JP2019169917A - 撮像方法および撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】光に対する反射率が異なる複数の領域を有する対象物の撮像に際し、その表面状態を検査するのに適した画像を効率よく得られるようにする。【解決手段】本発明に係る撮像方法および撮像システムでは、第1領域よりも反射率が高い第2領域の階調を飽和状態にする輝度値を有する反射検出用パターンを投影し、第2領域を抽出する。第2領域の階調が飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンを生成し、反射抑制パターンが対象物の表面に投影された状態で撮像部50が撮像する。【選択図】図2

Description

この発明は、光の反射率が異なる複数の領域を有する撮像対象物の検査や計測を目的とする撮像に関するものである。
例えば工業生産される部品や組立品の外観検査を行うことを目的として行われる撮像では、特に表面の傷や欠損等を確実に検出するために、撮像対象物の表面状態が明瞭な画像が求められることがある。ここで、複数種の素材が組み合わされた物体や、複数の加工手法により製造された物体のように、撮像対象物の表面において反射率が一様でない場合には、単一の照明条件下の撮像では必ずしも目的に適した画像とならないことがある。
そのため、例えば特許文献1に記載の技術では、測定対象領域の明るさに応じた撮像条件をそれぞれの領域に設定し、設定された条件に応じて、異なる測定対象領域を含む画像データを取得している。これにより、各測定対象領域に適した明るさで画像を取得することができる。
特開2014−178284号公報
しかしながら、上記従来技術では、測定対象領域ごとに撮像条件を設定し画像データを取得しているため、測定対象領域の数が多くなるにつれて画像データの取得に要する時間が増加する。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、表面に反射率の異なる部位が混在する撮像対象物の撮像に際し、その表面状態を検査するのに適した画像を効率よく得られるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係る撮像方法は、光に対する反射率が異なる複数の領域を有する対象物を撮像する撮像方法であって、前記複数の領域のうち第1領域よりも反射率が高い第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有する反射検出用パターンを前記対象物に投影する反射検出用パターン投影工程と、前記反射検出用パターンが投影された前記対象物の表面を撮像する第1撮像工程と、前記第1撮像工程で取得された画像から前記第2領域を抽出し、前記第2領域の階調が飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンを前記対象物の表面に投影する反射抑制パターン投影工程と、反射抑制パターン投影工程により前記反射抑制パターンが投影された、前記対象物の表面を撮像する第2撮像工程と、を備える。
また、第2の態様に係る撮像方法は、第1の態様に係る撮像方法であって、前記反射抑制パターンは、前記第2領域とは異なる前記第1領域の輝度値が、前記第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有することを特徴とする。
また、第3の態様に係る撮像方法は、第1または第2の態様に係る撮像方法であって、前記反射抑制パターンは、前記第2領域の周辺領域の輝度値が、前記第2領域から離れるにつれて前記第1領域の輝度値に変化していくことを特徴とする。
上記課題を解決するために、第4の態様に係る撮像システムは、光に対する反射率が異なる複数の領域を有する対象物を撮像する撮像システムであって、任意の輝度値が設定された所定のパターンを前記対象物の表面に投影する投影部と、前記対象物の表面を撮像する撮像部と、前記複数の領域のうち第1領域よりも反射率が高い第2領域の階調を飽和状態にする輝度値を有する反射検出用パターンを生成する反射検出用パターン生成部と、前記反射検出用パターンが投影された前記対象物の表面を前記撮像部が撮像して得られた画像から前記第2領域を抽出し、前記第2領域の階調が飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンを生成する反射抑制パターン生成部と、を備え、前記反射抑制パターンが投影された前記対象物の表面を前記撮像部が撮像することを特徴とする。
また、第5の態様に係る撮像システムは、第4の態様に係る撮像システムであって、前記反射抑制パターンは、前記第2領域とは異なる前記第1領域の輝度値が、前記第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有することを特徴とする。
また、第6の態様に係る撮像システムは、第4または第5の態様に係る撮像システムであって、前記反射抑制パターンは、前記第2領域の周辺領域の輝度値が、前記第2領域から離れるにつれて前記第1領域の輝度値に変化していくことを特徴とする。
上記のように、本発明によれば、反射率が高い領域に対して反射を抑制するパターンを撮像対象物に投影しつつ撮像を行う。これにより、表面に反射率の異なる領域が混在する撮像対象物の撮像に際し、その表面状態を検査するのに適した画像を効率よく取得することができる。
本発明に係る撮像システムの一実施形態を示す概要図である。 本実施形態の撮像システムの電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態における撮像方法を示すフローチャートである。 反射検出用パターンRpの生成について説明するための図である。 反射検出用パターンRpが投影されたワークWの撮像画像を説明する図である。 反射抑制パターンRsの生成について説明するための図である 反射抑制パターンRsが投影されたワークWの撮像画像を説明する図である。 反射抑制パターンRsaを説明するための図である。
図1は本発明に係る撮像システムの一実施形態を示す概要図である。より具体的には、この撮像システム1の全体構成を示す側面概要図である。この撮像システム1は、例えば機械部品や電子部品等、各種部品や製品等の外観検査に供される画像の撮像に好適なものである。以下では、外観検査の対象となるワークWを撮像対象物としたときの撮像システム1の動作について説明する。ただし、撮像対象物としてはこれらに限定されず任意のものを適用可能である。
図1に示すように、撮像システム1は、本発明に係る撮像方法を実施するための構成として、保持部10と、投影部30と、撮像部50と、制御部70とを備えている。
保持部10は、その上面10aに撮像対象物であるワークWをステージ上で静止状態に保持する。投影部30は、保持部10に保持されたワークWに向けて照明光を投射する。撮像部50は、照明されたステージ上のワークWを撮像する。制御部70は、システム全体の動作を司る。
投影部30は、保持部10に載置されたワークWに向けて照明光を出射する。後述するように、投影部30は、出射光に含まれる波長成分を出射方向ごとに変更することで種々の投影パターンでワークWを照明することが可能な構成を有している。例えば、スクリーンに種々のパターン画像を投影するための、画素単位での明るさ等を制御可能なプロジェクタ装置を、本実施形態の投影部30として利用可能である。
撮像部50は、保持部10上のワークWを撮像する機能を有する。例えば、2次元イメージセンサまたはCOMSイメージセンサ等の撮像素子を備えるカメラを、本実施形態の撮像部50として利用可能である。撮像部50は、投影部30が出射した照明光がワークWの表面で反射した反射光(一次反射光)を撮像素子で受光する。
制御部70は、撮像システム1の各構成、具体的には投影部30および撮像部50を制御して本発明に係る撮像方法を実現する。制御部70としては、専用のハードウェア装置を用いることができるが、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)として一般的な構成を有するコンピュータ装置に適宜の制御プログラムを実装することで制御部70として機能させることも可能である。また、投影部30たるプロジェクタ装置、撮像部50たるカメラに制御部としての機能を組み込んでもよい。
投影部30から出射される照明光の照射範囲はワークW全体を含むように設定されている。また、撮像部50の撮像範囲は投影部30の照射範囲に内包される。したがって、撮像範囲の全体に投影部30からの照明が及ぶことになる。
なお、図1は概念図であり、各部の寸法関係が実際のものとは異なっているため、撮像部50がワークWに対し斜め上方向から俯瞰する位置に図示されている。実際の装置においては、撮像部50の位置から見えるワークWの表面全体に照明光が照射されるようにするために、撮像部50の光軸と、投影部30の出射光の光中心とができるだけ近接し、またできるだけ平行であることが望ましい。
図2は本実施形態の撮像システムの電気的構成を示すブロック図である。制御部70は例えばパーソナルコンピュータ(PC)を備え、該PCは演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)71と、各種データを一時的に記憶するメモリ73と、制御プログラムやデータを長期的に記憶するストレージ75とを有している。CPU71は、ストレージ75に予め記憶された制御プログラムを実行することにより、反射検出用パターン生成部721および反射抑制パターン生成部723等の機能ブロックを含む画像処理部72をソフトウェア的に実現する。各機能ブロックの動作については後述する。なお、画像処理部72はCPU71とは別の専用プロセッサにより実現されてもよい。
撮像部50は例えば2次元カメラ装置を備え、該カメラは撮像素子としての2次元イメージセンサ51と、2次元イメージセンサ51から出力される信号をデジタル画像データに変換するADコンバータ53とを備える。なお、撮像光学系や撮像素子の特性を補正するためのガンマ補正機能がさらに設けられてもよい。これらは一般的なカメラが備える構成である。撮像部50は、図示しないインターフェースを介して制御部70から与えられる制御指令に応じて動作し、ワークWの画像を撮像する。デジタル画像データは制御部70に送信される。
撮像部50は、ワークWのカラー画像またはグレー画像を取得できれば良い。また、カラー画像データを受信した制御部70がこれをグレー画像データに変換する構成であってもよい。
また、投影部30は例えばプロジェクタ装置を備え、該プロジェクタ装置は白色光を出力する光源31と、光源31からの光を変調して所定のパターンを生成する変調器33とを備える。これらは一般的なプロジェクタ装置が備える構成である。所定のパターンを生成するための変調方式としては各種のものを用いることができる。例えば変調素子として液晶パネルを用いるもの、DMD(Digital Mirror Device)を用いるもの、GLV(Grating Light Valve)を用いるもの等が製品化されており、これらを用いることが可能である。また、光源から出射される光の波長自体が照射方向に応じて変化するものであってもよい。
投影部30は図示しないインターフェースを介して制御部70に接続され、制御部70からの制御指令に応じて動作する。投影すべき投影パターンに対応するパターンデータも制御部70から与えられる。すなわち、投影部30は、制御部70により指定された投影パターンに対応する画像をワークWに投影する機能を有する。
次に、上記のように構成された撮像システム1の動作について説明する。ワークW表面の傷や欠損等を検出する外観検査を目的としてこの撮像システム1が用いられるとき、ワークWは最終的にグレー撮像される。本実施形態においては、撮像部50はグレー撮像するカメラを一例として説明する。
以下、上記の技術思想に基づく本実施形態の具体的な撮像処理の内容について説明する。この処理は、制御部70のCPU71が予めストレージ75に記憶された制御プログラムを実行し、投影部30、撮像部50およびCPU71自身に所定の動作を行わせることにより実現される。また、処理を実現するための前提として、保持部10、投影部30および撮像部50の相対的な位置関係は不変であるものとする。
図3は本実施形態における撮像方法を示すフローチャートである。図4は後述するステップS102〜S104を説明するための図である。特に図4(a)は、光に対する反射率が異なる領域を含むワークWを例示しており、領域Ra(第2領域)は、領域Rb(第1領域)に比べて光に対する反射率が高いことを示している。また、図4(b)は、ワークW中の領域Raの階調を飽和状態にする輝度値を有する反射検出用パターンRpを示している。図4(c)は、投影部30により反射検出用パターンRpが投影されたワークWを示している。ここでワークW中の領域Raの階調を飽和状態にする輝度値とは、投影部30が当該領域に反射検出用パターンRpを投影し、撮像部50がワークWの表面を撮像して得られた画像の画素の階調値が最大値(0〜255階調の場合に255)になる輝度値である。
また、図6は後述するステップS105〜ステップS107を説明するための図である。特に図6(a)は、図4(a)と同じであるため説明を省略する。また、図6(b)は、ワークW中の領域Raの階調を飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンRsを示している。図6(c)は、投影部30により反射抑制パターンRsが投影されたワークWを示している。
最初に、外部の搬送ロボットにより、またはオペレータの手作業により、撮像対象物であるワークWが搬入され保持部10に載置される(ステップS101)。そして、投影部30が後述する反射検出用パターンRpの照明光をワークWに投影した状態で(ステップS102)、撮像部50がワークWを撮像する(ステップS103)。
反射検出用パターンRpは反射検出用パターン生成部721(図2)によって生成される。反射検出用パターン生成部721は、ワークWにおいて光に対する反射率が異なる領域Raおよび領域Rbに対して、反射率が領域Rbよりも高い領域Raの階調を飽和状態にする輝度値Bvを有する反射検出用パターンRpを生成する。このような輝度値Bvの求め方として、例えば、輝度値を変えつつ投影部30から反射検出用パターンをワークWに投影し、領域Raの階調が飽和状態となる輝度値を採用しても良い。また、反射検出用パターンRpは、領域Raの階調を飽和状態にする輝度値が一様に分布するものであっても良い。
なお、領域Rbの階調まで飽和状態となる輝度値が反射検出用パターンRpとして設定されることは好ましくない。なぜなら、後述する反射抑制パターンRsが生成され、反射抑制パターンRsが投影されたワークWを撮像した際、領域Rbの階調が必要以上に抑えられることとなり、当該画像を検査などに用いた際に検査不良の原因となり得るためである。
図4(b)は、反射検出用パターンRpを一様な輝度値Bvで生成したものを示している。輝度値Bvは領域Raのみ階調を飽和状態とする輝度値である。反射検出用パターンRpを図4(a)で示すワークWに投影部30が投影すると(ステップS102)、図4(c)に示されるように領域Raの階調が飽和状態となる(図中では白抜きの領域で示している)。一方、領域Rbの階調は非飽和状態となっている(図中では左斜線の領域で示している)。撮像部50がワークWを撮像する(ステップS103)ことで、図5で示す画像Im1を取得できる。
続いて、画像Im1を所定の閾値で2値化し、階調が飽和状態となる領域Raを抽出する(ステップS104)。この際、公知の各種画像処理を併用しても良い。例えば、画像Im1に対して膨張処理を実行した後に2値化を行っても良い。2値化前に膨張処理を行うことで、反射率の高い領域Raに対して、後述する反射抑制パターンRsを投影した際に、領域Raの境界部分においても階調の飽和状態を抑制することができる。
次に、反射抑制パターン生成部723(図2)は、ステップS104で抽出された領域Raの階調が飽和状態にならない輝度値Bsを有する反射抑制パターンRsを生成する(ステップS105)。このような輝度値Bsの求め方として、例えば、輝度値を変えつつ投影部30から反射抑制パターンをワークWに投影し、領域Raの階調が飽和状態とならず、かつ、領域Rbの階調が高くなる輝度値を採用しても良い。このような輝度値Bsを採用することで、光に対する反射率が領域Raよりも低い領域Rbにおいても、十分な明るさを確保することができる。なお、反射抑制パターンRsの輝度値は一様である必要はない。例えば、領域Raおよび領域Rbの階調が飽和状態にならないことが必須であり、この条件を満たすように領域Raおよび領域Rbに対応する領域の輝度値を任意に設定した反射抑制パターンRsを作成しても良い。
続いて、投影部30から反射抑制パターンRsをワークWの表面に投影する(ステップS106)。撮像部50は、反射抑制パターンRsがワークWに投影された状態でワークWを撮像する(ステップS107)。撮像部50は撮像して得られた画像データはメモリ73またはストレージ75に保存される(ステップS108)。この画像データは適宜のタイミングで読み出されて検査に供される。撮像終了後、ワークWが保持部10から搬出されることで、一連の撮像処理は終了する(ステップS109)。
図6(b)は、領域Raが輝度値Bs、領域Rbが輝度値Bvとで構成された反射抑制パターンRsを示している。このような反射抑制パターンRsを投影部30がワークW(図6(a))に投影すると図6(c)に示すように、領域Raおよび領域Rbの階調が非飽和状態となる(図中では、非飽和状態となっている領域を斜線の領域で示している)。このようなワークWを撮像部50が撮像することで、図7で示す画像Im2を取得できる。
飽和状態を含まない画像Im2を得られるということは、言い換えると光に対する反射率が異なる複数の領域を含むワークWの表面に対して、領域ごとに適切な光量で光を照射できていると言える。したがって、ワークWの表面状態を検査するのに適した画像を効率よく取得することができる。
以上のように、この実施形態の撮像システム1は、光に対する反射率が異なる複数の領域を表面に有するワークWの外観検査に好適なワークWの画像を撮像することができるシステムである。
また、上記実施形態では、反射抑制パターンRsにおける領域Raおよび領域Rbの境界部分で輝度値が急激に変化する場合がある。このような場合の反射抑制パターンRsaについて説明する。図8は、反射抑制パターンRsaにおける領域Raと領域Rbの境界部分の輝度値がグラデーションとなっていることを示している。なお、図8では図示の都合上、グラデーションではなく一様なグレー画像で示している。
具体的には、上述したステップS104で領域Raを抽出した際に膨張処理を行う。膨張処理された領域Raの周辺領域Ra1(図8中で一点鎖線で囲まれた領域)の輝度値が、領域Raから離れるにつれて領域Rbの輝度値に変化していくように周辺領域Ra1の輝度値が設定されている。なお、周辺領域Ra1の輝度値を領域Raから離れるにつれて領域Rbの輝度値に変化させる方法として、領域Raの輝度値と、領域Rbの輝度値との間で線形補間あるいは2次補間を行えば良い。
このように、領域Raの周辺領域Ra1の輝度値を領域Raから離れるにつれて領域Rbの領域に変化させていくことで、周辺領域Ra1においても表面状態を検査するのに適した画像を取得することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態の撮像システム1は、互いに別体として構成された、保持部10、投影部30、撮像部50および制御部70が組み合わされたものである。しかしながら、これらの全部または一部が一体の構成として実現されてもよい。
また、上記実施形態では、投影部30としてスクリーンに画像を投影するプロジェクタ装置が用いられている。このような装置は既に実用化されており、投影面の各位置における明るさを画素単位で細かく設定することができるため、本実施形態の投影部として好適なものである。しかしながら、上記した投影パターンに対応する照明光をワークWに入射させることができるものであれば、プロジェクタ装置として製造されたもの以外の投影装置であっても利用可能である。例えば、本発明の投影部として動作することに特化して製造された装置であってもよい。
この発明は、光に対する反射率が異なる複数の領域を有する撮像対象物の撮像において有効であり、例えば撮像対象物の外観検査に供される画像を取得するための撮像に適用することができる。
1 撮像システム
10 保持部
30 投影部
50 撮像部
70 制御部
721 反射検出用パターン生成部
723 反射抑制パターン生成部
Bs、Bv 輝度値
Im1、Im2 画像
Ra、Rb 領域
Ra1 周辺領域
Rp 反射検出用パターン
Rs 反射抑制パターン
Rsa 反射抑制パターン
W ワーク

Claims (6)

  1. 光に対する反射率が異なる複数の領域を有する対象物を撮像する撮像方法であって、
    前記複数の領域のうち第1領域よりも反射率が高い第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有する反射検出用パターンを前記対象物に投影する反射検出用パターン投影工程と、
    前記反射検出用パターンが投影された前記対象物の表面を撮像する第1撮像工程と、
    前記第1撮像工程で取得された画像から前記第2領域を抽出し、前記第2領域の階調が飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンを前記対象物の表面に投影する反射抑制パターン投影工程と、
    反射抑制パターン投影工程により前記反射抑制パターンが投影された、前記対象物の表面を撮像する第2撮像工程と、
    を備える撮像方法。
  2. 前記反射抑制パターンは、前記第2領域とは異なる前記第1領域の輝度値が、前記第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
  3. 前記反射抑制パターンは、前記第2領域の周辺領域の輝度値が、前記第2領域から離れるにつれて前記第1領域の輝度値に変化していくことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像方法。
  4. 光に対する反射率が異なる複数の領域を有する対象物を撮像する撮像システムであって、
    任意の輝度値が設定された所定のパターンを前記対象物の表面に投影する投影部と、
    前記対象物の表面を撮像する撮像部と、
    前記複数の領域のうち第1領域よりも反射率が高い第2領域の階調を飽和状態にする輝度値を有する反射検出用パターンを生成する反射検出用パターン生成部と、
    前記反射検出用パターンが投影された前記対象物の表面を前記撮像部が撮像して得られた画像から前記第2領域を抽出し、前記第2領域の階調が飽和状態にならない輝度値を有する反射抑制パターンを生成する反射抑制パターン生成部と、
    を備え、
    前記反射抑制パターンが投影された前記対象物の表面を前記撮像部が撮像することを特徴とする撮像システム。
  5. 前記反射抑制パターンは、前記第2領域とは異なる前記第1領域の輝度値が、前記第2領域の階調を飽和状態とする輝度値を有することを特徴とする請求項4に記載の撮像システム。
  6. 前記反射抑制パターンは、前記第2領域の周辺領域の輝度値が、前記第2領域から離れるにつれて前記第1領域の輝度値に変化していくことを特徴とする請求項4または5に記載の撮像システム。
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