JP2007022639A - ライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップの開閉作業を従来よりも一段と円滑に行えることができるとともに、キャップの密閉性の低下を防止でき、さらには容器口部を衛生的に保つことができるライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶を提供する。
【解決手段】 突起部15b,15cにより液体を互いに接触させて雫とし、その自重によって当該容器口部4から容器内部5へ落下させるようにしたことにより、ライナ9の表面14に付着した液体を容器口部4に付着し難くさせて、液体がシュガーセメント状となった残物により容器口部4においてキャップの開閉作業が妨げられることを防止でき、かくして飲料容器用キャップ3の開閉作業を従来よりも一段と円滑に行えることができるとともに、残物により飲料容器用キャップ3の密閉性の低下を防止でき、さらには残物の付着を防止して容器口部4を衛生的に保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明はライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶に関し、例えばスポーツドリンク等の清涼飲料水やコーヒー等の飲み物を封入して販売するためのキャップ付ボトル缶に適用して好適なものである。
近年、飲料容器として、ガラスや合成樹脂製のものに代えて、アルミニウム等の金属製でなるボトル缶が用いられており、これに伴い、ボトル缶を閉止するキャップ(以下、これを飲料容器用キャップと呼ぶ)についてもアルミニウム等の金属製で形成されたものが用いられている。
そして、このような金属製でなる飲料容器用キャップの天板部の内面には、例えば、ポリプロピレンとゴムとを混合したものやポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)等のような比較的軟質の合成樹脂材で成形されたライナが設けられており、このライナが閉止時に容器口部の頂部に当接し容器内部を密封し得るようになされている。
また、このライナのライナ周辺部には、環状に突出したシール部が形成されており、飲料容器用キャップでボトル缶を閉止させた際にシール部がボトル缶の容器口部に密着して、当該ボトル缶内を一段と確実に密封するようになされている(例えば特許文献1)。
特開2005−132401号公報
ところで、かかる構成のライナでは、ボトル缶から飲料容器用キャップを取り外した際に、当該ライナの表面に付着した内容物たる液体が雫となってシール部から容器口部に垂れることがある。
そして、この状態のまま飲料容器用キャップを再び容器口部に取り付けると、容器口部に付着した液体は、その水分を蒸発させて内容物中に含まれる糖分等がシュガーセメント状となり、このシュガーセメント状となった残物が飲料容器用キャップの開閉作業を妨げるおそれがあった。また、このような残物は、飲料容器用キャップの密閉性を低下させるおそれがあるとともに、容器口部が不衛生となるという問題があった。
本発明は、以上の問題点を考慮してなされたもので、キャップの開閉作業を従来よりも一段と円滑に行えることができるとともに、キャップの密閉性の低下を防止でき、さらには容器口部を衛生的に保つことができるライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶を提供しようとするものである。
本発明の請求項1記載のライナは、容器口部を閉止するキャップの内面に設けられ、該容器口部の頂部に当接するライナにおいて、表面に複数の突起部からなる突起群を設けたものである。
また、本発明の請求項2記載のライナは、前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたものである。
また、本発明の請求項3記載のキャップは、容器口部の頂部に当接するライナが内面に設けられているキャップにおいて、前記ライナの表面に、複数の突起部からなる突起群を設けたものである。
また、本発明の請求項4記載のキャップは、前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたものである。
また、本発明の請求項5記載のキャップ付ボトル缶は、容器口部の頂部に当接するライナが内面に設けられているキャップと、該キャップで容器口部が閉止されるボトル缶とを備えたキャップ付ボトル缶において、前記キャップのライナの表面に、複数の突起部からなる突起群を設けたものである。
また、本発明の請求項6記載のキャップ付ボトル缶は、前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたものである。
本発明の請求項1記載のライナ、請求項3記載のキャップ及び請求項5記載のキャップ付ボトル缶では、突起部により液体を互いに接触させて雫とし、その自重によって容器内部へ落下させるようにしたことにより、ライナの表面に付着した液体を容器口部に付着し難くさせて、液体がシュガーセメント状となった残物により容器口部においてキャップの開閉作業が妨げられることを防止でき、かくしてキャップの開閉作業を従来よりも一段と円滑に行えることができるとともに、残物によりキャップの密閉性の低下を防止でき、さらには残物の付着を防止して容器口部を衛生的に保つことができる。
本発明の請求項2記載のライナ、請求項4記載のキャップ及び請求項6記載のキャップ付ボトル缶では、容器口部から最も離れた中心対応部付近で突起部により液体を互いに接触させて雫とし、その自重によって当該容器口部の中心位置から容器内部へ落下させることができるので、ライナの表面に付着した液体を一段と確実に容器口部に付着し難くさせ、液体がシュガーセメント状となって容器口部に付着することを確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1において、1はキャップ付ボトル缶を示し、このキャップ付ボトル缶1は、使用者が片手で保持できる大きさでなるボトル缶2と、当該ボトル缶2を閉止するための飲料容器用キャップ3とで構成され、ボトル缶2の容器口部4に飲料容器用キャップ3が螺着され、容器内部5を密封し得るようになされている。
飲料容器用キャップ3は、アルミニウム等でなり、天板部6とこの天板部6の周縁部から垂下した筒部7とによって有底筒状に形成され、天板部6の内面8にポリエチレン(PE)、EVA樹脂、エチレンプロピレンラバー(EPR)等の合成樹脂材からなるライナ9が設けられた構成を有する。
ライナ9は、図2(A)と、この図2(A)のA−A’線を断面にとった図2(B)とに示すように、飲料容器用キャップ3の天板部6(図1)の形状に合わせてほぼ円盤状に形成されたライナ本体10と、このライナ本体10の周辺部において環状に突出したシール部11とを有し、飲料容器用キャップ3により容器口部4を閉止したとき、ライナ9のシール部11が容器口部4の頂部4aに当接して容器内部5を確実に密封し得るようになされている。
かかる構成に加えてライナ本体10には、ボトル缶2の容器口部4を飲料容器用キャップ3により閉止したとき、当該容器口部4のほぼ中心位置となる中心対応部12付近に突起群13が形成されており、容器口部4側に露出したほぼ平面形状でなるライナ本体10の表面14において突起群13のみが突出し得るようになされている。
実際上、この突起群13は、複数(この場合、3個)の突起部15a,15b,15cから構成されており、これら同一形状の突起部15a,15b,15cが互いに近接するように配置されている。
この実施の形態の場合、突起群13は、複数の突起部15a,15b,15cが非接触状態であって互いに最も近接する位置に配置され、これら突起部15a,15b,15cがライナ本体10の中心対応部12付近に密集し得るようになされている。
また、この場合、突起群13は、中心がライナ本体10の中心対応部12と一致する円形仮想線VL1上に、これら突起部15a,15b,15cの中心部(以下、これを突起中心部と呼ぶ)が位置し得るとともに、当該突起部15a,15b,15c間の間隔がそれぞれ均等(例えば、約0.2mm程度の間隔)となっていることにより、当該ライナ本体10の中心対応部12付近において規則的に配置されている。
突起部15a,15b,15cは、ほぼ円柱形状で形成されており、一端がそれぞれライナ本体10の表面14に一体成形され、他端が天板部6から離れる方向に延びており、その高さ寸法Hが例えば約0.3〜1.5mm程度でライナ9のシール部11から僅かに突出するように選定されている。因みに、この実施の形態の場合、突起部15a,15b,15cは、直径が約3mm程度に選定されているが、本発明はこれに限らず、この他種々の直径で形成するようにしても良い。
以上の構成において、飲料容器用キャップ3で容器口部4を閉止しているときにキャップ付ボトル缶1を傾けた場合には、ライナ9の表面14に内容物たる液体(図示せず)が付着することがある。
この状態において、飲料容器用キャップ3を容器口部4から取り外すと、突起群13は、飲料容器用キャップ3の傾きに応じて、ライナ9の表面14上を表面張力により移動する液体を突起部15a,15b,15cのいずれかに接触させることができる。
このとき突起群13は、突起部15a,15b,15cに接触した液体をその表面張力により留まらせ、当該突起部15a,15b,15cの軸方向に沿って下方に導くことにより当該突起部15a,15b,15cの先端に液体を寄せ集めて雫とし、当該液体をその自重によってライナ9の表面14からボトル缶2内へ落下させることができる。
因みに、この突起群13が設けられている範囲は、ライナ9の直径の半分よりも小さくなるように選定され、当該突起部15a,15b,15cとライナ9のシール部11との間に十分な間隔が設けられていることにより、突起部15a,15b,15cに留まった液体が当該シール部11に接触することを防止し、確実に当該液体を突起部15a,15b,15cに留まらせることができる。
また、この突起群13では、複数の突起部15a,15b,15cを密集するようにして設けたことにより、各突起部15a,15b,15c毎に表面張力によって留まった液体を互いに接触させ易くし、これにより飲料容器用キャップ3が僅かに傾けられるだけで当該液体を容易に一つの雫にでき、かくして当該液体をその自重によってライナ9の表面14からボトル缶2内へ容易に、かつ確実に落下させることできる。
このとき突起群13は、ライナ本体10において、容器口部4の中心位置(すなわち、容器口部4から最も離れた位置)付近となる中心対応部12に設けられていることにより、当該ライナ9の表面14に付着した液体を容器口部4の中心付近から雫としてボトル缶2内へ落下させることができるので、ライナ9の表面14に付着した液体が容器口部4に垂れて付着することを確実に防止できる。
かくして、飲料容器用キャップ3では、容器口部4から取り外した際に、ライナ9の表面14に付着した液体を当該ライナ9から容器口部4に付着し難くさせることができるので、液体がシュガーセメント状となって容器口部4に付着することを未然に防止できる。その結果、シュガーセメント状となった残物により容器口部4において飲料容器用キャップ3の開閉作業が妨げられることを防止できる。
また、突起群13を構成する複数の突起部15a,15b,15cは、円形仮想線VL1上に各突起中心部が位置するように規則的に配置されていることにより、突起群13周辺のいずれの方向からでも液体を当該突起部15a,15b,15cに留まらすことができ、かくして飲料容器用キャップ3を容器口部4から取り外す際に当該液体を確実に容器口部4の中心付近から雫としてボトル缶2内へ落下させることができる。
さらに、複数の突起部15a,15b,15cは、円形仮想線VL1上に各突起中心部が位置するように規則的に配置されていることにより所定の図柄が形成され、これにより飲料容器用キャップ3の内面8に意外性を演出でき、かくして意匠的な効果も与えることができる。
以上の構成によれば、ライナ9の表面14に付着した液体を、突起部15a,15b,15cに集め、各突起部15a,15b,15c毎に表面張力によって留まった液体を互いに接触させ易くして、その自重によって当該容器口部4から容器内部5へ落下し易くさせるようにしたことにより、ライナ9の表面14に付着した液体を容器口部4に付着し難くさせることができ、かくして液体がシュガーセメント状となって容器口部4に付着することを未然に防止できる。
その結果、このようなシュガーセメント状となった残物により容器口部4において飲料容器用キャップ3の開閉作業が妨げられることを防止でき、かくして飲料容器用キャップ3の開閉作業を従来よりも一段と円滑に行えることができる。また、残物により飲料容器用キャップ3の密閉性の低下を防止でき、さらには残物の付着を防止して容器口部4を衛生的に保つことができる。
また、ライナ9の表面14に付着した液体を、突起部15a,15b,15cによって容器口部4から最も離れた中心対応部12付近に集め、各突起部15a,15b,15c毎に表面張力によって留まった液体を互いに接触させ易くして、その自重によって当該容器口部4の中心位置から容器内部5へ落下し易くさせるようにしたことにより、ライナ9の表面14に付着した液体を一段と確実に容器口部4に付着し難くさせることができ、かくして液体がシュガーセメント状となって容器口部4に付着することを確実に防止できる。
なお、上述した実施の形態においては、密集する複数の突起部からなる突起群として、3個の突起部15a,15b,15cを密集するように設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2個以上の突起部を密集(近接)するように設ければ良く、4個や5個等の突起部を適用するようにしても良い。要は飲料容器用キャップ3を僅かに傾けるだけで各突起部毎に表面張力で留まった液体を互いに接触させ易くし、これにより液体を一つの雫としてその自重によってライナの表面から飲料容器本体内へ落下させることができれば良い。
例えば、図2(A)との対応部分に同一符号を付して示す図3(A)と、この図3(A)のB−B’線を断面にとった図3(B)とのように、6個の突起部20a〜20fから構成された突起群21を適用しても良く、この場合、突起群21は、これら6個の突起部20a〜20fが非接触状態であって最も近接する位置に配置され、これら合計6個の突起部20a〜20fがライナ本体10の中心対応部12付近に密集するように形成されている。
実際上、この突起群21は、中心をライナ本体10の中心対応部12と一致させた小径でなる第1の円形仮想線VL1上に、3個の突起部20a,20b,20cがその突起中心部を一致させ、隣接する突起部20a,20b,20c間の間隔が均等となっていることにより、当該ライナ本体10の中心対応部12付近において規則的に配置されている。
かかる構成に加えて突起群21は、中心をライナ本体10の中心対応部12と一致させ、かつ第1の円形仮想線VL1よりも径が大きな第2の円形仮想線VL2上にさらに3個の突起部20d,20e,20fがその突起中心部一致させ、隣接する突起部20d,20e,20f間の間隔が均等となっていることより、当該ライナ本体10の中心対応部12付近において規則的に配置されている。
この実施の形態の場合、第2の円形仮想線VL2上に配置される3個の突起部20d,20e,20fは、第1の円形仮想線VL1上の突起部20a,20b,20c間にそれぞれ配置されていることにより、第1の円形仮想線VL1上に配置された突起部20a,20b,20cに一段と近接させることができ、その結果、突起部20a〜20f全体を中心対応部12に一段と確実に密集させて配置し得るようになされている。
以上の構成において、突起群21は上述した効果と同様の効果を得ることができる。また、この実施の形態の場合、突起群21は、第1の円形仮想線VL1よりも径が大きな第2の円形仮想線VL2上にさらに3個の突起部20d,20e,20fが設けられていることにより、飲料容器用キャップ3の傾きに応じてライナ9の表面14を移動する液体を一段と容易に当該突起部20d,20e,20fに接触させ易くすることがきる。
従って、この突起群21では、各突起部20a〜20f毎に表面張力によって液体を一段と容易に留まらせ易くできるので、当該突起部20a〜20fに留まった液体を互いに接触させ易くし、これにより雫となった液体をその自重によってライナ9の表面14からボトル缶2内へ一段と容易に、かつ確実に落下させることできる。
そして、この実施の形態の場合、突起群21は、第1の円形仮想線VL1上に加えて第2の円形仮想線VL2上にも複数の突起部20d,20e,20fが規則的に配置されていることにより一段と複雑な図柄が形成され、これにより飲料容器用キャップ3の内面8に意外性を演出でき、かくして意匠的な効果も与えることができる。
また、例えば、図2(A)との対応部分に同一符号を付して示す図4(A)と、この図4(A)のC−C’線を断面にとった図4(B)とのように、12個の突起部30a〜30lから突起群31を構成するようにしても良い。この場合、突起群31は、これら12個の突起部30a〜30lが非接触状態であって、周方向に隣接する突起部30a〜30lが最も近接するように配置され得る。
実際上、この突起群31は、中心をライナ本体10の中心対応部12と一致させた小径でなる第1の円形仮想線VL3上に、6個の突起部30a〜30fがその突起中心部を一致させ等間隔で配置されている。かかる構成に加えて突起群31は、中心をライナ本体10の中心対応部12と一致させ、かつ第1の円形仮想線VL3よりも径が大きな第2の円形仮想線VL4上にさらに6個の突起部30g〜30lがその突起中心部を一致させて等間隔に配置され、これら合計12個の突起部30a〜30lがライナ本体10の中心対応部12付近に密集するように形成されている。
この場合、第2の円形仮想線VL4上に配置される6個の突起部30g〜30lは、第1の円形仮想線VL3上の突起部30a〜30f間にそれぞれ配置(例えば、第1の円形仮想線VL3上の突起部30a及び突起部30bの間に、第2の円形仮想線VL4上の突起部30gが配置)されていることにより、第1の円形仮想線VL3上の突起部30a〜30fに一段と近接させることができ、その結果、突起部30a〜30l全体を中心対応部12に一段と確実に密集させて配置し得るようになされている。
以上の構成において、突起群31は、上述した効果と同様の効果を得ることができる。また、この実施の形態の場合、突起群31は、第1の円形仮想線VL3よりも径が大きな第2の円形仮想線VL4上にさらに6個の突起部30g〜30lが設けられていることにより、飲料容器用キャップ3の傾きに応じてライナ9の表面14を移動する液体を一段と容易に当該突起部30g〜30lに接触させ易くすることがきる。
かくして、突起群31では、各突起部30a〜30l毎に表面張力によって留まらせた液体を容易に接触させ易くし、これにより雫となった液体をその自重によってライナ9の表面14からボトル缶2内へ一段と確実に落下させることできる。
さらに、例えば、図2(A)との対応部分に同一符号を付して示す図4(A)と、この図5(A)のD−D’線を断面にとった図5(B)とのように、13個の突起部30a〜30l及び40から突起群41を構成するようにしても良い。
実際上、突起群41は、第1の円形仮想線VL3及び第2の円形仮想線VL4の中心となる中心対応部12にさらに突起部40が配置され、これら合計13個の突起部30a〜30l及び40がライナ本体10の中心対応部12付近に密集するように形成され得る。
この場合、突起群41では、第1の円形仮想線VL3及び第2の円形仮想線VL4の周方向だけでなく、中心対応部12に設けた突起部40により直径方向においても各突起部30a〜30l及び40毎に表面張力によって留まらせた液体を互いに接触させ易くできるので、当該突起部30a〜30l及び40に留まった液体を一段と容易に雫にできる。
さらに、上述した実施の形態においては、ほぼ円柱状に形成した突起部15a,15b,15cを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ほぼ三角柱、角柱等の各種柱状に形成された突起部や、円錐又は角錐等に形成された突起部、円環状に形成された突起部等の種々の形状でなる突起部を適用するようにしても良い。
例えば、図2(A)との対応部分に同一符号を付して示す図6(A)と、この図6(A)のE−E’線を断面にとった図6(B)とのように、湾曲した帯状でなる複数の突起部51,52,53と円柱形状の突起部54とから突起群55を構成するようにしても良く、この場合、突起群55は、これら突起部51,52,53,54が非接触状態であって、ライナ本体10の中心対応部12に密集するように配置された構成を有する。
実際上、突起群55は、同一形状でなる複数(例えば4個)の突起部51を周方向に隣接させることにより第1の円環形状部56が形成されているとともに、当該第1の円環形状部56よりも径が小さく選定された同一形状でなる複数(例えば4個)の突起部52を周方向に隣接させることにより、第1の円環形状部56の内側に第2の円環形状部57が形成されている。
また、突起群55は、第2の円環形状部よりも径が小さく選定された同一形状でなる複数(例えば4個)の突起部53を周方向に隣接させることにより、第2の円環形状部56の内側に第3の円環形状部58が形成されているとともに、第1の円環形状部56、第2の円環形状部57及び第3の円環形状部58とは異なる形状でなる柱状の突起部54がライナ本体10の中心対応部12に設けられている。
以上の構成において、突起群55は、上述した効果と同様の効果を得ることができる。また、この場合、突起群55は、径が異なる複数の円環形状(第1の円環形状部56、第2の円環形状部57及び第3の円環形状部58)を形成するように複数の突起部51,52,53が規則的に配置されていることにより一段と複雑な図柄が形成され、これにより飲料容器用キャップ3の内面8に意外性を演出でき、かくして意匠的な効果も与えることができる。
また、例えば、図6(A)との対応部分に同一符号を付して示す図7(A)と、図7(A)のF−F’線を断面にとった図7(B)とのように、第1の円環形状部56、第2の円環形状部57及び第3の円環形状部58に加えて、さらに第4の円環形状部60を設けた突起群61を適用するようにしても良い。
この場合、突起群61は、第3の円環形状部58よりも径が小さく選定された同一形状でなる複数(例えば4個)の突起部62を周方向に隣接させることにより、第3の円環形状部58の内側に第4の円環形状部60が形成されている。以上の構成において、突起群61は、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
さらに、例えば、図7(A)との対応部分に同一符号を付して示す図8(A)と、図8(A)のG−G’線を断面にとった図8(B)とのように、第1の円環形状部56、第2の円環形状部57、第3の円環形状部58及び第4の円環形状部60を中心対応部12にさらに密集するように各突起部51,52,53を小型にした突起群71を適用するようにしても良い。以上の構成において、突起群71は、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で種々の変形実施をすることができ、例えば合成樹脂材やガラスでなる飲料容器用キャップや、化粧水用の容器等の各種容器に用いる種々のキャップに用いるライナに適用するようにしても良い。
本発明によるキャップ付ボトル缶の全体構成を示す側断面図である。 ライナの詳細構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(1)の構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(2)の構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(3)の構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(4)の構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(5)の構成を示す正面図及び側断面図である。 他の実施の形態による突起群(6)の構成を示す正面図及び側断面図である。
符号の説明
1 キャップ付ボトル缶
2 ボトル缶
3 飲料容器用キャップ(キャップ)
4 容器口部
4a 頂部
5 容器内部
8 内面
9 ライナ
13 突起群
14 表面
15a,15b,15c 突起部

Claims (6)

  1. 容器口部を閉止するキャップの内面に設けられ、該容器口部の頂部に当接するライナにおいて、表面に複数の突起部からなる突起群を設けたことを特徴とするライナ。
  2. 前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたことを特徴とする請求項1記載のライナ。
  3. 容器口部の頂部に当接するライナが内面に設けられているキャップにおいて、前記ライナの表面に、複数の突起部からなる突起群を設けたことを特徴とするキャップ。
  4. 前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたことを特徴とする請求項3記載のキャップ。
  5. 容器口部の頂部に当接するライナが内面に設けられているキャップと、該キャップで容器口部が閉止されるボトル缶とを備えたキャップ付ボトル缶において、前記キャップのライナの表面に、複数の突起部からなる突起群を設けたことを特徴とするキャップ付ボトル缶。
  6. 前記突起群を、前記容器口部の中心対応部付近に設けたことを特徴とする請求項5記載のキャップ付ボトル缶。

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