JP2007023609A - 通水性を有する土留め壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地下水の通水性があり、また地下水位の上昇を防止でき、現場残土処理の必要のない、通水性を有する土留め壁を提供すること。
【解決手段】 隣り合う原位置土撹拌ソイルセメント杭体3同士をラップさせて、2つ以上の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3からなるユニット壁体4を、地下水の存在する地中に構築し、各原位置土撹拌ソイルセメント杭体3の中に嵌合継手を有する芯材6を設置すると共に、芯材相互の継手6を嵌合させて設置して芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19による芯材入りユニット壁体5を構築し、前記芯材入りユニット壁体5を、隙間をおいて直列に2つ以上並べてほぼ線状の土留め壁を構築し、前記土留め壁を1列または並列して複数列構築し、前記並べられた前記芯材入りユニット壁体5間の隙間Gに前記地中の地下水の通水路24を形成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、地すべりを防止するための地すべり抑止壁に関し、特に通水性を有する土留め壁に関するものである。
従来、図12に示すように、(1)泥水掘削した孔の中に、芯材として鋼管杭30を配置すると共に鋼管杭30の下部を基盤層(不動層)に打設した後に充填材を打設して芯材入り杭体3’を構成し、このような芯材入り杭体3’を、間隔をおいて直列に多数設けた地すべり抑止工が知られている。
この場合には、芯材入り杭体3’の杭間隔を狭めて配置すると、設置杭本数の増加により工期が増加するので、一般的には、杭間隔を2〜3m程度以上で配置する場合が多い工法である。具体的には、オーガーで泥水掘削を行い、完成した杭孔に鋼管杭30を挿入し、杭孔内にコンクリートやモルタルを打設して完成させる。
また、芯材入り杭体3’の杭本数を削減するために、鋼管杭30に厚肉鋼管を用い、また高強度材料のものを用い、杭本数を少なくなるようにしている。
いずれの場合でも、芯材入り杭体3’間から、すべり土塊11の抜け出しが発生するため、芯材入り杭体3’による杭の抑止力が低下する課題をはらんでいる。更に、すべり土塊11からの土圧が高い場合は、芯材入り抗体3’は、土圧に耐えられずに土塊と共に流される可能性もある。
前記(1)の芯材入り杭体3’間から、すべり土塊の抜け出し防止するために、連続した壁構造とすると、すべり土塊の抜け出しは防止できるが、地下水の通水性低下による地下水圧が増加し、上流側(山側)の水位が下流側(平野側)に比べて各段に高くなり(図2の実線H参照)、基盤層(不動層)とすべり土塊(移動層)との境界面とのすべり抵抗力および地すべり抑止工の抑止力よりも、山側(上流側)の土砂および水量増加による荷重が大きくなるため、かえって抑止力の低下を招き逆効果となる場合がある。
また、(2)通水性コンクリートを用いたコンクリート製杭列からなる連続した壁構造の通水性土留め壁も知られている(例えば、特許文献1参照、特開平7ー238554号公報)。
このような通水性土留め壁では、壁構造として地下水の中抜け(通水)に対処しているが、通水性コンクリートは、現場打設であるためコンクリートの品質にバラッキを生じさせやすく、通水性能が一定ではない。
また、前記(2)の通水性コンクリートを用いた通水性土留め壁では、芯材が、場所によって異なる土塊すべり力に対して負担の大きい杭と小さい杭が現れて、壁の性能を十分に発揮できないという課題がある。
また、(3)図13および図14に示すように、多数のセグメント31を筒状に組み立てる深礎杭形式の地すべり抑止工(深礎杭工法)も知られている。(例えば、特許文献2参照)
前記(3)の場合には、地すべり危険地域であるにも拘わらず、土砂掘削や直径が2〜5m程度の杭体32の組立てなどを人力や小型機械による施工とする場合が多く、そのため現場作業者は危険を伴う作業を強いられるという課題がある。
また、深礎杭工法では、工程も多く掛かり、緊急災害対策への対応に支障がある。
更に、杭体32内を掘削するため、強度の低い現場土を更に緩めてしまい、地すべりの危険性を高めてしまうという課題もあり、さらに、筒状の杭体32内を掘削した多量の土砂は、再利用できないので残土処理を必要とするという問題もある。
特開平7−238554号公報 特開平2−112521号公報
本発明は、連続壁に比べて杭本数を削減でき、地下水の通水性の確保を図り、地下水位の上昇を防止し、また、杭間からすべり土塊の抜け出しを防止し、また深礎杭工法のように、現場土を緩ませることなく、しかも多量の現場残土処理の必要のない、通水性を有する土留め壁を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明の通水性を有する土留め壁においては、隣り合う原位置土撹拌ソイルセメント杭体同士をラップさせて、2つ以上の原位置土撹拌ソイルセメント杭体からなるユニット壁体を、地下水の存在する地中に構築し、各原位置土撹拌ソイルセメント杭体の中に嵌合継手を有する芯材を設置すると共に、芯材相互の継手を嵌合させて設置して芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体による芯材入りユニット壁体を構築し、
前記芯材入りユニット壁体を、隙間をおいて直列に2つ以上並べてほぼ線状の土留め壁を構築し、前記土留め壁を1列または並列して複数列構築し、
前記並べられた芯材入りユニット壁体間の隙間に前記地中の地下水の通水路を形成したことを特徴とする。
また、第2発明では、第1発明または第2発明の通水性を有する土留め壁において、前記並べられた芯材入りユニット壁体間の隙間を、芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体の直径の0.5〜1.0倍としたことを特徴とする。
また、第3発明では、第1発明の通水性を有する土留め壁において、前記隙間を挟んだ両側の芯材入りユニット壁体の前記地下水の上流側背面間に渡って、すべり土塊によるアーチを形成するようにしたことを特徴とする。
また、第4発明の地すべり抑止壁においては、 隣り合う原位置土撹拌ソイルセメント杭体同士をラップさせて、連続するソイルセメント壁体をその下端が地下水の存在する地中の基盤層に届くように構築し、
前記ソイルセメント壁体の中に嵌合継手を有する芯材をその下端が地中の基盤層に届くように設置すると共に、隣り合う芯材相互の継手を嵌合させて、各芯材入りソイルセメント杭体が連続した芯材入りソイルセメント壁体を構築し、かつ前記芯材入りソイルセメント杭体のいく本かは、所定の間隔をおいてその下端部を基盤層から上方に離して設けられて、芯材入りソイルセメント杭体と基盤層との間に、前記地下水の通水路が芯材入りソイルセメント壁体に間隔をおいて部分的に形成されていることを特徴とする。
また、第5発明の通水性を有する土留め壁においては、第1発明〜第4発明のいずれかの1列の通水性を有する土留め壁を、土塊すべり方向に対して直角方向に複数列間隔をおいて構築し、
当該間隔をおいて構築した通水性を有する土留め壁を構成している芯材入りユニット壁体の間隔をおいた間の部分には、原位置土攪拌ソイルセメント杭体によるユニット壁体を、これに隣接する通水性を有する各土留め壁とラップさせるように構築し、
前記間隔をおいた各芯材入りユニット壁体における対向する芯材の上部同士を、連結部材で結合して一体構造としたことを特徴とする。
本発明の通水性を有する土留め壁によると、上流側に位置するすべり土塊が下流側へ中抜けするのを確実に抑止することができ、しかも隙間または通水路により下流側への通水性を有するので、上流側の地下水位を上昇させることがないため、地下水位の上昇による上流側のすべり土塊の荷重が増大することはなく、上流側のすべり土塊を安定させた状態とすることができ、安定している上流側のすべり土塊を通水性を有する土留め壁により確実に支承することができる。
また、原位置土を撹拌してソイルセメント杭体を構成するので、原位置土の現場残土処理をすることが不要又は少ないため、経済的な通水性を有する土留め壁を構築することができる。
また、本発明の通水性を有する土留め壁では、従来の深礎杭工法とは異なり、現場土を緩ませることなく通水性を有する土留め壁とすることができ、工期も短縮することができ、また現場土を緩ませないので安全性も向上させることができる。
さらに、本発明の通水性を有する土留め壁では、すべり土塊の抑止力を従来の場合より増大させることができ、そのため、通水性を有する土留め壁の安全信頼性を従来の場合より向上させることができる。
また、第1発明によると、2つ以上の原位置土撹拌ソイルセメント杭体からなるユニット壁体の中に芯材を設置して構成される芯材入りユニット壁体を、間隔をおいて設けるだけで、通水用の隙間を形成することができる。また、隣り合うユニット壁体の上流側面により、すべり土塊を支承することができる。
また、第2発明によると、ユニット壁体の間隔を、原位置土撹拌ソイルセメント杭体の直径の0.5〜1.0倍としたので、通水路を確保しながらすべり土塊の下流側への流出を確実に抑止することができる。
また、第3発明によると、隙間を挟んだ両側の芯材入りユニット壁体の上流側背面間に渡って、すべり土塊を、アーチ状に形成するようにしているので、すべり土塊自体を利用して、さらに上流側に位置するすべり土塊の下流側への流出を防止することができる。
また、第4発明によると、連続した芯材入りソイルセメント壁体を構成する芯材入りソイルセメント杭体の下端部を基盤層(不動層)から上方に離すだけで、通水路を形成することができ、また上流側の地下水位の上昇を防止し、上流側のすべり土塊の流出を防止することができる。また、この発明では、連続した壁体であるので、確実に上流側のすべり土塊を抑止することができる。
第5発明によると、各芯材入りユニット壁体における対向する芯材の上部同士を、連結部材で結合して一体構造としたので、曲げ剛性の大きい通水性を有する土留め壁とすることができるため、上流側のすべり土塊を確実に抑止することができる。また、芯材入りユニット壁体間に原位置土撹拌ソイルセメント杭体によるユニット壁体を介在させているので、上流側のすべり土塊により作用する押圧力を、上流側の芯材入りユニット壁体からユニット壁体を介して下流側の芯材入りユニット壁体に伝達して一体に挙動させることができる。また、連結部材に、タイロッドまたはH型鋼材等を使用すると、引張力または圧縮力を下流側の芯材入りユニット壁体に伝達して一体に挙動させることができる。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1から図2は、本発明の通水性を有する土留め壁の第1実施形態を示すものであって、図1は横断平面図、図2は縦断側面図である。
図1および図2に示す通水性を有する土留め壁1を構築する場合の施工手順についてまず説明すると、スクリュー式のオーガー掘削機(図示を省略)により、斜面2の地表から鉛直方向に地山を撹拌すると同時にセメントミルクを噴出して、原位置の土砂と混合し、少なくとも基盤層(不動層)8に届くまで掘削して、原位置土撹拌ソイルセメント杭体3を造成する。
次に、前記原位置土撹拌ソイルセメント杭体3に一部重ねるように隣接して少なくとも1つ以上の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3を造成して複数個つなげることで、原位置土撹拌ソイルセメント杭体3からなる壁状のソイルセメントのユニット壁体4を構築する。
通常、土留め壁の構築用に3連軸や5連軸のオーガーが使用されるが、それを用いると一度に複数個の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3を同時に造成可能となり、工期を短縮できる効果が大きい。
造成した原位置土撹拌ソイルセメント杭体3からなるソイルセメントユニット壁体4中には、片側または両側に嵌合継手6を有する芯材7が挿入されて芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19が構成されると共に、前記芯材7の下端部を基盤層(不動層)8に貫入させ、かつ、芯材7相互は嵌合継手6によって連結された、芯材入りユニット壁体5を構築し、このような芯材入りユニット壁体5を、隙間9をおいて、ほぼ直線状に構築し、通水性を有する土留め壁1を構成する。前記芯材7相互は、前記の嵌合継手6によって連結されているため、連結された芯材7の一体挙動が可能になる。前記隙間9により、上流側(山頂側)から下流側(裾野側)へ地下水を排出するための通水路24を形成している。なお、図1では、実線矢印で地中応力の流れFを表し、点線矢印で地下水の流れを表している。
横方向に隣り合う芯材入りユニット壁体5相互間の隙間9は、原位置土撹拌ソイルセメント杭体3(または芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19)の杭径の0.3倍〜1.5倍、より好ましくは0.5倍〜1.0倍程度の範囲で設定するのが、すべり土塊の流出を防止し、透水性を確保する上で望ましい。
図示の芯材7の形態は、H形鋼を芯材本体7aに使用した芯材断面がH形形状のもので、両フランジ10の一側部または両側部におけるフランジ10先端部に、雄継手6aまたは雌継手6bを部材長手方向に連続して備え、図示の形態では、スリット付きパイプ状の雌継手6bと断面T型の雄継手6aからなる嵌合継手6を備えた芯材7が使用されている。或いは雄継手6aは部材長手方向に断続して備えておくことも可能であり、部材長手方向に連続した雌継手6b中に断続配置した雄継手6aを挿入することで嵌合することが可能となる(図示を省略した)。前記の雄・雌嵌合継手6として、図示以外の公知の嵌合継手を使用することができるが、芯材7相互の連結強度の高い嵌合継手を使用するのが好ましい。
前記のような芯材入りソイルセメントユニット壁体5の間には、隙間9を設けておき、山頂側(上流側)と裾野側(下流側)の地下水の流れを遮断しないようにしている。
通水性の観点からみれば、原位置土撹拌ソイルセメント杭体3の造成の施工誤差を考慮しても、少なくとも杭径の0.3倍、より好ましくは0.5倍以上の間隔を開けた隙間9を設けておけばよい。
前記隙間9の両側には、すべり土塊に比べて剛性が大きい芯材入りユニット壁体5による壁構造となっていることから、すべり土塊11は、それ自身の(地盤の)アーチ作用によって、斜面山頂側12に、隙間9の両側の芯材入りユニット壁体5の上流側背面に、すべり土塊11の足部13を、隙間巾Gの中央部にすべり土塊11の頂部14を形成するアーチ状に形成され、すべり土塊11の地中応力の流れを、アーチ状に形成せしめることが可能となる。
前記のすべり土塊11がアーチ状に形成される点について、同様のメカニズムを有する図3に示すトンネル構造16に作用するすべり土塊11bを例にとって説明する。
トンネル構造の上部土被り部分15において、実線矢印Aで示す地中応力の流れFがアーチ状に形成され、土被り全重量が、トンネル頂部(上部)17に載荷されず、トンネル構造16の側部18へ流される現象と類似している。
トンネル頂部17は、土被り重量力に対して水平に配置されるため構造抵抗剛性が弱く、一方、トンネル側部18は、土被り重量力に対して垂直をなすため、抵抗剛性が強くなることに起因している。トンネル頂部17が、本発明の隙間9の部分に対応し、トンネル側部18が、本発明の両側の芯材入りユニット壁体5に対応することで、トンネル構造16のこれらアーチの形成メカニズムと同様に説明することができる。
土中応力を、アーチ状に形成せしめるに要する条件は、壁構造の剛性、すべり土塊11の土の物性、芯材入りユニット壁体5の間隔などに影響を受けるため、すべり土塊11と、壁構造との連成挙動を解析的に算定する複雑な手順を要することになるが、工学的に判断して隙間9の間隔を、間隔をおいた芯材入りユニット壁体5による壁構造の芯材入りソイルセメント杭体19の杭径の1倍程度以下が目安となる。芯材入りソイルセメント杭体19の杭径の1.5倍超であると、隙間9の寸法が大きくなり、隙間9からすべり土塊11が流出する恐れがあるため、芯材入りソイルセメント杭体19の杭径の1.0倍程度以下に設定するのがより好ましい。
図2を参照してさらに説明すると、山側の斜面2から下層の強固な基盤層(不動層)8の上の表層部20には、強度の弱いすべり土塊11が堆積している。通水性を有する土留め壁1を構成する個々の杭体を表層から基盤層8に貫入させて構築し、すべり土塊11のすべり力に対して、芯材入りユニット壁体5の剛性で抵抗させる。
前記の隙間9を設けないで、連続壁とした場合には、図2に実線Hで示すように、通水性が悪い場合は、山頂側(上流側)の地下水位Lが上昇してしまい、すべり力をかえって増加させてしまうが、本発明の通水性を有する土留め壁1の構造では、芯材入りユニット壁体5の山頂側(上流側)と、裾野側(下流側)の地下水位には、図2に一点鎖線H1で示すように、通水性を有する土留め壁1の前後で殆ど差が生じないため、地下水位上昇に伴う山頂側(上流側)のすべり土塊11のすべり力が増大することがない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の通水性を有する土留め壁について、図4を参照して説明する。なお、縦断側面は、図2の状態と同様であるので、省略している。
この形態は、芯材7として、鋼管矢板22を用いた形態である。鋼管からなる鋼管矢板本体23の一側部または両側部に部材長手方向に連続して溶接等により、雄継手6aまたは雌継手6bを設けた形態であり、このような芯材入りユニット壁体5を通水用の隙間9を介してほぼ直線状に構築して、通水性を有する土留め壁1を構成したものである。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図5および図6を参照しながら説明する。
第3実施形態では、複数の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3からなるユニット壁体4を山側(上流側)から裾野側(下流側)に向って、すなわち、土塊すべり方向に対して直角方向に、各原位置土撹拌ソイルセメント杭体3の一部が重なるように並列して複数列(図示の場合は3列)築造して並列したユニット壁体4を構成すると共に、上流側の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3内と、下流側の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3内とに、それぞれH型鋼等の芯材7を基盤層(不動層)8まで設置して芯材入りユニット壁体5を構成し、上流側の芯材7の上端部と下流側の芯材7の上端部とをタイロッド等の連結部材21により連結することで、芯材入りユニット壁体5相互を連結し、複合化した芯材入りユニット壁体5aを構成している。このような複合化した芯材入りユニット壁体5aを横方向に間隔をおいて設けることにより、剛性の高い通水性を有する土留め壁1を構成している。芯材入りユニット壁体5間は、芯材7のないソイルセメント壁体のユニット壁体4を芯材入りユニット壁体5とラップさせるように構築している。
前記の連結部材21としては、引張力を下流側の芯材入りユニット壁体5に伝達できる連結部材であると、下流側の芯材入りユニット壁体が下流側に離して分離することなく、一体に挙動させることが可能になる。また前記連結部材21が、例えば、H形鋼材等の引張力および圧縮力を伝達可能な部材であると、上流側の芯材入りユニット壁体と下流側の芯材入りユニット壁体5と連結部材21により門型のフレームを構成することができ、より剛性の高い芯材を備えた通水性を有する土留め壁1とすることができる。なお、前記連結部材21は必要に応じ設ければよく、設計により省略してもよい。
第3実施形態では、芯材入りユニット壁体5をさらに複合化した芯材入りユニット壁体5aを、地下水の通水路となる隙間を確保するように、間隔をおいて直列に多数設けた壁構造の通水性を有する土留め壁1である。このような芯材入りユニット壁体5を、地すべり土塊滑動方向に対して直角な方向に2つ以上、複数列並列して設けた通水性を有する土留め壁1とされている。また、前記のように、上流側と下流側の芯材入りユニット壁体5間は土塊部ではなく、芯材入りユニット壁体5と一体の原位置土撹拌ソイルセメント杭体3に改良されて、土の強度を高めている。
さらに、並列配置する芯材入りユニット壁体5における芯材7間を、図示を省略するが、芯材7の上端部だけでなく、長手方向に渡って複数の鉄筋や形鋼などの鋼材で一体に連結することで、複合化した芯材入りユニット壁体5a全体構造に一体性を高めることができ、大きな抵抗力を発揮することができる。なお、芯材7に機械式カプラーを取り付け、カプラーを介して、前記鉄筋を簡易に連結することができる。長手方向に渡って複数の鉄筋や形鋼などの鋼材で連結する場合は、事前に連結した芯材をユニット壁体4に埋設することも可能である。
(第4実施形態)
図7は、本発明の通水性を有する土留め壁1の第4実施形態を示すものであって、この形態では、芯材入りユニット壁体5が並列して3列とした通水性を有する土留め壁1であり、図7は一部横断平面図である。
さらに具体的には、上流側と中間部の芯材入りユニット壁体5間、および中間部と下流側の芯材入りユニット壁体5間は、芯材のない原位置土撹拌ソイルセメント杭体3とされ、並列する3列の芯材入りユニット壁体5とこれらの間の並列する2列のユニット壁体4が、一体化されて複合化された芯材入りユニット壁体5bとされ、その複合化された芯材入りユニット壁体5bを隙間9をおいて多数直線状に設けて壁構造とした通水性を有する土留め壁1である。
並列する芯材入りユニット壁体5における対向する芯材7相互は、上端部においてH形鋼材等の連結部材21で連結され、一体構造とされている。H形鋼材の連結部材21の両端部と各芯材7の連結手段としては、連結部材21の両端部で各1本のピンによるピン接合、または連結部材21の両端部と各芯材7をそれぞれ複数のボルトによるボルト接合(図示の場合)あるいは溶接接合としてもよい。このように、芯材入りユニット壁体5を必要列数設けることにより、必要な地すべり抑止力に応じて、芯材入りユニット壁体5およびユニット壁体4の壁構造の列数を増減させることで、対応することができる。従って、芯材入りユニット壁体5の列数により各種平面パターンが可能になる。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
(第5実施形態)
図8〜図10は、本発明の第5実施形態を示すものであって、この形態では、芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を連続した一列として、通水性を有する土留め壁1とした形態である。
また、複数の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を直列に接続するように構成する場合に、4つの芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19のうち、一つの芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19の下端部を、強固な基盤層(不動層)8内に設置しないで、基盤層8から上方に若干離れた位置の軟弱なすべり土塊11の下部付近になるように挿入管理され、4つの芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19により構成された芯材入りユニット壁体5とされ、芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19下端部と、強固な基盤層8との間で、軟弱土を含む通水路24を形成した形態である。
強固な基盤層8に到達しない短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19の上端部には、支持部材25等が連結するように設けられて、その支持部材25の両端部を地盤表面26に載置して、前記ソイルセメント杭体19におけるソイルセメントが所定の設計強度を発現するまでの間に短尺の芯材7が落ち込むのを防止している。支持部材25を用いた支持方法は特に問わないが、例えば、支持部材25を棒鋼や平鋼とし、芯材7に点溶接等で仮止めして、地盤表面26に載置する等すれば良い。ソイルセメントが強度を発現した後は、支持部材25を取り外しても構わない。芯材入りユニット壁体5が連続した一体の通水性を有する土留め壁1を可能にしながら、箱桁抜き構造の通水路24を有する通水性を有する土留め壁1としている。
前記の第5実施形態は、芯材入りユニット壁体5が連続し、芯材入りユニット壁体5同士の間に、前記実施形態のような隙間9を設けず、連続する土留め壁とした通水性を有する土留め壁1である。このような構造では、芯材入りユニット壁体5を通過するすべり土塊11の中抜けが発生しないので、地すべり抑止力を最大限に発揮できる理想的な構造である。
連続した土留め壁(抑止壁)とした場合の欠点として、地下水の流れを遮断してしまうため、山側(上流側)の地下水位を上昇させてしまい、必要抑止力を大きくしてしまうことがあるが、前記の実施形態では、これに対処するために、連続した通水性を有する土留め壁1の壁構造に、地下水の流れを遮断しない箱抜き構造の通水路24を備える構造としているため、上流側の地下水位が高くなることはない。
前記の通水路24を形成するための、箱抜きの方法としては、深部まで壁構造としない杭長の短い原位置土撹拌ソイルセメント杭体3を所定の間隔に設け、その原位置土撹拌ソイルセメント杭体3内に芯材7を配置することで実現できる。芯材7は、全てのソイルセメント杭体3に配置する。箱抜き構造の杭にも全長の短い芯材7を配置しておき、全ての杭体における芯材7同士は、雄・雌の嵌合継手6で連結されているので、連結した芯材7の一体性は確保できる。前記の通水路24を形成するための短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19としては、図8および図9では、芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19の4本毎に1つ設けるようにして、通水性を有する土留め壁1を構築しているが、短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を2本連続して設けるようにしてもよく、適宜の間隔をおいて1本または複数本の連続した短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を設け、その下端部に通水路24を形成してなる通水性を有する土留め壁1としてもよい。1本または複数本の連続した短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を設ける間隔および本数としては、施工場所等を勘案して設計により設定されるが、実用上は少なくとも1本の短尺の芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体19を少なくとも壁体方向に間隔をおいて2本設けるようにして、それぞれ通水路24を形成するとよい。
また、第5実施形態の連続壁とした土留め壁を、第3、第4実施形態に適用しても構わない。
(第6実施形態)
図11は、本発明の第6実施形態を示すものであって、この形態は、図5に示す第3実施形態の変形形態であり、図5に示す形態と相違する部分は、芯材7を鋼管矢板22とした以外は、前記第3実施形態の場合と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付して説明を省略する。このような鋼管矢板22を使用する場合には、H型断面の鋼材と異なり方向性が少ないので、通水性を有する土留め壁1の直線状部あるいは曲線状部にかかわらず、安定した通水性を有する土留め壁1とすることができる。
次に、図11に示す本発明の形態と、図13及び図14に示す従来の深礎杭32の形態とを比較した場合について、図15を参照して説明する。
図15図左下に示す従来の形態は、図13に示すように、山斜面の地表面から鉛直下向きに円環状に土砂を2m程度掘削し、掘削した縦孔の周囲に、多数の鋼製のセグメント31を、円環状に連結して組み立て、更に縦孔の底部を、掘削して同様に多数のセグメント31を連結して組み立て、このような工程を必要回数、繰り返して所定の深さまで到達させた後、内部にコンクリート33を充填して太径の杭体32を完成させたものである。図15左上に各種寸法および施工日数等のデータを示す。
図15右下に示す形態は、図11に示す形態の通水性を有する土留め壁1における芯材入りユニット壁体5の1体の場合であり、図15右上に各部寸法および施工日数のデータを示す。
図15は、従来技術である深礎杭工と、本発明の一形態の通水性を有する土留め壁1における芯材入りユニット壁体とを工期等の概算比較したもので、杭体(または壁体)としての性能を等価とするために、従来の深礎工の杭体と、本発明における芯材入りユニット壁体の断面係数とを、ほぼ等しく設定して双方の構造寸法を定めた。(なお、図15中、断面2次Mは、断面2次モーメントの意味である。)
従来の深礎杭工の杭体の直径は5mに対して、本発明の通水性を有する土留め壁は、芯材に鋼管φ500mmを使用した鋼管矢板で、鋼管矢板3本を900mmピッチで配置してユニット壁構造とし、2列を並列配置する。並列配置した壁体の間には、芯材なしのソイルセメント壁を造成し、芯材間をタイロッドからなる連結部材で連結した構造である。
一般的な工程を念頭にして図15に示す表のような施工歩掛りを設定した結果、従来の深礎杭工法は、深礎杭1体当たり12日を要するが、本発明の芯材入りユニット壁体(図15では、芯材入り壁体と記載した)は、6.5日で可能であり、約半分の工期短縮効果が確認できる。
本発明の第1実施形態の土留め壁構造を示す横断平面図である。 図1に示す土留め壁構造の縦断側面図である。 トンネル構造のアーチ状地中応力の流れを説明するための説明図である。 鋼管矢板を芯材に用いた第2実施形態を示す横断平面図である。 ユニット壁体を2列設けると共にタイロッドで接続した第3実施形態を示す横断平面図である。 図5に示す形態の縦断側面図である。 ユニット壁体を3列設けると共にH形鋼材で接続した第4実施形態を示す横断平面図である。 地中に設けるユニット壁体を短くして、ユニット壁体の下部に通水路を形成した第5実施形態を示す横断平面図である。 図8に示す縦断正面図である。 図9に示す形態の縦断側面図である。 第3実施形態の変形形態で、芯材に鋼管矢板を用いた形態を示す横断平面図である。 従来の地すべり抑止杭の第1例の配置形態を示す横断平面図である。 従来の深礎杭の形態を示す縦断側面図である。 図13に示す従来の深礎杭の横断平面図である。 本発明の形態とした場合と、従来の深礎杭とした場合の比較説明図である。
符号の説明
G 隙間巾
1 通水性を有する土留め壁
2 斜面
3 原位置土撹拌ソイルセメント杭体
3’ 芯材入り杭体
4 ユニット壁体
5 芯材入りユニット壁体
5a 複合化した芯材入りユニット壁体
5b 複合化した芯材入りユニット壁体
6 継手
6a 雄継手
6b 雌継手
7 芯材
7a 芯材本体
8 基盤層(不動層)
9 隙間
10 フランジ
11 すべり土塊
12 土塊
13 足部
14 頂部
15 土被り部分
16 トンネル構造
17 トンネル頂部(上部)
18 トンネル側部
19 芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体
20 表層部
21 連結部材
22 鋼管矢板
23 鋼管矢板本体
24 通水路
25 支持部材
26 地盤表面
30 鋼管杭
31 セグメント
32 杭体
33 コンクリート

Claims (5)

  1. 隣り合う原位置土撹拌ソイルセメント杭体同士をラップさせて、2つ以上の原位置土撹拌ソイルセメント杭体からなるユニット壁体を、地下水の存在する地中に構築し、各原位置土撹拌ソイルセメント杭体の中に嵌合継手を有する芯材を設置すると共に、芯材相互の継手を嵌合させて設置して芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体による芯材入りユニット壁体を構築し、
    前記芯材入りユニット壁体を、隙間をおいて直列に2つ以上並べてほぼ線状の土留め壁を構築し、前記土留め壁を1列または並列して複数列構築し、
    前記並べられた芯材入りユニット壁体間の隙間に前記地中の地下水の通水路を形成したことを特徴とする通水性を有する土留め壁。
  2. 前記並べられた芯材入りユニット壁体間の隙間を、芯材入り原位置土撹拌ソイルセメント杭体の直径の0.5〜1.0倍としたことを特徴とする請求項1に記載の通水性を有する土留め壁。
  3. 前記隙間を挟んだ両側の芯材入りユニット壁体の前記地下水の上流側背面間に渡って、すべり土塊によるアーチを形成するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の通水性を有する土留め壁。
  4. 隣り合う原位置土撹拌ソイルセメント杭体同士をラップさせて、連続するソイルセメント壁体をその下端が地下水の存在する地中の基盤層に届くように構築し、
    前記ソイルセメント壁体の中に嵌合継手を有する芯材をその下端が地中の基盤層に届くように設置すると共に、隣り合う芯材相互の継手を嵌合させて、各芯材入りソイルセメント杭体が連続した芯材入りソイルセメント壁体を構築し、かつ前記芯材入りソイルセメント杭体のいく本かは、所定の間隔をおいてその下端部を基盤層から上方に離して設けられて、芯材入りソイルセメント杭体と基盤層との間に、前記地下水の通水路が芯材入りソイルセメント壁体に間隔をおいて部分的に形成されていることを特徴とする通水性を有する土留め壁。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の1列の通水性を有する土留め壁を、土塊すべり方向に対して直角方向に複数列間隔をおいて構築し、
    当該間隔をおいて構築した通水性を有する土留め壁を構成している芯材入りユニット壁体の間隔をおいた間の部分には、原位置土攪拌ソイルセメント杭体によるユニット壁体を、これに隣接する通水性を有する各土留め壁とラップさせるように構築し、
    前記間隔をおいた各芯材入りユニット壁体における対向する芯材の上部同士を、連結部材で結合して一体構造としたことを特徴とする通水性を有する土留め壁。
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