JP2007029292A - 警報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 有価価値情報が記録された記録媒体を貸出し装置から取り忘れることを防止する。
【解決手段】 台間機3の挿入口から挿入されたプリペイドカード47は、カードリーダライタ43にセットされる。カードリーダライタ43は、プリペイドカード47から度数を読み出し、制御部42に入力する。制御部42は、度数に基づいてパチンコ球の貸出しが可能か否かを判定する。パチンコ球の貸出しが可能と判定された状態で、重量検知センサ41から制御部42に重力検知信号が入力されなくなると、制御部42は音声装置51及びランプ装置52に警告信号を入力する。これにより、スピーカー23から警告音が出力され、装飾ランプ58は点滅を行い遊技者に警告を行う。よって、台間機3に挿入されたプリペイドカード47を遊技者が取り忘れることを防止することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 台間機3の挿入口から挿入されたプリペイドカード47は、カードリーダライタ43にセットされる。カードリーダライタ43は、プリペイドカード47から度数を読み出し、制御部42に入力する。制御部42は、度数に基づいてパチンコ球の貸出しが可能か否かを判定する。パチンコ球の貸出しが可能と判定された状態で、重量検知センサ41から制御部42に重力検知信号が入力されなくなると、制御部42は音声装置51及びランプ装置52に警告信号を入力する。これにより、スピーカー23から警告音が出力され、装飾ランプ58は点滅を行い遊技者に警告を行う。よって、台間機3に挿入されたプリペイドカード47を遊技者が取り忘れることを防止することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、有価価値情報が記録された記録媒体の取り忘れを警告する警報システムに関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機は、遊技媒体としてパチンコ球を使用する。パチンコ機で遊技を行う際には、金額に相当する払出可能度数(有価価値情報)が記録されたプリペイドカード(記録媒体)を、パチンコ機に隣接された台間機(貸出し装置)に挿入することによりパチンコ球の貸出しが可能となる。
台間機にプリペイドカードが挿入されると、プリペイドカードに記録されている貸出可能度数(以下、度数という)が台間機に設けられた表示部に表示される。例えば、1度数は1百円に相当し、1度数当たりのパチンコ球の貸出し数は25個と予め設定されている。遊技者が貸出しボタンの操作を行うと、設定度数に対応した個数のパチンコ球がパチンコ機の供給皿に貸出される。この時、表示されている度数から貸出しに用いられた度数が減算されて表示されるとともに、減算された度数がプリペイドカードに記録される。貸出しボタンが繰り返し操作されると、その度にパチンコ球の貸出しが行われ、表示部の度数が減算表示される。そして、度数が「0」になるとパチンコ球の貸出しが受けられなくなる。
また、プリペイドカードに記録されている度数に基づいてパチンコ球の貸出しが受けられる状態(度数残高≠0)で遊技を終了する場合、遊技者は返却ボタンの操作を行うことで、台間機からプリペイドカードが排出されて遊技者に返却される。遊技者は返却されたプリペイドカードを遊技場に設置された精算機に挿入する。これにより、プリペイドカードに記録されている度数が読み出され、この度数に相当する金額が払い戻される。そのため、プリペイドカードが第三者の手に渡ると、プリペイドカードが不正に使用される恐れがある。そのため、特許文献1では、カード(プリペイドカード)をカード処理装置(台間機)に挿入した状態で、遊技者が遊技中に席を外す際には、カードに暗証番号を設定してカードロックボタンの操作が行われる。これにより、カード処理装置には暗証番号の入力以外の操作が出来なくなる。再び遊技を開始する際には、カード処理装置に暗証番号を入力する。入力した暗証番号とカードに設定された暗証番号とが一致すると、カードの金額を用いてパチンコ球の貸出し操作を可能にしている。
特開2002−245421号公報
特許文献1では、カードを使用したパチンコ球の貸出しを不可能状態にするため、席を離れる前に遊技者が自らカードロックボタンを操作している。しかしながら、遊技を行って遊技者が賞球を獲得した場合、つまりプリペイドカードを使用してパチンコ球の貸出しを行わず、賞球を使用して遊技が行える状態になると、台間機に挿入したプリペイドカードを忘れてしまうことがある。そのため、台間機にプリペイドカードを挿入していることを遊技者が気付かずに席から離れてしまうと、第三者にプリペイドカードを不正に使用されるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、有価価値情報が記録された記録媒体を貸出し装置から取り忘れていることを遊技者に警告する警報システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の警報システムは、遊技媒体を用いて遊技が行われる遊技機に隣接して配置され、有価価値情報が記録された記録媒体が挿脱自在に挿入され、前記有価価値情報に基づいて所定数の遊技媒体の貸出しを行う貸出し装置に、前記記録媒体が挿入されたままであることを警告する警報システムであって、前記貸出し装置に設けられ、前記有価価値情報に基づいて前記遊技媒体の貸出しが可能か否かを判定する判定手段と、遊技を行う遊技者の有無を検出する遊技者検出手段と、前記判定手段によって遊技媒体の貸出しが可能であると判定され、前記遊技者検出手段によって遊技者がいないことが検出された時に、前記貸出し装置に前記記録媒体が挿入されたままであることを警告する警告装置とで構成されることを特徴とするものである。なお、遊技機としては、パチンコ機やスロットマシンや、パロット(パチンコ球を用いて遊技を行うスロットマシン)等が用いられ、遊技媒体としては、球体の例えばパチンコ球や、コイン、メダルが適宜に用いられる。また、警告装置としては、スピーカーや照明装置等が用いられる。
また、前記記録媒体には、少なくとも遊技者を識別する識別情報、または遊技者に特典を付与する特典情報のいずれかが記録可能であり、前記貸出し装置には、前記識別情報または前記特典情報のいずれかが前記記録媒体に記録されているか否かを検出する情報検出手段が設けられており、前記情報検出手段によって前記識別情報または前記特典情報のいずれかが検出され、前記遊技者検出手段によって遊技者が検出されない場合に、前記警告装置によって警告を行うようにしてもよい。また、前記遊技者検出手段としては、前記遊技機の前に設置された椅子に重量センサを設けてもよい。なお、識別情報としてはID番号や遊技者の名前などであり、特典情報としては来店時などに加算されるポイントなどである。
本発明の警報システムによれば、記録媒体に記録されている有価価値情報に基づいて遊技媒体の貸出しが可能と判定され、遊技を行う遊技者が検出されない場合に、記録媒体が貸出し装置に挿入されたままであることを警告するようにしたので、遊技者が記録媒体を貸出し装置から取り忘れることを防止できる。よって、記録媒体を第三者に不正に使用されることで、遊技者が不利益を被ることを防止できる。
また、記録媒体には、少なくとも遊技者の識別情報、または遊技者に特典を付与する特典情報のいずれかが記録可能となっており、記録媒体に識別情報または特典情報のいずれかが記録されていることが検出され、遊技を行う遊技者が検出されない場合には、警告装置によって警告を行うので、第三者に記録媒体を不正に使用されることが防止できる。よって、遊技者が不利益を被ることが防止できる。また、重量センサによって遊技機の前に設置された椅子に着席している遊技者を検出するので、遊技者が席から離れたことを確実に検出できる。よって、遊技者が不利益を被ることをより確実に防止できる。
本明細書では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてパチンコ球を用いて説明するが、遊技媒体としては球状の他の媒体も含む。パチンコホールなどの遊技場には、図1に示すように、パチンコ機2と、このパチンコ機2に隣接して設けられた台間機3とが複数並設されている。パチンコ機2と台間機3は、例えばフレキシブルケーブルで電気的に接続されている。各パチンコ機2の前には、図2に示すように、遊技椅子6が設置されており、パチンコ機2で遊技を行う遊技者7が着席する。
パチンコ機2は、その前面に開口10が設けられており、この開口10からは遊技領域11が露呈している。遊技領域11には、規則的なパチンコ球12の流れを妨げる障害釘(図示せず)、複数の風車15、通過入賞口16、始動入賞口17、通常入賞口18、アタッカ19、アウト口20、液晶表示(LCD)パネル21などが設けられている。これらの構造物については公知なので、その詳細については省略する。なお、遊技領域11に設けられた通過入賞口16、始動入賞口17、通常入賞口18、アタッカ19の各入賞口にパチンコ球12が入ることを入賞とする。
パチンコ機2の前面上部には、一対のスピーカー23が設けられている。スピーカー23からは遊技の演出や警告に応じて各種音声や音楽等が出力される。また、スピーカー23の間には、適当な色の透光性を有する装飾ランプカバー24が設けられている。各装飾ランプカバー24の背後には、図1の点線で示すように、それぞれ1個以上の装飾ランプ58が配置されている。装飾ランプ58は、演出や警告を行うために所定のパターンで点灯、点滅を行う。
パチンコ機2の前面下部には、供給皿26、操作ハンドル27が設けられている。供給皿26は、遊技を開始する際に、パチンコ機2に設けられた払出し機構50(図3参照)から払い出されたパチンコ球12を受容する。また、遊技領域11に設けられた各種入賞口にパチンコ球12が入賞した際の賞球(パチンコ球)の受容が行われる。詳しくは後述するが、パチンコ機2に設けられた払出し機構50は、パチンコ球12の貸出し指示、または遊技中の賞球払出し指示に基づいてパチンコ球12を供給皿26に払い出す。供給皿26に受容されたパチンコ球12は、パチンコ機2に組み込まれた発射装置に順次供給される。操作ハンドル27は、遊技を行う際に遊技者7によって操作される。この操作により、発射装置の打出し用ボリュームの出力値が変化し、パチンコ球12の打ち出し強さが変化する。
貸出し装置である台間機3は、その前面パネル31に挿入口32、液晶表示部33、貸出しボタン34、返却ボタン35を備えている。
挿入口32は、プリペイドカード47(図3参照)が挿脱自在に挿入される。挿入口32から挿入されたプリペイドカード47は、台間機3内のカードリーダライタ43(図3参照)にセットされる。プリペイドカード47には、金額に相当する度数(有価価値情報)が記録されており、例えば、1千、2千、3千、5千、1万円の金額に相当する度数のいずれかが記録されている。例えば、1千円に相当する度数は「10」である。また、このプリペイドカード47は、遊技場に設けられた販売機で販売されている。
貸出しボタン34は、挿入口32にプリペイドカード47を挿入した後で、遊技者7がパチンコ球12の貸出しを受ける際に押圧操作される。1回の貸出しボタン38の押圧操作によって貸出されるパチンコ球12の数は予め設定されている。例えば、本実施形態では、1度数当たりに貸出されるパチンコ球12は25個と設定されており、1回の貸出しボタン34の押圧操作によって、5度数分(125個)のパチンコ球12が供給皿26に貸出される。なお、貸出しボタン34の1回の押圧操作によって使用される度数(パチンコ球12の数)は、適宜設定することが好ましい。
液晶表示部33は、プリペイドカード47から読み出された度数を表示する。例えば、1万円で購入したプリペイドカード47の場合は、液晶表示部33に「100」と表示される。上記のように貸出しボタン34が1回押圧操作されると、125個のパチンコ球12の貸出しが行われるとともに、液晶表示部33には「100」度数から5度数が減算され、「95」と表示される。この様に、貸出しボタン34が押圧操作される毎に度数が「5」ずつ減算表示され、度数が「0」になるとパチンコ球12の貸出しを受けることができなくなる。なお、1万円に相当する度数が記録されたプリペイドカード47の場合を例に挙げたが、他の金額に相当する度数が記録されたプリペイドカードの場合も同様である。また、液晶表示部33への表示方法はこれに限らず、適宜に変更することが好ましい。
返却ボタン35は、プリペイドカード47に記録されている度数に基づいてパチンコ球12の貸出しが受けられる状態(度数残高≠0)で遊技を終了する場合に遊技者7によって押圧操作される。返却ボタン35が押圧操作されると、カードリーダライタ43にセットされたプリペイドカード47が挿入口32から排出され、遊技者7に返却される。
次に、上記構成のパチンコ機2及び台間機3に用いられた警報システム40の電気的な構成を図3に示す。遊技椅子6には遊技者検出手段である重量検知センサ41が設けられている。重量検知センサ41は、座面6aに遊技者7が着席した時の重量を検出することで、遊技を行う遊技者7の有無を検出している。遊技者7が遊技椅子6に着席すると、重量検知センサ41は台間機3の制御部42に重量検知信号を出力する。また、重量検知信号を出力する基準となる重量は、適宜定めることができる。例えば、遊技者7の荷物程度の重量(例えば300g)を越えたときに重量検知信号を出力するようにする。このようにすると、遊技者7が小休憩を取る際に遊技椅子6に荷物を置いていおけば、遊技者7に警告を与えないので使い勝手がよい。また、成人の標準体重を考慮した重量(例えば30kg)を越えたときに重量検知信号を出力するようにしてもよい。このときは、遊技者7の荷物程度の重量では重量検知信号は出力されない。遊技者7が遊技椅子6から立つとすぐ重量検知センサ41が反応して警告をするので、プリペイドカード47の取り忘れ防止効果がより一層高まる。
台間機3には、制御部42、カードリーダライタ43、液晶表示部33、貸出しボタンセンサ45、返却ボタンセンサ46から構成されている。制御部42は、台間機3の各部を制御する。制御部42には、液晶表示部33、カードリーダライタ43、貸出しボタンセンサ45、返却ボタンセンサ46が接続されている。
カードリーダライタ43は、挿入口32の後方に設置されている。プリペイドカード47が挿入口32から挿入されると、カードリーダライタ43にセットされる。カードリーダライタ43は、セットされたプリペイドカード47から度数を読み出して、制御部42に入力する。また、カードリーダライタ43は、パチンコ球12の貸出しが行われると制御部42からの指示によりプリペイドカード47に記録されている度数を減算された度数に書き換える。
液晶表示部33は、制御部42の指示により、プリペイドカード47から読み出された度数を表示する。また、貸出しボタン34が押圧操作され、パチンコ球12の貸出しが行われると、制御部42の指示により5度数分減算した度数を表示する。
貸出しボタンセンサ45は、台間機3に設けられた貸出しボタン34が押圧操作されることによって、制御部42に貸出信号を入力する。制御部42は、この貸出信号をパチンコ機2に設けられた払出し機構50に入力し、パチンコ球12の払い出しを制御する。
返却ボタンセンサ46は、返却ボタン35が押圧操作されたことを検出して返却信号を制御部42に入力する。制御部42はこの返却信号を受けて、カードリーダライタ43にセットされたプリペイドカード47を挿入口32から排出させる。
制御部42は、カードリーダライタ43によって読み出された度数が入力されることで、プリペイドカード47が台間機3に挿入されていることを確認している。さらに、判定手段である制御部42は、読み出された度数に基づいてパチンコ球12の貸出しが可能か否かの判定を行っている。カードリーダライタ43によって読み出された度数が「0」でない場合、制御部42はパチンコ球12の貸出しが可能と判定する。また、読み出された度数が「0」の場合、制御部42はパチンコ球12の貸出しは不可能と判定する。
制御部42がパチンコ球12の貸出しが可能と判定した際(度数≠0の場合)に、制御部42は重量検知センサ41からの重量検知信号の有無を確認する。この時、重量検知信号が制御部42に入力されなくなった場合は、遊技者7が台間機3からプリペイドカード47を取り忘れたと判断し、パチンコ機2に設けられた音声装置51及びランプ装置52に警告信号を出力する。この警告信号は、制御部42に重量検知センサ41から重量検知信号が入力されるか、または返却ボタンセンサ46から返却信号が入力されることで出力が停止される。また、パチンコ球12の貸出しが可能と判定され、重量検知信号が入力されている場合は、制御部42は貸出しボタンの押圧操作に伴って貸出信号を払出し機構50に入力し、パチンコ球12の払い出しを制御する。また、制御部42がパチンコ球12の貸出しが不可能と判定した際(度数=0の場合)には、プリペイドカード47を台間機3内に回収することが好ましい。
パチンコ機2には、払出し機構50、音声装置51、ランプ装置52などが設けられている。警告装置の1つである音声装置51は、音声制御部55、スピーカー23から構成されている。音声制御部55は、図示しないメモリ、アンプなどが組み込まれた音声制御用回路を備えている。音声制御部55は、メモリに格納されたサウンドプログラムを状況に応じて読出し、スピーカー23から音声や音楽の出力を行わせる。音声制御部55は、制御部42から警告信号が入力されると、スピーカー23から警報音を出力させる。
音声装置51と同様に警告装置であるランプ装置52は、ランプ制御部57、複数の装飾ランプ58から構成されている。ランプ制御部57は、図示しないコントローラ、ドライバ、メモリなどが組み込まれたランプ制御回路を備えている。ランプ制御部57は、メモリに格納された発光パターンプログラムを状況に応じて読出し、パチンコ機2に設けられた複数の装飾ランプ58を所定のパターンで点灯、点滅させる。ランプ装置52は、制御部42から警告信号が入力されると、装飾ランプ58を点滅させて警告を行う。なお、パチンコ機2に装飾ランプ58は複数設けられているが、図面の煩雑化を避けるために、その一部のみを図示してある。
払出し機構50は、制御部42から入力される貸出し信号に基づいて、パチンコ機2に設けられた貯留タンク(図示せず)からパチンコ球12の払出しを行う。この時、払出し機構50は、図示しないセンサによって払い出されるパチンコ球12を検出し、この検出信号を制御部42に入力する。制御部42は、この検出信号をカウントして払出し機構50の制御を行っている。また、遊技中にパチンコ球12が各入賞口に入賞した場合も、払出し機構50はパチンコ機12に設けられた制御部42(図示せず)からの指示に従って所定数のパチンコ球12を賞球として払出す。
次に上記構成の警報システム40を備えたパチンコ機2及び台間機3の作用について図4に示すフローチャートを用いて説明する。遊技者7が遊技椅子6に着席し、台間機3の挿入口32にプリペイドカード47を挿入すると、プリペイドカード47に記録されている度数が読出されて、液晶表示部33に度数が表示される。液晶表示部33に表示されている度数が「0」でない場合、制御部42は台間機3に挿入されているプリペイドカード47によってパチンコ球12の貸出しが可能であると判定する。パチンコ球12の貸出しが可能な状態で、遊技椅子6に遊技者7が着席している場合には、遊技者7が、貸出しボタン34を押圧操作すると、5度数分のパチンコ球12が供給皿26に貸出される。遊技者7は、このパチンコ球12を用いて遊技を行う。この時、液晶表示部33には、減算された度数が表示される。このように、遊技者7によって貸出しボタン34が押圧操作される毎に、パチンコ球12の貸出しが行われ、液晶表示部33に表示される度数は5度数ずつ減算されて表示される。
パチンコ球12の貸出しが可能と判定されている状態(度数≠0)で、遊技者7が遊技椅子6から立ち上がると、重量検知センサ41から重量検知信号が出力されなくなる。これより、制御部42は、遊技者7が台間機3からプリペイドカード47を取り忘れていると判断し、スピーカー23から警報音を出力するとともに、装飾ランプ58が点滅して遊技者7にプリペイドカード47の取り忘れを警告する。スピーカー23からの警告音は、音声によってプリペイドカード47を取り忘れている旨を警告することが好ましい。このように、台間機3からプリペイドカード47を取り忘れたことを遊技者7に警告することにより、プリペイドカード47の取り忘れを防止できるので、第三者にプリペイドカード47を不正に使用されることがない。よって、遊技者7が不利益を被ることを防止できる。なお、スピーカー23及び装飾ランプ58による警告は、遊技者7が遊技椅子6に着席するか、返却ボタン35が押圧操作され、プリペイドカード47が挿入口32から排出されると停止する。
また、上記実施形態では、パチンコ球12の貸出しを受ける際に、金額に相当する度数が記録されたプリペイドカード47を用いたが、プリペイドカード47の他に度数の書換えが可能な会員カードを台間機に挿入し、会員カードに記録された度数に基づいてパチンコ球12の貸出しを行ってもよい。会員カードを使用してパチンコ球12の貸出しを受ける場合を図5及び図6に示す。なお、上記実施形態と同一の構成のものには同一の符号を付してその説明は省略する。
会員カード60には、度数の他に遊技者7を識別する識別情報が記録されている。例えば、この識別情報としてはID番号であり、遊技者7が遊技店に名前や住所などの情報を登録することで付与される。遊技者7は、この会員カード60を所有することで、遊技の際に有利となる情報を遊技店から得ることができる。会員カード60の磁気記録部分には、遊技店が付与したID番号、度数が記録されており、度数は書換えが可能となっている。遊技者7は、遊技場に設けられたチャージ機に会員カード60を挿入した後で現金を投入すると、この投入金額に相当する度数が会員カード60に加算される。この様に、度数が「0」となった会員カード60も度数をチャージすることで繰り返して使用することができる。
台間機61は、プリペイドカード47及び会員カード60が併用できるものである。台間機61に設けられたカードリーダライタ62は、挿入口32に会員カード60が挿入されると会員カード60に記録されているID番号、および度数を読出して制御部63に入力する。情報検出手段である制御部63は、カードリーダライタ62から入力された情報内にID情報があるか否かを検出し、ID番号が検出されると挿入口32に会員カード60が挿入されたと判定する。また、制御部63にカードリーダライタ62から入力された情報が度数だけの場合には、プリペイドカード47が挿入されたと判定する。
制御部63は、会員カード60が挿入されたと判定している状態で、制御部63に重量検知センサ41から重量検知信号が出力されなくなると、会員カードから読み出された度数に関係なく遊技者7が会員カード60を取り忘れたと判断し、音声装置51及びランプ装置52に警告信号を出力する。これにより、スピーカー23から警報音を出力するとともに、装飾ランプ58が点滅して遊技者7に会員カード60の取り忘れを警告する。従って、遊技者7が会員カード60を取り忘れることで、会員カード60が第三者に不正に使用されることを防止できる。
また、プリペイドカード47が挿入されたと判定している状態で、制御部63に入力された度数が「0」でない場合、重力検出センサ41によって遊技者7が検出されなくなると、制御部63は音声装置51及びランプ装置52に警告信号を出力する。これにより、スピーカー23及び装飾ランプ58により、遊技者7にプリペイドカード47の取り忘れを警告する。
また、上記実施形態では、会員カード60に度数とID番号とを記録したが、これに限らず、会員カード60には、度数とID番号の他に、遊技者7に特典を付与する特典情報を記録させてもよい。この特典情報としては、遊技者7が遊技場に来場した際に加算されるポイントなどである。よって、会員カード60にID番号とともにポイントが記録されている場合には、カードリーダライタ62によって度数、ID番号、ポイントが読出され制御部63に入力される。制御部63は、ID番号またはポイントの少なくともいずれか一方を検出することで会員カード60が挿入されたことを判定するようにしてもよい。なお、会員カードには、度数とポイントを記録させてもよい。この場合は、制御部63でポイントが検出された際に、会員カードが挿入されたと判断される。
なお、上記各実施形態では、台間機の制御部から指示により、パチンコ機2に設けられた払出し機構50からパチンコ球12を払い出しているが、これに限らず、パチンコ機2の払出し機構50とは別に、台間機3にパチンコ球12を貸出すための払出し機構を新たに設けてもよい。
また、上記実施形態では、パチンコ球12の貸出しを受ける際に、プリペイドカード47または会員カード60を台間機61に挿入したが、台間機に現金を投入し、この投入金額に基づいてパチンコ球12の貸出しを行い、使用しなかった金額をプリペイドカード47に記録し、このプリペイドカード47を遊技者7に返却するタイプの台間機に本発明を適用しても良い。
また、遊技者7にプリペイドカード47や会員カード60の取り忘れを警告するために、スピーカー23から警告音を出力させ、装飾ランプ58を点滅させたが、スピーカー23や装飾ランプ58とともに、パチンコ機2に設けられた液晶表示(LCD)パネル21を用いて、文字で警告を行ってもよい。また、音声装置51及びランプ装置52を台間機3に設けてもよい。
また、上記各実施形態では、有価価値情報(度数)をプリペイドカード47や会員カード60などカード形状の記録媒体に記録させたが、カード形状に限るものではない。
なお、本実施形態では、重量検知センサ41からの重量検知信号を台間機3にある制御部42に出力したが、これをパチンコ機2の制御部に出力すれば、台間機3の制御部42にかかる負担を軽減することができる。また、遊技者検出手段として重量検知センサ41を遊技椅子6に設けたが、これに限らず、圧力センサや光電センサなど遊技者7が遊技椅子6に着席していることを検出できるものであればよい。また、光電センサを設ける場合の取り付け場所は、遊技椅子6に限らず、パチンコ機2や台間機3に取り付けてもよい。
また、本実施形態では、遊技機としてパチンコ機2を用いて説明したが、遊技機としてはスロットマシンやパロットでもよい。この場合、遊技媒体としては、パチンコ球12や、メダル、コインが用いられる。
2 パチンコ機(遊技機)
3 台間機(貸出し装置)
6 遊技椅子
7 遊技者
12 パチンコ球(遊技媒体)
40 警報システム
41 重量検知センサ(遊技者検出手段)
42 制御部(判定手段)
47 プリペイドカード(記録媒体)
51 音声装置(警告装置)
52 ランプ装置(警告装置)
60 会員カード(記録媒体)
63 制御部(情報検出手段)
3 台間機(貸出し装置)
6 遊技椅子
7 遊技者
12 パチンコ球(遊技媒体)
40 警報システム
41 重量検知センサ(遊技者検出手段)
42 制御部(判定手段)
47 プリペイドカード(記録媒体)
51 音声装置(警告装置)
52 ランプ装置(警告装置)
60 会員カード(記録媒体)
63 制御部(情報検出手段)
Claims (3)
- 遊技媒体を用いて遊技が行われる遊技機に隣接して配置され、有価価値情報が記録された記録媒体が挿脱自在に挿入され、前記有価価値情報に基づいて所定数の遊技媒体の貸出しを行う貸出し装置に、前記記録媒体が挿入されたままであることを警告する警報システムであって、
前記貸出し装置に設けられ、前記有価価値情報に基づいて前記遊技媒体の貸出しが可能か否かを判定する判定手段と、
遊技を行う遊技者の有無を検出する遊技者検出手段と、
前記判定手段によって遊技媒体の貸出しが可能であると判定され、前記遊技者検出手段によって遊技者がいないことが検出された時に、前記貸出し装置に前記記録媒体が挿入されたままであることを警告する警告装置とで構成されることを特徴とする警報システム。 - 前記記録媒体には、少なくとも遊技者を識別する識別情報、または遊技者に特典を付与する特典情報のいずれかが記録可能であり、
前記貸出し装置には、前記識別情報または前記特典情報のいずれかが前記記録媒体に記録されているか否かを検出する情報検出手段が設けられており、
前記情報検出手段によって前記識別情報または前記特典情報のいずれかが検出され、前記遊技者検出手段によって遊技者が検出されない場合に、前記警告装置によって警告を行うことを特徴とする請求項1記載の警報システム。 - 前記遊技者検出手段は、前記遊技機の前に設置された椅子に設けられた重量検知センサであることを特徴とする請求項1または2記載の警報システム。
Priority Applications (1)
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JP2005214732A JP2007029292A (ja) | 2005-07-25 | 2005-07-25 | 警報システム |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034457A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-19 | Olympia:Kk | パチンコ機 |
JP2010220957A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Daiichi Denki Sangyo Kk | 呼出表示装置 |
JP2014188184A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2018126359A (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 株式会社oneA | 遊技媒体借受用媒体の取り忘れ防止装置、及び遊技媒体借受用媒体の取り忘れ防止システム |
JP2019154704A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | ダイコク電機株式会社 | 遊技場用管理システム |
-
2005
- 2005-07-25 JP JP2005214732A patent/JP2007029292A/ja active Pending
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