JP2003222633A - マイクロチップ - Google Patents

マイクロチップ

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JP2003222633A
JP2003222633A JP2002021725A JP2002021725A JP2003222633A JP 2003222633 A JP2003222633 A JP 2003222633A JP 2002021725 A JP2002021725 A JP 2002021725A JP 2002021725 A JP2002021725 A JP 2002021725A JP 2003222633 A JP2003222633 A JP 2003222633A
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substrate
microchip
pipe
hole
shaped
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JP2002021725A
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English (en)
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Satoshi Jibiki
聡 地引
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ化学システムを構成するマイクロチ
ップのモジュール化を容易に実現でき、マイクロチップ
の汎用性を高めることができるマイクロチップを提供す
る。 【解決手段】 基板104は、その周辺に、中央に貫通
孔を有するパイプ状突起103を等ピッチで2×4個有
する。4隅のパイプ状突起103はスリット101の分
岐端の対応位置に配されている。基板106は、外径が
パイプ状突起103の外径と同じ孔105をパイプ状突
起103の対応位置に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロチップに
関し、特に複雑で複合的な処理や並列処理を行うマイク
ロチップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、化学反応の高速化や微少量で
の反応、オンサイト分析等の観点から、化学反応を微小
空間で行うための集積化技術が注目されており、その技
術を確立するための研究が精力的に進められている。
【0003】このような集積化技術の1つとして、マイ
クロチップ内部の微細な溝で液中試料の混合、反応、分
離、抽出、検出等を行うマイクロ化学システムがある。
【0004】マイクロチップは、スリットが形成された
ガラス基板の両面に2枚のガラス基板が接合されたもの
であり、このスリットの部分が前述の微細な溝を形成す
るものである。また、このスリットが形成されたガラス
基板の一方の面に接合されたガラス基板には、この微細
な溝と連通する少なくとも2つの孔が形成されており、
この孔から試料の注入・排出が行なわれる。
【0005】このようなマイクロチップを用いて、複雑
で複合的な処理を行う場合、従来は1つのマイクロチッ
プ上に単機能のパターンを集積した専用パターンを持つ
マイクロチップや(Science, 282, 484 (1998))、何層
にも重ねて接着された多層のマイクロチップであって、
その各層のマイクロチップが夫々異なる機能(合成の工
程)を有するものが提案されている(KAST Report, 11,
18-25 (2000))。また、パイルアップ生産システムとし
て生産量に応じた並列処理を行う場合、従来は何層にも
重ねて接着された多層のマイクロチップであって、その
各層のマイクロチップで同一の生産物を同一の単位時間
当たりの生産量で生産するものが提案されている(KAST
Report, 11, 18-25 (2000))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
マイクロチップ上に単機能のパターンを複数集積させた
場合、ガラス基板へのスリットパターンの形成工程、ス
リットが形成されたガラス基板と接合する2枚のガラス
基板の形成工程、及びこれらのガラス基板の接合工程な
どを巧みに組み合わせてゆく必要があり、各工程での不
良ロスでコスト高となる。また、限られた範囲の目的に
しか使用できないことから大量生産ができず、コスト高
になる。
【0007】さらに、このようなマイクロチップを作製
する場合、高精度な加工や位置決めが必要であり、使用
できる装置の制約から作製できるマイクロチップの大き
さも制約され、ひいては、マイクロ化学システムの構成
も制約されることとなる。
【0008】また、何層にも重ねて接着された多層のマ
イクロチップを作製する場合、各マイクロチップ間で液
を導入するための孔位置を正確に合わせることで完全に
接着をしなければならないが、層の数が増す程ズレや部
分的な接着不良を発生しやすくなりコスト高となると共
に、製造が困難となる。
【0009】本発明の目的は、マイクロ化学システムを
構成するマイクロチップのモジュール化を容易に実現で
き、マイクロチップの汎用性を高めることができるマイ
クロチップを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のマイクロチップは、マイクロ化学シ
ステムを構成するマイクロチップにおいて、基板と、前
記基板の一方の面に形成された少なくとも2つのパイプ
状突起と、前記少なくとも2つのパイプ状突起の対応位
置において前記基板の他方の面に形成された少なくとも
2つの孔とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項1記載のマイクロチップによれば、
基板の他方の面に形成された少なくとも2つの孔が基板
の一方の面に形成された少なくとも2つのパイプ状突起
の対応位置にあるので、マイクロ化学システムを構成す
るマイクロチップのモジュール化を容易に実現でき、マ
イクロチップの汎用性を高めることができる。
【0012】請求項2記載のマイクロチップは、請求項
1記載のマイクロチップにおいて、前記パイプ状突起の
外径と前記孔の孔径はほぼ等しいことを特徴とする。
【0013】請求項2記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起の外径とマイクロチップ
裏面の孔の孔径はほぼ等しいので、マイクロチップ同士
の接続を確実に行うことができる。
【0014】請求項3記載のマイクロチップは、請求項
1又は2記載のマイクロチップにおいて、前記パイプ状
突起の外形はテーパ状であることを特徴とする。
【0015】請求項3記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起の外形はテーパ状である
ので、マイクロチップ同士の接続をより確実に行うこと
ができる。
【0016】請求項4記載のマイクロチップは、請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のマイクロチップにおい
て、前記パイプ状突起は少なくとも3つ設けられてお
り、夫々、等ピッチで配列されていることを特徴とす
る。
【0017】請求項4記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起は等ピッチで配列されて
いるので、マイクロチップ同士の接続の自由度を増大さ
せることができる。
【0018】請求項5記載のマイクロチップは、請求項
1乃至4のいずれか1項に記載のマイクロチップにおい
て、ガラスから成ることを特徴とする。
【0019】請求項5記載のマイクロチップによれば、
ガラスから成るので、耐久性、耐薬品性のあるマイクロ
チップを実現することができる。
【0020】請求項6記載のマイクロチップは、請求項
1乃至5のいずれか1項に記載のマイクロチップにおい
て、前記基板の内部には液中試料が流れる溝が形成さ
れ、前記パイプ状突起の少なくとも1つと前記孔の少な
くとも1つは、前記溝に連通することを特徴とする。
【0021】請求項6記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップの基板の内部には液中試料が流れる溝が
形成され、マイクロチップのパイプ状突起の少なくとも
1つと、マイクロチップの孔の少なくとも1つとは、液
中試料が流れる溝に連通するので、接続したマイクロチ
ップ間の液中試料の移動を容易にすることができる。
【0022】請求項7記載のマイクロチップは、請求項
6記載のマイクロチップにおいて、前記パイプ状突起及
び前記孔は、前記溝の長手方向に関して互いに対向して
いることを特徴とする。
【0023】請求項7記載のマイクロチップによれば、
パイプ状突起及び孔は、溝の長手方向に関して互いに対
向しているので、マイクロチップ内に液中試料を注入
し、それを排出することが確実にできる。
【0024】請求項8記載のマイクロチップは、請求項
6記載のマイクロチップにおいて、前記パイプ状突起及
び前記孔は、前記溝の長手方向と直行する方向に関して
互いに対向していることを特徴とする。
【0025】請求項8記載のマイクロチップによれば、
パイプ状突起及び孔は、溝の長手方向と直行する方向に
関して互いに対向しているので、マイクロチップ内に液
中試料を注入し、それを排出することが確実にできる。
【0026】請求項9記載のマイクロチップは、請求項
8記載のマイクロチップにおいて、前記基板は、前記液
中試料が流れる溝を規定するスリットが形成された第1
の基板と、前記第1の基板の一方の面に接合された第2
の基板と、前記第1の基板の他方の面に接合された第3
の基板とから成り、前記パイプ状突起は前記第2の基板
に形成されると共に、前記孔は前記第3の基板に形成さ
れていることを特徴とする。
【0027】請求項9記載のマイクロチップによれば、
基板は、前記液中試料が流れる溝を規定するスリットが
形成された第1の基板と、第1の基板の一方の面に接合
された第2の基板と、第1の基板の他方の面に接合され
た第3の基板とから成り、マイクロチップのパイプ状突
起は第2の基板に形成されると共に、マイクロチップの
孔は第3の基板に形成されているので、パイルアップ生
産用のマイクロチップを簡単に作製できると共に、マイ
クロチップの構成部材の標準化が可能となり、マイクロ
チップを安価に製作することができる。
【0028】請求項10記載のマイクロチップは、請求
項9記載のマイクロチップにおいて、前記スリットは、
所望の機能に応じて設計された所定のパターンにより形
成されることを特徴とする。
【0029】請求項10記載のマイクロチップによれ
ば、第1の基板のスリットは、所望の機能に応じて設計
された所定のパターンにより形成されるので、他の構成
部分の形状等を変更することなくスリット形状のみでマ
イクロチップの機能を変更することができる結果、複数
の機能を有するマイクロチップを標準化された構成部材
により作製することができる。
【0030】請求項11記載のマイクロチップは、請求
項1乃至10のいずれか1項に記載のマイクロチップに
おいて、前記孔の少なくとも1つは、孔用封止チップに
よって封止されるように構成され、当該孔用封止チップ
は、第4の基板と、前記第4の基板の一方の面に接合さ
れ、前記封止される孔に嵌合すべく配された他のパイプ
状突起と、前記第4の基板の他方の面に接合された第5
の基板とを備えることを特徴とする。
【0031】請求項11記載のマイクロチップによれ
ば、孔の少なくとも1つは、孔用封止チップによって封
止されるように構成されているので、マイクロチップ内
の溝に液中試料が排出される位置を確実に制御すること
ができる。
【0032】請求項12記載のマイクロチップは、請求
項11記載のマイクロチップにおいて、前記第4の基板
及び前記第5の基板はガラスから成ることを特徴とす
る。
【0033】請求項12記載のマイクロチップによれ
ば、第4の基板及び第5の基板はガラスから成るので、
耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップを実現すること
ができる。
【0034】請求項13記載のマイクロチップは、請求
項1乃至12のいずれか1項に記載のマイクロチップに
おいて、前記パイプ状突起の少なくとも1つはパイプ状
突起用封止チップによって封止されるように構成され、
当該パイプ状突起用封止チップは、第6の基板と、前記
第6の基板の一方の面に接合され、前記封止されるパイ
プ状突起に嵌合すべく配された他の孔と、前記第6の基
板に接合された第7の基板とを備えることを特徴とす
る。
【0035】請求項13記載のマイクロチップによれ
ば、パイプ状突起の少なくとも1つはパイプ状突起用封
止チップによって封止されるように構成されているの
で、マイクロチップ内の溝に液中試料が注入される位置
を確実に制御することができる。
【0036】請求項14記載のマイクロチップは、請求
項13記載のマイクロチップにおいて、前記第6の基板
及び前記第7の基板はガラスから成ることを特徴とす
る。
【0037】請求項14記載のマイクロチップによれ
ば、第6の基板及び第7の基板はガラスから成るので、
耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップを実現すること
ができる。
【0038】請求項15記載のマイクロチップは、請求
項9記載のマイクロチップにおいて、前記第1の基板と
前記第2の基板の間に設けられ、前記パイプ状突起のう
ち選択されたものの対応位置にのみ第1の孔が設けられ
た第1の孔選択用基板と、前記第1の基板と前記第3の
基板の間に設けられ、前記孔のうち選択されたものの対
応位置に第2の孔が設けられた第2の孔選択用基板とを
備えることを特徴とする。
【0039】請求項15記載のマイクロチップによれ
ば、第1の孔選択用基板は、第1の基板と第2の基板の
間に設けられ、マイクロチップのパイプ状突起のうち選
択されたものの対応位置にのみ第1の孔を有し、第2の
孔選択用基板は、第1の基板と第3の基板の間に設けら
れ、マイクロチップの孔のうち選択されたものの対応位
置に第2の孔を有するので、マイクロチップ内に液中試
料が注入・排出される位置を確実に制御することができ
る。
【0040】請求項16記載のマイクロチップは、請求
項15記載のマイクロチップにおいて、前記第1の孔選
択用基板と前記第2の孔選択用基板はガラスから成るこ
とを特徴とする。
【0041】請求項16記載のマイクロチップによれ
ば、第1の孔選択用基板と第2の孔選択用基板はガラス
から成るので、耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップ
を実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の第1の実施の形態に係るマイクロチップを詳細に説明
する。
【0043】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
マイクロチップの構造を示す分解斜視図である。
【0044】図1において、マイクロチップ100は、
図3を用いて後述する所定形状(図1では一例として図
3(c)のものを図示する)の200μm幅のスリット
101が形成された縦44mm×横66mm×厚さ0.
1mmの基板102と、基板102の一方の面に接合さ
れた縦44mm×横66mm×厚さ0.5mmの基板1
04と、基板102の他方の面に接合された縦44mm
×横66mm×厚さ0.5mmの基板106とを備え
る。基板104に形成されたスリット101は、基板1
04が基板102と基板106に挟まれることによりマ
イクロチップ100に液中試料が流れる溝となる。
【0045】基板104は、その周辺に、中央に貫通孔
を有する高さ0.5mm×外径1mmφのパイプ状突起
103を等ピッチで2×4個有する。四隅のパイプ状突
起103はスリット101の分岐端の対応位置に配され
ている。基板106は、外径がパイプ状突起103の外
径と同じく1mmφである孔105をパイプ状突起10
3の対応位置に有する。これにより、一のマイクロチッ
プ100のパイプ状突起103は他のマイクロチップ1
00の孔105に嵌合され得、嵌合を容易にするため
に、パイプ状突起103は外形がテーパ状であるのが好
ましい。
【0046】上記のようなパイプ状突起103や孔10
5のうち選択されたものは後述する図2の封止チップに
よって適宜に封止され、マイクロチップ100内の溝に
少なくとも1つの位置で液中試料を注入し、該溝から少
なくとも1つの他の位置で液中試料を排出することがで
きる。
【0047】マイクロチップ100を構成する基板10
2,104,106やパイプ状突起103の材料として
は耐久性、耐薬品性の面からガラスが望ましく、細胞等
の生体試料、例えばDNA解析用としての用途を考慮す
ると、化学強度のある(耐酸性、耐アルカリ性の高い)
ガラス、具体的には、硼珪酸ガラス、ソーダライムガラ
ス、アルミノ硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガ
ラス等が好ましい。
【0048】図2(a)は、図1のマイクロチップ10
0の貫通孔105を封止する孔用封止チップの斜視図で
あり、図2(b)は、図1のマイクロチップ100のパ
イプ状突起103を封止するパイプ状突起用封止チップ
の斜視図である。
【0049】図2(a)において、孔用封止チップ20
0は、一方の面に、パイプ状突起103と同じ構造のパ
イプ状突起201がパイプ状突起103と同じピッチで
2×2個配された縦44mm×横33mm×厚さ0.5
mmの基板202と、基板202の他方の面に接合さ
れ、孔や突起のない縦44mm×横33mm×厚さ0.
5mmの基板203とを備える。
【0050】図2(b)において、パイプ状突起用封止
チップ300は、一方の面に、孔105と同じ構造の孔
301がパイプ状突起105と同じピッチで2×2個配
された縦44mm×横33mm×厚さ0.5mmの基板
302と、基板302の他方の面に接合され、孔や突起
のない縦44mm×横33mm×厚さ0.5mmの基板
303とを備える。
【0051】孔用封止チップ200の基板202,20
3、及びパイプ状突起用封止チップ300の基板30
2,303の材料としては耐久性、耐薬品性の面からガ
ラスが望ましく、細胞等の生体試料、例えばDNA解析
用としての用途を考慮すると、化学強度のある(耐酸
性、耐アルカリ性の高い)ガラス、具体的には、硼珪酸
ガラス、ソーダライムガラス、アルミノ硼珪酸ガラス、
無アルカリガラス、石英ガラス等が好ましい。
【0052】図3は、図1のマイクロチップ100の実
施例を模式的に示す説明図であり、400a〜400h
は、夫々、図1のマイクロチップ100の第1の実施例
〜第8の実施例を示す。
【0053】図3(a)において、第1の実施例として
のマイクロチップ400aは、一端が二又に分岐すると
共に他端が分岐していないスリットを有し、該スリット
において各分岐端には液溜401が形成されていると共
に他端には1つの液溜402が形成されている。これら
の液溜401,402はパイプ状突起103の対応位置
に配されている。このことは、以下の第2の実施例から
第8の実施例において同じである。
【0054】当該スリットは、2つの液溜401から液
中試料を注入して1つの液溜402から排出するときは
2流体混合用として使用することができ、1つの液溜4
02から液中試料を注入して2つの液溜401から排出
するときは2流体分流用として使用することができるよ
うに設計されている。
【0055】図3(b)において、第2の実施例として
のマイクロチップ400bは、一端が二又二段に分岐す
ると共に他端が分岐していないスリットを有し、該スリ
ットにおいて各分岐端には液溜403が形成されている
と共に、他端には1つの液溜404が形成されている。
【0056】当該スリットは、4つの液溜404から液
中試料を注入して1つの液溜404から排出するときは
4流体混合用として使用することができ、1つの液溜4
04から液中試料を注入して4つの液溜403から排出
するときは4流体分流用として使用することができるよ
うに設計されている。
【0057】図3(c)において、第3の実施例として
のマイクロチップ400cは、一端が二又に分岐すると
共に他端も二又に分岐するスリットを有し、該スリット
において一端の各分岐端には液溜405が形成されてい
ると共に他端の各分岐端には液溜406が形成されてい
る。
【0058】当該スリットは、2つの液溜405から液
中試料を注入して2つの液溜406から排出するときに
2流体の混合・分離用として使用することができるよう
に設計されている。
【0059】図3(d)において、第4の実施例として
のマイクロチップ400dは、蛇行した1本のスリット
を有し、該スリットにおいて一端に液溜407が形成さ
れていると共に他端に液溜408が形成されている。
【0060】当該スリットは、液溜407から液溜40
8までの経路を長くすることができるように形状が設計
されている。
【0061】図3(e)において、第5の実施例として
のマイクロチップ400eは、主部が直線状であり、そ
のほぼ中央部に、液中試料に含まれる特定の成分を捕捉
・抽出する捕捉・抽出部411を有する1本のスリット
を有し、該スリットにおいて一端に液溜409が形成さ
れていると共に他端に液溜410が形成されている。
【0062】当該スリットは、液中試料に含まれる特定
の成分を捕捉・抽出することができるように設計されて
いる。
【0063】図3(f)において、第6の実施例として
のマイクロチップ400fは、主部が直線状であり、そ
のほぼ中央部に液中試料を加熱する電気コイル414等
が配されている1本のスリットを有し、該スリットにお
いて一端に液溜412が形成されていると共に他端に液
溜413が形成されている。
【0064】当該スリットは、中を流れる液中試料を加
熱することができるように設計されている。
【0065】図3(g)において、第7の実施例として
のマイクロチップ400gは、主部が直線状のスリット
と、そのほぼ中央部において直交する他のスリットと有
する。これらのスリットにおいて各端に液溜414が形
成されている。
【0066】当該スリットは、液中試料を4つの液溜4
15から注入し、その注入された液中試料に所定位置か
ら電圧をかけて液中試料を電気泳動させることができる
ように設計されている。
【0067】図3(h)において、第8の実施例として
のマイクロチップ400gは、主部が直線状であり、そ
のほぼ中央部に液中試料に対して熱レンズ効果を付与す
る光熱変換分光分析システム417が配されている1本
のスリットを有し、該スリットにおいて一端に液溜41
5が形成されていると共に他端に液溜416が形成され
ている。
【0068】当該スリットは、中を流れる液中試料に熱
レンズ効果により微量な試料の検出を行うことができる
ように設計されている。
【0069】図4は、図3のマイクロチップ400a〜
400hの一部を組み合わせたマイクロ化学システムの
一例を示す図である。
【0070】2つの混合用のマイクロチップ400aの
各液溜402に分離用のマイクロチップ400bの一端
側分岐端の液溜405を夫々接続し、該マイクロチップ
400bの他端側分岐端の液溜406の一方に捕捉用の
マイクロチップ400eの一端側の液溜409を接続す
ると共に、該マイクロチップ400bの他端側分岐端の
液溜406の他方に加熱用のマイクロチップ400fの
一端側の液溜412を接続する。さらに、マイクロチッ
プ400fの他端側の液溜413に検出用のマイクロチ
ップ400hの一端側の液溜415を接続する。これら
のマイクロチップ400a,400b,400e〜40
0gの液溜のうち使用しないものには図2の封止チップ
によって封止されていることは言うまでもない。
【0071】第1の実施の形態によれば、基板102に
設けられたスリット101の形状のみ変化させ、他の部
材であるマイクロチップ100の基板104及び基板1
06はすべて等ピッチに配された孔若しくはパイプ状突
起を有しているため、マイクロチップ同士をずらして接
続することも可能となる結果、パイルアップ生産用のチ
ップとして用いることができる他、異なる機能を有する
複数のマイクロチップを目的に応じて組み合わせること
により所望の複数の機能を発揮することができる。ま
た、これらの部材はすべて標準化されているため、所望
のチップを簡便に作製できると共に、安価で汎用的なも
のとすることができる。
【0072】さらに、孔用封止チップ200の基板20
2は、マイクロチップ100の基板104を半分に切断
したものと同一の形状を有し、パイプ状突起用封止チッ
プ300の基板302は、マイクロチップ100の基板
106を半分に切断したものと同一の形状を有している
ため、簡便にこれらのチップを製作することできる。
【0073】また、孔用封止チップ200の基板202
はマイクロチップ100の基板104を半分に切断する
ことで容易に製作可能であり、パイプ状突起用封止チッ
プ300の基板302はマイクロチップ100の基板1
06を半分に切断することで容易に製作可能であるた
め、各種部材の大量生産がより容易なものとなる。
【0074】次に、本発明の第2の実施の形態に係るマ
イクロチップを詳細に説明する。
【0075】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
マイクロチップの構造を示す分解斜視図である。
【0076】本実施の形態に係るマイクロチップ600
は、2枚の孔選択基板601,602を備える点を除
き、基本的に第1の実施の形態のマイクロチップ100
(図1,図3)と同様の構造を有するため、同一の部材
には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
【0077】マイクロチップ600は、基板102と基
板104の間に縦44mm×横66mm×厚さ1mmの
孔選択基板601を備え、また基板102と基板106
の間に縦44mm×横66mm×厚さ1mmの孔選択基
板602を備える。
【0078】孔選択基板601には、スリット101の
所定の位置に液中試料を注入するため、その所定位置に
対応する部分のみ内径1mmφの孔603が形成されて
おり、孔選択基板602には、スリット101の所定の
位置から液中試料を排出するため、その所定位置に対応
する部分のみ孔604が形成されている。これにより、
例えば、他のマイクロチップのパイプ状突起103が接
続されて液中試料が排出される孔105以外の孔105
から液中試料が排出されることを防止することができ、
また、他のマイクロチップの孔105が接続されて液中
試料が注入されるパイプ状突起103以外のパイプ状突
起103から、液中試料が注入されることを防止するこ
とができる。
【0079】本実施の形態によれば、マイクロチップ6
00は、孔用封止チップ200及びパイプ状突起用封止
チップ300を用いることなく、孔選択基板601,6
02により自由にパイプ状突起103及び孔105を封
止できる。
【0080】マイクロチップ600の選択基板601,
602の材料としては耐久性、耐薬品性の面からガラス
が望ましく、細胞等の生体試料、例えばDNA解析用と
しての用途を考慮すると、化学強度のある(耐酸性、耐
アルカリ性の高い)ガラス、具体的には、硼珪酸ガラ
ス、ソーダライムガラス、アルミノ硼珪酸ガラス、無ア
ルカリガラス、石英ガラス等が好ましい。
【0081】上記実施の形態において、図5のマイクロ
チップ600の複数が適宜に構成され、これらが図4の
ようなマイクロ化学システムを構成することができるの
は言うまでもない。また、マイクロチップに設けられた
パイプ状突起103及び孔105の数は、本実施の形態
では8個ずつであったが、必ずしもこれに限定されるわ
けでなく、液中試料を注入するパイプ状突起103及び
その位置に対応する孔105、及び液中試料を排出する
孔105及びその位置に対応するパイプ状突起103が
あればよく、少なくとも2個ずつマイクロチップに設け
られていればよい。
【0082】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る
マイクロチップの構造を示す分解斜視図である。
【0083】上記実施の形態では、パイプ状突起103
及び孔105を基板102,106に設けているが、図
6に示すように、パイプ状突起702及び孔701を基
板104の各端縁に設けてもよい。このように構成され
た2つのマイクロチップ700は、マイクロチップ70
0の一方のパイプ状突起702をマイクロチップ700
の他方の孔701に嵌合させることにより接続される。
【0084】マイクロチップ700の材料は、マイクロ
チップ100の基板と同様に、耐久性、耐薬品性の面か
らガラスが望ましく、細胞等の生体試料、例えばDNA
解析用としての用途を考慮すると、化学強度のある(耐
酸性、耐アルカリ性の高い)ガラス、具体的には、硼珪
酸ガラス、ソーダライムガラス、アルミノ硼珪酸ガラ
ス、無アルカリガラス、石英ガラス等が好ましい。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のマイクロチップによれば、基板の他方の面に形成さ
れた少なくとも2つの孔が基板の一方の面に形成された
少なくとも2つのパイプ状突起の対応位置にあるので、
マイクロ化学システムを構成するマイクロチップのモジ
ュール化を容易に実現でき、マイクロチップの汎用性を
高めることができる。
【0086】請求項2記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起の外径とマイクロチップ
裏面の孔の孔径はほぼ等しいので、マイクロチップ同士
の接続を確実に行うことができる。
【0087】請求項3記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起の外形はテーパ状である
ので、マイクロチップ同士の接続をより確実に行うこと
ができる。
【0088】請求項4記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップのパイプ状突起は等ピッチで配列されて
いるので、マイクロチップ同士の接続の自由度を増大さ
せることができる。
【0089】請求項5記載のマイクロチップによれば、
ガラスから成るので、耐久性、耐薬品性のあるマイクロ
チップを実現することができる。
【0090】請求項6記載のマイクロチップによれば、
マイクロチップの基板の内部には液中試料が流れる溝が
形成され、マイクロチップのパイプ状突起の少なくとも
1つと、マイクロチップの孔の少なくとも1つとは、液
中試料が流れる溝に連通するので、接続したマイクロチ
ップ間の液中試料の移動を容易にすることができる。
【0091】請求項7記載のマイクロチップによれば、
パイプ状突起及び孔は、溝の長手方向に関して互いに対
向しているので、マイクロチップ内に液中試料を注入
し、それを排出することが確実にできる。
【0092】請求項8記載のマイクロチップによれば、
パイプ状突起及び孔は、溝の長手方向と直行する方向に
関して互いに対向しているので、マイクロチップ内に液
中試料を注入し、それを排出することが確実にできる。
【0093】請求項9記載のマイクロチップによれば、
基板は、前記液中試料が流れる溝を規定するスリットが
形成された第1の基板と、第1の基板の一方の面に接合
された第2の基板と、第1の基板の他方の面に接合され
た第3の基板とから成り、マイクロチップのパイプ状突
起は第2の基板に形成されると共に、マイクロチップの
孔は第3の基板に形成されているので、マイクロチップ
の構成部材の標準化が可能となり、マイクロチップを安
価に製作することができる。
【0094】請求項10記載のマイクロチップによれ
ば、第1の基板のスリットは、所望の機能に応じて設計
された所定のパターンにより形成されるので、他の構成
部分の形状等を変更することなくスリット形状のみでマ
イクロチップの機能を変更することができる結果、複数
の機能を有するマイクロチップを標準化された構成部材
により作製することができる請求項11記載のマイクロ
チップによれば、孔の少なくとも1つは、孔用封止チッ
プによって封止されるように構成されているので、マイ
クロチップ内の溝に液中試料が排出される位置を確実に
制御することができる。
【0095】請求項12記載のマイクロチップによれ
ば、第4の基板及び第5の基板はガラスから成るので、
耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップを実現すること
ができる。
【0096】請求項13記載のマイクロチップによれ
ば、パイプ状突起の少なくとも1つはパイプ状突起用封
止チップによって封止されるように構成されているの
で、マイクロチップ内の溝に液中試料が注入される位置
を確実に制御することができる。
【0097】請求項14記載のマイクロチップによれ
ば、第6の基板及び第7の基板はガラスから成るので、
耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップを実現すること
ができる。
【0098】請求項15記載のマイクロチップによれ
ば、第1の孔選択用基板は、第1の基板と第2の基板の
間に設けられ、マイクロチップのパイプ状突起のうち選
択されたものの対応位置にのみ第1の孔を有し、第2の
孔選択用基板は、第1の基板と第3の基板の間に設けら
れ、マイクロチップの孔のうち選択されたものの対応位
置に第2の孔を有するので、マイクロチップ内に液中試
料が注入・排出される位置を確実に制御することができ
る。
【0099】請求項16記載のマイクロチップによれ
ば、第1の孔選択用基板と第2の孔選択用基板はガラス
から成るので、耐久性、耐薬品性のあるマイクロチップ
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマイクロチッ
プの構造を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は、図1のマイクロチップ100の貫通
孔105を封止する孔用封止チップの斜視図であり、図
2(b)は、図1のマイクロチップ100のパイプ状突
起103を封止するパイプ状突起用封止チップの斜視図
である。
【図3】図1のマイクロチップ100の実施例を模式的
に示す説明図であり、400a〜400hは、夫々、図
1のマイクロチップ100の第1の実施例〜第8の実施
例を示す。
【図4】図3のマイクロチップ400a〜400hの一
部を組み合わせたマイクロ化学システムの一例を示す図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るマイクロチッ
プの構造を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るマイクロチッ
プの構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
100 マイクロチップ 101 スリット 102,104,106 基板 103 パイプ状突起 105 孔 200 孔用封止チップ 201 パイプ状突起 202,203 基板 300 パイプ状突起用封止チップ 301 孔 302,303 基板

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ化学システムを構成するマイク
    ロチップにおいて、 基板と、前記基板の一方の面に形成された少なくとも2
    つのパイプ状突起と、前記少なくとも2つのパイプ状突
    起の対応位置において前記基板の他方の面に形成された
    少なくとも2つの孔とを備えることを特徴とするマイク
    ロチップ。
  2. 【請求項2】 前記パイプ状突起の外径と前記孔の孔径
    はほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載のマイクロ
    チップ。
  3. 【請求項3】 前記パイプ状突起の外形はテーパ状であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のマイクロチッ
    プ。
  4. 【請求項4】 前記パイプ状突起は少なくとも3つ設け
    られており、夫々、等ピッチで配列されていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマイク
    ロチップ。
  5. 【請求項5】 ガラスから成ることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載のマイクロチップ。
  6. 【請求項6】 前記基板の内部には液中試料が流れる溝
    が形成され、前記パイプ状突起の少なくとも1つと、前
    記孔の少なくとも1つとは、前記溝に連通することを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のマイク
    ロチップ。
  7. 【請求項7】 前記パイプ状突起及び前記孔は、前記溝
    の長手方向に関して互いに対向していることを特徴とす
    る請求項6記載のマイクロチップ。
  8. 【請求項8】 前記パイプ状突起及び前記孔は、前記溝
    の長手方向と直行する方向に関して互いに対向している
    ことを特徴とする請求項6記載のマイクロチップ。
  9. 【請求項9】 前記基板は、前記液中試料が流れる溝を
    規定するスリットが形成された第1の基板と、前記第1
    の基板の一方の面に接合された第2の基板と、前記第1
    の基板の他方の面に接合された第3の基板とから成り、
    前記パイプ状突起は前記第2の基板に形成されると共
    に、前記孔は前記第3の基板に形成されていることを特
    徴とする請求項8記載のマイクロチップ。
  10. 【請求項10】 前記スリットは、所望の機能に応じて
    設計された所定のパターンにより形成されることを特徴
    とする請求項9記載のマイクロチップ。
  11. 【請求項11】 前記孔の少なくとも1つは、孔用封止
    チップによって封止されるように構成され、当該孔用封
    止チップは、第4の基板と、前記第4の基板の一方の面
    に接合され、前記封止される孔に嵌合すべく配された他
    のパイプ状突起と、前記第4の基板の他方の面に接合さ
    れた第5の基板とを備えることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれか1項に記載のマイクロチップ。
  12. 【請求項12】 前記第4の基板及び前記第5の基板は
    ガラスから成ることを特徴とする請求項11記載のマイ
    クロチップ。
  13. 【請求項13】 前記パイプ状突起の少なくとも1つは
    パイプ状突起用封止チップによって封止されるように構
    成され、当該パイプ状突起用封止チップは、第6の基板
    と、前記第6の基板の一方の面に接合され、前記封止さ
    れるパイプ状突起に嵌合すべく配された他の孔と、前記
    第6の基板に接合された第7の基板とを備えることを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のマイ
    クロチップ。
  14. 【請求項14】 前記第6の基板及び前記第7の基板
    は、ガラスから成ることを特徴とする請求項13記載の
    マイクロチップ。
  15. 【請求項15】 前記第1の基板と前記第2の基板の間
    に設けられ、前記パイプ状突起のうち選択されたものの
    対応位置にのみ第1の孔が設けられた第1の孔選択用基
    板と、前記第1の基板と前記第3の基板の間に設けら
    れ、前記孔のうち選択されたものの対応位置に第2の孔
    が設けられた第2の孔選択用基板とを備えることを特徴
    とする請求項9記載のマイクロチップ。
  16. 【請求項16】 前記第1の孔選択用基板と前記第2の
    孔選択用基板はガラスから成ることを特徴とする請求項
    15記載のマイクロチップ。
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