JP2005058694A - 加圧バッグ及び定圧加圧バッグシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 加圧チャンバの両面に輸液バッグを装填でき、嵩張りの小さい加圧バッグを提供する。また加圧チャンバの押圧が一定に維持される定圧加圧バッグシステムを提供する。
【解決手段】 輸液バッグを加圧チャンバの両面に装置し、横長な長方形状の外層で加圧チャンバを囲繞し、加圧チャンバを送気膨張させると輸液バッグとの接触面を押圧するが、外層で囲繞されているため加圧バッグの外径は規制され、加圧チャンバの膨張は外層で囲繞された空間内に抑制される。嵩張りの原因である加圧チャンバを最小必要の膨張体積で押圧可能な構成に作成されるため、嵩張りが小さく、省ガスの加圧バッグとなる。また、加圧チャンバにガス供給部から加圧ガスを一定に調圧して本発明の加圧バッグに供給すると、省ガスで省力の定圧加圧バッグシステムとなる。
【選択図】 図4
【解決手段】 輸液バッグを加圧チャンバの両面に装置し、横長な長方形状の外層で加圧チャンバを囲繞し、加圧チャンバを送気膨張させると輸液バッグとの接触面を押圧するが、外層で囲繞されているため加圧バッグの外径は規制され、加圧チャンバの膨張は外層で囲繞された空間内に抑制される。嵩張りの原因である加圧チャンバを最小必要の膨張体積で押圧可能な構成に作成されるため、嵩張りが小さく、省ガスの加圧バッグとなる。また、加圧チャンバにガス供給部から加圧ガスを一定に調圧して本発明の加圧バッグに供給すると、省ガスで省力の定圧加圧バッグシステムとなる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、輸液バッグや輸血バッグを押圧して患者体内に注入するために使用される加圧バッグ、及び押圧を一定に維持する定圧加圧バッグシステムに関する。
加圧バッグの仕組みは、伸縮し難いシートで気密に作成された加圧チャンバの片面の両端に、伸縮しにくいシートやメッシュで作成された外層を固定し、加圧チャンバと外層の間に作成されるポケットに輸液バッグを装填し、送気によって加圧チャンバを膨張せしめて輸液バッグを押圧する構成で、加圧チャンバへの送気は手動式のゴム球ポンプにより行われている。輸液バッグには輸液セットを接続し、クランプによるチューブの開閉調節、或いは細管等を輸液チューブ回路の一部に抵抗となるように組込み、流量制御を行うのが一般的な方法として採用されている。
現在使用されている加圧バッグは、輸液バッグ500ml用から3000ml用まで大きさが数種類ある。一番小さい500ml用の加圧チャンバ体積は約2リットルであり、500ml輸液バッグ体積の約4倍であり、無駄な嵩張りの原因となっている。例えば、200mlの輸液バッグに、500ml用加圧バッグを使用する場合、この比率が約10倍となり、加圧チャンバの必要体積をはるかに上回る。このように現在の加圧バッグは、装填する輸液バッグの大きさに合わせて加圧チャンバを調節できないという問題がある。
現在の加圧バッグは、輸液バッグを加圧チャンバの片面に装填する構造となっている。両面に装填できれば使用する加圧チャンバは少なくてすみ、管理の手間も省くことができる。
現在使用されている加圧バッグは、輸液が進行し輸液バッグ内の薬液量が減少するに従い、加圧チャンバの押圧が低下する。加圧バッグには加圧チャンバの内圧を示すゲージなどが付いており、加圧バッグの押圧は加圧チャンバの内圧に略等しい。医療従事者はこのゲージで加圧チャンバ内圧をモニタし、内圧が低下している場合、手動式のゴム球ポンプで送気して加圧バッグの押圧を維持する必要がある。この管理は輸液量が多いほど頻回に繰り返す必要があり、医療従事者の負担が大きいという問題がある。
本発明は、加圧バッグの加圧チャンバ体積を必要最小量に調整でき、加圧チャンバの両面に輸液バッグを装填できる加圧バッグ、及び押圧を一定に維持する定圧加圧バッグシステムを提供することを目的としてなされたものである。
加圧バッグの仕組みは、伸縮し難いシートで気密に作成された加圧チャンバの片面の両端に、伸縮しにくいシートやメッシュの外層を固定し、加圧チャンバと外層の間に作成されるポケットに輸液バッグを装填し、送気によって加圧チャンバを膨張せしめて輸液バッグを押圧する構成である。加圧チャンバと輸液バッグの必要な接触面積は、輸液バッグの片面の面積が最小限必要であるが、従来の加圧バッグは大が少を兼ねるように大きめに作られている。加圧バッグが嵩張るのは、加圧チャンバが輸液バッグに比較して必要以上に大きいことが原因である。
加圧チャンバの片面に輸液バッグを装填するポケットを作成する外層に着目した。外層を横長な長方形状で加圧チャンバを囲繞可能な長さとし、外層の一端の表面と反対端の裏面に面状ファスナを互いに係着するように取付け、輸液バッグの片面全面に加圧チャンバが接触するようにして、輸液バッグと加圧チャンバを一緒に外層で囲繞することを考えた。加圧チャンバを送気膨張させると輸液バッグとの接触面を押圧するが、外層で囲繞されているため加圧バッグの外径は規制され、加圧チャンバの膨張は外層で囲繞された空間内に抑制されることになる。本発明の加圧バッグは、輸液バッグを押圧する加圧バッグ本来の機能がありながら加圧チャンバを最小必要の膨張体積で押圧可能な構成に作成されるため、嵩張りが小さく、省ガスの加圧バッグとなる。さらに輸液バッグを加圧チャンバの両面に装置して外層で囲繞すると、同時に2個の輸液バッグを押圧可能な加圧バッグとなる。
手動式のゴム球ポンプでの送気の代わりに、加圧チャンバにガス供給部から加圧ガスを一定に調圧して本発明の加圧バッグに供給すると、省ガスで省力の定圧加圧バッグシステムとなる。
周縁を気密に溶着して周縁溶着部が作成されて送気により膨張する加圧チャンバを作成する。加圧チャンバに取り付ける外層は、横長長方形状で短寸部の表面の一端側と背面の他端側に固着された係着手段を備え、前記加圧チャンバを囲繞する長さに作成される。前記加圧チャンバの前記周縁溶着部に、輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように前記外層を固着する。前記加圧チャンバと外層の間に輸液バッグを装填するポケットが形成され。前記外層で前記加圧チャンバを囲繞して前記外層両端の前記係着手段で係着できるように作成されていることを特徴とする加圧バッグ。
周縁を気密に溶着して周縁溶着部を作成し、さらに前記周縁溶着部に到達しないように僅かに短く溶着して隔壁部を作成して連通しているチャンバを作成する。前記チャンバの両面の前記周縁溶着部の両端に輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように加圧帯の両端を固着して加圧チャンバを作成する。前記加圧帯は、前記チャンバを送気膨張させる伸張し緊張するように作成する。加圧チャンバに取り付ける外層は、横長長方形状で短寸部の表面の一端側と背面の他端側に固着された係着手段を備え、前記加圧チャンバを囲繞する長さに作成される。前記加圧チャンバの前記周縁溶着部に、輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように前記外層を固着する。前記加圧チャンバと外層の間に輸液バッグを装填するポケットが形成され。前記外層で前記加圧チャンバを囲繞して前記外層両端の前記係着手段で係着できるように作成されていることを特徴とする加圧バッグ。
輸液バッグを装入する軸方向に加圧チャンバと外層の一端部から他端部までを挟持するスライドホルダを設けたことを特徴とする請求項1ないし2記載の加圧バッグ。
持ち運び可能な小型のガスカートリッジと前記ガスカートリッジから供給されるガス圧を減圧する減圧部とからなるガス供給装置と、前記ガス供給装置と請求項1ないし3のいずれかに記載の加圧バッグに接続して送気膨張させることを特徴とする定圧加圧バッグシステム。
輸液バッグを加圧チャンバのポケットに装填し、横長な長方形状の外層で加圧チャンバを囲繞し、加圧チャンバを送気膨張させると輸液バッグとの接触面を押圧するが、外層で囲繞されているため加圧バッグの外径は規制され、加圧チャンバの膨張は外層で囲繞された空間内に抑制される。嵩張りの原因である加圧チャンバを最小必要の膨張体積で押圧可能な構成に作成され、嵩張りが小さく、省ガスの加圧バッグとなる。また、加圧チャンバにガス供給部から加圧ガスを一定に調圧して本発明の加圧バッグに供給すると、省ガスで省力の定圧加圧バッグシステムとなる。
以下に本発明における好適な実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に述べる。
図1は本発明の加圧バッグの第一実施例で、(a)は加圧バッグ1Aの正面図で、(b)は加圧チャンバ2Aの正面図で、(c)は外層5の正面図で、(d)は加圧バッグ1AのA−A‘線断面図であり、(e)は加圧バッグ1Aのポケット57に輸液バッグ71を装填して外層5で囲繞し面ファスナ51、52で係着して加圧チャンバ2Aに送気膨張させた状態の横断面図である。
本図に示す加圧バッグ1Aは、上下方向(以後軸方向とする)に長方形の加圧チャンバ2Aと外層5から構成される。加圧チャンバ2Aは、周縁が気密に溶着されて周縁用着部22が作成され、加圧ガスが注入排出される注入口23が気密に作成され、注入口23に送気チューブ24が接続されている。加圧チャンバ2Aの上部には吊下げ時に使用される吊下げ部25が設けられている。
外層5は、外層5の表面の一端側に固着された面状ファスナ51と背面の他端側に固着された面状ファスナ52が設けられ、外層5の横幅L2は、加圧チャンバ2Aの横幅L1より長く、加圧チャンバ2Aを囲繞できる長さに作成される。外層5は、加圧チャンバ2Aの軸方向に並行な両側端部において固着されて固着部54、55となり、加圧チャンバ2Aと外層5の間に輸液バッグ71を装填するポケット57が形成される。
加圧チャンバ2Aは、気密で膨張自在であればいかなる材質で形成されていても良いが、膨張時に輸液バッグ71に大きな押圧を及ぼすために、延伸しない材質により形成するのが好ましい。加圧チャンバA2は、通常300mmHg(約40kPa)となるように送気膨張されて使用される。耐圧に優れて気密を保持できるシートの材料の例として、ナイロン織布にポリウレタンや塩ビをコーティングしたパラシュートクロス、ポリエチレン糸のメッシュを塩ビシートでサンドイッチしたシートなどがある。しかしこれに限られるものではなく、耐圧で気密にできるシートであればよい。また厚み0.2〜0.6mm位が好ましい。シートを2枚重ねて周縁部22を気密に溶着し袋状にすることにより加圧チャンバ2Aを形成することができる。
加圧チャンバ2Aには注入口23が設けられている。注入口23は、浮き輪の空気注入口のようなチューブの一端が円盤状作成されたもの(図示せず)を用いるとよい。注入口23には送気チューブ24が気密に接続されるが、送気チューブ24自体は可撓性、気密性及び耐圧性を有していればゴム管でもプラスチック管でも良い。
外層5は、柔軟で引張強度の大きい材料であれば特に制限はないが、ポケット57に装填される輸液バッグ71の内容量等を確認できるよう透視性のあるなものが好ましい。外層5の材料としては、ナイロン、ポリエステル,ポロプロピレン製ネット、ポリエチレン糸のメッシュを塩ビシートでサンドイッチしたシートなどが好適である。外層5の厚みとしては0.2〜0.6mm位が好ましい。外層シート5表面の一端側に面状ファスナ51と背面の他端側には、面状ファスナ52が固着され、外層5は加圧チャンバ2Aを囲繞した時に面状ファスナ51、52同士が係着する長さで作成される。
図1の外層5は、加圧チャンバ2Aの軸方向に並行な両側端部において固着されて固着部54、55を形成し、加圧チャンバ2Aと外層5の間に輸液袋を挿入装填するポケット57を形成する。固着部54、55は片側だけでも良い。また固着部54、55は気密を要しない。固着の方法は溶着、縫着、接着でも良い。
図1(e)に示すように、輸液バッグ71をポケット57片端寄せて装入し、加圧チャンバ2Aが輸液バッグ片面全体と接触させて余剰部分28を反対側に折畳むようにして、外装5で加圧チャンバ2Aを囲繞して、両端部の面状ファスナ51、52を係着させる。外層5で囲繞されているため加圧バッグ1Aの外径は規制され、加圧チャンバ2Aの膨張は外層5で囲繞された空間内に抑制されることになる。本発明の加圧バッグ1Aは、輸液バッグ71を押圧する加圧バッグ本来の機能がありながら加圧チャンバ2Aを最小必要の膨張体積で押圧可能な構成に作成されるため、嵩張りが小さく、省加圧ガスの加圧バッグ1Aとなる。
図2は本発明の加圧バッグの第二実施例で、加圧チャンバ2Bは、チャンバ3と加圧帯41、42とで構成され、外装5が加圧チャンバ2Bの軸方向の両端部の同縁溶着部32に固着されて、加圧バッグ1Bが作成される。(a)は加圧チャンバ2Bを構成するチャンバ3の正面図で、(b)はチャンバ3に加圧帯41、42を取り付けた加圧チャンバ2Bの正面図で、(c)は加圧チャンバ2Bの軸方向B−B’の断面図で、(d)は加圧チャンバ2Bに外層5を取り付けた横軸断面図で、(e)はポケット57に輸液バッグ71を装填し、加圧チャンバ2Bの他面に輸液バッグ72を装填した後、外層5で囲繞し面状ファスナ51、52で係着させた後、加圧チャンバ2Bに送気膨張させた状態加圧バッグ1Bの横軸断面図である。
チャンバ3は、周縁が気密に溶着されて周縁溶着部32と注入口33が気密に作成され送気チューブ34が接続されている。チャンバ3は、軸方向に線状に溶着され隔壁部37が2本作成されている。隔壁部37は、チャンバ3の軸方向の周縁溶着部32に到達しないように僅かに短く作成することにより、各チャンバは連通している。
チャンバ3の両面には、軸方向に並行な両側の周縁溶着部32に加圧帯41、42が軸方向両端に開放されて固着され、固着部44、45が形成されて加圧チャンバ2Bが作成される。加圧帯41、42は、引張強度が大きなシートが好適で、外層と同じ材料でもよい。加圧帯41、42は、チャンバ3を送気膨張させた時に、伸張し、緊張するように横幅を作成する。チャンバ3を送気膨張させた時、隔壁37に仕切られた各密閉空間36は円筒状に膨らみ、加圧帯41、42を押上げて伸張し緊張する構成となる。加圧帯41、42の軸方向の長さはチャンバ3の密封空間36の軸方向幅と略同じくらいに作成されている。
加圧チャンバ2Bの軸方向に並行な両側端部に、外層5が固着されて固着部64、65を形成し、加圧チャンバ2Bと外層5Bの間に輸液バッグを装填するポケット57が形成されている。固着部64、65は両側とせず、片側だけでも良い。また固着部64、65は気密を要しない。固着の方法は溶着、縫着、接着でも良い。
図2(e)は、輸液バッグ71をポケット57に装填し、さらに輸液バッグ72を加圧帯42の上に置いて、外層5で囲繞して面状ファスナ61、62を係着させ、チャンバ3に送気膨張させた断面図である。
チャンバ3は各壁37によって密封空間36は分割されている。密封空間36に送気しチャンバ3を膨張させると、加圧帯41、42は伸張し緊縮して輸液バッグ71、72を押圧する構成となる。チャンバ3と加圧帯41、42の間に作成される隙間空間47の体積分の加圧ガスを少なくできる構成となる。
図3は本発明の加圧バッグの第三実施例で、図示した加圧バッグ1Aにスライドホルダ8を追加構成した例である。(a)は加圧バッグ1Aにスライドホルダ8を組み込んだ正面図、(b)はスライドホルダの横断面図、(c)は(a)のC−C‘横断面図、(d)は輸液バッグ71を加圧バッグ1Aのポケット57に装填し、外装5Aを面状ファスナ51、52で係着し、送気膨張させた横断面図である。
(b)に示したスライドホルダ8は、細長い板状棒で真中に折畳み易くするための凹部83が作成されている。凹部83の両側の板状棒81A、81Bは、加圧バッグ1Cを軸方向に挟み込める長さである。加圧バッグ1Cを外側から挟むようにスライドホルダ8を設置し、加圧バッグ1Cのポケット57に輸液バッグ71を装填し、輸液バッグ71をスライドホルダ8と一緒にポケット57の片側端に寄せ、加圧チャンバ2Aを外層5で囲繞し、面状ファスナ51、52で係着する。スライドホルダ8を使用することでポケット57の余剰部分を折畳みやすくすることができる。
スライドホルダ8は、硬めのプラスチックまたは金属の何れでもよく、断面が板状棒形状のものが嵩張らないが、丸棒形状のものでもよい。また加圧バッグ1Cの軸方向全体をスライドホルダ8の板状棒81A、81Bで挟み込む必要はなく、板状棒81A、81Bのいずれか片方とし、両端に脱落防止のためのフックのような係止部を設けたものでもよい。
次に、発明の第二である定圧加圧バッグシステムについて説明する。図4の例は、本発明の第一実施例の加圧バッグ1Aの送気チューブ24に、ガス供給部9を接続した模式図である。
ガス供給部9は、小型のガスカートリッジ93が、圧力ゲージ95が組み込まれた減圧弁91に接続されている。ガスカートリッジ93から供給される加圧ガスは、圧力ゲージ95を見ながら目的の圧力に減圧弁91で減圧し、接続された送気チューブ24を通して加圧バッグ1Aの加圧チャンバ2Aに供給される。
ガスカートリッジ93の代わりに院内配管から供給される加圧ガスを接続チューブ(図示せず)で減圧弁91に接続して減圧し、加圧バッグ1Aの加圧チャンバ2Aに供給してもよい。
このようにガス供給部9を利用して一定の加圧ガスを加圧バッグ1Aの加圧チャンバ2Aに持続供給することにより、輸液が進行して加圧チャンバ1Aの内圧が低下すると自動的に加圧ガスが追加され加圧チャンバ1Aの内圧が設定圧に達すると停止するので、輸液バッグを一定圧で押圧することができる定圧加圧バッグシステムとなる。
従来の加圧バッグは輸液の進行により加圧チャンバ内の圧力が低下するため、定期的に加圧チャンバの圧力チェックをする必要があり、不足の場合、手動のゴム球バルーンポンプで送気する管理作業が必要である。ことに流量が大きいと頻回の観察と頻回の手動のゴム球バルーンポンプで送気する管理作業の頻度が高くなるため医療従事者にとって負担であった。また加圧チャンバの容量が大きく高価なガスカートリッジを使用するには不向きであった。
省ガスで嵩張りの小さい加圧バッグ1Aとガス供給部9を組合わせる例示の定圧加圧バッグシステムは、上述のような加圧バッグの管理作業が不要であり、加圧ガスの残量チェックを定期的におこなうだけでよい。
医療現場では加圧バッグは必要不可欠に使用されている。
1A 加圧バッグ
2A 加圧チャンバ
1B 加圧バッグ
2B 加圧チャンバ
3 チャンバ
4 加圧帯
5 外層
8 スライドホルダ
9 ガス供給部
71 輸液バッグ
2A 加圧チャンバ
1B 加圧バッグ
2B 加圧チャンバ
3 チャンバ
4 加圧帯
5 外層
8 スライドホルダ
9 ガス供給部
71 輸液バッグ
Claims (4)
- 周縁を気密に溶着して周縁溶着部が作成されて送気により膨張する加圧チャンバと、横長長方形状で短寸部の表面の一端側と背面の他端側に固着された係着手段を備えて前記加圧チャンバを囲繞する長さの外層で構成され、前記加圧チャンバの前記周縁溶着部に輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように前記外層を固着し輸液バッグを装填するポケットが形成され前記外層で前記加圧チャンバを囲繞すると前記外層両端の前記係着手段で係着するように作成されていることを特徴とする加圧バッグ。
- 周縁を気密に溶着して周縁溶着部が作成されて前記周縁溶着部に到達しないように僅かに短く溶着した隔壁部で仕切られ連通しているチャンバの両面の前記周縁溶着部の両端に輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように加圧帯の両端が固着され前記チャンバを送気膨張させると前記加圧帯が伸張し緊張するように作成される加圧チャンバと、横長長方形状で短寸部の表面の一端側と背面の他端側に固着された係着手段を備えて前記加圧チャンバを囲繞する長さの外層で構成され、前記チャンバの前記周縁溶着部に輸液バッグを装入する軸方向が開放されるように前記外層を固着し輸液バッグを装入するポケットが形成され前記外層で前記加圧チャンバを囲繞すると前記外層両端の前記係着手段で係着するように作成されていることを特徴とする加圧バッグ。
- 輸液バッグを装入する軸方向に加圧チャンバと外層の一端部から他端部までを挟持するスライドホルダを設けたことを特徴とする請求項1ないし2記載の加圧バッグ。
- 持ち運び可能な小型のガスカートリッジと前記ガスカートリッジから供給されるガス圧を減圧する減圧部とからなるガス供給装置と、前記ガス供給装置と請求項1ないし3のいずれかに記載の加圧バッグに接続して送気膨張させることを特徴とする定圧加圧バッグシステム。
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JP2003322232A JP2005058694A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 加圧バッグ及び定圧加圧バッグシステム |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190093349A (ko) * | 2018-02-01 | 2019-08-09 | 이명숙 | 가압백을 구비한 수액백 |
KR102070393B1 (ko) * | 2019-01-30 | 2020-01-28 | 이명숙 | 복수 개의 단위 공간부를 포함하는 가압백을 구비한 수액백 |
KR20220071649A (ko) * | 2020-11-24 | 2022-05-31 | 이명숙 | 가압백을 구비한 수액백 가압 장치 |
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2003
- 2003-08-12 JP JP2003322232A patent/JP2005058694A/ja active Pending
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KR20190093349A (ko) * | 2018-02-01 | 2019-08-09 | 이명숙 | 가압백을 구비한 수액백 |
KR102032211B1 (ko) * | 2018-02-01 | 2019-10-15 | 이명숙 | 가압백을 구비한 수액백 |
KR102070393B1 (ko) * | 2019-01-30 | 2020-01-28 | 이명숙 | 복수 개의 단위 공간부를 포함하는 가압백을 구비한 수액백 |
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