JP2007028726A - 昇圧電源回路及び昇圧方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 過電流を制限する過電流制限回路5と、チャージポンプ回路1−1の起動電流を制御する起動電流制御回路とを有し、出力短絡時の入力電流を抑制するようにしたことにより、レギュレータを用いることによる電力損失が少なく、チャージポンプ回路1−1が常時動作することができるので、高電圧大電流においても安定した出力電圧が得られる。
【選択図】 図1
Description
図15に示す昇圧電源回路は、チャージポンプ回路1−1と、誤差増幅器120と、起動電流制御回路110と、過電流制限回路5とで構成されている。
スイッチSW1、SW8のON、OFFの位相は、他のスイッチSW2、SW3、SW4の位相とは逆の位相になっており、トランジスタM1はスイッチSW1のON、OFFに応じてON、OFFするようになっている。また、SW1、SW8と他のSW2、SW3、SW4は同時ONによる貫通電流を防ぐために互いにOFFの区間を持つ。
この結果、図15に示す昇圧電源回路は図19に示すような特性が得られる。
図19は図15に示した昇圧電源回路の特性図である。
図19において、横軸が入力電流軸であり、縦軸が出力電圧軸である。
出力電流を引いていくと(増加させていくと)過電流制限がかかり、電圧が急降下していく。出力電圧が入力電圧より低くなると、図17に示す電流パスでは過電流制限回路5(図15参照)が動作しトランジスタM1のゲート電圧に制限を掛けることが可能だが図18に示す電流パスではトランジスタM1が関与しておらず、電流制限機能が全く働かなくなる。出力短絡時においては容量C1を再度フル充電されてしまうので入力から大電流が流れてしまう。
基準電圧源としては、例えば、バンドギャップリファレンス回路が用いられるがツェナーダイオード等の定電圧源を用いてもよい。
図1は本発明の昇圧方法を適用した昇圧電源回路の一実施例を示すブロック図である。
同図に示す昇圧電源回路は、チャージポンプ回路1−1と、過電流制限回路5と、起動電流制御回路11とで構成されている。
まず、比較器9により入力電圧と出力電圧とが比較される。
入力電圧が出力電圧より低い時は、クロック制御回路2により図2に示すようにチャージポンプ回路1−1内のスイッチSW1〜SW4、SW8と、トランジスタM1、M2とを動作させる。
図2において、各横軸は時間軸を示し、上段がスイッチSW1、次段がスイッチSW2、以下トランジスタM1、M2のゲート電圧、スイッチSW3、スイッチSW4及びスイッチSW8の論理レベル軸を示している。
図3に示す電流パスの状態の時(スイッチSW1、SW8がON、スイッチSW2〜SW4がOFF)に、誤差増幅器120(図1参照)によりトランジスタM1、M2がONするようにゲート電圧を制御することにより、容量C1への充電電流が制御される。すなわち、電流パスは、スイッチSW1→容量C1→トランジスタM1→接地となる。
結果として帰還抵抗R1、R2の分岐点の電圧と基準電圧源7の電圧とで設定される任意の値の出力電圧を得ることになる。
すなわち、トランジスタM1に比例した電流を抵抗に流して電流−電圧変換する際に、その変換された電圧値が帰還抵抗R1、R2で分圧された電圧より高いと、過電流制限回路5のトランジスタM7のゲート電圧を下げる。するとトランジスタM7のドレイン電位が上昇し、カレントミラー回路CM1の電流値が減少し、さらにカレントミラー回路CM2の電流も減少するので、結果的にトランジスタM1の電流値が減少する。トランジスタM1の電流値が減少するということは、電流制限することになる。
差動入力回路10の入力を出力帰還側からとる理由は、出力が下がるにつれて、より強く過電流制限するためである。
図5において、各横軸は時間軸を示し、上段がスイッチSW1、次段がスイッチSW2、以下トランジスタM1、M2のゲート電圧、スイッチSW3、スイッチSW4及びスイッチSW8の論理レベル軸を示している。
図6は図1に示した昇圧電源回路の電流パスを示す図である。
図7は図1に示した昇圧電源回路の特性図であり、横軸が入力電流軸を示し、縦軸が出力電圧軸を示す。
出力電圧が入力電圧より低くなったところでチャージポンプ回路1−1の駆動制御が変わったことにより、昇圧率を下げて負荷の消費電力を大きく下げることができ、出力短絡時の入力電流も大幅に抑制できる。このため、本昇圧電電源回路は、負荷となる回路を過電流による発熱や破壊から守ることができる。
また、チャージポンプ回路1−1の起動時も図5に示す制御となるため、起動電流も制御できソフトスタート設計が可能となる。
図8は本発明の昇圧電源回路の他の実施例を示すブロック図である。
〔構成〕
本実施例では1.5倍昇圧回路の場合で説明する。
図8に示した昇圧電源回路と図1に示した昇圧電源回路との相違点は、チャージポンプ回路が異なる点である。
図8に示す昇圧電源回路は、チャージポンプ回路1−2と、過電流制限回路5と、起動電流制御回路11とで構成されている。
まず、比較器9により入力電圧と出力電圧とが比較される。
入力電圧が出力電圧より低い時は、クロック制御回路2により図9に示すようにチャージポンプ回路1内のSW1〜SW8と、トランジスタM1、M2とを動作させる。
図9において、各横軸は時間軸を示し、上段がスイッチSW1、次段がスイッチSW2、以下トランジスタM1、M2のゲート電圧、スイッチSW3〜スイッチSW8の論理レベル軸を示している。
図10に示す電流パスの状態(スイッチSW1、SW7、SW8がONで、スイッチSW2〜6がOFF)の時に、誤差増幅器120(図8参照)によりトランジスタM1がONになるように電圧が制御され、容量C1及び容量C2への充電電流が制御される。すなわち、電流はスイッチSW1→容量C3→スイッチSW7→容量C1→トランジスタM1→接地の順に流れる。
出力電流を引き続け、ある出力電流値に到達すると、誤差増幅器120(図8参照)の後段に接続された過電流制限回路5によりチャージポンプ回路1−2内のトランジスタM1、M2のゲート電圧に制限がかけられ、容量C1及び容量C3の充電電流が制限されるので結果的に出力電圧が低下していく。
図12は図8に示した昇圧電源回路のタイミングチャートである。
誤差増幅器120によるトランジスタM1、M2のON電圧制御を常時行うことと、スイッチSW3、SW4、SW5を常時OFFすることとし、スイッチSW7を常時ONすることにより、過電流制御回路5の動作が常に有効となり入力及び出力電流制御を可能となる。入力電圧が出力電圧より高くなった時の電流パスは図10、図13となる。
図14は図8に示した昇圧電源回路の特性図であり、横軸が入力電流軸を示し、縦軸が出力電圧軸を示す。
出力電圧が入力電圧より低くなったところでチャージポンプ回路1−2の駆動制御が変わったことにより昇圧率を下げて負荷の消費電力を大きく下げることができ、出力短絡時の入力電流も大幅に抑制できる。この結果、負荷となる回路を過電流による発熱や破壊から守ることができる。
また、チャージポンプ回路1−2の起動時も図5に示す制御と同様となるため、起動電流も制御できソフトスタート設計が可能となる。
2 クロック制御回路
3、10 差動入力回路
5 過電流制限回路
6 発振回路
7 基準電圧源
8 ソフトスタート回路
9 比較器
11、110 起動電流制御回路
120 誤差増幅器
C1〜C6 容量
M1、M2、M6、M7 NchMOSトランジスタ(トランジスタ)
M3〜M5 PchMOSトランジスタ(トランジスタ)
R1〜R3 抵抗
SW1〜SW8 スイッチ
Claims (6)
- AMP帰還型のチャージポンプ回路を有する昇圧電源回路において、
過電流を制限する過電流制限回路と、前記チャージポンプ回路の起動電流を制御する起動電流制御回路を有し、出力短絡時の入力電流を抑制するようにしたことを特徴とする昇圧電源回路。 - 抵抗を介して負帰還をかけた誤差増幅器と過電流を制限する過電流制限回路でチャージポンプ回路の充電パスである容量とGNDとの間に設けたトランジスタのゲート電圧を制御することで前記チャージポンプ回路の入力電流を制御して固定出力を得る昇圧電源回路において、
入力電圧と出力電圧とを比較する比較器と、
該比較器の出力に応じて前記チャージポンプ回路の起動電流を制御するためのクロック制御回路とを備えた起動電流制限回路を有することを特徴とする昇圧電源回路。 - 抵抗を介して負帰還をかけた誤差増幅器と過電流を制限する過電流制限回路でチャージポンプ回路の充電パスである容量とGNDとの間に設けたトランジスタのゲート電圧を制御することで前記チャージポンプ回路の入力電流を制御する起動電流制御回路と、過電流を制限する過電流制限回路とを有することで固定出力を得る昇圧電源回路において、
起動電流制御回路は、所定の周波数で発振する発振回路と、
該発振回路の発振周波数に基づいてクロックパルスを生成するクロック制御回路と、
入力電圧と前記チャージポンプ回路の出力電圧とを比較し、前記入力電圧が前記出力電圧より低くなると前記クロック制御回路により前記チャージポンプ回路の駆動を制御して電流パスを変えることで過電流制限させる比較器とを備えたことを特徴とする昇圧電源回路。 - AMP帰還型のチャージポンプ回路を用いて入力電圧を昇圧する昇圧方法において、
過電流制限回路により過電流を制限し、起動電流制御回路により前記チャージポンプ回路の起動電流を制御することにより、出力短絡時の入力電流を抑制することを特徴とする昇圧方法。 - 抵抗を介して負帰還をかけた誤差増幅器と過電流制限回路により過電流を制限しチャージポンプ回路の充電パスである容量とGNDとの間に設けたトランジスタのゲート電圧を制御することで前記チャージポンプ回路の入力電流を制御することで固定出力を得る昇圧方法において、
比較器により入力電圧と出力電圧とを比較し、クロックパルス制御回路により、該比較器の出力に応じて前記チャージポンプ回路の起動電流を制御することを特徴とする昇圧方法。 - 抵抗を介して負帰還をかけた誤差増幅器と過電流制限回路により過電流を制限してチャージポンプ回路の充電パスである容量とGNDとの間に設けたトランジスタのゲート電圧を制御することで前記チャージポンプ回路の入力電流を制御することで固定出力を得る昇圧方法において、
発振回路により所定の周波数で発振し、
クロック制御回路により該発振回路の発振周波数に基づいてクロックパルスを生成し、
比較器により入力電圧と前記チャージポンプ回路の出力電圧とを比較し、前記入力電圧が前記出力電圧より低くなると前記クロック制御回路により前記チャージポンプ回路の駆動を制御して電流パスを変えることで過電流制限電流を減少させることを特徴とする昇圧方法。
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