JP2007024972A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新品のプロセスカートリッジを使用する際、ユーザーの手順を煩わせない簡易な構成であり、且つ、安価で組み立て性が良い保護部材の提供。
【解決手段】少なくとも現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを現像枠体と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器の開口を封止するためのトナーシールと、前記現像ローラと前記現像ブレードの間に狭持され、前記現像ブレードの押圧力を分散させる圧力分散部材とを有する現像装置において、前記現像枠体の前記現像ローラの軸方向における一方の側面には、前記圧力分散部材に対応する位置に開口が設けられ、前記圧力分散部材は、一方の端部が前記開口を貫通し、前記トナーシール、又は前記トナーシールの引き抜き用把手と結合されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、現像装置、プロセスカートリッジとこれらを備えた電子写真画像形成装置に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
又、プロセスカートリッジとは、画像形成装置本体に着脱可能であり、少なくとも現像手段を有するユニット及び感光体ドラムと現像手段を有するユニットを言う。
又、現像装置とは、電子写真感光体ドラム上に形成された潜像を現像するための現像手段とそれに付随した部材で構成されたものを言う。
従来、電子写真方式によって記録媒体に画像を形成する画像形成装置としては、次の構成が知られている。それは、電子写真感光体ドラム上に選択的に形成された潜像に対し現像剤を収納した現像装置を対向させて前記潜像を可視像化し、記録媒体に転写する構成である。多色画像形成装置においては、更にこれらの現像及び転写動作を各色について行うことにより、記録媒体に多色画像を得るものである。
又、前記現像方式として、現像ローラを感光体ドラムに接触させる接触現像方式や現像ローラと感光体ドラムの間に一定の間隔を設けるジャンピング現像方式等が挙げられる。そして、前記現像装置を画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ構成として、使用者のメンテナンス作業を軽減するようにしたものがある。
一方、前記現像装置又はプロセスカートリッジにおいて、製造出荷からユーザーが初期使用するまでの間の品質を保持する手段として様々な補助部材が提案されており、現像ブレードと現像ローラの間にシート部材を挟み込む構成等がある(例えば、特許文献1〜4参照)。
ここで、非磁性体トナー及び弾性現像ローラを感光体ドラムに接触させてトナー像を形成する接触現像方式の場合、感光体ドラムとの摺擦等による傷や磨耗等を回避するため、現像ローラは、弾性ローラとするのが一般的である。この弾性体ローラは、金属棒等の軸に単層又は複数の層に重ねられたソリッドゴムを成形したものである。
又、現像ローラにスポンジローラ等のトナー供給ローラと現像ローラ上のトナー層を規制する現像ブレードを圧接させる構成が広く用いられる。更に、現像ローラに圧接させることで現像ローラの外周にトナーを薄層形成させ、且つ、トナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する現像ブレードは、リン青銅やステンレス鋼や炭素鋼等のばね性を有する金属薄板、又は前記金属薄板表面に樹脂をコートしたもの等があり、何れも現像ローラへ所定の当接圧を確保すると共に使用時には、常時当接される構成である。
このように、弾性を有する現像ローラに現像ブレードを圧接させた構成の場合、前記当接圧により現像ローラと現像ブレードの接触部において、約1mmの幅で現像ローラが変形しながら常時当接することとなる。このとき、現像ローラを構成する弾性体の物理特性によっては、製造出荷時からユーザーが初期使用するまでの間に放置時間、熱等の環境の影響により、現像ブレードの当接圧で形成される約1mm幅の変形が復帰しにくくなる場合がある。
この場合、前記変形が充分に回復されない状態でユーザーが使用した場合、現像ローラが回転しすることで、前記変形部が現像ブレード当接部を通過する際に、現像ブレードの当接状態に微小変動等が生じる。その結果、前記変形部のトナーコート厚やトナー帯電特性等が変化し、画像上に現像ローラ周期の横スジが現れる恐れがある。
上述した問題を解決する手段の一例として、図11及び図12に示すような保護シート50を現像ローラ31と現像ブレード33との間に、長手全域に亘って挟み込む構成が採られている。保護シート50は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレン(PE)等の樹脂シート50aに、例えば、ウレタンフォーム等の発泡部材50bを貼り合わせたものである。
保護シート50の発泡部材50b側を現像ローラ31に、樹脂シート50a側を現像ブレード33側に各々当接するように、保護シート50を現像ローラ31と現像ブレード33との間に挟み込む。このような構成とすることで、現像ローラ31に対する現像ブレード33の当接圧を分散し、その結果、現像ローラ31の変形を抑制することができる。保護シート50は、プロセスカートリッジ7を画像形成装置本体に装着する前にユーザーが引き抜くようになっている。
尚、図22及び図23に示すように、保護シート50は、現像ローラ31と現像ブレード33の長手全域に亘って挟み込まれておりいるため、ユーザーが保護シート50を引き抜く場合、保護シート50を現像ローラ31の軸方向に対して、直角方向(図中矢印J,J’方向)に引き抜く構成となっている。
又、現像ブレード33表面に樹脂をコートしている場合は、保護シート50を現像ローラ31と現像ブレード33との間から引き抜く際、保護シート50の樹脂シート先端部(シート切断面)のバリ等によって現像ブレード33表面のコート樹脂33aが傷付いたり剥がれたりする。そして、このような現像ブレード33上の傷は、縦スジと呼ばれる画像上の不良となって現れる場合がある。そのため、図24に示すように、保護シート50の発泡部材50bを貼り付ける面の裏面に、現像ブレード33表面のコート樹脂33aを傷付けないような、例えば、シリコンコート紙等の平滑性が良いシート部材である保護部材50cを貼り付けている。
特開平7−311536号公報(第7頁、図7) 特開2001−290370号公報(第16頁、図17) 米国特許第5,749,026号 米国特許第6,009,287(p.4、Fig.6)
しかしながら、前記保護シートを用いる場合は、以下のような問題があった。
即ち、保護シート50とトナーシール103との両方が設けられているプロセスカートリッジの場合、保護シート50を引き抜いた後に、トナーシール103を引き抜かなければならない。なぜなら、保護シート50よりも先にトナーシール103を引き抜くと、現像容器32内にトナーが満たされた状態なり、このような状態で保護シート50を引き抜くと、現像ローラ31と現像ブレード33の隙間からトナーが吹き出してユーザーの手や着衣を汚してしまう恐れがあるからである。
この問題を回避するため、従来は、例えば、図22に示すように、現像ローラ31を保護する着脱式のカバー部材53と保護シート50とを一体化したり、図23に示すように、カバー部材53にトナーシール103の把手部111を覆い隠すカバー延長部53aを設けたりすることで、ユーザーが保護シート50よりも先にトナーシール103を引き抜かない工夫がなされている。
又は、図24に示すように、保護シート50にシート延長部50eを設けて、それによりトナーシール103の把手部111を覆い隠し、更に、保護シート50上に、ユーザーが保護シート50とトナーシール103を引き抜く順序を間違えないための注意書きをする構成が取られている。
ところが、このような構成だと、新品のプロセスカートリッジを使用する際、取り外す部品が増え、更に部品を取り外す順序が決められていることで、ユーザーの行う手順が煩雑化してしまう。
(2.
保護シートの組み立て性の問題)
プロセスカートリッジ組み立ての際、現像ローラ31と現像ブレード33をプロセスカートリッジ7の枠体に取り付ける工程が行われた後に、保護シート50を現像ローラ31と現像ブレード33との間に挟み込む。
しかしながら、保護シート50は、シート部材であるため、部品単体の強度がなく、人の手で保護シート50を現像ローラ31と現像ブレード33との間に入れる作業は、時間と、作業者の熟練度とが必要となる。
そのため、保護シート50を挟み込む作業は、プロセスカートリッジ7を専用の治具に取り付けた状態で、治具に設けられたモータによって、現像ローラ31を逆回転させながら、保護シート50を挟み込む方法で行われる。
ところが、このような方法で保護シート50の挟み込み作業を行っても、保護シート50が斜めに傾いた状態で現像ローラ31と現像ブレード33との間に挟み込まれてしまうことがある。その場合は、一度保護シート50を途中まで引き抜いて、再度挟み込む必要があり、作業性が良くなかった。
従って、本出願に係る発明の目的は、新品のプロセスカートリッジを使用する際、ユーザーの手順を煩わせない簡易な構成であり、且つ、安価で組み立て性が良い保護部材の提供である。
上記課題を解決するために、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置の代表的な構成は、少なくとも現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを現像枠体と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器の開口を封止するためのトナーシールと、前記現像ローラと前記現像ブレードの間に狭持され、前記現像ブレードの押圧力を分散させる圧力分散部材とを有する現像装置において、前記現像枠体の前記現像ローラの軸方向における一方の側面には、前記圧力分散部材に対応する位置に開口が設けられ、前記圧力分散部材は、一方の端部が前記開口を貫通し、前記トナーシール、又は前記トナーシールの引き抜き用把手と結合されていることを特徴とする。
又、少なくと、現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための規制部材である現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを支持する枠体である現像容器と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器内のトナーを封止するためのトナーシールと、前記トナーシールと一体化された把手部材とを有し、前記トナーシールは、前記把手部材を引っ張ることで、前記トナー容器の長手側面から引き抜かれ、前記現像ローラと前記現像ブレードの間には、滑り性の良い表面を有し、前記現像ローラに対する前記現像ブレードの当接圧を分散するための保護部材が前記現像ローラと前記現像ブレードの長手全域に亘って介在し、前記保護部材は、前記把手部材と一体で、且つ、前記トナーシールと略同一方向より、前記現像容器に設けられた引き抜き口から引き抜かれることを特徴とする。
本発明によれば、プロセスカートリッジの製造出荷時からユーザーが初期使用するまでの間における現像ローラの変形を防止する圧力分散部材保護部材において、安価であり、且つ、簡易な構成で、しかも、容易な組み立て性を有する構成を提供することが可能となる。
以下に、本発明に係る多色画像形成装置の実施形態について図面により詳しく説明する。
[多色画像形成装置の全体構成]
先ず、多色画像形成装置の全体構成について図1を参照して概要説明する。尚、図1は多色画像形成装置の一態様であるフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構成を示す縦断面図である。
図1に示す多色画像形成装置100は、垂直方向に並設された4個の感光ドラム1a,1b,1c,1dを備えている。感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)によって回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置である帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し、感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4(4a,4b,4c,4d)、感光体ドラム1上のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写装置5、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6(6a,6b,6c,6d)等が配設されている。
ここで、感光体ドラム1と帯電装置ローラ2、現像装置ユニット4、クリーニング装置ブレード6は、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7を形成している(プロセスカートリッジの枠体構成については、後で詳述する)。以下、感光体ドラム1から順に詳述する。
画像形成の動作としては、プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dが印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1a,1b,1c,1dが回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。又、感光体ドラム1が回転することで、感光体ドラム1に接触しながら従動回転する帯電ローラ2が感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて選択的に露光を行って感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラは、静電潜像にトナーを転移させて感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
転写材Sの進行方向において、最上流の感光体ドラム1a周面上におけるトナー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬送されて来るタイミングで、その対向点に転写材Sの印字開始位置が一致するように、レジローラ対19が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
転写材Sは、静電吸着ローラ22と静電転写ベルト11とによって挟み込まれて、静電転写ベルト11の外周に圧接し、且つ、静電転写ベルト11と静電吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に電荷を誘起し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静電吸着するように構成している。これにより、転写材Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部12aまで順次搬送される。
このように搬送されながら転写材Sは、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写される。
4色のトナー像を転写された転写材Sは、ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材Sは、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
[プロセスカートリッジの枠体構成]
次に、プロセスカートリッジ7の枠体構成を図2〜図4を用いて説明する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ7は、それぞれ別体であるクリーニングユニット26と現像ユニット27現像ユニット4とが一体となった枠体構成を採っている。
クリーニングユニット26は、感光体ドラム1を回転可能に支持する枠体であるクリーニング容器28に、感光体ドラム1表面に対して一様に帯電を行う帯電ローラ29帯電ローラ2や、現像後の感光体ドラム1表面に残った廃トナーを回収するためのクリーニングブレード306等が配設され、構成されている。
一方、現像ユニット27現像ユニット4の枠体構成は、現像剤であるトナーを収納するためのトナー容器25と、トナー容器25内のトナーを感光体ドラム1表面に現像するための現像ローラ31を回転可能に支持する枠体である現像容器32とが超音波溶着等で結合されている。
現像容器32には、現像ローラ31の他に、現像ローラ31上のトナーの層厚を規制するための現像ブレード33や、現像ローラ31にトナーを補給するためのスポンジローラであるトナー供給ローラ35等が設けられている。
尚、図3に示すように、クリーニングユニット26と現像ユニット27現像ユニット4は、現像ユニット27現像ユニット4の両端に設けられた結合穴36aと、クリーニングユニット26の両端に設けられた結合穴36bに平行ピン36cを差し込むことによって結合されており、現像ユニット27現像ユニット4は、図2の結合部36を中心に、クリーニングユニット26に対して揺動可能に支持されている。更に、現像ユニット27現像ユニット4は、図4に示すように、加圧バネ34によって付勢されており、これにより、現像ローラ31は、感光体ドラム1に突き当てられる構成となっている。
ここで、本発明を実施したプロセスカートリッジにおいては、感光体ドラム1と現像ローラ31が接触して現像を行う接触現像方式であり、感光体ドラム1はステンレスやアルミニウム合金等の金属円筒に感光層を設けたものから成り、現像ローラ31は、金属棒等の軸に弾性体ローラを成形したものである。この弾性体としては、単層又は複数の層に重ねられたソリッドゴムが用いられる。一方、現像ローラ31に圧接させることで現像ローラ31の外周にトナーを薄層形成させ、且つ、トナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する現像ブレード33は、リン青銅やステンレス材等のばね性を有する金属薄板、又は前記金属表面に樹脂をコートしたものであり、現像ローラ31へ所定の当接圧をもって保持する。
更に、図5に示すように、、プロセスカートリッジ7の未使用状態におけるトナー漏れを防ぐために、トナーを収納するトナー容器25の開口部108は、トナーシールで封止されている。トナーシール103は、トナー容器25の開口部108周縁に熱溶着等の方法で取り付けられ、一端側が折り返され、トナー容器25の側面に設けられたトナーシール引き抜き口102を通過して、トナー容器25の外側に延長され、把手部材111に貼り付けられている。
トナーを収納するプロセスカートリッジ7のトナー容器25の開口部103には、フィルム部材から成るトナーシール103が開口部103の長手全域に亘ってトナー容器25に溶着されている。前記トナーシール103は、トナー容器25の一端において折り返されており、この折り返し部110は、図6に示すように、トナーシール103をトナー容器25から引き抜くためのトナーシール引き抜き口102を通り、トナー容器25に設けられた把手部111に両面テープ112によって連結されている。
プロセスカートリッジ7を使用する際、ユーザーは、把手部111を掴んで、トナーシール引き抜き口110から前記トナーシール103を引き抜く。そうすることで、トナーシール103の溶着面がトナー容器25から剥がれ、トナー容器25内のトナーが現像容器32側に搬送されるようになる。そして、ユーザーは、トナーシール103を、後述するように、保護部材51と共に完全に引き抜いた後、プロセスカートリッジ7を画像形成装置本体に装着する手順となっている。
[現像ローラの保護部材の説明]
本発明による現像ローラの保護部材の実施形態を図7及び図8を用いて先ず概略を説明する。
保護部材51は、図7及び図8に示すように、現像ブレード33と現像ローラ31の間の長手全域に亘って介在する長さを有し、円弧部51bの曲率は、現像ローラ31外周の曲率と略同一である。
尚、保護部材51の材質は、該保護材51を現像ローラ31と現像ブレード33との間から引き抜く際に、現像ローラ31と現像ブレード33の表面を傷付けないためにも、滑り性がの良くい、比較的柔軟性に富む弾性体、例えば、ポリプロピレン(PP)や、ポリエチレン(PE)等の樹脂部材を用いることが望ましい。この他にも、スポンジ部材に、表面の滑り性が良いシート部材(例えば、高密度ポリエチレンフィルム)を貼り付けて、保護部材51を形成しても良い。
又、保護部材51は、トナーシール103の把手部111と一体化している。把手部111を引っ張ることにより、保護部材51は、プロセスカートリッジ7のサイドカバー52に設けられた、保護部材51の引き抜き口52aから、プロセスカートリッジ7の外に引き抜かれる(保護部材の引き抜き構成については、後で詳述する。)。
次に、本発明による現像ローラの保護部材の具体的実施形態について詳細を説明する。
(圧力分散のメカニズム)
先ず、圧力分散のメカニズムについて説明する。
図9に示すように、現像ブレード33が現像ローラ31に、例えば、線圧約50gf/cmの当接圧で当接させた場合、実験的に現像ローラ31の当接幅は約1mmになり、その結果、現像ローラ31が受ける面圧としては、約5gf/mm2 の圧力を受けることになる。そこで、図10に示すように、保護部材51を現像ローラ31と現像ブレード33の間に介在させることで、保護部材51の円弧部51bが現像ローラ31と当接し、当接幅が約10mmに拡大される。現像ローラ31と現像ブレード33との間に保護部材51が介在することで、現像ブレード33の撓み量が増加するので、現像ローラ31に対する保護部材51の当接圧が若干上がるが、保護部材51の円弧部51bにより、保護部材51の現像ローラ31に対する面圧が実質低下することとなり、現像ローラ31の変形抑制が可能となる。
又、保護部材51の厚みは、該保護部材51を挟み込んだ時の現像ブレード33の撓み量が、現像ブレード33の弾性変形領域内であるように設定されており、本実施の形態の場合、その厚みは、図10のTに相当する部分で約0.5〜1mmである。つまり、保護部材51を引き抜いた後、現像ブレード33が変形し、現像ブレード33の現像ローラ31への当接圧が低下してしまうことを防いでいる。これにより、保護部材51は、圧力緩和部材(例えば、ウレタンスポンジ)とシート部材のような2部品構成にしなくても良く、一体成形によって製造することができる。
(保護部材の引き抜き構成)
保護部材の引き抜き構成について説明する。
先ず、従来用いられている、図11及び図12に示すような、保護シート50とトナーシール103との両方が設けられているプロセスカートリッジの場合、保護シート50を引き抜いた後に、トナーシール103を引き抜かなければならない。なぜなら、保護シート50よりも先にトナーシール103を引き抜くと、現像容器32内にトナーが満たされた状態になる。このような状態で保護シート50を引き抜くと、現像ローラ31と現像ブレード33の隙間からトナーが吹き出してユーザーの手や着衣を汚してしまう恐れがあるからである。
この問題を回避するため、従来は、例えば、図13に示すように、現像ローラ31を保護する着脱式のカバー部材53と保護シート50とを一体化したり、図14に示すように、カバー部材53にトナーシール103の把手部111を覆い隠すカバー延長部53aを設けたりすることで、ユーザーが保護シート50よりも先にトナーシール103を引き抜かない工夫がなされている。又は、図15に示すように、保護シート50にシート延長部50eを設けて、それによりトナーシール103の把手部111を覆い隠し、更に、保護シート50上に、ユーザーが保護シート50とトナーシール103を引き抜く順序を間違えないための注意書きをする構成が採られている。
一方、本実施の形態に示す保護部材51は、図11に示すように、トナーシール103の把手部111と両面テープ等によりの貼り付けられている。保護部材51は、トナーシール103と共に、プロセスカートリッジ7の長手方向に渡って引っ張られて、プロセスカートリッジ7の長手側面のサイドカバー52に設けられた引き抜き口52aより引き抜かれるよう構成している。
尚、サイドカバー52に設けられた引き抜き口52aは、図12に示すように、プロセスカートリッジ7を側面から見た場合、保護部材51が挟み込まれる位置より上側に設けてある。このため、保護部材51が引き抜かれる際、図13に示すように、プロセスカートリッジ7の長手方向を水平とした場合、やや上方(図中矢印K方向)に引かれる。このとき、保護部材51には、引き抜き口52aを支点としたテコの力が加わる。これにより、保護部材51は、把手部111に近い側より、現像ローラ31と現像ブレード33の間から上側(図中矢印G方向)に引き抜かれる。そして、更に把手部111を引くことで、保護部材51は、プロセスカートリッジ7の外に引き抜かれる。
又、図7に示すように、現像ローラ31と現像ブレード33は、断面方向から見るとクサビ状の位置関係にあり、保護部材51は滑り性の良い材質のため、把手部材111を引き抜く動きをきっかけにして、保護部材51は簡単に上方向(現像ローラ31の軸方向に対して直角方向)に抜ける。つまり、保護部材51は、トナーシール103が引き抜かれる前に抜けるのである。
このような構成のため、保護部材51がトナーシール103より先に現像ローラ31と現像ブレード33の間から抜けるので、トナーシール103が引き抜かれた時に、トナー容器25の開口部108から現像容器32に流れ込むトナーが、現像ローラ31と現像ブレード33との間から吹き出すのを防止している。
又、図19図に示すように、トナーシール103の折り返し部110には、所定の弛み量Yを持たせている。これにより、ユーザーが把手部111を引くと、先ず、保護部材51が先に引き始められて、その後、トナーシール103の弛み量Yが伸び切ったところでトナーシール103が引き始められる。このような構成も、保護部材51とトナーシール103に時間差を持たせて、ユーザーが保護部材51をトナーシール103より先にプロセスカートリッジ7の外に引き抜くようにするのに効果的である。
上述した構成により、ユーザーは、把手部111を引くだけで、保護部材51とトナーシール103との両方をプロセスカートリッジ7から取り外すことができる。
(保護部材の組み立て方法)
次に、保護部材の組み立て方法について説明する。
保護部材51の組み立ては、図15に示すように、プロセスカートリッジ7に現像ローラ31と現像ブレード33が取り付けられた状態において、プロセスカートリッジ7のサイドカバー52に設けられた保護部材51の引き抜き口52aから、保護部材51を通す(図中矢印H方向)。然る後、図16に示すように、専用の工具54を用いて、保護部材51圧力分散部材51を現像ローラ31と現像ブレード33の間に押し込む(図中矢印I方向)。そして、保護部材51を現像ローラ31と現像ブレード33の間に挟み込んだ後に、保護部材51の延長部51aをトナーシール103の把手部111に両面テープ等を用いて結合する。
尚、実施の形態では、画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、複写機、ファクシミリ装置、或はワードプロセッサ等の画像形成装置に使用することも当然可能であり、又、実施の形態で例示したプロセスカートリッジに限定する必要もなく、例えばプロセスカートリッジ方式を用いていない従来形式の画像形成装置に使用することも当然可能である。
本発明に係る多色画像形成装置の断面図である。 プロセスカートリッジの構成を示す全体斜視図である。 現像ユニットとクリーニングユニットの構成を示す全体斜視図である。 プロセスカートリッジの構成を示す断面図である。 トナー容器の構成を示す全体斜視図である。 トナー容器の構成を示す全体斜視図である。 本発明の構成に係る実施形態を示す全体斜視図である。 本発明の構成に係る実施形態を示す部分断面図である。 従来の保護シート無しの現像ブレード当接状態を示す詳細断面図である。 従来の保護シート有りの現像ブレード当接状態を示す詳細断面図である。 従来の構成を示す全体斜視図である。 従来の構成を示す部分断面図である。 従来の保護シートとカバー部材の一体化構成を示す断面図である。 従来の保護シートとカバー部材の一体化構成を示す全体斜視図である。 従来の保護シートの構成を示す全体斜視図である。 保護部材とトナーシール把手部の結合状態を示す部分斜視図である。 保護部材の引き抜き口の位置を示す側面図である。 保護部材の引き抜き構成を示す正面図である。 保護部材とトナーシールの構成を示す上面図である。 保護部材の組み立て方法を示す説明図である。 保護部材の組み立て方法を示す部分断面図である。 従来の保護シートの引き抜き構成を示す断面図である。 従来の保護シートの引き抜き構成を示す断面図である。 従来の保護シートの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
4 現像ユニット
6 クリーニングブレード
7 プロセスカートリッジ
25 トナー容器
31 現像ローラ
32 現像容器
33 現像ブレード
35 トナー供給ローラ
36a 結合穴(現像ユニット側)
36b 結合穴(クリーニングユニット側)
36c 結合ピン
50 保護シート
50a 樹脂シート
50b 発泡部材
50c 保護部材
50d 両面テープ
50e シート延長部
51 保護部材
51a 延長部
51b 円弧部
52 サイドカバー
52a 引き抜き口
53 カバー部材
53a カバー延長部
54 工具
55 第2把手部材
56 テープ部材
102 トナーシール引き抜き口
103 トナーシール
108 開口部
110 折り返し部
111 把手部
F 現像ローラに掛かる当接圧
G 保護部材が抜き出る方向
H 保護部材を現像容器に差し込む方向
I 保護部材を現像ローラと現像ブレードの間に押し込む方向
J,J’ 保護シートが引き抜かれる方向
K 保護部材が引き抜かれる方向
S 転写材
T 現像ブレードが撓んだとき現像ローラと現像ブレードギャップ
Y トナーシールの弛み量

Claims (6)

  1. 少なくとも現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを支持する現像枠体と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器の開口を封止するためのトナーシールと、前記現像ローラと前記現像ブレードの間に狭持され、前記現像ブレードの押圧力を分散させる圧力分散部材とを有する現像装置において、
    前記現像枠体の前記現像ローラの軸方向における一方の側面には、前記圧力分散部材に対応する位置に開口が設けられ、前記圧力分散部材は、一方の端部が前記開口を貫通し、前記トナーシール又は前記トナーシールの引き抜き用把手と結合されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記圧力分散部材は、少なくとも前記現像ローラと前記現像ブレードに狭持される時、その断面の一方が他方よりも広い略くさび形状であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記圧力分散部材は、断面形状の少なくとも一辺が前記現像ローラの曲率と略同一であり、ポリプロピレンや、ポリエチレン等の滑り性の良い樹脂にて成形されることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記保護部材は、弾性部材を可撓性のシート部材で挟んだ構造であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能であり、少なくとも現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを現像枠体と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器の開口を封止するためのトナーシールと、前記現像ローラと前記現像ブレードの間に狭持され、前記現像ブレードの押圧力を分散させる圧力分散部材とを有するプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像枠体の前記現像ローラの軸方向における一方の側面には、前記圧力分散部材に対応する位置に開口が設けられ、前記圧力分散部材は、一方の端部が前記開口を貫通し、前記トナーシール又は前記トナーシールの引き抜き用把手と結合されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置であって、少なくとも現像ローラと、前記現像ローラ上のトナーを規制するための現像ブレードと、前記現像ローラと前記現像ブレードとを現像枠体と、トナーを収納するためのトナー容器と、前記トナー容器の開口を封止するためのトナーシールと、前記現像ローラと前記現像ブレードの間に狭持され、前記現像ブレードの押圧力を分散させる圧力分散部材とを有する電子写真画像形成装置において、
    前記現像枠体の前記現像ローラの軸方向における一方の側面には、前記圧力分散部材に対応する位置に開口が設けられ、前記圧力分散部材は、一方の端部が前記開口を貫通し、前記トナーシール又は前記トナーシールの引き抜き用把手と結合されていることを特徴とする電子写真画像形成装置。
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