JP2007028121A - 警報監視制御システム及び警報監視制御方法 - Google Patents

警報監視制御システム及び警報監視制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 各種の警報情報を処理する警報監視制御システム及び警報監視制御方法に関し、警報情報とそれに対するオペレーションとを分離して管理する。
【解決手段】 被監視部3との間の情報の送受信を行う送受信インターフェース部15と、保守端末2との間の情報の送受信を行う入出力インターフェース部16と、送受信インターフェース部15を介して被監視部3からの警報情報を受信処理し、保守端末2へ通知する制御処理部11とを含み、制御処理部11は、単一又は複数の被監視部3の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理する手段と、被監視部3からの警報情報を受信して処理するオペレーション手段と、このオペレーション手段による処理内容を保守端末2に表示させる為の転送手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の警報情報を処理する警報監視制御システム及び警報監視制御方法に関する。
被監視部からの警報情報を受信して、その警報情報の内容に対応した対策を実行する各種のシステムが知られている。監視対象としては、各分野にわたり多種多様である。例えば、監視対象の建造物の火災発生検出、不法侵入検出、空調設備の障害発生検出、各種電源の断検出、各種装置の異常温度上昇検出、動作異常検出、又は監視対象の交通機関に於ける渋滞検出、事故発生検出、又は監視対象の福祉業務の身体障害者異常発生検出等があり、それぞれのシステム対応に、センタ等に於いて警報情報を収集し、警報情報内容を解析して、その対策を実行するものである。
例えば、大規模ネットワークに於いて、一つの警報情報に対する障害部位候補の集合と、次の障害情報に対する障害部位候補の集合との共通集合を求めて、障害部位を特定する障害部位解析手段を設け、更に、この障害部位解析手段に、ネットワークを構成する通信機器や伝送回線の種類に応じてモデル化した接続形態モデルと、警報群の発生パターンとを対応させて、通信機器や伝送回線等の障害部位候補を求める部位特定部を設けた障害の診断方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−114899号公報
従来の各種の警報情報を収集して処理するシステムに於いては、例えば、リレーショナル・データベースのようなデータ単位で管理する構成が一般的であった。その為に、新たな種別の警報情報の処理を追加する場合、データ構造の変更が必要となり、このデータ構造の変更により、処理内容についても変更が必要となる。従って、従来のシステムに於いては、新たな種別の警報情報の追加により、システム全体の処理内容等に対して変更が必要であるから、その為の開発、修正等の操作を必要とすると共に、変更に要する多大な時間を必要とする問題があった。
本発明は、従来例の問題点を解決することを目的とし、木構造のデータ構造とオペレーションとを分離して取り扱うことができるようにする。
本発明の警報監視制御システムは、被監視部との間の情報の送受信を行う送受信インターフェース部と、保守端末との間の情報の送受信を行う入出力インターフェース部と、前記送受信インターフェース部を介して前記被監視部からの警報情報を受信処理し、前記保守端末へ通知する制御処理部とを含む警報監視制御システムに於いて、前記制御処理部は、単一又は複数の前記被監視部の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理する手段と、前記被監視部からの警報情報を受信して処理するオペレーション手段と、該オペレーション手段による処理内容を前記保守端末に表示させる為の転送手段を備えている。
又前記制御処理部は、前記被監視部の警報発生の状態を最高レベルとし、複数の状態変化の各段階毎の状態の優先度を示すレベルを設定した状態レベルテーブルと、前記被監視部の状態変化の遷移を設定した状態遷移テーブルとを参照して、前記被監視部からの警報情報を処理する手段を備えている。
本発明の警報監視制御方法は、被監視部からの警報情報を受信処理して保守端末の表示手段に警報表示を行わせる警報監視制御方法に於いて、単一又は複数の前記被監視部の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理し、該木構造の警報情報と分離して管理し且つ前記警報情報対応に定義されたオペレーションの実行により、前記被監視部からの警報情報を処理する過程を含むものである。
又前記被監視部からの警報発生の状態を最高レベルとし、複数段階の状態変化に応じたレベルを設定し、前記被監視部からの警報情報に対する前記オペレーションの実行に従って前記被監視部の状態遷移を管理する過程を含むものである。
又前記警報情報は、前記被監視部の状態情報と、該被監視部の状態変化の時刻情報を含む最新情報とを含めて管理する過程を含むものである。
又前記木構造として管理する前記警報情報に、前記オペレーションの実行により情報読出しを行う読出機能オブジェクトを設けることができる。
単一又は複数の被監視部からの状態情報を含む単一種類又は複数種類の警報情報及びこれらの警報情報を合成した合成警報を木構造として管理し、警報情報を処理するオペレーションを木構造として管理する警報情報と分離した形で構成することにより、被監視部の増減や警報情報の種別の増減に対してオペレーションを変更することなく対応することができ、且つオペレーションの追加、変更も容易となる。
本発明の警報監視制御システムは、図1を参照すると、被監視部3との間の情報の送受信を行う送受信インターフェース部15と、保守端末2との間の情報の送受信を行う入出力インターフェース部16と、送受信インターフェース部15を介して被監視部3からの警報情報を受信処理し、保守端末2へ通知する制御処理部11とを含む警報監視制御システムに於いて、制御処理部11は、単一又は複数の被監視部3の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理する手段と、被監視部3からの警報情報を受信して処理するオペレーション手段と、このオペレーション手段による処理内容を保守端末2に表示させる為の転送手段を備えている。
本発明の警報監視制御方法は、被監視部3からの警報情報を受信処理して保守端末2の表示手段に警報表示を行わせる警報監視制御方法に於いて、単一又は複数の被監視部3の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理し、該木構造の警報情報と分離して管理し且つ前記警報情報対応に定義されたオペレーションの実行により、被監視部3からの警報情報を処理する過程を含むものである。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は警報情報を処理するセンタ処理装置、2は表示部を含む保守端末、3は状態情報を含む警報情報を送出する被監視部、11は制御処理部、12は状態レベルテーブル、13は状態遷移テーブル、14はデータベース(DB)、15は送受信インターフェース部、16は入出力インターフェース部を示す。
制御処理部11は、例えば、コンピュータの処理機能により実現することができるものであり、その内部の「情報」、「状態」、「最新情報」、「読出機」は、処理内容の一例を示すもので、「情報」は、単一種類又は複数種類の警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を含み、木構造として管理する手段と、被監視部3からの警報情報を処理するオペレーション手段とを含み、木構造とした警報情報は、例えば、データベース14を用いて管理することができる。又この木構造として管理する「情報」の下位の階層として、「状態」と「最新情報」と「読出機」とを含む場合を示し、「状態」は被監視部3の正常状態や警報発生状態等の状態情報、「最新情報」は、被監視部3の状態変化時に、その時刻情報を含む最新の状態情報、「読出機」は、機能オブジェクトとしての「情報」の読出機能を示す。又送受信インターフェース部15を介して被監視部3からの警報情報や状態変化の情報等を受信すると、制御処理部11は、状態レベルテーブル12と状態遷移テーブル13とデータベース13とを参照し、必要に応じて更新処理を行い、警報情報の処理結果を、入出力インターフェース部16を介して、保守端末2の表示部により保守者に通知する内容の表示制御を行う。
又被監視部3は、前述のように、各種の構成とすることができるものであり、建造物等の場合は、火災検知器、不法侵入検知器等による検知情報を警報情報としてセンタ処理装置1に、ネットワーク等を介して送信する。センタ処理装置1の送受信インターフェース部15により受信した警報情報を、制御処理部11に転送する。制御処理部11は、状態レベルデータベース12、状態遷移データテーブル13、データベース14等を参照して処理し、その処理結果を、入出力インターフェース部16を介して保守端末2に転送し、その保守端末2の表示部に警報発生内容等を表示する。
被監視部3から警報情報は、単一種類の場合のみでなく、多種多様の場合が一般的である。このような警報情報を一様に取り扱うことができるように、又複数の警報情報を集約して一つの警報情報として取り扱うことができるように、センタ処理装置1に於いては、警報情報を木構造のデータ構造とし、又警報情報を処理するオペレーションをデータ構造と分離し、データ構造の変更と、オペレーションの追加とが直接的に影響を与えないように構成している。
図2は、データ構造の説明図であり、「警報A」,「警報B」を合成して「合成警報2」とし、「警報C」,「警報D」と「合成警報2」とを合成して「合成警報1」とし、又「警報E」を「合成警報3」とし、「警報F」と「合成警報1」,「合成警報2」,「合成警報3」とを合成して「合成警報0」とした木構造の場合を示す。このように、警報情報は、1個毎に取り扱うこともできるが、複数の警報情報をまとめた合成情報として取り扱うことも可能とするものである。
図3は、合成警報の説明図であり、(A)は、「警報」と「合成警報」と「情報」との関連を示し、「合成警報」と「警報」とは「情報」の一種として取り扱うことを示す。又「合成警報」は、(B)に示すように、複数の情報(警報)を含むものとなる。このような「情報」を、オブジェクト指向分析/設計に用いられるオブジェクトモデルを表記するUML(Unified Modeling Language)で記述すると、(C)に示すものとなる。即ち、「警報」と「合成警報」とを一般化したものが「情報」となり、「合成警報」は、複数の「情報」を包含している関係となる。これは、「警報」と、複数の警報を含む「合成警報」とを同一視し、再帰的な構造作成により、図2に示すような木構造を表現している。この情報の全体は、複数の警報を集めて、恰も一つの警報であるかのように取り扱うことができることを示している。
図4は、操作インターフェースの一様化の説明図であり、「警報A」,「警報B」と、アダプタを含む「警報C」とを合成した「警報」は、図3の(C)に示す「警報」に相当し、「合成警報」を含めて、「情報」として一般化することができる。なお、アダプタは、「警報C」を、「警報A」,「警報B」と合成する為のもので、変換処理機能を含むことができる。又「クライアント」は、図1に於ける保守端末2を操作して、監視処理を行う保守者に相当し、「合成警報」,「警報A」,「警報B」,「警報C」の違いを無視して、「クライアント」が認識可能の単純な情報として処理する。
図5は、オペレーション分離の説明図であり、データ構造とオペレーションとの分離モデルについて示し、(A)は、「クライアント」と、「オペレーション」と、データ構造との関連を示すもので、一点鎖線内の「警報」,「合成警報」,「情報」のデータ構造は、図3の(C)と同一内容として示している。「オペレーション」又は「クライアント」の命令による「オペレーション」は、データ構造を探索し、必要とする情報を取得する。データ構造は、一様化された情報として取り扱うことにより、この「情報」と、「クライアント」と、「オペレーション」とは、(B)に示すように、単純化した関係として表現することができる。
従って、情報としてのデータ構造が変更されても、「クライアント」と「オペレーション」とに対しては影響を与えることがない。又逆に、「オペレーション」に新たな処理を追加したり、又派生させた「オペレーションA」〜「オペレーションC」を、図5の(C)に示すように追加しても、オペレーション手段側の変更のみで、情報のデータ構造に影響を及ぼすことはない。
図6は、合成警報の説明図であり、(A)は、図3の(B)に示す合成警報が複数の情報を含む場合と同一の場合を示し、それぞれの「情報」は、プロパティとして、状態を宣言する。即ち、(B)に示すように、「情報」の「状態」として、状態1,2,3,・・・の何れかを宣言する。これらの「状態」として優先順位を与えることができる。即ち、(C)に示すように、状態1〜5に対してそれぞれレベルを付与し、例えば、レベルの値が小さい程、優先順位が高いとすると、(C)の下に示すように、状態2>状態3>状態5>状態4>状態1の優先順位を設定することができる。
図7は、情報と状態との説明図であり、(A)に示すように、「情報1」の「状態1」はレベル5、「情報2」の「状態2」はレベル0、「情報3」の「状態4」は「レベル3」の場合に、情報1,2,3を合成した「合成警報」は、優先順位が最も高い「状態2」のレベル0とする。このような関係を木構造に当て嵌めると、(B)示すように、「情報2」,「情報3」を合成して「情報1」とすると、「情報2」の「状態3」のレベルが1で、「情報3」の「状態4」のレベル3より優先順位が高いから、「情報1」は、「状態3」でレベル1とする。又「情報5」,「情報6」を合成して「情報4」とすると、「情報6」の「状態5」のレベルが2で、「情報5」の「状態1」のレベル5より優先順位が高いから、「情報4」は、「状態5」でレベル2とする。同様に、「情報1」,「情報4」を合成して「情報0」とすると、「情報1」の「状態3」のレベル1が、「情報4」の「状態5」のレベル2より優先順位が高いから、「情報0」は、「状態3」でレベル1とする。
図8は、オペレーションと情報の状態との説明図であり、(A)は「情報」と「状態」との更新の関連を示すもので、「クライアント」から「情報」の「状態」を操作することにより、その「状態」を更新することができる。又監視対象(被監視部)は、監視状況の変化により、その状況を通知して、「情報」の「状態」を更新する。この操作と通知とをそれぞれ複数のオペレーションで表現すると、(B)に示すように、オペレーション1(操作1)と、オペレーション2(操作2)と、オペレーション3(通知1)と、オペレーション4(通知2)のようになる。又「情報」の「状態」に対するオペレーション1〜4による状態更新は、例えば、図8の(C)に示す状態遷移に従うものとして管理することができる。この状態遷移は、図1の状態遷移テーブル13に設定することができる。
図9は、状態変化の記録の説明図であり、(A)は、「情報」の「状態1」が「状態3」に変化した場合、データベース(DB)に、時間、情報、状態の内容を記録する。このデータベースは、例えば、図1のデータベース14とすることができる。なお、他の記録媒体に記録することも可能である。又図7の(B)に示す情報4,5,6を省略して、情報0,1,2,3のみを示す図9の(B)に於いて、「情報2」の「状態2(レベル1)」が、「状態3(レベル1)」に変化した警報情報を制御処理部11(図1参照)が受信すると、前述のように、データベース(DB)に、時間、情報、状態を通知して記録し、この状態の変化により、(1),(2),(3)の経路で、「クライアント」(図1に示す保守端末2)に通知される。即ち、「クライアント」は、「情報0」の状態を監視するだけで、木構造の全体の情報監視が可能となる。そして、「クライアント」は、状態変化の通知(3)により、データベース(DB)を参照(4)することにより、詳細情報を取得することが可能となる。又「クライアント」は、時間をキーにして、データベース(DB)を検索し、状態変化の経緯を認識することもできる。
図10は、状態変化とレベルとの関連の説明図であり、「情報3」の「状態4(レベル3)」から「状態1(レベル5)」に変更した場合、「情報2」の「状態3(レベル1)」に比較して、優先順位が低いレベル5となるから、「情報2」,「情報3」を合成した「情報1」は、優先順位の高い「情報2」を優先させることになり、「情報3」の状態変化は、「クライアント」に通知されない。即ち、優先順位が低いレベルに状態が変化した時、クライアント側で認識できない場合が生じる。
そこで、図11の(A)に示すように、「情報」に対して、「状態」と共に、「最新情報」を含める。この「最新情報」は、時刻情報を含むものである。従って、「状態」のレベルに関係なく、「状態」の変化が発生した時に、「最新情報」が更新され、その付随情報としての時刻情報が更新されるから、この「最新情報」の更新を契機に「クライアント」に通知することができる。即ち、図11の(B)に示すように、「情報0」〜「情報3」と、「状態」と、「最新情報」とを含み、「情報3」の「状態4(レベル3)」から「状態1(レベル1)」に変化した時、「最新情報3」の時刻情報を、状態が変化した時の時刻情報に更新する。この「情報3」の状態変化に対して、図10について説明したように、「情報3」の状態のレベルが、「情報2」の状態のレベルに比較して優先順位が低いことから、「情報3」の状態変化は、上位側へ通知されない。しかし、「最新情報」は更新されるから、状態変化の時刻情報が、太線矢印の経路で順次通知され、「クライアント」にも通知される。そこで、「クライアント」は、データベース(DB)を参照することにより、「情報3」の状態変化に関する情報を取得することができる。即ち、図1に於ける保守端末2に状態変化の発生が表示されるから、それを契機に「情報3」の状態変化内容を求めることができる。
図12は、情報の読出機能の説明図であり、(A)は、「クライアント」が木構造の「情報」を総て読出したい場合に、「クライアント」の操作(use)により、「オペレーション」が「情報」を操作(use)する関係となる。そこで、(B)に示すように、「情報」に、「読出機」の機能オブジェクトを埋め込む。この「読出機」は、(C)に示すように、「初期化」と「読出」との機能を有するものであり、「初期化」の機能は、「情報1」〜「情報n」の読出位置を示すポインタPを初期位置、例えば、「情報1」の位置に復帰させる機能である。又「読出」の機能は、(D)に示すように、ポインタPを順次「情報1」〜「情報n」の読出位置に移動させて読出しを行う機能である。
従って、図12の(A)に示す「クライアント」と「オペレーション」と「情報」との読出しの関係は、図13の(A)に示すものとなる。「情報」の内部に「読出機」を含めた理由は、データ構造が提供する「読出機」のインターフェース(「初期化」、「読出」)を一様化することにより、「オペレーション」は、データ構造に関係なく、同じ手順で、「情報」を取り出すことができる為である。即ち、「クライアント」は、「情報」のデータ構造を知らなくても、「オペレーション」の操作(use)により、「情報」の「読出機」を利用して、全情報の一覧を取り出すことができる。
従って、図13の(B)に示すように、「情報0」〜「情報5」にそれぞれ「読出機」の機能を含めることにより、「オペレーション」は、「情報0」〜「情報5」を、例えば、図12の(D)に示すように、ポインタPを順次シフトさせて読出すことができる。即ち、「オペレーション」が、順次「情報0」〜「情報5」を指定して読出しを行うことなく、各情報の「読出機」の機能により全情報の一覧読出しが可能となる。
図14は、フィルタによる情報選択の説明図であり、(A)に示すように、「オペレーション」に「フィルタ」を実装した「オペレーションB」を派生させ、「クライアント」から情報の一覧の中の特定の「情報」を、「フィルタ」により選択して取り出すことができる。例えば、(B)に示すように、情報の集合体の「情報1」,「情報3」,「情報6」をタイプA、「情報2」,「情報4」,「情報5」をタイプBとし、「クライアント」の操作による「オペレーションB」の「フィルタ」をタイプAだけ選択する構成とすることにより、「読出機」の機能により情報読出しを行うと共に、タイプAの「情報1」,「情報3」,「情報6」を選択的に取り出すことができる。
図15は、警報情報とオペレーションとの関連の説明図であり、「クライアント」と、「オペレーション」と、「情報」と、「監視対象」との関係を示し、状態レベルテーブルと状態遷移テーブルとデータベース(DB)とは、図1に於ける同一名称部分に対応する。又「情報」は、図11及び図12に示すように、「状態」と、「最新情報」と、「情報0〜n」の「読出機」とを含む構成の場合を示す。「クライアント」の操作による「オペレーション」と、「監視対象」の状態変化等による「オペレーション」とにより、「情報」の処理を、状態レベルテーブルと状態遷移テーブルとデータベース(DB)とを参照して実行することになる。
図16は、モデル化の説明図であり、図15に示す「クライアント」と「オペレーション」と「監視対象」と「データ構造」とを含めてモデル化した場合を示し、「データ構造」の「情報」は、「警報」,「合成警報」,「読出機」を含み、状態レベルテーブルと状態遷移テーブルとデータベース(DB)とに対する更新処理等の操作を行うことになる。
図17は、監視対象のマンションの説明図であり、5階建てのマンションを監視対象とし、この各階(1F〜5F)に非常ベルを設け、又各号室にガス漏れ警報機等を設けている場合、それぞれの警報情報をモデル化して示すと、図18に示す木構造として表すことができる。例えば、1階(1F)の103号室でガス漏れが発生すると、このガス漏れ警報情報は、「1F」として示す合成警報とし、最上位の「マンション」に於いて警報情報を収集することができる。即ち、図1に示すセンタ処理装置1に対して、被監視部3のマンションから、最上位の「マンション」としての警報情報を伝送することができる。この警報情報を基に、「1F」、「103号室」を探索し、103号室のガス漏れ発生警報を認識することができる。
図19は、リレーショナル・データベースの説明図であり、図17に示す監視対象のマンションに対して、一般的なリレーショナル・データベースで表現した場合であり、「号室」フィールドの0は、フロア共有を示し、又各号室にそれぞれガス警報機を設けている場合を示す。従来は、このような警報情報の管理が一般的であった。
図20は、監視対象のマンション説明図であり、図17に示すマンションに交換機1,2,3を追加して、監視対象に含める変更を行うと、図18に示す警報情報の木構造は、図21の(A)又は(B)の何れかに示すように表現することができる。(A)に於いては、「交換機1」〜「交換機3」を、各フロア「1F」〜「5F」と共に「マンション」の下位とした場合を示し、(B)は、「マンション」の下位に、「交換機1」〜「交換機3」を配置し、「交換機1」の下位に、フロア「1F」,「2F」を配置し、又「交換機2」の下位に、フロア「3F」,「4F」を配置し、「交換機3」の下位に、フロア「5F」を配置した場合を示すが、「交換機2」及びフロア「3F」,「4F」については図示を省略している。即ち、データ構造を柔軟に表現することができる。
これに対して、図19に示すリレーショナル・データベース形式で表現すると、図22の(A)又は(B)に示すものとなる。(A)に於いては、「フロア」フィールドの意味付けを変更し、「警報」フィールドの「交換機」が、フロア「1F,2F」と、「号室」フィールドの「0」とにより、1階と2階とに共有されていることを表し、又(B)に於いては、「共有ID」フィールドを追加し、「警報」フィールドの「交換機」については、「フロア」フィールドを「1F」,「2F」とし、「共有ID」フィールドをそれぞれ同一の値とした場合を示す。このようなデータベース構成とすることにより、オペレーションの変更が必要となる問題を含むものである。従って、本発明の実施例の例えば図21の(A),(B)に示すデータ構造に比較して、オペレーションの変更を伴うことにより、警報監視のリスクが増加する可能性を含むものである。
図23は、鉄道設備管理システムに適用した場合の警報監視のデータ構造の一例を示すもので、駅毎に監視対象の設備内容の一部が異なる場合が一般的である。しかし、前述と同様に、例えば、駅名をシステムの下位層とし、その駅名の下位層として、各駅の監視対象の電源装置等の状態情報を含む警報情報を配置した木構造の表現により、監視対象の設備の追加や削除等の変更に対しても柔軟に対応することができる。
図24は、倉庫監視システムに適用した場合の警報監視のデータ構造の一例を示すもので、「倉庫監視システム」は、「A埠頭」と、「B埠頭」との合成警報に相当し、又「B埠頭」は、「エリア1」と「エリア2」との合成警報に相当し、又倉庫対応に「侵入センサ」と「火災センサ」とを含む場合を示す。この場合、「B埠頭」の直下に、他の「エリア」を割り込ませた構成を追加しても、最上位層の倉庫監視システムとしての警報監視に影響を与えることはない。即ち、監視対象の追加、削除等の変更に対しても柔軟に対応することができる。
図25は、倉庫監視システムに於ける監視対象の状態変化の説明図であり、監視対象の状態を、「通常」と「監視」と「警報」と「確認」と「対応」と「完了」とし、状態遷移については、オペレーションに従ったものとなる場合を示し、点線矢印は、オペレーションを示す。即ち、「通常」状態から夜間となったことのオペレーションにより、「監視」状態に遷移し、侵入センサ検知によるオペレーションにより、「警報」状態に遷移し、警報確認のオペレーションにより、「確認」状態に遷移し、警備員派遣のオペレーションにより、「対応」状態に遷移し、警備員からの完了報告のオペレーションにより、「完了」状態に遷移し、監視開始のオペレーションにより、「監視」状態に遷移する。
図26は、状態遷移をモデル化により表現して示すもので、「情報」と「状態」とについて、オペレーションの夜間、警報確認、警備員派遣、監視開始、昼間、完了報告(復旧)、侵入検知(発生)に対応して状態が遷移する。この状態の優先度のレベルは、図26の下方に示すように、警報>確認>対応>完了>監視>通常とし、警報の発生処理の優先度を最高としている。この優先度については、図6の(C)に示すように、レベルとして設定することができるもので、警報はレベル0、確認はレベル1、対応はレベル2、完了はレベル3、監視はレベル4、通常はレベル5とすることができる。
図27は、状態遷移の説明図であり、オペレーションの「昼間1」、「夜間2」、「侵入検知3」、「警報確認4」、「警備員派遣5」、「完了報告6」、「監視開始7」に対応して、「通常A」、「監視B」、「警報C」、「確認D」、「対応E」、「完了F」の状態遷移が生じるもので、例えば、図1に於ける状態遷移テーブル13の内容の一例に相当する。このような条件を、図15に当て嵌めると、「クライアント」側の「オペレーション」は、昼間、夜間、警報確認、監視開始とし、「監視対象」側の「オペレーション」は、侵入検知、完了報告となる。又状態レベルテーブルは、図16の下方に示す状態の優先度のレベルを示す内容を保持し、又状態遷移テーブルは、前述の状態遷移の内容を保持したものとなる。
図28及び図29は、倉庫監視システムのデータ構造とXML(eXtensible Markup Language)によるリストを示すもので、図28は、図24に対応したデータ構造を示し、図28と図29との関連を、それぞれの点線(a)〜(q)により示す。
図30及び図31は、図27に示す状態遷移についてのリストを示すもので、状態についての「通常A」、「監視B」、「警報C」、「確認D」、「対応E」、「完了F」と、それぞれのレベルと、オペレーションの「昼間1」、「夜間2」、「侵入検知3」、「警報確認4」、「警備員派遣5」、「完了報告6」、「監視開始7」とについて、例えば、A1は、状態が「通常A」で、オペレーションが「昼間1」の場合を示し、同様に、B7は、状態が「監視B」で、オペレーションが「監視開始7」の場合を示す。
又前述のマンション監視システム、鉄道設備監視システム、倉庫監視システムのようにそれぞれ別個の監視制御システム構成とする場合が一般的であるが、それらを含めて、他の監視システムも統合した監視制御システムを構築することも可能である。その場合も、合成警報を含む木構造で警報情報を、オペレーションと分離した状態で管理することにより、被監視部(監視対象)の追加等の変更にも容易に対応することができる。
本発明の実施例1の説明図である。 データ構造の説明図である。 合成警報の説明図である。 操作インターフェースの一様化の説明図である。 オペレーション分離の説明図である。 合成警報の説明図である。 情報と状態との説明図である。 オペレーションと情報の状態との説明図である。 状態変化の記録の説明図である。 状態変化とレベルとの関連の説明図である。 情報の最新情報の説明図である。 情報の読出機能の説明図である。 情報の読出機能の説明図である。 フィルタによる情報選択の説明図である。 警報情報とオペレーションとの関連の説明図である。 モデル化の説明図である。 監視対象のマンションの説明図である。 マンションの警報情報の木構造の説明図である。 リレーショナル・データベースの説明図である。 監視対象のマンションの説明図である。 交換機追加による警報方法の木構造の説明図である。 リレーショナル・データベースの説明図である。 鉄道設備管理システムの警報監視のデータ構造の説明図である。 倉庫監視システムの警報監視のデータ構造の説明図である。 倉庫監視システムの状態変化の説明図である。 状態遷移をモデル化した説明図である。 状態遷移の説明図である。 倉庫監視システムのデータ構造の説明図である。 XMLによるリストの説明図である。 状態遷移のリストの説明図である。 状態遷移のリストの説明図である。
符号の説明
1 センタ処理装置
2 保守端末
3 被監視部
11 制御処理部
12 状態レベルテーブル
13 状態遷移テーブル
14 データベース(DB)
15 送受信インターフェース
16 入出力インターフェース部

Claims (6)

  1. 被監視部との間の情報の送受信を行う送受信インターフェース部と、保守端末との間の情報の送受信を行う入出力インターフェース部と、前記送受信インターフェース部を介して前記被監視部からの警報情報を受信処理し、前記保守端末へ通知する制御処理部とを含む警報監視制御システムに於いて、
    前記制御処理部は、単一又は複数の前記被監視部の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理する手段と、前記被監視部からの警報情報を受信して処理するオペレーション手段と、該オペレーション手段による処理内容を前記保守端末に表示させる為の転送手段を備えた
    ことを特徴とする警報監視制御システム。
  2. 前記制御処理部は、前記被監視部の警報発生の状態を最高レベルとし、複数の状態変化の各段階毎の状態の優先度を示すレベルを設定した状態レベルテーブルと、前記被監視部の状態変化の遷移を設定した状態遷移テーブルとを参照して、前記被監視部からの警報情報を処理する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の警報監視制御システム。
  3. 被監視部からの警報情報を受信処理して保守端末の表示手段に警報表示を行わせる警報監視制御方法に於いて、
    単一又は複数の前記被監視部の状態変化を含む警報情報及び複数の警報情報を合成した合成警報を木構造として管理し、該木構造の警報情報と分離して管理し且つ前記警報情報対応に定義されたオペレーションの実行により、前記被監視部からの警報情報を処理する過程を含む
    ことを特徴とする警報監視制御方法。
  4. 前記被監視部からの警報発生の状態を最高レベルとし、複数段階の状態変化に応じたレベルを設定し、前記被監視部からの警報情報に対する前記オペレーションの実行に従って前記被監視部の状態遷移を管理する過程を含むことを特徴とする請求項3記載の警報監視制御方法。
  5. 前記警報情報は、前記被監視部の状態情報と、該被監視部の状態変化の時刻情報を含む最新情報とを含めて管理する過程を含むことを特徴とする請求項3又は4記載の警報監視制御方法。
  6. 前記木構造として管理する前記警報情報に、前記オペレーションの実行により情報読出しを行う読出機能オブジェクトを設けたことを特徴とする請求項3又は4又は5記載の警報監視制御方法。
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