JP2002053869A - 熱分解装置および熱分解方法 - Google Patents
熱分解装置および熱分解方法Info
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Abstract
熱源として供給される加熱ガスの温度の安定化。 【解決手段】 加熱ガス発生器3にガス燃焼装置9、液
体燃焼装置10、冷却空気供給部30が設けられる。そ
して熱分解器1で生成する分解ガスは冷却器4で冷却さ
れ、凝縮した油成分は油回収タンク5に回収される。未
凝縮のガス成分は全量ガス燃焼装置9で主燃料として燃
焼し、不足分は油回収タンク5から油成分を補助燃料と
して液体燃焼装置10に供給して燃焼する。またガス成
分の供給量が過剰なときは、冷却空気供給部30から冷
却空気を供給する。
Description
プラスチック類を酸素不存在下で加熱して分解する熱分
解装置および熱分解方法に関する。
類にはポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系
プラスチック、ポリスチレン等のスチレン系プラスチッ
クなど種々なものがある。これらプラスチックから有用
成分を資源として回収するため、熱分解器を使用して酸
素の不存在下でプラスチックを熱分解する方法が広く採
用されている。熱分解により生成する分解ガスは冷却器
(コンデンサ)で冷却凝縮し、油分として回収すること
が多い。
る。槽型の熱分解器は底部が円錐形に形成された筒状の
槽本体とその周囲に配置された加熱部を備え、上方にプ
ラスチックの投入部と分解ガスの排出部、底部に残渣排
出部がそれぞれ設けられる。また管型の熱分解器は横に
細長い筒状の反応管とその周囲に配置された加熱部を備
え、反応管の一端にプラスチックの供給部、他端に分解
ガスおよび残渣排出部が設けられる。いずれの熱分解器
においても周囲に配置された加熱部からの熱エネルギー
によってプラスチックが熱分解される。
スを供給する方式と電気ヒータで加熱する方式の2種類
あるが、経済性などの点から前者の加熱ガス供給方式が
広く採用されている。加熱ガス供給方式の場合は加熱ガ
ス発生器を設け、そこで気体燃料または液体燃料を燃焼
して高温の加熱ガスを発生し、その加熱ガスを配管(ま
たはダクト等)により熱分解器の加熱部に供給する。一
方、熱分解器で生成した分解ガスは冷却器で冷却し、凝
縮した油分を回収するが、冷却器で凝縮しないガス成分
は利用価値が極めて低いので、気体燃料として加熱ガス
発生器などで燃焼することが多い。
ガス発生器で燃焼する方法は、ガス成分の生成量が原料
となるプラスチックの種類や性状によって大きく変動す
るので、加熱ガス発生器から熱分解器に供給される加熱
ガスの温度もそれに応じて変動するという問題がある。
例えばガス成分の生成量が加熱ガス発生器で必要とする
熱エネルギー量より少ない場合は、発生する加熱ガスの
温度が低下する。逆にガス成分の生成量が加熱ガス発生
器で必要とする熱エネルギー量より多い場合は、発生す
る加熱ガスの温度が上昇する。
の気体燃料として使用する際の問題を解決することを課
題とし、そのための新しい熱分解装置、および熱分解方
法を提供することを目的とする。また、本発明は加熱ガ
ス発生器で安定してガス成分を燃焼することができる熱
分解装置、および熱分解方法を提供することも目的とす
る。さらに、本発明は熱分解器を急速に冷却することが
できる熱分解装置、および熱分解方法を提供することを
目的もする。
装置は、プラスチックを酸素不存在下で加熱して熱分解
する熱分解器と、熱分解器に設けた加熱部と、熱分解器
に加熱ガスを供給する加熱ガス発生器と、熱分解器で生
成した分解ガスを冷却する冷却器を備えている。そし
て、加熱ガス発生器にはガス燃焼装置、液体燃焼装置お
よび冷却空気供給部が設けられ、冷却器で凝縮されない
ガス成分が前記ガス燃焼装置に供給されると共に、冷却
器で凝縮した油成分が前記液体燃焼装置に供給されるよ
うに構成される。さらに温度制御装置が設けられ、該温
度制御装置はガス成分が不足して加熱ガスの温度が下降
したときに液体燃焼装置へ油成分を供給もしくはそれを
増加し、ガス成分が過剰で加熱ガスの温度が上昇したと
きに冷却空気供給部から冷却空気を供給もしくはそれを
増加するように制御することを特徴とする(請求項
1)。
供給されるガス成分の圧力を予め設定された値に制御す
る圧力制御装置を設けることができる(請求項2)。さ
らに上記熱分解装置において、熱分解器への加熱ガスの
供給を停止する加熱ガス停止手段と、熱分解器に冷却空
気を供給する冷却空気供給手段を設けることができる
(請求項3)。
分解器と、熱分解器に加熱ガスを供給する加熱ガス発生
器と、熱分解器で生成した分解ガスを冷却する冷却器を
備えた熱分解装置を使用してプラスチックを酸素不存在
下で加熱して熱分解する方法である。そして、熱分解器
で生成した分解ガスを冷却器で冷却し、冷却器で凝縮さ
れないガス成分を全量加熱ガス発生器で燃焼し、そのガ
ス成分の供給量が不足して加熱ガスの温度が下降したと
きは、冷却器で凝縮した油成分を加熱ガス発生器で燃焼
し、そのガス成分の供給量が過剰で加熱温度が上昇した
ときは、冷却空気を加熱ガス発生器に供給することを特
徴とする(請求項4)。上記熱分解方法において、熱分
解器を冷却する際に、加熱ガス発生器から加熱部への加
熱ガス供給を停止すると共に、加熱部に冷却空気を供給
することができる(請求項5)。
より説明する。図1は本発明の熱分解装置および熱分解
方法を説明するプロセスフロー図である。図において、
1は熱分解器、2は加熱部、3は加熱ガス発生器、4は
冷却器、5は油回収タンク、6はポンプ、7は送風ブロ
ワ、8は吸引ブロワ、9はガス燃焼装置、10は液体燃
焼装置、11は温度制御装置、12は温度測定器、13
は圧力制御装置、14は圧力測定器、15は冷却空気調
整弁、16,17および18は開閉弁(またはダンパや
仕切り弁)、a〜kは配管である。
れ、図示していないがその上部にプラスチック投入部、
内部にスクレーパ、底部に残渣排出部が設けられる。加
熱部2は熱分解器1の周囲を覆うように配置され、配管
aから供給された加熱ガスが内部を通過する間に熱分解
器1内のプラスチックを加熱する。なお熱分解器1とし
て管型のものを使用することもできる。熱分解器1でプ
ラスチックが熱分解されて生成される分解ガスは、配管
cから冷却器4に導入され、そこで冷却水等により冷却
され一部が凝縮して油分となる。油分は配管dを経て油
回収タンク5に貯蔵される。一方、冷却器4で凝縮しな
いガス成分は配管eによりガス燃焼装置9に供給され
る。また油回収タンク5の油分はポンプ6を設けた配管
fにより液体燃焼装置10に供給される。
ス燃焼装置9、油分を燃焼する液体燃焼装置10を備
え、発生する高温の燃焼ガスは加熱ガスとして配管hか
ら排出される。さらに加熱ガス発生器3には、冷却空気
が配管gから供給されるようになっている。ガス燃焼装
置9はガスバーナ19、冷却器4からの配管eに設けた
ガス調整弁20および送風ブロワ7からの配管iに設け
た空気調整弁21を備えている。ガス調整弁20と空気
調整弁21は駆動部22とリンケージで連結され、駆動
部22は圧力制御装置13からの制御信号でリンケージ
を駆動する。このようにガス調整弁20と空気調整弁2
1をリンケージで機械的に連動させることにより、ガス
成分の流量に必要な燃焼用空気を最適な空−燃比で自動
的に供給することができる。
が測定され、その測定信号が圧力制御装置13に入力さ
れる。圧力制御装置13はガスバーナ19に供給するガ
ス成分の圧力を予め設定された値(例えば50mm水中
程度の低圧)に維持するように駆動部22に制御信号を
出力し、例えばガス圧力が設定値より低くなるとガス調
整弁20と空気調整弁21を絞る方向に制御し、逆にガ
ス圧力が設定値より高くなるとガス調整弁20と空気調
整弁21を開ける方向に制御する。なお冷却器4の上部
にガス排出部を設け、その排出部に点線のように配管e
を接続して、流出するガス成分をガス燃焼装置9に供給
することもできる。また熱分解器1を減圧状態で運転す
るときには配管eの点線部分に真空ポンプを設けるが、
その場合には真空ポンプの二次側の圧力を利用してガス
成分をガス燃焼装置9に供給することができる。
調整弁24および空気調整弁25を有し、油調整弁24
と空気調整弁25は駆動部26にリンケージで連結さ
れ、駆動部26は温度制御装置11からの制御信号で駆
動する。リンケージにより油調整弁24と空気調整弁2
5を機械的に連動させて、油成分の流量に必要な燃焼用
空気を最適な空−燃比で自動的に供給することができ
る。冷却空気調整弁15は図示しない冷却空気供給源の
送風ブロワから配管gで送られてくる冷却空気の流量を
調整するもので、温度制御装置11からの制御信号によ
り駆動する。そしてこれら冷却空気調整弁15および配
管gにより冷却空気供給部30を構成する。なお駆動部
22,26および冷却空気調整弁15の駆動方式は電動
式、空気圧式または油圧式のいずれでもよい。
流出する加熱ガスの温度を予め設定された許容範囲に維
持するように、加熱ガス発生器3への油分供給量、また
は冷却空気供給量を制御する。例えば平常時において、
冷却器4からのガス成分を主燃料として供給するのみで
加熱ガスの温度が設定された範囲内に維持されるとき
は、温度制御装置11から油分燃焼や冷却空気の供給を
要求する制御信号は出力されない。しかし装置の起動時
や一時的にガス成分の供給流量が減少して加熱ガスの温
度が設定された範囲より下降したときは、温度制御装置
11から駆動部26に油分を補助燃料として供給する制
御信号を出力して温度を回復させる。逆にガス成分の供
給量が増加して加熱ガスの温度が設定された範囲を超え
て上昇したときは、温度制御装置11から冷却空気調整
弁15に冷却空気を供給する制御信号を出力して同様に
温度を回復させる。
類や性状によりガス成分の供給量が不足気味である場合
は、加熱ガス温度が設定された範囲より下降するので、
温度制御装置11はその不足分を補償するように、油分
を補助燃料として供給する制御信号を駆動部26に出力
する。また平常運転時において逆にガス成分の供給量が
過剰気味である場合は、加熱ガス温度が設定された範囲
より上昇するので、温度制御装置11はその過剰分を補
償するように冷却空気調整弁15に冷却空気を供給する
制御信号を出力する。
いくらか燃焼しているときにガス成分の供給量がさらに
減少した場合には、温度制御装置11は駆動部26に油
分を増加する制御信号を出力する。逆に平常運転時にお
いて油分をいくらか燃焼しているときにガス成分の供給
量が増加し、それのみで加熱ガスの温度が設定された範
囲に維持できるときには、温度制御装置11は駆動部2
6に油分供給を停止する制御信号を出力する。一方、平
常運転時において冷却空気をいくらか供給しているとき
にガス成分の供給量がさらに増加した場合には、温度制
御装置11は冷却空気調整弁15に冷却空気を増加する
ように制御信号を出力する。逆に平常運転時において冷
却空気をいくらか供給しているときに、ガス成分の供給
量が減少した場合には、温度制御装置11は冷却空気調
整弁15に冷却空気の供給を停止する制御信号を出力す
る。
ーケンサ装置等により構成することができる。例えばコ
ンピュータ装置は主演算部(CPU)、記憶部、インタ
ーフェース、キーボードなどの入力部、ディスプレー等
の表示部などにより構成され、入力部から加熱ガスの温
度設定や制御条件等入力して記憶部に記憶させ、主演算
部で温度測定器12からの信号と前記設定値の比較演算
を行い、駆動部26や冷却空気調整弁15へ制御信号を
出力し、さらに必要に応じてポンプ6の起動−停止信号
なども出力する。
スを供給する配管hに開閉弁16が設けられ、その開閉
弁16の上流側の配管hと吸引ブロワ8への配管bの間
が開閉弁17を有する配管jでバイパスされている。ま
た配管gに設けた冷却空気調整弁15の上流側と開閉弁
16の下流側が開閉弁18を有する配管kでバイパスさ
れている。そして開閉弁16と開閉弁17によって熱分
解器1への加熱ガス供給を停止する加熱ガス停止手段3
1が構成され、開閉弁18と配管kによって熱分解器1
に冷却空気を供給する冷却空気供給手段32が構成され
る。
給手段32は、熱分解器1の運転終了時や異常停止の際
に熱分解器1を急速に冷却するために使用される。例え
ば熱分解器1の運転を停止するときは、吸引ブロワ8の
運転を継続した状態で、加熱ガス発生器3におけるガス
燃焼装置9および液体燃焼装置10を停止すると共に、
送風ブロワ7の運転を継続した状態で開閉弁16を閉
じ、開閉弁17,18を開ける。すると加熱ガス発生器
3から熱分解器1に供給されていた加熱ガスの供給が停
止し、代わりに配管gからの冷却空気が開閉弁18を経
て熱分解器1に供給されて熱分解器1は急速に冷却す
る。
ことにより加熱ガス発生器3内も冷却され、昇温した空
気は開閉弁17を経て吸引ブロワ8により排出される。
しかし熱分解器1を一時的に停止して冷却させる場合な
どにおいて、加熱ガス発生器3を冷却させたくないとき
は、その間送風ブロワ7を停止して開閉弁17を閉じて
おく。本発明の熱分解装置は、熱分解器1をバッチ運転
する場合、連続運転する場合のいずれにも適用すること
ができる。また、回収した油分をさらに蒸留装置で蒸留
して精製化学品として回収する場合には、前記加熱ガス
発生器3で得られた加熱ガスの一部を蒸留装置の加熱源
として使用することもできる。
分解器の加熱部に供給する加熱ガスの温度を制御する温
度制御装置が設けられ、その温度制御装置は、冷却器か
らのガス成分の供給量が不足して加熱ガスの温度が下降
したときに、液体燃焼装置へ油成分を供給もしくはそれ
を増加し、ガス成分の供給量が過剰で加熱ガスの温度が
上昇したときに、冷却空気供給部から冷却空気を供給も
しくはそれを増加するように制御する。そのため本発明
の熱分解装置を使用することにより、冷却器で凝縮しな
いガス成分を全量加熱ガス発生器で燃焼させながら、熱
分解器の加熱部に供給する加熱ガスを設定された範囲に
維持できる。しかもガス成分が不足する場合には冷却器
で回収した油分を補助燃料として使用するので、熱分解
装置を低コストで運転することができる。
供給されるガス成分の圧力を予め設定された値に制御す
る圧力制御装置を設けることができ、それによって冷却
器からのガス成分の流量が変動しても、ガス成分をガス
燃焼装置で安定して燃焼することができる。上記熱分解
装置において、熱分解器への加熱ガス供給を停止する加
熱ガス停止手段と、熱分解器に冷却空気を供給する冷却
空気供給手段を設けることができ、それによって熱分解
器の運転終了時や異常停止の際に、熱分解器を急速に冷
却することができる。
た分解ガスを冷却器で冷却し、冷却器で凝縮されないガ
ス成分を全量加熱ガス発生器で燃焼し、そのガス成分の
供給量が不足し加熱ガスの温度が下降したときに冷却器
で凝縮した油成分を加熱ガス発生器で燃焼し、そのガス
成分の供給量が過剰で加熱温度が上昇したときに冷却空
気を加熱ガス発生器に供給することを特徴とする。その
ため本方法によれば冷却器で凝縮しないガス成分を全量
加熱ガス発生器で燃焼させながら、熱分解器の加熱部に
供給する加熱ガスを設定された範囲に維持できる。しか
もガス成分が不足する場合には冷却器で回収した油分を
補助燃料として使用するので、熱分解装置を低コストで
運転することができる。
るプロセスフロー図。
Claims (5)
- 【請求項1】 プラスチックを酸素不存在下で加熱して
熱分解する熱分解器1と、熱分解器1に設けた加熱部2
と、熱分解器1に加熱ガスを供給する加熱ガス発生器3
と、熱分解器1で生成した分解ガスを冷却する冷却器4
を備えた熱分解装置において、 加熱ガス発生器3には、ガス燃焼装置9、液体燃焼装置
10および冷却空気供給部30が設けられ、 冷却器4で凝縮されないガス成分が前記ガス燃焼装置9
に供給されると共に、冷却器4で凝縮した油成分が前記
液体燃焼装置10に供給されるように構成され、さらに
温度制御装置11が設けられ、 該温度制御装置11は、ガス成分が不足して加熱ガス温
度が下降したときに液体燃焼装置10へ油成分を供給も
しくはそれを増加し、ガス成分が過剰で加熱温度が上昇
したときに冷却空気供給部30から冷却空気を供給もし
くはそれを増加するように制御することを特徴とする熱
分解装置。 - 【請求項2】 ガス燃焼装置9に供給されるガス成分の
圧力を予め設定された値に制御する圧力制御装置13が
設けられる請求項1に記載の熱分解装置。 - 【請求項3】 熱分解器1への加熱のガス供給を停止す
る加熱ガス停止手段31と、熱分解器1へ冷却空気を供
給する冷却空気供給手段32が設けられる請求項1また
は請求項2に記載の熱分解装置。 - 【請求項4】 加熱部2を有する熱分解器1と、熱分解
器1に加熱ガスを供給する加熱ガス発生器3と、熱分解
器1で生成した分解ガスを冷却する冷却器4を備えた熱
分解装置を使用してプラスチックを酸素不存在下で加熱
して熱分解する方法において、 冷却器4で凝縮されないガス成分を全量加熱ガス発生器
3で燃焼し、そのガス成分の供給量が不足して加熱ガス
温度が下降したときは、冷却器4で凝縮した油成分を加
熱ガス発生器3で燃焼し、そのガス成分の供給量が過剰
で加熱温度が上昇したときは、冷却空気を加熱ガス発生
器3に供給することを特徴とする熱分解方法。 - 【請求項5】 熱分解器1を冷却する際に、加熱ガス発
生器3から加熱部2への加熱ガス供給を停止すると共
に、加熱部2に冷却空気を供給する請求項4に記載の熱
分解方法。
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CN109579024A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-04-05 | 利兴凯(北京)能源系统技术有限公司 | 生物质资源化与热力采油联合系统及其使用方法 |
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