JP2007020152A - スピーカー - Google Patents

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秀夫 北澤
Akimasa Ushigoe
昭雅 牛越
Takamasa Kaneko
孝昌 金児
Kenji Yokoyama
健司 横山
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Abstract

【課題】 外乱ノイズの影響を受けることなく、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される静電容量を正確に検出することができるスピーカーを提供する。
【解決手段】 センターポール5とボイスコイルボビン4との間に形成される静電容量を検出するものであり、ケース9、フレーム10、センターポール5のいずれかに、検出された静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路11を搭載したことを特徴としている。これにより検出器と変換回路11とを接続するリード線11fを短くすることができ、リード線11fに影響を及ぼす外乱ノイズを最小限に抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカーに関するものであり、さらに詳しくは振動板の動作状態を検出するスピーカーに関するものである。
スピーカーの音質を向上させる技術としてMFB(Mortional Feed Back)回路を搭載したスピーカーが知られている。このMFB回路は、スピーカーに入力された音声情報を示す電気信号(以下、「音声信号」と記す)に基づいて振動する振動板の動作状態を検出し、その検出結果に基づいて振動板をフィードバック制御するものであり、これにより特に低音域で生じ易い音の歪みを解消することができる。したがって、一般的にMFB回路は、低音域での再生が難しいとされる小型のスピーカーで採用されることが効果的であるとされている。
MFB回路に関する技術としては、例えば特許文献1〜5が開示されている。特許文献1〜5ではいずれも電極間に形成される静電容量の変化を検出することによって振動板の動作状態を検出している。具体的には、振動板またはこの振動板を振動させるためのボイスコイルボビンと呼ばれる電磁コイルに電極(以下、「可動電極」と記す)を固定するとともに、この可動電極に対して対向するように電極(以下、「固定電極」と記す)を固定し、可動電極が固定電極に対して相対的に可動することによって変化した静電容量を検出器で検出して、それを変換回路で電気信号(以下、「検出信号」と記す)に変換して出力する。そして、検出信号と音声信号とを比較装置(例えば、CPU)で比較し、その比較結果、すなわち、検出信号の出力レベルと音声信号の出力レベルとの差分に基づいて振動板の動作を適宜に制御する。
特開昭52−79644号 特開昭53−12319号 特開昭53−12320号 特開昭53−12321号 実開昭57−96589号
しかしながら、従来のスピーカーでは、変換回路は検出器から離れた箇所に設置されているアンプに取り付けられていたため、必然として各電極と変換回路とを繋ぐリード線が長くなり、このリード線に流れる電流がスピーカーの内部及び外部の様々な電磁気現象によって引き起こされる静電気やスピーカーの周辺に設置されている電子機器から出力される電磁波など(以下、これらを「外乱ノイズ」と記す)の影響を受けてしまっていた。これにより電極間で形成される真の静電容量を変換回路で検出信号に変換することができなくなってしまうという問題があった。したがって、従来の技術では、振動板の動作状態を正しく検出することができず、特に小型のスピーカーにおける低音域での音の歪を十分に解消することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、外乱ノイズの影響を受けることなく、電極間で形成される静電容量を正確に検出することができるスピーカーを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明にかかるスピーカーは、センターポールとボイスコイルボビンとの間に形成される静電容量を検出するものであり、前記センターポール及び前記ボイスコイルボビンの少なくともいずれかを支持する支持部材と前記センターポールとのいずれかに、検出された前記静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路を搭載したことを特徴としている。
したがって、このスピーカーによると、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離が短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができる。これにより外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を抑制することができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量を正確に変換回路に入力することができる。
上記本発明のスピーカーにおいては、変換回路をセンターポールの先端に配置することが好ましい。この場合には、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離がより一層短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができる。これにより外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を最小限に抑えることができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確に変換回路に入力することができる。
また、上記本発明のスピーカーにおいては、ボイスコイルボビンは非金属の筒体をベースにして構成され、この筒体の外周面には非磁性の導電体膜が形成されている構成とすることができる。この場合には、外乱ノイズを導電体膜により排除することができるので、センターポールの先端に取り付けられた変換回路、及び静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線は外乱ノイズの影響を受けなくなる。したがって、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確に変換回路に入力することができる。また、変換回路は、検出された静電容量を正確に電気信号に変換することができる。この場合、ボイスコイルボビンは非金属の筒体をベースにして構成し、この筒体の内側にはセンターポールとの間でコンデンサを形成する導電体膜を形成し、コンデンサの静電容量をセンターポールの先端に配置した変換回路により検出するように構成することが好ましい。
また、上記本発明のスピーカーにおいては、上記筒体の外周面に形成した非磁性の導電体膜を接地しておくことが好ましい。このようにしておけば、外乱ノイズを上記導電体膜により排除することができる。例えば、センターポールの先端に変換回路を取り付けた場合、筒体の外周面が外乱ノイズを遮断するシールドとして機能するので、変換回路、及びこの変換回路と静電容量を検出する箇所とを繋ぐリード線 は外乱ノイズの影響を受けなくなる。したがって、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確に変換回路に入力することができる。また、変換回路は、検出された静電容量をより一層正確に電気信号に変換することができる。
また、本発明のスピーカーにおいては、センターポールの先端から基端にかけて貫通孔を形成し、この貫通孔に電気信号、具体的には変換回路の出力信号を出力するリード線を通すように構成することが好ましい。この場合には、外乱ノイズをセンターポールにより排除することができる。これによりセンターポールが外乱ノイズを遮断するシールドとして機能するので、センターポール内を通るリード線に外乱ノイズの影響を与えないようにすることができる。したがって、変換回路から外部に正確な電気信号を出力することができる。
また、本発明のスピーカーにおいて、変換回路のマイナス側端子を接地するようにしておけば、変換回路に存在する浮遊静電容量を抑制することができ、また、外乱ノイズも排除することができる。
また、他の本発明にかかるスピーカーは、センターポールとボイスコイルボビンとの間に形成される静電容量を検出するものであり、検出された前記静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路を振動板に搭載したことを特徴としている。
したがって、このスピーカーによると、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離が短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができる。これにより外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を抑制することができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量を正確に変換回路に入力することができる。
以上のように、本発明のスピーカーによると、センターポール及びボイスコイルボビンの少なくともいずれかを支持する支持部材とセンターポールとのいずれかに、検出された前記静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路を搭載したので、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離が短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができ、スピーカーの小型化を図ることが可能になるとともに、外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を抑制することができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量を正確に変換回路に入力することができる。これにより変換回路は静電容量を正確な電気信号として出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができ、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、変換回路をセンターポールの先端に配置した本発明によれば、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離がより一層短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができ、スピーカーをより一層小型化することが可能になるとともに、外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を最小限に抑えることができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確に変換回路に入力することができる。これにより変換回路は静電容量を正確な電気信号として出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、ボイスコイルボビンが非金属の筒体をベースにして構成されており、この筒体の外周面に非磁性の導電体膜が形成されている本発明によれば、外乱ノイズを導電体膜により排除することができ、センターポールの先端に取り付けられた変換回路、及び静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線に外乱ノイズの影響を与えないようにすることができる。これにより変換回路は静電容量を正確な電気信号として出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、上記筒体の外周面に形成した非磁性の導電体膜を接地した本発明によれば、外乱ノイズを上記導電体膜により排除することができる。例えば、センターポールの先端に取り付けられた変換回路、及びこの変換回路と静電容量を検出する箇所とを繋ぐリード線に外乱ノイズを与えないようにすることができる。これによりセンターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確に変換回路に入力することができ、また、変換回路は静電容量をより一層正確に電気信号に変換することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、センターポールの先端から基端にかけて貫通孔を形成し、この貫通孔に電気信号を出力するリード線を通すようにした本発明によれば、外乱ノイズをセンターポールにより排除することができ、上記リード線に外乱ノイズを与えないようにすることができる。これにより変換回路から外部に正確な電気信号を出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、変換回路のマイナス側端子を接地した本発明によれば、変換回路に存在する浮遊静電容量を抑制することができ、且つ、外乱ノイズを排除することができる。これにより変換回路はセンターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量をより一層正確な電気信号として出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができるので、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
また、別の本発明にかかるスピーカーは、検出された前記静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路を振動板に搭載したので、静電容量を検出する箇所と変換回路との距離が短くなり、静電容量を検出する箇所と変換回路とを繋ぐリード線を短くすることができ、スピーカーの小型化を図ることが可能になるとともに、外乱ノイズがリード線を流れる電流に及ぼす影響を抑制することができ、センターポールとボイスコイルボビンとの間で形成される微少な静電容量を正確に変換回路に入力することができる。これにより変換回路は静電容量を正確な電気信号として出力することができる。例えば、その電気信号をMFB回路に効果的に活用することができ、従来の問題であったスピーカーから発せられる音の歪を解消することができる。したがって、小型のスピーカーであっても大型のスピーカー並みの低音域を実現することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に本発明のスピーカーの一実施形態を示す。本発明のスピーカー1は、センターポール5とボイスコイルボビン4との間に形成される静電容量を検出するものであり、ケース9、フレーム10(センターポール及びボイスコイルボビンの少なくともいずれかを支持する支持部材)、センターポール5のいずれかに、検出された静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路11を搭載したことを特徴としている。
図1に示すように、スピーカー1は、振動板2、3、ボイスコイルボビン4、センターポール5、マグネット6、7、ヨーク8、ケース(支持部材)9、フレーム(支持部材)10、及び変換回路11を備えている。ケース9は升状に形成されている。このケース9にはセンターポール5、マグネット6、7、及びヨーク8が収納されており、これらはケース9の内壁面に接着剤またはビスなどで固着されている。
センターポール5は鉄製であり、円柱状のセンターポール本体5aと、このセンターポール本体5aの基端に形成されている円盤状のフランジ5bとから構成されている。また、センターポール5の先端の中央部には、貫通孔5cが形成されており、この貫通孔5cはセンターポール5の先端から基端にかけて貫通している。このようにして構成されているセンターポール5は、センターポール本体5aの先端部分がケース9の開口9aの略中央からケース9の外部に突出するようにケース9に配置されている。
センターポール5及びケース9は、エンクロージャーと呼ばれる筐体(不図示)に接続され、接地されている。フランジ5bの開口9aに対向している面には、センターポール本体5aを中心とするリング状のマグネット6が磁気吸着されている。マグネット6における開口9aに対向している面には略円板状のヨーク8が磁気吸着されており、ヨーク8とフランジ5bとによってマグネット6が挟まれた状態となっている。フランジ5bにおけるケース9の底部9bに対向している面と底部9bとの間にはマグネット6と同形状のリング状のマグネット7が設置されている。このマグネット7は、フランジ5bに当接する側の極がマグネット6のフランジ5bに当接する側の極と同極になるように底部9bに配置されている。これによりマグネット6とヨーク8とセンターポール5との間で安定した磁束ループ(後述)が形成される。
略円板状のヨーク8は、円柱状のセンターポール本体5aの長手方向の軸に対して略直交するとともに、その内周面がセンターポール本体5aの外周面5dに対向するように、マグネット6に磁気吸着されており、ヨーク8の内周面とセンターポール本体5aの外周面5dとの間にはエアーギャップが形成されている。また、上記略円板状のヨーク8は、ケース9内において、その内周面がセンターポール本体5aを介して対向し、且つ、その外周面がケース9の内壁面に対向した状態で近接するように配置されている。
ボイスコイルボビン4は、先端と後端とが開口された筒状のボビン12と、このボビン12の外周に巻き回されたコイル13とから構成されている。コイル13としては、エナメル線または銅線などの導電体を用いれば良く、適宜に決定すれば良い。図示しないが、ボビン12は、前後方向(図中の矢印A方向)にスライド自在となるようにケース9に取り付けられており、これにより後述する励磁作用によって前後方向に振動可能となる。ボビン12は、その内径がセンターポール本体5aの外径よりも僅かに大きく、センターポール本体5aに被せられている。すなわち、コイル13をヨーク8の内周面に対向させ、且つ、センターポール本体5aの外周面5dとボビン12の内周面とが略平行となるようにボビン12をセンターポール本体5aに被せる。これによりヨーク8の内周面がコイル13に近接した状態となるとともに、ボビン12の内周面がセンターポール本体5aの外周面5dに近接した状態となり、マグネット6とヨーク8とセンターポール5との間で図中の円弧矢印方向に常時一定の磁束ループが形成される。なお、マグネット6及びヨーク8は、センターポール5とマグネット6とヨーク8との間で一定の磁束を形成することができるような箇所に設置されていれば良く、設置箇所は適宜に決定すれば良い。
ヨーク8におけるケース9の外部に露呈されている面にはフレーム10が接着剤で接合されている。また、このフレーム10は上記の筐体にビスや接着剤などで接合されており、これにより接地されている。このようにボイスコイルボビン4、センターポール5、マグネット6、7、ヨーク8及びケース9は、フレーム10によって支持された状態となっている。
ボビン12には振動板2、3が取り付けられている。振動板2は、複数の屈曲部を有する薄板であり、その一端がボビン12の外周面に、他端がフレーム10に接着剤で接合されている。振動板3は、所謂コーン紙であり、その一端がボビン12の外周面に接合され、他端がジョイント14を介してフレーム10に連結されている。センターキャップ15はアルミ等からなり、ドーム状に形成された本体部と、この本体部の外周縁に沿って形成された鍔部とからなり、この鍔部が振動板3に接着剤で接合されている。これによりボビン12の開口12bがセンターキャップ15によって覆われる。
センターポール本体5aの先端には変換回路11が設けられている。特に図示しないが、変換回路11はプリント基板に形成されており、このプリント基板がセンターポール本体5aに接着剤で固着されており、これにより変換回路11とセンターポール5とが一体化される。そして、変換回路11の出力用のプラス側端子11aが先端に形成されたリード線11bは、センターポール5の先端側から貫通孔5cに挿入され、センターポール5の基端側へと引き出されており、フィードバック回路16(図2参照)に接続されている。また、変換回路11のマイナス側端子11cはリード線11dを介してセンターポール5に接続され、接地されている(詳しくは後述)。
図2に示すように、入力端子17に入力された音声情報を示す電気信号(以下、「音声信号」と記す)はCPU(Central Processing Unit)からなる比較器18を介して電力増幅器19に入力される。この電力増幅器19で増幅された音声信号はボイスコイルボビン4に入力される。すなわち、ボイスコイルボビン4のコイル13に音声信号を示す電流が流れ、この電流と、センターポール5、マグネット6、及びヨーク8の間に形成されている磁束とによる励磁作用によりボイスコイルボビン4が前後方向(図1に示す矢印A方向)に振動する。これに伴って振動板2、3も振動し、スピーカー1から音声が発せられる。また、スピーカー1には検出器20が設けられている。この検出器20は、ボイスコイルボビン4の内側銅箔22(図4参照)とセンターポール5とで構成される所謂コンデンサであり、このコンデンサで静電容量が形成される。
図4に示すように、ボビン12は、筒体21、内側銅箔22、内側レジスト23、外側銅箔(導電体膜)24、及び外側レジスト25を備えている。筒体21は、ポリイミドからなる略矩形状のシート(不図示)によって構成されている。具体的には、筒体21は、ボイスコイルボビン4のベースになるものであり、上記のシートを円筒状に形成することによって構成されている。筒体21の内周面21aには内側銅箔22が接着剤26によって貼り付けられている。この内側銅箔22には変換回路11の入力用のプラス側端子11eが接続されており、内側銅箔22と変換回路11とはリード線11fを介して電気的に接続された状態になっている。また、内側銅箔22にはゴムからなる内側レジスト23が膜状にコーティングされており、これにより内側銅箔22とセンターポール5とで構成されるコンデンサの比誘電率が高まり、コンデンサの静電容量が増大する。
筒体21の外周面21bには外側銅箔24が接着剤27によって貼り付けられており、この外側銅箔24は上述した筐体(不図示)に接続され、接地されている。また、外側銅箔24にはゴムからなる外側レジスト25が膜状にコーティングされており、これによりコイル13と外側銅箔24とは電気的に絶縁された状態となっている。
図2に示すように、変換回路11は、検出器20で検出された静電容量を電気信号(以下、「検出信号」と記す)に変換して出力するものである。図3に示すように、変換回路11は、電源28、オペアンプ29、及びトランジスタ30を備えている。オペアンプ29の非反転入力端子とボイスコイルボビン4の内側銅箔22とは、リード線11f(図1参照)を介して接続されている。ボイスコイルボビン4の内側銅箔22及びオペアンプ29の非反転入力端子には電源28によってバイアス電圧が印加されている。オペアンプ29の出力端子とトランジスタ30の入力端子とが接続されており、これによりオペアンプ29から出力された信号がトランジスタ30の入力端子に入力される。また、トランジスタ30のマイナス側の出力端子となるエミッタはオペアンプ29の反転入力端子と接続されており、トランジスタ30のエミッタとオペアンプ29の反転入力端子とが接続されたその先にはリード線11dを介してマイナス端子11cが設けられている(図1参照)。このマイナス端子11cはセンターポール5に接続されており、これによりトランジスタ30のマイナス側の出力端子であるエミッタとオペアンプ29の反転入力端子とは接地された状態となる。
変換回路11のオペアンプ29の非反転入力端子には検出器20のコンデンサで形成された静電容量を示す電気信号が入力される。このようにして検出器20から入力された電気信号は、オペアンプ29及びトランジスタ30で、C−V変換(静電容量−電圧変換)および増幅され、端子11gより検出信号(電気信号)としてフィードバック回路16を介して比較器18に入力される(図2参照)。なお、特に図示しないが、フィードバック回路16は積分回路、バッファアンプ、電子ボリューム、加算回路などから構成されている。
比較器18は、変換回路11からフィードバック回路16を介して入力された検出信号に応答して入力端子17から入力される音声信号と検出信号とを比較する。そして、その比較結果、すなわち、音声信号の出力レベルと検出信号の出力レベルとを比較し、その差分を算出する。次いで、電力増幅器19は、その算出結果に基づいて音声信号の出力レベルを調節し、それをボイスコイルボビン4に入力する。
以上のように、図1〜図4に示す構造のスピーカー1によると、入力端子17に音声信号が入力されると、この音声信号に基づいてボイスコイルボビン4が振動し、この振動に伴って振動板2、3が振動する。これら振動板の振動によってスピーカー1は音声を発生する。このときの振動板2、3の動作状態は、検出器20で静電容量を検出することによって認識される。つまり、ボイスコイルボビン4の内側銅箔22とセンターポール本体5aの外周面5dとの対向面積が変化し、これにより内側銅箔22と外周面5dとの間で形成される静電容量が変化する。この静電容量の変化が振動板2、3の変位に相当するものとなる。検出器20で検出された静電容量を示す電気信号がリード線11fを介して変換回路11に入力される。そして、その静電容量を示す電気信号は、変換回路11で検出信号に変換され、リード線11bを介してフィードバック回路16に入力される。
本発明では、変換回路11をセンターポール5aの先端に設けたので、検出器20と変換回路11とを接続するリード線11fを短くすることができ、リード線11fに影響を及ぼす外乱ノイズを最小限に抑制することができる。つまり、検出器20で検出した静電容量を正確に変換回路11に入力することができる。また、ボイスコイルボビン4の外側銅箔24がシールドとなって外乱ノイズを遮断するので、外乱ノイズがリード線11fと変換回路11とに与える影響をより一層抑制することができ、検出器20で検出した静電容量をより一層正確に検出信号に変換することができる。また、変換回路11とフィードバック回路16とを接続するリード線11bを貫通孔5cに通したので、外乱ノイズをセンターポール5で遮断することができ、これにより変換回路11で変換された検出信号を正確にフィードバック回路16に入力することができる。また、変換回路11のマイナス側端子11cを接地したので、変換回路11に存在する浮遊静電容量を抑制するとともに外乱ノイズを排除することができ、これにより検出器20から得た静電容量をより一層正確に検出信号に変換することができる。また、センターキャップ15、外側銅箔24、及びセンターポール5といったシールド機能を有する部材によりリード線11f及び変換回路11を取り囲むようにしたので、リード線11f及び変換回路11に対しての外乱ノイズの影響をより一層抑制することができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。上記実施形態では、変換回路11をセンターポール本体5aの先端に取り付けたが、センターポール5及びボイスコイルボビン4の少なくともいずれか一方を支持している支持部材に変換回路11を取り付けても良く、例えば、変換回路11をケース9またはフレーム10に取り付ける。この場合、ボイスコイルボビン4とセンターポール5との間で形成される静電容量が外乱ノイズの影響を受けないだけの大きさであることが好ましい。つまり、ボイスコイルボビン4とセンターポール5との間で形成された静電容量を示す電気信号が変換回路11に入力されるまでの間に外乱ノイズの影響を受けないくらいの大きさであれば良い。このようにして変換回路11をケース9またはフレーム10に取り付けても変換回路11と検出器20とを接続するリード線を短くすることができ、スピーカーの小型化に寄与することができる。
また、変換回路11を振動板2または振動板3に取り付けても良い。この場合もやはりボイスコイルボビン4とセンターポール5との間で形成される静電容量が外乱ノイズの影響を受けないだけの大きさであることが好ましい。このようにして変換回路11を振動板2または振動板3に取り付けても変換回路11と検出器20とを接続するリード線を短くすることができ、スピーカーの小型化に寄与することができる。
上記実施形態では、変換回路11のマイナス側端子11cを接地するにあたってマイナス側端子11cをセンターポール5に接続したが、これに限ることなく、マイナス側端子11cを接地されているケース9やフレーム10に接続しても良い。
上記実施形態では、筒体21の内周面21aに接着剤26を用いて内側銅箔22を貼り付け、筒体21の外周面21bに接着剤27を用いて外側銅箔24を貼り付けたが、銅を蒸着することで筒体21の内周面21aと外周面21bとのそれぞれに銅膜を形成しても良い。このように銅膜を形成する方法は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、内側銅箔22に内側レジスト23を、外側銅箔24に外側レジスト25をコーティング処理によって形成したが、薄膜状に形成された内側レジスト及び外側レジストを内側銅箔22及び外側銅箔24に接着剤を用いて取り付けるようにしても良い。このように各レジストは膜状に形成されていれば良く、それを形成する方法は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、筒体21の内周面21a及び外周面21bに銅膜を形成したが、これに限ることなく、例えば、アルミニウムや導電性のプラスチックで膜を形成しても良く、筒体30の内周面30a及び外周面30bには非磁性の導電体膜が形成されていれば良い。
上記実施形態では、筒体21をポリイミドによって構成したが、材質はこれに限ることなく、例えば紙であっても良く、絶縁体で構成されていれば適宜に変更可能である。
本発明のスピーカーの構成を示す断面図である。 スピーカーの電気的構成を示す機能ブロック図である。 検出器と変換回路を示す回路図である。 ボイスコイルボビン、センターポール、及びヨークの一部を示す断面図である。
符号の説明
1 スピーカー
2、3 振動板
4 ボイスコイルボビン
5 センターポール
5c 貫通孔
9 ケース(支持部材)
10 フレーム(支持部材)
11 変換回路
11c マイナス側端子
21 筒体
21b 外周面
22 内側銅箔
24 外側銅箔(導電体膜)

Claims (10)

  1. センターポールとボイスコイルボビンとの間に形成される静電容量を検出するスピーカーにおいて、
    前記センターポール及び前記ボイスコイルボビンの少なくともいずれかを支持する支持部材と前記センターポールとのいずれかに、検出された前記静電容量を電気信号に変換して出力する変換回路を搭載したことを特徴とするスピーカー。
  2. 前記変換回路を前記センターポールの先端に配置することを特徴とする請求項1記載のスピーカー。
  3. 前記ボイスコイルボビンは非金属の筒体をベースにして構成されており、この筒体の外周面には非磁性の導電体膜が形成されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカー。
  4. 前記導電体膜を接地したことを特徴とする請求項3記載のスピーカー。
  5. 前記ボイスコイルボビンは非金属の筒体をベースにして構成されており、この筒体の内側には前記センターポールとの間でコンデンサを形成するための導電体膜が形成され、前記コンデンサの静電容量を前記センターポールの先端に配置した前記変換回路により検出することを特徴とする請求項2記載のスピーカー。
  6. 前記筒体の外側には接地されている導電体膜が形成されていることを特徴とする請求項5記載のスピーカー。
  7. 前記センターポールの先端から基端にかけて貫通孔を形成し、この貫通孔に前記変換回路から出力される電気信号を出力するリード線を通したことを特徴とする請求項5に記載のスピーカー。
  8. 前記センターポールの先端から基端にかけて貫通孔を形成し、この貫通孔に前記電気信号を出力するリード線を通したことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー。
  9. 前記変換回路のマイナス側端子を接地したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載のスピーカー。
  10. センターポールとボイスコイルボビンとの間に形成される静電容量を検出するスピーカーにおいて、
    検出された前記静電容量を特定の電気信号に変換して出力する変換回路を振動板に搭載したことを特徴とするスピーカー。
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