JP2007022604A - 防振パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】材料コストを低減しながらも上架台11及び下架台12の錆からの保護を図ると共に、防振素子13の損傷を防止する。
【解決手段】防振パレット10は、貨物が上載される上架台11と、上架台11の下方に所定の隙間20を設けて配置された下架台12と、上架台11及び下架台12の間に介在された防振素子13とを備えている。隙間20にはリフト用フォークが差し込まれる。隙間20を区画している上架台11の下面及び下架台12の上面のそれぞれは、少なくとも一部が保護部材22によって覆われている。
【選択図】図1

Description

本発明は、貨物への振動伝達を低減する防振パレットに関するものである。
一般に、重量物や比較的大きな物品等の貨物をフォークリフト等によって運搬するためのパレットが知られている。パレットは、例えば格子状や枠状に形成された上架台及び下架台が、所定の間隔をおいて対向配置された構造を有している。下架台は床面に設置される一方、上架台には貨物が上載される。そして、上架台と下架台との間の隙間にはフォークリフト等のフォークが挿入され、フォークをパレットと共に上昇させた状態で移動させることにより、パレット上の貨物を移動させるようになっている。
さらに、貨物への振動伝達を低減するために、上架台と下架台との間に防振素子を設けた防振パレットが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照)。
特許文献1の防振パレットは、2枚の板部材(つまり、上架台及び下架台)の間に防振素子である発泡樹脂成形体を配設し、この発泡樹脂成形体によって外部から伝達される振動や衝撃を吸収するようになっている。
特許文献2の防振パレットは、天板(上架台)、底板(下架台)及び連結補強板により閉断面構造を構成し、天板を支持する弾性体の脚部(防振素子)の下端が、底板に設けた開口部を介して下方に突出している。このことにより、パレット本体の剛性が確保されると共に、フォークを差し込むためのスペースが確保され、且つパレット全体の高さが低減される。
実開平6−72838号公報 特開2005−147277号公報
ところで、上記防振パレットを構成する上架台及び下架台は、材料コストを低減する観点から、一般的な構造用の鋼材等により形成することが好ましい。この種の鋼材等は、錆の発生を防止するために表面が塗装される。
しかし、フォークリフト等のフォークが、上架台及び下架台の隙間に繰り返し差し込まれると、上架台及び下架台の塗装が、フォークによって擦られて剥げてしまう。その結果、上架台及び下架台が錆び付いてしまうという問題がある。一方、上架台及び下架台を錆びないステンレス鋼等により形成すると、塗装が不要となる反面、材料コストの上昇が避けられない。
また、フォークをパレットの隙間に差し込む際に、その差込位置を誤って、フォークを防振素子に衝突させてしまう虞れがある。その結果、防振素子が損傷するという問題もある。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防振パレットの材料コストを低減しながらも上架台及び下架台の損傷を防止して錆からの保護を図ると共に、フォークの差込を確実にして防振素子の損傷を防止することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、上架台の下面及び下架台の上面に対し、それぞれの少なくとも一部を、保護部材によって覆うようにした。
具体的に、第1の発明に係る防振パレットは、貨物が上載される上架台と、上記上架台の下方に所定の隙間を設けて配置された下架台と、上記上架台及び上記下架台の間に介在され、上記貨物への振動伝達を低減するための防振素子とを備え、上記隙間にリフト用フォークが差し込まれる防振パレットであって、上記隙間を区画している上記上架台の下面及び上記下架台の上面のそれぞれは、少なくとも一部が保護部材によって覆われている。
この構成によると、上架台に上載された貨物は、下架台との間に防振素子が介在されているので、貨物への振動伝達が低減される。貨物を移動させる場合には、上架台に貨物が上載された防振パレットに対して、上架台と下架台との隙間にリフト用フォークを差し込む。その隙間を区画する上架台の下面と下架台の上面とは、その少なくとも一部が保護部材によってそれぞれ覆われている。したがって、上架台の下面及び下架台の上面は、保護部材によって保護されるため、隙間に差し込まれたリフト用フォークによって損傷されない。すなわち、防振パレットの上架台及び下架台を比較的安価な鋼材等により形成して塗装を施す一方、保護部材を錆の生じない素材によって形成することが可能となる。さらに、保護部材がリフト用フォークの差込の際の目印となるため、リフト用フォークの上記隙間への差込は確実に行われる。
第2の発明に係る防振パレットは、上記第1の発明において、上記保護部材が、上記上架台及び上記下架台の表面に沿って折り曲げられた折り曲げ部を有している。このことにより、上架台及び下架台の端部の角部分が保護部材により保護されると共に、目印である保護部材の側方からの視認性が向上する。
第3の発明に係る防振パレットは、上記第2の発明において、上記上架台及び上記下架台は、複数の一般構造用角形鋼管により構成され、上記折り曲げ部は、上記一般構造用角形鋼管の角部に密着して設けられている。この構成により、上架台及び下架台を安価に形成できる。
第4の発明に係る防振パレットは、上記第1の発明において、上記保護部材が、上記上架台及び上記下架台に対し、両面テープにより貼り付けられている。このことにより、使用に伴って損傷した保護部材は容易に交換される。
第5の発明に係る防振パレットは、上記第1の発明において、上記上架台及び上記下架台が、上記保護部材と異なる色に塗装されている。こうすることで、保護部材は、リフト用フォークの差込のための目印として、明確に識別される。
第6の発明に係る防振パレットは、上記第1の発明において、上記保護部材が、ステンレス材料又はアルミニウム材料により構成されている。このことにより、保護部材は錆びない材料によって具体的に構成される。
第1の発明によれば、上架台の下面及び下架台の上面に対し、それぞれの少なくとも一部を、保護部材により覆うようにしたので、上架台及び下架台についての材料コストを低減しながらも上架台及び下架台の損傷を防止して錆からの保護を図ると共に、保護部材が目印となるためにフォークの差込を確実にして防振素子の損傷を防止することができる。
第2の発明によれば、上架台及び下架台の端部の角部分を保護部材により保護できると共に、目印である保護部材の側方からの視認性を向上させることができる。また、保護部材の横ずれを防止できる。
第3の発明によれば、上架台及び上記下架台を複数の一般構造用角形鋼管によって構成するようにしたので、上架台及び下架台を安価に形成できる。
第4の発明によれば、保護部材を両面テープによって上架台及び下架台へ貼り付けるようにしたので、使用に伴って損傷した保護部材を容易に交換することができる。
第5の発明によれば、上架台及び上記下架台を保護部材と異なる色に塗装するようにしたので、リフト用フォークの差込のための目印として、保護部材を明確に識別することができる。
第6の発明によれば、保護部材をステンレス材料又はアルミニウム材料により具体的に構成できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1〜図9は、本発明の実施形態を示している。図2は防振パレット10の外観を示す平面図であり、図3及び図4は防振パレット10の側面図である。
図2〜図4に示すように、防振パレット10は、例えば半導体や液晶パネル等の精密部品の貨物(図示省略)が上載される上架台11と、上架台11の下方に所定の隙間20を設けて配置された下架台12と、上架台11及び下架台12の間に介在されて貨物への微細な振動伝達を低減するための複数の防振素子13とを備えている。
上架台11は、複数の一般構造用角形鋼管(STKR)が組み合わされて構成され、格子枠状に形成されている。すなわち、上架台11は、矩形枠状の矩形枠部15と、矩形枠部15に略中央位置で、矩形枠部15の一辺と平行に延びるように架け渡された一組の平行な梁部材16と、この一組の梁部材16の両外側で矩形枠部15にそれぞれ架け渡され、各梁部材16と平行に延びる梁部材17とを有している。梁部材17とその外側の矩形枠部15の一辺との間隔は、上記一組の梁部材16同士の間隔と同じ大きさになっている。言い換えれば、矩形枠部15における対向する2辺の間には、梁部材17、一組の梁部材16及び梁部材17が、この順に互いに平行に配置されている。
さらに、上架台11は、隣り合う梁部材16及び梁部材17の中央部同士を繋ぐ梁部材18を有している。梁部材18は、梁部材16,17とは垂直な方向に延びている。これら矩形枠部15及び各梁部材16,17,18は、断面矩形状の一般構造用角形鋼管によって構成されている。また、上架台11は、図2に一部を省略して図示したように、上記矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の上面に貼り付けられた矩形状の天板19を有している。貨物は、天板19の上面に上載される。
下架台12は、天板19を有しない点を除いて、上架台11と同じ構造を有している。つまり、下架台12は、上架台11と同様に、矩形枠部15と、一組の平行な梁部材16と、各梁部材17,18とを備えている。そして、これら下架台12の矩形枠部15及び各梁部材16,17,18は、上架台11の矩形枠部15及び各梁部材16,17,18にそれぞれ対向して配置されている。
上記隙間20は、上架台11における矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各下面と、下架台における矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各上面との間に区画されている。そして、この隙間20に、フォークリフト等のリフト用フォークが差し込まれるようになっている。
防振素子13は、図2に示すように、一組の梁部材16の両端部及び中央部にそれぞれ配置され、各梁部材16や矩形枠部15によって支持されている。他の防振素子13は、梁部材17とこれに隣り合う矩形枠部15の一辺とにおける両端部及び中央部にそれぞれ配置され、これら梁部材17及び矩形枠部15によって支持されている。
防振素子13は、無負荷状態の防振パレット10の断面図である図5に示すように、上架台11と下架台12との間で弾性変形する弾性部30を有している。弾性部30は、リング状のゴム部材31と、円板状の仕切板32とが交互に配置して積層された構造を有している。ゴム部材31は高減衰ゴムにより構成される一方、仕切板32は金属板により構成されている。各ゴム部材31は、ピン33によって仕切板32に固定されている。
こうして、複数のゴム部材31と複数の各仕切板32が交互に連結されることにより、弾性部30が構成され、弾性部30全体が一体的に変形するようになっている。
弾性部30の上端は、上架台11に対し、略矩形板状のブラケット35を介してボルト36により締結固定されている。ブラケット35の対向する二辺には、下方に折り曲げられた折り曲げ部35aが形成されている。一方、下架台12には、下部が開放された箱状のベース部37が固着されている。そして、弾性部30の下端は、ベース部37の天板部分37aに対し、ボルト38によって締結固定されている。
また、上架台11には、防振素子13を保護するための素子カバー40が設けられている。素子カバー40は、上下に延びる矩形筒状に形成され、上記防振素子13を囲むように配置された状態で、その上端部がブラケット35の折り曲げ部35aに取付固定されている。また、素子カバー40の下端は、無負荷状態で弾性部30の下端よりも下方に配置されている。
図2に示すように、平面視で上架台11の中央位置に配置されている防振素子13と、梁部材18を介してその両外側に配置されている防振素子13とには、2つの弾性部30が設けられている。それ以外の防振素子13(つまり、梁部材16の両端部に配置されている防振素子13、及び梁部材17の両端部に配置されている防振素子13)には、2つの弾性部30と、ストッパ41とが設けられている。
ストッパ41は、図5に示すように、2つの弾性部30の間に配置され、リング状の上側ストッパ本体42及び下側ストッパ本体43と、これら各ストッパ本体42,43を貫通して上下に延びる軸部44とを有している。
軸部44の上端部は、ブラケット35を介して上架台11に締結固定されている。一方、軸部44の下端部は、ベース部37の天板部分37aに形成された開口部37bを介して下方のベース部37の内部へ延びており、そのベース部37の内部で下側ストッパ本体43が締結固定されている。
上側ストッパ本体42は下側ストッパ本体43よりも所定の高さだけ上方に配置された状態で、軸部44に締結固定されている。上側ストッパ本体42とブラケット35との間の軸部44には、例えば3つのボルト45が設けられている。このボルト45の数を増減させることにより、上側ストッパ本体42と下側ストッパ本体43との間隔を調整するようになっている。また、上側ストッパ本体42の下部、及び下側ストッパ本体43の上部には、リング状のゴム部46がそれぞれ設けられている。
ベース部37における開口部37bの内径は、上側ストッパ本体42及び下側ストッパ本体43の各ゴム部46の外径よりも小さくなっている。そして、上架台11に貨物を上載すると、断面図である図6に示すように、上架台11は貨物の重量によって下方へ移動する。上架台11がさらに下降して下限位置へ移動したときに、ベース部37の天板部分37aは、上側ストッパ本体42のゴム部46下面に当接するようになっている。一方、上架台11が上昇して上限位置へ移動したときに、天板部分37aは下側ストッパ本体43のゴム部46上面に当接するようになっている。こうして、上架台11の上下方向の振幅は、ストッパ41によって規制される。
また、ベース部37の天板部分37aに形成されている開口部37bは、その内径が、軸部44の外径よりも大きくなっている。そして、上架台11が水平方向の限度位置へ移動したときに、軸部44の外周面が開口部37bの内周面に当接するようになっている。こうして、上架台11の水平方向の移動についても、ストッパ41により規制される。
そして、本発明の特徴として、隙間20を区画している上架台11の下面及び下架台12の上面のそれぞれは、少なくとも一部が保護部材22によって覆われている。
矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各下面は、上架台11の下面を構成しており、隙間20を区画している。そして、上架台11の背面図である図1に示すように、これら矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各下面には、例えばSUS304等のステンレス材料により形成された保護部材22が装着されている。
また、下架台12における矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各上面にも、上架台11と同様に、保護部材22が装着されている。したがって、下架台12に設けられた各保護部材22は、上架台11に設けられた各保護部材22にそれぞれ対向して配置されている。
保護部材22は、平面図である図7に示すように、略矩形プレート状に形成されている。保護部材22の幅は、矩形枠部15の各辺及び各梁部材16,17,18と略同じ幅になっている。保護部材22の長さは、隣り合う素子カバー40同士の間隔よりも短くなっている。言い換えれば、保護部材22の長さ方向両端部と、素子カバー40との間には、所定の間隔が設けられている。そのことにより、リフト用フォークの挿入領域を素子カバー40から離隔させるようにしている。
側面図である図8及び図9に示すように、保護部材22の側部には、上架台11及び下架台12の表面(つまり、矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の表面)に沿って折り曲げられた折り曲げ部23が形成されている。すなわち、保護部材22は、矩形枠部15及び各梁部材16,17,18を構成する一般構造用角形鋼管の角部に密着して設けられている。
また、各保護部材22の裏面には、図7に示すように、両面テープ24が設けられている。こうして、保護部材22は、上架台11及び下架台12に対し、両面テープ24によって貼り付けられている。
さらに、保護部材22は塗装されずに、その素材自体が表面に露出している。一方、上記上架台11及び下架台12を構成する各矩形枠部15及び各梁部材16,17,18は、保護部材22と異なる色に塗装されており、そのことによって、錆の発生を防ぐようにしている。
そして、貨物を防振パレット10により運搬する場合には、まず、図示省略の貨物を上架台11の天板19の上に上載する。このことにより、防振素子13の弾性部30が圧縮され、上架台11は、図5に示す無負荷状態の上昇位置から図6に示すように下方へ移動する。
続いて、フォークリフト等のリフト用フォークを、防振パレット10の隙間20に水平方向に差し込んだ状態で上昇させる。そのことにより、貨物はリフト用フォークにより持ち上げられて、パレットと共に運搬される。そのとき、防振パレット10は、上架台11と下架台12との間に上記防振素子13が介在されているので、精密部品等の貨物への微細な振動伝達が低減される。
−実施形態の効果−
したがって、この実施形態によると、上架台11を構成する矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各下面の一部と、下架台12を構成する矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の各上面の一部とに対し、保護部材22を設けるようにしたので、リフト用フォークが隙間20に繰り返し差し込まれても、これら各矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の損傷を防止することができる。
さらに、上架台11及び下架台12がリフト用フォークによって損傷しないため、これら上架台11及び下架台12を、塗装を施した一般構造用角形鋼管により形成することができる。すなわち、上架台11及び下架台12の表面の塗装膜が保護部材22により保護されて損傷しないので、上架台11及び下架台12の錆び付きを防止できる。その結果、防振パレット10の全体をステンレス等の比較的高価な耐錆性材料によって形成する必要がないため、防振パレット10を比較的安価な材料により構成して、その材料コストを低減することができる。
さらにまた、保護部材22を、リフト用フォークを隙間20に差し込む際の目印として利用することができる。すなわち、保護部材22を目印として、リフト用フォークを隙間20へ確実に差し込むことができるため、防振素子13や上架台11及び下架台12自体に対する、リフト用フォークの衝突を防止することができる。また、上架台11及び下架台12を保護部材22とは異なる色に塗装したので、その視認性を向上させることができる。
また、保護部材22に折れ曲げ部23を形成するようにしたので、上架台11及び下架台12の端部の角部分を保護部材22により保護できると共に、目印である保護部材22の側方からの視認性をさらに向上させることができる。さらに、折れ曲げ部23が矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の角部に密着しているので、リフト用フォークにより保護部材22に外力が加わっても、その水平方向のずれを防止することができる。つまり、保護部材22は、リフト用フォークが接触しても脱落し難くなる。
さらに、保護部材22を両面テープ24によって上架台11及び下架台12に貼り付けるようにしたので、リフト用フォークにより損傷された保護部材22を新しい保護部材22に容易に交換することができる。
《その他の実施形態》
本発明の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、保護部材22をステンレス材料により形成するようにしたが、これに限らず、保護部材22は、耐錆性を有する材料であればよい。したがって、例えばアルミニウム材料等の他の材料によって保護部材22を形成することが可能である。
また、保護部材22を、上架台11及び下架台12を構成する各矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の全ての部材にそれぞれ設けるようにしたが、これに限らず、各矩形枠部15及び各梁部材16,17,18の一部の部材にのみ保護部材22を設けるようにしてもよい。また、保護部材22の形状については何等限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、例えば精密機器等の貨物への振動伝達を低減する防振パレットについて有用であり、特に、材料コストを低減しながらも上架台及び下架台の錆からの保護を図ると共に、フォークの差込を確実にして防振素子の損傷を防止する場合に適している。
防振パレットの上架台を示す背面図である。 防振パレットの外観を示す平面図である。 防振パレットの外観を示す側面図である。 防振パレットの外観を示す側面図である。 無負荷状態の防振素子を拡大して示す断面図である。 貨物積載状態の防振素子を拡大して示す断面図である。 保護部材を拡大して示す背面図である。 保護部材の外観を示す側面図である。 保護部材の外観を示す側面図である。
符号の説明
10 防振パレット
11 上架台
12 下架台
13 防振素子
20 隙間
22 保護部材
23 折り曲げ部
24 両面テープ

Claims (6)

  1. 貨物が上載される上架台と、
    上記上架台の下方に所定の隙間を設けて配置された下架台と、
    上記上架台及び上記下架台の間に介在され、上記貨物への振動伝達を低減するための防振素子とを備え、上記隙間にリフト用フォークが差し込まれる防振パレットであって、
    上記隙間を区画している上記上架台の下面及び上記下架台の上面のそれぞれは、少なくとも一部が保護部材によって覆われていることを特徴とする防振パレット。
  2. 請求項1において、
    上記保護部材は、上記上架台及び上記下架台の表面に沿って折り曲げられた折り曲げ部を有していることを特徴とする防振パレット。
  3. 請求項2において、
    上記上架台及び上記下架台は、複数の一般構造用角形鋼管により構成され、
    上記折り曲げ部は、上記一般構造用角形鋼管の角部に密着して設けられていることを特徴とする防振パレット。
  4. 請求項1において、
    上記保護部材は、上記上架台及び上記下架台に対し、両面テープにより貼り付けられていることを特徴とする防振パレット。
  5. 請求項1において、
    上記上架台及び上記下架台は、上記保護部材と異なる色に塗装されていることを特徴とする防振パレット。
  6. 請求項1において、
    上記保護部材は、ステンレス材料又はアルミニウム材料により構成されていることを特徴とする防振パレット。
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