JP2007026535A - データ消去装置及びデータ消去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
外部磁界を利用した磁気ディスクのデータ消去において、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去すること
【解決手段】
外部消去磁界生成器が生成する外部消去磁界を使用して、磁気ディスク装置内に収容された磁気ディスク上の記録データを消去する方法であって、第1の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内においてその種類に応じた移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去し、前記第1の磁気ディスク装置と種類が異なる第2の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内において前記第1の磁気ディスク装置とは異なる移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気ディスクに記録されたデータの消去装置及び消去方法に関し、特に、外部磁界を使用した磁気ディスクのデータ消去に関する。
典型的なハード・ディスク・ドライブ(HDD)は、磁気ディスクと、磁気ディスクを回転駆動するためのスピンドル・モータと、磁気ディスクに対してデータの書き込み、読み取りを実行するための磁気ヘッド等を備える。HDDは、構成部品を収容するエンクロージャケースを備えている。エンクロージャケースは、一般に、開口部を有する箱型のベースと、ベースの開口部を覆う板状のトップ・カバーとから構成される。
ディスク装置は、構成部品をベース内に組み付けた後に、トップ・カバーでベースの開口部を覆って組み付けが終了する。組み付けが終了した後に、磁気ディスクにサーボ・パターンを書き込む。サーボ・パターンの書き込みが終了したHDDは、製品出荷のための種々のテストに供される。不良品と認定された場合、不良に関係ない部品についてはHDDを解体した後に回収して、再利用される。磁気ディスクを再利用する場合には、新たな製品として書き込まれるサーボ・パターンとの干渉を防止するために、既に書き込まれたサーボ・パターンを消去する必要がある。また、サーボ・パターンの書き込み自体が不良と認定された場合にも、サーボ・パターンの消去が必要となる。さらに、製品出荷のためのテストにおいてもテスト・データが書き込まれており、不良品となったディスク装置については、そのテスト・データの消去も必要となる。
また、近年、故障等により廃棄されるHDDについても、データの消去が重要となっている。例えば、上記のスピンドル・モータや磁気ヘッドが故障した場合、通常の操作により当該HDDに記憶された情報を読み出すことはできず、故障となる。しかしながら、磁気ディスクには依然情報が記録されており、然るべき装置や方法を用いることによって、当該磁気ディスクに記録された情報を読み出すことができる。従って、故障したHDDをそのまま廃棄することは、情報保護の観点から好ましくなく、磁気ディスクに記録された情報を完全に消去してから廃棄することが好ましい。
この様な課題の解決方法として、従来は廃棄対象であるHDDを物理的に破壊することにより、当該HDDに含まれる磁気ディスクに記憶された情報を読み出し不可能とする方法があった。しかしながら、部品のリサイクルや分別廃棄の点から、HDDの破壊廃棄は好ましくない。また、磁気ディスクのみを破壊する場合、筐体から磁気ディスクを取り出す必要があり、大量のHDDのデータ消去を行う場合は効率が悪い。
磁気ディスクのデータ消去に関して、磁気ディスクがHDDに装着された状態でもデータ消去が可能な装置が特許文献1に開示されている。装置は、互いに吸着し合う極性となるように隣接配置されている2つの上部永久磁石と、互いに吸着し合う極性となるように隣接配置されている2つの下部永久磁石を備える。また、鉛直方向に対向する永久磁石の各対向面は、互いに同一の極性を示している。
磁界内において磁気ディスクを回転することによって、磁気ディスクの全面に平行な磁界が作用することによりデータの消去が行われる。永久磁石による外部磁界によって、磁気ディスクのデータ消去を迅速に行うことができる。しかし、この手法は、磁気ディスクを回転させるための装置が必要とされる。また、データ消去対象であるHDDのスピンドル・モータが故障中の場合、磁気ディスクを回転させることができない。HDDのスピンドル・モータを用いず、データ消去装置用の回転機構を用いて磁気ディスクを回転させる場合は、HDDのトップ・カバーを取り外す工程や、HDDから磁気ディスクを取り外す工程等、工程数の増加につながり上述したように効率が悪い。
特許文献2においては、磁気ディスクを回転させることなく、そこに記憶されたデータを消去する装置が開示されている。当該装置は、HDDをデータ消去用の永久磁石に対して相対的に移動させるものであり、永久磁石の上を少なくともHDDの磁気ディスクの全面が通過するように動かすことによってデータを消去する。
国際公開WO98/49674号公報 特開2004−110908号公報
磁気ディスクに記録されたデータを消去するためには、磁気ディスクの保磁力以上の磁界を磁気ディスクに作用させる必要がある。近時、磁気ディスクの記録密度の向上は著しく、それに伴って磁気ディスクの保磁力も増大している。したがって、磁気ディスクに記録されたデータを消去するためにはそれに応じた強度の磁界が必要となる。
また、近時、HDDの種類、材料等が多様化しているため、消去対象であるHDDによって、データ消去の際の最適な条件が異なる場合がある。従って、一様な操作条件によってデータの消去を実施すると、データが完全に消去されないことや、処理時間の不要な増加を招くことが考えられる。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであって、外部磁界を利用した磁気ディスクのデータ消去において、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去することを目的とする。
本発明の第1の態様は、外部消去磁界生成器が生成する外部消去磁界を使用して、磁気ディスク装置内に収容された磁気ディスク上の記録データを消去する方法であって、第1の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内においてその種類に応じた移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去し、前記第1の磁気ディスク装置と種類が異なる第2の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内において前記第1の磁気ディスク装置とは異なる移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去するものである。消去対象であるHDDの種類に応じて外部消去磁界内でのHDDの移動状態を変更することにより、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去することができる。
前記第1の磁気ディスク装置は非導体で形成された所定構成部を備え、前記第2の磁気ディスク装置は導体で形成された前記所定構成部を備え、前記第2の磁気ディスク装置を前記第1の磁気ディスク装置よりも遅い速さで前記外部消去磁界内において移動することが好ましい。これにより、外部消去磁界内での渦電流の発生を低減し、磁気ディスク上のデータ消去をより確実に行うことができる。ここで、前記所定構成部は前記磁気ディスクの基板とすることができる。
前記第1の磁気ディスク装置は強磁性体で形成された筺体を備え、前記第2の磁気ディスク装置は非強磁性体で形成された筺体を備え、磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態において、前記外部消去磁界内で前記第1の磁気ディスク装置を移動し、磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が平行な状態において、前記外部消去磁界内で前記第2の磁気ディスク装置を移動することが好ましい。これにより、外部消去磁界の磁気ディスクに対する作用効率を向上することができる。
前記第1の磁気ディスク装置は、その直径が前記外部消去磁界幅以下である磁気ディスクを備え、前記第2の磁気ディスク装置は、その直径が前記外部消去磁界幅をこえる磁気ディスクを備え、前記第1の磁気ディスク装置を、その磁気ディスク全体が前記消去磁界内を通るように、一方向に移動し、前記第2の磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るように第1の方向に移動し、その後にその第1の方向と交差する方向に移動し、その後にその第1の方向の移動において前記外部消去磁界の外側を通った磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るように移動することが好ましい。これにより、磁気ディスクの全面に外部消去磁界を通過させることができる。
前記第1の磁気ディスク装置は非導体で形成された磁気ディスク基板を備え、前記第2の磁気ディスク装置は導体で形成された磁気ディスク基板を備え、前記第2の磁気ディスク装置を前記第1の磁気ディスク装置よりも遅い速さで前記外部消去磁界内において移動することが好ましい。これにより、外部消去磁界内での渦電流の発生を低減し、磁気ディスク上のデータ消去をより確実に行うことができる。
本発明の第2の態様は、外部消去磁界生成器が生成する外部消去磁界を使用して、磁気ディスク装置内に収容された磁気ディスク上の記録データを消去する方法であって、磁気ディスクの記録磁化方向に対して外部消去磁界の方向が傾斜するように磁気ディスク装置を保持し、前記磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、外部消去磁界内で前記磁気ディスク装置を移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去するものである。これにより、外部消去磁界の磁気ディスクに対する作用効率を向上し、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去することができる。
前記外部消去磁界方向に沿った面内において前記磁気ディスク装置を移動して、前記磁気ディスクに記録されているデータを消去することが好ましい。これにより、より確実に磁気ディスクに対して外部消去磁界を作用させることができる。
強磁性体で形成された筺体を備える磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、前記外部消去磁界内で移動し、非強磁性体で形成された筺体を備える磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの記録磁化方向が前記外部消去磁界の方向と平行である状態で、前記外部消去磁界内で移動することが好ましい。外部消去磁界の磁気ディスクに対する作用効率を向上することによって、強磁性体の筐体によって磁界が妨げられる場合でも、確実に磁気ディスク上の記録データを消去することができる。
本発明の第3の態様は、外部消去磁界を使用して磁気ディスク装置内に収容されている磁気ディスク上の記録データを消去する、データ消去装置であって、外部消去磁界を生成する外部消去磁界生成器と、磁気ディスク装置を保持し前記外部消去磁界内で移動する保持移動機構と、データ消去される磁気ディスクの種類に応じた条件において前記保持移動機構を操作するコントローラと、を備えるものである。消去対象であるHDDの種類に応じて外部消去磁界内でのHDDの移動状態を変更することにより、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去することができる。
前記コントローラは、前記保持移動機構を、非導体で形成された磁気ディスクを備える磁気ディスク装置よりも、導体で形成された磁気ディスクを有する磁気ディスク装置を、より遅い速度で前記外部消去磁界内において移動するように制御することが好ましい。これにより、外部消去磁界内での渦電流の発生を低減し、磁気ディスク上のデータ消去をより確実に行うことができる。
前記保持移動機構は、強磁性体筺体を備える磁気ディスク装置をその磁気ディスクの記録面に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜するように保持し、前記磁気ディスクの記録面に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、外部消去磁界内で前記磁気ディスク装置を移動することが好ましい。これにより、外部消去磁界の磁気ディスクに対する作用効率を向上することができる。
前記移動機構は、その磁気ディスク直径が前記外部消去磁界幅以下である磁気ディスク装置を、その磁気ディスク全体が前記消去磁界内を通るように、一方向に移動し、その磁気ディスク直径が前記外部消去磁界幅をこえる磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの一部が消去磁界内を通るように第1の方向に移動し、その後にその第1の方向と交差する方向に移動し、その後にその第1の方向の移動において前記外部消去磁界の外側を通った磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るようにその第1の方向の反対方向に移動することが好ましい。これにより、磁気ディスクの全面に外部消去磁界を通過させることができる。
前記コントローラは、前記保持移動機構を、非導体で形成された磁気ディスクを備える磁気ディスク装置よりも、導体で形成された磁気ディスクを有する磁気ディスク装置を、より遅い速度で前記外部消去磁界内において移動するように制御する、請求項12に記載のデータ消去装置。これにより、外部消去磁界内での渦電流の発生を低減し、磁気ディスク上のデータ消去をより確実に行うことができる。
本発明によれば、外部磁界を利用した磁気ディスクのデータ消去において、より確実に磁気ディスク上の記録データを消去することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。図1は、本実施形態におけるデータ消去装置1の全体を示す斜視図である。データ消去装置1は機能部100とベース・フレーム200とを備える。
図2はデータ消去装置1の機能部100を拡大した斜視図である。機能部100は、磁気ディスク装置(以下においてHDD)の記録データを消去するための外部消去磁界を生成する外部消去磁界生成器の一例である磁気回路101を備える。磁気回路101により磁界生成空間102内に磁界が生成される。機能部100は、さらに、コントローラ103、データ消去対象であるHDD300を載置、固定するHDD固定部104、HDD固定部104を図中のX軸方向、Y軸方向にそれぞれ動かすX軸可動部105及びY軸可動部106を有する。HDD固定部104は、図のX軸方向において回動可能となっている。なお、以下の説明では、HDD300は水平磁気記録の磁気ディスクを備えているものとする。
コントローラ103は、入力された情報に基づいてHDD固定部104、X軸可動部105及びY軸可動部106を駆動する。更に、コントローラ103は、データ消去装置1を稼動するために必要な情報や、データを消去したHDDのシリアルナンバー等を記憶している。データ消去装置1の稼動に必要となるのは電源のみあり、電源さえあれば場所を選ばずに使用することができる。
機能部100の各部について、更に詳細に説明する。図3は、磁気回路101の詳細を示す斜視図である。図に示すように、磁気回路101は上部筐体107、下部筐体108及び上部筐体107と下部筐体108とを間隔を開けて一端で固定する連結部109を有し、上部筐体107と下部筐体108とで挟まれる空間が磁界生成空間102となる。即ち、磁気回路101はコの字型の側面を形成し、コの字の内部に磁界生成空間102を形成する。
上部筐体107及び下部筐体108は、その内部に永久磁石110を有する直方体もしくは立方体である。また、連結部109は板状もしくは直方体形状の部材である。上部筐体107と下部筐体108とはそれぞれの一面が平行に対向するように配置されている。上部筐体107、下部筐体108及び連結部109によって囲まれる空間が磁界生成空間102となる。当該磁界の磁力によって、HDD300に記憶されているデータを消去する。永久磁石110は、上部筐体107及び下部筐体108の内部にそれぞれ2つ1組で配置されている。上部筐体107内部には永久磁石110a、110bが、下部筐体108内部には永久磁石110c、110dがそれぞれ配置されている。
永久磁石110aと永久磁石110bとは、上部筐体107内部において、磁気回路101のコの字型側面の一方側から他方側へ向かう方向に連結されて配置されている。即ち、連結部109の面と平行であって、上部筐体107と磁界生成空間102とが対向する面に平行な方向に連結されている。同様に、永久磁石110cと永久磁石110dとは、下部筐体108内部において、磁気回路101のコの字型側面の一方側から他方側へ向かう方向に連結されて配置されている。従って、永久磁石110aと永久磁石110cとは磁界生成空間102を挟んで対向する。また、永久磁石110bと永久磁石110dとは磁界生成空間102を挟んで対向する。
1組の永久磁石110は互いに吸着し合うように隣接配置されている。より詳細には、永久磁石110aのN極と永久磁石110bのS極とが同一方向を向くように配置されている。同様に、永久磁石110cのN極と永久磁石110dのS極とが同一方向を向くように配置されている。これにより、1組の永久磁石110の近傍においては、一方の永久磁石110のN極から他方の永久磁石110のS極へ向かう磁界が形成される。
更に、上部筐体107に含まれる永久磁石110と下部筐体108に含まれる永久磁石110とは、同一の極性が対向するように配置される。即ち、永久磁石110aと永久磁石110cとは磁界生成空間102を挟んで同極が対向し、永久磁石110bと永久磁石110dとは磁界生成空間102を挟んで同極が対向する。図3に示すように、本実施形態においては永久磁石110aのN極と永久磁石110cのN極とが磁界生成空間102を挟んで対向している。同様に永久磁石110bのS極と永久磁石110dのS極とが磁界生成空間102を挟んで対向している。
永久磁石110を上記のように配置することにより、磁界生成空間102には図3に示す矢印Aの向きに磁場が形成される。即ち、永久磁石110aのN極から出て永久磁石110bのS極へ入る磁界と、永久磁石110cのN極から出て永久磁石110dのS極へ入る磁界とが磁界生成空間102に形成される。
消去磁界が生成される消去可能領域Bの範囲は、永久磁石110a、bと永久磁石110c、dとの中間地点近傍であって、磁界生成空間102における永久磁石110aと永久磁石110bとの中間地点近傍、及び永久磁石110cと永久磁石110dとの中間地点近傍である。従って、消去可能領域Bの範囲は、連結部109の磁界生成空間102に露出した面に垂直な方向に長寸な範囲となる(図5を参照)。磁界生成空間102において、消去可能領域Bの磁界の強度は、データ消去対象である磁気ディスクの保持力以上である。当該消去可能領域Bにおいては、連結部109、上部筐体107及び下部筐体108の磁界生成空間102に露出した各面に平行な方向に磁界が形成されている。
ここで、上部筐体107と下部筐体108とが対抗する各面と平行な面において、連結部109と磁界生成空間102とが対向する面に垂直な方向をY軸、連結部109と磁界生成空間102とが対向する面に平行な方向をX軸である。換言すると、上部筐体107又は下部筐体108内において、1組の永久磁石110が連結されている方向がX軸、永久磁石110の磁極面と平行な面においてX軸と直交する軸がY軸である。
コントローラ103は、オペレータから入力された情報に基づき、HDD固定部104、X軸可動部105及びY軸可動部106を駆動する。また、コントローラ103は、オペレータが情報を入力するインターフェースを備える。コントローラ103に入力される情報としては、磁気ディスクの素材、HDDの筐体の素材及びHDDのディスク・サイズ等、HDD300に関する情報がある。また、コントローラ103は情報を記憶するメモリを備える。
更に、コントローラ103は、バーコード読み取り機能を有する。HDD300に貼付されたバーコードから読み取られた情報を記憶することによって、データの消去処理を行ったHDD300を記憶する。読み取る情報としては、例えば、HDD300のシリアルナンバーが挙げられる。この他、オペレータがコントローラ103を通じて、HDD固定部104、X軸可動部105及びY軸可動部106を操作することも可能である。
HDD固定部104はHDD300を固定する固定台であり、HDD300が載置される固定板(不図示)と、HDD300を保持する固定具(不図示)とを有する。HDD固定部104は様々なサイズのHDDを固定可能である。データ消去対象であるHDD300は、ボイス・コイル・モータ、スピンドル・モータのなどの強磁性体あるいは磁石を含む。従って、磁界生成空間102内で、磁界により引力又は斥力を受ける。HDD固定部104は、HDD300に加わるこれらの力により、固定中のHDD300がHDD固定部104から外れない程度の強度でHDD300を保持する。また、データ消去用磁界への影響を考慮し、HDD固定部104は非強磁性体且つ非金属で形成されている。
HDD固定部104は、その固定板に対して水平にHDD300を保持する。従って、磁界生成空間102の消去可能領域Bにおける磁界の向きと、磁気ディスクの記録面が平行となる。典型的な水平磁気記録のHDDにおいては、その記録磁化方向と磁界の向きが平行となる。この状態においてHDD300を磁界生成空間102内で移動し、磁気ディスクに外部消去磁界を作用させる。これによりHDD300に記憶されたデータを消去する。
HDD固定部104は、自身に固定されたHDD300をX軸方向に傾ける機能を有している。これにより、固定されたHDD300並びにHDD300に含まれる磁気ディスクと消去可能領域Bにおける磁界との交わる角度が変化する。当該機能はコントローラ103により制御される。当該機能の詳細については後述する。HDD固定部104は、上部筐体107及び下部筐体108の互いの対向面と平行な面内において移動可能である。X軸可動部105及びY軸可動部106は、それぞれ駆動力を得るための駆動部と、強度維持のためのガイドとを有する。
X軸可動部105及びY軸可動部106は、図4に示すようにHDD300を磁界生成空間102に挿入される。即ち、HDD固定部104上に固定されたHDD300が上部筐体107と下部筐体108との間に位置する。この後、コントローラ103が、HDD固定部104を消去可能領域B内で移動することで、その外部消去磁界を用いてHDD300内部に収容された磁気ディスク上に記録されたデータを消去する。
次に、本実施形態に係るデータ消去装置の具体的な動作について説明する。本発明に係るデータ消去装置1は、磁界生成空間102に発生する消去可能領域Bの消去磁界を用いて、HDD300に記憶されたデータを消去するものである。ここで、HDD300の磁気ディスクや筐体の素材によって磁界の伝わり方に変化が生じることが考えられる。また、HDD300のサイズによっては、磁気ディスクの全面に亘って消去可能領域Bを通過させるため、磁界生成空間102(消去可能領域B)におけるHDD300の移動経路を工夫する必要がある。
コントローラ103は、HDD300の種類に応じたデータ消去装置1の動作条件を予め記憶している。HDD300のデータ消去を行う際、コントローラ103に消去対象であるHDD300の種類特定情報を入力する。具体的には、そのディスク・サイズ、筐体の素材及び磁気ディスクの素材等を入力する。入力された情報に基づいて、コントローラ103がHDD300の種類に応じた移動状態を決定し、この決定に従ってHDD300を移動することによって、効率的で確実なHDD300のデータ消去を行うことができる。
まず、HDD300のディスク・サイズに伴う動作条件(移動経路)の変化について説明する。現在、市場に流通しているHDDには主に3.5インチ・タイプ、2.5インチ・タイプ、1.8インチ・タイプ及び1インチ・タイプがある。はじめに、図5を用いて、3.5インチ・タイプの例を説明する。図5は磁気回路101にHDD300が挿入された状態を示す上面図である。図5においては、表示の明確化のため、上部筐体107及びHDD固定部104を省略して図示している。磁気回路101中の消去可能領域Bの長寸は、消去対象であるHDD300に含まれる磁気ディスク301の直径よりも小さい。
HDD固定部104に固定されたHDD300を磁界生成空間102に挿入する際には、図5(a)に示す通り、磁気ディスク301が連結部109側に位置する向きに挿入する。HDD固定部104は、接触しない程度に連結部109に近づける。この時、少なくとも磁気ディスク301における連結部109とは反対側の半円がY軸方向における消去可能領域Bの範囲に含まれる。即ち、消去可能領域Bの長寸は、磁気ディスク301の半径以上である。
この状態においてコントローラ103がX軸可動部105を駆動し、図5(a)に示す白矢印の方向、つまり、消去可能領域Bの磁界方向と平行な方向においてHDD300を動かす。このように、磁界生成空間102中を、磁気回路101のコの字型の側面の一方から他方へ向かって移動させる時、少なくとも磁気ディスク301の図中下半分、即ち連結部109とは反対側の半円が消去可能領域Bを通過する。これにより、少なくとも磁気ディスク301において消去可能領域Bを通過した部分に記憶されたデータが消去される。
詳述すると、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過すると、磁気ディスク301の磁性層に対して図中に示す黒矢印の方向の磁界が加わる。即ち、磁気ディスク301の磁性層に対して、磁気ディスク301の記録面と平行な方向に、消去可能領域Bの磁界が加わる。これにより、磁気ディスク301の磁性層の磁化を図中に示す矢印の方向、即ち消去可能領域Bにおける磁界の方向へ揃える事ができる。
次に、図5(b)に示す通り、Y軸可動部106を駆動することにより、HDD300を連結部109から遠ざかる方向へ移動する。これにより、磁気ディスク301において消去可能領域Bの外側を通過した部分、即ち、磁気ディスク301における連結部109側の半円が、Y軸方向において、消去可能領域Bの範囲に入る位置に配置される。
この状態において、図5(c)に示す通り、X軸可動部105を駆動することにより、図中の白矢印の方向にHDD300を動かす。即ち、図5(a)とは反対方向に、磁気回路101のコの字型側面の一方から他方へ向かってHDD固定部104を動かす。これにより、図5(a)の工程において消去可能領域Bを通過していない磁気ディスク301の部分が消去可能領域Bを通過し、当該部分に記憶されているデータが消去される。
最後に、図5(d)に示される通り、Y軸可動部106を駆動することにより、連結部109から遠ざかる方向にHDD固定部104を動かし、磁界生成空間102からHDD300を抜き出す。このように、HDD300に含まれる磁気ディスク301の直径が、消去可能領域Bの長寸をこえる場合、往路と復路の間にY軸可動部106を駆動し、消去可能領域Bに対する磁気ディスク301の位置を動かすことによって、磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過するように移動する。これによって、HDD300のスピンドル・モータを駆動して磁気ディスク301を回転させることなく、磁気ディスク301に記憶された全データを消去することができる。
次に、2.5インチ・タイプ以下の例を説明する。図6においては、2.5インチ・タイプのHDDを例として図示する。図の例において、2.5インチ・タイプのHDDに含まれる磁気ディスク301の直径は、消去可能領域BのY軸方向の幅以下である。つまり、磁気ディスク301の直径は、消去可能領域Bの長寸よりも短い。従って、このような場合は、図5に示すようにHDD300の往路と復路の間にY軸可動部106を駆動する必要はない。
具体的には、図6(a)示すように、X軸可動部105及びY軸可動部106を駆動して磁気ディスク301が、Y軸方向において、消去可能領域Bの範囲に入るようにHDD300を配置する。この状態において、X軸可動部106を駆動して図中の白矢印に示すように、図中右から左へHDD300を移動させる。即ち、磁界生成空間102中を、磁気回路101のコの字型の側面の一方から他方へ向かって移動させる。
この時、磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過する。これにより、磁気ディスク301に記憶されたデータが消去される。次に、再度X軸可動部105を駆動して、図6(b)の白矢印が示すように、図中左から右へHDD300を移動させる。これにより、より確実に磁気ディスク301に記憶されたデータが消去される。1.8インチ・タイプ及び1インチ・タイプのHDDにおいても、図6に示す通り、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過するようにHDD300を往復させることにより、上記と同様に記憶されたデータを消去することができる。なお、HDD300が消去可能領域Bを1回のみ通過する態様とすることもできる。
尚、図5及び図6に示すHDD300のデータ消去時の移動の態様については、データ消去対象であるHDD300と、磁気回路101及び消去可能領域Bとの相対的な大きさにより決定されるものである。即ち、図5に示す態様は、磁気ディスク301の直径が消去可能領域Bの長寸(移動方向に対して垂直方向の長さ)よりも大きい場合の例であり、図6に示す態様は、磁気ディスク301の直径が消去可能領域Bの長寸よりも小さい場合の例である。
例えば磁気ディスク301の直径が、消去可能領域Bの長寸の倍以上3倍以下の大きさである場合、磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過するためには、磁気ディスク301の面を3つの範囲に分割し、HDD固定部104の磁界生成空間102中の往路と復路、及び再度の往路で磁気ディスク301面のそれぞれの範囲が消去可能領域Bを通過するように駆動する。同様に、磁気ディスク301の直径が、消去可能領域Bの長寸の3倍以上の大きさであっても良く、この場合にはHDD固定部104を磁界生成空間102中で2往復以上駆動し、磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過するよう駆動すれば良い。
ここで、図5(a)に示すように、磁気ディスク301が連結部109側に位置するように配置し、HDD固定部104及びHDD300を連結部109に最も近づけた状態において、磁気ディスク301の円周上における連結部109から最も遠い点と連結部109との間隔が、連結部109から遠い側の消去可能領域Bの端部と連結部109との間隔よりも狭いことが好ましい。上記の条件が満たされない場合、磁気ディスク301を回転させるか、HDD300を回転させなければ、磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過するように駆動することができないからである。
次に、HDD300に含まれる磁気ディスク301の素材の相違に伴う、HDD300の移動状態の変化について説明する。現在、磁気ディスクの素材には、例えばガラス基板又はアルミ基板等の非磁性導体(非強磁性体)が用いられている。ここで、磁場中を非磁性金属が通過すると渦電流が発生し磁界が乱れる。従って、消去可能領域Bにおける消去磁界も影響を受け、磁気ディスク301へ作用する磁力が弱くなる。これにより、磁気ディスク301に記録されたデータが確実に消去されないことが起こり得る。
これに対処するため、磁気ディスク301の基材に応じて、磁界生成空間102(消去可能領域B)におけるHDD300の移動スピードを変化させる。当該制御はコントローラ103が自身に入力された磁気ディスク301の素材に関する情報及び予め記憶された磁気ディスク301の素材による移動状態の情報に基づいて行う。渦電流による磁界の乱れは、磁場中を通過するスピード増加に伴って増大する。従って、磁気ディスク301の素材がアルミニウムのように導体の場合は、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過する際のスピードを、ガラス基板のように非導体の場合よりも遅くする。これにより、渦電流による磁界の乱れを低減することができる。結果、磁気ディスク301上に記録されたデータの不完全な消去を防止することができる。
他方、磁気ディスク301の素材がガラス基板等の非導体である場合は、磁場中の通過に伴う渦電流の発生を考慮する必要はない。従って、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過する際のスピードをスループットの点から導体よりも速くする。尚、この場合においても、消去可能領域Bを通過することにより、磁気ディスク301に記憶されたデータが消去されるようなスピードで通過させる必要がある。
図5、図6を参照して、磁気ディスク301の素材の違いに伴う、HDD300の移動スピードについて詳細に説明する。磁気ディスク301の移動スピードについて考慮すべき工程は、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過する工程である。従って、図5(a)、図5(c)、図6(a)及び図6(b)の工程におけるHDD300の移動スピードを制御すれば良い。つまり、磁気ディスク301が消去可能領域Bを通過する際に、磁気回路101に対するHDD固定部104の相対的スピードを変化させることにより、目的を達成することができる。
磁気ディスク301の素材がガラス等の非金属の場合、渦電流の発生を考慮する必要はない。従って、磁気回路101に対するHDD固定部104の相対的スピードは、消去可能領域Bを通過することにより、磁気ディスク301のデータが消去されるスピードであれば良い。例えば100mm/s以上200mm/s以下であり、更に好適には150mm/sで駆動する。尚、図5(b)、(d)の工程においても、同様のスピードで駆動することができる。
他方、磁気ディスク301の素材が金属の場合、渦電流による影響を低減するために、磁気回路101に対するHDD固定部104の相対的スピードを制限する。磁気ディスク301の素材としては、アルミ基板等がある。このスピードは、消去可能領域Bにおけるデータ消去用磁界において渦電流による磁界の乱れが発生しても、磁気ディスク301に記憶されたデータが確実に消去されるようなスピードである。HDD固定部104が磁界生成空間102を通過するスピードは、磁気ディスク301の移動によって発生する渦電流が上記の所定の強度以下となるスピードであり、例えば25mm/s以上75mm/s以下であり更に好適には50mm/sである。
尚、磁気ディスク301の移動スピードを遅くする程、渦電流の発生が抑制されるので、磁気ディスク301の記録データの消去を確実に行うことができるが、その分データの消去に時間がかかる。そのため、単位時間にデータ消去装置1が処理可能なHDD300の台数が減り、装置のスループプットの悪化につながる。従って、磁気回路101に対してHDD固定部104を移動させる相対的なスピードは、発生する渦電流による磁界の乱れによって、HDD300のデータの不完全な消去が発生しない限度で且つ速いスピードであることが好ましい。なお、上述の手法を、導体の筐体を備えるHDD300と非導体筐体を備えるHDD300との間において適用することも可能である。
次に、HDD300に用いられる筐体の素材の違いに伴う、データ消去装置1の駆動条件の変化について説明する。HDD300の筐体が強磁性体か否かによって、磁気ディスク301に加わる磁界が大きく変化する。具体的には、HDD300のベース及びトップ・カバー等の筐体が強磁性体の場合、磁性体が磁界を妨げるシールド作用によりデータ消去用磁界が筐体に遮られ、内部の磁気ディスク301に作用する磁力が弱くなる。即ち、データ消去用磁界の磁力損失が発生する。
この問題を解決するために、強磁性体の筐体を有するHDDのデータを消去する場合、磁気ディスク301に対するするデータ消去用磁界の作用効率を向上する必要がある。ここで、磁気ディスク301に磁界を作用させ、磁性層の磁化配列を揃える際、磁気ディスクの記録磁化に平行な方向に磁界を加えるよりも、それに対して傾いた斜めの磁界を加えた方が、磁性層に対する磁界の作用効率が高い。
従って、HDD300の筐体が強磁性体の場合は、これに伴うデータ消去用磁界の磁力損失を考慮し、HDD固定部104を駆動してHDD300に磁界生成空間102を通過させる際、HDD300を傾けて通過させる。これにより、磁気ディスク301に対するデータ消去用磁界の作用効率が向上し、HDD300の筐体が強磁性体であっても、磁気ディスク301に記憶されたデータを確実に消去することができる。
図7(a)は、HDD300を傾けた状態で磁界生成空間102に挿入する態様を示す斜視図であり、図7(b)は同様の正面図である。HDD300の筐体が強磁性体である場合、図7(a)に示すように、HDD300を傾けた状態で、磁界生成空間102に挿入する。そして、図5、図6で説明したように磁気ディスク301の全面が消去可能領域Bを通過するように、X軸可動部105及びY軸可動部106を駆動する。
詳述すると、連結部109が磁界生成空間102に露出する面に垂直な線を軸に、HDD300を回転させる。即ちY軸を軸にHDD300を回転させる。そして、消去可能領域Bにおける磁界の向き対してHDD300に含まれる磁気ディスク301の面を傾ける。即ち、X軸方向に対してHDD300を傾ける。この時、磁気ディスク301の直径を示す線であって、X軸と平行な線と、消去可能領域Bにおける磁界の向きとの成す角度(図7(b)中の角度C)は、30°以上60°以下であり、更に好ましくは45°である。換言すると、磁気ディスク301の面と、上部筐体107又は下部筐体108と磁界生成空間102とが対向する面との成す角度が角度Cである。
HDD300に傾きをもたせるに当たっては、HDD固定部104の有する機能を用いる。上述した通り、HDD固定部104は自身に固定されたHDD300をX軸方向に傾ける機能を有している。当該機能により、HDD300を図7に示すように傾けることができる。
データ消去対象であるHDD300の筐体が強磁性体である旨の情報をコントローラ103が受信すると、コントローラ103はHDD固定部104を駆動し、HDD固定部104に固定されたHDD300が上記したような傾きを有するように制御する。当該制御は、HDD固定部104の固定板を回転させることにより行なっても良いし、HDD固定部104が固定板に対してHDD300を傾けるような機能を有しても良い。
次に図8に示すフローチャートを用いて、本実施形態に係るデータ消去装置1の全体の動作を説明する。まず、データ消去装置1の電源をONし、装置を初期化する(S801)。次に、コントローラ103に、データ消去対象であるHDD300のサイズ、筐体及び磁気ディスク301の素材等、HDD300に関する情報が入力される(S802)。コントローラ103は、入力された情報に基づきX軸可動部105、Y軸可動部106及びHDD固定部104の制御方法を決定する(S803)。そして、上記において決定された制御方法に基づき、X軸可動部105、Y軸可動部106を駆動する(S804)。
1つのHDD300のデータ消去が終了すると、データ消去すべき同種のHDD300(上記において指定した条件と同条件でデータ消去を行うHDD300)があるか否か判断される(S805)。当該判断はコントローラ103が自動で行っても良いし、オペレータがコントローラ103に入力した情報に基づいて、コントローラ103が行っても良い。消去すべき同種のHDD300がまだある場合、再度同条件のままHDD300のデータ消去を行う(S804)。
消去すべき同種のHDD300がもう無い場合は、続いてデータ消去すべき他種のHDD300(再度条件を設定してデータ消去を行うHDD300)があるか否か判断する(S806)。当該判断はコントローラ103が自動で行っても良いし、オペレータがコントローラ103に入力した情報に基づいて、コントローラ103が行っても良い。データ消去すべき他種のHDD300がある場合は、再度コントローラ103に消去対象であるHDD300に関する情報が入力される(S802)。データ消去すべき他種のHDD300がもう無い場合は、装置の電源がOFFされ(S807)、処理を終了する。
この様に、本実施形態に係るデータ消去装置1は、データ消去対象であるHDD300のサイズ、筐体の素材及び含まれる磁気ディスク301の素材に応じて、磁界生成空間102での駆動の態様を変化させるものである。これにより、データ消去対象であるHDD300に対して最適な条件でデータの消去を実施することができる。これにより、効率的で確実なHDDのデータ消去を行うことができる。
尚、図7において説明したHDD300を消去可能領域Bにおけるデータ消去用磁界の向きに対して傾ける方法は、HDD固定部104の機能によるものには限られない。例えば、図9に示すように、データ消去対象であるHDD300を傾けて固定する傾斜台302を用いても良い。傾斜台302はHDD300と同様にHDD固定部104上に固定可能である。傾斜台302はHDD300を傾いた状態で載置するための傾斜部303を有する。
傾斜部303にHDD300を載置し、上部カバー304によってHDD300が固定されるように、傾斜台302をHDD固定部104上に固定する。これにより、HDD300を傾いた状態で固定することができる。この様な傾斜台302を用いることにより、HDD300をHDD固定部104に固定する際にオペレータが直接HDD300の傾きを設定することとなるため、HDD固定部104を駆動する必要がなくなる。
また、上記の説明においては、HDD固定部104を移動させる経路、HDD固定部104を移動させるスピード、HDD固定部104上に固定されたHDD300の傾きについて条件を変える例を説明したが、この他にも、データ消去装置1を駆動する際の駆動条件であれば、上記の説明と同様に適用可能である。例えば、磁気ディスク301に消去可能領域Bを通過させる回数が挙げられる。
磁気ディスク301の素材が金属である場合や、HDD300の筐体の素材が強磁性体である場合等、データ消去用磁界の磁力損失が考えられる場合、磁気ディスク301に消去可能領域Bを複数回に亘って通過させることにより、より確実に磁気ディスク301に記憶された情報を消去することができる。
上述の例においては、HDD300のサイズ、筐体の素材及び含まれる磁気ディスクの素材のそれぞれに基づいて、磁界生成空間102中におけるHDD固定部104の移動方法を決定した。ここで、流通しているHDDのサイズ、筐体の素材及び磁気ディスクの素材はそれぞれのHDDの種類によっておおよそ決まっている。従って、予め、コントローラ103にHDDの種類に応じたX軸可動部105、Y軸可動部106及びHDD固定部104の駆動方法を記憶しておけば、個別にHDDの各部の構成を指定せずとも、データ消去対象であるHDDの種類を指定するだけでHDDのデータ消去を開始することができる。
ここで、コントローラ103に記憶されるHDDの種類とは、例えばHDDのサイズ、型式、インターフェースの種類等が考えられる。即ち、HDDのサイズ、型式、インターフェースの種類によって、流通しているHDDのサイズ、筐体の素材及び含まれる磁気ディスク301の素材が絞り込まれ、データ消去に際して好適なHDD104の移動条件が決定される。
また、HDDのサイズ、型式、インターフェースの種類等によらず、予めX軸可動部105、Y軸可動部106の駆動経路、駆動スピード、及びHDD固定部104に固定されるHDD300の傾きの設定の組を、プリセット条件として複数種類コントローラ103に記憶させておくこともできる。予め記憶されたプリセット条件の中から適したプリセット条件を選択するだけで、HDD300のデータ消去を実施することができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、上述は、水平磁気記録の磁気ディスクを例として説明しているが、本発明を垂直磁気記録の磁気ディスクに適用することができる。
データ消去装置の外観を示す斜視図である。 データ消去装置の機能部を示す斜視図である。 磁気回路の構成を示す斜視図である。 磁気回路にHDD固定部及びHDDを挿入した状態を示す斜視図である。 磁気回路とHDDとの相対的な移動の態様を示す上面図である。 磁気回路とHDDとの相対的な移動の態様を示す上面図である。 HDDを傾けた状態で磁気回路に挿入する態様を示す斜視図及び正面図である。 HDDのデータ消去の流れを示すフローチャートである。 HDDを傾けて保持する際の他の態様を示す斜視図である。
符号の説明
1 データ消去装置、100 機能部、101 磁気回路、102 磁界生成空間
103 コントローラ、104 HDD固定部、105 X軸可動部
106 Y軸可動部、107 上部筐体、108 下部筐体、109 連結部
110a−110d 永久磁石、200 フレーム、300 磁気ディスク装置
301 磁気ディスク、302 傾斜台、303 傾斜部、304 上部カバー

Claims (14)

  1. 外部消去磁界生成器が生成する外部消去磁界を使用して、磁気ディスク装置内に収容された磁気ディスク上の記録データを消去する方法であって、
    第1の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内においてその種類に応じた移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去し、
    前記第1の磁気ディスク装置と種類が異なる第2の磁気ディスク装置を、外部消去磁界内において前記第1の磁気ディスク装置とは異なる移動状態において移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去する、方法。
  2. 前記第1の磁気ディスク装置は非導体で形成された所定構成部を備え、前記第2の磁気ディスク装置は導体で形成された前記所定構成部を備え、前記第2の磁気ディスク装置を前記第1の磁気ディスク装置よりも遅い速さで前記外部消去磁界内において移動する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定構成部は前記磁気ディスクの基板である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の磁気ディスク装置は強磁性体で形成された筺体を備え、前記第2の磁気ディスク装置は非強磁性体で形成された筺体を備え、
    磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態において、前記外部消去磁界内で前記第1の磁気ディスク装置を移動し、
    磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が平行な状態において、前記外部消去磁界内で前記第2の磁気ディスク装置を移動する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の磁気ディスク装置は、その直径が前記外部消去磁界幅以下である磁気ディスクを備え、前記第2の磁気ディスク装置は、その直径が前記外部消去磁界幅をこえる磁気ディスクを備え、
    前記第1の磁気ディスク装置を、その磁気ディスク全体が前記消去磁界内を通るように、一方向に移動し、
    前記第2の磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るように第1の方向に移動し、その後にその第1の方向と交差する方向に移動し、その後にその第1の方向の移動において前記外部消去磁界の外側を通った磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るように移動する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の磁気ディスク装置は非導体で形成された磁気ディスク基板を備え、前記第2の磁気ディスク装置は導体で形成された磁気ディスク基板を備え、前記第2の磁気ディスク装置を前記第1の磁気ディスク装置よりも遅い速さで前記外部消去磁界内において移動する、請求項4に記載の方法。
  7. 外部消去磁界生成器が生成する外部消去磁界を使用して、磁気ディスク装置内に収容された磁気ディスク上の記録データを消去する方法であって、
    磁気ディスクの記録磁化方向に対して外部消去磁界の方向が傾斜するように磁気ディスク装置を保持し、
    前記磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、外部消去磁界内で前記磁気ディスク装置を移動し、その磁気ディスク上に記録されているデータを消去する、方法。
  8. 前記外部消去磁界方向に沿った面内において前記磁気ディスク装置を移動して、前記磁気ディスクに記録されているデータを消去する、請求項7に記載の方法。
  9. 強磁性体で形成された筺体を備える磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの記録磁化方向に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、前記外部消去磁界内で移動し、
    非強磁性体で形成された筺体を備える磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの記録磁化方向が前記外部消去磁界の方向と平行である状態で、前記外部消去磁界内で移動する、請求項7に記載の方法。
  10. 外部消去磁界を使用して磁気ディスク装置内に収容されている磁気ディスク上の記録データを消去する、データ消去装置であって、
    外部消去磁界を生成する外部消去磁界生成器と、
    磁気ディスク装置を保持し前記外部消去磁界内で移動する保持移動機構と、
    データ消去される磁気ディスクの種類に応じた条件において前記保持移動機構を操作するコントローラと、
    を備えるデータ消去装置。
  11. 前記コントローラは、前記保持移動機構を、非導体で形成された磁気ディスクを備える磁気ディスク装置よりも、導体で形成された磁気ディスクを有する磁気ディスク装置を、より遅い速度で前記外部消去磁界内において移動するように制御する、請求項10に記載のデータ消去装置。
  12. 前記保持移動機構は、強磁性体筺体を備える磁気ディスク装置をその磁気ディスクの記録面に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜するように保持し、前記磁気ディスクの記録面に対して前記外部消去磁界の方向が傾斜した状態で、外部消去磁界内で前記磁気ディスク装置を移動する、請求項10に記載のデータ消去装置。
  13. 前記移動機構は、その磁気ディスク直径が前記外部消去磁界幅以下である磁気ディスク装置を、その磁気ディスク全体が前記消去磁界内を通るように、一方向に移動し、
    その磁気ディスク直径が前記外部消去磁界幅をこえる磁気ディスク装置を、その磁気ディスクの一部が消去磁界内を通るように第1の方向に移動し、その後にその第1の方向と交差する方向に移動し、その後にその第1の方向の移動において前記外部消去磁界の外側を通った磁気ディスクの一部が前記消去磁界内を通るようにその第1の方向の反対方向に移動する、
    請求項10に記載のデータ消去装置。
  14. 前記コントローラは、前記保持移動機構を、非導体で形成された磁気ディスクを備える磁気ディスク装置よりも、導体で形成された磁気ディスクを有する磁気ディスク装置を、より遅い速度で前記外部消去磁界内において移動するように制御する、請求項12に記載のデータ消去装置。
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