JP2007018907A - 発電システム - Google Patents

発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007018907A
JP2007018907A JP2005200102A JP2005200102A JP2007018907A JP 2007018907 A JP2007018907 A JP 2007018907A JP 2005200102 A JP2005200102 A JP 2005200102A JP 2005200102 A JP2005200102 A JP 2005200102A JP 2007018907 A JP2007018907 A JP 2007018907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
carbon dioxide
fuel cell
power generation
generation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005200102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4916138B2 (ja
Inventor
Mitsugi Sumiya
角谷  貢
Atsuo Toyoda
充生 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2005200102A priority Critical patent/JP4916138B2/ja
Publication of JP2007018907A publication Critical patent/JP2007018907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4916138B2 publication Critical patent/JP4916138B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】 少資源で発電しつつ高濃度の液化二酸化炭素を低エネルギーで効率よく回収することができるシステムを提供すること。
【解決手段】 発電システムに、燃料電池と、燃料電池のアノード極から供給される、水分、水素、及び二酸化炭素を含む第1の排ガスから水分を除去して第2の排ガスとし、第2の排ガスを排出する除湿装置と、除湿装置により排出された第2の排ガスを二酸化炭素のみを固化させる第1の温度に冷却し、第2の排ガス中の二酸化炭素を固化して第2の排ガスから二酸化炭素を分離除去した水素を含む第3の排ガスを排出し、固化した二酸化炭素を液化するために昇温し、液化した二酸化炭素を排出する二酸化炭素分離液化装置と、二酸化炭素分離液化装置により排出された第3の排ガスを燃料電池のアノード極に供給する手段と、を含ませる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池により得られた電気エネルギーにより発電するとともに、燃料電池から排出された排ガスから二酸化炭素を液化二酸化炭素として回収するシステムに関する。
従来、燃料電池を利用して発電するとともに燃料電池から排出される二酸化炭素を回収する発電システムが開発されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、これらのシステムにおいては、二酸化炭素を分離する分離装置と二酸化炭素を液化する液化装置とが別々に設けられているため、システムの縮小化が図れない。また、これらのシステムにおいては、省資源化、省エネルギー化、高濃度液化二酸化炭素回収の効率化などの面で必ずしも満足できるものではなく、少資源で発電しつつ高濃度の液化二酸化炭素を低エネルギーで効率よく回収することができるシステムの開発が求められているのが現状である。
特開平11−312527号公報 特開2004−186074号公報 特開平11−26004号公報
そこで、本発明は、少資源で発電しつつ高濃度の液化二酸化炭素を低エネルギーで効率よく回収することができるシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る発電システムは、燃料電池と、前記燃料電池のアノード極から供給される、水分、水素、及び二酸化炭素を含む第1の排ガスから水分を除去して第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する除湿装置と、前記除湿装置により排出された第2の排ガスを前記二酸化炭素のみを固化させる第1の温度に冷却し、前記第2の排ガス中の前記二酸化炭素を固化して前記第2の排ガスから前記二酸化炭素を分離除去した水素を含む第3の排ガスを排出し、固化した前記二酸化炭素を液化するために昇温し、前記液化した二酸化炭素を排出する二酸化炭素分離液化装置と、前記二酸化炭素分離液化装置により排出された前記第3の排ガスを前記燃料電池のアノード極に供給する手段と、を含む。
なお、本発明に係る発電システムは、前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記燃料電池のアノード極から前記除湿装置に供給される前記第1の排ガスを冷却する熱交換器をさらに含むこととしてもよい。また、本発明に係る発電システムは、前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記除湿装置から前記二酸化炭素分離液化装置に供給される前記第2の排ガスを冷却する熱交換器をさらに含むこととしてもよい。
さらに、本発明に係る発電システムは、燃料ガスを水素と二酸化炭素とを含む混合ガスに改質し、前記燃料電池のアノード極に前記混合ガスを供給する燃料ガス改質装置をさらに含むこととしてもよい。
なお、前記燃料電池は、例えば、溶融炭酸塩形燃料電池、固体酸化物形燃料電池、リン酸形燃料電池、固体高分子形燃料電池などである。前記燃料電池が溶融炭酸塩形燃料電池である場合には、溶融炭酸塩形燃料電池から前記除湿装置に供給される前記第1の排ガスの一部を燃焼して前記第1の排ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に酸化し、前記二酸化炭素を前記溶融炭酸塩形燃料電池のカソード極に供給する燃焼器をさらに含ませることとしてもよい。また、本発明に係る発電システムに、石油、石炭、又は燃料ガスを燃焼するボイラと、前記ボイラから排出される第4の排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置と、前記脱硝装置により窒素酸化物が除去された前記第4の排ガスに含まれる固形成分を除去する脱塵装置と、前記脱塵装置により前記固形成分が除去された前記第4の排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、前記脱硫装置により前記硫黄酸化物が除去された前記第4の排ガスを前記溶融炭酸塩形燃料電池のカソード極に供給する手段と、をさらに含ませることとしてもよい。
ここで、前記液化二酸化炭素回収装置は、例えば、前記除湿装置から供給される前記第2の排ガスを受け入れる排ガス入口と、前記第2の排ガスを冷却し、前記第2の排ガス中の二酸化炭素を固化して外面に付着させる冷媒流通管と、前記第3の排ガスを排出する排ガス出口と、前記排ガス入口及び前記排ガス出口を開閉するための各々に対する開閉手段と、を有する耐圧容器と、前記耐圧容器内で固化した前記二酸化炭素を昇温する昇温手段と、前記開閉手段により前記排ガス入口及び前記排ガス出口を密閉し、固化した前記二酸化炭素を前記昇温手段により昇温することにより得られた液化二酸化炭素を排出する排出手段と、を含む装置であってもよい。
また、前記除湿装置は、例えば、前記燃料電池のアノード極から供給される前記第1の排ガスを、前記二酸化炭素を固化させないが前記水分を液化又は固化させる第2の温度に冷却し、前記第1の排ガス中の前記水分を液化又は固化させて前記第1の排ガスから前記水分を除去して前記第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する冷却式除湿装置であってもよいし、第1の冷媒に前記第1の排ガスを通過させて前記第2の温度に冷却し、前記第1の排ガス中の前記水分を固化させて前記第1の排ガスから前記水分を除去して前記第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する脱水部と、固化した前記水分を含む前記第1の冷媒を、固化した前記水分と前記第1の冷媒とに分離する分離部と、分離した前記第1の冷媒を前記脱水部に供給する手段と、を含む装置であってもよい。なお、除湿装置が前記冷却式除湿装置である場合には、前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記第1の排ガスを前記第2の温度に冷却する手段をさらに含ませることとしてもよい。
本発明によれば、少資源で発電しつつ高濃度の液化二酸化炭素を低エネルギーで効率よく回収することができるシステムを提供することができる。
以下、好ましい実施の形態につき、添付図面を用いて詳細に説明する。
==本発明に係る発電システムの構成==
図1に本発明の一実施形態として説明する発電システムの概略構成図を示す。図1に示すように、本発明に係る発電システム1000は、燃料電池100、除湿装置200、二酸化炭素(以下、「液化CO」と称する。)分離液化装置300などを備えている。
燃料電池100は、例えば、水素、アルコール(例えば、メタノール、エタノールなど)、メタン、エタン、プロパンなどの炭化水素、天然ガス、都市ガス、LPガス、バイオガス、消化ガスなどの燃料が有する化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換し、発電する装置である。燃料電池100は、例えば、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC:Molten Carbonate Fuel Cell)、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)、リン酸形燃料電池(PAFC:Phosphoric Acid Fuel Cell)、及び固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)などである。なお、燃料電池100のカソード極には、空気又は酸素等(MCFCの場合には、二酸化炭素を含む)が供給される。一方、燃料電池100のアノード極には、水素等(その他、MCFC及びSOFCの場合は一酸化炭素が含まれていてもよい。)が供給される。
除湿装置200は、燃料電池100のアノード極から供給される、水分(例えば、水蒸気や水など)、水素、及び二酸化炭素を含む第1の排ガスから水分を除去して第2の排ガスとし、これを排出する装置である。除湿装置200は、例えば、乾燥剤、吸着剤(例えば、活性炭、ゼオライトなど)等を用いた吸着式除湿装置であってもよいし、燃料電池100から供給される第1の排ガスを、二酸化炭素を固化させないが水分を液化又は固化させることができる適当な温度(以下、「第2の温度」と称する。)に冷却し、第1の排ガス中の水分を液化又は固化させて第1の排ガスから水分を除去し、水素及び二酸化炭素を含む第2の排ガスを排出する冷却式除湿装置であってもよいし、その他公知の除湿装置であってもよい。
CO分離液化装置300は、除湿装置200により排出された第2の排ガスを、二酸化炭素のみを固化させることができる適当な温度に冷却し、第2の排ガス中の二酸化炭素を固化して第2の排ガスから二酸化炭素を分離除去した水素を含む第3の排ガスを排出し、固化した二酸化炭素を液化するために昇温し、液化した二酸化炭素を排出する装置である。
本発明に係る発電システム1000においては、CO分離液化装置300により排出された第3の排ガスを燃料電池100のアノード極に供給する手段が備えられている。前記手段は、例えば、配管(ブロワなどを備えていてもよい。)であってもよいし、第3の排ガスを貯蔵して燃料電池100のアノード極へ供給する貯蔵容器であってもよい。
以上のように、燃料電池100を備える発電システム1000に除湿装置200及びCO分離液化装置300を設けることにより、高濃度の液化COを分離回収することができるようになる。また、CO分離液化装置300では、固化した二酸化炭素を昇温することにより密閉容器内で気化させて装置内の圧力を上昇させ、これにより液化COを生成しているので、二酸化炭素を液化するためのエネルギーを削減することができるようになる。さらに、CO分離液化装置300により分離された第3の排ガスを燃料電池100のアノード極へ供給する手段を設けることにより、第3の排ガスに含まれる水素ガスを有効に利用して電気エネルギーを得ることができるようになり、水素ガスの省資源化を図ることができる。
本発明の好適な一実施態様によれば、本発明に係る発電システム1000に、CO分離液化装置300から排出される第3の排ガスの冷熱を利用して、除湿装置200からCO分離液化装置300に供給される第2の排ガスを冷却する熱交換器400、燃料電池100のアノード極から除湿装置200に供給される第1の排ガスを冷却する熱交換器410などをさらに設けることとしてもよい。また、除湿装置200が冷却式除湿装置である場合には、図1に示すように、CO分離液化装置300から排出される第3の排ガスを冷却式除湿装置内に通過させ、第3の排ガスの冷熱を利用して第1の排ガスを冷却するための配管や熱交換器を冷却式除湿装置内に設けることとしてもよい。以上のように第3の排ガスの冷熱を有効に利用して第1、第2の排ガスを冷却することにより、発電システム1000におけるエネルギーの消費を削減することができるようになる。
なお、第1、第2の排ガスの冷却は、ある程度の温度まで海水や河川水の冷熱を利用して行うこととしてもよい。また、本発明に係る発電システム1000に、冷凍機と、当該冷凍機と熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200との間で冷媒を循環させる冷媒管とを設けて、冷凍機において冷却した冷媒を熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200に循環させ、当該冷媒の冷熱を利用して第1、第2の排ガスを冷却することとしてもよい。図2に本発明の一実施形態として説明する冷凍機の概略構成図を示す。
図2に示すように、冷凍機500は、タービン式の圧縮機(タービン520及び昇圧機510を備える。)、圧縮機530、凝縮器540、熱交換器550などを備えており、これらはそれぞれ配管560によって接続されている。
圧縮機530は配管560を循環する冷媒を所定の圧力まで圧縮する装置(低圧側圧縮機)である。昇圧機510は、圧縮機530によって所定の圧力まで加圧された冷媒を昇圧する装置である。凝縮器540は、圧縮機510,530によって高温高圧にされた冷媒を冷却する装置である。タービン520は、凝縮器540によって冷却された低温高圧の冷媒により回転運動を発生させ、圧縮機510を駆動する装置である。熱交換器550は、タービン520を通過することにより膨張した低温低圧の冷媒の冷熱を利用して、熱交換器550と熱交換器400,410や冷却式除湿装置との間で循環する冷媒を冷却する装置である。なお、熱交換器550内で冷熱を供給した冷媒は、圧縮機530に供給される。なお、冷凍機500が備える冷媒は、冷凍機500において圧縮機530→昇圧機510→凝縮器540→タービン520→熱交換器550→圧縮機530というように循環利用される。また、冷凍機500において循環利用される冷媒としては、熱交換器550と熱交換器400,410や冷却式除湿装置との間で循環する冷媒より融点が低いものであればどのようなものでもよく、例えば、液体窒素、液体酸素、液体ヘリウムなどを用いることができる。なお、熱交換器550と熱交換器400,410や冷却式除湿装置との間で循環する冷媒としては、例えば、エチレングリコール、ジメチルエーテル、メタノール、エタノール、トルエン、二酸化炭素、アンモニアなどを用いることができる。
以上のようにして、本発明に係る発電システム1000に、冷凍機500と、当該冷凍機500と熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200との間で冷媒を循環させる冷媒管とを設けることにより、冷凍機500内を循環する冷媒の冷熱を利用して、熱交換器550と熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200との間で循環する冷媒を冷却することが可能となる。
また、本発明の一実施態様によれば、本発明に係る発電システム1000に燃料ガス改質装置700をさらに設けてもよい。これにより、燃料ガス改質装置700が、燃料ガスを水素及び二酸化炭素を含む混合ガスに改質し、改質した混合ガスを燃料として燃料電池100のアノード極へ供給することができる。なお、前記燃料ガスとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール、メタン、エタン、プロパン、ブタン等の炭化水素ガス、天然ガス、都市ガス、及びLPガス、あるいは、これらの液化ガスなどを用いることができる。図3は、本発明の一実施例において、液化天然ガス(LNG)から燃料電池100のアノード極へ供給する混合ガスを生成する過程を示す図である。
図3に示すように、LNG貯蔵槽600に貯蔵されているLNGは熱交換器420を介して燃料ガス改質装置700に供給される。熱交換器420では、LNG貯蔵槽600から供給されるLNGの冷熱を利用して、熱交換器420と熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200との間で循環する冷媒が冷却される。熱交換器420において冷熱を提供したLNGは気化し、燃料ガス改質装置700に供給されて水素及び二酸化炭素を含む混合ガスに改質され、燃料電池100のアノード極に供給される。
このように、本発明に係る発電システム1000に、熱交換器420及び燃料ガス改質装置700を設けることにより、液体の燃料ガスが有する冷熱を利用して、熱交換器420と熱交換器400,410や冷却式除湿装置との間で循環する冷媒を冷却することができるので、システム全体に必要なエネルギーを削減することができるようになる。
<CO分離液化装置300について>
次に、本発明に係る発電システム1000が備えるCO分離液化装置300の構成及び処理手順について詳述する。図4に本発明の一実施形態として説明するCO分離液化装置300の概略構成を示す。
図4に示すように、CO分離液化装置300は縦・横・高さがそれぞれ数m程度の略直方体形状の金属製(例えばステンレス)の耐圧容器310から構成されている。耐圧容器310の上面所定位置には、除湿装置200から供給される第2の排ガスを受け入れる排ガス入口321が設けられている。一方、耐圧容器310の下面所定位置には、第2の排ガスから二酸化炭素を除去した第3の排ガスを耐圧容器310内から排出する排ガス出口322と、耐圧容器310の底に溜まる液化COを排出するための液体排出口323とが設けられている。なお、排ガス入口321から受け入れられた第2の排ガスを耐圧容器310内に所定時間以上滞在させるべく、排ガス出口322は排ガス入口321から所定距離だけ離間させた位置に設けられている。
排ガス入口321に連結する配管(ガス流入管331)には、排ガスの流入量を調節する制御バルブ341が設けられている。また排ガス出口322に連結する配管(ガス排出管332)には、排ガスの流出量を調節する制御バルブ342が設けられている。また液体排出口323に連結する配管(液体排出管333)には、排出させる液化COの量を調節する制御バルブ343が設けられている。これら制御バルブ341,342,343の全てを閉じることにより耐圧容器310内は完全に密閉された状態となる。また、制御バルブ341を開放することにより耐圧容器310内に第2の排ガスを流入することができ、制御バルブ342を開放することにより耐圧容器310内の第3の排ガスを排出することができ、制御バルブ343を開放することにより液化COを耐圧容器310内から排出して回収することができる。
耐圧容器310の内部には、冷媒である液体窒素(LN)を流通させる金属製(例えば銅もしくはステンレス)の冷媒流通管312が配管されている。なお、前記LNはLNのボンベから供給されることとしてもよいが、冷媒流通管312を介して、上述の冷凍機500の熱交換器550と耐圧容器310とを循環できるような配管を設け、熱交換器550において冷凍機500内を循環する冷媒の冷熱によって冷却されたLNが冷媒流通管312に供給されるような構成としてもよい。なお、このような構成とする場合には、冷凍機500内を循環する冷媒として液体窒素、液体ヘリウムなどを用いる必要がある。
前記冷媒流通管312の上流には、冷媒の流量を制御する制御バルブ344が設けられている。冷媒流通管312は、耐圧容器310の内部に流通させる排ガスと接触効率を高めるために、耐圧容器310の内部において2本に分岐し、耐圧容器310の内部で蛇行させている。
耐圧容器310の壁面には伝熱管313が埋設されている。伝熱管313の上流には伝熱管313に流通させる熱媒体の流量を制御する制御バルブが設けられている(図示しない。)。上記熱媒体は例えば乾き空気であり、熱媒体は熱源314から伝熱管313に輸送されてくる。このように、伝熱管313に熱媒体が流通することにより、耐圧容器310の内部が昇温することとなる。なお、上記熱媒体としては、本装置300から排出されて熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200において冷熱を提供した第3の排ガスであってもよいし、冷凍機500の熱交換器550と熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200との間で循環する冷媒であってもよい。このように第3の排ガスや冷媒を熱媒体として利用することで、耐圧容器310内で冷熱を吸収することができるので、熱交換器400,410や除湿装置(冷却式除湿装置)200において再度冷熱を提供することができるようになる。これにより、システム全体としてのエネルギーの有効利用が図られる。また伝熱管313は耐圧容器310の壁面に埋設するのではなく、耐圧容器310の内部に設けるようにしてもよい。また伝熱管313に代えて電熱式のヒータ(例えばシリコンゴムヒータ、フッ素樹脂ヒータ)を用いてもよい。
耐圧容器310には、耐圧容器310内の温度を計測するセンサ、冷媒流通管312の外面の温度を計測するセンサ等、各種のセンサが設けられていてもよい。このように各種センサを設ける場合には、各センサの出力値を、計測機器やコンピュータ(図示しない)に入力されるようにし、オペレータによってモニタできるようにすることとしてもよい。これにより、耐圧容器310内の温度及び冷媒流通管312の外面の温度を把握することが可能となり、第2の排ガスに含まれる二酸化炭素を効率的に処理することができるようになる。
また、本実施の形態において、耐圧容器310に、耐圧容器310の内部の様子を目視することができる小窓をさらに設けることとしてもよい。これにより、耐圧容器310内の二酸化炭素の変化を確認することができるようになる。
次に、CO分離液化装置300の処理手順について説明する。
制御バルブ341を開放することにより耐圧容器310内に流入された第2の排ガスは、耐圧容器310内に設けられた冷媒流通管312を流通している冷媒の冷熱により冷却される。その結果、前記第2の排ガス中の二酸化炭素のみが冷媒流通管312の外面に固化され付着する。第2の排ガス中の二酸化炭素を固化して付着させることにより第2の排ガスから二酸化炭素が除去された第3の排ガスは、制御バルブ342を開放することにより排ガス出口322からガス排出管332を通って排出される。
耐圧容器310に設けられた小窓を目視することにより、又は所定時間が経過することにより、冷媒流通管312の外面に付着したドライアイスの量が所定量に達したところで、制御バルブ341,342を閉鎖して耐圧容器310を密閉する。また制御バルブ344を閉鎖して冷媒流通管312の冷媒の流通を停止する。
次に、制御バルブを開放して伝熱管313に熱媒体を流通させ、耐圧容器310内の温度を上昇させる。耐圧容器310内の温度上昇に伴い、冷媒流通管312の外面に付着したドライアイスが昇華する。これにより、耐圧容器310内の圧力が上昇し、気化した二酸化炭素は液化する。耐圧容器310の底に溜まった液化COは、制御バルブ343を開放することにより液体排出管333を通って排出され、回収される。なお、ドライアイスが完全に気化して液化したかどうかの判断は、例えば、耐圧容器310に設けられた小窓から目視すること、あるいは、所定時間が経過したことをもって行うことができる。また、液体排出口323に連結する液体排出管333内を、二酸化炭素が液体の状態のまま排出することができる圧力及び温度にしておくことで、液化COを全て回収することができる。
回収後、熱媒体の制御バルブを閉鎖するとともに、冷媒の制御バルブ344を開放して耐圧容器310内を冷却する。耐圧容器310内が所定の温度に冷却した後、制御バルブ341,342を開放して第2の排ガスを耐圧容器310内に流入する。
以上に説明したように、本発明の一実施形態におけるCO分離液化装置300によれば、第2の排ガス中に含まれる二酸化炭素を効率よく分離し、運搬や貯蔵に便利な液化COを高濃度で回収することができるようになる。また、特別な液化装置を必要としないので、システムの縮小化を図ることができる。さらに、上述のようなCO分離液化装置300を本発明に係る発電システム1000に複数設け、切り換えバブル等により第2の排ガスを供給するCO分離液化装置300を選択可能とすることにより、除湿装置200から供給される第2の排ガスを連続的に処理することが可能になる。
また、上述のCO分離液化装置300によれば、以上に説明したように装置構成が単純であるので、低コストで実施することができる。また、上述のCO分離液化装置300内の制御バルブ341,342,343,344及び熱媒体の制御バルブをそれぞれ電磁バルブとするとともに、各電磁バルブを制御するための制御ラインをコンピュータに接続し、コンピュータのハードウエアや当該ハードウエアで動作する制御ソフトウエアにより上記電磁バルブを遠隔制御するようにしてもよい。また、上記各種センサの出力値に基づいて、上述したプロセスの全部又は一部を自動実行させるようにしてもよい。このようにコンピュータのハードウエアや制御ソフトウエアに制御させることにより、第2の排ガスから二酸化炭素を固化して分離し、固化した二酸化炭素を昇温することにより液化し、自動で液化COを回収することができるようになる。
なお、制御バルブ341,342の開放は、耐圧容器310内の温度の値が、パーソナルコンピュータに内蔵された記憶装置、あるいは、パーソナルコンピュータとネットワーク(例えば、LAN(local area network)など)を介して接続された記憶装置に記憶された閾値より低くなったことを、例えば、ハードウェア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。また、制御バルブ341,342の閉鎖は、例えば、排ガス入口321から流入される第2の排ガスの圧力と、排ガス出口322から排出される第3の排ガスの圧力との差を差圧計により測定し、差圧が所定の値より大きくなったことを、例えば、ハードウェア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。
また、制御バルブ344の閉鎖は、制御バルブ341,342の閉鎖を開始したこと、又は制御バルブ341,342の閉鎖が終了したことを、例えば、ハードウェア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。一方、制御バルブ344の開放は、上述のセンサにより耐圧容器310内の温度を計測し、計測した温度の値が所定の値より高くなったことを、例えば、ハードウエア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。
制御バルブ343の開放は、上述のセンサにより耐圧容器310内の温度を計測し、計測した温度の値が所定の値より高くなったことを、例えば、ハードウエア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。一方、制御バルブ343の閉鎖は、例えば、液体排出管333や液体排出口323などに設けられた液化COの排出を感知するセンサなどにより、液化COが耐圧容器310内に残っていないと判断された場合に、その旨が前記センサからハードウエア(例えば、CPUなど)に通知され、それをハードウエアが受信することにより行うこととしてもよい。
熱媒体の制御バルブの開放は、制御バルブ341,342,344が閉鎖されたことを、例えば、ハードウエア(例えば、CPUなど)が認識した際に行うこととしてもよい。また、熱媒体の制御バルブの閉鎖は、上述のセンサにより耐圧容器310内の温度を計測し、計測した温度の値が所定の値より高くなったことを、例えば、ハードウエア(例えば、CPUなど)が判断して行うこととしてもよい。
<除湿装置200について>
次に、本発明に係る発電システム1000が備える除湿装置200の構成及び処理手順について詳述する。図5に本発明の一実施形態として説明する除湿装置200の概略構成図を示す。
図5に示すように、除湿装置200は、脱水塔210、分離塔220、冷却塔230などを備えている。脱水塔210は冷媒を備えており、燃料電池100のアノード極から供給される第1の排ガスを前記冷媒にバブリングさせることで、第1の排ガスを第2の温度に冷却して第1の排ガス中の水分のみを液化又は固化させ、第1の排ガスから水分を除去して第2の排ガスとし、第2の排ガスを排出する塔である。この脱水塔210において第1の排ガスから水分が除去された第2の排ガスはCO分離液化装置300に供給されることとなる。なお、脱水塔210が備える冷媒は、例えば、ジメチルエーテルなどである。
分離塔220は、海水の熱を利用して氷及び水を含む冷媒を昇温して冷媒のみを気化し、氷及び水と冷媒とを分離する塔である。冷却塔230は、分離塔220によって分離された冷媒を液化するために、CO分離液化装置300から燃料電池100のアノード極に供給する第3の排ガスの冷熱、あるいは、冷凍機500と冷却塔230とを循環する冷媒の冷熱を利用して冷却する塔である。なお、冷却塔230で冷却することにより液化した冷媒は、冷却塔230から脱水塔210に供給されて脱水塔210で再利用されることとなる。
以上のように、本発明に係る発電システム1000に上述のような除湿装置200を備えることにより、第1の排ガスを冷却するとともに第1の排ガスにおける水分を除去することができ、第1の排ガスを冷却する冷媒を効率よく利用することができる。
なお、本実施の形態においては、脱水塔210において氷及び水を含む冷媒を分離塔220に供給することとしているが、脱水塔210において水分が完全に固化している場合には、分離塔220の代わりに固液分離装置(図示しない)を用い、当該固液分離装置により固体(氷)と液体(冷媒)とに分離し、分離した液体を冷却塔230に供給することとしてもよい。このように、除湿装置200にさらに固液分離装置を設けることにより、冷却塔230において冷媒を迅速に冷却することができるので、冷媒を冷却するためのエネルギーを削減することができるようになる。なお、固液分離装置により分離した冷媒は、例えば、固液分離装置と脱水塔210とを接続する配管によって脱水塔210に供給されることとしてもよい。また、固液分離装置により分離した固体に液体が含まれている場合には、分離塔220をさらに設けて液体を回収することとしてもよい。これにより、冷媒の減少を防止して、冷媒を有効に利用することができるようになる。
==本発明に係る発電システムの処理方法===
<MCFCを備えた発電システムについて>
本発明の一実施形態として、燃料電池100が溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)である場合の発電システム1000の処理方法について、図6を用いて説明する。
なお、図6に示すように、本実施の形態における発電システム1000は、MCFC100a、冷却器410、除湿装置200、及びCO分離液化装置300以外に、ボイラ10、脱硝装置20、脱塵装置30、脱硫装置40、精密脱硫装置50、及び燃焼器800を備えている。
ボイラ10は、石油、石炭、LNG等の燃料を燃焼し、ガスタービンによる発電に必要な高温高圧の蒸気や排ガスを製造する装置である。ボイラ10は、例えば、加圧型流動床ボイラであってもよいし、微粉炭ボイラであってもよい。脱硝装置20は、ボイラ10において製造された排ガスから窒素酸化物を除去する装置である。脱硝装置20は、例えば、アンモニアと脱硝触媒(例えば、ゼオライト、活性炭など)を用いて窒素酸化物を窒素と水に還元する乾式脱硝装置であってもよいし、過酸化ナトリウム水溶液により窒素酸化物を吸収除去する湿式脱硝装置であってもよい。
脱塵装置30は、脱硝装置20において窒素酸化物が除去された排ガスから個体成分(例えば、煤塵など)を除去する装置である。脱塵装置30は、例えば、電気集塵機、バグフィルター、セラミックフィルター、サイクロンなどである。脱硫装置40は、脱塵装置30において脱塵された排ガスから硫黄酸化物を除去する装置である。脱硫装置40は、例えば、石灰水、石灰石、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等の硫黄酸化物吸収剤を用いた湿式脱硫装置であってもよいし、酸化鉄等の金属酸化物に硫黄酸化物を吸着させ、硫化水素で当該硫黄酸化物を除去する乾式脱硫装置であってもよい。
なお、本実施の形態においては、脱硝装置20、脱塵装置30、脱硫装置40の順に排ガスを処理することとしているが、これらの装置20,30,40による排ガスの処理は順不同であっても構わない。また、上述の脱硫装置40により硫黄酸化物が十分に除去しきれない場合には、図6に示すように、精密脱硫装置50を本発明に係る発電システム1000にさらに設けることとしてもよい。これにより、硫黄酸化物を十分に除去することができるようになる。前記精密脱硫装置50は、例えば、亜鉛を用いて硫黄酸化物を吸着除去する装置などである。
燃焼器800は、MCFC100aのアノード極から除湿装置200に供給される第1の排ガスの一部を燃焼して第1の排ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変換し、二酸化炭素をMCFC100aのカソード極に供給する装置である。
まず、ボイラ10において石油、石炭、又は燃料ガスを燃焼することにより排出された排ガス(窒素酸化物、煤塵、硫黄酸化物、二酸化炭素、酸素、窒素等を含む)は、脱硝装置20、脱塵装置30、脱硫装置40、精密脱硫装置50に順次供給されることにより、排ガス中の窒素酸化物、煤塵、硫黄酸化物が除去され、残存した二酸化炭素、酸素、及び窒素等は、空気(N及びO)とともにMCFC100aのカソード極に供給される。一方、MCFC100aのアノード極には水素、二酸化炭素、一酸化炭素などが供給される。
MCFC100aでは、カソード極に供給された二酸化炭素と酸素が、電力負荷を通電した電子と反応して炭酸イオン(CO 2−)となり、アノード極側へ移動し、アノード極に供給された水素や一酸化炭素と反応して水、二酸化炭素、及び電子(電気エネルギー)を生成する。アノード極で生成された電子は電力負荷を通電し、カソード極に移動することにより発電する。
MCFC100aのアノード極で利用されなかった水素、二酸化炭素、及び一酸化炭素と、アノード極で生成された水分及び二酸化炭素とを含む排ガスの一部は燃焼器800に供給され、残りは冷却器410によって冷却されて除湿装置200に供給される。
燃焼器800に供給された排ガスは燃焼器800によって燃焼されることにより、排ガス中に含まれる、水素は水に、一酸化炭素は二酸化炭素にそれぞれ酸化される。酸化した二酸化炭素や水分を含む排ガスは冷却されてMCFC100aのカソード極に供給される。このように、燃焼器800により、一酸化炭素を二酸化炭素に変換することにより、MCFC100aのカソード極において必要な二酸化炭素を高濃度で提供することができるようになる。なお、MCFC100aのカソード極で利用されなかった窒素、酸素、二酸化炭素、及び水分は、MCFC100aのカソード極から排出されることとなる。
一方、除湿装置200に供給された、水分、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したように除湿装置200において水分が除去され、CO分離液化装置300に供給される。CO分離液化装置300に供給された、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したようにCO分離液化装置300において、二酸化炭素とそれ以外の成分とに分離され、二酸化炭素は液化COとして回収されることとなる。
また、CO分離液化装置300において分離された二酸化炭素以外の成分(水素及び一酸化炭素を含む)は冷却器410に供給され、それらの成分が有する冷熱により、MCFC100aのアノード極から除湿装置200に供給される排ガスが冷却される。なお、熱を吸収した二酸化炭素以外の成分は、MCFC100aのアノード極に供給され、利用される。
以上のような発電システム1000により、ボイラ10から排出される排ガス中の二酸化炭素及び酸素を有効に利用して発電することができ、さらには高濃度の液化COを回収することができるようになる。また、CO分離液化装置300において分離された水素及び一酸化炭素を有効に利用することができるばかりではなく、それらが有する冷熱をも有効に利用することができるようになる。
<SOFCを備えた発電システムについて>
次に、本発明の一実施形態として、燃料電池100が固体酸化物形燃料電池(SOFC)である場合の発電システム1000の処理方法について、図7を用いて説明する。
まず、燃料ガス改質装置700において燃料ガスから改質された水素、二酸化炭素、及び一酸化炭素を含む混合ガスは、SOFC100bのアノード極に供給される。一方、SOFC100bのカソード極には空気(N及びO)が供給される。
SOFC100bでは、カソード極に供給された酸素が、電力負荷を通電した電子と反応して酸素イオン(O2−)となり、アノード極側へ移動し、アノード極に供給された水素や一酸化炭素と反応して水、二酸化炭素、及び電子(電気エネルギー)を生成する。アノード極で生成された電子は電力負荷を通電し、カソード極に移動することにより発電する。
SOFC100bのアノード極で利用されなかった水素、二酸化炭素、及び一酸化炭素と、アノード極で生成された水分及び二酸化炭素とを含む排ガスは冷却器410によって冷却されて除湿装置200に供給される。
除湿装置200に供給された、水分、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したように除湿装置200において水分が除去され、CO分離液化装置300に供給される。CO分離液化装置300に供給された、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したようにCO分離液化装置300において、二酸化炭素とそれ以外の成分とに分離され、二酸化炭素は液化COとして回収されることとなる。
また、CO分離液化装置300において分離された二酸化炭素以外の成分(水素及び一酸化炭素を含む)は冷却器410に供給され、それらの成分が有する冷熱により、SOFC100bのアノード極から除湿装置200に供給される排ガスが冷却される。なお、熱を吸収した二酸化炭素以外の成分は、SOFC100bのアノード極に供給され、利用される。
以上のような発電システム1000により、CO分離液化装置300において分離された水素及び一酸化炭素を有効に利用して発電することができるばかりではなく、それらが有する冷熱を有効に利用することができ、さらには高濃度の液化COを回収することができるようになる。
<PAFCを備えた発電システムについて>
次に、本発明の一実施形態として、燃料電池100がリン酸形燃料電池(PAFC)である場合の発電システム1000の処理方法について、図8を用いて説明する。
まず、燃料ガス改質装置700において燃料ガスから改質された水素、二酸化炭素、及び一酸化炭素を含む混合ガスは、PAFC100cのアノード極に供給される。一方、PAFC100cのカソード極には空気(N及びO)が供給される。
PAFC100cでは、アノード極に供給された水素が、水素イオン(H)と電子(電気エネルギー)に分解され、電子は電力負荷を通電し、カソード極に移動することにより発電する。一方、水素イオンはカソード極へ移動し、カソード極に供給された酸素と電子により水に変換される。なお、カソード極で生成された水、並びに、カソード極で利用されなかった窒素及び酸素は、カソード極から排出される。
PAFC100cのアノード極で利用されなかった水素、二酸化炭素、及び一酸化炭素、並びに水分(燃料改質用蒸気の余剰分)を含む排ガスは冷却器410によって冷却されて除湿装置200に供給される。
除湿装置200に供給された、水分、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したように除湿装置200において水分が除去され、CO分離液化装置300に供給される。CO分離液化装置300に供給された、二酸化炭素、水素、及び一酸化炭素を含む排ガスは、上述したようにCO分離液化装置300において、二酸化炭素とそれ以外の成分とに分離され、二酸化炭素は液化COとして回収されることとなる。
また、CO分離液化装置300において分離された二酸化炭素以外の成分(水素及び一酸化炭素を含む)は冷却器410に供給され、それらの成分が有する冷熱により、PAFC100cのアノード極から除湿装置200に供給される排ガスが冷却される。なお、熱を吸収した二酸化炭素以外の成分は、PAFC100cのアノード極に供給され、利用される。
以上のような発電システム1000により、CO分離液化装置300において分離された水素及び一酸化炭素を有効に利用して発電することができるばかりではなく、それらが有する冷熱を有効に利用することができ、さらには高濃度の液化COを回収することができるようになる。
<PEFCを備えた発電システムについて>
次に、本発明の一実施形態として、燃料電池100が固体高分子形燃料電池(PEFC)である場合の発電システム1000の処理方法について、図9を用いて説明する。
まず、燃料ガス改質装置700において燃料ガスから改質された水素及び二酸化炭素を含む混合ガスは、PEFC100dのアノード極に供給される。一方、PEFC100dのカソード極には空気(N及びO)が供給される。
PEFC100dでは、アノード極に供給された水素が、水素イオン(H)と電子(電気エネルギー)に分解され、電子は電力負荷を通電し、カソード極に移動することにより発電する。一方、水素イオンはカソード極へ移動し、カソード極に供給された酸素と電子により水に変換される。なお、カソード極で生成された水、並びに、カソード極で利用されなかった窒素及び酸素は、カソード極から排出される。
PEFC100dのアノード極で利用されなかった水素及び二酸化炭素、並びに水分(燃料改質用蒸気の余剰分)を含む排ガスは冷却器410によって冷却されて除湿装置200に供給される。
除湿装置200に供給された、水素、二酸化炭素、及び水分を含む排ガスは、上述したように除湿装置200において水分が除去され、CO分離液化装置300に供給される。CO分離液化装置300に供給された、水素及び二酸化炭素を含む排ガスは、上述したようにCO分離液化装置300において二酸化炭素とそれ以外の成分とに分離され、二酸化炭素は液化COとして回収されることとなる。
また、CO分離液化装置300において分離された二酸化炭素以外の成分(水素などを含む)は冷却器410に供給され、それらの成分が有する冷熱により、PEFC100dのアノード極から除湿装置200に供給される排ガスが冷却される。なお、熱を吸収した二酸化炭素以外の成分は、PEFC100dのアノード極に供給され、利用される。
以上のような発電システム1000により、CO分離液化装置300において分離された水素を有効に利用して発電することができるばかりではなく、それらが有する冷熱を有効に利用することができ、さらには高濃度の液化COを回収することができるようになる。
本発明の一実施形態として説明する発電システム1000の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、除湿装置200及び熱交換器400,410を通って循環する冷媒を冷却するための冷凍機の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、燃料電池100のアノード極へ供給する混合ガスの生成過程を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するCO分離液化装置300の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する除湿装置200の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、燃料電池が溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)である発電システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、燃料電池が固体酸化物形燃料電池(SOFC)である発電システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、燃料電池がリン酸形燃料電池(PAFC)である発電システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、燃料電池が固体高分子形燃料電池(PEFC)である発電システムの概略構成を示す図である。

Claims (11)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池のアノード極から供給される、水分、水素、及び二酸化炭素を含む第1の排ガスから水分を除去して第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する除湿装置と、
    前記除湿装置により排出された第2の排ガスを前記二酸化炭素のみを固化させる第1の温度に冷却し、前記第2の排ガス中の前記二酸化炭素を固化して前記第2の排ガスから前記二酸化炭素を分離除去した水素を含む第3の排ガスを排出し、固化した前記二酸化炭素を液化するために昇温し、前記液化した二酸化炭素を排出する二酸化炭素分離液化装置と、
    前記二酸化炭素分離液化装置により排出された前記第3の排ガスを前記燃料電池のアノード極に供給する手段と、
    を含むことを特徴とする発電システム。
  2. 前記二酸化炭素分離液化装置は、
    前記除湿装置から供給される前記第2の排ガスを受け入れる排ガス入口と、
    前記第2の排ガスを冷却し、前記第2の排ガス中の二酸化炭素を固化して外面に付着させる冷媒流通管と、
    前記第3の排ガスを排出する排ガス出口と、
    前記排ガス入口及び前記排ガス出口を開閉するための各々に対する開閉手段と、
    を有する耐圧容器と、
    前記耐圧容器内で固化した前記二酸化炭素を昇温する昇温手段と、
    前記開閉手段により前記排ガス入口及び前記排ガス出口を密閉し、固化した前記二酸化炭素を前記昇温手段により昇温することにより得られた液化二酸化炭素を排出する排出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記燃料電池のアノード極から前記除湿装置に供給される前記第1の排ガスを冷却する熱交換器をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電システム。
  4. 前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記除湿装置から前記二酸化炭素分離液化装置に供給される前記第2の排ガスを冷却する熱交換器をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発電システム。
  5. 燃料ガスを水素と二酸化炭素とを含む混合ガスに改質し、前記燃料電池のアノード極に前記混合ガスを供給する燃料ガス改質装置をさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発電システム。
  6. 前記除湿装置が、前記燃料電池のアノード極から供給される前記第1の排ガスを、前記二酸化炭素を固化させないが前記水分を液化又は固化させる第2の温度に冷却し、前記第1の排ガス中の前記水分を液化又は固化させて前記第1の排ガスから前記水分を除去して前記第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する冷却式除湿装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発電システム。
  7. 前記除湿装置が、前記燃料電池のアノード極に供給する前記第3の排ガスの冷熱を利用して、前記第1の排ガスを前記第2の温度に冷却する手段をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の発電システム。
  8. 前記除湿装置が、
    第1の冷媒に前記第1の排ガスを通過させて前記第2の温度に冷却し、前記第1の排ガス中の前記水分を固化させて前記第1の排ガスから前記水分を除去して前記第2の排ガスとし、前記第2の排ガスを排出する脱水部と、
    固化した前記水分を含む前記第1の冷媒を、固化した前記水分と前記第1の冷媒とに分離する分離部と、
    分離した前記第1の冷媒を前記脱水部に供給する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発電システム。
  9. 前記燃料電池が、溶融炭酸塩形燃料電池、固体酸化物形燃料電池、リン酸形燃料電池、及び固体高分子形燃料電池からなるグループから選ばれるいずれかの装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発電システム。
  10. 前記溶融炭酸塩形燃料電池から前記除湿装置に供給される前記第1の排ガスの一部を燃焼して前記第1の排ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に酸化し、前記二酸化炭素を前記溶融炭酸塩形燃料電池のカソード極に供給する燃焼器をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の発電システム。
  11. 石油、石炭、又は燃料ガスを燃焼するボイラと、
    前記ボイラから排出される第4の排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する脱硝装置と、
    前記脱硝装置により窒素酸化物が除去された前記第4の排ガスに含まれる固形成分を除去する脱塵装置と、
    前記脱塵装置により前記固形成分が除去された前記第4の排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、
    前記脱硫装置により前記硫黄酸化物が除去された前記第4の排ガスを前記溶融炭酸塩形燃料電池のカソード極に供給する手段と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の発電システム。

JP2005200102A 2005-07-08 2005-07-08 発電システム Expired - Fee Related JP4916138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005200102A JP4916138B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005200102A JP4916138B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007018907A true JP2007018907A (ja) 2007-01-25
JP4916138B2 JP4916138B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=37755888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005200102A Expired - Fee Related JP4916138B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4916138B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129286A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電システム
KR101142473B1 (ko) 2009-09-23 2012-05-08 한국전력공사 이산화탄소 냉매제조 및 히트펌프 연계 용융탄산염연료전지시스템
JP2013095727A (ja) * 2011-11-03 2013-05-20 Toho Gas Co Ltd バイオガスのメタン濃縮方法及びメタン濃縮装置
KR20150080321A (ko) * 2013-12-31 2015-07-09 두산중공업 주식회사 천연가스이용 연료전지
JP2016513865A (ja) * 2013-03-15 2016-05-16 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニーExxon Research And Engineering Company 燃料電池を使用する集積化された発電および化学製造
KR20180137522A (ko) * 2016-04-21 2018-12-27 퓨얼 셀 에너지, 인크 이산화탄소 포획을 위해 용융 탄산염 연료 전지 애노드 배기를 후가공처리하는 방법
CN109155419A (zh) * 2016-04-21 2019-01-04 燃料电池能有限公司 通过冷却/冷凝从燃料电池的阳极排气中除去二氧化碳
KR20190002533A (ko) * 2016-04-22 2019-01-08 퓨얼 셀 에너지, 인크 연료전지 시스템을 위한 플루 가스 오염물의 현장 모니터링
US11508981B2 (en) 2016-04-29 2022-11-22 Fuelcell Energy, Inc. Methanation of anode exhaust gas to enhance carbon dioxide capture
US11975969B2 (en) 2020-03-11 2024-05-07 Fuelcell Energy, Inc. Steam methane reforming unit for carbon capture
US12095129B2 (en) 2018-11-30 2024-09-17 ExxonMobil Technology and Engineering Company Reforming catalyst pattern for fuel cell operated with enhanced CO2 utilization

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140808A (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 Central Res Inst Of Electric Power Ind 固形二酸化炭素製造方法
JPH05205763A (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 Toshiba Corp 燃料電池システム
JPH05347161A (ja) * 1992-06-12 1993-12-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 燃料電池発電システム
JPH06275291A (ja) * 1993-03-23 1994-09-30 Sanyo Electric Co Ltd 溶融炭酸塩型燃料電池システム
JPH0812314A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 排ガス中の炭酸ガス分離方法及び炭酸ガスの系統処理装置
JPH11312527A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Nippon Steel Corp 製鉄副生ガスを利用した溶融炭酸塩型燃料電池発電−排ガス回収複合システム
JP2000024454A (ja) * 1998-07-08 2000-01-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃焼排ガスの処理方法及び装置
JP2000317302A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃焼排ガスの処理方法及び装置
JP2004286348A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Kobe Steel Ltd 二酸化炭素の除去方法および同装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140808A (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 Central Res Inst Of Electric Power Ind 固形二酸化炭素製造方法
JPH05205763A (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 Toshiba Corp 燃料電池システム
JPH05347161A (ja) * 1992-06-12 1993-12-27 Tokyo Electric Power Co Inc:The 燃料電池発電システム
JPH06275291A (ja) * 1993-03-23 1994-09-30 Sanyo Electric Co Ltd 溶融炭酸塩型燃料電池システム
JPH0812314A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 排ガス中の炭酸ガス分離方法及び炭酸ガスの系統処理装置
JPH11312527A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Nippon Steel Corp 製鉄副生ガスを利用した溶融炭酸塩型燃料電池発電−排ガス回収複合システム
JP2000024454A (ja) * 1998-07-08 2000-01-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃焼排ガスの処理方法及び装置
JP2000317302A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃焼排ガスの処理方法及び装置
JP2004286348A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Kobe Steel Ltd 二酸化炭素の除去方法および同装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129286A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電システム
KR101142473B1 (ko) 2009-09-23 2012-05-08 한국전력공사 이산화탄소 냉매제조 및 히트펌프 연계 용융탄산염연료전지시스템
JP2013095727A (ja) * 2011-11-03 2013-05-20 Toho Gas Co Ltd バイオガスのメタン濃縮方法及びメタン濃縮装置
JP2016513865A (ja) * 2013-03-15 2016-05-16 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニーExxon Research And Engineering Company 燃料電池を使用する集積化された発電および化学製造
JP2016517617A (ja) * 2013-03-15 2016-06-16 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニーExxon Research And Engineering Company 燃料電池を使用する集積化された発電および化学製造
KR102164379B1 (ko) * 2013-12-31 2020-10-12 두산중공업 주식회사 천연가스이용 연료전지
KR20150080321A (ko) * 2013-12-31 2015-07-09 두산중공업 주식회사 천연가스이용 연료전지
US11139497B2 (en) 2013-12-31 2021-10-05 Doosan Heavy Industries & Construction Co., Ltd. Fuel cell system using natural gas
KR20180137522A (ko) * 2016-04-21 2018-12-27 퓨얼 셀 에너지, 인크 이산화탄소 포획을 위해 용융 탄산염 연료 전지 애노드 배기를 후가공처리하는 방법
CN109155419B (zh) * 2016-04-21 2022-06-24 燃料电池能有限公司 通过冷却/冷凝从燃料电池的阳极排气中除去二氧化碳
JP2019521468A (ja) * 2016-04-21 2019-07-25 フュエルセル エナジー, インコーポレイテッドFuelcell Energy, Inc. 冷却/凝縮による燃料電池のアノード排気からの二酸化炭素除去
KR102153398B1 (ko) * 2016-04-21 2020-09-08 퓨얼 셀 에너지, 인크 냉각/응축에 의해 연료전지의 애노드 배기물로부터 이산화탄소 제거
KR20190002537A (ko) * 2016-04-21 2019-01-08 퓨얼 셀 에너지, 인크 냉각/응축에 의해 연료전지의 애노드 배기물로부터 이산화탄소 제거
US11949135B2 (en) 2016-04-21 2024-04-02 Fuelcell Energy, Inc. Molten carbonate fuel cell anode exhaust post-processing for carbon dioxide capture
KR102212137B1 (ko) * 2016-04-21 2021-02-03 퓨얼 셀 에너지, 인크 이산화탄소 포획을 위해 용융 탄산염 연료 전지 애노드 배기를 후가공처리하는 방법
US11094952B2 (en) 2016-04-21 2021-08-17 Fuelcell Energy, Inc. Carbon dioxide removal from anode exhaust of a fuel cell by cooling/condensation
CN109155419A (zh) * 2016-04-21 2019-01-04 燃料电池能有限公司 通过冷却/冷凝从燃料电池的阳极排气中除去二氧化碳
US11211625B2 (en) 2016-04-21 2021-12-28 Fuelcell Energy, Inc. Molten carbonate fuel cell anode exhaust post-processing for carbon dioxide
KR20190002533A (ko) * 2016-04-22 2019-01-08 퓨얼 셀 에너지, 인크 연료전지 시스템을 위한 플루 가스 오염물의 현장 모니터링
US11362360B2 (en) 2016-04-22 2022-06-14 Fuelcell Energy, Inc. In-situ monitoring of flue gas contaminants for fuel cell systems
KR102204609B1 (ko) * 2016-04-22 2021-01-18 퓨얼 셀 에너지, 인크 연료전지 시스템을 위한 플루 가스 오염물의 현장 모니터링
US11508981B2 (en) 2016-04-29 2022-11-22 Fuelcell Energy, Inc. Methanation of anode exhaust gas to enhance carbon dioxide capture
US12095129B2 (en) 2018-11-30 2024-09-17 ExxonMobil Technology and Engineering Company Reforming catalyst pattern for fuel cell operated with enhanced CO2 utilization
US11975969B2 (en) 2020-03-11 2024-05-07 Fuelcell Energy, Inc. Steam methane reforming unit for carbon capture

Also Published As

Publication number Publication date
JP4916138B2 (ja) 2012-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916138B2 (ja) 発電システム
JP5183119B2 (ja) 発電システム
Hanak et al. High-efficiency negative-carbon emission power generation from integrated solid-oxide fuel cell and calciner
US10981785B2 (en) Installation and method for carbon recovery and storage, without the use of gas compression
JP6799078B2 (ja) 二酸化炭素捕捉を高めるためのアノード排ガスのメタン化
WO2022180740A1 (ja) Lngを活用する炭酸ガス回収式水素製造システム
NO320939B1 (no) Fremgangsmate for eksosgassbehandling i brenselcellesystem basert pa oksider i fast form
EP2889943B1 (en) Fuel cell system using natural gas
JP2010129286A (ja) 発電システム
EP3915670A1 (en) Reaction device and fuel cell power generation system
KR20160065151A (ko) 열 회수 수증기 발생기 내에서의 연료 전지 통합 방법
JP6692394B2 (ja) 炭素回収型燃料電池発電システム
JP5593948B2 (ja) 燃料電池発電装置
NO345296B1 (en) Method and power plant comprising a Solid Oxide Fuel Cell (SOFC) for production of electrical energy and H2 gas
KR101363504B1 (ko) 연료전지시스템 및 이를 구비한 선박
WO2017110090A1 (ja) 燃料電池システム
JP6698763B2 (ja) 液化二酸化炭素回収型燃料電池発電システム
Duong et al. Performance analysis of a fuel cells integrated system utilizing liquified natural gas as fuel for a green shipping target
KR102355411B1 (ko) 선박
JP7148364B2 (ja) 反応装置、及び燃料電池発電システム
JP2020087789A (ja) 反応装置、及び燃料電池発電システム
JP5183118B2 (ja) 発電システム
JP7509594B2 (ja) 固体炭素回収型エネルギー供給システム、および、固体炭素回収型エネルギー供給方法。
Kim et al. Development of a hybrid energy storage system for heat and electricity: Application to green hydrogen production process integrated with a municipal solid waste incinerator
JPH04334704A (ja) 燃焼ガス中の二酸化炭素等を分離する方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4916138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees