JP2007023889A - 電磁駆動弁 - Google Patents

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    • F01L2009/2109The armature being articulated perpendicularly to the coils axes

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Abstract

【課題】 所望の大きさの駆動力が得られる電磁駆動弁を提供する。
【解決手段】 電磁駆動弁は、作用面21aおよび21bを有し、磁性体よりなるディスク21と、サイドプレートに支持され、作用面21aおよび21bに電磁力を作用させることによってディスク21を運動させる電磁石30および40と、電磁石30および40をサイドプレートに固定するボルト34および36とを備える。ボルト34は、1つの中心軸35上に配置されており、ボルト36は、1つの中心軸45上に配置されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、一般的には、電磁駆動弁に関し、より特定的には、回転駆動式の電磁駆動弁に関する。
従来の電磁駆動弁に関して、たとえば、米国特許第6467441号明細書には、電磁力とスプリングとの協働によって内燃機関のバルブが作動する電磁アクチュエータが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された電磁アクチュエータは、回転駆動式と呼ばれており、揺動アームの揺動運動から直線運動を取り出し、バルブを開弁位置と閉弁位置との間で往復運動させている。揺動アームは、支持フレームのプレートに回転自在に支持されている。揺動アームの両側には、コアとそのコアの周りに巻かれたコイルとから構成される電磁石が1つずつ配置されている。電磁石は、複数のボルトによって、支持フレームのプレートに固定されている。その複数のボルトは、互いにずれた複本数の軸上に、それぞれ配置されている。
また、特開2002−115515号公報には、車両への搭載性を向上させるとともに、重量の低減およびコストの削減を図ることを目的とした電磁駆動弁用アクチュエータが開示されている(特許文献2)。
米国特許第6467441号明細書 特開2002−115515号公報
上述の特許文献1に開示された電磁アクチュエータでは、揺動アームと電磁石とが、それぞれ支持フレームに対して独立して取り付けられている。しかしながら、揺動アームや電磁石の組み付け時には、それぞれの部品の加工精度に起因して組み付け精度に誤差が生じる。このため、電磁石と、電磁石に引き寄せられた揺動アームとの接触面に微小な隙間が形成されるおそれがある。このような隙間が形成されると、揺動アームに作用する電磁力が低減するため、期待する駆動力が得られなくなる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、所望の大きさの駆動力が得られる電磁駆動弁を提供することである。
この発明に従った電磁駆動弁は、作用面を有し、磁性体よりなる可動子と、ベース部材に支持され、作用面に電磁力を作用させることによって可動子を運動させる電磁石と、電磁石をベース部材に固定する締結部材とを備える。その電磁石を固定する締結部材は、1つの軸上に配置されている。
このように構成された電磁駆動弁によれば、締結部材が1つの軸上に配置されているため、電磁石を、ベース部材に組み付けた後においても、その軸を中心に回転可能に設けることができる。このため、電磁駆動弁の組み立て工程時に、電磁石を可動子の作用面に倣わせるように回転させ、電磁石と、可動子の作用面とを密着させることができる。これにより、電磁駆動弁の作動時、電磁石と可動子の作用面との間に微小な隙間ができることを防止し、電磁石で発生した電磁力をより効果的に可動子に作用させることができる。このため、所望の大きさの駆動力が得られる電磁駆動弁を実現することができる。
また好ましくは、電磁石は、ベース部材に向い合って延在し、所定の位置に締結部材が結合する取付け面を有する。取付け面は、所定の位置を除いた領域でベース部材から離間するように形成されている。このように構成された電磁駆動弁によれば、電磁石の取付け面とベース部材との間に生じる摩擦力を低減することができる。これにより、電磁石をベース部材に組み付ける際に、電磁石をベース部材に対して円滑に回転させ、電磁石の軸周りの姿勢を容易に微調整することができる。
また、可動子は、内燃機関に付属する吸排気用バルブに連結されている。このように構成された電磁駆動弁によれば、吸排気用バルブを所望の駆動力で駆動させることで、内燃機関の性能を十分に発揮させることができる。
また、可動子は、電磁石で発生した電磁力により、回転軸を中心に揺動運動する。好ましくは、締結部材が配置される軸は、回転軸に平行に延びている。このように構成された電磁駆動弁では、電磁石と可動子の作用面との間に、可動子の回転軸の半径方向に片当たりが生じ易い。本発明では、電磁石をベース部材に組み付ける際、可動子の回転軸と平行に延びる軸周りに電磁石を回転させることによって、その片当たりの状態を効果的に解消することができる。
以上説明したように、この発明に従えば、所望の大きさの駆動力が得られる電磁駆動弁を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す正面図である。図2は、図1中のII−II線上に沿った電磁駆動弁の断面図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の機関バルブ(吸気弁または排気弁)を構成している。本実施の形態では、電磁駆動弁が排気弁を構成している場合について説明を行なうが、吸気弁を構成する場合であっても、電磁駆動弁は、同様の構造を備える。
図1および図2を参照して、電磁駆動弁10は、電磁力によって得られた回転運動を直線運動に変換して、バルブを駆動する回転駆動式の電磁駆動弁である。電磁駆動弁10は、排気弁である駆動弁14と、作用された電磁力および弾性力によって揺動運動するディスク21と、ディスク21を挟んだ上下にそれぞれ配置され、電磁力を発生する電磁石30および40と、弾性力を有するトーションバー26およびコイルバネ20と、ディスク21ならびに電磁石30および40を支持するサイドプレート51sおよび51tとを備える。
駆動弁14は、一方向に延びるステム11と、ステム11の先端に形成された傘部12とから構成されている。ステム11の周りには、図示しないバルブガイドが設けられている。そのバルブガイドによって、ステム11は、ステム11が延びる方向に摺動可能に案内されている。駆動弁14は、ディスク21の揺動運動を受けて、ステム11が延びる矢印101に示す方向に沿って往復運動する。
駆動弁14は、排気ポート16が形成されたシリンダヘッド18に搭載されている。シリンダヘッド18の排気ポート16から燃焼室17に連通する位置には、バルブシート19が設けられている。駆動弁14の往復運動に伴って、傘部12がバルブシート19に密着したり、バルブシート19から離脱することによって、排気ポート16の開閉が行なわれる。つまり、ステム11が上昇することによって、駆動弁14が閉弁位置へと位置決めされ、ステム11が下降することによって、駆動弁14が開弁位置へと位置決めされる。
ステム11の外周上には、コイルバネ20が嵌め合わされている。コイルバネ20は、図示しないリテーナによってステム11の軸方向に支持されており、ステム11を上昇させる方向、つまり閉弁位置に向かわせる方向の弾性力を駆動弁14に作用させている。
シリンダヘッド18上には、板状の支持ベース55が固定されている。支持ベース55上には、支持ベース55の頂面から直角に立ち上がるサイドプレート51sとサイドプレート51tとが、所定の間隔を隔てて設けられている。サイドプレート51sおよび51tは、互いに向い合い、平行に延在する内側面51bを有する。サイドプレート51sおよび51tは、複数本のピン54によって支持ベース55に対する位置決めが行なわれた状態で、ボルト53によって支持ベース55に固定されている。
ディスク21は、磁性材料から形成されている。ディスク21は、支持部23および連結部22を有し、支持部23から連結部22に向けて延びている。支持部23と連結部22との間には、略矩形形状を有し、互いに反対側に面する作用面21aおよび21bが形成されている。支持部23には、ディスク21の揺動運動の中心となる中心軸25が規定されている。中心軸25は、ステム11が延びる方向の直交方向に延びている。連結部22において、傘部12が形成された先端とは反対側のステム11の先端11dが、作用面21bに当接している。
図3は、図1中のIII−III線上に沿った電磁駆動弁の断面図である。図1から図3を参照して、支持部23の両端は、サイドプレート51sおよび51tに形成された開口部85に、メタルブッシュ83を介して嵌め合わされている。支持部23には、中心軸25に沿って延びるトーションバー26が接続されている。支持部23に対する中心軸25周りのトーションバー26の位置は、トーションバー26と支持部23との接触部分に形成された図示しないセレーション機構によって固定されている。
支持部23の一方端から突出するトーションバー26の先端は、トーションバー固定具61に接続されている。トーションバー固定具61に対する中心軸25周りのトーションバー26の位置は、トーションバー26とトーションバー固定具61との接触部分に形成された図示しないセレーション機構によって固定されている。トーションバー固定具61は、複数本のボルト62によってサイドプレート51sに固定されている。
このような構成により、ディスク21は、サイドプレート51sおよび51tに対して、中心軸25を中心に回転自在に設けられている。トーションバー26は、図2中に示す断面において、中心軸25を中心に反時計周りに回転する方向の弾性力をディスク21に作用させている。つまり、駆動弁14は、トーションバー26の弾性力によって、開弁位置に向かう方向に付勢されている。電磁石30および40による電磁力が加わっていない状態で、ディスク21は、トーションバー26およびコイルバネ20の弾性力によって、開弁側の揺動端と閉弁側の揺動端との中間位置に位置決めされる。
図4は、図1中に示す電磁石の斜視図である。図5は、図1中の矢印Vに示す方向から見た電磁駆動弁の上面図である。さらに図4および図5を参照して、電磁石30は、コイル32と、磁性材料から形成されたコア31とから構成されている。コア31は、積層鋼板から形成され、コイル32が巻回される軸部31mと、ステンレス鋼板から形成され、溶接によって軸部31mに接合された基部31nとからなる。なお、コア31は、このような構造に限定されず、たとえば全体が1つの磁性材料から形成されていても良い。
基部31nは、ディスク21に対して相対的に遠くに位置決めされ、軸部31mは、ディスク21に対して相対的に近くに位置決めされる。軸部31mは、ディスク21の作用面21aに向い合う吸着面30aを有する。基部31nは、サイドプレート51sおよび51tの内側面51bにそれぞれ向い合う取付け面30bおよび30cを有する。
電磁石30には、取付け面30bおよび取付け面30cに1つずつ開口する2つのねじ孔72と、取付け面30bに開口する1つのピン孔71とが形成されている。2つのねじ孔72は、共に中心軸35の軸上に延びるように形成されている。中心軸35は、中心軸25と平行に延びている。ピン孔71は、中心軸35の軸上からずれた位置で、ねじ孔72と平行に延びるように形成されている。
サイドプレート51sおよび51tに挿通されたボルト34が、ねじ孔72に螺合されることによって、電磁石30が、サイドプレート51sとサイドプレート51tとの間に固定されている。電磁石30がサイドプレート51sおよび51tに固定された状態で、軸部31mは、サイドプレート51sおよび51tから離間するように位置決めされる。ピン孔71に挿入されたピン37によって、サイドプレート51sとサイドプレート51tとの間における電磁石30の大まかな位置が決定されている。このような構成により、ボルト34をねじ孔72に軽く締め込んだ状態では、電磁石30が、中心軸35を中心に微小な角度だけ回転可能となる。
取付け面30bおよび30cは、内側面51bに対して、中心軸35が交わる位置で凸となり、中心軸35が交わる位置から離れるに従って凹となるように湾曲して形成されている。つまり、取付け面30bおよび30cと内側面51bとの間の距離は、中心軸35が取付け面30bおよび30cに交わる位置で0となり、中心軸35が交わる位置から離れるに従って大きくなる。このような構成により、取付け面30bおよび30cと内側面51bとは、ボルト34が取付け面30bおよび30cに結合する位置110で接触し、それ以外の領域112で離間する。
なお、図5中では取付け面30bおよび30cの湾曲面が誇張して描かれているが、湾曲の度合いは、取付け面30bおよび30cと内側面51bとの間の距離Cが、たとえば、取付け面30bおよび30cの両端で0.1mmとなる程度で良い。また、湾曲面に限定されず、取付け面30bおよび30cにそれぞれ段差を設けることによって、取付け面30bおよび30cと内側面51bとが、位置110で接触し、領域112で離間する構造を実現しても良い。
電磁石40は、電磁石30と同様の形状に形成されており、ディスク21に対して電磁石30の反対側に配置されている。電磁石40は、電磁石30の吸着面30aに対応して、ディスク21の作用面21bに向い合う吸着面40aを有する。電磁石30および40は、吸着面30aと吸着面40aとが互いに距離を隔てて向い合うように配置されている。吸着面30aと吸着面40aとの間には、ディスク21が揺動する空間が形成されている。
電磁石40に形成された2つのねじ孔72は、共に中心軸45に沿って延びている。サイドプレート51sおよび51tに挿通されたボルト36が、ねじ孔72に螺合されることによって、電磁石40が、サイドプレート51sとサイドプレート51tとの間に固定されている。ボルト36をねじ孔72に軽く締め込んだ状態では、電磁石40が、中心軸45を中心に微小な角度だけ回転可能となる。
続いて、サイドプレート51sおよび51tに、電磁石30および40とディスク21とを組み付ける工程について説明を行なう。図6は、電磁石およびディスクの組み付け工程を説明するための電磁駆動弁の断面図である。
図2および図6を参照して、支持ベース55上に、ディスク21を組み付けた状態のサイドプレート51sおよび51tを固定する。このとき、サイドプレート51sには、まだトーションバー固定具61が固定されていない。ピン37を用いて、電磁石30および40をサイドプレート51sとサイドプレート51tとの間の適当な位置に配置する。ボルト34および36を締め付けトルクが発生しない程度の軽い力でねじ孔72に対して締め込み、サイドプレート51sおよび51tに対して電磁石30および40を仮組みする。
電磁石40のコイル32に電流を供給し、電磁石40で電磁力を発生させる。これにより、ディスク21を電磁石40に引き寄せる。このとき、ディスク21やコア31の加工精度に起因して、作用面21bと吸着面40aとが若干、片当たりするおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、中心軸45の軸周りで回転可能に設けられた電磁石40が、電磁力によって、作用面21bと吸着面40aとが密着する姿勢になるまで回転する。その後、ボルト36を強く締め込み、電磁石40をサイドプレート51sおよび51tに対して強固に固定する。電磁石40のコイル32への電流供給を停止する。
本実施の形態では、取付け面30bおよび30cが湾曲して形成されているため、取付け面30bおよび30cと内側面51bとの間に生じる摩擦抵抗を小さく抑えることができる。これにより、電磁石40を円滑に回転させ、作用面21bと吸着面40aとが密着した状態をより確実に得ることができる。
引き続き、電磁石30のコイル32に電流を供給し、先の電磁石40の場合と同様に、作用面21aと吸着面30aとを密着させる。次に、ボルト34を強く締め込み、電磁石30をサイドプレート51sおよび51tに対して強固に固定する。電磁石30への電流供給を停止する。電磁石30および40の固定が完了した後、ディスク21が開弁側の揺動端と閉弁側の揺動端との中間位置に位置決めされる適当な位置で、トーションバー固定具61をサイドプレート51sに対して固定する。
以上に説明した工程の実施により、電磁駆動弁10の作動時、ディスク21が電磁石30もしくは電磁石40に引き寄せられた時に、作用面21aと吸着面30aとの間もしくは作用面21bと吸着面40aとの間に、局所的な微小隙間が形成されることを防止できる。これにより、電磁石30および40で発生した電磁力を、より大きくディスク21に作用させることができる。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10は、作用面21aおよび21bを有し、磁性体よりなる可動子としてのディスク21と、ベース部材としてのサイドプレート51sおよび51tに支持され、作用面21aおよび21bに電磁力を作用させることによってディスク21を運動させる電磁石30および40と、電磁石30および40をサイドプレート51sおよび51tに固定する締結部材としてのボルト34および36とを備える。ボルト34は、1つの軸としての中心軸35上に配置されており、ボルト36は、1つの軸としての中心軸45上に配置されている。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁の組み立て方法は、上記の電磁駆動弁10の組み立て方法である。電磁駆動弁の組み立て方法は、サイドプレート51sおよび51tに対して、電磁石30および40をそれぞれ中心軸35および45を中心に回転可能な状態に仮組みする工程と、電磁石30および40を励磁することによって、ディスク21の作用面21aおよび21bにそれぞれ電磁力を作用させ、電磁石30および40にディスク21を引き寄せる工程と、ディスク21を引き寄せる工程の後、サイドプレート51sおよび51tに対して電磁石30および40を固定する工程とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における電磁駆動弁10によれば、所望の大きさの電磁力をディスク21に作用させることによって、安定した電磁駆動弁10の作動を低消費電力で実現することができる。また、ディスク21やコア31の加工精度を極端に向上させることなく、作用面21aおよび21bと吸着面30aおよび40aとをそれぞれ密着させることができる。このため、電磁駆動弁10の製造コストを低く抑えることができる。
なお、ボルト34および36を設ける位置は、基部31nに限定されず、たとえば、コア31のディスク21に隣接する位置に設けられていても良い。この場合、中心軸35および中心軸45が電磁力の作用点により近づくため、電磁石30および40の組み付け工程時に、電磁石30および40が回転し易くなる。
また、本実施の形態では、回転駆動式の電磁駆動弁10について説明を行なったが、これに限定されず、電磁力により得られた直線運動によってバルブを駆動する並進駆動式の電磁駆動弁に本発明を適用しても良い。
(実施の形態2)
図7は、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す断面図である。本実施の形態における電磁駆動弁は、実施の形態1における電磁駆動弁10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図7を参照して、本実施の形態では、図3中のメタルブッシュ83に替えてベアリング91が設けられている。また、電磁石30および40の取付け面30bが平面状に形成されており、取付け面30bとサイドプレート51sおよび51tの内側面51bとが、面接触している。
このように構成された、この発明の実施の形態2における電磁駆動弁によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。加えて、ベアリング91は、ある程度のガタを持ってディスク21を支持する。このため、トーションバー固定具61をサイドプレート51sに固定した後においても、ディスク21が、作用面21aおよび21bが吸着面30aおよび40aにそれぞれ倣うように微小に動く。これにより、作用面21aと吸着面30aとの間もしくは作用面21bと吸着面40aとの間に、局所的な微小隙間が形成されることをさらに効果的に防止できる。
なお、実施の形態1において、メタルブッシュ83とディスク21との嵌め合いの隙間を、たとえば直径で2μmから3μm程度と大き目に設定しても、上述の効果を同様に得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における電磁駆動弁を示す正面図である。 図1中のII−II線上に沿った電磁駆動弁の断面図である。 図1中のIII−III線上に沿った電磁駆動弁の断面図である。 図1中に示す電磁石の斜視図である。 図1中の矢印Vに示す方向から見た電磁駆動弁の上面図である。 電磁石およびディスクの組み付け工程を説明するための電磁駆動弁の断面図である。 この発明の実施の形態2における電磁駆動弁を示す断面図である。
符号の説明
10 電磁駆動弁、14 駆動弁、21 ディスク、21a,21b 作用面、25 中心軸、30,40 電磁石、34,36 ボルト、35,45 中心軸、51s,51t サイドプレート、110 位置、112 領域。

Claims (4)

  1. 作用面を有し、磁性体よりなる可動子と、
    ベース部材に支持され、前記作用面に電磁力を作用させることによって前記可動子を運動させる電磁石と、
    前記電磁石を前記ベース部材に固定する締結部材とを備え、
    前記締結部材は、1つの軸上に配置されている、電磁駆動弁。
  2. 前記電磁石は、前記ベース部材に向い合って延在し、所定の位置に前記締結部材が結合する取付け面を有し、
    前記取付け面は、前記所定の位置を除いた領域で前記ベース部材から離間するように形成されている、請求項1に記載の電磁駆動弁。
  3. 前記可動子は、内燃機関に付属する吸排気用バルブに連結されている、請求項1または2に記載の電磁駆動弁。
  4. 前記可動子は、前記電磁石で発生した電磁力により、回転軸を中心に揺動運動し、
    前記締結部材が配置される前記軸は、前記回転軸に平行に延びている、請求項1から3のいずれか1項に記載の電磁駆動弁。
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