JPH09273880A - ヒートパイプの製造方法 - Google Patents

ヒートパイプの製造方法

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JPH09273880A
JPH09273880A JP10629196A JP10629196A JPH09273880A JP H09273880 A JPH09273880 A JP H09273880A JP 10629196 A JP10629196 A JP 10629196A JP 10629196 A JP10629196 A JP 10629196A JP H09273880 A JPH09273880 A JP H09273880A
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Japan
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heat pipe
container
evaporation
side wall
heat
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JP10629196A
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English (en)
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Koichi Masuko
耕一 益子
Mikiyuki Ono
幹幸 小野
Masataka Mochizuki
正孝 望月
Yuji Saito
祐士 斎藤
Hitoshi Hasegawa
仁 長谷川
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱輸送力に優れるヒートパイプを設置箇所の
形状および大きさに合わせた形状に加工することができ
る方法を提供する。 【解決手段】 中空偏平状に形成されたヒートパイプ1
5を製造するにあたり、塑性変形可能な平板材1を厚さ
方向に加圧して、平坦な蒸発部13とその蒸発部13の
外縁部から一方の面に延びて広がる側壁部14と、これ
ら蒸発部13と側壁部14との内面の凹凸部とを成形
し、その蒸発部13および側壁部14となる成形材の開
口部分に内面に凹凸部を形成した放熱部12となる他の
平板材を取り付けてコンテナ16を形成し、そのコンテ
ナ16の内部に、真空脱気した状態で凝縮性流体を作動
流体42として封入してヒートパイプ化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱輸送効率が高
く、平面部を備えた小型発熱体の冷却に適したヒートパ
イプの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、パーソナルユースのコンピュ
ータ(以下、パソコンという。)の普及は著しく、多機
能化や処理速度の向上に伴って演算処理装置の出力増大
が年々進められており、したがって、この演算処理装置
が発する熱量も増大している。そこで、その演算処理装
置に放熱用のフィンを取り付け演算処理装置の冷却を図
っている。
【0003】しかし昨今、ノートブックタイプやサブノ
ートブックタイプのいわゆる携帯型パソコンの普及が著
しく、この種のパソコンでは、携帯性を主要目的として
いるため、小形化および軽量化が強く望まれており、パ
ソコンの内部空間において放熱フィンのような冷却手段
が占有するスペースも極めて限定されるとともに、多機
能化や処理速度の向上に伴って演算処理装置の出力増大
が年々進められており、この演算処理装置が発する熱量
も増大しているため、前記放熱フィンのみでは、放熱量
が不足し、演算処理装置を充分に冷却することができな
い不都合があった。
【0004】したがって、上記の放熱フィンのみによる
冷却構造では、放熱面積に冷却能力が左右されるので、
小形化および軽量化にともなって、冷却スペースが小さ
くなると充分な放熱面積が得られなく、放熱量が少なく
なって、実質的な冷却能力が制限される不都合があっ
た。そこで、冷却手段として熱輸送能力に優れるヒート
パイプが使用されている。
【0005】ヒートパイプは、大量の熱輸送が可能であ
るから、一個ないし数個のLSIチップを用いた超小型
の演算処理装置すなわちマイクロプロセッサー(以下、
MPUという)の冷却を効果的に行うことができ、MP
Uの過熱によるパソコンの作動不能や機能低下等の発生
を防止することができる。
【0006】従来、パソコンの冷却用に使用されている
ヒートパイプには、一例として、コンテナが断面矩形に
形成された所謂平板型ヒートパイプが用いられている。
この種の平板型ヒートパイプは、例えば、円形断面のパ
イプを押圧して、中空偏平状のコンテナを得、これをヒ
ートパイプ化するのが通常である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートパイ
プ製造方法によれば、円形断面の通常使用されているパ
イプを押圧変形させて中空偏平状とするため、得ること
ができるコンテナの形状や大きさには限界があった。す
なわち、偏平率の大きい(薄い)コンテナを得る場合に
は、パイプの圧潰量が大きくなるから、亀裂や破断が生
じるおそれがあり、また、素材が円形断面の等方性のあ
るものであるから、得ることのできる形状も方形等の等
方性のあるものに限られ、用途に応じた異形形状とする
ことが困難であった。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、設置箇所の形状および大きさに合わせた形状に製
造することができるとともに、熱輸送力が優れたヒート
パイプを製造することのできる方法を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するため、この発明のヒートパイプの製造方法
は、作動流体を封入したコンテナが平坦な蒸発部と、こ
のコンテナと対向するように離隔し、該蒸発部より面積
の広い放熱部と、これら蒸発部と放熱部とのそれぞれの
周縁部を全周に亘ってお互いに連結する側壁部とによっ
て中空偏平状に形成されたヒートパイプを製造する方法
であって、塑性変形可能な平板材を、押圧して凹型状に
成形する工程と、その成形した凹型の開口部分に、他の
平板材を取り付けてコンテナを形成する工程と、そのコ
ンテナの内部に、真空脱気した状態で凝縮性流体を作動
流体として封入してヒートパイプ化する工程とを有する
ことを特徴とするものである。
【0010】すなわち、この発明の製造方法によれば、
放熱部となる部分と、蒸発部および傾斜側壁部となる部
分とを、塑性変形可能な平板材より別々に成形した後、
蒸発部および傾斜側壁部となる凹型の窪んだ部分を内側
にして、対向させて取り付けヒートパイプとなるコンテ
ナを形成する。その後ヒートパイプ化して、放熱部が拡
大したヒートパイプを製造するから、従来の製造方法と
比べて、仕上がりの形状や大きさを任意に設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のヒートパイプの製造方
法を、以下の実施例を用いて説明する。図1はこの発明
の方法により製造したヒートパイプを示す図であり、図
2ないし図6は、金属板1の成形過程を示す図である。
また、図7ないし図12は、ヒートパイプ化する過程を
示す図である。まず、平面板として予め所定の寸法に切
断した塑性変形可能な金属板1、例えば銅製の金属板を
二枚用意する。
【0012】そして、この金属板1を用いて放熱部12
となる部分と、蒸発部13および傾斜側壁部14となる
部分とを成形加工する。
【0013】図2に示すように、ヒートパイプ15とな
るコンテナ16の蒸発部13および傾斜側壁部14を形
成する成形金型17は、上型18と下型19とから構成
されている。その下型19には、ヒートパイプ15の蒸
発部13を賦形する底面20と、この底面20の四方に
ヒートパイプ15の傾斜側壁部14を賦形する上方に広
がる斜面21とが備えられている。また、斜面21のう
ち一つの面には、注入ノズル22取り付け用の開口部2
9に対応する溝部23が形成されている。
【0014】一方、上型18には、コンテナ16の蒸発
部13となる内側に毛細管圧力により作動流体42を拡
散させる網目状の溝部25が形成されるように、直交す
る直線状の凸部26が形成されている。また、コンテナ
16の傾斜側壁部14の内面に、毛細管圧力により作動
流体42の放熱部12から蒸発部13への還流を促進す
るための溝部27が、放熱部12から蒸発部13に至り
形成されるように、上型18における下型19の斜面と
対向する面に凸部28が形成されている。
【0015】また、前記注入ノズル22取り付け用の開
口部29に対応する溝部23の形状に合致した凸部30
が備えられている。
【0016】なお、この実施例において、蒸発部13の
内面の作動流体42を拡散させる溝部25は、網目状の
ものには限定されず、複数方向に交差したものであれば
良く、さらに直線状のものに限定されず、波状のもので
も良い。
【0017】上記の成形金型17によってコンテナ16
の蒸発部13および傾斜側壁部14を成形加工するに
は、図2のように、成形金型17の内部に、塑性変形可
能な金属板1を収容する。
【0018】そして、上型18を下降させることにより
金属板1の上面部に上型18が接触し、この状態から上
型18をさらに下降することによって、金属板1が平面
状から凹型形状に変形される。すなわち、蒸発部13と
その蒸発部13の外縁周部から上方に延びた上方に広が
る傾斜側壁部14が形成され、凹型金属板31が形成さ
れる。なお、下型19に上型18の凸部26,28が貫
通しない程度に上型18によって金属板1を押圧する。
このようにして上型18を下限位置にまで下げて図5に
示す形状に成形する。また、金属板1は平面状から凹型
形状に変形するとともに、コンテナ16の蒸発部13と
なる凹型の底面20の内側に、作動流体42を毛細管圧
力によってその内面に拡散させる網目状の溝部25が形
成されるとともに、傾斜側壁部14となる凹型の側面の
内壁面に、放熱部12から蒸発部13に至って、作動流
体42の還流を促進する溝部27が形成される。
【0019】したがって、ここで成型した凹型金属板3
1が、ヒートパイプ15となるコンテナ16の蒸発部1
3および傾斜側壁部14となる。
【0020】なお、この成形工程は、数回に分けて繰り
返し行うこととしてもよい。
【0021】次に、ヒートパイプ15となるコンテナ1
6の放熱部12を形成する成形金型32は、図3に示す
ように、放熱部12となる金属板1の一方の面に、凝縮
された作動流体42の液を蒸発部13に滴下しやすくす
る尖頭突起33および補強リブ34を形成するために、
凹凸部が形成された上型35と、その上型35と対向す
る下型36とから構成されている。下型36は、金属板
1を保持する囲い部分と金属板1を載せる平坦面とから
構成されている。上型35は下型36と対向しており、
その面上には、放熱部12となる金属板1に一方向でか
つ直線状の補強リブ34を構成するための溝部37が形
成されるとともに、放熱部12となる金属板1に尖頭突
起33を形成するための凹部38が形成されている。
【0022】この成形金型32によってコンテナ16の
上面すなわち放熱部12を成形加工するには、まず金属
板1を前記下型36と上型35との間に挿入し、下型3
6上に載せる。
【0023】そして上型35を下降させると、金属板1
の上面部に上型35の溝部37および凹部38が形成さ
れた面が接触し、この状態から上型35をさらに下降す
ることによって、金属板1の一方の面に、溝部37およ
び凹部38がめり込み、作動流体42の滴下を促進する
尖頭突起33、およびヒートパイプ15を形成してヒー
トパイプ動作させた際に、コンテナ16の内圧により放
熱部12が窪まないように補強するための補強リブ34
が形成される。すなわち、上型35を下限位置にまで下
げて図4に示す形状に放熱部12を形成する。
【0024】換言すれば、上型35を下降させて下型3
6の方向に押し付けることにより、金属板1が塑性変形
し、コンテナ16の放熱部となる金属板1上に尖頭突起
33および補強リブ34が形成され凹凸金属板40が形
成される。なお、この成形加工は、数回に分けて繰り返
し行うこととしてもよい。
【0025】ついで、上記のように形成された、放熱部
12となる凹凸金属板40と、蒸発部13および傾斜側
壁部14となる凹型金属板31の内面を脱脂洗浄する。
その洗浄手段としては、例えば適宜の溶剤を使用した洗
浄、あるいは超音波洗浄などの従来知られた手段を採用
することができる。
【0026】洗浄後、図6に示すように、尖頭突起33
および補強リブ34を形成した面を対向させて放熱部1
2となる凹凸金属板40を、凹型金属板31の開口端に
突き合わせた後、凹凸金属板40と凹型金属板31との
周縁部同士、すなわち凹凸金属板40と凹型金属板31
との接合部を、一例として接着剤などにより接着した
後、高周波溶接や超音波溶接などを行い、ヒートパイプ
15となるコンテナ16を形成する。
【0027】この際、放熱部12となる凹凸金属板40
と凹型金属板31との間には、内部空間と連通する注入
ノズル22取り付け用の開口部29が形成される(図6
参照)。
【0028】そして、図7に示すように、前記開口部2
9が形成された部分に、注入ノズル22の一端部を挿入
し、同時に溶接あるいはロウ付け等の手段によって固着
する。なお、注入ノズル22としては、ここでは金属板
1と同一材質でかつ断面が円形の小径管が採用されてい
る。
【0029】つぎに上記のようにして形成されたコンテ
ナ16をヒートパイプ化する。すなわち、注入ノズル2
2を介して、作動流体42としての純水を規定量よりも
若干多めにコンテナ16内部に注入する。これは、次工
程でコンテナ16内から非凝縮性ガスの追い出しを行う
ためである。この加熱追い出し工程の一例として、ここ
では図8に示すように、注入ノズル22が設けられた端
部が上方となるようにコンテナ16をシリコンオイルバ
ス43内に設置し加熱する。すると、液相の作動流体4
2が蒸発し気相となるとともに、作動流体42中に溶在
などしている非凝縮性ガスが作動流体42の沸騰蒸気と
共に注入ノズル22の開口端からコンテナ16の外部に
放出される。すなわち、先にコンテナ16内に封入され
た作動流体42の全量から蒸気として追い出された量を
差し引いた量が、作動流体42の実質的な封入量とされ
る。
【0030】そして、作動流体42の蒸気を所定量追い
出した後、注入ノズル22の先端側をカシメるなどして
仮封止する。したがって、このコンテナ16自体が充分
に脱気されたヒートパイプ15のコンテナ16となる。
【0031】なお、この加熱追い出し工程では、予め注
入ノズル22を仮締めしておいた状態でコンテナ16の
内部の圧力を高め、その後に仮締め部分を開放して作動
流体42をフラッシュさせる方法を採ることもできる。
なお、この実施例では、コンテナ16の内部への作動流
体42の脱気封入方法として加熱追い出し法を例示した
が、これに替えて真空ポンプ法やガス液化法等を採用す
ることもできる。
【0032】ついで、そのヒートパイプ15をシーズニ
ングする。この工程は周知の通り、微細なピンホールを
発見したり、コンテナ16の内壁面と作動流体42との
濡れ性を向上させたりする等、概してヒートパイプ15
としての信頼性を高めるために実施される工程であっ
て、図9に示すように、例えばヒートパイプ15をバッ
チ炉や管状炉等の加熱炉44の内部に収納して一定時間
連続して加熱する。そして、上記工程が終了した後、図
10に示すように、注入ノズル22の仮封止を切断する
などして開封し、また内部の作動流体42を廃棄する。
【0033】なお、コンテナ16の内部にスケールなど
の不要物があれば、その際に作動流体42と共にコンテ
ナ16の外部に取り出されるから、上記シーズニング工
程はコンテナ16内部の二回目の洗浄工程として機能す
る。
【0034】つぎに、空になったコンテナ16に、規定
の封入量に対して若干多めの量の作動流体42すなわち
純水を新たに注入する。そして再度、前述と同様の加熱
追い出しを実施して、作動流体42中に溶存する非凝縮
性ガスをコンテナ16内から排出させた後、図11に示
すように、注入ノズル22をその基端部すなわちコンテ
ナ16の端部のごく近い箇所において本封止する。な
お、図12に示すように、封止するにあたり、例えば一
旦カシメた状態で、先端部に適度な丸みを持った治具で
その部分を圧着切断すれば、気密性がより確実に担保さ
れる。また、必要に応じて溶接する。
【0035】なお、上記実施例においては、放熱部12
および蒸発部13が四角形のヒートパイプを製造する方
法を示したが、放熱部12および蒸発部13が円形や多
角形であっても良く、放熱部12と蒸発部13とを結ぶ
傾斜側壁部14もこれに対応するものであれば良い。
【0036】また、蒸発部13および放熱部12ならび
に傾斜側壁部14の内面に形成した溝部、補強リブ、尖
頭突起などは、上記実施例のように金属板1を押圧変形
させる際に同時に形成せずともよく、金属板1を押圧変
形させた後に、別の方法により形成させてもよい。
【0037】さらに、上記実施例では前記注入ノズル2
2取り付け用の開口部29を金属板1を押圧変形させる
際に同時に形成したが、これに限定されず、コンテナ1
6を形成した後に前記開口部29を形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明のように、ヒートパイプを構
成するコンテナの蒸発部および傾斜側壁部となる部分と
放熱部となる部分を別々に形成した後、組み合わせてコ
ンテナを形成した後、ヒートパイプ化するから、各種の
大きさの平板型ヒートパイプを容易に量産できるととも
に、ヒートパイプ内面の溝部、補強リブ、尖頭突起など
の加工が容易にできる。また、この発明の製造方法は、
ヒートパイプ設置場所に応じた形状に形成することが容
易となり、任意の大きさおよび作動能力にヒートパイプ
を製造することができる。すなわち仕上がりの形状や大
きさを任意に設定できる。さらに、コンテナを形成した
後にヒートパイプ化するので、従来のようなヒートパイ
プ化した後の押圧加工により、加工後の肉厚や板厚が不
均一になるようなことはなく、構造が均一なヒートパイ
プが製造でき、従来に比べて、ヒートパイプの熱伝導性
能が向上されたヒートパイプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例において製造するヒートパイ
プを示す概略図である。
【図2】蒸発部および傾斜側壁部を形成する成形金型
と、その成型金型の下型に金属板がセットされている状
態を示す概略側面図である。
【図3】放熱部を形成する成形金型に金属板がセットさ
れている状態を示す概略側面図である。
【図4】成形金型により形成された放熱部となる金属板
を示す概略図である。
【図5】成形金型により形成された蒸発部および傾斜側
壁部となる凹型金属板を示す概略図である。
【図6】成型加工された金属板および凹型金属板を密着
させて構成したコンテナを示す概略図である。
【図7】コンテナの注入ノズル挿入用の開口部に注入ノ
ズルを取り付けた後、作動流体を封入した状態を示した
概略図である。
【図8】加熱追い出し工程を示す概略図である。
【図9】シーズニング工程を示す概略図である。
【図10】注入ノズルの仮封止を切断して開封し、内部
の作動流体を廃棄している状態を示す概略図である。
【図11】注入ノズルが本封止された状態を示す概略図
である。
【図12】注入ノズル本封止工程において、圧着切断お
よび溶接した場合を示す概略図である。
【符号の説明】
1…金属板、 40…凹凸金属板、 31…凹型金属
板、 12…放熱部、13…蒸発部、 14…傾斜側壁
部、 15…ヒートパイプ、 16…コンテナ、 1
7,32…成形金型、 18,35…上型、 19,3
6…下型、 20…底面、 21…斜面、 22…注入
ノズル、 23,25,27,37…溝部、 33…尖
頭突起、 34…補強リブ、 42…作動流体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 長谷川 仁 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体を封入したコンテナが、平坦な
    蒸発部と、この蒸発部と対向するように離隔し、該蒸発
    部より面積の広い放熱部と、これら蒸発部と放熱部との
    それぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結する側壁部
    とによって中空偏平状に形成されたヒートパイプを製造
    するにあたり、塑性変形可能な平板材を厚さ方向に加圧
    して、平坦な蒸発部とその蒸発部外縁部から一方の面に
    延びて広がる側壁部と、これら蒸発部と側壁部との内面
    の凹凸部とを成形し、その蒸発部および側壁部となる成
    形材の開口部分に、内面に凹凸部を形成した放熱部とな
    る他の平板材を取り付けてコンテナを形成し、そのコン
    テナの内部に、真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流
    体として封入してヒートパイプ化することを特徴とする
    ヒートパイプ製造方法。
JP10629196A 1996-04-03 1996-04-03 ヒートパイプの製造方法 Pending JPH09273880A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022639A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Universal Seikan Kk ライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶
JP2022160791A (ja) * 2021-04-07 2022-10-20 古河電気工業株式会社 ベーパーチャンバ

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JP2007022639A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Universal Seikan Kk ライナ、キャップ及びキャップ付ボトル缶
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