JP2007017354A - 化学反応検出システム - Google Patents

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久雄 中西
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Abstract

【課題】
試料等の種類を変えても実験や検査等を迅速に行うことができ、さらに製造コストが低減された化学反応検出システムを提供する。
【解決手段】
本発明の化学反応検出システム10は、試料を含む流体を導入するための第1流体導入孔21a,21bと、該試料を検出可能とするための反応を行う反応部26と、反応部26において生成された生成物を含む流体を外部に排出するための第1流体排出孔27とを備える第1マイクロチップ20と、
前記生成物を含む前記流体を導入するための第2流体導入孔33と、該流体中に含まれる前記生成物を検出するための検出手段38が備えられた検出部と、検出後の該流体を排出する第2流体排出孔35を備える第2マイクロチップ30と、を備え、
前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とが連通手段により連通され、前記流体を反応部26から検出部に送液可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機化合物、生体試料などの微量試料を混合、反応、合成、抽出、分離することを目的としたマイクロチップと、それらの結果得られた生成物を検出するマイクロチップとから構成される化学反応検出システムに関する。
有機化学、生化学分野において混合、反応、合成、抽出、分離、分析について高速化、微少試料、微小空間での操作が注目されており、その技術を確立するためにマイクロチップの研究が精力的に進められている。
一般的にマイクロチップは、試料をマイクロチップ内に導入するための導入孔と、導入された試料を検出可能とするための反応部と、該反応部において生成された生成物を検出するための検出手段が備えられた検出部と、検出後の該流体を排出するための排出孔を備える。この導入孔と、反応部と、検出部と、排出孔とは、微細流路により連通され、送液可能に構成されている。
第9回化学とマイクロ・ナノシステム研究会講演要旨集,2004年5月21日〜23日 特開2001−4628号公報
しかしながら、従来のマイクロチップにおいては、1つのマイクロチップ内に反応部と検出部とが備えられているため、試料等の種類が変わるとマイクロチップそのものを取り替える必要があった。そのため、その度に検出手段の位置合わせ等が必要となり、実験や検査等を迅速に行うことができなかった。
さらに、従来のマイクロチップは、1つのマイクロチップ内に反応部と検出部とが備えられているため、反応部および検出部のいずれの要求をも満たす必要があり、マイクロチップの製造コストが高くなる。
本発明は、このような課題を解決するものであって、試料等の種類を変えても実験や検査等を迅速に行うことができ、さらに製造コストが低減された化学反応検出システムを提供することを目的とする。
本発明の化学反応検出システムは、試料を含む流体を導入するための第1流体導入孔と、該試料を検出可能とするための反応を行う反応部と、該反応部において生成された生成物を含む流体を外部に排出するための第1流体排出孔とを備える第1マイクロチップと、
前記生成物を含む前記流体を導入するための第2流体導入孔と、該流体中に含まれる前記生成物を検出するための検出手段が備えられた検出部と、検出後の該流体を排出する第2流体排出孔を備える第2マイクロチップと、を備え、
前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とが連通手段により連通され、前記流体を前記反応部から前記検出部に送液可能に構成されている。
この本発明の化学反応検出システムによれば、反応部を有するマイクロチップと、検出部を有するマイクロチップとが別々に形成されている。そのため、マイクロチップの取り替えが容易になり、さらに検出手段の位置合わせ等が不要となるため、実験や検査等の効率が向上する。
さらに、本発明の化学反応検出システムにおいては、反応部を有するマイクロチップと、検出部を有するマイクロチップとを別々に製造することができる。そのため、反応部および検出部のいずれの要求をも満たすマイクロチップの製造コストを低減することができる。
また、前記連通手段が送液チューブであってもよい。
送液チューブは可とう性を有するため、第1マイクロチップと第2マイクロチップとの位置合わせが容易になる。
前記第1流体排出孔および前記第2流体導入孔の少なくとも一方が、前記送液チューブを脱着可能に構成されていてもよい。
これによれば、第1マイクロチップと第2マイクロチップとを容易に分離することが可能となるため、これらの交換作業を迅速に行うことができ、実験や検査等の効率が向上する。
また、前記第1流体排出孔および前記第2流体導入孔の少なくとも一方が、前記送液チューブの挿入方向に縮径した、略すり鉢状に形成されており、前記送液チューブを脱着可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、前記送液チューブを、流体排出孔や流体導入孔に挿入するだけで送液チューブと、第1マイクロチップや第2マイクロチップとを確実に接続することができる。そのため、流体の送液圧や外部からの応力等によって、送液チューブが、流体排出孔や流体導入孔から抜けることを効果的に抑制することができる。
また、本発明の化学反応検出システムにおいて、前記第1流体排出孔は、前記第1マイクロチップの前記第1流体導入孔を有する面と反対側の面に形成されており、
前記第2流体導入孔は、前記第2マイクロチップの前記第2流体排出孔を有する面に形成されていてもよい。
さらに、前記第1マイクロチップの前記第1流体排出孔を有する面と、前記第2マイクロチップの前記第2流体導入孔を有する面とが対向するように配置するとともに、前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とを連通手段により連通させて、前記生成物を含む前記流体を前記反応部から前記検出部に送液可能に構成されていてもよい。
また、前記連通手段が、略円筒状のリング部材であってもよい。
また、前記第1マイクロチップをプラスチック製とすることができる。
上述したように、本発明の化学反応検出システムにおいて、第1マイクロチップと第2マイクロチップとが別々に形成されているため、第1マイクロチップをプラスチック製とすれば、使い捨てが可能となり、マイクロチップの再利用による、検体の汚染やチップ自体の劣化などによる問題が解消し、精度の高い検出が可能となる。
また、前記検出手段は、前記生成物の発色を検出するための検出装置であってもよい。
本発明において、「反応」とは、混合、反応、合成、抽出、または分離等を行う工程を意味する。さらに、「検出」とは、分析、または検出等を行う工程を意味する。
本発明の化学反応検出システムによれば、試料等の種類を変えても実験や検査等を迅速に行うことができ、さらに製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態の化学反応検出システムは、試料を含む流体を導入するための第1流体導入孔と、該試料を検出可能とするための反応を行う反応部と、該反応部において生成された生成物を含む流体を外部に排出するための第1流体排出孔とを備える第1マイクロチップと、
前記生成物を含む前記流体を導入するための第2流体導入孔と、該流体中に含まれる前記生成物を検出するための検出手段が備えられた検出部と、検出後の該流体を排出する第2流体排出孔を備える第2マイクロチップと、を備え、
前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とが連通手段により連通され、前記流体を前記反応部から前記検出部に送液可能に構成されている。
このような化学反応検出システムによれば、反応部を有するマイクロチップと、検出部を有するマイクロチップとが別々に形成されている。そのため、マイクロチップの取り替えが容易になり、さらに検出手段の位置合わせ等が不要となるため、実験や検査等の効率が向上する。
さらに、このような化学反応検出システムにおいては、反応部を有するマイクロチップと、検出部を有するマイクロチップとを別々に製造することができる。そのため、反応部および検出部のいずれの要求をも満たすマイクロチップを製造することができ、さらに製造コストを低減することができる。
本実施形態の化学反応検出システムを、第1実施形態、第2実施形態により説明する。各実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る化学反応検出システムを図1に示す。図1の概略斜視図に示すように、化学反応検出システム10は、第1マイクロチップ20と、第2マイクロチップ30とを備える。
(第1マイクロチップ20)
第1マイクロチップ20は、プラスチック製基板12,14を貼り合わせて形成されており、その接合面において、略Y字形状の第1微細流路24と、さらに第1微細流路24の途中に凹形状に形成された反応部26を有している。
第1微細流路24は、巾0.01mm以上1mm以下、深さ0.01mm以上1mm以下程度であることが好ましい。第1微細流路24がこのようなサイズであれば、マイクロビーズを反応部26に容易に固定化することができ、さらに流体の流速のコントロールも容易となる。
反応部26は、凹形状を有しており、抗体が固相化されたマイクロビーズ等を固定化することにより、反応部として用いられる。また、反応部26内にマイクロビーズを固定する場合、該マイクロビーズが反応部26から第1微細流路24に流出しないように、反応部26と、第1流体排出孔27側に位置する第1微細流路24との間に、ダム部(不図示)を設けてもよい。
第1マイクロチップ20はその一方の面に、第1突出部22a,22bおよび第1突出部28を備える。第1突出部22a,22bおよび第1突出部28の内部には、微細流路24に至る第1流体導入孔21a,21b、第1流体排出孔27が各々形成されている。流体を導入するための第1突出部は、1つ以上形成されていればよい。
図2に、第1突出部28の概略縦断面図を示す。第1突出部28に形成された第1流体排出孔27は、送液チューブ44の挿入方向に縮径した、略すり鉢状の形状を有している。
このような形状によれば、送液チューブ44を、第1流体排出孔27に挿入するだけで送液チューブ44と第1マイクロチップ20とを確実に接続することができる。そのため、流体の送液圧や外部からの応力等によって、送液チューブが、流体排出孔や流体導入孔から抜けることがない。さらに、送液チューブ44を抜き差しするだけで、送液チューブ44を第1流体排出孔27から容易に脱着することができる。そのため、反応部26を有する第1マイクロチップ20を容易に交換することができる。
また、第1流体導入孔21a,21bを略すり鉢状の形状として、送液チューブ42a,42bを脱着可能に構成してもよい。
送液チューブ44は、弾性材から形成されており可とう性を有する。そのため、第1流体排出孔27に差し込むだけで容易に接続することができる。この弾性材としては、テフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などが挙げられる。これらの材料は、反応物の付着が少ないため、検出効率が向上するため好ましい。
また、送液チューブ42a,42bも、上記弾性材から形成されていてもよい。
このように、第1マイクロチップ20はプラスチック製基板から構成されており、さらに送液チューブ44を第1流体排出孔27から抜くだけで第2マイクロチップ30から容易に分離される。そのため、反応部26を有する第1マイクロチップ20の使い捨てが可能となり、マイクロチップの再利用による、検体の汚染やチップ自体の劣化などによる問題が解消し、精度の高い検出が可能となる。
このような第1マイクロチップ20を構成するプラスチック製基板12,14は、例えば、所定の形状を有する上下金型を用いて射出成形により作製される。
プラスチック製基板12,14の材質としては、熱可塑性樹脂が好ましく、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリペンテン等の直鎖状ポリオレフィン、飽和環状ポリオレフィン、ポリスチレン、およびポリカーボネート、ポリアミド、含フッ素樹脂等が挙げられる。耐熱性、耐薬品性、低蛍光性、成形性に特に優れるという観点から、飽和環状ポリオレフィンを用いることがより好ましい。ここで飽和環状ポリオレフィンとは、環状オレフィン構造を有する重合体単独または環状オレフィンとα−オレフィンとの共重合体を水素添加した飽和重合体等、例えば5−メチル−2−ノルボルネンの開環重合体の水素添加物などをさす。
射出成形によって製造されたプラスチック製基板14は、一方の面に略Y字形状の微細な溝部(不図示)が形成され、その反対側の面に第1突出部22a,22bおよび第1突出部28を備える。第1突出部22a,22bおよび第1突出部28の内部には、表裏に貫通した第1流体導入孔21a,21b、第1流体排出孔27が各々形成されており、前記溝部と連通している。一方、プラスチック製基板12は、反応部26となる凹部(不図示)が所定の位置に形成されている。
本実施形態においては、これらの第1突出部を有するプラスチック製基板14を射出成形によって製造した例によって示したが、略円柱形状のジョイントをプラスチック製基板14に嵌合することにより第1突出部が形成されていてもよい。この場合、第1突出部22a,22bおよび28を構成するジョイントは、反応物の付着が少ないテフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などから形成されていることが好ましい。
プラスチック製基板12,14を成形後に、プラスチック製基板14に形成された微細溝部を有する面、およびプラスチック製基板12に形成された凹部を有する面が内側になるように、これらを接合することにより、第1マイクロチップ20が得られる。
この接合方法としては、熱圧着、溶剤溶着、レーザ溶着、超音波溶着等が挙げられるが、操作が簡易であることと、比較的接合速度が大きいことから熱圧着で接合されることが好ましい。
なお、本実施形態の化学反応検出システム10においては、第1マイクロチップ20に形成される第1微細流路24を、ドリルのような切削手段で形成することもできる。このような方法によれば、低コストで第1マイクロチップ20を製造することができ、使い捨てを考慮する上でより好ましい。
従来のマイクロチップにおいては、反応部と検出部とが1つのマイクロチップ内に形成されている。そのため、ドリルのような切削手段で微細流路を形成すると、流路の表面精度が低くなり、検出器として蛍光や可視光などの光を検出する高感度なものを用いると、光の乱反射が激しくなり、正確な検出ができなくなる。
これに対し、本実施態様の化学反応検出システム10は、第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30とから構成されているので、第2マイクロチップ30の第2微細流路32を後述するような方法で表面精度良く形成すれば、高感度での検出が可能となる。そのため、第1マイクロチップ20の第1微細流路24をドリルのような切削手段で形成することもできる。
第1マイクロチップ20は、プラスチック製基板12の溝部が形成された面に、プラスチック製基板14の凹部が形成された面を貼り合わせて構成されている。これにより、接合面において、略Y字形状の微細流路24が形成され、さらに微細流路24の途中に凹部からなる反応部26が形成される。さらに、第1流体導入孔21aと、第1流体導入孔21bと、第1流体排出孔27とは、第1微細流路24を介して連通している。
なお、第1実施形態においては、プラスチック製基板14の一方の面に略Y字形状の微細な溝部を形成した例により示したが、プラスチック製基板12の一方の面に形成してもよい。
(第2マイクロチップ30)
第2マイクロチップ30は、ガラス製基板16,18を貼り合わせて形成されており、その接合面において、略直線状の第2微細流路32を有している。さらに、その第2微細流路32において、検出部(不図示)が形成されている。第2微細流路32は、検出手段38により反応液の検出ができれば特に限定されないが、巾0.01mm以上1mm以下、深さ0.01mm以上1mm以下程度であることが好ましい。
第2マイクロチップ30はその一方の面に、第2突出部34および第2突出部36を備える。第2突出部34および第2突出部36の内部には、第2流体導入孔33および第2流体排出孔35が各々形成されている。
第2突出部34に形成された第2流体導入孔33は、図2に示す第1突出部28と同様に、送液チューブ44の挿入方向に縮径した、略すり鉢状の形状を有していることが好ましい。
このような形状によれば、送液チューブ44を、第2流体導入孔33に挿入するだけで送液チューブ44と第2マイクロチップ30とを確実に接続することができる。そのため、流体の送液圧や外部からの応力等によって、送液チューブが、流体排出孔や流体導入孔から抜けることを効果的に抑制することができる。さらに、送液チューブ44を抜き差しするだけで、送液チューブ44を第2流体導入孔33から容易に脱着することができる。そのため、反応部26を有する第1マイクロチップ20を容易に交換することができる。
また、第2突出部36の第2流体排出孔35を略すり鉢状の形状として、送液チューブ46を脱着可能に構成してもよい。
送液チューブ44は、弾性材から形成されており可とう性を有する。そのため、第2流体導入孔33に差し込むだけで容易に接続することができる。この弾性材としては、テフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などが挙げられる。これらの材料は、反応物の付着が少ないため、検出効率が向上するため好ましい。また、送液チューブ46も、上記弾性材から形成されていてもよい。
このような第2マイクロチップ30を構成するガラス製基板18は、平板状のガラス基板にフォトレジスト樹脂をコーティングし、微細流路32および開口部のパターンを露光、現像した後にエッチング処理を行うことにより製造される。
エッチング工程において、ガラス製基板18の一方の面に略直線形状の微細な溝部(不図示)を形成し、その溝部の両端に、開口部(不図示)を形成する。第2突出部34、36は、ガラス製基板18の溝部の両端に形成された開口部(不図示)に、略円柱状のジョイントを差し込むことにより形成される。このジョイント内部には、第2流体導入孔33、第2流体排出孔35が形成されている。略円柱状のジョイントは、第2マイクロチップ30において流体を導入または排出することができる流体通過部である。
第2突出部34、36を構成するジョイントは、反応物の付着が少ないテフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などから形成されていることが好ましい。
略円柱状のジョイントから形成された第2突出部34、36は、その内部に、表裏に貫通した第2流体導入孔33、第2流体排出孔35を各々備え、前記溝部と連通している。一方、ガラス製基板18は、略平板形状を有している。
第2マイクロチップ30は、ガラス製基板18の溝部を有する面に、ガラス製基板16を、陽極接合などにより貼り合わせて製造される。これにより、接合面において、略直線形状の第2微細流路32が形成される。さらに、第2流体導入孔33と、第2流体排出孔35とは、第2微細流路32を介して連通している。
なお、第1実施形態においては、ガラス製基板18の一方の面に微細な溝部を形成した例により示したが、ガラス製基板16の一方の面に形成してもよい。
さらに、第2マイクロチップ30は、第2突出部34、36を備える面に、検出手段38が設置されている。検出手段38は、第2微細流路32の検出部(不図示)の直上に設置されている。
本実施形態の化学反応検出システム10は、このような第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30とからなる。第1マイクロチップ20において、第1流体導入孔21aおよび21bに、各々送液チューブ42aおよび42bが挿入されている。送液チューブ42a,42bには送液ポンプ(不図示)が、接続されており、第1マイクロチップ20に試料を含む流体を導入することができる。さらに、第1マイクロチップ20の第1流体排出孔27と、第2マイクロチップ30の第2流体導入孔33とは、送液チューブ44により連通している。送液チューブ44の所定の位置に送液ポンプ(不図示)を設けて、送液してもよい。さらに、第2マイクロチップ30の第2流体排出孔35に、送液チューブ46が挿入されている。
これらの送液チューブは、反応物の付着が少ないテフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などから形成されていることが好ましい。
このような化学反応検出システム10を用いた検出方法を、試料として所定のタンパク質を用いた例によって説明する。
まず、所定のタンパク質(以下、抗原と呼ぶ)を捕捉する能力を有する抗体を、マイクロビーズに固相化する。次いで、マイクロビーズにおいて、抗体が固定化されていない部分を該反応に影響を及ぼさないタンパク質、例えばウシ血清アルブミン等で被覆する。このマイクロビーズを含む流体を、送液チューブ42aから第1微細流路24を通過させ、第1マイクロチップ20の反応部26内に固定する。
次いで、所定の抗原を含む流体を、送液ポンプ(不図示)を用いて、送液チューブ42bから第1微細流路24を通過させ、第1マイクロチップ20の反応部26に送液する。これにより、固相化された抗体と、抗原とを反応させる。そして、抗原に特異的に結合する酵素、蛍光、ビオチン等で標識された抗体を、送液チューブ42aから送液し、固相化された抗体に捕捉された抗原と反応させる。本実施態様においては、酵素により標識された抗体を用いた例によって説明する。
次いで、基質を送液チューブ42bから導入し、反応部26において酵素反応を起こさせ、基質を発色させる。発色した基質は、第1微細流路24を通過し、第1流体排出孔27および第2流体導入孔33に挿入された送液チューブ44を介して第2マイクロチップ30に送液される。送液チューブ44における送液は、送液チューブ42a,42bに接続された送液ポンプの送圧によって行われてもよく、送液チューブ44の所定の位置に設けられた送液ポンプ(不図示)により行われてもよい。
第2マイクロチップ30に導入された発色した基質は、第2微細流路32を通り検出部において検出手段38により発色量が測定される。検出手段38としては、熱レンズ顕微鏡、蛍光検出器等を用いることができる。検出後、第2微細流路32を通り、第2流体排出孔35から送液チューブ46を介して排出される。
このように本実施形態の化学反応検出システム10は、細胞のタンパク質の検出に特に好適に用いることができる。細胞内には核酸、脂質を初めとするタンパク質以外の物質を多く含んでいるため、反応部26において酵素反応による発色反応を行う前にそれらを充分に除去し、検出部37において検出感度を向上させる必要がある。第1実施形態の化学反応検出システム10は、反応部26を有する第1マイクロチップ20と、検出部37を有する第2マイクロチップ30とから構成されているため、これらを送液チューブ44等で連通させる前に、反応部26の試料からタンパク質以外の物質を除去し、さらに第1微細流路24を十分に洗浄することができる。これによれば、第2マイクロチップ30の第2微細流路32や検出部37等には、試料から除去された物質が付着することがない。そのため、第1微細流路24を洗浄した後に、第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30を連通させることができるため、検出部37における高感度での検出が可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る化学反応検出システムを図3,4に示す。図3は、第2実施形態に係る化学反応検出システムの概略斜視図を示し、図4(a)は図3に示された化学反応検出システムのa−a'線断面図を示す。なお、図3,4において、第1実施形態と同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図3に示すように、化学反応検出システム10は、第1マイクロチップ20と、第2マイクロチップ30とを備える。図4(a)に示すように、第1マイクロチップ20は、第1突出部22を備える面と反対側の面に開口する第1'流体排出孔50を備える。一方、第2マイクロチップ30は、第2突出部34を備える面に開口する第2'流体導入孔52を備える。第1‘流体排出孔50と第2’流体導入孔52とは、図4(a)(b)に示すような略円筒状のリング部材54を介して送液可能に構成されている。
リング部材54は、反応物の付着が少ないテフロン(登録商標)、ポリプロピレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などから形成されていることが好ましい。第1マイクロチップ20および第2マイクロチップ30は、リング部材54を狭持した状態で、クリップのような部材で挟んで固定されていてもよく、所定のホルダ内に載置してネジ等で固定されていてもよい。そのため、第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30とは、容易に分離することができる。
このように、第1マイクロチップ20はプラスチック製基板から構成されており、さらにリング部材54は容易に分離することができるため第2マイクロチップ30から簡単に分離される。そのため、反応部26を有する第1マイクロチップ20の使い捨てが可能となり、マイクロチップの再利用による、検体の汚染やチップ自体の劣化などによる問題が解消し、精度の高い検出が可能となる。
このような第1マイクロチップ20を構成するプラスチック製基板12,14は、例えば、所定の形状を有する上下金型を用いて射出成形により作製される。
射出成形によって製造されたプラスチック製基板14は、一方の面に略Y字形状の微細な溝部(不図示)を備えるとともに、その反対側の面に第1突出部22a,22bを備える。第1突出部22a,22bの内部には、表裏に貫通した第1流体導入孔21a,21bを備え、前記溝部と連通している。一方、プラスチック製基板12は、一方の面に反応部26となる凹部(不図示)が形成されているとともに、第1'流体排出孔50となる開口部が形成されている。
なお、本実施形態の化学反応検出システム10においても、第1マイクロチップ20に形成される第1微細流路24を、ドリルのような切削手段で形成することもできる。
第1マイクロチップ20は、プラスチック製基板12の溝部を備える面に、プラスチック製基板14の凹部を備える面を貼り合わせて構成されている。これにより、接合面において、略Y字形状の微細流路24が形成され、さらに微細流路24の途中に凹部からなる反応部26が形成される。さらに、第1流体導入孔21aと、第1流体導入孔21bと、第1'流体排出孔50とは、第1微細流路24を介して連通している。
一方、第2マイクロチップ30を構成するガラス製基板18は、平板状のガラス基板にフォトレジスト樹脂をコーティングし、微細流路32、第2'流体導入孔52、および開口部のパターンを露光、現像した後にエッチング処理を行うことにより製造される。
エッチング工程によって製造されたガラス製基板18は、一方の面に略直線形状の微細な溝部(不図示)を備えるとともに、その溝部の両端に、開口部(不図示)および第2'流体導入孔52が形成されている。第2突出部36は、ガラス製基板18の溝部の片方端部に形成された開口部(不図示)に、略円柱状のジョイントを差し込むことにより形成されている。このジョイント内部には、第2流体排出孔35が形成されている。略円柱状のジョイントは、第2マイクロチップ30において流体を導入または排出することができる流体通過部である。
第2マイクロチップ30は、ガラス製基板18の溝部を備える面に、ガラス製基板16を、陽極接合などにより貼り合わせて製造される。これにより、接合面において、略直線形状の第2微細流路32が形成される。さらに、第2‘流体導入孔52と、第2流体排出孔35とは、第2微細流路32を介して連通している。
図4に示すように、第1マイクロチップ20の第1'流体排出孔50と、第2マイクロチップ30の第2’流体導入孔52とは、リング部材54を介して送液可能に構成されている。そのため、第1実施形態と同様に、第1マイクロチップ20で反応が行われた後、それらによって得られた生成物について第2マイクロチップ30内で検出することができる。
なお、本実施形態においては、リング部材54を用いた例によって示したが、特に限定されず、送液チューブ等を接続することにより、所定距離離間させて送液可能に形成されていてもよい。
さらに、第2マイクロチップ30は、第2突出部34を備える面に、検出手段38が設置されている。検出手段38は、第2微細流路32の検出部37の直上に設置されている。
このような第2実施形態の化学反応検出システム10においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を説明する。
(実施例)
図1のように、反応部26を有する第1マイクロチップ20と、検出手段38として熱レンズ顕微鏡が配置された第2マイクロチップ30とを備える化学反応検出システム10を準備した。第1マイクロチップ20の第1微細流路24はドリルを用いて作製し、第2マイクロチップ30は所定のリソグラフィ工程により作製した。
抗CEA(=CARCINOEMBRYONIC ANTIGEN)抗体をポリスチレン製のマイクロビーズに固相化し、次いで、1%ウシ血清アルブミンを含むリン酸緩衝液で抗CEA抗体により被覆されていないマイクロビーズ表面を被覆した。このマイクロビーズを第1流体導入孔21aから、第1マイクロチップ20内に導入し、反応部26内に固定した。次いで、CEA抗原を含む流体を、第1流体導入孔21bから第1マイクロチップ20内に導入し、第1微細流路24を経て反応部26に供給した。これにより、反応部26において、固相化された該抗CEA抗体と、CEA抗原とを反応させた。さらに、ペルオキシダーゼ標識抗CEA抗体を含む流体を、第1流体導入孔21aから導入し、反応部26において、ペルオキシダーゼ標識抗CEA抗体とCEA抗原とを反応させた。最後に3,3',5,5'-TetramethylbenzidineとH2O2の混合溶液を基質として第1流体導入孔21bから導入し、反応部26において酵素反応を実施した。酵素反応により発色した基質を第2マイクロチップ30上で熱レンズ顕微鏡(励起波長=650nm)を用いて検出し、発色量を計測した。同様の実験を、抗原濃度を変化させて実施した。抗原濃度に応じた発色量(TLMシグナル)を計測した結果を表1に示し、また、該値をグラフ化したものを図5に示した。
(比較例)
第2マイクロチップ30を用いず、第1マイクロチップ20の第1微細流路24上で熱レンズ顕微鏡(励起波長=650nm)を用いて検出し、発色量を計測した以外は、実施例と同様にして行った。
同様の実験を、抗原濃度を変化させて実施した。抗原濃度に応じた発色量(TLMシグナル)を計測した結果を表1に示し、また、該値をグラフ化したものを図5に示した。
その結果、実施例では、抗原濃度に比例したTLMシグナルを比較例より高いレベルで得られた。このことから、第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30とからなる化学反応検出システム10を用いた場合には、1つのマイクロチップを用いた場合に比べ高感度で検出可能であることが明らかになった。
第1マイクロチップ20の第1微細流路24は、ドリルのような切削手段で形成されており、その表面精度が低い。そのため、比較例のように、第1マイクロチップ20の第1微細流路24上で検出すると、光の乱反射が生じるため検出感度が低下する。一方、実施例の化学反応検出システム10は、第1マイクロチップ20と第2マイクロチップ30とから構成され、さらに第2マイクロチップ30の第2微細流路32の表面は、高精度で形成されている。そのため、実施例では、抗原濃度に比例したTLMシグナルを比較例より高いレベルで得ることができる。
本発明に係る化学反応検出システムの第1実施形態の概略斜視図である。 第1実施形態における第1突出部の概略断面図である。 本発明に係る化学反応検出システムの第2実施形態の概略斜視図である。 図4(a)は第2実施形態の化学反応検出システムのa−a'線概略断面図であり、図4(b)は、連通部の概略上面図である。 実施例において、抗原濃度に応じた発色量(TLMシグナル)を計測した結果を示すグラフである。
符号の説明
10 化学反応検出システム
12,14 プラスチック製基板
16,18 ガラス製基板
20 第1マイクロチップ
21a,21b 第1流体導入孔
22a,22b 第1突出部
24 第1微細流路
26 反応部
27 流体排出孔
28 第1突出部
30 第2マイクロチップ
32 第2微細流路
33 第2流体導入孔
34,36 第2突出部
35 第2流体排出孔
37 検出部
38 検出手段
42a,42b,44,46 送液チューブ
50 第1'流体排出孔
52 第2'流体導入孔
54 リング部材

Claims (9)

  1. 試料を含む流体を導入するための第1流体導入孔と、該試料を検出可能とするための反応を行う反応部と、該反応部において生成された生成物を含む流体を外部に排出するための第1流体排出孔とを備える第1マイクロチップと、
    前記生成物を含む前記流体を導入するための第2流体導入孔と、該流体中に含まれる前記生成物を検出するための検出手段が備えられた検出部と、検出後の該流体を排出する第2流体排出孔を備える第2マイクロチップと、
    を備え、
    前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とが連通手段により連通され、前記流体を前記反応部から前記検出部に送液可能に構成されている、化学反応検出システム。
  2. 請求項1に記載の化学反応検出システムであって、
    前記連通手段が送液チューブである、化学反応検出システム。
  3. 請求項2に記載の化学反応検出システムであって、
    前記第1流体排出孔および前記第2流体導入孔の少なくとも一方が、前記送液チューブを脱着可能に構成されている、化学反応検出システム。
  4. 請求項3に記載の化学反応検出システムであって、
    前記第1流体排出孔および前記第2流体導入孔の少なくとも一方が、前記送液チューブの挿入方向に縮径した略すり鉢状に形成されており、前記送液チューブを脱着可能に構成されている、化学反応検出システム。
  5. 請求項1に記載の化学反応検出システムであって、
    前記第1流体排出孔は、前記第1マイクロチップの前記第1流体導入孔を有する面と反対側の面に形成されており、
    前記第2流体導入孔は、前記第2マイクロチップの前記第2流体排出孔を有する面に形成されている、化学反応検出システム。
  6. 請求項5に記載の化学反応検出システムであって、
    前記第1マイクロチップの前記第1流体排出孔を有する面と、前記第2マイクロチップの前記第2流体導入孔を有する面とが対向するように配置するとともに、前記第1流体排出孔と前記第2流体導入孔とを連通手段により連通させて、前記生成物を含む前記流体を前記反応部から前記検出部に送液可能に構成されている、化学反応検出システム。
  7. 請求項6に記載の化学反応検出システムであって、
    前記連通手段が略円筒状のリング部材である、化学反応検出システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の化学反応検出システムであって、
    前記第1マイクロチップがプラスチック製である、化学反応検出システム。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の化学反応検出システムであって、
    前記検出手段は、前記生成物の発色を検出するための検出装置である、化学反応検出システム。
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