WO2005105612A1 - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器 Download PDF

Info

Publication number
WO2005105612A1
WO2005105612A1 PCT/JP2005/007171 JP2005007171W WO2005105612A1 WO 2005105612 A1 WO2005105612 A1 WO 2005105612A1 JP 2005007171 W JP2005007171 W JP 2005007171W WO 2005105612 A1 WO2005105612 A1 WO 2005105612A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
container
cylindrical portion
cap
concave
opening
Prior art date
Application number
PCT/JP2005/007171
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Sadao Nozawa
Original Assignee
Sadao Nozawa
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sadao Nozawa filed Critical Sadao Nozawa
Publication of WO2005105612A1 publication Critical patent/WO2005105612A1/ja

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3205Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces
    • B65D81/3211Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • B65D25/02Internal fittings
    • B65D25/04Partitions
    • B65D25/08Partitions with provisions for removing or destroying, e.g. to facilitate mixing of contents
    • B65D25/082Partitions with provisions for removing or destroying, e.g. to facilitate mixing of contents the partition being in the form of a plug or the like which is removed by increasing or decreasing the pressure within the container

Abstract

【課題】飲料用素材が収納された素材容器と容器本体とを組み合わせ、飲料用素材を飲料水に溶かして飲むことができ、飲むまでの操作が面倒でないプラスチック容器を提供する。 【解決手段】本発明によるプラスチック容器は、飲料水が装填される容器本体と、容器本体の底部に設けられた凸形筒部または容器本体のキャップに設けられた凹形筒部に螺合する素材容器とを備え、飲用時、素材容器の回動操作によって、素材容器と容器本体との間を連通させて飲料用素材を飲料水に溶かすように構成した。

Description

明 細 書
プラスチック容器
技術分野
[0001] 本発明は飲物用のプラスチック容器に係り、より詳細には、コーヒーや茶などの飲料 用素材と飲料水とが、 1つの容器の中に別々に収納されて、飲む時に、飲料用素材 を飲料水に溶かすように構成したプラスチック容器に関するものである。
背景技術
[0002] 一般に、プラスチック製のボトルにボトリングされたコーヒーや茶は、予め飲料水に 抽出されたものである。また、一部には、網袋に入った茶などの乾燥された飲料用素 材カ アルミコーティングされた袋に入れられて、飲料水の入った容器に添付されて 提供される。
[0003] 茶を例にして両者を比較すると、飲む直前に茶を入れた場合、苦味や渋みがあつ て味としては優れる。一方、予め茶の成分を抽出してボトリングした場合、ビタミン Cな どの酸化防止剤も合せて調合されるので、味の強みが平均化される。そのため、飲 む直前に茶の成分を飲料水に溶かす飲料のさらなる普及が望まれる。
[0004] しかし、茶などの飲料用素材をアルミ袋に入れて、飲料水の入った容器に添付して 提供する場合、飲むまでにいくつかの手順があって面倒である。例えば、(1)アルミ 袋が挟まれた包装用カバーのミシン目を切る。 (2)アルミ袋を取り出す。 (3)アルミ袋 の封を切る。(4)ティーバックを取り出す。(5)キャップを開ける。(6)ティーバックを投 入する。(7)溶けるのを待つ。(8)ティーバックを取り出す、の 8回の操作がある。また 、粉末茶をティーバックに入れず、アルミ袋に直接収納して提供した場合は、容器本 体の開口部から中に投入する時、粉末茶が周りにこぼれることがある。
[0005] 他の事例として、飲料水と粉末茶を別々に収容した飲料用混合容器が提案されて いる(例えば、特許文献 1参照。 ) o
[0006] この飲料用混合容器は、飲料水が容器本体に収納されると共に、粉末茶を容器の キャップ内にアルミ袋に入れて配置し、キャップの上部に設けられた突起物で粉末茶 の袋を破り、容器本体に落下させ、両者を混合するものである。飲むまでの操作回数 は、(1)突起付キャップの包装用カバーを破る。(2)突起付キャップを回して外す。 ( 3)突起付キャップの突起を容器本体の開口部に向けて螺合させる(開口部のアルミ 袋が破られて粉末茶が容器本体に落下する)。(4)容器本体を振る。(5)突起付キヤ ップを回して外す。(6)容器本体の開口部に残ったアルミ袋を取り出す、の 6回となる 。操作回数がティーノック添付式のものより減るものの、まだ操作回数は多い。また、 アルミ袋の破片が飲料水の中に混入しな 、かと 、つた心配もある。
特許文献 1 :特開 2003— 81357号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、飲料 用素材が収納された素材容器と容器本体とを組み合わせて、飲料用素材を飲料水 に溶力して飲むことができ、飲むまでの操作が面倒でな 、飲料用のプラスチック容器 を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明〖こよるプラスチック容器は、飲料水が収容される容器本体と、前記容器本体 の底部に設けられた凸形筒部または前記容器本体のキャップに設けられた凹形筒 部に螺合する素材容器と、前記素材容器の回動操作によって前記素材容器と前記 容器本体との間を連通させる手段とを備えたことを特徴とする。ここで、前記凸形筒 部を有するものを第 1のプラスチック容器とし、前記凹形筒部を有するものを第 2のプ ラスチック容器とする。
[0009] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップに設けられ上 部が開口し有底で側壁に通過口を有する前記凹形筒部と、前記素材容器に設けら れ前記凹形筒部に密着して挿入され、前記凹形筒部の底部を押圧して閉鎖するよう に取り付けられる筒部とからなり、前記素材容器が取り外し方向に回動されると、前記 筒部の開口部と前記凹形筒部の底部との間が開くことによって連通されることが好ま しい。
[0010] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップに設けられ上 部が開口した無底の凹形筒部と、前記凹形筒部に密着して挿入され下側に開口部 を有する前記素材容器の筒部と、前記凹形筒部または前記凹部の側壁に密着する ように嵌め込まれる栓とからなり、前記素材容器が回動されると、前記栓が、前記凹 形筒部または前記凹部の側壁に形成された縦溝に沿ってスライドし、落下しな!ヽよう に外れることによって連通されることが好ましい。
[0011] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップの凹形筒部の 底面または前記容器本体の凸形筒部の上面に、一部を残して周縁部が他の肉厚よ り薄くされた円形の領域と、前記素材容器に設けられた突起物とからなり、前記素材 容器が取り付け方向に回動されると、前記領域が、前記筒部先端の突起物によって 切り開かれることによって連通されることが好ましい。
[0012] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップの凹形筒部の 底面または前記容器本体の凸形筒部の上面に設けられた複数の通孔と、これに相 対する前記素材容器筒部の蓋に設けられた複数の通孔とからなり、前記素材容器が 取り外し方向に回動されると、前記通孔が互いに合致することによって連通されること が好ましい。
[0013] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記容器本体の凸形筒部 の上面に設けられた通孔と、これに相対する前記素材容器筒部の蓋に設けられた複 数の通孔と、前記素材容器に設けられ通孔を閉鎖する突起物とからなり、前記素材 容器が取り外し方向に回動されると、前記突起物が通孔を開放することによって連通 されることが好ましい。
[0014] 本発明による第 3のプラスチック容器は、飲料用素材を入れた素材容器と、前記素 材容器の装着部を備える容器本体からなり、前記素材容器の開口部が、前記容器 本体の上部開口部に挿入可能に形成されると共に、前記装着部が、前記容器本体 の底部力 容器内部に突出させて設けた凸形筒部内、もしくは、前記容器本体の側 壁に嵌め合い可能に形成された凹部内、もしくは、前記容器本体の上部開口部に設 けられた凹形筒部内であることを特徴とする。
[0015] 本発明による第 4のプラスチック容器は、飲料水が収容される容器本体と、前記容 器本体に螺合されるキャップとを備え、前記キャップ力 内部に飲料用素材が収納さ れる素材収納部と、前記素材収納部部の上方に突出し前記容器本体の開口部に挿 入可能に形成される円筒状突出部と、前記円筒状突出部の外側下部に前記容器本 体の開口部に嵌め込み可能に形成される嵌合部と、前記円筒状突出部の上部開口 部に螺合され前記キャップの外径より小さな外径を有するサブキャップとからなること を特徴とする。
[0016] 前記素材収納部は、容器本体の上部開口部の内側を突き抜ける円筒形状に形成 されていることが好ましい。
[0017] 前記素材収納部は、前記容器本体の開口部の外側を囲む円錐形状に形成されて 、ることが好まし!/、。
発明の効果
[0018] 本発明による第 1及び第 2のプラスチック容器によれば、飲む時に、飲料用素材を 飲料水に溶力して飲むことができ、飲むまでの操作回数は、(1)素材容器を回動す る。(2)容器本体を振って、飲料用素材を飲料水に溶かす。(3)キャップを開ぐの 3 回にできる。
[0019] 第 1及び第 2のプラスチック容器において、素材容器と容器本体との連通が、素材 容器の筒部の先端で閉鎖したキャップの凹形筒部の底部を開門することにより行な われることにより、筒部の先端で閉鎖した場合の遮断性は、素材容器のネジを締める ことで達成される。このような仕掛けはキャップの部分に好適であり、飲用時、飲料用 素材を飲料水の中に容易に落下させて溶かすことができる。
[0020] 第 1及び第 2のプラスチック容器において、素材容器と容器本体との連通が栓で行 なわれることにより、遮断性は栓と筒部の嵌合によって達成される。このような仕掛け はキャップの部分に好適であり、飲用時、飲料用素材を飲料水の中に容易に落下さ せて溶かすことができる。筒部の側壁に設けられた縦溝により、栓が外れたとき、飲料 水内に落下しな 、ようにできる。
[0021] また、前記構成において、素材容器と容器本体との連通が一部を残して他の肉厚 より薄くされた円形の領域を突起物で切り開くことによって行なわれることにより、飲料 用素材と飲料水との間の遮断性が良ぐ容器本体の底部、キャップの両方に好適で ある。
[0022] 第 1及び第 2のプラスチック容器において、素材容器と容器本体との連通が各通孔 を合致させることによって行なわれることにより、底面に設けられた線状の突起を 2重 にして密封性を向上させることができる。
[0023] また、前記構成において、素材容器と容器本体との連通が突起物による通孔の開 放によって行なわれることにより、飲料用素材と飲料水との間の遮断性が良ぐ容器 本体の底部に好適である。
[0024] 本発明による第 3のプラスチック容器は、素材容器を容器本体に装着して添付した もので、素材容器の径を容器本体の上部開口部の径より小さく形成したから、容器本 体の上部開口部に差し込んで飲料用素材をこぼすことなく投入できる。また、飲むま での操作回数は、素材容器が、キャップ内の凹部に挿入されて固定される、実施例 1 4の場合、(1)キャップを回して外す。(2)素材容器の蓋を外す。(3)キャップを反対 向きにして、素材容器を容器本体の開口部に挿入する。(4)キャップを押さえて、容 器本体を振る。(5)素材容器付のキャップを外す、の 5回となる。
[0025] 本発明による第 4のプラスチック容器は、キャップに飲料用素材の収納部を設けた もので、専用の素材容器は設ける必要ないから部品点数を少なくできる。キャップの 包装用カバーも必要ない。飲むまでの操作回数は、(1)容器本体の素材収納部付キ ヤップを回して外す。(2)サブキャップを外す。(3)素材収納部付キャップを反対向き にして、容器本体の開口部に嵌め込む。(4)容器本体を振る。(5)凹形キャップを取 る、の 5回である。また、突出部と嵌合部を設けたから、キャップを栓のように作用させ ることができる。そして容器本体を振った時にも、完全に飲料水が漏れ出ないように できる。また、サブキャップの径が、キャップ底部の径より小さいからつかみやすく開 け閉めが容易である。
[0026] 第 4のプラスチック容器において、飲料用素材の収納部を容器本体の開口部の内 側を突き抜ける円筒形状とすることにより、キャップの高さをそれほど高くすることなく 、素材収納空間を確保できる。また、飲料用素材を投入するときには、この収納部が 占めていた部分が空くから、飲料水がこぼれ出ない。飲料水は容器本体の上部に隙 間なく充填できる。
[0027] また、第 4のプラスチック容器にぉ 、て、飲料用素材の収納部を容器本体の開口部 を囲む円錐形状とすることにより、さらに大きな容量の素材収容空間を確保できる。 図面の簡単な説明
[0028] [図 1]本発明による第 1の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 2A]本発明による第 2の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 2B]本発明による第 2の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 3]本発明による第 3の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 4]本発明による第 4の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 5]本発明による第 5の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 6]本発明による第 6の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 7]本発明による第 7の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 8A]本発明による第 8の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 8B]本発明による第 8の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 9A]本発明による第 9の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 9B]本発明による第 9の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 9C]本発明による第 9の実施例を示すプラスチック容器の要部側面断面図
[図 10A]本発明による第 10の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 10B]本発明による第 10の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 11A]本発明による第 11の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 11B]本発明による第 11の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 12]本発明による第 12の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 13A]本発明による第 13の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 13B]本発明による第 13の実施例を示すプラスチック容器の要部斜視図
[図 14]本発明による第 14の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 15A]本発明による第 15の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 15B]本発明による第 15の実施例を示すプラスチック容器の要部側面断面図 [図 16A]本発明による第 16の実施例を示すプラスチック容器の側面断面図
[図 16B]本発明による第 16の実施例を示すプラスチック容器の要部側面断面図 符号の説明
[0029] 1, 2, 3, 4…プラスチック容器、 5…容器本体、 6…素材容器、 7…凸形筒部、 8〜 凹形筒部、 9…素材容器の筒部、 10· "キャップ、 11···サブキャップ、 12···切り開か れた状態、 13…突起物、 14…凸形筒部の開口部、 15…肉厚の薄い円形の領域、 1 6···ノブ、 17···通孔、 18, 19···通孔、 20···蓋、 21···飲料用素材、 22, 23···通孔、 2 5…蓋、 28···突起体、 29···突出部、 31···柔軟な伸縮構造、 33、 34…密閉用の突 起、 35···容器本体の開口部、 36···凹部、 37···凹形キャップ、 38…ストッパ、 39…凹 形キャップの開口部、 40…凹形キャップの側面に設けられた通過口、 42···素材容器 の開口部、 43…素材容器のネジ部、 44···凹形キャップのネジ部、 45···容器本体の 開口部のネジ部、 46…凸形筒部のネジ部、 47, 48, 49···通孔を密閉するための突 起、 51···段部、 52···側面、 53···ネジ部、 54···栓、 55···ボタン、 56···落下防止用の 突起、 57···傾斜面、 58···縦溝、 59···嵌合部、 60…飲料水、 61…素材収納部、 62 …円筒状突出部、 63···円錐形キャップ、 64···ネジ部、 65…孔、 66, 67…ネジ部。 発明を実施するための最良の形態
[0030] 以下、本発明の好ましい実施例を、図面を参照して説明する。なお、前提となる飲 料用素材は、茶、コーヒー、ココア、ジュース、サプリメントなどである。飲料用素材の 形態は、粉末、顆粒、ゼリー、液体、固体でも良い。液体の例では、コンク (cone; co ncentrated)、すなわち濃縮されたコーヒーやココアなどもあげられる。固体の例で はラムネの元などがある。また、飲料用素材を入れる素材容器 (あるいは素材収納部 )は、内部が 1つで 1つの素材を入れることもできるし、内部を複数に区切って、例え ば、砂糖、コンク、ミルクをそれぞれ収納することもできる。
実施例 1
[0031] 図 1は、本発明による第 1の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 1に示すように、プラスチック容器 1は、容器本体 5と、容器本体 5のネジ部 45に螺 合するネジ部 53を有するキャップ 10と、容器本体 5の底部に設けられた凸形筒部 7 のネジ部 46に螺合して取り付けられ、筒部 9にネジ部 43を有する素材容器 6からなる
[0032] 凸形筒部 7と素材容器 6との連通は、凸形筒部 7の上部平坦部に、他の部分より肉 厚を薄くした円形の領域 15が設けられ、領域 15を 2つの突起物 13で切り開くことで 実現している。具体的には、素材容器 6の下部に設けられたノブ 16を回動して上昇さ せる。これによつて、素材容器 6の上部の突起物 13が平坦部を押圧し、厚さの薄い 円形の領域 15が切り開かれて、破片が符号 12の位置に移動する。突起物 13の当 接する部分を切込線としておいてもよい。なお、円形の領域 15の一部分 (左側の部 分)は肉厚を厚くして、破片が分離されないようにしている。
[0033] 凸形筒部 7の上部と素材容器 6とが連通すると、飲料水 60が飲料用素材 21に入つ てくる。飲料水 60の流入と入れ変わって、素材容器 6の中の空気が容器本体 5の上 部に移動する。なお、素材容器 6に入った飲料水 60は、螺合部とリング状の突起 33 によって、下方へもれることがないように遮断されている。突起 33は、筒状に形成して 、凸形筒部 7の内壁に密着させてもよい。ノブ 16の回動は、リング状の突起 34が容器 本体 5の底部に当接して制限される。この状態では、さらに密閉度が増して、飲料水 60が漏れることがない。
実施例 2
[0034] 図 2は、本発明による第 2の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 2Aに示すように、プラスチック容器 1は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺合す るキャップ 10と、容器本体 5の底部に螺合して取り付けられる素材容器 6からなる。容 器本体 5は、底部の開口部 14から容器の内側上方に伸びる凸形筒部 7を有している 。凸形筒部 7の内側壁にはネジ部 46が設けてある。素材容器 6の外側表面にはネジ 部 43が設けてある。
[0035] 素材容器 6は、ネジによって上方向に押圧されて装着される。従って、キャップ 10と 同じように、密閉を確実にするのは、素材容器 6の上端に設けられた突起 47、 48、 4 9で、凸形筒部 7の上部平坦部をネジで押すように構成している。素材容器 6が螺合 を解除する方向に 90° 程度回されれば、凸形筒部 7の通孔 18、 19と、素材容器 6の 上部に設けられた通孔 22、 23が合致する。これによつて、飲料水 60が素材容器 6に 導かれる。なお、必要以上に素材容器 6が回されても外れないように、凸形筒部 7の 内側壁のストツバ 38と素材容器 6のリング状の突起 33が設けられている。
[0036] 図 2Bは、凸形筒部 7と素材容器 6の上部の分解矢視図である。図 2Bに示すように 、容器本体 5と素材容器 6との連通を、 2つの通孔を合致させることで実現している。 一方が、凸形筒部 7の底部に設けられた通孔 18、 19である。他方が、素材容器 6の 上部に設けられた通孔 22、 23である。 2つの通孔を設けて、一方の通孔から空気を 容器本体 5の上方に移動させ、他方の通孔から飲料水 60を素材容器 6に容易に移 動させる。
[0037] 図 2Bに示すように、素材容器 6の上部には円形の蓋 20が設けられ、蓋 20には通 孔 22、 23が形成される。また、蓋 20には孔 65があって、素材容器 6の上部円周縁の 突部 55がはめ込まれる。蓋 20には、密閉用の線状の突起 47、 48、 49力ある。蓋 20 の最外周付近を囲むように設けられた突起 47は、通孔 18、 19からの飲料水 60を遮 断する。突起 48、 49が突起 47と交わって作られる 4つの閉ループの内、通孔 22、 2 3のない箇所の 2つの閉ループは、通孔 18、 19力 通孔 22、 23と合致しない位置に ある時、通孔 18、 19力ら通孔 22、 23に飲料水 60がもれるのを防ぎ、同時に他の 2つ の閉ループ力 素材容器 6に飲料水 60が浸入するのを防ぐものである。
実施例 3
[0038] 図 3は、本発明による第 3の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 3に示すように、プラスチック容器 1は、上部と下部に 3箇所のネジを有する容器本 体 5と、上部の開口部 35のネジに螺合するキャップ 10と、下部の 2箇所のネジに螺合 して、容器本体 5の底部を覆うように取り付けられた、椀形状の素材容器 6からなる。 素材容器 6は、容器本体 5のネジ部 64に螺合されて装着される。
[0039] 素材容器 6の径が大きい場合、突起体 28を押し上げる力が弱いので、突起体 28と 凸形筒体 7とを螺合させている。また、飲料用素材 21は、椀形状の素材容器 6の中 に収納される。凸形筒部 7の上部面には、円形の一部分を残して肉厚を薄くした領域 15を設けて破りやすくしている。
[0040] 素材容器 6を回して、円筒状の突起体 28を上昇させると、その先端で領域 15を破 ることができる。ここから浸入した飲料水 60は、突起体 28の通孔 22、 23を通過して 飲料用素材 21に達する。素材容器 6がさらに上昇する方向に回されると、上昇の程 度にもよるが、素材容器 6と容器本体 5とが形成する容積が減少する。この減少した 容積に対応できるように、容器本体 5の上部側壁は、柔軟な伸縮構造 31を有して、 膨張できることが望ましい。飲料水のもれはリング状の突起 33で防いでいる。素材容 器 6をさらに回すと、容器本体 5底部のリング状の突出部 29が、素材容器 6の底部に 接触して止まる。
実施例 4
[0041] 図 4は、本発明による第 4の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 4に示すように、プラスチック容器 1は、上部と下部に 3箇所のネジを有する容器本 体 5と、上部の開口部 35に螺合するキャップ 10と、容器本体 5の底部を覆うように取り 付けられた、椀形状の素材容器 6からなる。下部のネジは、 1つは容器本体 5の底部 外周面に形成され、もう 1つは凸形筒部 7の内側に設けられる。これらは、それぞれ素 材容器 6を容器本体 5と凸形筒部 7に螺合させる。凸形筒部 7の底部平坦部には 2次 加工されて通孔 18、 19が設けられる。
[0042] 容器本体 5の底部側壁には、リング状でテーパを有するストツバ 38が形成されてお り、素材容器 6の装着時は、リング状の突起 33がストツバ 38を乗り越えるようにして嵌 合される。装着が完了すると、突起体 28の上部円板に設けられた突起 47、 48、 49 力 凸形筒部 7の底部を押圧して密閉が行われる。突起 47、 48、 49の構造は実施 例 2に示すものと同じである。なお、突起体 28の上部円板には通孔 22、 23が設けら れている。螺合を解除する方向に素材容器 8を回動すると、通孔 18、 19と通孔 22、 2 3が合致して、飲料水 60が飲料用素材 21に達する。
実施例 5
[0043] 図 5は、本発明による第 5の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
第 5の実施例は、第 3の実施例の構成と概略同じである。その差異は、凸形筒部 7の 底部が通孔 17となっていることである。通常は、通孔 17を突起体 28の上部の部材で 押圧して密閉している。素材容器 6を回して、円筒状の突起体 28を上昇させ、その先 端が通孔 17を突き抜けるようにする。これにより、通孔 17が開放され、通孔 17から浸 入した飲料水 60は、突起体 28の通孔 22、 23を通過して飲料用素材 21に達する。 実施例 6
[0044] 図 6は、本発明による第 6の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
第 6の実施例は、第 4の実施例の構成と概略同じである。その差異は、凸形筒部 7の 底部が通孔 17となっていることである。通常は、通孔 17を突起体 28の上部の突起 4 7で押圧して密閉している。素材容器 6を回して、円筒状の突起体 28が凸形筒部 7か ら離すように下降させる。これにより、通孔 17が開放され、飲料水 60は通孔 17を経 由して飲料用素材 21に達する。
実施例 7
[0045] 図 7は、本発明による第 7の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 7に示すように、プラスチック容器 2は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺合する 凹形キャップ 37と、凹形キャップ 37に装着される素材容器 6からなる。凹形キャップ 3 7は、凹形筒部 8を有し、上部力も開口部 35を突き抜けるように挿入される。そして第 1のネジ部 53が容器本体 5のネジ部 45に螺合される。凹形キャップ 37の上部には第 2のネジ部 67が形成されている。ネジ部 67には、素材容器 6に設けられたネジ部 66 が螺合される。なお、素材容器 6の材質は凹形キャップ 37の材質に合わせて、例え ば、ポリエチレンとすることができる。
[0046] 凹形キャップ 37と素材容器 6との連通は、凹形キャップ 37の底部平坦部に円形の 肉厚の薄い円形の領域 15が設けられ、領域 15を 2つの突起物 13で切り開くことで実 現している。素材容器 6が、取り付け方向にストツバ 38を越える程度に強く回動される と、筒部 9の一端に設けられた突起物 13が凹形キャップ 37の平坦部を押圧して円形 に切り開く。破片は符号 12に位置に移動する。なお、領域 15は、一部分肉厚を厚く して、分離されないようにしているから、破片は落下しない。一定の領域の肉厚を薄く する代わりに、切込線を設けてもよい。素材容器 6をさらに回すと、凹形キャップ 37の 上面開口部 39が素材容器 6の内側上面に当接するまで締めることができる。
実施例 8
[0047] 図 8は、本発明による第 8の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 8Aに示すように、プラスチック容器 2は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺合す る凹形キャップ 37と、凹形キャップ 37に装着される素材容器 6からなる。凹形キャップ 37は、その上部から開口部 35を突き抜けるように、内側壁にネジ部 67が形成された 凹形筒部 8を有する。また、素材容器 6には、ネジ部 66が設けられており、凹形キヤッ プ 37のネジ部 67に螺合させて装着する。素材容器 6を取り外し方向に回動して、凹 形キャップ 37の凹形筒部 8の底部に設けた通孔 18、 19を、素材容器 6の筒部 9の底 部に設けた通孔 22、 23に合致させることによって、飲料用素材 21が容器本体 5側に 導かれ、飲料水 60が素材容器 6に導かれるように構成している。図 8Aでは通孔が合 致した場合を図示している。
[0048] 素材容器 6は、通常、通孔 18、 19と通孔 22、 23が合致しない位置関係にあって、 ネジ部 43、 44によって下方向に押圧されて装着されている。図 8Bには、筒部 9の底 部に装着される蓋 20の外観図を示す。図 8Aに示すように、密閉をより確実にするた め、蓋 20が凹形筒部 8の底部と接触する面において、通孔 22、 23の周囲には、線 状の突起 47、 48、 49を設けている。素材容器 6が、取り外し方向(上方向)に 90° 程 度回動されると、凹形キャップ 37の通孔 18、 19と素材容器 6の通孔 22、 23が合致す る。なお、必要以上に素材容器 6が回動されても、ストツバ 38が形成されているので、 外れることがない。
実施例 9
[0049] 図 9は、本発明による第 9の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図である。
図 9Aに示すように、プラスチック容器 2は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺合す る凹形キャップ 37と、凹形キャップ 37に装着される素材容器 6からなる。凹形キャップ 37は、凹形筒部 8を有し、上部から開口部 35を突き抜けるように挿入される。図 9Bに 示すように、凹形筒部 8は有底で、その底部は 4つの傾斜面を有する山形の突出形 状とした。このような形状は、飲料用素材が容器本体 5側に落下しやすくするための もので、傾斜面は 2〜3つとしてもよい。尚、傾斜面ではなく円錐形状としてもよい。凹 形筒部 8の低部の側面には、 2〜4つの通過口 40が設けられる。本実施例では、図 9 Bに示すように 4つの通過口 40を設けた。通過口 40が設けられない側壁部分で、凹 形筒部 8の底部を支えている。また、凹形キャップ 37は、容器本体 5のネジ部 45に螺 合するネジ部 53と、素材容器 6のネジ部 66に螺合するネジ部 67を有する。素材容 器 6は、凹形キャップ 37に螺合して装着される。この時、素材容器 6の筒部 9の先端 力 凹形筒部 8の底部を押圧して閉鎖するように働く。
[0050] 図 9Cに示すように、素材容器 6を回して、ネジを取り外し方向に操作すると、素材 容器 6が上方に移動し、凹形筒部 8の底部から筒部 9の開口部 42の先端が離れる。 これにより、通過口 40と素材容器 6の内部が連通し、飲料用素材 21が容器本体 5の 飲料水 60の中に落下する。また、飲料水 60を素材容器 6に導くことができる。 [0051] ネジ部 66、 67を取り付け方向に締めると、素材容器 6は、凹形キャップ 37の上部の 開口部 39を押すと同時に、開口部 42の先端が凹形筒部 8の底部も押すように構成 される。凹形筒部 8と素材容器 6の筒部 9の側壁は、互いに密着するように構成される 。密着しているから、ネジ部 66、 67を緩めて、飲料水 60を素材容器 6に導くとき、こ の隙間から飲料水が漏れない。ネジ部 66、 67を緩めた時、ストッパ 38が設けられて いるから、素材容器 6は、凹形キャップ 37から外れることがない。ストッパ 38は、例え ば、上方に湾曲させた複数の片で構成され、素材容器 6を下方に向けてネジを締め る場合は、スムーズに進行される力 逆の場合は、ネジ部 67と接触して進めないよう なものでよい。
実施例 10
[0052] 図 10は、本発明による第 10の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 10Aに示すように、プラスチック容器 1は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合する凹形キャップ 37と、凹形キャップ 37に装着される素材容器 6からなる。凹形キ ヤップ 37は、凹形筒部 8を有し、上部から開口部 35を突き抜けるように挿入される。ま た、容器本体 5のネジ部 45に螺合するネジ部 53と、素材容器 6のネジ部 66に螺合 するネジ部 67を有する。栓 54は、凹形筒部 8の底面の開口部にはめ込まれる。筒部 9の底部の開口部先端が栓 54に当接されるように装着される。栓 54は、図 10Bに示 すように、両側に傾斜面 57を設けて、飲料用素材 21が落下しやすくしている。
[0053] 素材容器 6を回動して、ネジを取り付け方向に操作すると、素材容器 6が下方にスラ イドし栓 54が押される。栓 54の底部が凹形筒部 8から外れて開口される。栓 54の上 端の 2力所には突起 56が設けられ、縦溝 58に嵌め込まれている。栓 54が、縦溝 58 に沿って下方にスライドされると、縦溝 58の下端で停止されるから、栓 54が落下する ことはない。栓 54がスライドされると、素材容器 6と容器本体 5とが連通され、飲料用 素材 21が隙間から落下する。また、容器本体 5を振って、飲料水 60を素材容器 6に 導くこともできる。凹形筒部 8と素材容器 6の筒部 9の側壁は、互いに密着するように 構成される。これにより、素材容器 6のネジを締めて飲料水 60を素材容器 6に導くとき 、この隙間から飲料水が漏れることがない。
[0054] 素材容器 6と容器本体 5とを連通させる場合は、素材容器 6を取り付け方向に回動 する。その場合、ストッパ 38を越えるように強くネジを締める。これによつて、栓 54がス ライドされる。そして凹形キャップ 37の上部開口部 39が、素材容器 6の内側上面に 当接するまでは締めることができる。素材容器 6と容器本体 5の遮断は、栓 54の段部 51と側面 52の 2箇所が、凹形筒部 8の開口部先端と内側側面に当接して行なわれる 。なお、栓 54の落下を防止するため、縦溝 58のかわりに、凹形筒部 8の外側の下方 にフックを設けて、栓 54の一端を掛けるようにしてもょ 、。
実施例 11
[0055] 図 11は、本発明による第 11の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 11Aに示すように、プラスチック容器 2は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合する凹形キャップ 37と、凹形キャップ 37に装着される素材容器 6からなる。実施例 10との違いは、素材容器 6と容器本体の連通が、素材容器 6の取り外し方向に回動 されることである。また、栓 54は、凹形筒部 8ではなぐ素材容器 6の筒部 9の開口部 に嵌め込まれる。
[0056] 素材容器 6が回動されて、取り外し方向に操作されると、素材容器 6の筒部 9に嵌合 された栓 54が外れる。これは、筒部 9が上方に動いても、栓 54の底部の段部が凹形 筒部 8の先端で阻止されるからである。また、栓 54の上端の 2力所には突起 56が設 けられ、縦溝 58に嵌め込まれている。栓 54が筒部 9から外れた時、栓 54は下方に落 下するが、縦溝 58の下端で停止される。素材容器 6と容器本体 5とが連通されると、 飲料用素材 21が傾斜面に沿って容器本体 5内部に落下する。また、容器本体 5を振 つて、飲料水 60を素材容器 6に導くこともできる。凹形筒部 8と素材容器 6の筒部 9側 壁は、互いに密着するように構成されるから、容器本体 5を振っても、この隙間からは 飲料水が漏れない。素材容器 6のネジを開ける場合、ストツバ 38があるから素材容器 6は外れない。
実施例 12
[0057] 図 12は、本発明による第 12の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 12に示すように、プラスチック容器 3は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合するキャップ 10と、容器本体 5の底部に形成された凸形筒部 7を装着部として嵌合 される素材容器 6からなる。素材容器 6には、飲料用素材 21が収容され、蓋 25で密 閉される。飲料用素材 21を開口部 35から投入する場合、素材容器 6の円筒部の径 が開口部 35の径より小さくしてあるので、素材容器 6を開口部 35に差し込むことがで き、飲料用素材 21がこぼれない。飲むまでの操作回数は、(1)素材容器 6を取り出 す。(2)素材容器 6の蓋を開く。(3)容器本体のキャップを回して外す。(4)飲料用素 材を投入する。(5)素材容器を押さえて容器本体を振る。(6)素材容器を取り外す、 の 6回となる。
実施例 13
[0058] 図 13は、本発明による第 13の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 13に示すように、プラスチック容器 3は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合するキャップ 10と、容器本体 5の側部に形成された凹部 36の装着部に装着される 素材容器 6からなる。素材容器 6は、飲料用素材 21が収容されると共に、蓋 20で密 閉される。素材容器 6の円筒部の径は開口部 35の径より小さくしてあるので、飲料用 素材 21を開口部 35から投入する場合、素材容器 6を開口部 35に差し込むことがで きる。
実施例 14
[0059] 図 14は、本発明による第 14の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 14に示すように、プラスチック容器 3は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合する凹形キャップ 37と、この凹形キャップ 37に嵌合して装着される素材容器 6から なる。装着部は、凹形筒部 8を使用している。素材容器 6には、飲料用素材 21が収容 され、蓋 20で密閉される。飲料用素材 21を開口部 35から投入する場合、素材容器 6 の蓋 20を開け、素材容器 6を取り出さずに凹形キャップ 37を回して外し、反対にして 開口部 35に素材容器 6の先端を差し込んで、飲料用素材を投入する。飲むまでの 操作回数は、素材容器 6を凹形キャップ 37から取り出す操作がないので、実施例 12 の場合より 1つ少なく 5回である。
実施例 15
[0060] 図 15は、本発明による第 15の実施例で、飲物用のプラスチック容器の断面図であ る。図 15に示すように、プラスチック容器 4は、容器本体 5と、上部の開口部 35に螺 合する凹形キャップ 37からなる。凹形キャップ 37には、上部に円筒状突出部 62が、 下部に円筒状突出部 62に連結するように円筒状の素材収納部 61が設けられる。収 納部 61は容器本体 5の開口部 35を突き抜けて装着される。円筒状突出部 62にはネ ジ部 67が設けられ、サブキャップ 11がネジ部 66で螺合される。プラスチック容器 4は 、キャップが 2つあるダブルキャップ構成となって!/、る。
[0061] 円筒状突出部 62は、反対向きにして、ネジ部 67も含めて容器本体 5の開口部 35 に差し込み可能である。ネジ部 67の下側の嵌合部 59は、開口部 35の径に合わせた 形状なので、凹形キャップ 37を開いてサブキャップを外し、逆にして嵌め込んだ時、 栓として働く(引出円 C7参照)。すなわち、容器本体 5を振っても飲料水 60がこぼれ 出ない。サブキャップ 11の径は、凹形キャップ 37の基部の径より小さいから回して取 り外すことが容易である。飲料用素材 21は、素材収納部 61と円筒状突出部 62の内 側に直接収納され、サブキャップ 11で密閉できる。本実施例では、飲料水 60は、図 15に示す状態で、容器本体 5に隙間なく(満杯)に入れておくことができる。このよう にしても、凹形キャップ 37を外した場合、容器本体 5の上部には、素材収納部 61が 占めていた容積が空いて空間ができるから、飲料用素材 21を投入しても飲料水がこ ぼれ出ない。素材収納部 61が、容器本体 5の開口部 35を突き抜けない構造では、 飲料水を満杯には充填できず、飲料用素材 21が投入されたときの体積増加分の空 間を空けておく必要がある。このような空間を占める空気は、もちろん無い方が衛生 的である。なお、引出円 C7に示す状態では、容器本体 5の上部には、素材収納部 6 ェが空けた空間と、素材収納部 61の内部空間ができるから、容器本体 5を振った場 合、これら空間を占める空気が飲料水 60の中を上下して、飲料用素材 21の攪拌が 即座にできる。サブキャップ 11と凹形キャップ 37を透明または半透明として、中身が 見えるようにしてもよい。サブキャップ 11のかわりに、榭脂シートを円筒状突出部 62 の上部に熱着し、嵌合部 59を覆うように装着してもよい。素材収納部 61は、開口部 3 5の径を例えば 38mmと大きくすれば、味噌汁の元など、力さばるものでも収納するこ とができる。また、錠剤などを入れておくこともできる。さら〖こ、景品なども入れることが できる。
実施例 16
[0062] 図 16は、本発明による第 16の実施例で、プラスチック容器の断面図である。図 16 に示すように、飲料用容器 4は、容器本体 5と、その上部の開口部 35に螺合する円 錐形キャップ 63からなる。円錐形キャップ 63には、容器本体 5の開口部 35を囲む円 錐状の素材収納部 61が設けられる。円錐状の素材収納部 61の上部には、さらに円 筒状突出部 62が設けられる。この円筒状突出部 62の上部側面にはネジ部 67が設 けられ、サブキャップ 11がネジ部 66で螺合される。円筒状突出部 62の下部側面に は、嵌合部 59が設けられる。円筒状突出部 62は、ネジ部 67も含めて容器本体 5の 開口部 35に差し込み可能である。嵌合部 59は、開口部 35の内径に合せた形状な ので、円錐形キャップ 63を回して外し、逆にして嵌め込んだ時に栓として作用する。 また、円錐形キャップ 63とサブキャップ 11を回して容易に取り外せるように、サブキヤ ップ 11の径は、円錐形キャップ 63の基部の径より小さく形成している。
[0063] ここで、素材収納部 61は円錐状としたから、飲料用素材 21の収納空間をさらに広く できる。円錐状の素材収納部 61は、逆にして容器本体 5の開口部 35に差し込んだ 場合、じょうごのように作用するから、飲料用素材 21が液状である場合に好適である 。円錐形を容器本体の形に合せて角錐形の形状としてもよい。
産業上の利用可能性
[0064] 本発明は、飲料用素材を飲料水とは別に入れておいて、飲む前に混合するタイプ のプラスチック容器に適用できる。

Claims

請求の範囲
[1] 飲料水が収容される容器本体と、前記容器本体の底部に設けられた凸形筒部また は前記容器本体のキャップに設けられた凹形筒部に螺合する素材容器と、前記素材 容器の回動操作によって前記素材容器と前記容器本体との間を連通させる手段とを 備えた
ことを特徴とするプラスチック容器。
[2] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップに設けられ上 部が開口し有底で側壁に通過口を有する前記凹形筒部と、前記素材容器に設けら れ前記凹形筒部に密着して挿入され、前記凹形筒部の底部を押圧して閉鎖するよう に取り付けられる筒部とからなり、前記素材容器が取り外し方向に回動されると、前記 筒部の開口部と前記凹形筒部の底部との間が開くことによって連通される
ことを特徴とする請求項 1記載のプラスチック容器。
[3] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップに設けられ上 部が開口した無底の凹形筒部と、前記凹形筒部に密着して挿入され下側に開口部 を有する前記素材容器の筒部と、前記凹形筒部または前記凹部の側壁に密着する ように嵌め込まれる栓とからなり、前記素材容器が回動されると、前記栓が、前記凹 形筒部または前記凹部の側壁に形成された縦溝に沿ってスライドし、落下しな!ヽよう に外れることによって連通される
ことを特徴とする請求項 1記載のプラスチック容器。
[4] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップの凹形筒部の 底面または前記容器本体の凸形筒部の上面に、一部を残して周縁部が他の肉厚よ り薄くされた円形の領域と、前記素材容器に設けられた突起物とからなり、前記素材 容器が取り付け方向に回動されると、前記領域が、前記筒部先端の突起物によって 切り開かれることによって連通される
ことを特徴とする請求項 1記載のプラスチック容器。
[5] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記キャップの凹形筒部の 底面または前記容器本体の凸形筒部の上面に設けられた複数の通孔と、これに相 対する前記素材容器筒部の蓋に設けられた複数の通孔とからなり、前記素材容器が 取り外し方向に回動されると、前記通孔が互いに合致することによって連通される ことを特徴とする請求項 1記載のプラスチック容器。
[6] 前記素材容器と前記容器本体とを連通させる手段が、前記容器本体の凸形筒部 の上面に設けられた通孔と、これに相対する前記素材容器筒部の蓋に設けられた複 数の通孔と、前記素材容器に設けられ通孔を閉鎖する突起物とからなり、前記素材 容器が取り外し方向に回動されると、前記突起物が通孔を開放することによって連通 される
ことを特徴とする請求項 1記載のプラスチック容器。
[7] 飲料用素材を入れた素材容器と、前記素材容器の装着部を備える容器本体力ゝらな り、前記素材容器の開口部が、前記容器本体の上部開口部に挿入可能に形成され ると共に、前記装着部が、前記容器本体の底部力 容器内部に突出させて設けた凸 形筒部内、もしくは、前記容器本体の側壁に嵌め合い可能に形成された凹部内、も しくは、前記容器本体の上部開口部に設けられた凹形筒部内である
ことを特徴とするプラスチック容器。
[8] 飲料水が収容される容器本体と、前記容器本体に螺合されるキャップとを備え、前 記キャップが、内部に飲料用素材が収納される素材収納部と、前記素材収納部部の 上方に突出し前記容器本体の開口部に挿入可能に形成される円筒状突出部と、前 記円筒状突出部の外側下部に前記容器本体の開口部に嵌め込み可能に形成され る嵌合部と、前記円筒状突出部の上部開口部に螺合され前記キャップの外径より小 さな外径を有するサブキャップと力もなる
ことを特徴とするプラスチック容器。
[9] 前記素材収納部が、容器本体の上部開口部の内側を突き抜ける円筒形状に形成 されている
ことを特徴とする請求項 8記載のプラスチック容器。
[10] 前記素材収納部が、前記容器本体の開口部の外側を囲む円錐形状に形成されて いる
ことを特徴とする請求項 8記載のプラスチック容器。
PCT/JP2005/007171 2004-04-30 2005-04-13 プラスチック容器 WO2005105612A1 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004136376 2004-04-30
JP2004-136376 2004-04-30
JP2004365218A JP2007253948A (ja) 2004-04-30 2004-12-17 プラスチック容器
JP2004-365218 2004-12-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2005105612A1 true WO2005105612A1 (ja) 2005-11-10

Family

ID=35241558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2005/007171 WO2005105612A1 (ja) 2004-04-30 2005-04-13 プラスチック容器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2007253948A (ja)
TW (1) TW200540077A (ja)
WO (1) WO2005105612A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120456A (ja) * 2006-10-03 2008-05-29 Donna Roth 飲料ボトルおよびこれを製造する方法
WO2019162397A1 (de) * 2018-02-22 2019-08-29 Covestro Deutschland Ag Mehrkammerbehälter zum aufbewahren und mischen eines mehrkomponentigen flüssigen beschichtungs- oder klebesystems
EP3560582A1 (de) * 2018-04-23 2019-10-30 Covestro Deutschland AG Mehrkammerbehälter zum aufbewahren und mischen eines mehrkomponentigen flüssigen beschichtungs- oder klebesystems

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100900728B1 (ko) 2007-07-19 2009-06-05 제이씨텍(주) 용기의 마개
JP5158687B2 (ja) * 2007-11-29 2013-03-06 株式会社吉野工業所 2種材混合容器
JPWO2018199266A1 (ja) * 2017-04-28 2020-07-02 日本メジフィジックス株式会社 流路切換機構、材料供給ユニット、材料容器、流路切換機構のホルダ及び流路切換装置
WO2018199266A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 日本メジフィジックス株式会社 流路切換機構、材料供給ユニット、材料容器、流路切換機構のホルダ及び流路切換装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004083022A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Abio:Kk ペットボトル等ドリンク用ボトルのキャップ
JP2004106888A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Masayuki Makita ボトルキャップ
JP2004106856A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Japan Crown Cork Co Ltd 副容器を備えた容器蓋

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004083022A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Abio:Kk ペットボトル等ドリンク用ボトルのキャップ
JP2004106856A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Japan Crown Cork Co Ltd 副容器を備えた容器蓋
JP2004106888A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Masayuki Makita ボトルキャップ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120456A (ja) * 2006-10-03 2008-05-29 Donna Roth 飲料ボトルおよびこれを製造する方法
WO2019162397A1 (de) * 2018-02-22 2019-08-29 Covestro Deutschland Ag Mehrkammerbehälter zum aufbewahren und mischen eines mehrkomponentigen flüssigen beschichtungs- oder klebesystems
CN111867715A (zh) * 2018-02-22 2020-10-30 科思创知识产权两合公司 用于贮存并且混合多组分的液态的涂覆或粘合系统的多腔室容器
US11911735B2 (en) 2018-02-22 2024-02-27 Covestro Deutschland Ag Multiple-chamber container for storing and mixing a multi-component liquid coating or adhesive system
EP3560582A1 (de) * 2018-04-23 2019-10-30 Covestro Deutschland AG Mehrkammerbehälter zum aufbewahren und mischen eines mehrkomponentigen flüssigen beschichtungs- oder klebesystems

Also Published As

Publication number Publication date
TW200540077A (en) 2005-12-16
JP2007253948A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1801028B1 (en) Cap structure for beverage container
EP1968866B1 (en) Cap assembly having storage chamber for secondary material with inseparable working member
US6527110B2 (en) Device for storing and dispensing a substance by mating with a container and associated methods
US20060049127A1 (en) Container
WO2005105612A1 (ja) プラスチック容器
KR20140017521A (ko) 배출기구를 가지는 병
DK2616354T3 (en) Closing device for a container and container comprising the closing device
JP2004083022A (ja) ペットボトル等ドリンク用ボトルのキャップ
WO2003106292A1 (en) A drink container for combining a powder with a liquid
KR101450181B1 (ko) 캡슐의 장착이 가능한 컵 뚜껑
KR100794167B1 (ko) 이종물질 낙하 및 혼합용 병뚜껑
AU2018234458A1 (en) Doser cap for liquid container
WO2006027782A2 (en) Container
KR200369670Y1 (ko) 액체 및 분말의 혼합이 용이한 혼합용기
KR100571747B1 (ko) 이종물질을 실시간 혼합시킬 수 있는 용기의 마개
WO2010004252A2 (en) Closure element a fluid container
KR200480321Y1 (ko) 혼합용 용기
KR100571748B1 (ko) 이종물질을 실시간 혼합시킬 수 있는 용기의 마개
KR102017235B1 (ko) 스크류 타입 이종물질 혼합기
JP4409204B2 (ja) 混合物収納部を設けた混合容器
US20220324637A1 (en) Capsule for the delivery of a solute to a recptacle
US20040262175A1 (en) Storage and dispensing device for mating with a liquid container to allow for mixing of a substance and the liquid
JP2004155430A (ja) 二重蓋付き容器及び二重蓋
EP1907292B1 (en) Closure device for a bottle
KR101538632B1 (ko) 이중 내용물 혼합용 배출 마개

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AG AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BW BY BZ CA CH CN CO CR CU CZ DE DK DM DZ EC EE EG ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS JP KE KG KM KP KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX MZ NA NI NO NZ OM PG PH PL PT RO RU SC SD SE SG SK SL SM SY TJ TM TN TR TT TZ UA UG US UZ VC VN YU ZA ZM ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): BW GH GM KE LS MW MZ NA SD SL SZ TZ UG ZM ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE BG CH CY CZ DE DK EE ES FI FR GB GR HU IE IS IT LT LU MC NL PL PT RO SE SI SK TR BF BJ CF CG CI CM GA GN GQ GW ML MR NE SN TD TG

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

WWW Wipo information: withdrawn in national office

Country of ref document: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase
NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP