JP2007176594A - 倒立使用型のスクイズ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、転倒時に液漏れを生じないキャップ装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、液状物が収容される容器の口部1bに装着され、自閉弁を備えた中栓16と、該中栓に連接して設けられ液状物の注出方向を遮断する向きに設けられた遮蔽壁13cと、該遮蔽壁と中栓とに接続形成された周壁部13bとが具備されてなり、該周壁部に前記キャップ本体の径方向に延在する通液孔13dが1つ以上形成され、前記通液孔と前記周壁部の内部空間と前記スリット16dを介して前記容器内の液状物を排出自在とされてなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シャンプー、リンス、台所用洗剤、住居洗剤等の各種洗剤、整髪料、洗顔剤等の化粧品、液状歯磨きなどを収容して倒立状態のまま使用するタイプのスクイズ容器であって、特に倒立保管と倒立使用の両方が可能なスクイズ容器に関する。
従来から、液状洗剤、シャンプー、リンス、整髪料、液状化粧品などを収容するスクイズ容器にあっては、各種構造のキャップや中栓が提供されている。また、この種の容器では使用性の簡便さから、使用の都度、蓋の開閉作業が必要のないセルフシールキャップ(自閉弁)を備えたものが多数考案され、市場に提供されている。
しかし、一般的な中栓や自閉弁の場合であっても、容器の転倒や落下等に伴う不意な圧力が作用すると、液状物が容器口部から外部に吐出されてしまう場合があり、液漏れ防止策が望まれていた。
このような背景から、容器転倒時の液漏れ防止を課題とし、弁体の基部側に弁体の液通路開口部面積よりも小さい開口面積を有する遮蔽部材を備えた構造の自閉弁が提供されている。(特許文献1参照)
また、後退閉鎖位置と伸長解放位置との間を移動するノズルアセンブリを注ぎ口に取り付け、両端に作用する差圧によって分配口を開き、弾性を有する可撓性の弁を備えた構造が提案されている。(特許文献2参照)
更に、流量制御機構を備えたトグル型バルブを備えた構造を有し、注ぎ口を有する可動バルブ部材を備え、このバルブ部材が閉位置にてトグル留めされて注ぎ口を通る流れを防止するための弁座と密封係合するための封止表面を備えた構造が提案されている。(特許文献3参照)
また、容器転倒時の内容物のこぼれ出しを防止する機能を付与する目的で繊維ないし多孔質のフィルターバルブを容器口部に装着し、容器が倒れた場合のこぼれ出し量を制限することができ、容器を傾けすぎても内容物がこぼれ出すことがなく、容器を握るなどの操作により容器内圧を高めることで注ぎ出すことができるフィルターバルブ付きの注ぎ口構造が提案されている。(特許文献4参照)
また、容器を倒立状態で支持するために、台座に支柱状の支持体を立設し、支持体上部に設けた受け座を介して下向きの注出部を備え、ビール缶を倒立支持しながら注出部のレバー操作により注出することができる構成の容器スタンドが知られている。(特許文献5参照)
特開平11−278515号公報 特表2005−511440号公報 公表2004−53748号公報 特開2005−96835号公報 特開平10−203835号公報
先の特許文献1に記載された自閉弁を備えた容器構造においては、容器を転倒させた場合の液状物の液漏れ性という面において完全ではなく、漏れ量の抑制はできるものの、転倒時に全く漏れないようにすることができない問題があった。
先の特許文献2に記載された容器構造においては、流量制御機構が備わってはいるが、これは漏れ防止構造ではなく、吐出量の調整のための構造であり、転倒時の液漏れを防止できるものではなかった。
先の特許文献3に記載された構造は、弾力性素材で構成された内圧上昇により開閉するバルブについて開示されているが、転倒時の液漏れについては記載がなされていない。また、開口時にその状態が保持される機構を有しているため、転倒時に液漏れを生じやすいものである。
先の特許文献4に記載された構造では、流量制御機構が備わってはいるが、漏れ防止構造ではなく、吐出量の調整のための構造であり、転倒時の液漏れは防止できるものではなかった。
先の特許文献5に記載された構造では、スタンドに容器を設置する構造であるが、使用時にレバー操作が必要となり、面倒である。また、容器がスタンドに固定されてしまうので、使用に制限があり、使いやすいものではない。
ところで一般に洗剤、シャンプー、リンスなどの液状物を収容する容器にあっては、容器口部を上方に向けて容器を正立状態で保持保管し、使用目的に合わせて容器口部を下向きとなるように容器を倒立させてから吐出使用する形態が一般的であるが、この倒立操作は作業手順として煩雑なものであり、容器を初めから倒立状態で保管し、この状態から把持して持ち上げ、吐出が必要な位置に容器を移動させてから直ちに吐出ができるような容器構成を実現できるならば、容器の使用形態に画期的な改善をなし得るが、従来構造の容器では液状物を収納した倒立状態のまま液漏れすることがなく、しかも、使用時には容易に液状物の吐出ができるようなタイプの倒立使用型のスクイズ容器は提供されていなかった。
本発明者らは前記課題を解決するために、液状物を収容して吐出するために使用するスクイズ容器であり、倒立状態で設置し保管することができ、倒立状態のまま液状物の吐出使用が可能であり、極めて使い勝手が良好であって、しかも、落下時や転倒時の液状物の漏れ出しの無い倒立使用型のスクイズ容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
(1)本発明は、液状物を収容し可撓性を具備する容器本体と、該容器本体の底部に設けられて前記液状物を前記容器本体の底部側から注出可能な注出部と、該注出部を閉鎖可能な中栓とを備え、前記容器本体を加圧変形するスクイズ操作により前記液状物を前記注出部から吐出する構成の倒立使用型のスクイズ容器であり、前記中栓に前記倒立状態の容器本体の非スクイズ時の吐出を規制するとともに、スクイズ時に前記容器本体内の液状物を吐出可能とする自閉弁が組み込まれ、前記注出部を下に向けた状態で前記注出部を受けて前記容器本体を倒立支持する支持部材が備えられたことを特徴とする。
(2)本発明において、前記注出部内に前記液状物の注出方向を遮断する向きに遮蔽板が設けられ、該遮蔽板に周壁部が立設され、該周壁部に前記液状物通過経路に交差する方向に通液孔が形成されてなる構成を採用できる。
(3)本発明において、前記支持部材が、倒立状態にある前記容器本体の注出部を受ける受部と前記容器本体の肩部を受ける受部とを具備して前記容器本体に着脱自在に設けられたキャップ部材からなる構成を採用できる。
(4)本発明において、前記注出部の先端部が錐型に形成され、前記受部に前記錐型の先端部を受ける逆錐台型の受部が形成されてなる構成を採用できる。
本発明によれば、倒立状態の容器本体をそのまま把持して持ち上げ、容器本体をスクイズ操作することにより、吐出部から液状物を排出して目的に供することができる。この動作の間、容器本体をスクイズするまでは倒立状態の容器本体をそのまま把持して持ち上げ移動すれば良いので、容器の使用感が極めてスムーズであり、使用する位置まで容器本体を倒立状態のまま移動させて使用位置に移動させてから単にスクイズ操作を行えば、吐出部から目的の位置に液状物を吐出することができる。従って従来一般のこの種の液状物を収容している容器とは異なり、本発明のスクイズ容器は、正立状態から倒立状態に容器本体をひっくり返す操作を行うことなく使用し、使用後に倒立状態のまま保管できる効果がある。勿論、本発明の容器を正立状態としてから目的の方向に注出部を向けてスクイズ操作を行ない、上向き、横向き、下向きなどの目的の方向に向けて液状物を吐出して使用することができる。
また、本発明によれば、容器内の液状物が排出される方向を遮断する向きに遮蔽壁を設けているので、倒立状態のまま把持して移動させている間、あるいは、容器の転倒や落下に応じて液状物の液圧が弁体に急激に作用しようとした場合に遮蔽壁がこれを遮るとともに、遮蔽壁に続く側壁部に形成されている通液孔を介して間接的に弁体に液圧が作用する構成を採用しているので、容器本体を倒立状態のまま把持して移動させている間、あるいは、容器本体の転倒時や落下時に液状物が漏れ難い状態を維持することができる。
また、容器本体内の液状物を吐出する場合はスクイズ操作により液状物の液圧を中栓に印加することで中栓を確実に開いて吐出操作することができ、スクイズ時の操作性にも優れる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明するが、本発明は以下に説明する各実施の形態に制限されるものではない。
図1〜図3は本発明の倒立使用型のスクイズ容器の第1実施形態の構造を示すもので、この形態のスクイズ容器Aは、台所用洗剤、住居用洗剤、シャンプー、リンス、整髪料、洗顔剤、液状歯磨き、各種液状香料、液状化粧品などの各種の液状物を収納可能な容器本体1と、この容器本体1の底部1aの中央側に下向きに形成された口部1bに装着されたキャップ装置(注出部)Bと、前記容器本体1の底部1a及びキャップ装置Bを保持して設けられた台座型の支持部材(キャップ部材)Cとから構成されている。
前記容器本体1は合成樹脂製であって使用者のスクイズ操作により弾性変形が可能なスクイズ容器とされ、容器本体1はその上部側が先窄まり型に閉じられ、容器本体1の底部側中央の口部1bのみが液状物の注出口とされている。この口部1bは図3に拡大して示すように円筒状とされ、その外周面にはネジ部1dが形成されている。また、容器本体1の口部1bの両側には下向きに若干凸型とされた肩部1fが形成されている。なお、図1と図2に符号1gで示すものは容器本体1の正面側に貼着された商品名表示用のラベルである。
この形態の容器用キャップ装置Bにおいては、容器の口部1に筒型のカバーキャップ12が螺合され、このカバーキャップ12の周壁部12aの先端側に段付き小径部からなる保持部12bが形成され、この保持部12bの内側に先端部側から順に中栓16、キャップ本体15、遮蔽部材13が取り付けられて構成され、カバーキャップ12の周壁部12aの先端側は透孔12cが形成されている。このカバーキャップ12はその周壁部12aの内周側に形成された内ねじ部12dを前記ねじ部1dにねじ込むことで口部1bに着脱自在に螺合されている。なお、カバーキャップ12の先端周縁部にはその内側に配置される後述の弁体16cを保護するための円筒状の保護壁12fが形成されている。
前記遮蔽部材13は、前記カバーキャップ12の保持部12bの内周部に密着されている鍔型のリング部材13aとこのリング部材13aの内周縁から直角に容器内部側に向いて延出形成された筒型の周壁部13bと、この周壁部13bの先端部側を閉塞する遮蔽壁13cとから構成され、前記周壁部13bにはその周方向に90゜間隔で4つの通液孔13dが形成されている。前記遮蔽部材13の周壁部13bは容器の口部1の内径の3/4程度の外径とされ、前記遮蔽壁13cは口部1の中心軸線aと直角向きに、即ち口部1からの液状物の注出方向を遮る向きに形成され、遮蔽壁13cの内側には周壁部13bと遮蔽壁13cとキャップ本体15と中栓16に囲まれた滞留空所18が形成されている。
前記中栓16はシリコン樹脂などの弾性を有する樹脂材料からなり、リング状のフランジ部材16aと、その内側に口部1bの外側に向いて張り出し形成された環状の伸縮部材16bと、この伸縮部材16bの内側に形成されたドーム型の弁体16cとからなり、弁体16cの中央部には平面視十字型のスリット16dが形成されている。この中栓16は、カバーキャップ12の保持部12bの内側に、キャップ本体15と遮蔽部材13により抜け止めされた状態で取り付けられている。勿論、前記キャップ本体15aの機能(中栓16の抜け止め機能)を遮蔽部材13で行っても良い。
なお、遮蔽部材13についてはカバーキャップ12の内周側に形成された係止リング12eに挿入固定されているが、その抜け止め部材として図2に示す如く抜け止め部材18が設けられていても良い。図2の抜け止め部材18は通液路13dへの液通路が確保されているように部分的に設けるか、リング部材13aに近接させ、液通路13dを確保する。この抜け止め部材18は図3では略しているが、図2に示す如く遮蔽部材13と口部1bの内周との間に嵌め込まれて設けられていても良いし、カバーキャップ12と遮蔽部材13が接着などの接合手段により強固に接合される場合は略されていても良い。
なお、この形態において弁体16cに対して液状物の内圧を作用させるのは、キャップ本体15の開口面積となるので、通液孔13dの内径は、複数の通液孔13dを形成した場合に、それらの合計断面積がキャップ本体15の開口面15cの断面積(液状物流路断面積)に対して2%〜36%の範囲であることが望ましい。
先のスリット16dは中栓16に対して容器内の液状物の圧力が作用していない無圧状態において閉じるように形成され、中栓16に対して液状物が到達して液状物の圧力により伸縮部材16が伸長され、弁体16cが外側に膨出するように液状物の圧力が作用した場合にスリット16dが開かれて容器内の液状物を口部1bから外部に吐出できるように構成されている。
先の中栓16は好ましくはシリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性エラストマー材料から構成された弾性のある成形体からなる。この中栓16は熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン、スチレン及びこれらのハロゲン化物などの材料をベースとするものからなるものでも良い。
前記倒立状態の容器本体1を支持するための支持部材Cは、液状物を充填した倒立状態の容器本体1を支えることができる重量バランスとするために、容器本体1の大きさや重量、内容物の比重に応じた大きさと重量に形成される。
図1と図2に示す構成の支持部材Cは一例であって図1と図2に示す大きさには限らないが、この形態の支持部材Cは肉厚の皿形の本体部9からなり、その上面側中央部には、容器本体1の底部1aとその中央部に突出されたキャップ装置Bとをそのまま緩く差し込むことができるような形状の凹部9Aが形成されている。この凹部9Aの中央部には深い円筒穴型の受部9aが形成され、この受部9aに先のキャップ装置Bの部分が挿入されるとともに、凹部9Aの両端部には浅底型の受部9bが形成され、これらの受部9bに容器本体1の肩部1f、1fが挿入されている。即ち、支持部材Cは、倒立状態の容器本体1の底部中心側を受部9aで支持し、倒立状態の容器本体1の底部両端側の肩部1f、1fを受部9bで支持することによって容器本体1の全体をバランス良く支持できるように構成されている。なお、支持部材Cの受部9aの底部には薄い底壁9dが形成されていて、倒立状態の容器本体1を支持部材Cで保持した状態において、キャップ装置Bの先端の弁体16に底壁9dが触れないように構成されている。この底壁9dはキャップ装置Bの弁体から万が一液状物が漏れ出た場合であっても液状物を底壁9dが留めるように構成されている。
前記構成のキャップ装置Bを口部1bに備えた倒立使用型のスクイズ容器Aであるならば、液状物を注出するには、容器本体1を把持しながら持ち上げて使用する位置まで移動させ、そのまま容器本体1を強く握って変形させるスクイズ操作を行い、図3に示すように下向きとした口部1bの先端部側の弁体16のスリット16dから液状物を注出して液状物の吐出に使用することができる。
この場合、容器のスクイズ操作により容器内圧が上昇し、その結果、中栓16の弁体16cを弾性変形させてスリット16dを開くことができ、内容物を口部1bの外側に吐出することができる。このようなスクイズ操作に伴うこの一連の動作により液状物を吐出することができる。
また、図1〜図3に示す如くスクイズしていない無圧状態において仮に倒立させている容器本体1が転倒した場合、あるいは、容器本体1を落下させた場合であっても、液状物が口部1bにおいて始めに遮蔽壁13cに液圧を印加するが、この液圧は遮蔽壁13cに液圧を印加した後で若干タイミング遅れで通液孔13dを通過して液状物が内部空間(滞留空所)18に到達し、ここを満たしてから中栓16の弁体16cに圧力が印加されるので、転倒や落下時に液状物の急な流動により急激に発生する液圧力が弁体16cに直に作用することがなく、ピーク液圧は遮蔽壁13cが受け持ち、ピーク液圧を過ぎてからタイミング遅れで弁体16に圧力が作用するので、弁体16のスリット16dが不用意に解放されて不意の液漏れを生じてしまうことがない。このため転倒時や落下時の液漏れを防止することができる。また、このような作用は、遮蔽壁13cを液状物の排出方向に対して遮るように形成して圧力を受けることができるようにした点と、通液孔13dを液状物の排出方向に対して90゜の方向に向けて形成し、その先に内部空間18を設けた点と、容器の転倒や落下時に弁体16に対して弁体16のスリット16dを不用意に解放されない程度の加圧力が作用するように通液孔13dの内径と数を規制してバランスをとったことによる。
従って、複数の通液孔13dを形成した場合に、それらの合計断面積が、実質的に液状物の排出部となる弁体16を囲んでいるキャップ本体15の開口面15cの断面積(液状物流路断面積)に対して2%〜36%の範囲であることが望ましい。
ここで通液孔13aの合計断面積が前記下限値の2%を下回る面積割合であると、液状物の漏れは生じないものの、容器をスクイズ操作した際の抵抗値が大きくなりすぎ、使用者の握力によって液状物の排出が容易にでき難くなり、スクイズ容器用としては使い難くなる。逆に、上限値の36%を超えるようであると、遮蔽壁13cを設けて液状物の排出方向に90゜向きの通液孔13dとした場合であっても、転倒時や落下時の液状物からの液圧が弁体16に容易に作用し始め、液漏れ防止効果を発揮することができなくなるおそれがある。
以上説明した如く、先の範囲を満たすような通液孔13dを備えた前述の構成のスクイズ容器Aであるならば、倒立状態のまま取り上げて移動させ、そのまま容器本体1をスクイズ操作することにより液状物を吐出することができ、使用後においては支持部材Cに容器本体1の底部1aとキャップ装置Bとを差し込み装着する操作により支持保管することができるので、スクイズ操作時の液状物の快適な吐出性、スクイズ性と、容器転倒時あるいは容器落下時の漏れ防止性能と、倒立状態のまま移動操作とスクイズ操作を行うことができるといった3つの利便性を共有することができる。
図4は、本発明に係るスクイズ容器に適用されるキャップ装置の第2の形態を示すもので、この形態の容器用キャップ装置(注出部)Dは、先の形態のキャップ装置Bの構成とほぼ同等の構成とされ、一部の構成のみが異なっている。この形態のキャップ装置Dにおいて先のキャップ装置Bと同じ構成要素には同一の符号を付して説明を簡略化する。
この形態のキャップ装置Dにおいては、図4に示すように、容器本体1の口部1bに螺合された環状のカバーキャップ2と、このカバーキャップ2の内側であって前記口部1bの開口部側に装着された遮蔽部材3と、この遮蔽部材3の外側であって前記カバーキャップ2の開口部側に装着された環状のキャップ本体5と、このキャップ本体5の内側に装着された中栓6と、前記キャップ本体5と前記中栓6の開口部を覆って設けられたリング状のカバー部材7とを主体として構成されている。
前記遮蔽部材3は、容器本体1の口部1bの開口部1eに密着される外径の鍔型のリング部材3aとこのリング部材3aの内周縁から直角に容器内部側に向いて延出形成された筒型の周壁部3bと、この周壁部3bの先端部側を閉塞する遮蔽壁3cとから構成され、前記周壁部3bにはその周方向に90゜間隔で4つの通液孔3dが形成されている。
前記遮蔽部材3の周壁部3bは容器本体1の口部1aの内径よりも若干小さな外径とされ、前記遮蔽壁3cは口部1aの中心軸線aと直角向きに、即ち口部1aからの液状物の注出方向を遮る向きに形成され、遮蔽壁3cの内側には周壁部3bと遮蔽壁3cとキャップ本体5と中栓6に囲まれた内部空間(滞留空所)8が形成されている。
前記キャップ本体5は、前記遮蔽部材3のリング部材3aと同じ程度の大きさのリング部材5aと、このリング部材5aの内周縁から直角に延出形成された筒型の周壁部5bとからなる。前記キャップ本体5は、そのリング部材5aを前記遮蔽部材3のリング部材3aの外側に重ね、その周壁部5bを容器の口部1の外側に向けて前記遮蔽部材3の外側に装着され、先のカバーキャップ2の透孔2cを周壁部5bで貫通するとともにリング部材5aをカバーキャップ2の天頂壁2bで抜け止めすることで容器本体1の口部1aに取り付けられている。
前記キャップ装置Dにおいて、通液孔3dの内径は、複数の通液孔3dを形成した場合に、それらの合計断面積がキャップ本体5の開口面5cの断面積(液状物流路断面積)に対して2%〜36%の範囲であることが望ましい。この理由については先の形態のキャップ装置Bの場合と同様である。
この形態のキャップ装置Dの場合、容器のスクイズ操作により容器本体1の内圧が上昇し、その結果、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す如く中栓6の伸縮部材6bが口部1bの外側に向いて伸長し始め、弁体6cが図5(c)に示すように口部1bの外側に大きく伸長して張り出した結果としてスリット6dが開き始め、スリット6dから内容物を口部1bの外側に吐出することができる。このようなスクイズ操作に伴うこの一連の動作により液状物を吐出することができる。
この形態のキャップ装置Dにおいても先の第1の実施形態のキャップ装置Bと同様の作用効果を奏するので、この形態のキャップ装置Dを備えたスクイズ容器ならば、先の形態のスクイズ容器Aと同等の作用効果を得ることができる。
図10は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第2の形態とその支持部材に支持されるキャップ装置の第3の形態を示すもので、この形態において支持部材30は、その中央部に下窄まり状のすり鉢型の受部30aが形成された肉厚の皿形に形成されるとともに、この支持部材30に支持されるキャップ装置(注出部)Eはカバーキャップ35の先端部35aの概形が先の支持部材30のすり鉢型の受部30aに合致する形状の円錐台型に形成されている。なお、図10ではカバーキャップ35の内部に弁体16とキャップ本体15のみを装着した状態を示し、キャップ本体15の上に本来設けられる図3に示す構成の遮蔽部材13は記載の簡略化のために略してある。その他の構成は先の実施形態の構成と同様である。
図10に示す支持部材30とカバーキャップ35を備えたスクイズ容器であるならば、カバーキャップ35の先端部を支持部材30の受部30aに挿入することで支持部材30による倒立状態のスクイズ容器の支持ができるようになっている。
また、図10に示す支持部材30の受部30aの内面にはその平面視径方向に伸びるスリットを複数形成しておき、スクイズ容器Aを支持した際にスクイズ容器A内に空気吸入ができる構成としておくことが好ましい。これは、スクイズ容器Aをスクイズ操作して液状物を排出した後、直ちに支持部材30にスクイズ容器Aを倒立支持させた場合に、スクイズ容器A内部に空気を戻してスクイズ容器Aの弾性復帰を円滑にするためである。
図11は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第3の形態を示すもので、台形状の支持部材36の中央部に逆円錐台型の凹部状の受部36aが形成され、この受部36aの内周部に樹脂製の弾性部材からなるリング状のストッパ36cが内張りされた構造となっている。この受部36aの内部に設けられるストッパ36cは図12(a)に示す如く2列であっても良いし、図12(b)に示す如く3列であっても良いし、図12(c)に示す如く2列構成としてその周方向一部に縦長あるいは横長の短冊状の副ストッパ36dを設けた構成でも良いし、図12(d)に示す如く副ストッパ36eを円周方向に多数設けた構成でも良い。
図13は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第4の形態を示すもので、台形状の支持部材37の中央部に逆円錐台型の凹部状の受部37aが形成され、この受部37aの内周面に樹脂製の弾性部材からなる短冊状のストッパ36cが周方向に定間隔で内張りされた構造となっている。この支持部材37においては、図14(a)に示すように受部37aの内周面に120゜間隔でストッパ37cを配置した構成でも良いし、図14(b)に示すように内周面に90゜間隔でストッパ37cを配置した構成でも良いし、図14(d)に示すように内周面に45゜間隔でストッパ37cを配置した上で短冊状の副ストッパ37dを円周方向に定間隔で配置した構成も良い。
図14は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第5の形態を示すもので、台形状の支持部材38の中央部に逆円錐台型の凹部状の受部38aが形成され、この受部38aの内底面中央に樹脂製の弾性部材からなる丸型のストッパ38bが内張りされた構造とされている。
これら図10〜図16に示す各構成の支持部材30、36、37、38は各図に示す通りキャップ装置のみを支持する構成でも良いし、図2に示す如く容器本体1の肩部1f、1fを支持できるような受部を別に備えた大型のものとしても良いのは勿論であり、要は容器本体1を安定支持できるものであればその形状は問わない。
これらの各構成の支持部材30、36、37、38によって倒立状態の容器本体1を支持することができる機能と作用については先に説明した支持部材(キャップ部材)Cと同様である。また、図13〜図16に示す構成であるならば、ストッパ37cあるいはストッパ37dがスクイズ容器Aのカバーキャップの一部に接触し、受部37aとカバーキャップとの間には間隙が形成されるので、この間隙がスクイズ容器Aの弾性復帰の際の空気取入通路となり、スクイズ容器Aの弾性復帰が円滑になされる。
図17は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第6の形態を示すもので、この形態の支持部材(キャップ部材)40は台形状とされ、その中央部に逆円錐台型の凹部状の受部40aが形成され、この受部40aの内底部に樹脂製の軟質素材からなるクッション材41が設けられた構造となっている。このクッション材41の上面中央部には凸型の弁体受部41aが形成され、この弁体受部41aによりキャップ装置Eのカバーキャップ35の先端部に露出されている弁体16を受けることができる形状とされている。
図18は本発明に係るスクイズ容器Aを支持するための支持部材(キャップ部材)の第7の形態を示すもので、この形態の支持部材(キャップ部材)42は台形状とされ、その中央部に逆円錐台型の凹部状の受部42aが形成され、この受部42aの内底部に樹脂製の軟質素材からなるクッション材43が設けられた構造となっている。
図17と図18に示すクッション材41、43はいずれもポリエチレン、ポリプロピレン、ゴム、シリコンゴム、各種発泡体(ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ウレタン発泡体、ゴム発泡体、シリコンゴム発泡体)、塩化ビニル樹脂等の軟質材からなることが好ましい。
これらの軟質材料のクッション材41、43を備えた支持部材40、42であるならば、スクイズ容器Aを倒立状態で指示させた場合にキャップ装置Eの先端部の弁体16を保護し、スクイズ容器Aを乱暴に扱って支持部材40、42に乱雑に倒立させた場合であっても、弁体16に衝撃を与えるおそれが少ないとともに、仮に倒立支持したスクイズ容器Aから多少の液漏れを生じた場合であっても液状物を吸収し、支持部材40、42の外部に液状物を漏らさないという効果を奏する。
また、図17と図18に示す構成において弁体16の周囲に円筒状の保護壁45を設けておき、弁体16を保護し、スクイズ容器Aを倒立支持した場合にこの保護壁45をクッション材41、43に当接するようにして弁体16を保護するとともに、スクイズ容器Aが弾性復帰して弁体16を介して空気を取り入れる場合に良好な空気取入ができるように支持部材40、42の受部40a、42aの内面にスリットを形成しておくことが好ましい。
次に本発明のスクイズ容器の効果を確認するため、容器を落下した際の液漏れ性を試験した。
試験には、図1と図2に示す倒立型の容器本体に代えて、図6に示す通常外形のボトル20(ライオン株式会社:商品名:チャーミーリブ:250ml:に使用中のポリエチレンテレフタレート製(PET製)ボトル)を用い、図3に示す断面構造と図4に示す断面構造の各キャップ装置をボトル20の円筒状の口部21にねじ込み装着したものを試験体に供した。このボトル20の外形は、高さ170mm、横幅65mm×48mmの横断面楕円形、口部の内径20mmである。
なお、倒立型の容器本体に代えて通常外形のボトル20を用いたのは、ボトル20の転倒時にボトル20の上端部に設けられているキャップ装置であっても、容器本体転倒時の衝撃に対する液漏れ性の大小は十分に把握することができるものと考えたためである。また、図1と図2に示す倒立型の容器本体1を倒立状態から転倒させた場合よりも、通常外形のボトル20を転倒させた場合の方が遠心力が加わるのでキャップ装置に対する衝撃は大きいので、より過酷な試験として見なすことができる。
図3に示すキャップ装置において、弁体R=9.5mm、シリコーンゴム厚さ0.5mm、1つのスリット長さ5mmの十字型スリットを有し、キャップ本体の内径10mm、遮蔽部材の周壁の内径12mm、高さ6mm、周壁に90゜間隔で4つの通液孔(内径1〜3mm)を有するものを用いた。
図4に示すキャップ装置において、シリコーンゴムに十字型スリットを有し、キャップ本体の内径14mm、遮蔽部材の周壁部の内径12mm、高さ6mm、周壁部に90゜間隔で4つの通液孔(内径2mm)を有するものを用いた。
また、これらの試験体とは別に、図7〜図9にそれぞれ示す構成のキャップ装置を備えた試験体と、内径1.9mmの吐出口が栓体により開閉自在とされた構成のプッシュプル容器についても用意し、比較試験を行った。
図7に示す構成の試験体とは、先の例と同じボトル20の口部に、図3に示す構成のキャップ装置から遮蔽部材を略した構造のキャップ装置を装着したものである。
図8に示す構成の試験体とは、先の例と同じボトル20の口部に、図4に示す構成のキャップ装置の遮蔽部材に代えて、他の構造の遮蔽部材を備えたキャップ装置を装着したものである。図8に示すキャップ装置に備えた遮蔽部材は、液状物の吐出方向に90゜交差するリング状の遮蔽壁25aと、遮蔽壁25aの内側に突出形成された筒状の周壁部25bとその先端部を閉じた先端壁25cとからなり、遮蔽壁25aに90゜間隔で4つの内径2mmの通液孔25dを形成したものである。
図9に示す構成の試験体とは、先の例と同じボトル20の口部に、他の構造の遮蔽部材を備えたキャップ装置を装着したものである。図9に示すキャップ装置に備えた遮蔽部材は、遮蔽壁25aと周壁部25bと先端壁25cと前記周壁部25a内に設けられたボール弁26とこのボール弁26の抜け止めを行う突起部27からなり、遮蔽壁25aに90゜間隔で4つの内径2mmの通液孔25dを形成したものである。
これらの試験体について、液状物として液体洗剤(ライオン社商品名チャーミーV:粘度200mPa・s)を充填して容器を倒立させた場合の漏れ性について試験した結果を以下の表1に示す。これらの試験体について、倒立状態にて高さ1cmより落下させた場合の漏れ性について試験した結果を以下の表1に示す。これらの試験体について、倒立状態にて高さ5cmより落下させた場合の漏れ性について試験した結果を以下の表1に示す。これらの試験体について、ボトル側面を把持して押圧し、スクイズ操作を行い、液状物を吐出した場合のスクイズ性について試験した結果を以下の表1に示す。表1のスクイズ性について、○は2kg程度の押圧力でスクイズ可能なもの、△印は3kg程度の押圧力でスクイズ可能なもの、×印は4kgより上の押圧力でスクイズ可能なものを示す。
Figure 2007176594
表1に示す結果から、図3と図4に示す構成のキャップ装置を備えた容器は、倒立状態において漏れ性に問題が無く、転倒時及び落下時の液漏れ性についても優れ、スクイズ性についても優れていることが判明した。これらに対し、図7、図8、図9に示す構成のキャップ装置を備えた容器は、倒立状態での液漏れ性とスクイズ性には優れるものの、落下時には液漏れを生じた。
先のボトル20は、本発明に係る倒立使用型の容器とは異なるが、このボトル20を倒立状態にして落下させる試験を行なうことにより、倒立使用型の容器の試験結果と同じ条件の等価試験とみなすことができる。
次に、図7に示す中栓16のみを備えたキャップ装置を容器口部に装着した試験体と図3に示す構造のキャップ装置を容器口部に装着した試験体に対し、粘度200mPa・sの液状物(内容液)と粘度550mPa・sの液状物と粘度2300mPa・sの液状物と粘度2800mPa・sの液状物とを個々に使い分けて落下試験を行った結果を以下の表2に示す。
Figure 2007176594
表2に示す試験結果から、図3に示す構造のキャップ装置を備えた容器構造であるならば、液状物の粘度差に係わらず、漏れ発生がなかったが、図7に示すキャップ装置(中栓のみ)を備えたキャップ装置を装着した容器では、いずれの試験体においても表2の分数式に示す相当回数の漏れが発生した。
次に、図7に示す中栓16のみを備えたキャップ装置を容器口部に装着した試験体と図1に示す構造のキャップ装置を容器口部に装着した試験体に対し、プッシュプルゲージを用いたスクイズ性試験を行った。その結果を以下の表3に示す。
Figure 2007176594
これらの試験によれば、いずれの容器においても200mPa・s〜2800mPa・sの範囲の液状物粘度差によるスクイズ性への影響は少なかった。なお、先の200mPa・s〜2800mPa・sの範囲の粘度であるならば、シャンプー、リンス、台所用洗剤、住居洗剤等の各種洗剤、整髪料、洗顔剤等の化粧品、液状歯磨き等のいずれにおいてもこの範囲に入っていると思われるので、これらの商品用スクイズ容器として良好なスクイズ性を確保できることが明らかとなった。
次に、図3に示す構造のキャップ装置を口部に装着した容器において、通液路内径とスクイズ時の押圧力との関係を試験した。試験において、先の実施例において図3に示すサイズの弁体を使用し、ボトル(容量250ml)に250mlの内容液を入れ、ボトル側面平面部の上下中央両側にφ20mmの板をセットし、プッシュプルゲージ(MAX10kg)に押し当てて、内容液の吐出される押圧力等を測定した。その結果を以下の表4と表5に示す。なお、押圧力の測定について、3回測定の平均値を算出したので、先の表3に示す0.5kg単位の測定結果とは値が若干異なっている。また、使用した弁体は1つは先の実施例のもの、他の1つはLM(method dish soap (method home care 社製品名LM))を用いた。
Figure 2007176594
Figure 2007176594
表4と表5に示す結果から、内容液の粘度の大小(200〜2300mPa・s)に拘わらず、通液路内径の最小値は1mmであり、これよりも小さい内径ではスクイズ時の押圧力が高すぎてスクイズ性に問題を生じる。また、(通液路面積/吐出口面積)の比率で言えば、2%以上、36%以下の範囲が望ましいことが判明した。
本発明に係る倒立型スクイズ容器の第1の実施形態を示す正面図。 同スクイズ容器の部分断面図。 同スクイズ容器に設けられたキャップ装置の一例を示すもので、図3(a)は断面図、図3(b)は分解斜視図。 同スクイズ容器に設けられたキャップ装置の他の例を示す断面図。 図4に示すキャップ装置の弁体の変形状態を示すもので、図5(a)は圧力無印加状態を示す断面図、図5(b)は弁体の変形途中の状態を示す断面図、図5(c)は液状物の吐出状態を示す断面図。 実施例において試験に用いた容器の一例を示す斜視図。 比較試験に用いたキャップ装置の第1の例を示す断面図。 比較試験に用いたキャップ装置の第2の例を示す断面図。 比較試験に用いたキャップ装置の第3の例を示す断面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第2の形態を示す断面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第3の形態を示す断面図。 前記第3の形態の支持部材に設けられるストッパの例を示すもので、図12(a)は第1の例の平面図、図12(b)は第2の例の平面図、図12(c)は第3の例の平面図、図12(d)は第4の例の平面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第4の形態を示す断面図。 前記第4の形態の支持部材に設けられるストッパの例を示すもので、図14(a)は第1の例の平面図、図14(b)は第2の例の平面図、図14(c)は第3の例の平面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第5の形態を示す断面図。 前記第5の形態の支持部材に設けられるストッパの例を示す平面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第6の形態を示す断面図。 本発明に係るスクイズ容器を支持するための支持部材の第7の形態を示す断面図。
符号の説明
A スクイズ容器
B、D、E キャップ装置(注出部)
C 支持部材(キャップ部材)
1 容器本体
1a 底部
1b 肩部
2、12 カバーキャップ
3、13 遮蔽部材
3b、13b 周壁部
3c、13c 遮蔽壁
3d、13d 通液孔
5、15 キャップ本体
5c、15c 開口面(液状物流路断面積)
5b、15b 周壁部
6、16 中栓
6c、16c 弁体
6d、16c スリット
20 容器
30、36、37、 支持部材(キャップ部材)
38、40、42 支持部材(キャップ部材)

Claims (4)

  1. 液状物を収容し可撓性を具備する容器本体と、該容器本体の底部に設けられて前記液状物を前記容器本体の底部側から注出可能な注出部と、該注出部を閉鎖可能な中栓とを備え、前記容器本体を加圧変形するスクイズ操作により前記液状物を前記注出部から吐出する構成の倒立使用型のスクイズ容器であり、前記中栓に前記倒立状態の容器本体の非スクイズ時の吐出を規制するとともに、スクイズ時に前記容器本体内の液状物を吐出可能とする自閉弁が組み込まれ、前記注出部を下に向けた状態で前記注出部を受けて前記容器本体を倒立支持する支持部材が備えられたことを特徴とする倒立使用型のスクイズ容器。
  2. 前記注出部内に前記液状物の注出方向を遮断する向きに遮蔽板が設けられ、該遮蔽板に周壁部が立設され、該周壁部に前記液状物通過経路に交差する方向に通液孔が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の倒立使用型のスクイズ容器。
  3. 前記支持部材が、倒立状態にある前記容器本体の注出部を受ける受部と前記容器本体の肩部を受ける受部とを具備して前記容器本体に着脱自在に設けられたキャップ部材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の倒立使用型のスクイズ容器。
  4. 前記注出部の先端部が錐型に形成され、前記受部に前記錐型の先端部を受ける逆錐台型の受部が形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の倒立使用型のスクイズ容器。





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