JP2007029562A - 押し出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】口部を有するラミネートバッグのような袋状容器内に充填された半固形栄養剤のほぼ全量を簡単に押し出すことができる押し出し装置を提供すること。
【解決手段】可撓性を有するとともに袋状をなし、エアーの供給を受けて膨らむエアーバッグ21と、エアーバッグ21に対向し、膨らんだエアーバッグ21の圧力を受ける受け部材22とを有し、半固形栄養剤を充填した袋状容器Pをエアーバッグ21と受け部材22との間に装着した状態で、エアーバッグ21を膨らますことによって、エアーバッグ21と受け部材22との協働により、袋状容器Pを圧迫して、袋状容器P内の半固形栄養剤を押し出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、口部を有する袋状容器内に充填された半固形栄養剤を押し出すための押し出し装置に関する。
口部を有し、ラミネートフィルムで構成された袋状容器、いわゆるラミネートバッグには、一般に、ビタミン剤のような各種栄養剤を含む半固形の栄養剤が充填されている。
従来、例えば、医療現場では、ラミネートバッグを素手で押して圧迫することにより、開栓された口部を通じて半固形栄養剤を押し出して、患者に投与するPEG療法が行われている。
しかし、従来では、ラミネートバッグから半固形栄養剤を押し出すのを素手で行っていたため、ラミネートバッグ全体を一度に圧迫することができず、半固形栄養剤のほぼ全量を押し出すことが難しく、手間がかかる。その結果、ラミネートバッグ内の半固形栄養剤が無駄になったり、半固形栄養剤の押し出しに長時間を要したりしていた。
特開2003−201230号公報
本発明の目的は、口部を有するラミネートバッグのような袋状容器内に充填された半固形栄養剤のほぼ全量を簡単に押し出すことができる押し出し装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
(1) 可撓性を有するとともに袋状をなし、流体の供給を受けて膨らむバッグと、
前記バッグに対向し、膨らんだ前記バッグの圧力を受ける受け部材とを有し、
半固形栄養剤を充填した袋状容器を前記バッグと前記受け部材との間に装着した状態で、前記バッグを膨らますことによって、前記バッグと前記受け部材との協働により、前記袋状容器を圧迫して、前記袋状容器内の前記半固形栄養剤を押し出すことを特徴とする押し出し装置。
(2) 前記バッグおよび前記受け部材は、平面視において、装着された前記袋状容器を包含する上記(1)に記載の押し出し装置。
(3) 前記押し出し時における前記バッグ内の圧力は、40〜80kPである上記(1)または(2)に記載の押し出し装置。
(4) 前記バッグには、該バッグに流体を供給する供給装置が接続されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の押し出し装置。
(5) 前記受け部材は、実質的に伸縮性を有しない板状またはフィルム状の部材で構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の押し出し装置。
(6) 前記バッグの前記受け部材と反対側の面の膨らみを規制する規制部材を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の押し出し装置。
(7) 前記規制部材は、前記バッグに対し前記受け部材と反対側で前記バッグに固定的に配設された板状部材である上記(6)に記載の押し出し装置。
(8) 前記半固形栄養剤の粘度は、1000〜50000Cpである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の押し出し装置。
(9) 前記流体は気体である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の押し出し装置。
(10) 前記気体は空気である上記(9)に記載の押し出し装置。
(11) 前記流体バッグは、その本体部が伸縮性を有する材料で構成されている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の押し出し装置。
(12) 前記受け部材と前記流体バッグとは、前記袋状容器を収容する空間を介して接続されている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の押し出し装置。
(13) 前記流体バッグに対し前記規制部材を支持するためのフィルム部材を有し、前記フィルム部材と前記流体バッグとは、前記規制部材を収容する空間を介して接続されている上記(6)または(7)に記載の押し出し装置。
本発明によれば、口部を有するラミネートバッグのような袋状容器内に充填された半固形栄養剤のほぼ全量を簡単に押し出すことができる。
以下、添付図面の図1ないし図5を参照しつつ、本発明の押し出し装置の好適な実施形態を説明する。
まず、図1ないし図4に基づいて、本発明の押し出し装置の全体構成を説明する。
図1は、本実施形態にかかる押し出し装置の全体構成を示す斜視図、図2は、図1に示す押し出し装置の平面図、図3は、図2におけるA−A線断面図、図4は、図2におけるB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、左側を「左」、右側を「右」と言い、図2中の上側を「上」、下側を「下」、左側を「左」、右側を「右」と言い、図3中の紙面手前側を「右」、紙面奥側を「左」、左側を「上」、右側を「下」と言う。
図1ないし図4に示す押し出し装置1は、口部P1を有するラミネートバッグのような袋状容器Pからその内容物を押し出す装置であって、特に、ビタミン剤などの栄養剤を含む半固形栄養剤を内容物として収容する袋状容器Pを押し出しの対象とするものである。
半固形栄養剤は、例えば、ゼリー状、ゲル状等をなしている。半固形栄養剤の粘度は、具体的に、1000〜50000Cpである。このような粘度の半固形栄養剤は、PEG療法等により患者に投与した際に、体内での逆流を好適に防止することができる。
このような袋状容器Pを押し出しの対象とする押し出し装置は、図1に示すように、袋状容器Pを圧迫するエアーバッグ装置2と、エアーバッグ装置2にエアーを供給する供給装置3とを備えている。
エアーバッグ装置2は、図1、図3および図4に示すように、エアーバッグ21と、エアーバッグ21の一方の面と協働して袋状容器Pを圧迫する受け部材22と、エアーバッグ21の他方の面の膨らみを規制する規制部材23とを有している。
エアーバッグ21は、可撓性を有する袋状をなし、流体としてエアー(空気)の供給を受けることにより膨らむバッグである。このようなエアーバッグ21は、エアーバッグ本体211と、エアーバッグ本体211に供給装置3を接続するための接続部材212と、エアーバッグ本体211内の圧力を減圧するための減圧弁213とを有している。
エアーバッグ本体211は、その平面視形状がほぼ長方形をなし、可撓性を有する袋状容器として形成されている。このエアーバッグ本体211の平面視の大きさは、袋状容器Pの平面視での大きさよりも大きくなっている。これにより、袋状容器Pの全面に対し圧力を加えることが可能となる。また、袋状容器Pの出し入れが容易となる。
このようなエアーバッグ本体211の構成材料としては、可撓性を有しているものであれば、特に限定されず、各種樹脂材料や各種ゴム材料などを用いることができる。このようにエアーバッグ本体211が可撓性を有していると、押し出し時に、後述する受け部材22の形状や袋状容器Pの凹凸(例えば口部による凹凸)に追従して、無駄なく半固形栄養剤を押し出すことができる。
このような観点からも、エアーバッグ本体211は、フィルム状の部材で構成されているのが好ましく、例えば、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロンとポリ塩化ビニルとのラミネートフィルム、ナイロンとポリエステルのラミネートフィルム等が好適に使用される。
また、エアーバッグ本体211は伸縮性を有する材料で構成されているのが好ましい。これにより、エアーバッグ21内のエアーを抜いた際に、空間24を大きくして、袋状容器Pの取り出しおよび装着をより容易なものとすることができる。
また、エアーバッグ本体211は、その内圧(後述する空間214の圧力)が100kP以上となっても耐え得るように構成されているのが好ましい。これにより、袋状容器Pから半固形栄養剤を押し出すのに十分な圧力でエアーバッグ本体211を膨らますことができる。
本実施形態では、エアーバッグ本体211は、可撓性を有する2枚のフィルム211a、211bをこれらの縁部で溶着して形成されている。なお、エアーバッグ本体211の形状は、前述したものに限定されず、例えば、正方形などの多角形、円形、楕円形などでもよい。また、エアーバッグ本体211は、ブロー成形などにより一体的に形成されていてもよい。
2枚のフィルム211a、211bの縁部の一部(図2の上側の縁部の一部)には、接続部材212が設けられている(接合されている)。この接続部材212は、円筒状部材として形成され、その一端は、フィルム211aとフィルム211bとの間の空間214に接続され、他端は、供給装置3に接続されている。これにより、供給装置3から空間214内へエアーを供給することが可能となっている。
接続部材212とフィルム211a、211bとの接合方法としては、例えば、接着、融着などが挙げられるが、融着を用いるのが好ましい。これにより、接続部材212とフィルム211a、211bとを比較的簡単かつ強固に接合でき、空間214内を高圧としても、耐久性を優れたものとすることができる。
このような観点から、接続部材212の構成材料としては、フィルム211a、211bの内面付近の材料と同じ材料を用いるのが好ましい。なお、接続部材212の構成材料として、フィルム211a、211bの内面付近の材料と異なる材料を用いて、接続部材212とフィルム211a、211bとを接着または融着により接合してもよい。
また、この接続部材212に並設するように、2枚のフィルム211a、211bの縁部の一部には、減圧弁213が設けられている。この減圧弁213は、空間214内の圧力が設定値以上に達したときに、空間214内のエアーを外部に解放する機能を有するものである。そのため、空間214内の圧力は設定値以下に保たれ、エアーバッグ本体211の損傷等を防止することができる。この設定値としては、エアーバッグ本体211が耐え得る圧力以下に設定されていればよく、具体的には、90kP程度が好ましい。
なお、この減圧弁213は、エアーバッグ本体211ではなく、供給装置3(例えば、後述するチューブ31)に設けられていてもよい。
このようなエアーバッグ21の上面(フィルム211a側の面)には、受け部材22が設けられている。
この受け部材22は、エアーバッグ21に対向し、膨らんだエアーバッグ21の圧力を受けるように協働するものである。このような受け部材22は、板状部材またはシート状部材として形成され、これが袋状容器Pを収容可能なポケット状をなすように、前述したエアーバッグ本体211のフィルム211aに接合されている。言い換えると、受け部材22とエアーバッグ本体211との間に空間24(第1のポケット部)が形成され、この空間24に袋状容器Pを収容している。すなわち、受け部材22とエアーバッグ21とは、袋状容器Pを収容する空間24を介して接続されている。
これにより、受け部材22とエアーバッグ21(エアーバッグ本体211)とを協働させて袋状容器Pを圧迫することができる。特に、空間24がポケット状をなしているので、袋状容器Pをそのポケットの底部に突き当たるまで入れるだけで、簡単に袋状容器Pを所望の位置に装着することができる。
本実施形態では、袋状容器の出し入れをスムーズなものとするため、空間24の大きさは、用いる袋状容器の大きさよりも十分に大きくなっている。すなわち、エアーバッグ21および受け部材22は、平面視において、装着された袋状容器Pを包含する。また、受け部材22が板状部材またはフィルム状部材として形成されているので、エアーバッグ装置2の小型化および軽量化を図ることができる。
受け部材22とエアーバッグ21(エアーバッグ本体211)との接合方法は、特に限定されないが、例えば、接着、融着、縫合などが挙げられる。
また、受け部材22の構成材料としては、十分な強度を有し、受け部材22とエアーバッグ21との協働により袋状容器Pを圧迫することができるものであれば、特に限定されないが、実質的に伸縮しない材料、例えば、ポリエステル、ナイロンなどを用いるのが好ましい。これにより、エアーバッグ21の圧力を逃さずに効果的に袋状容器Pに伝えることができる。
なお、受け部材22は、メッシュ状であってもよい。この場合、メッシュの目の大きさは細かいのが好ましい。
一方、エアーバッグ21の下面(フィルム211b側の面)には、規制部材23が設けられている。この規制部材23は、シート部材25によりエアーバッグ21に固定的に設置されている。
より具体的には、シート部材25は、ポケット状をなすようにエアーバッグ21の下面に接合され、シート部材25とエアーバッグ21との間に空間26(第2のポケット部)が形成されている。そして、この空間26に規制部材23が収容されている。これにより、規制部材23はエアーバッグ21に対し支持され、エアーバッグ21のフィルム211b側の面の膨らみを抑制している。
なお、シート部材25は、ポケット状ではなく、その縁部全周にわたってエアーバッグ21に接合されていてもよい。
本実施形態では、規制部材23は、板状部材として形成されている。また、規制部材23の厚さ方向での移動を抑えて、エアーバッグ21の他方の面側の膨らみを効果的に抑制するように、空間26の大きさは、規制部材23の大きさとほぼ同じになっている。
このような規制部材23は、エアーバッグ21のフィルム211b側の面の膨らみを効果的に抑制するので、より少ない空気の注入量で、エアーバッグ21の内圧を上昇させることができる。その結果、エアーバッグ21の圧力を逃さずに効果的に袋状容器Pに伝えることができる。また、規制部材23が板状部材であるので、エアーバッグ装置2の下面(設置面)を平坦とし、エアーバッグ21が膨らんだ状態でも、エアーバッグ装置2が転がったりせずに安定して設置することができる。特に、規制部材23が十分な重量を有していると、エアーバッグ装置2をより安定して設置することができる。
シート部材25とエアーバッグ21(エアーバッグ本体211)との接合方法は、特に限定されないが、例えば、接着、融着、縫合などが挙げられる。
また、シート部材25の構成材料としては、前述した受け部材22の構成材料と同様のものを用いることができる。すなわち、シート部材25の構成材料としては、十分な強度を有し、エアーバッグ21のフィルム211b側の面の膨らみを効果的に抑制することができるものであれば、特に限定されないが、できるだけ伸縮しない材料を用いるのが好ましい。これにより、エアーバッグ21の圧力を逃さずに効果的に袋状容器Pに伝えることができる。
規制部材23の平面視での大きさは、袋状容器Pの平面視での大きさとほぼ同じまたは大きいのが好ましい。これにより、エアーバッグ21の圧力を逃さずにより効果的に袋状容器Pに伝えることができる。
また、規制部材23の厚さは、規制部材23の構成材料に応じて設定され、規制部材23がエアーバッグ21のフィルム211b側の面の膨らみを抑制することができれば、特に限定されない。
また、規制部材23の構成材料は、規制部材23がエアーバッグ21のフィルム211b側の面の膨らみを抑制することができれば、特に限定されないが、例えば、アルミ、鋼などの金属、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの各種プラスチックなどが挙げられる。
以上のようにエアーバッグ装置2が構成されている。
このようなエアーバッグ装置2に接続された供給装置3は、図1に示すように、前述したエアーバッグ装置2の接続部材212に接続されたチューブ31と、チューブ31を介してエアーバッグ装置2のエアーバッグ21にエアーを供給するためのポンプ32と、チューブ31−ポンプ32間で開閉可能な弁部材33とを有している。
チューブ31は、ポンプ32の圧力に対し耐圧性を有するとともに、ある程度の可撓性を有するもの、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどが好適に使用される。
チューブ31と接続部材212との接続方法としては、特に限定されないが、例えば、接着、融着、嵌合などが挙げられる。
このようなチューブ31の接続部材212側と反対側の端部には、弁部材33を介して、ポンプ32が接続されている。
ポンプ32は、前述した空間222内の袋状容器Pから半固形栄養剤を押し出すことができる程度の圧力に、空間214の圧力を高める機能を有するものである。
具体的には、押し出し時におけるエアーバッグ21内の圧力は、40kPa〜80kPaであるのが好ましい。これにより、装置の大型化や複雑化を防止するとともに、押し出し時の圧力過剰による袋状容器Pの損傷を防止しつつ、半固形栄養剤を迅速に押し出すことができる。
本実施形態では、ポンプ32として、ゴム球型のポンプを用いているが、前記機能を有するものであれば、これに限定されず、例えば、電動ポンプなどを用いることができる。
ポンプ32としては、小型かつ軽量なもの、例えば、ゴム球型のポンプや携帯型の電動ポンプなどを用いるのが好ましい。これにより、持ち運びが便利で、押し出し装置1の使用場所がベッドサイドのような狭い場所であっても、取り扱い性に優れる。
弁部材33は、ポンプ32からエアーバッグ21の空間214へエアーを供給可能な第1の状態と、空間214内のエアーを外部へ解放する第2の状態とに切り換える機能を有する。これにより、袋状容器Pから半固形栄養剤を押し出す際には、ポンプ32から空間214へエアーを供給し、袋状容器Pから半固形栄養剤を押し出した後には、エアーバッグ21内(空間214内)のエアーを解放して、空間24を拡げて、使用済みの袋状容器Pの取り出しや、次の袋状容器Pの装着を容易なものとすることができる。
本実施形態では、弁部材33として、三方活栓を用いているが、前記機能を有するものであれば、これに限定されず、各種弁を用いることができる。なお、このような弁は、チューブ31とポンプ32との間でなくともよく、例えば、接続部材212、接続部材212とチューブ31との間、チューブ31の途中などに設けることもできる。
弁部材33の構成材料としては、前記機能を発揮することができるものであれば、特に限定されず、例えば、各種プラスチック、各種金属類、またはこれらを組み合わせたものを用いることができる。
また、ポンプ32と弁部材33との接続方法としては、特に限定されないが、例えば、接着、融着、嵌合などが挙げられる。
また、ポンプ32と弁部材33との接続は、接着や融着などを用いて常時としてもよく、また、嵌合などを用いてポンプ32による加圧時だけとしてもよい。なお、ポンプ32と弁部材33との接続をポンプ32による加圧時だけとする場合には、弁部材33として、チューブ31を封止可能な三方活栓のようなものを用いる必要がある。
次に、以上のように構成された押し出し装置1の作用および使用方法を図5に基づいて詳細に説明する。
図5は、押し出し装置1の作用および使用方法を説明するための図である。なお、図5では、図2のA−A線断面に対応する断面図を示している。
まず、図5(a)に示すように、弁部材33を第2の状態とし、エアーバッグ21の空間214内のエアーを解放して、受け部材22とエアーバッグ21との間の空間24を拡げた状態とする。
次に、図5(b)に示すように、空間24内に、半固形栄養剤を充填した袋状容器Pを装着する。
一方、袋状容器Pの口部P1を開栓し、口部P1にカテーテル(図示せず)をジョイント部材(図示せず)を介して接続する。
また、弁部材33を第2の状態とし、その後、ポンプ32を動作させて、エアーバッグ21の空間214内の圧力を上昇させ、空間214内の圧力が設定値に達したら、弁部材33を再び第1の状態とする。このとき、ポンプ32の動作開始から徐々に、図5(c)に示すように、袋状容器Pが受け部材22とエアーバッグ21との協働により圧せられ、袋状容器P内の半固形栄養剤が押し出されていく。
そして、図5(d)に示すように、エアーバッグ21の上面が受け部材22付近まで近づき、袋状容器P内の半固形栄養剤がほぼ全量押し出される。
このとき、エアーバッグ21は可撓性を有するので、エアーバッグ21の上面が受け部材22の形状および袋状容器Pの凹凸に追従しながら、袋状容器Pを圧迫することができる。したがって、袋状容器P内の半固形材料のほぼ全量を効果的に押し出すことができる。
特に、本実施形態では、エアーバッグ21に供給する流体として空気(気体)を用いているので、空間214内の圧力を設定値まで上げて保持することにより、徐々に半固形栄養剤を押し出すことができる。
また、エアーバッグ21に供給する流体として空気を用いているので、装置構成(特にポンプ32の構成)を簡単なものとし、押し出し装置1を安価なものとすることができる。
以上、本発明の押し出し装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態ではバッグとしてエアーバッグを用いたが、バッグを膨らますための流体は、空気に限らず、空気以外の気体や液体を用いることができる。
また、前述した実施形態では受け部材として板状部材またはフィルム状部材を用いたが、受け部材は、袋状容器を圧迫することができるものであれば、前述したものに限定されない。例えば、受け部材をバッグと同様の構成とすることもできる。
また、前述した実施形態では、規制部材を板状部材とし、これをバッグに対しフィルム部材で固定した場合を例に説明したが、板状部材を接着等によりバッグに直接的に固定してもよい。また、バッグと規制部材とが一体的に構成されていてもよい。なお、前述した実施形態では、板状部材が規制部材を設けた場合を例に説明したが、バッグと受け部材との協働により袋状容器を圧迫することができれば、規制部材は必ずしも必要ではない。
<実施例1>
図1ないし図4に示すような押し出し装置を製造した。
エアーバッグ本体の大きさは、幅130mm、長さ190mmであった。また、板状部材として、幅80mm、長さ170mmのアクリル樹脂製薄板を用いた。
一方、押し出しの対象となる袋状容器として、粘度20000Cpの半固形栄養剤が入ったラミネートバッグ(細川洋行社製、チアパック)を用意し、その口部にPEG用カテーテル(シャーウッド社製 14Fr)をジョイントを介して接続した。
その後、このラミネートバッグを押し出し装置に装着した。
次に、ポンプを用いて60kPaまでエアーバッグ内の圧力を上昇させ、弁部材を閉じて、その圧力を維持した。
すると、半固形栄養剤は徐々に押し出され、12分後にほぼすべての半固形栄養剤を押し出すことができた。
<実施例2>
PEG用カテーテル(シャーウッド社製 24Fr)を用い、ポンプによるエアーバッグ内の圧力を40kPとした以外は、実施例1と同様にしてラミネートバッグから半固形栄養剤を押し出した。
4分後にほぼすべての半固形栄養剤を押し出すことができた。
本実施形態にかかる押し出し装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す押し出し装置に備えられたエアーバッグ装置の概略構成を示す平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図1に示す押し出し装置の作用および使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1 押し出し装置
2 エアーバッグ装置
21 エアーバッグ
211 エアーバッグ本体
211a フィルム
211b フィルム
212 接続部材
213 減圧弁
214 空間
22 受け部材
23 規制部材
24 空間
25 シート部材
26 空間
3 供給装置
31 チューブ
32 ポンプ
33 弁部材
P 袋状容器
P1 口部

Claims (8)

  1. 可撓性を有するとともに袋状をなし、流体の供給を受けて膨らむバッグと、
    前記バッグに対向し、膨らんだ前記バッグの圧力を受ける受け部材とを有し、
    半固形栄養剤を充填した袋状容器を前記バッグと前記受け部材との間に装着した状態で、前記バッグを膨らますことによって、前記バッグと前記受け部材との協働により、前記袋状容器を圧迫して、前記袋状容器内の前記半固形栄養剤を押し出すことを特徴とする押し出し装置。
  2. 前記バッグおよび前記受け部材は、平面視において、装着された前記袋状容器を包含する請求項1に記載の押し出し装置。
  3. 前記押し出し時における前記バッグ内の圧力は、40〜80kPである請求項1または2に記載の押し出し装置。
  4. 前記バッグには、該バッグに流体を供給する供給装置が接続されている請求項1ないし3のいずれかに記載の押し出し装置。
  5. 前記受け部材は、実質的に伸縮性を有しない板状またはフィルム状の部材で構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の押し出し装置。
  6. 前記バッグの前記受け部材と反対側の面の膨らみを規制する規制部材を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の押し出し装置。
  7. 前記規制部材は、前記バッグに対し前記受け部材と反対側で前記バッグに固定的に配設された板状部材である請求項6に記載の押し出し装置。
  8. 前記半固形栄養剤の粘度は、1000〜50000Cpである請求項1ないし7のいずれかに記載の押し出し装置。
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