JP2007028347A - 映像表示装置、及びテロップ表示時のosd表示位置制御方法 - Google Patents

映像表示装置、及びテロップ表示時のosd表示位置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
映像表示装置において、テロップに対しOSD表示が重ならないようにする際、テロップは、表示時間が短いため、これに瞬時に対応しようとすると、通常の映像に対しても反応して誤動作してしまう。本発明の目的は、誤動作を起こさないようにすることにある。
【解決手段】
画面の所定矩形エリアに表示された高輝度レベルの映像信号をフレームごとに検出して記憶する所定エリア信号抽出手段10と、検出された映像パターンを順次比較照合することにより映像パターンの動きを検出するパターンマッチング動き検出部11と、高輝度レベルの映像信号が所定時間継続して存在することをパターンマッチング動き検出部11が検出したとき、高輝度レベルの映像信号をテロップと判断する手段と、OSD表示とテロップの重なりを判別して重なりを生じない位置に文字パターンをOSD表示する重なり回避手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示装置、及びその表示画面におけるOSD表示位置制御方法に係り、特に表示時間の短いテロップが表示されたときのOSD表示位置制御方法に関する。
テレビなどの表示画面において、番組放送中にニュース速報が特定エリアにテロップ表示されたり、文字放送や映画のビデオ再生では特定エリアに字幕が表示されることがある。
一方、時刻表示、チャンネルサイン、あるいはメニュー操作時のメニューなどがOSD表示される場合、位置が固定して表示される場合が多い。
この場合、OSD表示が上記テロップや字幕と同時に表示されると、これらが重なってしまい、判読することができなくなってしまうことがあった。
図6はテロップとチャンネルサイン(CHサイン)が重なった例を示している。図6は、表示装置の画面20における映像表示エリア30に対し、左右両サイドに余白(以下サイドパネルという)31、32がある場合を示している。テロップ33の右側はチャンネルサイン40と重なってしまい、見えなくなってしまっている。また、図7は、テロップとチャンネルサイン(CHサイン)が重なった例を示しているが、この場合は、画面20の映像表示エリア35にサイドパネルはない。図6の例と同様、テロップ36の右側はチャンネルサイン41と重なってしまい、見えなくなってしまっている。
テロップ文字に、時刻表示、チャンネルサイン、あるいはメニュー表示などのOSD表示が重なって表示される問題を解決するものとして、特開平4−362881号公報(特許文献1)に提案されたものがある。この従来技術は、テロップ文字が色成分が含まれないこと、テロップ文字の輝度レベルが高いことを利用して、R、G、B各信号レベルが略同一でG信号レベルが一定の閾値を超えたとき、文字サイズの特性から文字情報か否かを判断するようにしている。このようにしてテロップの表示が検出されたときは、テロップ文字がOSD表示と重ならないようにOSD表示位置を移動するものである。
特開平4−362881号公報
しかしながら、ニュース速報などで表示されるテロップは、表示時間が短いため、これに瞬時に対応しようとすると、通常の映像に対しても反応して誤動作してしまう。すなわち、高輝度レベルの動きのある映像を高輝度レベルのスクロールされるテロップ文字として誤認識してしまう問題があった。
そこで本発明の目的は、短時間表示されるテロップや、スクロールされるテロップに対しチャンネルサインやメニュー表示などのOSD表示が重ならないようにOSD表示位置を制御する際、誤動作を起こさないようにすることにある。
本発明の請求項1に係る発明の要旨は、受信した放送番組の映像を表示し、あるいは外部機器からの映像信号を入力して映像を表示する映像表示装置において、画面の所定矩形エリアに表示されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号をフレームごとに検出して記憶する所定エリア信号抽出手段と、前記フレームごとに記憶された映像パターンを順次比較照合することにより、前記所定エリア信号抽出手段で検出して記憶されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンの動きを検出するパターンマッチング動き検出手段と、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が所定時間継続して存在することを前記パターンマッチング動き検出手段が検出したとき、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号をテロップと判断する手段と、OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なりを判別して重なりを生じない位置に文字パターンをOSD表示する重なり回避手段を備えたことを特徴とする映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項2に係る発明の要旨は、前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して同一位置に表示されているときテロップと判断する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項3に係る発明の要旨は、前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して動いているときテロップと判断する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項4に係る発明の要旨は、前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンがランダムな動きをしているときは、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を予め決められた標準位置に設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項5に係る発明の要旨は、前記重なり回避手段は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置をサイドパネルに設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項6に係る発明の要旨は、前記重なり回避手段は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を画面隅位置でかつ前記テロップと重ならない位置に設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項7に係る発明の要旨は、前記R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号は、輝度レベルが90%を超えた映像信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の映像表示装置に存する。
また、本発明の請求項8に係る発明の要旨は、画面にテロップとOSD表示の文字パターンが同時に表示される映像表示装置のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法において、画面の所定矩形エリアに表示されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号をフレームごとに検出して記憶し、前記フレームごとに記憶された映像パターンを順次比較照合することにより、前記所定エリア信号抽出手段で検出して記憶されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンの動きを検出し、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が所定時間継続して存在することを前記パターンマッチング動き検出手段が検出したとき、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号をテロップと判断し、OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なりを判別して重なりを生じない位置に文字パターンをOSD表示することを特徴とするテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項9に係る発明の要旨は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して同一位置に表示されているときテロップと判断することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項10に係る発明の要旨は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して動いているときテロップと判断することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項11に係る発明の要旨は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンがランダムな動きをしているときは、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を予め決められた標準位置に設定することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項12に係る発明の要旨は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置をサイドパネルに設定することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項13に係る発明の要旨は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を画面隅位置でかつ前記テロップと重ならない位置に設定することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
また、本発明の請求項14に係る発明の要旨は、前記R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号は、輝度レベルが90%を超えた映像信号であることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法に存する。
本発明によれば、短時間表示されるテロップや、スクロールされるテロップに対しチャンネルサインやメニュー表示などのOSD表示が重ならないようにOSD表示位置を制御する際、誤動作を起こさないようにすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明を実施するためのテレビ受像機の具体的な実施の形態を示したものである。但し音声処理部は省略してある。
図1において、1は放送局からの電波を受信するアンテナ、2は放送番組の信号を選局、復調するチューナである。放送番組の選局は図示しないリモコンなどのチャンネル選局指令装置をユーザが操作することにより、マイコン13がこれを認識し、マイコン13からチューナ2に選局指令信号が送出される。これによりチューナ2が目的の放送番組を選局するようになっている。
3は映像信号をデコードするデコーダである。チューナ2で選局され、復調された放送番組の映像信号は、地上ディジタル放送、BSディジタル放送、CSディジタル放送などのディジタル放送の場合、圧縮された映像信号となっているので、これを圧縮されていない映像信号にデコーダ3によって変換する。
4はビデオ信号入力端子であり、外部に接続されたビデオ装置、DVDなどからビデオ信号が入力される。5はデコーダ3からの映像信号とビデオ信号入力端子4からのビデオ信号のいずれかを選択して出力する入力セレクタである。6は入力された映像信号を液晶表示装置で表示するのに適した信号にする表示信号処理部であり、IP変換/RGBプロセッサが備わり、インターレスとプログレッシブの変換やR(赤色)、G(緑色)、B(青色)信号などを生成する。
7は表示信号処理部6からの映像信号とチャンネルサインなどのOSD表示データを合成するチャンネルサイン重畳部である。チャンネルサイン重畳部7で映像信号にOSD表示データが合成された出力信号は液晶表示装置ドライバ(LCDドライバ)8を通って液晶表示装置9に供給され、液晶表示装置(LCD表示装置)9は選局された放送番組の映像にチャンネルサインなどが合成された映像を表示する。
10は所定エリア信号抽出部である。上記表示信号処理部6は、チャンネルサイン重畳部7に映像信号を供給すると同時に、所定エリア信号抽出部10にも映像信号を供給する。
ここで、所定矩形エリアとは図2に符号22、23で示したように、液晶表示装置9の画面20におけるテロップを表示する所定矩形エリアを示している。テロップは、画面20において映像表示エリア21の所定矩形エリア22、23に表示されるようになっている場合が殆どであるので、この所定矩形エリア22、23に文字列が表示されているかをチェックすることによりテロップの検出が行われる。この場合、所定矩形エリア22、23のうちOSD表示に対応したエリアのみチェックするようにしても良い。
所定エリア信号抽出部10はフレームごとの映像データを表示信号処理部6から受け取り、所定矩形エリアの映像信号を抽出して、フレームごとに記憶する。
11はパターンマッチング動き検出部である。パターンマッチング動き検出部11は所定エリア信号抽出部10に記憶されたフレームごとの映像情報をもとに、前のフレームと後のフレームで映像パターンが一致するものがあるか照合し、一致したパターンがあった場合に、そのパターンがどのような動きをしているかを検出する。
また、図1において、12はチャンネルサイン位置制御部であり、チャンネルサインの位置を指定する位置情報信号をチャンネルサイン重畳部7に出力する。
13はマイクロコンピュータ(以下マイコンという)であり、所定エリア信号抽出部10、パターンマッチング動き検出部11からテロップに関する情報を受け取り、チャンネルサインの表示位置を変えるかどうか判断し、表示位置を変える場合にはチャンネルサイン位置制御部12に位置変更の指令を送る。またマイコン13はチャンネルサインの文字パターン情報信号をチャンネルサイン重畳部7に出力する。
チャンネルサイン重畳部7は、マイコン13からの文字パターン情報信号とチャンネルサイン位置制御部12からの位置情報信号に基づき、指定された位置にチャンネルサインを映像合成する。
マイコン13は、その他図1に示された各制御ブロック全体を制御している。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、本実施の形態の動作を説明する。以下OSD表示をチャンネルサイン表示として説明するが、OSD表示は時間表示や各種メニュー表示などがあり、チャンネルサイン表示には限定されない。
まず、テレビジョン受像機が放送番組をアンテナ1、チューナ2、デコーダ3を通して受信し、或いは外部のビデオ装置などからビデオ信号入力端子4を通して受信し、LCD表示装置9に映像を表示しているとする。
このとき、ステップS1においてユーザのリモコン操作などによりチャンネルサインをOSD表示する設定がなされると、ステップS2において、マイコン13は所定エリア信号抽出部10に最初のフレームにおける図2に示した上下の所定矩形エリア22、23の映像信号を抽出するよう指令する。マイコン13からこの指令を受けた所定エリア信号抽出部10は所定矩形エリア22、23の映像信号を抽出しフレームごとに記憶する。また、マイコン13は所定エリア信号抽出部10で抽出した映像信号情報を読み取ることができる。
ステップS3においてマイコン13はカウンタに設定されるカウンタ値nの値をn=1とする。このカウンタはマイコン13によりソフトウウェアで実現される。
次にステップS4において、マイコン13は所定エリア信号抽出部10から読み取った所定矩形エリア22、23の映像信号を基に、所定矩形エリア22、23に輝度レベルが90%以上の映像信号が有るかを確認する(”輝度レベルが90%以上の映像信号”とはR、G、B各信号レベルが略同一で輝度レベルが90%を超えた映像信号のことをいうものとする。なお、輝度レベルは90%程度が良いが、これに限定されず、誤動作を生じない範囲で任意に一定の閾値を設定できる)。
マイコン13は、ステップS4において輝度レベルが90%以上の映像信号がなかった場合(No)はテロップが表示されていないとして、処理をステップS5に進める。ステップS5においてマイコン13はカウンタ値nをn=0とする。
ステップS6において、マイコン13はチャンネルサインの表示位置が予め決められた標準位置になるようにチャンネルサイン位置制御部12を設定する。
次にステップS18に進み、チャンネルサイン重畳部7はチャンネルサイン位置制御部12からの位置情報とマイコン13からのOSD表示文字のパターン情報をもとに映像合成を行いチャンネルサイン表示を行う。次にステップS7に戻り、処理を継続する。
ステップS4において、輝度レベルが90%以上の映像信号が有る(Yes)場合、この情報を所定エリア信号抽出部10から受け取ったマイコン13は処理をステップS7に進める。ステップS7では、所定エリア信号抽出部10は次のフレームの所定矩形エリア22、23の映像信号を抽出し記憶する。ステップS8においてマイコン13はカウンタ値nをn=n+1にカウントアップする。
ステップS9において、マイコン13は所定エリア信号抽出部10からの情報をもとに今回抽出された所定矩形エリア22、23に輝度レベルが90%以上の映像信号が有るかを確認する。ステップS9において輝度レベルが90%以上の映像信号がない(No)場合、マイコン13は処理をステップS5に進める。ステップS5においてマイコン13はカウンタ値nをn=0とする。
ステップS6において、マイコン13はチャンネルサインの表示位置が予め決められた標準位置になるようにチャンネルサイン位置制御部12を設定する。
次にステップS18に進み、チャンネルサイン重畳部7はチャンネルサイン位置制御部からの位置情報とマイコン13からのOSD表示文字情報をもとに映像合成を行いチャンネルサイン表示を行う。次にステップS7に戻り、処理を継続する。
ステップS9において、輝度レベルが90%以上の映像信号が有る(Yes)場合、この情報を所定エリア信号抽出部10から受け取ったマイコン13は処理をステップS10に進める。
ステップS10は、所定矩形エリア22、23における輝度レベルが90%以上の映像信号がどのような動きをしているかをパターンマッチング動き検出部11によりチェックするである。パターンマッチング動き検出部11は、所定エリア信号抽出部10にフレームごとに記憶された所定矩形エリア22、23の映像信号をもとに、時系列的に前後のフレームにおける所定矩形エリア22、23の映像パターンを比較対照する。そしてパターンマッチング動き検出部11は(1)ランダムに映像パターンが動く場合、(2)映像パターンに動きがない場合、(3)映像パターンの動きが水平方向、垂直方向など同一方向の動きをする場合、の3つに場合わけする。マイコン13は、パターンマッチング動き検出部11が上記(1)(2)(3)のいずれの場合と判断したかを読み取れるようになっている。
ステップS10において、(1)のランダムにパターンが動く場合と判断されたときは、所定矩形エリア22、23に、テロップではない高輝度レベルの動きのある映像が表示されたものとみなし、チャンネルサインの表示位置の変更は行わない。この場合はマイコン13は処理をステップS5に進める。ステップS5においてマイコン13はカウンタ値nをn=0とする。
ステップS6において、マイコン13はチャンネルサインの表示位置が予め決められた標準位置になるようにチャンネルサイン位置制御部12を設定する。
次にステップS18に進み、チャンネルサイン重畳部7はチャンネルサイン位置制御部からの位置情報とマイコン13からのOSD表示文字情報をもとに映像合成を行いチャンネルサイン表示を行う。次にステップS7に戻り、処理を継続する。
ステップS10において、(2)のパターンに動きがない場合と判断された場合には、静止したテロップ文字が表示されている可能性があるので、マイコン13は所定時間この状態が継続するかどうかをステップS11でチェックする。これはステップS8で順次更新されるnの値が所定値N1以上かどうかを見ることにより行われる。フレームの更新は1秒間に何回行われるか決まっているので、例えば5秒間に更新されるフレームの枚数をN2として設定しておく。
ステップS11において、所定矩形エリア22、23の映像信号の同一パターンが5秒にならないがまだ存在している場合(n<N2)には、マイコン13はステップS7に戻って処理を継続する。この場合、所定矩形エリア22、23の映像信号の同一パターンが5秒にならないで消滅してしまった場合には次のステップS9でNoとなりステップS5、S6、S18と処理が進むようになる。
ステップS11で同一パターンが5秒以上(n≧N2)所定矩形エリア22、23に存在する場合には、ステップS13に進む。
ステップS10において、(3)のパターンの動きが水平方向、垂直方向など同一方向の動きをする場合と判断されたときは、テロップ文字がスクロール表示されている可能性があるので、マイコン13は所定時間この状態が継続するかどうかをステップS12でチェックする。これはステップS8で順次更新されるカウンタ値nが所定値N1以上かどうかを見ることにより行われる。フレームの更新は1秒間に何回行われるか決まっているので、例えば1秒間に更新されるフレームの枚数をN1として設定しておく。
ステップS12において、所定矩形エリア22、23の映像信号の同一パターンが1秒にならないがまだ存在している場合(n<N1)には、マイコン13はステップS7に戻って処理を継続する。この場合、所定矩形エリア22、23の映像信号の同一パターンが1秒にならないで消滅してしまった場合には次のステップS9でNoとなりステップS5、S6、S18と処理が進むようになる。
ステップS12で同一パターンが1秒以上(n≧N1)所定矩形エリア22、23に存在する場合には、マイコン13は処理をステップS13に進める。
なお、上記設定値N1、N2は1秒、5秒に限らず、誤動作を起こさない範囲でできるだけ短くなるように設定すればよい。
ステップS11、ステップ12からステップ13に進む場合は、テロップが所定時間以上継続して表示されていると判断された場合である。このときテロップ表示位置とチャンネルサイン表示位置が重なる場合にはステップ13以下のステップでこれらの重なりを回避するようにチャンネルサイン表示位置を変更する。
まず、ステップ13において、テロップが表示されていると判断された位置を記憶する。次に、ステップS14において、テロップ表示位置とチャンネルサイン表示位置が重なるかどうかをチェックする。マイコン13はチャンネルサイン表示をする場合の標準位置を予め認識しているので、所定エリア信号抽出部10に記憶されたフレームごとの所定矩形エリア22、23の映像信号からテロップ表示位置情報を読み取り、チャンネルサインの表示位置と重なるかどうかを判断する。
ステップS14においてテロップ表示位置とチャンネルサインの表示位置が重ならない(No)と判別された場合にはマイコン13は処理をステップS5に進める。ステップS5においてマイコン13はカウンタ値nをn=0とする。
ステップS6において、マイコン13はチャンネルサインの表示位置が予め決められた標準位置になるようにチャンネルサイン位置制御部12を設定する。
次にステップS18に進み、チャンネルサイン重畳部7はチャンネルサイン位置制御部12からの位置情報とマイコン13からのOSD表示文字情報をもとに映像合成を行いチャンネルサイン表示を行う。次にステップS7に戻り、処理を継続する。
ステップS14においてテロップ表示位置とチャンネルサインの表示位置が重なる(Yes)と判別した場合には処理をステップS15に進める。
ステップS15では画面20に余白(サイドパネル)が有るかどうかをチェックする。余白(サイドパネル)が有る場合にはステップ16に進み、マイコン13はチャンネルサイン位置制御部12の位置情報を余白位置に設定する。次にステップS18に進み、余白にチャンネルサインを表示する。この表示例を図4に示す。図4に示されるように、チャンネルサイン表示位置が画面上部のテロップに対し右上隅の余白(サイドパネル)上に変更され、重なりが防止されている。
以下ステップS7に戻り処理を続ける。
ステップS15で、余白(サイドパネル)がないと判断された場合にはステップ17に進み、マイコン13はチャンネルサイン位置制御部12の位置情報を画面隅位置で且つテロップ位置と重ならない位置に設定する。次にステップS18に進み、テロップと重ならない画面隅位置にチャンネルサインを表示する。この表示例を図5に示す。図5に示されるように、チャンネルサイン表示位置が画面上部のテロップに対し左下隅に変更され、重なりが防止されている。
以下ステップS7に戻り処理が続けられる。
以上の説明ではステップS4、S9における輝度レベルを90%としたが。これに限定されず実施することができる。
以上、本実施の形態によれば、ランダムパターンの動きをする高輝度レベルの映像パターンとテロップのパターンの動きとを確実に区別することができ、短時間表示されるテロップや、スクロールされるテロップに対しチャンネルサインやメニュー表示などのOSD表示が重ならないようにOSD表示位置を制御する際、誤動作を起こさないようにすることができる。
以上、具体的な実施の形態で本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明は、テレビジョン受像機に限らず、ビデオ再生装置やDVDなどの映像表示装置に広く利用できる。
本発明の具体的な実施の形態の一例であるテレビジョン受像装置の構成図を示す。 本発明が適用されるテレビジョン受像装置の表示画面で、テロップが表示される特定エリアを示す図である。 本発明における実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明によるテロップとチャンネルサインの重なりを防止した一例を示した図である。 本発明によるテロップとチャンネルサインの重なりを防止した他の一例を示した図である。 従来技術による、テロップとチャンネルサインが重なりを生じている一例を示す図である。 従来技術による、テロップとチャンネルサインが重なりを生じている他の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・アンテナ
2・・・チューナ
3・・・デコーダ
4・・・ビデオ信号入力端子
5・・・入力セレクタ
6・・・表示信号処理部
7・・・チャンネルサイン重畳部
8・・・液晶表示装置ドライバ(LCDドライバ)
9・・・液晶表示装置(LCD表示装置)
10・・・所定エリア信号抽出部
11・・・パターンマッチング動き検出部
12・・・チャンネルサイン位置制御部
13・・・マイコン(マイクロコンピュータ)
20・・・画面
21、30、35・・・映像表示エリア
22、23・・・所定矩形エリア
31、32・・・余白(サイドパネル)
33、36・・・テロップ
34、37、40、41・・・チャンネルサイン

Claims (14)

  1. 受信した放送番組の映像を表示し、あるいは外部機器からの映像信号を入力して映像を表示する映像表示装置において、
    画面の所定矩形エリアに表示されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号をフレームごとに検出して記憶する所定エリア信号抽出手段と、
    前記フレームごとに記憶された映像パターンを順次比較照合することにより、前記所定エリア信号抽出手段で検出して記憶されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンの動きを検出するパターンマッチング動き検出手段と、
    R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が所定時間継続して存在することを前記パターンマッチング動き検出手段が検出したとき、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号をテロップと判断する手段と、
    OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なりを判別して重なりを生じない位置に文字パターンをOSD表示する重なり回避手段を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して同一位置に表示されているときテロップと判断する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して動いているときテロップと判断する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記パターンマッチング動き検出手段は、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンがランダムな動きをしているときは、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を予め決められた標準位置に設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記重なり回避手段は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置をサイドパネルに設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  6. 前記重なり回避手段は、前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を画面隅位置でかつ前記テロップと重ならない位置に設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  7. 前記R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号は、輝度レベルが90%を超えた映像信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  8. 画面にテロップとOSD表示の文字パターンが同時に表示される映像表示装置のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法において、
    画面の所定矩形エリアに表示されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号をフレームごとに検出して記憶し、
    前記フレームごとに記憶された映像パターンを順次比較照合することにより、前記所定エリア信号抽出手段で検出して記憶されたR、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンの動きを検出し、
    R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が所定時間継続して存在することを前記パターンマッチング動き検出手段が検出したとき、R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号をテロップと判断し、
    OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なりを判別して重なりを生じない位置に文字パターンをOSD表示することを特徴とするテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  9. R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して同一位置に表示されているときテロップと判断することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  10. R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号が同一パターンで所定時間継続して動いているときテロップと判断することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  11. R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの前記映像信号のパターンがランダムな動きをしているときは、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を予め決められた標準位置に設定することを特徴とする請求項8に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  12. 前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置をサイドパネルに設定することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  13. 前記OSD表示する文字パターンの表示位置と前記テロップの表示位置の重なると判別したとき、前記OSD表示する文字パターンの表示位置を画面隅位置でかつ前記テロップと重ならない位置に設定することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
  14. 前記R、G、B各信号レベルが略同一で高輝度レベルの映像信号は、輝度レベルが90%を超えた映像信号であることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか一項に記載のテロップ表示時のOSD表示位置制御方法。
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