得しても、その中にプリンタ側の設定に従うという意味のデフォルト設定という項目が含まれていた場合、それを使用すると実際にどのようになるかが不明な項目が存在してしまうという場合があった。
また、給紙動作をと行うとともに用紙サイズを検知するプリンタも開発されている。これは、手差しによる用紙を使ってプリントする場合に、使用する用紙のサイズを予め入力する必要がなくなり、たいへん便利である。逆に、一度給紙動作を行わなければ、紙サイズは不明である。しかし、カメラダイレクトプリントシステムにおいて、プリンタで検知した用紙サイズをカメラに通知することについては、今まで十分に考慮されてこなかった。
この様に、従来の装置では使用者にとって使い勝手の良いプリントシステムが提供できていないという問題点があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、実際に印刷に使用するデフォルトの設定値をプリンタからカメラに通知することのできるプリンタを提供することを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明のプリンタは以下のような構成を備える。すなわち、
画像再生装置から画像データを取得可能なプリンタであって、
前記画像再生装置と通信する通信手段と、
前記プリンタの対応可能な印刷設定が記述される能力情報を前記画像再生装置に送信する能力情報送信手段と、
前記画像再生装置から取得した画像データをプリント処理するためのプリント手段とを有し、
前記能力情報送信手段は、前記プリント手段によるプリント処理が開始された後に、前記能力情報にデフォルトの印刷設定を含ませて、前記画像再生装置に送信することを特徴とする。
前記目的を達成するため、本発明のプリンタの制御方法は以下のような構成を備える。すなわち、
画像再生装置と通信し、画像データを取得可能なプリンタの制御方法であって、
前記画像再生装置から取得した画像データをプリント処理するためのプリント処理工程と、
前記プリント処理工程によるプリント処理が開始された後に、前記プリンタの対応可能な印刷設定が記述される能力情報にデフォルトの印刷設定を含ませて前記画像再生装置に送信する能力情報送信工程を有する。
本発明によれば、プリント処理が開始し、使用するデフォルトの設定値が確定した後にプリンタから画像再生装置にデフォルトの設定値を送信するので、デフォルト設定が実際にはどのような設定値として扱われ印刷が行われるかを画像再生装置に通知することができる。
また、通知されたデフォルト情報を画像再生装置のUI画面によってユーザにフィードバックすることで、ユーザが本当に意図した設定で印刷が行われるかどうかを確認することができる。
図1から図4に示す図を用いて本発明の実施例について説明する。本プリントシステムは、デジタルカメラの保持する電子的な画像の情報を、任意なプリント設定でプリントアウトすることが出来るものである。このプリントシステムについて手順に従って説明する。
本発明に係わる熱転写プリンタ装置の一実施形態について、以下、図面を参照して具体的に説明する。
図1は実施形態に係わるプリンタ装置の側面の構成模式図である。
まず、処理回路18は、CPUやワークメモリを備え、プリンタ装置1の全体の制御を行う。
プリンタ装置の全体構成について説明すると、装置本体1に記録紙Pを積載した用紙カセット2から給紙ローラ3で一枚ずつ分離給送する。この際記録紙Pはバネ20によって付勢された押上げ板21によって給紙ローラ3に当接している。給紙ローラ3によって搬送された記録紙Pは、紙サイズ検知手段19により用紙サイズの検知が行われる。
記録部においては記録紙搬送経路を挟んでプラテンローラ5と記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド6が対向している。インクカセット7には、熱溶融性または熱昇華性インクを塗布したインク層と印画面を保護するために印画面上にオーバーコートされるオーバーコート層とをもつインクシート8が収納されている。インクシート8は、サーマルヘッド6によって押圧、加熱され、該記録紙Pに所定画像を転写記録し、保護層をオーバーコートする。
上記インクシートは、記録紙Pの印画領域を覆ってそのサイズと略等しいサイズでイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバーコート(OP)層が並べて設けられたものである。このインクシートを各層ずつ熱転写しては、記録紙Pを記録開始位置P1に戻し、記録紙上に、順次重ねて転写される。
このように、記録紙Pは、ピンチローラ4−2とグリップローラ4−1からなる搬送ローラ対4により、各色インク及びオーバーコート層の数だけ往復される。
この際、各インク層の印画後の記録紙Pは装置本体1前方で反転され、用紙カセット前方部及び下部のガイド部を介して装置本体1の後方へ導紙される。装置前方で反転されるために印画途中の記録紙Pが外部に出ることによるスペースの無駄や意図せずに触ってしまったという様なことが無く、設置場所の省スペース化などを可能にしている。
しかも用紙カセット2の下部を紙ガイドとして直接利用していることによって、装置本体1の厚さを薄くすることが可能になっている。また、記録紙Pをインクカセット7と用紙カセット2にはさまれた空間を通すことで装置本体1の全高を最小限にとどめることが可能であり小型化を可能にしている。
25は用紙カセット2の用紙搬送ガイド部である。装置本体1前方から反転されてきた記録紙Pを装置本体後方に反転させるガイド部であり、この用紙カセット2に具備することで装置本体1全体の小型化に大きく寄与している。
また26は用紙カセット2の上面は印画されて排紙された記録紙Pのトレイ部分を兼用しており、これも装置本体1の小型化に寄与している。
各インク層の印画終了後に記録紙Pは排紙ローラ1、9−1排出ローラ2、9−2へ案内され装置本体1後方から前方に向かって排出され記録動作が終了する。
排出ローラ1 9−1は記録紙Pの排出動作時のみ圧接する様に構成され、印画中にはストレスがかからないように構成されている。
なお装置本体1には記録紙Pのガイド部15が構成されていて、記録紙Pを導紙している。
16は搬送路切り替えシートであり、記録紙Pが給紙された後は記録紙Pは排出側の経路に導紙されるようになっている。
また印画用のサーマルヘッド6はヘッドアーム22に一体的に具備されており、インクカセット7を交換する場合にはインクカセット7の抜き差しに支障ない位置まで退避する。
この退避動作はインクカセット7の交換は用紙カセット2を引き抜くと可能になる。この際用紙カセット2の着脱動作に連動してヘッドアーム22はカム部22−1によって押さえられている状態から用紙カセット2のカム部2−1が退避していくことで上下する様に構成されている。
通常の熱転写プリンタ装置ではYMC3色を3回面順次で記録する為、各色の記録先端を正確に合致させる制御が必要となる。このためには、図1に示す搬送ローラ対4で記録紙Pを離さずしっかり挟持し搬送を行う必要がある。この為、記録紙Pの送り方向の端部には記録不可能な余白部が必要となる。これを鑑み、最終的に、容易に、縁のない印画物を得るために、第3図に示す様に、記録紙Pには、記録開始時搬送ローラ対4でしっかり挟持され記録できない余白部分を後で容易に手で切取り可能な様にミシン目12が設けられる。
本発明は、上記説明したミシン目をもつ記録紙Pと熱転写プリンタ装置をもちいて実施され、
上記の記録紙に設けられたミシン目領域にはオーバーコートするものとする。
また左下がり斜線で示す領域は印画の領域であり、ミシン目を含む領域を印画する様に制御される。オーバーコートは略印画される領域であり且つ印画される領域よりやや大きく印画される領域を含むように印画する様に制御される。
更に以下に装置に関わる詳しい説明をする。
図1に示す、プリンタ装置1において、搬送ローラ対4は、ピンチローラ4−2とグリップローラ4−1からなり、このグリップローラ4−1は、図示しないステッピングモータの出力軸が減速機構を介してして直結され、このステッピングモータの回転制御により、正逆自在に駆動される。記録紙Pは、搬送ローラ対4によりしっかりと挟持され、往復搬送されるもであるから、記録紙Pもまた、ステッピングモータの回転制御により、正確に位置制御され、搬送駆動される。いま、一例としてサーマルヘッド6による1ライン分の記録ピッチを85μmとし、記録紙Pを1ライン分搬送するためのステッピングモータのステップ数を4ステップとするならば、記録紙Pは、ステッピングモータを4ステップで回転制御することにより、1ライン(すなわち85μm)搬送することができる。図3に示した、印画範囲は、搬送方向において144mmであるとすると、1694ライン印画可能であり、記録紙をこの分搬送するためには、ステッピングモータを6776ステップ分回転させればよい。
プリンタ装置1において、給紙ローラ3から給紙ローラ対4を見て、給紙ローラ対4の近傍の位置に、記録紙先端検出センサー10が置かれ、これにより記録紙の先端を検出し、検出後、搬送ローラ対4で挟持できる範囲で所定ラインを送り停止させる。この位置が前述の記録開始時の位置となる。ここからまず最初のYイエローからサーマルヘッドを記録情報に応じて発熱駆動し、各色インクの所定画像を記録し、またはオーバーコート層を転写する。1色が終わると次にこの位置から記録紙を排紙ローラ9のある方向に戻して搬送し、再び所定のライン数を戻し送り、YMC各色及びオーバーコート層転写を4回繰返す。
図1に示すプリンタ装置1において、記録紙先端検出センサー10と、プラテンローラ5とサーマルヘッド6により記録紙Pを押圧する位置の距離は、装置内部品配置を考慮し、記録紙上の距離で20mmに設定したがこれに限られるものでは無い。
この時、図3に示す印画物は、下記の様に各色インクを転写記録し、またオーバーコート層を転写することにより得られる。
図2のフローチャートにおいて色インク転写及びオーバーコートシーケンスを説明する。
S201:使用者はデジタルカメラDCやデジタルビデオカメラのプリントボタンおよび表示画面で、プリントする画像やプリント仕様を選択し、プリント動作を指示する。
S202:プリンタ装置1の内部の処理回路18はデジタルカメラと通信を行い、S201でのプリント指示の情報をデジタルカメラから取得する。プリンタは取得したプリント指示情報を基に、プリントに必要となる画像データをデジタルカメラから取得し、処理回路18のメモリに一時保存しておく。必要であれば画像データを印画データへ変換する等の画像処理を行い、印画処理が開始される。
S203:印画準備が出来たら処理回路18は給紙ローラ3に連結されたモータを駆動して記録紙Pを給紙開始する。このとき紙サイズ検知手段19により記録紙Pの用紙サイズを検知する。
S204:記録紙先端検出後、ステッピングモータを所定ステップ分回転させ、印画を開始する。このとき、印画開始位置は、記録紙先端を基準として、12.465mmとした。
S205:引き続き、ステッピングモータを4ステップ分回転しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1ライン分の印画を行う。全部で6776ステップ分(1694ライン分)回転させ、印画を終了する。この時の印画終了位置は、記録紙先端を基準として、156.455mmとなる。
S206:ついで、停止にいたるまでの減速のため、ステッピングモータを10ライン分(40ステップ分)程回転させ、停止させる。
S207:この状態から、ステッピングモータを逆転駆動し、記録紙Pを印画時と逆方向に搬送し、所定のステップ数(6776ステップ−減速分)だけ戻して、更に減速のため、所定のライン数の10ライン分(40ステップ分)程回転させ、停止させる。
S208:上記をYMC3色分、3回程繰返し、所望の印画像を記録紙Pに転写記録する。
S209:その後、そして、更に一回印画面保護の為のオーバーコート層を転写する。
S210:その後ステッピングモータを逆転駆動してそのまま排出ローラ2 9−2へ導き、排出ローラ2 9−2の駆動で用紙を排出して一連の動作を終了させる。
また、上記において、処理回路18は記録紙Pの給紙時に、最初に記録紙先端検出センサ10で検知した記録紙の先端検出信号をもとに、ステッピングモータのステップ数と記録紙Pの位置関係によって記録位置管理を行うとした。しかし、これに限らず、各YMC色及びオーバーコート層の転写記録時において、記録紙先端部に検出センサーを設けて記録紙の先端検出を行い、ステッピングモータの回転駆動のステップ数を管理することにより、記録位置管理を行う構成としても良い。
また、上記において、オーバーコート層の転写は、サーマルヘッドの発熱駆動のON/OFFのみで行う様に記述したが、転写開始時では、徐々に発熱量を増加させ、また、転写終了時には、徐々に発熱量を減少させる様な制御を加える事も可能である。
また、上記においてプリンタとデジタルカメラを接続したシステムについて述べたが、本発明はこれに限られたものでなく、画像データを記録できるモバイル機器、DVDやCD等の再生装置とプリンタとを接続でしたシステムあってもよい。
ここで前述のS202のデジタルカメラと、プリンタの通信について更に詳述する。
図4はデジタルカメラDCとプリンタ装置本体1を汎用のインターフェースを用いて接続してある模式図である。
デジタルカメラDCは撮影後に該デジタルカメラDC内部のメモリに画像情報が保持されているものとする。メモリは着脱自由なメモリカードが便利である。
デジタルカメラDCでは、内部メモリに保持された画像情報の中から任意の画像を再生させるものとする。
画像情報の再生はデジタルカメラDCの具備する液晶表示装置によって随時確認できるので使用者は撮影された好きな画像情報を任意に呼び出すことが可能である。
ここでケーブル27や無線手段によって、プリンタ装置本体1と通信可能な状態である。所定のプリント実行ボタン(図不示)を押すと、デジタルカメラDCからプリンタ装置へ必要な情報が通信され、プリンタ装置本体1からプリント出力が得られる。
上記必要な情報としては、デジタルカメラDCとのネゴシエーションの情報や、デジタルカメラDCからのプリントすべき画像の情報や画像情報に関する付属情報等である。
さてここで本発明に関わる内容について更に詳細に述べる。
図5は本発明の一実施の形態を示す。これは、カメラダイレクトプリントシステム501はプリンタ511とデジタルカメラDC512から構成され、USBインターフェース513よって通信可能に接続されている。
ここで、プリンタ511はプリンタ装置1である。
プリンタ511はケーパビリティ情報管理メモリ511aとダイレクトプリント制御部511bとPTP制御部511cとUSB制御部511dと印刷制御部511eからなる。
画像出力装置としてのデジタルカメラDC512はケーパビリティ情報管理メモリ512aとダイレクトプリント制御部512bとPTP制御部512cとUSB制御部512dとUI表示制御部512eからなる。
ケーパビリティ情報管理メモリ511aは、プリンタに固定的に設定されているデフォルト設定、もしくはプリンタの現在の状態を認識してデフォルト設定とし、プリンタの能力情報及びデフォルトの設定を示す情報を記憶する。
ケーパビリティ情報管理メモリ512aは、プリンタから送られてきた能力情報(ケーパビリティ)を格納する。
ダイレクトプリント制御部511b、512bは、通信階層のアプリケーション層で、ダイレクトプリントを実行するためのプログラムによりダイレクトプリント動作の実行制御をする。
PTP制御部511c、512cは、本実施形態で用いるPictureTransferProtocol(以下、PTPと省略する)による通信制御を司る。
USB制御部511d、512dは、本実施形態で用いるUSB(UniversalSerialBus)規格に関する通信制御を司る。
印刷制御部511eは、デジタルカメラDCで設定された印刷条件にしたがって、実際に印刷の制御を司る。
UI表示制御部512eは、プリンタから送られてきた能力情報(ケーパビリティ)を、プリント設定メニューに反映させて表示し、不図示の操作部を用いたプリント設定を行うユーザの操作に応じて、表示部の制御を行う。
ケーパビリティ情報管理メモリを除く、上記の各制御部は、専用の回路により構成するものであってもよいが、不図示のメモリに格納されたプログラムに従って、不図示のCPUの制御により、ソフトウェア制御される制御部であってもよい。
ここで、図6を参照して、プリンタのデフォルト設定に対応する設定値をカメラ側に通知する方法について説明する。
601において、デジタルカメラは、プリンタからケーパビリティを取得するために、プリンタにケーパビリティ取得要求を行う。
602においては、プリンタは、デジタルカメラからのケーパビリティ取得要求に応じて、ケーパビリティ情報管理メモリ511aに記録されているプリンタの能力情報及びデフォルトの設定を示す情報をデジタルカメラに送信する。
603でデジタルカメラは、プリンタから受信したケーパビリティを表すコードをケーパビリティ情報管理メモリ12a上に保存し、プリント設定メニューに反映させて表示する。
例として用紙サイズの設定可能項目を取得した場合のメモリマップを図7に示す。
このときにもうすでにプリンタのデフォルト設定に対応する値が確定している場合は、この時点でプリンタのデフォルト設定を通知することが可能である。ただし、通知の仕方についてはカメラとプリンタの間でなんらかの取り決めが必要である。ここでは、プリンタからケーパビリティを送る際にデフォルト設定に対応する値は必ずデフォルト設定のすぐ次に送るというルールを決めておく。このとき、図7の例ではデフォルト設定に対応する用紙サイズが“L”であることがわかる。
もし、ケーパビリティをデジタルカメラに送信する時点ではまだ用紙サイズが確定していないプリンタであれば、ケーパビリティにデフォルト設定のみを返すといったことで未確定であることを通知することが可能である。また、今回はデフォルト設定をケーパビリティの最後に記述し送ることで未確定であることを通知することとする。
デフォルト設定が未確定の場合は、604においてデジタルカメラがプリンタに印刷要求を行い、605において印刷処理が開始し、給紙が行なわれ、用紙サイズが確定した後に、もう一度デジタルカメラからケーパビリティ取得要求を行う。この時点では、給紙が行われ紙サイズが検知されているので、当然用紙サイズが確定している。よって、紙サイズのデフォルト設定を通知することが可能である。607で、確定したデフォルトの用紙サイズ情報を含むケーパビリティをプリンタからデジタルカメラに通知する。
図6では、プリンタが印刷処理を開始した後も、デジタルカメラからプリンタにケーパビリティを要求するという方法をとった。しかし、プリント処理が開始し、用紙サイズが確定したとデジタルカメラが推測し、プリンタにケーパビリティを要求したものの、実際にはまだデフォルト設定が未確定であったという可能性もある。この場合、デジタルカメラは更にもう一度プリンタにケーパビリティを要求しなければならなくなる。そこで、プリンタが給紙処理を行い、用紙サイズが確定した時点で、プリンタからデフォルト設定を送信するなど、印刷処理が開始した後に、プリンタからデジタルカメラにデフォルトを通知してもよい。こうすることで、デフォルト設定が確定したらすぐにデジタルカメラに通知することができる。また、デフォルトの印刷設定を確実にデジタルカメラに通知することができる。
また、印刷設定を含む印刷要求をデジタルカメラからプリンタへ送信し、印刷設定がプリンタのデフォルトを指定している場合のみ、デフォルトの用紙サイズをカメラへ通知するような構成をとってもよい。さらに、印刷要求による印刷設定が指定されてなく、プリンタのデフォルトによるプリント処理を行った場合についても、デフォルトの用紙サイズをカメラへ通知するように構成してもよい。このように構成することで、デフォルトではない設置でプリントを行う場合に、必要のないデフォルト設定の情報を無駄にデジタルカメラへ通知することを防ぐことができる。
次に、プリンタから通知されたケーパビリティの中から、デフォルト設定に対応する値を決定する際のデジタルカメラの動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
まずプリンタからケーパビリティを取得する(8−1)。取得した項目をメモリ上に保存し、読み出し用のポインタを先頭にセットする(8−2)。読み出し用のポインタのさす内容を1項目読み出す(8−3)。そこにもうデータが存在しなければ(8−4)、その時点で終了である。データが存在した場合はそれがデフォルト設定であるかどうかをチェックする(8−6)。もしデフォルト設定でなければ読み出し用のポインタを次に進め(8−5)、8−3に戻る。デフォルト設定であった場合はやはり読み出し用のポインタを次に進め(8−7)、その指す内容を1項目読み出す(8−8)。もしそこにデータが存在しなければ、その時点で終了である。データが存在した場合はそれをデフォルト設定に対応する値として保存し(8−10)、終了である。
上記本実施例では説明のため印刷用紙サイズを例として説明してきたが、実際には用紙サイズ以外のメディアタイプやレイアウトに関するリスト形式のデータをケーパビリティ情報に載せてもよい。
また、上記実施例ではデジタルカメラを画像再生装置として説明したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、画像データを記憶できるモバイル機器、DVDやCD等であってもよい。
上記実施例では、熱転写方式のプリンタについて説明してきたが、本発明はインクジェットプリンタ、レーザービームプリンタ等、あらゆるプリンタ装置に適応できる。用紙カセットを有さない、用紙を手差しするタイプのプリンタは、用紙カセットから用紙サイズの情報を得ることができず、給紙後の紙検知を行わなければデフォルトの用紙サイズが確定しないものも考えられるので、特に有効である。
本発明の目的は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含む。
本発明の実施形態に係るプリンタ装置の側面の構成模式図である。 本発明の実施形態に係るプリンタ装置の色インク転写及びオーバーコートシーケンスを表す図である。 本発明の実施形態に係る記録紙Pを表す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラDCとプリンタ装置本体1を汎用のインターフェースを用いて接続した模式図である。 本発明の実施形態に係るプリンタおよびデジタルカメラの制御に係る主要部の構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリンタとデジタルカメラとの通信のやりとりを表す図である。 本発明の実施形態に係る用紙サイズの設定可能項目を取得した場合のメモリマップを表す図である。 本発明の実施形態におけるデフォルト設定に対応する値を取得する際のカメラのフローチャートである。
符号の説明
1 装置本体
2 用紙カセット
3 給紙ローラ
4 搬送ローラ対
4−2 ピンチローラ
4−1 グリップローラ
5 プラテンローラ
6 サーマルヘッド
7 インクカセット
8 インクシート
9−1 排紙ローラ1
9−2 排紙ローラ2
10 記録紙先端検出センサー
11 SW2信号
12 ミシン目
13 搬送経路切り替えシート
15 ガイド部
16 余白部
17 印画領域
18 処理回路
19 紙サイズ検知手段
20 バネ
21 押上げ板
22 ヘッドアーム
23 ヘッドカバーA
24 ヘッドカバーB
25 用紙搬送ガイド部
26 排紙トレイ部
27 ケーブル
501 カメラダイレクトプリントシステム
511 プリンタ
511a ケーパビリティ情報管理用メモリ
511b ダイレクトプリント制御部
511c PTP制御部
511d USB制御部
511e 印刷制御部
512 デジタルカメラ
512a ケーパビリティ情報管理用メモリ
512b ダイレクトプリント制御部
512c PTP制御部
512d USB制御部
512e UI制御部
513 USBケーブル

Claims (7)

  1. 画像再生装置から画像データを取得可能なプリンタであって、
    前記画像再生装置と通信する通信手段と、
    前記プリンタの対応可能な印刷設定が記述される能力情報を前記画像再生装置に送信する能力情報送信手段と、
    前記画像再生装置から取得した画像データをプリント処理するためのプリント手段とを有し、
    前記能力情報送信手段は、前記プリント手段によるプリント処理が開始された後に、前記能力情報にデフォルトの印刷設定を含ませて、前記画像再生装置に送信することを特徴とするプリンタ。
  2. 画像データの印刷要求を前記画像再生装置から受信する受信手段を有し、
    前記能力情報送信手段は、前記印刷要求による画像データの印刷設定においてデフォルトが指定されている場合に、前記能力情報にデフォルトの印刷設定を含ませて前記画像再生装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記能力情報送信手段は、画像データをプリントする印刷用紙の給紙処理が開始された後に、前記能力情報にデフォルトの印刷用紙設定を含ませて前記画像再生装置に通知することを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記プリンタは、熱転写方式であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリンタ。
  5. 画像再生装置と通信し、画像データを取得可能なプリンタの制御方法であって、
    前記画像再生装置から取得した画像データをプリント処理するためのプリント処理工程と、
    前記プリント処理工程によるプリント処理が開始された後に、前記プリンタの対応可能な印刷設定が記述される能力情報にデフォルトの印刷設定を含ませて前記画像再生装置に送信する能力情報送信工程を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  6. 請求項5に記載のプリンタの制御方法をコンピュータに実行させるためのプリンタの制御プログラム。
  7. 請求項6に記載のプリンタの制御プログラムを記憶したコンピュータで読取り可能な記憶媒体。
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