JP2007016245A - 廃プラスチック分解処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱分解装置に供給した溶融プラスチックが油ガスと残渣とに完全に分解されるタイミングを予測することは困難である。
【解決手段】熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、油ガス流量積算値が“Q1”に達する時点“B”を基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点、すなわち熱分解炉13から排出される油ガス4の油ガス流量積算値が“Q2”になり、油ガス流量積算値の変化が小さくなった時点“C”で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不要となったプラスチックから資源となる油を抽出する廃プラスチック分解処理システムに係わり、特にプラスチックの種類、温度などが切り替えられても、熱分解工程が終了する前に、熱分解工程の終了時期を予測する廃プラスチック分解処理システムに関する。
近年、環境問題を解決する方法の1つとして、不要となったプラスチックに熱を加えて、油(分解油)と残渣とに分離し、これによって得られた分解油を再利用することができる廃プラスチック分解処理システムが注目されている。
図9はこのような廃プラスチック分解処理システムの一例を示す構成図である。
この図に示す廃プラスチック分解処理システム100は、不要になって溶かされたプラスチック(溶融プラスチック)101を貯留する溶融プラスチック貯留装置102と、この溶融プラスチック貯留装置102から送り出された溶融プラスチック101を取り込み、これを撹拌しながら、加熱して、油ガス103と残渣104とに分離する熱分解装置105と、この熱分解装置105によって分離された油ガス103を冷却して得られた分離油106を貯留する油貯留装置107と、熱分解装置105から分離された残渣104を貯留する残渣貯留装置108とを備えている。
そして、操作員によって、溶融プラスチック貯留装置102、熱分解装置105、油貯留装置107、残渣貯留装置108の運転時間、運転内容などを直接、調整させて、溶融プラスチック101を油ガス103と残渣104とに分離させる。
また、この動作と並行し、油貯留装置107に貯留された分離油106を次工程に送らせて、不純物除去処理を行わせ、これによって得られた精製油を暖房器具などの燃料、設備を運転するのに必要なエネルギー源として使用させる。
特開2000−297177号公報
ところで、このような廃プラスチック分解処理システム100では、予め決められているスケジュール、操作員の判断などに基づき、溶融プラスチック101を熱分解させている時間、残渣104の排出時間などを調整させて、短い処理時間で、溶融プラスチック101を油蒸気と残りの物質とに分解させ、これによって得られた油ガス103を冷却させて分解油106を取り出させるようにしている。
このため、投入されるプラスチックの材質が変化したり、投入量に誤差が生じたりした場合、各時間毎に抽出される分解油106の量が変化するのみならず、溶融プラスチック101を加熱させる時間の長さが変化することから、これらに対応して溶融プラスチック101を加熱する時間、温度などを調整しなければない。
しかしながら、熟練した操作員にしか、このような調整を行うことができないことから、操作員の熟練度が低いときなどに、短い処理時間で、多くの分離油106を取り出すことが難しいという問題があった。
また、このような廃プラスチック分解処理システム100では、溶融プラスチック貯留装置102から熱分解装置105に供給される溶融プラスチック101の温度変化を抑えて、熱分解装置105で行われる熱分解処理に必要な時間を短縮させている。
しかしながら、溶融プラスチック101の温度を一定にしていても、溶融プラスチック101の元になるプラスチックの材質が変化すると、溶融プラスチック101の粘性が変化して、熱分解装置105に同じ量の溶融プラスチック101を供給できなくなるのみならず、溶融プラスチック貯留装置102から熱分解装置105に供給した溶融プラスチック101の一部が外部に流れ出てしまうことがあった。
本発明は上記の事情に鑑み、熱分解装置に供給した溶融プラスチックが油ガスと残渣とに完全に分解されるタイミングを予測することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、廃プラスチックを熱分解処理して、分離油と残渣とに分離する廃プラスチック分解処理システムにおいて、前記分離油の油量変化率または油量積算値を検出する分離油変化率検出部と、この分離油変化率検出部で得られた油量変化率または油量積算値に基づき、前記廃プラスチックの熱分解処理が終了する時期を予測する熱分解処理終了時期予測部とを備えたことを特徴としている。
また、他の発明は、廃プラスチックを熱分解処理して、分離油と残渣とに分離する廃プラスチック分解処理システムにおいて、廃プラスチックを溶融させた溶融プラスチックを熱分解処理しているときの重量変化率または重量を検出する重量変化率検出部と、この重量変化率検出部で得られた重量変化率または重量に基づき、前記廃プラスチックの熱分解処理が終了する時期を予測する熱分解処理終了時期予測部とを備えたことを特徴としている。
本発明の廃プラスチック分解処理システムでは、熱分解処理して得られる分離油の油量変化に基づき、熱分解装置に供給した溶融プラスチックが油ガスと残渣とに完全に分解されるタイミングを予測することができる。
図1は、本発明による廃プラスチック分解処理システムの実施形態を示す構成図である。
この図に示す廃プラスチック分解処理システム1aは、不要になって溶かされたプラスチック(溶融プラスチック)2を貯留する溶融プラスチック貯留装置3と、この溶融プラスチック貯留装置3から送り出された溶融プラスチック2を取り込み、これを撹拌しながら、加熱して、油ガス4と残渣5とに分離する熱分解装置6と、この熱分解装置6によって分離された油ガス4を冷却して得られた分離油7を貯留する油貯留装置8と、熱分解装置6によって分離された残渣5を貯留する残渣貯留装置9と、熱分解装置6によって分離された油ガス4の流量変化に基づき、熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が油ガス4と残渣5とに完全に分解されるタイミングを予測し、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転時間、運転内容などを最適化する制御装置10aとを備えており、熱分解装置6によって分離された油ガス4の流量を計測して、熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が油ガス4と残渣5とに完全に分解されるタイミングを予測し、この予測結果に基づき、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転時間、運転内容などを最適化しながら、溶融プラスチック2を油ガス4と残渣5とに分離する。
溶融プラスチック貯留装置3は、溶融プラスチック2を貯留する溶融槽11と、制御装置10aから開指示信号が出力されているとき、開状態になり、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2を通過させて、熱分解装置6に供給する溶融槽出口弁12とを備えており、溶融プラスチック2を貯留しながら、制御装置10aから開指示信号が出力されているとき、貯留している溶融プラスチック2を熱分解装置6に供給する。
熱分解装置6は、溶融プラスチック2を加熱して油ガス4と残渣5とに分離する熱分解炉13と、制御装置10aから投入指示信号が出力されているとき、溶融プラスチック貯留装置3から供給される溶融プラスチック2を取り込んで、熱分解炉13に送り込む溶融プラスチック投入機14と、制御装置10aから撹拌指示信号が出力されているとき、熱分解炉13内に投入されて加熱されている溶融プラスチック2を撹拌する溶融プラスチック撹拌機15とを備えており、溶融プラスチック貯留装置3から送り出された溶融プラスチック2を取り込み、これを撹拌しながら、加熱して、油ガス4と残渣5とに分離する。
また、油貯留装置8は、熱分解炉13で得られた油ガス4の流量を計測して、流量検知信号を出力する油ガス量検出器16と、この油ガス量検出器16を通過した油ガス4を取り込んで冷却し、これによって得られた油(分離油)7を貯蔵する分解油タンク17とを備えており、熱分解装置6によって分離された油ガス4の流量を計測して、流量検知信号を生成しながら、流量計測済みの油ガス4を冷却し、これによって得られた分離油7を貯留する。
また、残渣貯留装置9は、制御装置10aから残渣取込み指示信号が出力されているとき、開状態になり、熱分解炉13に残っている残渣5を通過させる熱分解炉出口弁18と、この熱分解炉出口弁18を通過した残渣5を貯留する残渣ホッパ19とを備えており、制御装置10aから残渣取込み指示信号が出力されているとき、熱分解炉13に残っている残渣5を取り込んで、貯留する。
また、制御装置10aは、予め設定されている手順、油貯留装置8の油ガス量検出器16から出力される流量検知信号に基づき、開指示信号、投入指示信号、撹拌指示信号、残渣取込み指示信号を生成して、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転を制御し、溶融プラスチック2を油ガス4と残渣5とに分離させる。
この際、開指示信号、投入指示信号、撹拌指示信号を生成して、溶融プラスチック貯留装置3に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解装置6の熱分解炉13内に供給させ、加熱処理、撹拌処理させながら、油貯留装置8の油ガス量検出器16から出力される流量検知信号に基づき、熱分解炉13から排出される油ガス4の流量を積算し、図2に示すように、油ガス流量積算値(発生量)が“Q2”になり、油ガス流量積算値の変化が小さくなった時点“C”、すなわち熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、油ガス流量積算値が“Q1”に達する時点“B”を基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前に、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、残渣取込み指示信号を生成する。
これにより、熱分解炉13から油ガス4の排出が継続されている状態で、残渣貯留装置9の熱分解炉出口弁18が開状態になって、熱分解炉13内に残っている残渣5の排出処理が開始され、熱分解炉13から油ガス4が排出されなくなった時点、すなわち熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了した時点で、熱分解炉13内に残っている残渣5の排出処理が完了する。
このように、この実施形態においては、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、油ガス流量積算値が“Q1”に達する時点“B”を基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点、すなわち熱分解炉13から排出される油ガス4の油ガス流量積算値が“Q2”になり、油ガス流量積算値の変化が小さくなった時点“C”で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、熱分解炉13内に残っている残渣5の排出処理を開始させるようにしているので、熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が油ガス4と残渣5とに完全に分解されるタイミングを予測して、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転時間、運転内容などを最適化することができ、これによって溶融プラスチック2の処理時間を短縮させることができるとともに、溶融プラスチック2を熱分解処理して得られる、単位時間当たりの分離油量を増大させることができる。
図3は、本発明による廃プラスチック分解処理システムの他の実施形態を示す構成図である。なお、この図においては、図1の各部と同じ部分に、同じ符号が付してある。
この図に示す廃プラスチック分解処理システム1bが図1に示す廃プラスチック分解処理システム1aと異なる点は、油貯留装置8から油ガス量検出器16を取り除くとともに、熱分解装置6の溶融プラスチック撹拌機15に駆動トルク検出器20を取付け、さらに制御アルゴリズムを変更した制御装置10bによって、開指示信号、投入指示信号、撹拌指示信号を生成して、溶融プラスチック貯留装置3に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解装置6の熱分解炉13内に供給させ、加熱処理、撹拌処理させながら、駆動トルク検出器20から出力されるトルク検知信号に基づき、熱分解炉13内に残っている溶融プラスチック2、残渣5などの物質量(内部物質の残量)を求め、図4に示すように、内部物質の残量が“Q4”になった時点“C”、すなわち熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、内部物質の残量が“Q3”に達する時点“B”を基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点“C”で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、残渣貯留装置9に残渣5の取込み処理を開始させるようにしたことである。
このように、この実施形態では、駆動トルク検出器20の出力に基づき、熱分解炉13内に残っている溶融プラスチック2、残渣5などを駆動するのに必要な駆動トルクを求め、さらにこの駆動トルクに基づき、熱分解炉13内に残っている溶融プラスチック2、残渣5などの物質量(内部物質の残量)を求め、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、内部物質の残量が“Q3”に達する時点“B”を基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点“C”で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、残渣貯留装置9に残渣5の取込み処理を開始させるようにしているので、熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が油ガス4と残渣5とに完全に分解されるタイミングを予測して、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転時間、運転内容などを最適化することができ、これによって溶融プラスチック2の処理時間を短縮させることができるとともに、溶融プラスチック2を熱分解処理して得られる、単位時間当たりの分離油量を増大させることができる。
図5は、本発明による廃プラスチック分解処理システムのさらに他の実施形態を示す構成図である。なお、この図においては、図1の各部と同じ部分に、同じ符号が付してある。
この図に示す廃プラスチック分解処理システム1cが図1に示す廃プラスチック分解処理システム1aと異なる点は、メモリ機能、ニューロ制御機能、ファジー制御機能などの学習制御機能、判定機能を持たせた制御装置10cによって、開指示信号、投入指示信号、撹拌指示信号を生成して、溶融プラスチック貯留装置3に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解装置6の熱分解炉13内に供給させ、加熱処理、撹拌処理させながら、図6に示すように、溶融プラスチック2の粘性変化、材質変化に起因して、熱分解終了時刻が変化したとき、これを学習させて、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、油ガス流量積算値(発生量)が所定の値“Q1”に達するときを基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、残渣貯留装置9に残渣5の取込み処理を開始させるようにしたことである。
このように、この形態では、溶融プラスチック2の粘性変化、材質変化に起因して、熱分解終了時刻が変化したとき、これを学習させて、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了し、油ガス流量積算値(発生量)が所定の値“Q1”に達するときを基準として、熱分解炉13内に残っている残渣5を排出するのに要する時間だけ前の時点で、熱分解炉13内に投入された溶融プラスチック2の分解処理が完了したと判定し、残渣貯留装置9に残渣5の取込み処理を開始させるようにしているので、溶融プラスチック2の特性が変化しても、前回までの学習内容に基づき、予測パラメータを補正しながら、熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が油ガスと残渣とに完全に分解されるタイミングを予測して、溶融プラスチック貯留装置3、熱分解装置6、油貯留装置8、残渣貯留装置9の運転時間、運転内容などを最適化することができ、これによって溶融プラスチック2の処理時間を短縮させることができるとともに、溶融プラスチック2を熱分解処理して得られる、単位時間当たりの分離油量を増大させることができる。
図7は、本発明による廃プラスチック分解処理システムのさらに他の実施形態を示す構成図である。なお、この図においては、図1の各部と同じ部分に、同じ符号が付してある。
この図に示す廃プラスチック分解処理システム1dが図1に示す廃プラスチック分解処理システム1aと異なる点は、溶融プラスチック貯留装置3の溶融プラスチック出口側に粘度計21を設けるとともに、溶融プラスチック定量供給アルゴリズムを変更した制御装置10dによって、図8のフローチャートに示すように、定量供給時期かどうかをチェックし、定量供給時期になっているとき(ステップST1)、粘度計21から出力される粘度検知信号を取り込んで(ステップST2)、溶融プラスチック2の粘度が高いかどうかをチェックし、溶融プラスチック2の粘度が高いとき(ステップST3)、溶融プラスチック貯留装置3の溶融槽出口弁12を一定時間だけ、開状態にするとともに、熱分解装置6の溶融プラスチック投入機14を動作させて、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解炉13に定量供給させ(ステップST4、ST5)、また溶融プラスチック2の粘度が低いとき(ステップST3)、熱分解装置6の溶融プラスチック投入機14を停止させたまま、溶融プラスチック貯留装置3の溶融槽出口弁12を一定時間、開状態にさせて、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解炉13に定量供給させるようにしたことである(ステップST6、ST7)。
これにより、溶融プラスチック2の温度が高くなって粘度が低くなったときでも、溶融プラスチック貯留装置3から熱分解装置6に供給した溶融プラスチック2が外部に流れ出ないようにすることができる。
このように、この実施形態では、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2の粘度が高いとき、溶融プラスチック貯留装置3の溶融槽出口弁12を一定時間だけ、開状態にするとともに、熱分解装置6の溶融プラスチック投入機14を動作させて、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解炉13に定量供給させ、また溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2の粘度が低いとき、熱分解装置6の溶融プラスチック投入機14を停止させたまま、溶融プラスチック貯留装置3の溶融槽出口弁12を一定時間、開状態にさせて、溶融槽11に貯留されている溶融プラスチック2を熱分解炉13に定量供給させるようにしているので、廃プラスチックを溶解させて得られた溶融プラスチック2の粘度が高いときにも、また低いときにも、熱分解炉13に一定量の溶融プラスチック2を正確に投入させることができ、これによって溶融プラスチック2の処理時間を短縮させることができるとともに、溶融プラスチック2を熱分解処理して得られる、単位時間当たりの分離油量を増大させることができる。
本発明による廃プラスチック分解処理システムの実施形態を示す構成図である。 図1に示す廃プラスチック分解処理システムの動作例を示すグラフである。 本発明による廃プラスチック分解処理システムの他の実施形態を示す構成図である。 図3に示す廃プラスチック分解処理システムの動作例を示すグラフである。 本発明による廃プラスチック分解処理システムのさらに他の実施形態を示す構成図である。 図5に示す廃プラスチック分解処理システムの動作例を示すグラフである。 本発明による廃プラスチック分解処理システムのさらに他の実施形態を示す構成図である。 図7に示す廃プラスチック分解処理システムの動作例を示すフローチャートである。 従来から知られている廃プラスチック分解処理システムの一例を示す構成図である。
符号の説明
1a〜1d:廃プラスチック分解処理システム
2:溶融プラスチック
3:溶融プラスチック貯留装置
4:油ガス
5:残渣
6:熱分解装置
7:分離油
8:油貯留装置
9:残渣貯留装置
10a〜10d:制御装置
11:溶融槽
12:溶融槽出口弁
13:熱分解炉
14:溶融プラスチック投入機
15:溶融プラスチック撹拌機
16:油ガス量検出器(分離油変化率検出部)
17:分解油タンク
18:熱分解炉出口弁
19:残渣ホッパ
20:駆動トルク検出器(重量変化率検出部)
21:粘度計

Claims (2)

  1. 廃プラスチックを熱分解処理して、分離油と残渣とに分離する廃プラスチック分解処理システムにおいて、
    前記分離油の油量変化率または油量積算値を検出する分離油変化率検出部と、
    この分離油変化率検出部で得られた油量変化率または油量積算値に基づき、前記廃プラスチックの熱分解処理が終了する時期を予測する熱分解処理終了時期予測部と、
    を備えたことを特徴とする廃プラスチック分解処理システム。
  2. 廃プラスチックを熱分解処理して、分離油と残渣とに分離する廃プラスチック分解処理システムにおいて、
    廃プラスチックを溶融させた溶融プラスチックを熱分解処理しているときの重量変化率または重量を検出する重量変化率検出部と、
    この重量変化率検出部で得られた重量変化率または重量に基づき、前記廃プラスチックの熱分解処理が終了する時期を予測する熱分解処理終了時期予測部と、
    を備えたことを特徴とする廃プラスチック分解処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103586258A (zh) * 2013-11-11 2014-02-19 张艺璇 白色垃圾资源自耗型垃圾处理系统及其催化剂

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