JP2007026307A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 データの処理順序に依存した画像処理を行う場合に、データを記憶するメモリへのアクセスを最小にする。
【解決手段】 変倍処理と、データの処理順序に依存する誤差拡散処理とを行う場合に、誤差拡散処理におけるデータの処理順序に合わせた順序でメインメモリから読み出したデータをローカルメモリに書き込み、メインメモリ及びローカルメモリに記憶されたデータに基づいて変倍処理を行い、続けて変倍処理で変倍されたデータに対して誤差拡散処理を行う。ここで、変倍処理では、メインメモリへのアクセスが最小となるように、データの処理順序を制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理に用いられるデータを記憶する第1及び第2の格納手段を有する画像処理装置及びその制御方法に関する。
従来、画像処理においては、大きなデータサイズのデータを扱う必要があり、データを大容量のメモリに格納して使用することが多い。ところが、通常、大容量のメモリでは、小容量のメモリと比較してアクセスに時間がかかり、大容量のメモリに画像データを格納して頻繁にアクセスすると処理時間がかかってしまう。
そこで、図1に示すように、大容量のメインメモリ103と、小容量でアクセス時間の短いローカルメモリ102とを備え、画像処理部101では、できるだけローカルメモリ102を活用するようにしている。これにより、メインメモリ103へのアクセスを減少させ、処理性能を向上させることができる。
例えば、大容量のメインメモリ103として外付けのDRAMを想定し、また小容量のローカルメモリ102としてオンチップのSRAMを想定すると、両者へのアクセス時間には大きな差があるため、図1に示すような構成をとる意味は大きい。
画像処理の中でも、特に変倍処理は、1つの出力画素(出力データ)の計算に、複数の入力画素(入力データ)を使用して補間演算を行うことが多いため、入力データに対するメモリアクセスが多数発生し、図1に示すような構成を取る必要性が高い。
ここで、一例として双一次線形(バイリニア)補間を用いた変倍処理について、図2を用いて説明する。尚、ここでは、不図示のCPUがROMに格納されているプログラムに従って変倍処理を実行しても良いし、専用のLSIなどのハードウェアによって変倍処理を実行しても良い。
図2は、バイリニア補間を用いた変倍処理を説明するための図である。図2において、丸印「○」は入力画素を示し、四角印「□」は出力画素を示す。そして、出力画素Zの値を計算するには、座標上、出力画素Zの近傍にある4点の入力画素A,B,C,Dの値を使用する。ここで、隣り合う画素間の間隔を横方向、縦方向共に「1」とした場合、出力画素Zの左上の入力画素Aからの横方向、縦方向の変位をそれぞれΔx、Δyとすると、出力画素Zの値は以下の式(1)から求められる。
Z=(1−Δy)(1−Δx)・A+(1−Δy)・Δx・B
+Δy・(1−Δx)・C+Δy・Δx・D … 式(1)
ここで、変倍処理の倍率を横方向Mx,縦方向Myとすると、隣り合う出力画素の間は横方向の間隔が1/Mx、縦方向の間隔が1/Myであるため、これらの値をΔx、Δyに加算することにより次々と隣接する出力画素位置を求めることができる。また、各出力画素位置において式(1)を適用することで変倍処理が実現できる。この補間方法では、出力画素の近傍4点にあたる上下2ライン分の入力画素が計算に使用されるため、単純に処理を実行すると、出力ライン数の2倍分入力ラインにアクセスする必要がある。
このバイリニア補間を用いた変倍処理に対して、図1に示す構成でメインメモリ103上の入力データへのアクセスを減らす方法の1つとして、図3に示す方法がある。
図3は、1ライン分のローカルメモリによる変倍処理を説明するための図である。図3において、入力ライン1〜4はそれぞれ図1に示すローカルメモリ102に相当し、メインメモリ103から読み出された1ライン分の入力データが矢印の方向に書き込まれる。また、入力ライン1〜4における矢印は入力アクセスの方向を示し、矢印についた番号はアクセスの順序を示している。尚、図2と同様に、四角印「□」は出力画素を示すものである。
次に、図3における処理の流れを説明すると、メインメモリ103上の入力データから入力ライン1を読み込み、1ライン分のローカルメモリ102に書き込む。そして、入力ライン1のデータを全てローカルメモリ102に書き込んだ後、メインメモリ103から入力ライン2のデータを順次読み出す。次に、読み出した入力ライン2のデータと、先にローカルメモリ102に格納した入力ライン1のデータとから入力ライン1と入力ライン2の間に存在する出力ラインの画素値を計算する。
このとき、出力画素値の計算に使用した入力ライン2のデータを、順次ローカルメモリ102上で不要になった入力ライン1のデータに上書きする。これにより、入力ライン1及び2に対する出力ラインの画素値の計算が全て終了すると、ローカルメモリ102上のデータは全て入力ライン2のデータに置き換えられる。
次は、メインメモリ103から入力ライン3のデータを順次読み出し、入力ライン1と入力ライン2の場合と同様に、入力ライン2と入力ライン3の間に存在する出力ラインの画素値を計算する。以下、最終の入力ラインまで上述の処理を同様に繰り返すことにより、メインメモリ103から入力ラインの1ラインにつき1回の読み出しを行うだけで変倍処理が可能となる。
図3に示す方法では、ローカルメモリ102のサイズが1ライン分、確保できるものとしたが、コストや実装上の制約により、ローカルメモリ102のサイズとして1ライン分を確保できない場合も多い。この場合、ローカルメモリ102として確保できたサイズに応じて、変倍処理の入力アクセスパターンを変更することによりメインメモリ103へのアクセスを最小化できる。
次に、ローカルメモリ102として、1ラインの4分の1のサイズが確保できた場合の変倍処理の処理順序について、図4を用いて説明する。
図4は、1/4ライン分のローカルメモリによる変倍処理を説明するための図である。最初に、入力ライン1の矢印1で示される入力データをメインメモリ103からローカルメモリ102に読み込み、その後、入力ライン2の矢印2で示される入力データをメインメモリ103から読み込みつつ矢印1と矢印2の間の出力画素値の計算を行う。このとき、ローカルメモリ102上で不要になった矢印1のデータを、読み込んだ矢印2のデータで順次置き換えていくことで変倍処理を行っていく。
その後、入力ライン3の矢印3、入力ライン4の矢印4の順に、縦方向に処理を行った後に、入力ライン1に戻り、処理済の入力データの右側のデータに対して、縦方向の処理を同様に行っていく。
図4に示すような順序で処理を行うことでローカルメモリ102のサイズが1ライン分ある図3に示す場合と同様に、メインメモリ103から入力ラインの1ラインにつき1回の読み出しを行うだけで変倍処理が可能となる。
尚、厳密に言えば、図4において、左右に隣接する矢印(矢印1と矢印5など)の間にはオーバーラップしている画素があるが、ローカルメモリのサイズが非常に小さい場合で無い限り影響は少ない。
特開平9-65114号公報
図1に示すように、画像処理部101にローカルメモリ102を備え、変倍処理単体を考えた場合、図4に示す処理順序で入力データを処理することによりメインメモリ103からの入力データ読み出しを最小限に抑えることができる。
しかしながら、図1に示す画像処理部101において、変倍処理に続いて他の画像処理を行う場合には、変倍処理が図4に示す処理順序で入力データを処理することが最善とは限らない。
例えば、変倍処理に続けて誤差拡散処理のような処理順序に依存する処理を行う場合、変倍後の出力データの順序が、誤差拡散処理の処理順序に合わないと、結局メインメモリ103へのアクセスが増えてしまう。これは、変倍処理で変倍された出力データを、一旦メインメモリ103に書き戻し、誤差拡散処理が処理順序を変えてメインメモリ103から読み直すことになるからである。
ここで、誤差拡散処理の処理順序として、図5に示す(a)のように、単純に単方向のラスタースキャンを考えても、図4に示す処理順序とは合わない。また、誤差拡散処理の画質改善のため、図5に示す(b)のようなラインによって方向を切り替えながら左からのスキャンと右からのスキャンを混在させて双方向にスキャン処理する場合を考えても、図4に示す処理順序とは全く合わない。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、データの処理順序に依存した画像処理を行う場合に、データを記憶するメモリへのアクセスを最小にすることを目的とする。
本発明は、画像処理に用いられるデータを記憶する第1及び第2の格納手段を有する画像処理装置であって、データの処理順序に依存しない第1の画像処理と、データの処理順序に依存する第2の画像処理とを行う場合に、前記第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序で前記第1の格納手段から読み出したデータを前記第2の格納手段に書き込み、前記第1及び第2の格納手段に記憶されたデータに基づいて前記第1の画像処理を行う第1の画像処理手段と、前記第1の画像処理手段で処理されたデータに対して前記第2の画像処理を行う第2の画像処理手段とを有し、前記第1の画像処理手段は、前記第1の格納手段へのアクセスが最小となるように前記第1の格納手段からの読み出し順序と前記第2の格納手段への書き込み順序とを制御することを特徴とする。
また、本発明は、画像処理に用いられるデータを記憶する第1及び第2の格納手段を有する画像処理装置の制御方法であって、データの処理順序に依存しない第1の画像処理と、データの処理順序に依存する第2の画像処理とを行う場合に、前記第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序で前記第1の格納手段から読み出したデータを前記第2の格納手段に書き込み、前記第1及び第2の格納手段に記憶されたデータに基づいて前記第1の画像処理を行う第1の画像処理工程と、前記第1の画像処理工程で処理されたデータに対して前記第2の画像処理を行う第2の画像処理工程とを有し、前記第1の画像処理工程は、前記第1の格納手段へのアクセスが最小となるように前記第1の格納手段からの読み出し順序と前記第2の格納手段への書き込み順序とを制御することを特徴とする。
本発明によれば、データの処理順序に依存した画像処理を行う場合に、データを記憶するメモリへのアクセスを少なくすることができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図6は、第1の実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。図6では、変倍処理と誤差拡散処理とを続けて行う画像処理部を示しており、変倍処理部602は、メインメモリ601から入力データを読み込み、横Mx倍、縦My倍に変倍した出力をメインメモリ601に戻すことなく、誤差拡散処理部604に渡す。
図6に示す構成では、変倍処理部602と誤差拡散処理部604との間でデータを並べ替えられるだけのメモリを備えていないため、変倍処理のデータ処理順と誤差拡散処理のデータ処理順とは必ず一致している必要がある。特に、誤差拡散処理については、データの処理順序が出力結果に影響するため、変倍処理側の処理順を、誤差拡散処理側の処理順に合わせなければならない。
尚、誤差拡散処理部604の出力は、他の不図示の処理部に送られたり、或いはメインメモリ601に戻されたりする場合があるが、ここでは考慮していない。また、変倍処理部602は接続されたローカルメモリ603を活用することで、メインメモリ601へのデータアクセスをできるだけ減らすように制御するが、具体的な制御の仕方については、図7を用いて更に詳述する。
図6において、メインメモリ601から読み出されるデータ量が2*Myとなっているのは、入力データのサイズを「1」とした場合に、図7に示すような制御で入力データを読み込んだときのデータ量を示しているからである。
図7は、第1の実施形態における入力データの読み出し順序を示す図である。ここで、変倍処理部602のCPUが、図7に示すように、メインメモリ601から各矢印に付された番号順に入力データの読み出しを行う。
また、誤差拡散処理部604の処理としては、図5に示す(b)の双方向スキャンで、1ライン毎に左からのスキャンと右からのスキャンとが交互に切り替わる場合を想定している。まず、出力ラインの1ライン目は、左からのスキャンであるため、変倍処理部602も左から右に処理を進める必要があり、補間に必要な2ライン分をペアとして、矢印1,2→矢印3,4→矢印5,6→矢印7,8とデータの読み込みと変倍処理を行う。その結果、変倍後の1ライン目の出力データが誤差拡散処理部604に与えられ、出力データに対して誤差拡散処理が左から右に実行される。
次の出力ラインの2ライン目は、誤差拡散処理が右からのスキャンとなり、変倍処理部602も右から左へ、矢印9,10→矢印11,12→矢印13,14→矢印15,16の順にデータの読み込みと変倍処理を行う。その結果、変倍後の2ライン目の出力データが誤差拡散処理部604に与えられ、出力データに対して誤差拡散処理が右から左に実行される。
更に、次の出力ラインの3ライン目では、誤差拡散処理が左からのスキャンとなるため、変倍処理部602も左から右へ、矢印17,18→矢印19,20→矢印21,22→矢印23,24の順にデータの読み込みと変倍処理を行う。その結果、変倍後の3ライン目の出力データが誤差拡散処理部604に与えられ、出力データに対して誤差拡散処理が左から右に実行される。以下、同様に、誤差拡散処理のスキャン方向に従って、変倍処理のデータ読み込み順も制御される。
尚、ローカルメモリ603は、ペアとなる入力データの少なくとも一方を格納しておくために使用される。例えば、矢印1のデータをメインメモリ601から読み出してローカルメモリ603に格納した後、矢印2のデータをメインメモリ601から読み出しつつ、ローカルメモリ603上の矢印1のデータを使用して変倍処理を実行できる。
ここで、変倍処理後のデータを一度メインメモリ601に格納し、誤差拡散処理で再度メインメモリ601から読み出す場合と比較し、メインメモリ601へのアクセスが低減されたことを説明する。
図8は、変倍処理後のデータを一度メインメモリへ格納し、誤差拡散処理で再度メインメモリから読み出す画像処理部の構成を示す図である。図8に示す構成では、変倍処理部802が変倍後の出力データを一度メインメモリ801に書き込んだ後、誤差拡散処理部804がメインメモリ801から変倍後の出力データを読み出すことになる。この点が、上述した図6に示す変倍処理部602及び誤差拡散処理部604と異なる。
図8に示す例では、変倍処理と誤差拡散処理との処理順序を合わせる必要がないため、変倍処理部802では、図4に示したように、変倍処理単体で考えたときに、最もメインメモリ801へのアクセスが少ない順序で処理を実行する。また、誤差拡散処理部804の処理順序については、変倍後のデータをメインメモリ801から読み出す際にスキャン方向を対応させれば良い。
そして、図8に示す例では、メインメモリ801へのアクセスデータ量は入力データのサイズを「1」とすると、変倍処理部802の入力が「1」で、変倍処理部802の出力が「Mx*My」、誤差拡散処理部804の入力が「Mx*My」となる。即ち、合計でアクセスデータ量は「1+2*Mx*My」となる。
従って、図6ではアクセスデータ量は「2*My」、図8では「1+2*Mx*My」であるから、縦横方向の倍率が等しくM(=Mx=My)の場合を想定すると、式(2)の計算から、式(3)が常に成り立つ。
(1+2*Mx*My)-(2*My)=2*M2-2*M+1=2*(M-1/2)2+1/2>0 … 式(2)
1+2*Mx*My>2*My (Mx=My=Mのとき) … 式(3)
式(3)により、Mx=My=Mであれば、図1におけるメインメモリアクセスデータ量が図7におけるメインメモリアクセスデータ量よりも少ないことが示される。
尚、図6に示す例では、変倍処理部602と誤差拡散処理部604を直接接続しているが、両処理部の間に処理順序に影響しない他の処理が入っていても、本発明は適用可能である。
また、誤差拡散処理を例として挙げているが、処理順序に依存した処理であれば、誤差拡散処理以外の処理に対しても、本発明を適用することができる。
また、変倍処理として、ここではバイリニア補間を例に挙げているが、出力画素近傍の複数の入力画素データから補間により変倍を行う処理であれば、本発明は適用可能であり、例えばバイキュービック補間を使用した変倍処理にも、適用することができる。
第1の実施形態によれば、変倍処理に続いて誤差拡散処理のように処理順序に依存する処理が行われる場合に、メインメモリ601へのアクセスを低減させることができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。第2の実施形態では、変倍処理部が図4に示す処理順序と図7に示す処理順序とを切り替えてサポートできるように、2つのモードを有するものである。
尚、第2の実施形態でも、変倍処理と誤差拡散処理とを続けて行う画像処理部について説明する。
図9は、第2の実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。変倍処理部902は第1のモードと第2のモードとを有し、処理モード判定部905での判定結果に従って処理順序を切り替えて変倍処理を実行する。尚、第1のモードは図4に示す処理順序でデータを変倍処理するモードとし、第2のモードは図7に示す処理順序でデータを変倍処理するモードとする。
例えば、処理モード判定部905での判定結果が、第1のモードと判定した場合、変倍処理部902は入力データを図4に示す処理順序に従って読み込んで変倍処理し、出力を一度メインメモリ901に書き出す。また、第1のモードの場合、誤差拡散処理部904は、メインメモリ901から変倍されたデータを誤差拡散処理のデータ処理順序に合った順序で読み出して誤差拡散処理を実行する。
一方、処理モード判定部905での判定結果が、第2のモードと判定した場合、変倍処理部902は入力データを図7に示す処理順序に従って読み込んで変倍処理し、変倍後の出力データをメインメモリ901に書き出さずに誤差拡散処理部904に渡す。そして、誤差拡散処理部904では、変倍処理部902から渡された出力データに対して誤差拡散処理を実行する。
ここで、第2の実施形態における処理モード判定部905での判定条件について詳細に説明する。第1の実施形態で説明した式(3)は、Mx=My=Mのとき以外に必ずしも成り立つわけではないため、Mx=My=Mという仮定を外して式(3)を以下のように変形する。
(1−Mx)*My<1/2 … 式(4)
即ち、処理モード判定部905では、倍率Mx,Myを使用して式(4)の判定を行い、式(4)が成り立つ場合、第2のモードと判定し、また式(4)が成り立たない場合、第1のモードと判定する。そして、この判定結果に従って変倍処理部902が処理順序を切り替えて処理を実行することにより、状況によって最も有利なモードで動作させることができる。
尚、図9に示す例では、変倍処理部102と誤差拡散処理部104を直接接続しているが、両処理部の間に処理順序に影響しない他の処理が入っていても、本発明は適用可能である。また、誤差拡散処理を例として挙げているが、処理順序に依存した処理であれば、誤差拡散処理以外の処理に対しても、本発明を適用することができる。
また、変倍処理として、ここではバイリニア補間を例に挙げているが、出力画素近傍の複数の入力画素データから補間により変倍を行う処理であれば、本発明は適用可能であり、例えばバイキュービック補間を使用した変倍処理にも、適用することができる。
第2の実施形態によれば、変倍率に応じて、変倍処理の順序を切り替えて実行することにより、状況によって最も有利なモードで動作させることができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
メインメモリへのアクセスを減少させた画像処理部とメモリとの構成を示す図である。 バイリニア補間を用いた変倍処理を説明するための図である。 1ライン分のローカルメモリによる変倍処理を説明するための図である。 1/4ライン分のローカルメモリによる変倍処理を説明するための図である。 誤差拡散処理における2つのスキャン処理を説明するための図である。 第1の実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における入力データの読み出し順序を示す図である。 変倍処理後のデータを一度メインメモリへ格納し、誤差拡散処理で再度メインメモリから読み出す画像処理部の構成を示す図である。 第2の実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 画像処理部
102 ローカルメモリ
103 メインメモリ
601 メインメモリ
602 変倍処理部
603 ローカルメモリ
604 誤差拡散処理部
801 メインメモリ
802 変倍処理部
803 ローカルメモリ
804 誤差拡散処理部
901 メインメモリ
902 変倍処理部
903 ローカルメモリ
904 誤差拡散処理部
905 処理モード判定部

Claims (9)

  1. 画像処理に用いられるデータを格納する第1及び第2の格納手段を有する画像処理装置であって、
    データの処理順序に依存しない第1の画像処理と、データの処理順序に依存する第2の画像処理とを行う場合に、前記第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序で前記第1の格納手段から読み出したデータを前記第2の格納手段に書き込み、前記第1及び第2の格納手段に格納されたデータに基づいて前記第1の画像処理を行う第1の画像処理手段と、
    前記第1の画像処理手段で処理されたデータに対して前記第2の画像処理を行う第2の画像処理手段とを有し、
    前記第1の画像処理手段は、前記第1の格納手段へのアクセスが最小となるように前記第1の格納手段からの読み出し順序と前記第2の格納手段への書き込み順序とを制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の格納手段は、大容量で、且つアクセスに時間がかかる低速なメモリであり、前記第2の格納手段は、小容量で、且つアクセスに時間がかからない高速なメモリであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像処理は変倍処理であり、前記第2の画像処理は誤差拡散処理であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の格納手段から読み出したデータを変倍処理し、変倍されたデータを前記第1の格納手段に書き込む第1の処理モードと、
    前記誤差拡散処理におけるデータの処理順序に合わせた順序で前記第1の格納手段から読み出したデータを変倍処理し、変倍されたデータを前記第2の画像処理手段へ出力する第2の処理モードとを有し、
    前記変倍処理の倍率に応じて、前記第1の処理モードと前記第2の処理モードとを切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 画像処理に用いられるデータを格納する第1及び第2の格納手段を有する画像処理装置の制御方法であって、
    データの処理順序に依存しない第1の画像処理と、データの処理順序に依存する第2の画像処理とを行う場合に、前記第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序で前記第1の格納手段から読み出したデータを前記第2の格納手段に書き込み、前記第1及び第2の格納手段に格納されたデータに基づいて前記第1の画像処理を行う第1の画像処理工程と、
    前記第1の画像処理工程で処理されたデータに対して前記第2の画像処理を行う第2の画像処理工程とを有し、
    前記第1の画像処理工程は、前記第1の格納手段へのアクセスが最小となるように前記第1の格納手段からの読み出し順序と前記第2の格納手段への書き込み順序とを制御することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 請求項5記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う場合に、第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序でメインメモリから読み出したデータをローカルメモリに書き込み、第1の画像処理を行ってから、第2の画像処理を行う画像処理方法であって、第1の画像処理は変倍処理であり、第2の画像処理は、データの処理順序が処理結果に依存する処理であることを特徴とする画像処理方法。
  9. 更に、第1の画像処理結果をメインメモリに書き込み、第2の画像処理におけるデータの処理順序に合わせた順序でメインメモリから読み出して、第2の画像処理を行うモードを有することを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012226608A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
JP2013073508A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Canon Inc データ処理装置、データ処理方法、及びプログラム

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