JP2007021704A - 研磨用組成物及び研磨方法 - Google Patents

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研治 河田
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Abstract

【課題】 (0001)Si面と(000−1)C面を好適に研磨することができる研磨用組成物及びそうした研磨用組成物を用いた研磨方法を提供する。
【解決手段】 本発明の研磨用組成物は、炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で主に使用されるものであり、コロイダルシリカなどの砥粒と、オルト過ヨウ素酸やメタ過ヨウ素酸ナトリウムなどのヨウ素化合物とを含有する。この研磨用組成物のpHは6〜8である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、六方晶炭化ケイ素単結晶基板のような炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で使用される研磨用組成物及びそうした研磨用組成物を用いた研磨方法に関する。
六方晶炭化ケイ素単結晶基板である4H−SiC単結晶基板及び6H−SiC単結晶基板は、(0001)Si面と(000−1)C面という異なる面方位の結晶面によって両面が構成されている。(0001)Si面と(000−1)C面では化学的性質及び機械的性質が大きく異なるため、従来、六方晶炭化ケイ素単結晶基板の両面を研磨する場合には、異なる組成を有して(0001)Si面と(000−1)C面のそれぞれの研磨に適した二種類の研磨用組成物を使用して片面ずつ研磨することが行なわれている。しかしながら、作業効率の向上のためには、一種類の研磨用組成物で(0001)Si面と(000−1)C面の両方を好適に研磨できることが望まれている。
なお、本発明に係る先行技術文献としては、以下の特許文献1が挙げられる。
特開2004−299018号公報
そこで本発明の目的は、(0001)Si面と(000−1)C面の両方を好適に研磨することができる研磨用組成物及びそうした研磨用組成物を用いた研磨方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で使用される研磨用組成物であって、砥粒とヨウ素化合物と水とを含有してpHが6〜8である研磨用組成物を提供する。
請求項2に記載の発明は、前記ヨウ素化合物がヨウ素酸、過ヨウ素酸又はそれらの塩からなる請求項1に記載の研磨用組成物を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又2に記載の研磨用組成物を用いて炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する研磨方法を提供する。
本発明によれば、(0001)Si面と(000−1)C面の両方を好適に研磨することができる研磨用組成物及びそうした研磨用組成物を用いた研磨方法が提供される。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
本実施形態の研磨用組成物は、所定量のヨウ素化合物とコロイダルシリカゾルを混合し、必要に応じて水で希釈することにより製造される。従って、本実施形態の研磨用組成物は、砥粒としてのコロイダルシリカ、ヨウ素化合物及び水から実質的になる。本実施形態の研磨用組成物は、4H−SiC単結晶基板又は6H−SiC単結晶基板を研磨する用途、より具体的には、(0001)Si面と(000−1)C面のそれぞれによって構成されている炭化ケイ素単結晶基板の表裏両面を同時又は順次に研磨する用途で使用される。基板の(0001)Si面と(000−1)C面を順次に研磨する場合、(0001)Si面と(000−1)C面を研磨する順序は問わない。
研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量が0.05質量%よりも少ない場合、さらに言えば0.1質量%よりも少ない場合、もっと言えば1質量%よりも少ない場合には、研磨用組成物が十分な研磨能力が有さない虞がある。従って、より高い研磨速度を得るためには、研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量は0.05質量%以上であることが好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、最も好ましくは1質量%以上である。一方、研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量が40質量%よりも多い場合、さらに言えば35質量%よりも多い場合、もっと言えば30質量%よりも多い場合には、研磨速度が飽和に近づいてあまり上昇しなくなるので経済的でない。従って、研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量は40質量%以下であることが好ましく、より好ましくは35質量%以下、最も好ましくは30質量%以下である。
平均一次粒子径が5nmよりも小さいコロイダルシリカ、さらに言えば平均一次粒子径が15nmよりも小さいコロイダルシリカ、もっと言えば平均一次粒子径が25nmよりも小さいコロイダルシリカは、(0001)Si面及び(000−1)C面を研磨する能力があまり高くない。従って、より高い研磨速度を得るためには、研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカの平均一次粒子径は5nm以上であることが好ましく、より好ましくは15nm以上、最も好ましくは25nm以上である。一方、コロイダルシリカの平均一次粒子径が120nmよりも大きい場合、さらに言えば100nmよりも大きい場合、もっと言えば85nmよりも大きい場合には、研磨用組成物が十分な研磨能力を発揮するためには研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量をかなり高くする必要が生じる。従って、研磨用組成物のコスト低減のためには、研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカの平均一次粒子径は120nm以下であることが好ましく、より好ましくは100nm以下、最も好ましくは85nm以下である。なお、コロイダルシリカの平均一次粒子径は、例えばBET法により測定される比表面積から算出される。
研磨速度の向上のために研磨用組成物に含まれるヨウ素化合物はヨウ素酸、過ヨウ素酸及びそれらの塩のいずれであってもよいが、中でも過ヨウ素酸又は過ヨウ素酸塩であることが好ましく、より好ましくはオルト過ヨウ素酸(HIO)又はメタ過ヨウ素酸ナトリウム(NaIO)である。過ヨウ素酸及び過ヨウ素酸塩はヨウ素酸及びヨウ素酸塩に比べて酸化還元電位が高く酸化力が強い点で好ましく、オルト過ヨウ素酸及びメタ過ヨウ素酸ナトリウムは他の過ヨウ素酸及び過ヨウ素酸塩に比べて入手が容易である点で好ましい。
研磨用組成物中のヨウ素化合物の含有量が0.1g/Lよりも少ない場合、さらに言えば1g/Lよりも少ない場合、もっと言えば5g/Lよりも少ない場合には、あまり高い研磨速度で(0001)Si面及び(000−1)C面を研磨することができない虞がある。従って、より高い研磨速度を得るためには、研磨用組成物中のヨウ素化合物の含有量は0.1g/L以上であることが好ましく、より好ましくは1g/L以上、最も好ましくは5g/L以上である。一方、研磨用組成物中のヨウ素化合物の含有量が500g/Lよりも多い場合、さらに言えば250g/Lよりも多い場合、もっと言えば100g/Lよりも多い場合には研磨パッドの劣化が早まる虞があり、それに加えて研磨用組成物に含まれるヨウ素化合物がヨウ素酸塩又は過ヨウ素酸塩である場合には、研磨用組成物中に沈殿が生じる虞もある。従って、こうした不具合を避けるためには、研磨用組成物中のヨウ素化合物の含有量は500g/L以下であることが好ましく、より好ましくは250g/L以下、最も好ましくは100g/L以下である。
研磨用組成物のpHが6を下回ると(0001)Si面を研磨する研磨用組成物の能力が不足し、pHが8を超えると(000−1)C面を研磨する研磨用組成物の能力が不足する。従って、研磨用組成物のpHは、(0001)Si面と(000−1)C面の両方の好適な研磨を実現するためには6〜8であることが必須である。
本実施形態によれば以下の利点が得られる。
・ 本実施形態の研磨用組成物は、4H−SiC単結晶基板又は6H−SiC単結晶基板の(0001)Si面と(000−1)C面の両方を高い研磨速度で研磨する能力を有する。これは、本実施形態の各研磨用組成物に含まれているヨウ素酸、過ヨウ素酸又はそれらの塩からなるヨウ素化合物がpH6〜8の領域において(0001)Si面及び(000−1)C面を酸化するのに十分な酸化力を発揮するためと考えられる。
前記実施形態は次のように変更されてもよい。
・ 前記実施形態の研磨用組成物に含まれる砥粒は、フュームドシリカのようなコロイダルシリカ以外のシリカであってもよいし、あるいはアルミナ又は酸化クロムであってもよい。ただし、シリカ(特にコロイダルシリカ)を用いた場合には、アルミナや酸化クロムを用いた場合に比べて、研磨後の研磨対象物の表面に傷が生じにくいので、好ましくはシリカ(特にコロイダルシリカ)である。
・ 前記実施形態の研磨用組成物には必要に応じてpH調整剤や防腐剤、消泡剤のような公知の添加剤を添加してもよい。
・ 前記実施形態の研磨用組成物は、(0001)Si面と(000−1)C面のそれぞれによって表裏各面が構成されている基板を研磨する用途でなく、(0001)Si面と(000−1)C面が混在する面を有する研磨対象物を研磨する用途で使用されてもよい。また、(0001)Si面及び(000−1)C面以外の4H−SiC単結晶基板又は6H−SiC単結晶基板の面を研磨する用途で使用されてもよい。あるいは、3C−SiC単結晶基板のような立方晶炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で使用されてもよい。また、炭化ケイ素単結晶基板以外の炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で使用されてもよいし、あるいは炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物以外の研磨対象物を研磨する用途で使用されてもよい。ただし、前記実施形態の研磨用組成物は、4H−SiC単結晶基板又は6H−SiC単結晶基板の(0001)Si面と(000−1)C面の両方を高い研磨速度で研磨する能力を有することから、(0001)Si面と(000−1)C面の両方を同時又は順次に研磨する用途、あるいは(0001)Si面と(000−1)C面が混在する面を研磨する用途で使用されることがより好ましい。
次に、本発明の実施例及び比較例を説明する。
コロイダルシリカゾル、オルト過ヨウ素酸(ヨウ素化合物)及びアンモニア(pH調整剤)を適宜に混合し、必要に応じて水で希釈することにより実施例1〜5及び比較例1〜5の研磨用組成物を調製した。各研磨用組成物中のコロイダルシリカ、オルト過ヨウ素酸及びアンモニアの詳細並びに各研磨用組成物のpHは表1に示すとおりである。なお、各研磨用組成物に含まれるコロイダルシリカの平均一次粒子径は38nmである。
実施例1〜5及び比較例1〜5の各研磨用組成物を用いて表2に示す研磨条件で炭化ケイ素単結晶基板の(0001)Si面及び(000−1)C面をそれぞれ研磨した。(0001)Si面の研磨の前後に基板の重量を測定してその測定値から算出した研磨速度を表1の“(0001)Si面の研磨速度”欄に示し、(000−1)C面の研磨の前後に基板の重量を測定してその測定値から算出した研磨速度を表1の“(000−1)C面の研磨速度”欄に示す。
実施例1〜5及び比較例1〜5の各研磨用組成物を用いて表2に示す研磨条件で研磨した後の炭化ケイ素単結晶基板の(0001)Si面及び(000−1)C面を光学式顕微鏡により倍率50倍で観察した。その観察結果に基づいて各研磨用組成物による表面欠陥の発生状況について評価した結果を表1の“(0001)Si面の表面状態”欄及び“(000−1)C面の表面状態”欄に示す。同欄中、○は、ピット、段差及び面あれが認められなかったことを示し、×は、ピット、段差及び面あれのいずれかが認められたことを示す。
Figure 2007021704
Figure 2007021704
表1に示すように、実施例1〜5においては、研磨後の(0001)Si面及び(000−1)C面の表面状態がどちらも良好であり、尚かつ、(0001)Si面の研磨速度及び(000−1)C面の研磨速度がどちらも高い結果が得られた。
前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 請求項1又は2に記載の研磨用組成物を用いて炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する工程を経て得られる研磨製品。これによれば、(0001)Si面と(000−1)C面の両方が好適に研磨された研磨製品が提供される。

Claims (3)

  1. 炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する用途で使用される研磨用組成物であって、砥粒とヨウ素化合物とを含有してpHが6〜8である研磨用組成物。
  2. 前記ヨウ素化合物がヨウ素酸、過ヨウ素酸又はそれらの塩からなる請求項1に記載の研磨用組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の研磨用組成物を用いて炭化ケイ素単結晶からなる研磨対象物を研磨する研磨方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010182782A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Hitachi Metals Ltd 炭化珪素単結晶基板およびその製造方法

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