JP2007020103A - 撮影装置 - Google Patents

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真樹 小濱
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健太郎 常盤
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Abstract

【課題】眼鏡やガラス等のように一つの照射領域内に反射率の大きなものが存在したとしても被写体全体を適正露出に保つことができる撮影装置を提供する。
【解決手段】 撮影時の本発光に先立って、複数のLED(領域1〜9)それぞれから複数の照射領域それぞれに向けてプリ発光を行わせ、そのプリ発光の反射光量を撮像素子で受光した眼鏡のような高反射率の物体が照射領域内にないかどうかを判定し、眼鏡等が存在した場合には本発光時に適正光量よりも下げた光量でその照射領域に向けて撮影補助光を照射させるようにして白飛びの発生を防止する。撮影後に画像処理部で、下げた光量で照射した領域については後から輝度補正を行なうようにして被写体全体が適正露出になるように調節する。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置に関する。
青色発光ダイオードの出現により、白色光を発光ダイオードで生成することもできるようになってきたため、今後の電力消費量を軽減することを考えて消費電力の大きな白熱灯を、消費電力の小さなLEDに切り替えていこうという動きがある。このような動きはデジタルカメラの世界にも波及してきており、いままで撮影補助光用に用いられていたキセノン管の代わりに上記LEDを適用しようとする動きが活発になってきている。
ところで、LEDのような発光体を多数用いたときにはそれぞれの配先などを変えることで様々な配光の撮影補助光を発光させることが可能ではあるが、様々な配光で撮影補助光を被写体に向けて照射させたときに被写体全体を適正露出に保つためには各LEDの発光量が適正光量になったときに各LEDの発光を個別に停止させるような調光を行う必要がある。
このような調光の方式としては、プリ発光を行って本発光時の発光光量を算出して本発光時に算出した発光光量で被写体に向けて撮影補助光を照射させる方式(以降第1の方式)のもの(例えば特許文献1参照)と、撮影補助光を照射させている状態にあるときに光量が適正光量になったことを受光センサなどで検知して発光を停止させる方式(以降第2の方式)のものとがある(特許文献2参照)。
しかし、特許文献2の技術を用いた場合には、照射領域内の一部にもしも高反射率の眼鏡やガラス等が存在したとしてもその領域内の平均的な輝度が検出されてしまうため、眼鏡やガラスに必要以上の光量の撮影補助光が照射されてしまう恐れがある。もしもそのようなことが起こると撮像素子が備える多数の受光素子のいずれかに上記眼鏡、ガラス等から反射されてきた反射光が必要以上に受光されてしまって画像データの一部に白飛びが発生してしまうといった事態が起こる。
そこで、特許文献1のプリ発光方式を採用し、さらに元々受光素子が2次元的に多数配列されている撮像素子を調光用の受光センサとしても用いることで、LEDの一つの照射領域内をさらに分割して一照射領域内の反射光量分布を検出するようなことを行って白飛びの発生を防止するようなことが行われている。つまり、一つの照射領域内に眼鏡等の反射率の大きな物体が存在したとしても、その眼鏡を含む領域内の反射光量分布が、プリ発光により撮影前に検出されることを利用して複数のLEDそれぞれから撮影補助光を照射させようとするときに眼鏡のある領域に対応するLEDの発光光量を下げて被写体に照射させることにより上記白飛びの発生を防止しようというのである。
しかし、そうするとその眼鏡の存在する照射領域全体の光量が他の領域に比べて低下してしまい被写体全体の輝度にばらつきが生じて適正露出が得られないという不具合が発生する。
これを解消する施策の一つに撮像素子が備える受光素子の数だけLEDを設けて細かな領域ごとに撮影補助光を照射させることができるようにすること等が考えられるが、撮像素子が備える受光素子の数だけLEDを設けるというのは如何にも非現実的である。
特開2003−17980号公報 特開2002−148686号公報
本発明は、上記事情に鑑み、眼鏡やガラス等のように一つの照射領域内に高反射率のものが存在したとしても被写体全体を適正露出に保つことができる撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、撮像素子を備え、その撮像素子上に撮影光学系で被写体像を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
撮影画角内が二次元的に分割された複数の照射領域それぞれに向けて独立に制御された光を照射する発光部と、
撮影時の本発光に先立って、上記発光部に上記複数の照射領域それぞれに向けてプリ発光を行わせ、そのプリ発光の反射光量に応じて上記複数の照射領域それぞれの本発光時の発光光量を算出し、上記発光部に、算出された各照射領域ごとの発光光量の本発光を行わさせる発光制御部とを備え、
上記発光制御部が、プリ発光の反射光量分布に基づいて、本発光時に適正光量で照射したとすると画像信号が飽和する飽和点が発生する否かを判定し、その飽和点が発生する場合には、本発光時にその飽和点を含む照射領域については適正光量よりも下げた光量で照射させるものであって、さらに、
本発光時に適正光量よりも下げた光量で照射させた照射領域について上記飽和点を非飽和な画像信号レベルに抑えるとともに、その飽和点を除き適正光量で照射させた場合と同等の画像信号が得られるように画像処理を行なう画像処理部を備えたことを特徴とする。
上記本発明の撮影装置によれば、上記発光制御部が、プリ発光の反射光量分布に基づいて、本発光時に適正光量で照射したとすると画像信号が飽和する飽和点が発生する否かを判定し、その飽和点が発生する(例えば上記眼鏡が存在する領域がある)場合には、本発光時にその飽和点を含む照射領域については適正光量よりも下げた光量で上記発光部に照射を行わさせ、画像信号を得た後、上記画像処理部が、その適正光量よりも下げた光量で照射させた照射領域(上記眼鏡が存在する照射領域)について上記飽和点を非飽和な画像信号レベルに抑えるとともに、その飽和点を除き適正光量で照射させた場合と同等の画像信号が得られるように画像処理を行なう。
つまり、上記発光制御部が光量を下げる様に指示して上記発光部に照射させた照射領域(上記眼鏡等が存在する領域)内の光量が画像処理部の処理によって適正光量になるように輝度が調整され、飽和点(眼鏡、ガラス等)については上記下げた光量に応じた輝度そのままに維持される。
このように上記画像処理部により適正光量になるように輝度の調整が行なわれると、眼鏡のように飽和点を発生させるものが被写体中に存在したとしてもその飽和点を表わす画像信号のレベルを非飽和な画像信号レベルに抑えるとともに、その飽和点を除いた領域をその領域の周辺の輝度と同等の光量に調節することができる。
すなわち、眼鏡等のように一つの照射領域内に反射率の大きなものが存在したとしても被写体全体を適正露出に保つことができる撮影装置が実現される。
以上、説明したように、眼鏡等のように一つの照射領域内に反射率の大きなものが存在したとしても被写体全体を適正露出に保つことができる撮影装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。
図1に本発明の一実施形態であるデジタルカメラの構成斜視図であり、図1(a)は正面上方から見た図、図1(b)は背面上方から見た図である。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100ではレンズ鏡胴170内に内蔵された撮影レンズを通してデジタルカメラ100内部に配備されているCCD固体撮像素子まで被写体の像が導かれるようになっている。このデジタルカメラ100では、後述するCCD固体撮像素子でスルー画や撮影画像を表す画像信号が生成される他、その画像信号に基づいてTTL測距およびTTL測光が後述するシステム制御回路により行われて被写体距離や被写体輝度が検出されるようにもなっている。
本実施形態のデジタルカメラにおいては、前述のプリ発光方式(特許文献1の技術)を採用し、さらにそのプリ発光光の反射光をCCD固体撮像で検出し反射光量分布を作成することによって本発光時の発光光量を正確に算出するようにして白飛びの発生を防止するようにしている。具体的には後述する発光部に複数のLEDを設けて撮影画角内が二次元的に分割された複数の照射領域それぞれに向けて独立に制御された光を照射することができるようにしておいて、それぞれの照射領域からの反射光をCCD固体撮像素子の多くの画素それぞれによって受光することによってそれぞれの照射領域の平均的な輝度、および眼鏡などが照射領域内に存在した場合においてはその領域内の反射光量分布を検出することができるようにしている。
このようにしておくと、本発光時にその眼鏡が存在する照射領域に向けて光量を下げて撮影補助光を照射することができるようになるため、本発光時に眼鏡などからの反射光をCCD固体撮像素子が備える受光素子のうちのいずれかで受光したとしてもその受光素子が飽和することがなくなる。さらにその光量を下げたことを後述するシステム制御回路が認識していることになるので、そのシステム制御回路から後述する画像処理回路にその発行光量等を通知することによって画像処理回路によって被写体を表わす画像信号全体の輝度むらを補正することもできる。つまり、本発明にいうところの、画像処理部によって適正光量で照射させた場合と同等の画像信号が得られるように画像処理を行うことで上記輝度むらが解消されることになる。
また、図1(b)に示すように本実施形態のデジタルカメラ100の背面および上面にはユーザがこのデジタルカメラ100を使用するときにいろいろな操作を行うための操作子群が設けられている。
この操作子群101の中にはデジタルカメラ100を作動させるための電源スイッチ101aのほか、十字キー(ズームスイッチ兼用)101b、メニュー/OKキー101c、キャンセルキー101d、モードレバー101eなどがある。これらの操作子群の中のモードレバー101eによって再生モードと撮影モードの切替や撮影モードの中でさらに動画モード、静止画モードの切替が行なわれる。このモードレバー101eが撮影モードに切り替えられるとスルー画が表示されてそのスルー画を見ながらレリーズ釦102が押されると被写体の撮影が行なわれ、再生側に切り替えられると既撮影画像の再生表示が画像表示部150が備えるパネル150a上に行なわれる。
図2は図1のデジタルカメラ100の内部の構成を示す構成ブロック図である。
図2を参照してデジタルカメラ100内部の構成を説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理がシステム制御回路110によって制御されていて、このシステム制御回路110の入力部には図1(b)に示した操作部(各種操作子群)101,102からの操作信号や色温度検出回路141からの検出信号がそれぞれ供給されている。
また、図2には分割測光手段110bからの分割測光値がシステム制御回路110に供給されているという風に示されている。ここではシステム制御回路110が分割測光手段にあたり、CCD120で生成された画像データがA/D変換部130でデジタル信号に変換されメモリ制御部111aに制御されてシステム制御回路110に供給されるということを示すために分割測光手段というものをシステム制御回路110の外にわざわざ示してある。また、その測光結果に基づいてシステム制御回路110がプリ発光光量を算出して発光量制御装置112に指示してLED駆動回路113の駆動により複数のLED114A〜114Iそれぞれを発光させるということを示すためにプリ発光制御手段110bというものをシステム制御回路110の外にわざわざ示してある。また図2には3つのLEDのみが示されているが、実際には9つのLED114A〜114Iが3×3のように配列されているものとする。
このようにしておくと、システム制御回路110の制御の基、発光量制御装置112に発光指示を出してLED駆動回路113に各LED114A〜114Iの駆動を個別に行わせてプリ発光および本発光を行わせることができる。プリ発光を行わせるときにはCCD120にプリ発光光の反射光を受光させて受光させた光量に基づいて本発光時の発光稿料を算出してから算出した光量でそれぞれのLEDから撮影補助光を照射させることができる。
これらの動作を制御するためのプログラムが、不揮発性メモリ1101に格納されており、そのプログラムにしたがって9つのLED114A〜114Iそれぞれの発光動作が発光量制御装置112により制御される。
また、カメラボディ側面部にあるコネクタ1105にケーブルを介してアンテナ1101が接続されると外部との間で無線通信が行なえる通信手段や、操作内容をユーザに伝える表示部1102やメモリ103なども配備されている。
このような構成を持つデジタルカメラ100の電源スイッチ101aが投入されると、不揮発性メモリ1101内の全体処理プログラムの手順にしたがってシステム制御回路110によりこのデジタルカメラ100全体の動作が統括的に制御される。
この例ではデジタルカメラ100の電源スイッチ101a(図1参照)が投入されたら、システム制御回路110により電源スイッチ101aが投入されたことが検知され、電池Btから電源制御手段111bを介してシステム制御回路110などの各ブロックに電力が供給されるようになっている。この例では電池Btが電池装填室(点線で示す部分)に装填されると電池装填室内の電極端子が電池の各電極に接続され電池からの電力が電源制御手段に供給されるようになっていることがコネクタ結線の形で示されている。
ここで、まず画像信号の流れに関与する撮影光学系および後段の信号処理部の構成を、図2を参照して説明する。
図1に示すレンズ鏡胴170内には、フォーカスレンズ(ズームレンズ)1720や絞り1740などが配備されている。図1に示してあるのは電源スイッチ102が投入されレンズ鏡胴170が繰出された後の状態であって、電源断時にはこのレンズ鏡胴170が沈胴してカメラボディと面一になるようなバリア1710が撮影レンズを覆うようになっている。
そのバリア1710が撮影レンズ1720を覆ってCCD固体撮像素子120への光の漏れこみが防止された状態にあるときに、電源スイッチ102が投入されるとバリア1710が解放されてレンズ鏡胴170が繰出され撮影準備が整えられる。
この電源スイッチ102が投入されたときにモードレバー101e(図1参照)が撮影側に切り替えられていた場合には、まずCCD固体撮影素子110に結像された被写体像がタイミング発生回路からのタイミング信号に基づいて所定の間隔ごとに間引かれて出力される。その出力された画像信号がA/D変換回路130でアナログの画像信号からデジタルの画像信号に変換され、さらにデジタルの画像信号がメモリ制御部111aの制御の基、画像処理回路140に導かれる。この画像処理回路140でRGBの画像信号からYC信号に変換される。さらにその後、メモリ制御部111aの制御の基、画像表示メモリ151に導かれてスルー画を表わす画像信号がその画像表示メモリ151内に記憶されるようになっている。この画像表示メモリ151内に記憶された1フレーム分の画像信号がメモリ制御部111aにより読み出されてD/A変換回路160に導かれアナログの画像信号に変換されてから画像表示部150に表示用の画像信号であるYC信号が供給される。この例では、画像表示部150に所定の間隔ごとに新しい画像信号を供給することができるようにするために画像表示メモリ151を設けて、その画像表示メモリ151に少なくとも2フレーム分の画像信号を記憶することができるようにして画像信号がCCD120から出力されたタイミングと画像表示部150で画像が表示されるタイミングとの間の時間差をうまく調整することができるようにしている。
また、本実施形態においては、ホワイトバランス調整やγ補正、さらに測光や測距がシステム制御回路110で行なわれる例が示されていて、RGBのアナログ信号がそのシステム制御回路110に供給されると、ホワイトバランス調整やγ補正や測光や測距等が行なわれて絞り1740の開口制御やフォーカスレンズ1720の合焦点への配置制御が行われるようになっている。さらにシステム制御回路110内での分割測光結果を発光量制御装置112に供給してその発光量制御装置112にLED駆動回路113の駆動を制御させ複数のLED114A〜114Iそれぞれから撮影補助光を適正光量で照射させるようにしている。本実施形態においてはシステム制御回路110と発光量制御装置112とLED駆動回路113とが本発明にいう発光制御部にあたり、9つのLED114A〜114Iが本発明にいう発光部にあたる。
ここで画像信号の流れとともに各部の処理を順に説明していく。
まずスルー画の画像信号の流れを説明する。
タイミング発生回路121からのタイミング信号(例えば33msごと)に応じて、撮影レンズ1720でCCD固体撮像素子120上の受光面に結像させた被写体像を表わす画像信号を後段のA/D変換回路130に出力させる。このA/D変換回路130でアナログの画像信号からデジタルの画像信号に変換された画像信号が、メモリ制御部111aの制御の基、画像処理回路140に導かれる。この画像処理回路140によってR色、G色、B色の各信号に分離されて色温度検出回路141に供給されたり、それらのR、G、Bの各色信号が色変換行列により表示用のYC信号に変換されて後段の画像表示メモリ151に供給されたりする。R,G,Bの各色信号の方は後段の色温度検出回路141に供給されて各色温度の検出がこの色温度検出回路141により行われてシステム制御回路110内の各色アンプにその各色温度に応じたゲインが設定されてシステム制御回路110内で画像信号のホワイトバランス調整が行なわれるようになっている。また、YC信号の方は、画像表示メモリ151に供給され、画像表示メモリ151に供給され記憶される。この画像表示メモリ151には少なくとも2フレーム分の画像信号が記憶されるようになっており、2フレーム分の画像信号のうち、古い時刻に記憶された1フレーム分の画像信号がD/A変換部160に導かれアナログ信号に変換されて画像表示部150に供給されスルー画が表示画面上に表示される。
またシステム制御回路110ではCCD固体撮像素子120で生成した画像信号に基づいてTTL測距も行っており、その測距結果に基づいて、システム制御回路110は測距制御手段172にフォーカスレンズ1720を駆動させるようにしてフォーカスレンズ1720を常に合焦点に配置させるようにしている。また操作部101中のズームスイッチ(十字キー101b)が操作されたときにはズーム制御手段172に指示してズームレンズ(172)をそのズームスイッチ101bのスイッチ位置に応じたズーム倍率が得られるところに配置するようにもしている。
ここで、レリーズ釦102が押されると撮影処理が開始される。
レリーズ釦102が押されるとレリーズ釦102が押されたタイミングでタイミング発生回路121からCCD固体撮像素子120に露光開始信号が供給され、所定のシャッタ秒時を経た後露光終了信号が供給される。
その露光終了信号に同期して画像信号がA/D変換部130に出力されデジタルの画像信号に変換される。このデジタルの画像信号が画像処理回路140に供給されYC信号への変換処理が行なわれる。そうしたら、画像信号が一旦メモリ180に供給される。そのメモリ180にCCD固体撮像素子120が備えるすべての画素からなる画像信号が記憶されたら、今度はその画像信号が読み出されてシステム制御回路110に供給されホワイトバランス調整やガンマ補正などが行なわれる。さらにバスを介して圧縮・伸張回路190に供給され画像信号が圧縮されて記憶部200例えばメモリカードに記憶される。
このような構成を持つデジタルカメラ100の露光処理を、図3を参照して説明する。
図3は、レリーズ釦102が操作されて撮影開始の合図がシステム制御回路110に供給されたときにシステム制御回路110が行う撮影処理を説明するフローチャートである。
レリーズ釦102が撮影操作されたら、このフローの処理が開始される。
まずステップS301で発光量制御装置に指示を与えて、その発光量制御装置112の制御の基、LED駆動回路113に9つのLED114A〜114Iそれぞれを個別に駆動させそれぞれ独立にプリ発光を行わせる。次のステップS302へ進んでステップS302で被写体からの反射光をCCD固体撮像素子120の各画素に受光させ、一つの照射領域内に眼鏡等の高反射率のものが存在するかどうかを判定する。このステップS302で存在すると判定したらYes側に進み、ステップS303で眼鏡等が存在する照射領域や他の照射領域それぞれに向けて照射すべき撮影補助光の発光光量を算出する。
次のステップS304で各領域の発光光量を発光量制御部に通知するとともに、システム制御回路110内部のレジスタに記憶しておく。次のステップS306で発光量制御装置112からの指示に基づいてLED駆動回路113に各LED114A〜114Iを駆動させることにより各照射領域にステップS303で算出した発光光量で撮影補助光を照射させてこのフローの処理を終了する。また、ステップS302で眼鏡等が存在しないと判定したらNo側に進んでステップS305で画面全体が適正露出に近付くように各LEDの光量を算出して発光量制御装置に各領域の発光光量をセットする。次のステップに進んでステップS306で各LEDに本発光を行わせてこのフローの処理を終了する。
図4は、本発明にいう発光部にあたる9つのLEDそれぞれが被写体に向けて撮影補助光を照射する照射領域それぞれを示す図である。
図4にはCCD固体撮像素子120の受光面(つまり撮影画角)とLED114A〜114Iが撮影補助光を照射する照射領域それぞれとが重ねて示されている。図4示すように太線枠内の各照射領域(1〜9)に向けて発光量制御装置112の制御の基、LED駆動回路113によりそれぞれ独立に制御された光が照射される。ここでは照射領域6と照射領域9との双方に眼鏡やガラス等の高反射率の物体(図中ハッチングで示した部分)が存在している場合の例が示されている。
この場合にはステップS302,S303,S304の処理で被写体領域6,9に向けては光量を下げて撮影補助光が照射される。
そこで、その光量を下げた分、輝度のばらつきが生じるので後から画像処理回路140で各領域の輝度を補正するようにしている。
図5は、画像処理回路140で行なう画像処理の処理手順を示すフローチャートであり、図6はその画像処理の内容を説明する図である。
本実施形態においては画像処理回路140がDSPなどのプロセッサにより構成されそのプロセッサに処理を行なわせるためのプログラムがプロセッサ内部の内蔵メモリに格納されているとして以降説明する。
まずステップS501で画像処理回路140は、システム制御回路110からのパラメータセット等により各照射領域1〜9の発光光量を知る。そうしたらそれらを分類して発光量を下げた照射領域(例えば6と9)とその照射領域(6と9)に向けて照射させた光の発光量との双方を載せたリスト(以降の説明においては輝度が暗くなる領域のリストであるので暗リストという)を作成し、そのほかの照射領域(1,2,3,4,5,7,8)に関しても同様にリスト(以降の説明においては適正光量になる照射領域であって暗リストに比べると輝度が明るい領域となるので明リストという)を作成する。
次のステップS502で、明リストに空があるかどうかを判定する。明リストに空がなくすべての領域が明リスト側にリスティングされていると判定したらステップS503へ進んでこのフローの処理を終了する。またステップS502で明リストに空きがあると判定したら次のステップS504へ進んで今度は暗リストに空きがあるかどうかを判定する。暗リストがすべて空き状態であると判定したら、すべての領域の照射光量が明リストにリスティングされていることになるので、ステップS503へ進んでこのフローの処理を終了する。
ステップS504で、暗リストにリスティングされている領域が一つでもあると判定したら、次のステップS505へ進んでその暗リストの中の一つの領域に注目して周辺がすべて暗リストであるかどうかを判定する。このステップS505で、処理中の領域の周辺に明リストにリスティングされている領域があると判定したらステップS506でその明リスト側の輝度値を使って暗リスト側の領域の輝度を補正して補正後に暗リストのリスティングを抹消して明リストにその領域と補正値とを新たにリスティングするようにしてステップS504に戻る。ステップS505で処理中の領域の周辺がすべて暗リストであると判定したらYes側に進んでステップS507で暗リスト内の次の候補に注目してステップS504、S505の処理を繰り返す。つまり処理中の暗リストにリスティングされている領域に隣接する領域に明リストにリスティングされている領域があるということが検出されるまで処理を繰り返す。ステップS505で処理中の領域の周辺に明リストがあると判定したらステップS506へ進んでステップS506でその明リストにリスティングされている領域の輝度情報に応じて暗リストにリスティングされている領域の輝度を補正して補正後に暗リストのリスティングを抹消して明リストに新たにリスティングするようにしてステップS504へ進む。すべての領域が暗リストから抹消されて明リスト側にリスティングされるようになったらステップS504でYes側に進んでステップS503でこのフローの処理を終了する。
図6は、図5の処理内容を説明する図である。
図4でも説明したように、照射領域6と照射領域9の領域内に眼鏡等の高反射率の物体が存在したとする。
そうすると照射領域6と照射領域9とが暗リストに掲載されそれ以外の領域が明リストにリスティングされる。そこでまず暗リストにリスティングされている照射領域6に注目する。この6の周辺領域(2,3,5,8,9)のうちの明リスト(2,3,5.8)の輝度の平均を取って、領域6で輝度がある閾値を超えない範囲(白丸以外のハッチング部)の輝度の平均が同じになるように補正する。そして領域6のリスティング(登録)を暗リストから抹消して明リストに新たにリスティングするようにして、次に照射領域9の処理を行なう。
このようにすると、本発明にいう発光制御部であるシステム制御回路110が、プリ発光の反射光量分布に基づいて、本発光時に適正光量で照射したとすると画像信号が飽和する飽和点(図6のハッチング中の白丸部)が発生する否かを判定し、その飽和点が発生する場合には、本発光時にその飽和点を含む照射領域については適正光量よりも下げた光量で照射させるものであって、さらに、画像処理部である画像処理回路140が、本発光時に適正光量よりも下げた光量で照射させた照射領域について飽和点を非飽和な画像信号レベルに抑えるとともに、その飽和点(ハッチング内の白丸部)を除き適正光量で照射させた場合と同等の画像信号が得られるように画像処理を行なうことになる。
以上説明したように、眼鏡等のように一つの照射領域内に反射率の大きなものが存在したとしても被写体全体の露出を適正に保つことができる撮影装置が実現される。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。 図1のデジタルカメラ100の内部の構成を示す構成ブロック図である。 レリーズ釦102が全押しされたときの撮影処理を説明するフローチャートである。 9つのLEDそれぞれが被写体に向けて撮影補助光を照射する照射領域それぞれを示す図である。 画像処理回路140で行なう画像処理の処理手順を示すフローチャートである。 画像処理の内容を説明する図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
110 システム制御回路
112 発光制御装置
113 LED駆動回路
114A 〜114I LED
120 CCD固体撮像素子
130 A/D変換回路
140 画像処理回路
150 画像表示部
151 画像表示メモリ
160 D/A変換回路
170 レンズ鏡胴
1710 バリア
1720 撮影レンズ(ズームレンズやフォーカスレンズ)
1740 絞り

Claims (1)

  1. 撮像素子を備え、該撮像素子上に撮影光学系で被写体像を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
    撮影画角内が二次元的に分割された複数の照射領域それぞれに向けて独立に制御された光を照射する発光部と、
    撮影時の本発光に先立って、前記発光部に前記複数の照射領域それぞれに向けてプリ発光を行わせ、該プリ発光の反射光量に応じて前記複数の照射領域それぞれの本発光時の発光光量を算出し、前記発光部に、算出された各照射領域ごとの発光光量の本発光を行わさせる発光制御部とを備え、
    前記発光制御部が、プリ発光の反射光量分布に基づいて、本発光時に適正光量で照射したとすると画像信号が飽和する飽和点が発生する否かを判定し、該飽和点が発生する場合には、本発光時に該飽和点を含む照射領域については適正光量よりも下げた光量で照射させるものであって、さらに、
    本発光時に適正光量よりも下げた光量で照射させた照射領域について前記飽和点を非飽和な画像信号レベルに抑えるとともに、該飽和点を除き適正光量で照射させた場合と同等の画像信号が得られるように画像処理を行なう画像処理部を備えたことを特徴とする撮影装置。
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