JP2007020154A - スピーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】 外乱ノイズの影響を受けることなく、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される静電容量を正確に検出することができるスピーカーを提供する。
【解決手段】 非金属の筒体21をベースにして構成されたボイスコイルボビン4とセンターポール5との間に形成される静電容量を検出して電気信号として出力するものであり、筒体21の内周面21aに非磁性の内側銅箔22及び内側銅メッキ23を形成するとともに、筒体21の外周面21bに筒体21を介して内側銅箔22及び内側銅メッキ23を被覆する外側銅箔25及び外側銅メッキ26を形成する。また、内側銅メッキ23上に内側レジスト24を、外側銅メッキ26上に外側レジスト27を形成することが好ましい。また、外側銅メッキ26を接地することが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、スピーカーに関するものであり、さらに詳しくは振動板の動作状態を検出するスピーカーに関するものである。
スピーカーの音質を向上させる技術としてMFB(Motional Feed Back)回路を搭載したスピーカーが知られている。このMFB回路は、スピーカーに入力された音声情報を示す電気信号(以下、「音声信号」と記す)に基づいて振動する振動板の動作状態を検出し、その検出結果に基づいて振動板をフィードバック制御するものであり、これにより特に低音域で生じ易い音の歪みを解消することができる。したがって、一般的にMFB回路は、低音域での再生が難しいとされる小型のスピーカーで採用されることが効果的であるとされている。
MFB回路に関する技術としては、例えば特許文献1〜5が開示されている。特許文献1〜5ではいずれも電極間に形成される静電容量の変化を検出することによって振動板の動作状態を検出している。具体的には、振動板またはこの振動板を振動させるためのボイスコイルボビンと呼ばれる電磁コイルに電極(以下、「可動電極」と記す)を固定するとともに、この可動電極に対して対向するように電極(以下、「固定電極」と記す)を固定し、可動電極が固定電極に対して相対的に可動することによって変化した静電容量を検出して、それを検出信号として出力する。そして、静電容量に対応した検出信号と音声信号とを比較装置(例えば、CPU)で比較し、その比較結果、すなわち、検出信号の出力レベルと音声信号の出力レベルとの差分に基づいて振動板の動作を適宜に制御する。
特開昭52−79644号 特開昭53−12319号 特開昭53−12320号 特開昭53−12321号 実開昭57−96589号
しかしながら、電極間で形成される静電容量は数pF〜数100pFと非常に微少であることから僅かな量の電磁波や静電気などの影響を受けて変動してしまう。例えば、一般的に振動板は、ボイスコイルボビンと、ボイスコイルボビンに嵌装されるセンターポールと呼ばれる鉄芯と、ボイスコイルボビン及びセンターポールを貫く磁束を生成する磁石とによる励磁作用によって振動するように構成されているが、電極間の静電容量はボイスコイルボビンを流れる励磁電流の影響を受けて変動してしまう。また、スピーカーに組み込まれている電子部品には弱いながらも電磁波を発するものがあり、この電磁波が電極に伝播することで静電容量の変動をもたらす虞もある。また、電極間の静電容量は、スピーカーに組み込まれている部品の振動などの力学的現象に伴う摩擦、スピーカーの内部及び外部の様々な電磁気現象によって引き起こされる静電気、スピーカーの周辺に設置されている電子機器から出力される電磁波などの影響を受けるといったことも考えられる。このように特許文献1〜5の技術では静電容量が変動し、電極間で形成される正しい静電容量を検出することができなくなってしまうといった問題があった。
また、特許文献1〜5で用いられている可動電極は金属箔で構成されているが、その金属箔が一定の磁場内で往復動作することにより金属箔に渦電流が生じ、これにより正しい静電容量を得られなくなるといった問題があった。以上のような問題点により、従来の技術では振動板の動作状態を正しく検出することができず、低音域での音の歪を十分に解消することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電磁波や静電気などの外乱ノイズの影響を受けることなく、電極間で形成される静電容量を正確に検出することができるスピーカーを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明にかかるスピーカーは、非金属の筒体をベースにして構成されたボイスコイルボビンとセンターポールとの間に形成される静電容量を検出して電気信号として出力するものであり、前記筒体の内周面に非磁性の第1導電体膜を形成するとともに、前記筒体の外周面に前記筒体を介して前記第1導電体膜を被覆する第2導電体膜を形成したことを特徴としている。
したがって、このスピーカーによると、外部からの電磁波を第2導電体膜が遮断するので、第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量が保持され、ボイスコイルボビンとセンターポールとの間に形成される静電容量の変化を正しく検出することができる。
また、上記本発明のスピーカーにおいては、第1及び第2導電体膜上に絶縁体膜を形成するように構成することができ、第1導電体膜上に絶縁体膜を形成した場合には、比誘電率を高めることができる。つまり、第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量が増大し、外乱ノイズの影響を受け難くすることができる。また、静電容量が増大することで、仮に外部からの微弱な電磁波が侵入したとしてもその影響を受け難くすることができ、これにより安定した検出結果を得ることができる。また、第2導電体膜上に絶縁体膜を形成した場合には、外乱ノイズと第2導電体膜とを電気的に絶縁した状態にすることができる。具体的には、前記第1導電体膜の内周面に内側絶縁体膜を形成して前記第1導電体膜と前記センターポールとの間に形成される静電容量を検出するようにするとともに、第2導電体膜の外周面上に外側絶縁体膜を形成し、該絶縁体膜の外周面にコイルを巻き回わして前記ボイスコイルボビンを構成する。
また、上記本発明のスピーカーにおいて、第2導電体膜を接地するようにしておけば、例えば、ボイスコイルボビンを構成しているボイスコイルに流れる交流電流、あるいは外部からの電磁波の影響を第2導電体膜により排除することができる。
また、上記本発明のスピーカーにおいて、第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方を積層化するようにしておけば、各層の導電体膜が本来なら形成されるべき渦電流の流れる回路を切断し、電流を効果的に個々の層内に閉じ込めてしまうので、渦電流を最小限に抑制することができる。例えば、前記第1導電体膜を複数の積層された導電体膜から構成することが好ましい。
また、上記本発明のスピーカーにおいて、第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方に複数のスリット及び複数の穴のうちの少なくともいずれか一方を形成しておくことができる。このようにしておけば、本来なら導電体膜に形成されるはずの渦電流のループが複数のスリットまたは複数の穴によって切断されるので、渦電流を最小限に抑制することができる。具体的には、複数の積層された導電体膜からなる導電体膜の1つの膜は、箔部材から構成するようにし、この箔部材には、渦電流抑制用の複数のスリット及び複数の穴のうちの少なくともいずれか一方をほぼ均等に形成しておくことが好ましい。
以上のように、本発明のスピーカーによると、筒体の内周面に非磁性の第1導電体膜を形成するとともに、筒体の外周面に筒体を介して第1導電体膜を被覆する第2導電体膜を形成したので、外部からの電磁波を第2導電体膜で遮断することができ、第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量が微少であっても、それを正しく検出することができる。したがって、検出結果の信頼度が高まるので、例えば、その検出結果をMFB回路に効果的に活用することができ、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。これにより小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、上記の本発明において、第1及び第2導電体膜上に絶縁体膜を形成すると、第1導電体膜により第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量を増大させることができ、静電容量の検出が行い易くなる。また、静電容量が増大することで、外部からの微弱な電磁波の影響を受け難くすることができる。また、第2導電体膜上の絶縁体膜により、例えば、ボイスコイルボビンに巻き回されているリード線と第2導電体膜とを電気的に絶縁することができるので、リード線に流れる電流が第1及び第2導電体膜に伝導することがなくなる。これにより安定した検出結果を得ることができる。例えば、その検出結果をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪をより一層確実に解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、上記の本発明において、第2導電体膜を接地するようにしておけば、例えば、ボイスコイルボビンを構成しているボイスコイルボビンに流れる交流電流、あるいは外部からの電磁波の影響を第2導電体膜により排除することができる。これにより第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量をより一層正確に検出することができる。例えば、その検出結果をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪をより一層確実に解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、上記の本発明において、第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方を積層化した場合には、各層の導電体膜が本来なら渦電流が流れる回路を切断し、電流を効果的に個々の層内に閉じ込めることができ、渦電流を最小限に抑制することができる。これにより渦電流の影響を受けることなく、第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量をより一層正確に検出することができる。例えば、その検出結果をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪をより一層確実に解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、上記の本発明において、第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方に複数のスリット及び複数の穴のうちの少なくともいずれか一方を形成した場合には、本来なら導電体膜に形成されるはずの渦電流のループを複数のスリット、或いは複数の穴で切断することができ、渦電流を最小限に抑制することができる。これにより渦電流の影響を受けることなく、第1導電体膜とセンターポールとの間で形成される静電容量をより一層正確に検出することができる。例えば、その検出結果をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪をより一層確実に解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に本発明のスピーカーの一実施形態を示す。本発明のスピーカー1は、非金属の筒体21をベースにして構成されたボイスコイルボビン4とセンターポール5との間に形成される静電容量を検出して電気信号として出力するものであり、筒体21の内周面21aに非磁性の内側銅箔(第1導電体膜)22及び内側銅メッキ(第1導電体膜)23を形成するとともに、筒体21の外周面21bに筒体21を介して内側銅箔22及び内側銅メッキ23を被覆する外側銅箔(第2導電体膜)25及び外側銅メッキ(第2導電体膜)26を形成したことを特徴としている。
図1に示すように、スピーカー1は、振動板2、3、ボイスコイルボビン4、センターポール5、マグネット6、7、及びヨーク8を備えている。ケース9は升状に形成されている。このケース9にはセンターポール5、マグネット6、7、及びヨーク8が収納されており、これらはケース9の内壁面に接着剤またはビスなどで固着されている。センターポール5は鉄製であり、円柱状のセンターポール本体5aと、このセンターポール本体5aの基端に形成されている円盤状のフランジ5bとから構成されている。センターポール5は、センターポール本体5aの先端部分がケース9の開口9aの略中央からケース9の外部に突出するようにケース9に配置されている。
センターポール5及びケース9は、エンクロージャーと呼ばれる筐体(不図示)に接続され、接地されている。フランジ5bの開口9aに対向している面には、センターポール本体5aを中心とするリング状のマグネット6が磁気吸着されている。マグネット6における開口9aに対向している面には略円板状のヨーク8が磁気吸着されており、マグネット6はヨーク8とフランジ5bとによって挟まれた状態となっている。フランジ5bにおけるケース9の底部9bに対向している面と底部9bとの間にはマグネット6と同形状のリング状のマグネット7が設置されている。このマグネット7は、フランジ5bに当接する側の極がマグネット6のフランジ5bに当接する側の極と同極になるように底部9bに配置されている。これによりマグネット6とヨーク8とセンターポール5との間で安定した磁束ループ(後述)が形成される。
略円板状のヨーク8は、円柱状のセンターポール本体5aの長手方向の軸に対して略直交するとともに、その内周面がセンターポール本体5aの外周面5dに対向するように、マグネット6に磁気吸着されており、ヨーク8の内周面とセンターポール本体5aの外周面5dとの間にはエアーギャップが形成されている。また、上記略円板状のヨーク8は、ケース9内において、その内周面がセンターポール本体5aを介して対向し、且つ、その外周面がケース9の内壁面に対向した状態で近接するように配置されている。
ボイスコイルボビン4は、先端と後端とが開口された筒状のボビン10と、このボビン10の外周に巻き回されたコイル11とから構成されている。コイル11としては、エナメル線または銅線などの導電体を用いれば良く、適宜に決定すれば良い。図示しないが、ボビン10は、前後方向(図中の矢印A方向)にスライド自在となるようにケース9に取り付けられており、これにより後述する励磁作用によって前後方向に振動可能となる。ボビン10は、その内径がセンターポール本体5aの外径よりも僅かに大きく、センターポール本体5aに被せられている。すなわち、コイル11をヨーク8の内周面に対向させ、且つ、センターポール本体5aの外周面5cとボビン10の内周面とが略平行となるようにボビン10をセンターポール本体5aに被せる。これによりヨーク8の内周面がコイル11に近接した状態となるとともに、ボビン10の内周面がセンターポール本体5aの外周面5cに近接した状態となり、マグネット6とヨーク8とセンターポール5との間で図中の円弧矢印方向に常時一定の磁束ループが形成される。なお、マグネット6及びヨーク8は、センターポール5とマグネット6とヨーク8との間で一定の磁束を形成することができるような箇所に設置されていれば良く、設置箇所は適宜に決定すれば良い。
ヨーク8におけるケース9の外部に露呈されている面にはフレーム12が接着剤で接合されている。また、フレーム12は上述した筐体(不図示)にビスや接着剤などで接合されており、接地されている。ボビン10には振動板2、3が取り付けられている。振動板2は、複数の屈曲部を有する薄板であり、その一端がボビン10の外周面に、他端がフレーム12に接着剤で接合されている。振動板3は、所謂コーン紙として機能するものであり、その一端がボビン10の外周面に接合され、他端がジョイント13を介してフレーム12に連結されている。センターキャップ14はアルミ等からなり、ドーム状に形成された本体部と、この本体部の外周縁に沿って形成された鍔部とからなり、この鍔部が振動板3に接着剤で接合されている。これによりボビン10の開口10aがセンターキャップ14によって覆われる。
図2に示すように、入力端子15に入力された音声情報を示す電気信号(以下、「音声信号」と記す)はCPU(Central Processing Unit)からなる比較器16を介して電力増幅器17に入力される。この電力増幅器17で増幅された音声信号はボイスコイルボビン4に入力される。すなわち、ボイスコイルボビン4のコイル11に音声信号を示す電流が流れ、この電流と、センターポール5、マグネット6、及びヨーク8の間に形成されている磁束とによる励磁作用によりボイスコイルボビン4が前後方向(図1に示す矢印A方向)に振動する。これに伴って振動板2、3も振動し、スピーカー1から音声が発せられる。
スピーカー1には、検出器18、変換器19、及びフィードバック回路20が設けられている。検出器18は、センターポール5とボイスコイルボビン4の内側銅メッキ23(図3参照)とから構成される所謂コンデンサであり、このコンデンサで静電容量が形成される。検出器18は、センターポール5と内側銅メッキ23とで形成された静電容量を電気信号として変換器19に入力する。変換器19は、検出器18から入力された電気信号を増幅し、これを検出信号としてフィードバック回路20を介して比較器16に入力する。比較器16は、入力された検出信号に応答して入力端子15から入力される音声信号と検出信号とを比較する。そして、その比較結果、すなわち、音声信号の出力レベルと検出信号の出力レベルとを比較し、その差分を算出する。次いで、電力増幅器17は、その算出結果に基づいて音声信号の出力レベルを調節し、それをボイスコイルボビン4に入力する。そして、ボイスコイルボビン4は、電力増幅器17から入力された音声信号に基づいて振動する。なお、変換器19は、特に図示しないが、インダクタンス、発振回路、検波回路、ローパスフィルターなどから構成されている。また、フィードバック回路20は、特に図示しないが、積分回路、バッファアンプ、電子ボリューム、加算回路などから構成されている。
図3に示すように、ボビン10は、筒体21、内側銅箔(第1導電体膜)22、内側銅メッキ(第1導電体膜)23、内側レジスト(内側絶縁体膜)24、外側銅箔(第2導電体膜)25、外側銅メッキ(第2導電体膜)26、及び外側レジスト(外側絶縁体膜)27を備えている。
筒体21は、ボイスコイルボビン4のベースになるものであり、図4に示すように、ポリイミドからなる略短冊状のシート28を円筒状に形成することによって構成される。シート28の一方の面、つまり筒体21の内周面21a(図3参照)に相当する面には、シート28の大きさ及び形状に対応した内側銅箔22が接着剤29(図3参照)によって貼り付けられている。内側銅箔22には複数の円形状の穴22aが横方向と縦方向とに一定のピッチでマトリクス状に形成されている。なお、内側銅箔22において、穴22aを必ずしも規則的に配置する必要はなく、不規則に配置しても良い。また、図5〜図7に示すように、内側銅箔22に複数のスリット22bを形成しても良い。この場合、スリット22bの配置は、図5に示すように、スリット22bを内側銅箔22の長手方向に沿って配置しても良い。また、図6に示すように、スリット22bを傾斜させて配置しても良い。また、図7に示すように、スリット22bを互い違いに配置しても良い。このように内側銅箔22に形成されるスリット22bの配置は適宜に変更可能である。
このようにして形成された内側銅箔22には、図3に示すように、内側銅メッキ23が塗装されている。これにより内側銅箔22と内側銅メッキ23とからなる銅膜層が形成される。内側銅メッキ23にはゴムからなる内側レジスト24が膜状にコーティングされている。また、内側銅箔22に形成した内側銅メッキ23には、ハンダ付けによって固着されたリード線30を介して端子31が設けられており、この端子31は変換器19に接続されている。これによりボイスコイルボビン4とセンターポール本体5aとの間、つまり、内側銅メッキ23とセンターポール本体5aの外周面5cとの間で形成される静電容量を示す電気信号が変換器19に入力される。
図8に示すように、シート28の他方の面、すなわち筒体21の外周面21b(図3参照)に相当する面には、内側銅箔22に対応するように略短冊状の外側銅箔25が接着剤32(図3参照)によって貼り付けられている。図3に示すように、外側銅箔25には外側銅メッキ26が塗装されている。これにより筒体21の外周面21bには、外側銅箔25と外側銅メッキ26とからなる銅膜層が形成される。また、外側銅メッキ26は上述した筐体(不図示)に接続され、接地されている。この外側銅メッキ26にはゴムからなる外側レジスト27が膜状にコーティングされている。
ボビン10は、以上のようにしてシート28の一方の面、すなわち筒体21の内周面21aに内側銅箔22、内側銅メッキ23、及び内側レジスト24を順次に積層させるとともに、シート28の他方の面、すなわち筒体21の外周面21bに外側銅箔25、外側銅メッキ26、及び外側レジスト27を順次に積層させた後、図4におけるシート28の長手方向の両端部を接着剤で貼り合わせて円筒状に形成することによって作り上げられる。このようにしてボビン10が形成されると、筒体21の外周面21bに筒体21を介して内側銅箔22及び内側銅メッキ23を被覆するように外側銅箔25及び外側銅メッキ26が形成されることとなる。そして、ボビン10の外周面、すなわち、外側レジスト27上にコイル11が巻き回されることによってボイスコイルボビン4が形成される。
以上のように、図1〜図5に示す構造のスピーカー1によると、入力端子15に音声信号が入力されると、この音声信号に基づいてボイスコイルボビン4が振動し、この振動に伴って振動板2、3が振動する。これら振動板の振動によってスピーカー1は音声を発生する。このときの振動板2、3の動作状態は、ボイスコイルボビン4とセンターポール本体5aとの間で形成される静電容量を検出することによって認識される。つまり、ボイスコイルボビン4の内側銅メッキ23とセンターポール本体5aの外周面5cとの対向面積が変化し、これにより 外側銅メッキ32と外周面5cとの間で形成される静電容量が変化する。この静電容量の変化が振動板2、3の変位に相当するものとなる。このようにして検出される静電容量は非常に微少(数pF〜数百pF程度)であるため、従来のスピーカーであれば、コイル11に流れる電流によって生じる磁場や或いはスピーカーを構成している各種電子機器(不図示)から出力される電磁波などの外乱ノイズの影響を受けて変化する虞があった。
しかし、本発明のスピーカー1では、筒体21の外周面21bに外側銅箔25及び外側銅メッキ26を形成したので、これらがコイル11に流れる電流や外部から侵入しようとする電磁波などを遮断する。また、外側銅メッキ26とコイル11との間に外側レジスト27を形成したので、この外側レジスト27によって 外側銅メッキ26とコイル11とを電気的に絶縁することができる。これによりコイル11に流れる電流が外側銅メッキ26及び外側銅箔25に伝導するといった虞がなくなる。また、外側銅メッキ26は接地されているので、コイル11に流れる電流や外部からの電磁波などは外側銅メッキ26によって吸収される。さらに、外側銅メッキ26とセンターポール本体5aの外周面5cとの間に内側レジスト24を介在させたので、外側銅メッキ26とセンターポール本体5aとによって構成されるコンデンサーの比誘電率が高まる。つまり、静電容量を増大させることができる。したがって、コイル11に流れる電流や外部から侵入しようとする電磁波などの影響を受けることなく外側銅メッキ26とセンターポール本体5aの外周面5cとの間で形成される真の静電容量を正確に検出することができる。
また、一般的に、一定の磁場内で導電体を移動させると、その導電体の表面に渦電流が流れるが、本発明では、筒体21の内周面21aに内側銅箔22及び内側銅メッキ23を形成するとともに、筒体21の外周面21bに外側銅箔25及び外側銅メッキ26からなる銅膜層を形成したので、渦電流が流れる回路を切断して電流を効果的に個々の膜層内に閉じ込めることができ、これにより渦電流を抑制することができる。さらに、箔部材である内側銅箔22に複数の穴22aをほぼ全体にわたりほぼ均等に形成したので、穴22aによって渦電流の回路を切断することができ、これにより渦電流をより一層抑制することができる。したがって、渦電流の影響を受けることなく、外側銅メッキ26とセンターポール本体5aの外周面5cとの間で形成される真の静電容量をより一層正確に検出することができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、図9に示すように、上述した内側銅箔22と同様に構成された内側銅箔36を筒体21の内周面21aに貼り付け、その上に内側レジスト24を貼り付ける。そして、上述した外側銅箔25と同様に構成された外側銅箔37を筒体21を介して内側銅箔36を被覆するように筒体21の外周面21bに貼り付け、その上に外側レジスト27を貼り付ける。また、上記実施形態と同様にして外側銅箔37を接地するとともに、内側銅箔36にリード線30を介して端子31を接続する。このように構成することで上記実施形態と同様に外部からの電磁波の侵入やコイル11に流れる電流の伝導を外側銅箔37で遮断することができる。
また、上記実施形態では、複数の穴22aがほぼ全体にわたりほぼ均等に形成された内側銅箔22を用いたが、これに限ることなく、穴22aと図5〜図7のそれぞれに示す複数のスリット22bをほぼ全体にわたりほぼ均等に形成したパターンのいずれかを組み合わせて使用しても良い。また、図5〜図7のそれぞれに示すスリット22bのパターンを組み合わせて使用しても良い。また、上記実施形態では、穴22aを円形状に形成したが、その形状、大きさ、数などは銅箔の大きさ、銅箔の強度、及び銅箔上に発生することが予想される渦電流の規模などの様々な条件に応じて適宜に設定すれば良く、銅箔上に形成される渦電流の回路を切断することができるようなものであれば良い。また、図5〜図7のそれぞれに示すスリット22bの幅、形状、配置、組み合わせ、本数などについても銅箔の大きさ、銅箔の強度、及び銅箔上に発生することが予想される渦電流の規模などに応じて適宜に設定すれば良く、銅箔上に形成される渦電流の回路を確実に切断することができるようなものであれば良い。
上記実施形態では、箔部材である内側銅箔22に複数の穴22aを形成するようにしたが、これに限ることなく、箔部材である外側銅箔25にも同様の穴や図5〜図7のスリット22bと同様のスリットを形成するようにしても良い。これにより外側銅箔25上に発生する渦電流をより一層確実に抑制することができる。
上記実施形態では、筒体21の内周面21aに内側銅箔22及び内側銅メッキ23からなる2重の銅膜層を形成し、筒体21の外周面21bに外側銅箔25及び外側銅メッキ26からなる2重の銅膜層を形成したが、これに限ることなく、3重または4重の銅膜層を形成しても良く、その積層数は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、筒体21の内周面21aに内側銅箔22を貼り付け、さらにその上に内側銅メッキ23を塗装し、また、筒体21の外周面21bに外側銅箔25を貼り付け、さらにその上に外側銅メッキ26を塗装し、筒体21の内周面21aと外周面21bとのそれぞれに銅膜層を形成したが、銅を蒸着することで筒体21の内周面21aと外周面21bとのそれぞれに銅膜層を形成しても良い。このように銅膜層を形成する方法は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、内側銅メッキ23に内側レジスト24を、外側銅メッキ26に外側レジスト27をコーティング処理によって形成したが、薄膜状に形成された内側レジスト24及び外側レジスト27を内側銅メッキ23及び外側銅メッキ26に接着剤を用いて取り付けるようにしても良い。このように各レジストは膜状に形成されていれば良く、それを形成する方法は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、筒体21の内周面21a及び外周面21bに銅膜層を形成したが、これに限ることなく、例えば、アルミニウムからなるアルミニウム層、あるいは導電性のプラスチック層を形成しても良く、筒体21の内周面21a及び外周面21bには非磁性の導電体膜が形成されていれば適宜に変更可能である。
上記実施形態では、筒体21をポリイミドによって構成したが、材質はこれに限ることなく、例えば紙であっても良く、絶縁体で構成されていれば適宜に変更可能である。
本発明のスピーカーの構成を示す断面図である。 スピーカーの電気的構成を示す機能ブロック図である。 ボイスコイルボビン、センターポール、及びヨークの一部の構成を示す断面図である。 内側銅箔の構成を示す平面図である。 内側銅箔の構成を示す平面図である。 内側銅箔の構成を示す平面図である。 内側銅箔の構成を示す平面図である。 外側銅箔の構成を示す平面図である。 本発明における別の実施形態であり、ボイスコイルボビン、センターポール、及びヨークの一部の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 スピーカー
4 ボイスコイルボビン
5 センターポール
5a センターポール本体
21 筒体
21a 内周面
21b 外周面
22、36 内側銅箔(第1導電体膜)
22a 穴
22b スリット
23 内側銅メッキ(第1導電体膜)
24 内側レジスト(内側絶縁体膜)
25、37 外側銅箔(第2導電体膜)
26 外側銅メッキ(第2導電体膜)
27 外側レジスト(外側絶縁体膜)

Claims (9)

  1. 非金属の筒体をベースにして構成されたボイスコイルボビンとセンターポールとの間に形成される静電容量を検出して電気信号として出力するスピーカーにおいて、
    前記筒体の内周面に非磁性の第1導電体膜を形成するとともに、前記筒体の外周面に前記筒体を介して前記第1導電体膜を被覆する第2導電体膜を形成したことを特徴とするスピーカー。
  2. 前記第1及び第2導電体膜上に絶縁体膜を形成したことを特徴とする請求項1記載のスピーカー。
  3. 前記第2導電体膜を接地したことを特徴とする請求項1記載のスピーカー。
  4. 前記第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方を積層化したことを特徴とする請求項1記載のスピーカー。
  5. 前記第1及び第2導電体膜のうちの少なくともいずれか一方に複数のスリット及び複数の穴のうちの少なくともいずれか一方を形成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスピーカー。
  6. 前記第1導電体膜の内周面に内側絶縁体膜を形成して前記第1導電体膜と前記センターポールとの間に形成される静電容量を検出するようにするとともに、第2導電体膜の外周面上に外側絶縁体膜を形成し、該絶縁体膜の外周面にコイルを巻き回わして前記ボイスコイルボビンを構成したことを特徴とする請求項1記載のスピーカー。
  7. 前記第2導電体膜を接地したことを特徴とする請求項6記載のスピーカー。
  8. 前記第1導電体膜は、複数の積層された導電体膜からなるものであることを特徴とする請求項7記載のスピーカー。
  9. 前記複数の積層された導電体膜からなる第1導電体膜の1つの膜は、箔部材から構成されており、この箔部材には、渦電流抑制用の複数のスリット及び複数の穴のうちの少なくともいずれか一方が形成されていることを特徴とする請求項8記載のスピーカー。
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