JP2000297177A - 廃プラスチック処理装置 - Google Patents

廃プラスチック処理装置

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JP2000297177A
JP2000297177A JP10846999A JP10846999A JP2000297177A JP 2000297177 A JP2000297177 A JP 2000297177A JP 10846999 A JP10846999 A JP 10846999A JP 10846999 A JP10846999 A JP 10846999A JP 2000297177 A JP2000297177 A JP 2000297177A
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waste plastic
waste
plastic
dechlorination
molten
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JP10846999A
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English (en)
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Hidekazu Sugiyama
山 英 一 杉
Katsumi Shimura
村 勝 美 志
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱塩素処理された溶融プラスチックを、所望
に応じて更に加熱分解して油蒸気を生成するか、あるい
は廃プラスチック回収装置へ送って脱塩素処理済の廃プ
ラスチックを迅速に回収することができる。 【解決手段】 廃プラスチック処理装置は、廃プラスチ
ックを加熱溶融し、溶融プラスチック中の塩素を除去す
るスクリューフィーダ12および溶融槽13と、溶融槽
13に垂直接続管18を介して接続された廃プラスチッ
ク供給機構21とを備えている。廃プラスチック供給機
構21は溶融プラスチックを熱分解装置23または廃プ
ラスチック回収装置27へ選択的に供給する。熱分解装
置23へ送られた溶融プラスチックは更に加熱されて分
解され、油蒸気を生成し、油化燃料を作製する。廃プラ
スチック回収装置27を送られた廃プラスチックは、燃
料として回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃プラスチックを熱
分解処理する廃プラスチック処理装置に係り、とりわけ
廃プラスチックに脱塩素処理を施して有用な燃料を得る
ことができる廃プラスチック処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より廃プラスチック処理装置とし
て、廃プラスチック所定温度に加熱して廃プラスチック
中の塩素を除去する脱塩素装置と、脱塩素装置で塩素が
除去された廃プラスチックを熱分解して油ガスと残渣と
に分離する熱分解装置とを備えている。
【0003】このような廃プラスチック処理装置におい
て、廃プラスチックは脱塩素装置において加熱され塩素
が除去された後、熱分解装置へ送られる。次に廃プラス
チックは熱分解装置において加熱分解され、熱分解装置
において油蒸気を発生させる。熱分解装置において油蒸
気を発生させた廃プラスチックは、残渣となって排出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱分解装置で発生した
油蒸気は、蒸留塔において凝縮されて油化燃料となって
使用に供される。
【0005】ところで、脱塩素装置により脱塩素された
廃プラスチックは未だに油化燃料となっていないが、す
でに脱塩素処理されているため、燃料として用いること
ができる。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、廃プラスチックから所望に応じて油化燃
料、あるいは脱塩素済の廃プラスチックを燃料として取
り出すことができる廃プラスチック処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃プラスチッ
クを加熱して溶融し、溶融プラスチック中の塩素を除去
する脱塩素装置と、脱塩素装置で塩素が除去された溶融
プラスチックを熱分解して油ガスと残渣とに分離する熱
分解装置と、脱塩素装置で塩素が除去された溶融プラス
チックを直接回収する脱塩素廃プラスチック回収装置
と、脱塩素装置からの溶融プラスチックを熱分解装置ま
たは廃プラスチック回収装置のいずれかに供給する廃プ
ラスチック供給機構と、を備えたことを特徴とする廃プ
ラスチック処理装置である。
【0008】本発明によれば、脱塩素装置により脱塩素
処理された溶融プラスチックが廃プラスチック供給機構
へ送られる。この廃プラスチック供給機構は、溶融プラ
スチックを所望に応じて熱分解装置へ送って更に加熱
し、溶融プラスチックから燃料となる油蒸気を生成す
る。あるいは廃プラスチック供給機構は溶融プラスチッ
クを廃プラスチック回収装置へ送って、脱塩素処理され
た廃プラスチックを燃料として回収する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明におる廃プラ
スチック処理装置の一実施の形態を示す図である。図1
に示すように廃プラスチック処理装置は廃プラスチック
を造粒してなる廃プラスチック造粒物が貯えられる一対
のホッパ11,11と、ホッパ11,11からの廃プラ
スチックを加熱圧縮して廃プラスチック中の塩素を除去
する一対のスクリューフィーダ12,12と、一対のス
クリューフィーダ12,12により加熱圧縮された廃プ
ラスチックを更に加熱して溶融し、廃プラスチック中の
塩素を更に除去する溶融槽13とを備えている。
【0010】このうち各スクリューフィーダ12はモー
タ12aにより駆動されるようになっており、一対のス
クリューフィーダ12と溶融槽13とによって脱塩素装
置が構成される。溶融槽13内には、モータ14aによ
り駆動される撹拌機14が回転自在に設けられている。
【0011】また溶融槽13の底部には、垂直接続管1
7を介して廃プラスチック供給機構21が設けられてい
る。この廃プラスチック供給機構21は垂直接続管17
から送られる溶融プラスチックを、熱分解装置23また
は廃プラスチック回収装置27のいずれかへ選択的に振
分けて供給するものである。
【0012】すなわち廃プラスチック供給機構21は、
モータ22aによって回転するスクリューフィーダ22
からなっており、このスクリューフィーダ22は正逆転
可能となっている。例えばスクリューフィーダ22が正
転すると、垂直接続管17から送られる溶融プラスチッ
クは、熱分解装置23へ供給され、スクリューフィーダ
22が逆転すると、垂直接続管17から送られる溶融プ
ラスチックは廃プラスチック回収装置27へ送られる。
【0013】また垂直接続管17内には、溶融プラスチ
ックを撹拌するシャフトレススパイラルスクリュー19
が回転自在に設けられている。このシャフトレススパイ
ラルスクリュー19は撹拌機14に一体に連結されてい
るが、シャフトレススパイラルスクリュー19を撹拌機
14と別体に駆動するようにしてもよい。
【0014】ところで、溶融槽13、垂直接続管17お
よび廃プラスチック供給機構21は、外方からジャケッ
ト17により囲まれている。このジャケット17内であ
って、溶融槽13外面には、コイル状ヒータ13が巻付
けられている。またコイル状ヒータ13に近接してジャ
ケット17内の温度を測定する温度計16が設けられて
いる。
【0015】さらにジャケット17内であって垂直接続
管17外面には、溶融プラスチックが垂直接続管17内
に充満しているか否かを超音波により監視する診断装置
20が設けられている。
【0016】また図1に示すように、熱分解装置23は
溶融プラスチックを更に加熱して、溶融プラスチックか
ら油蒸気と排ガスを生成するようになっている。熱分解
装置23からの油蒸気は、蒸留塔25へ送られて凝縮
し、油化燃料を生成する。また熱分解装置23からの排
ガスは排ガス管31を介して廃プラスチック供給機構2
1の外周のジャケット17内に送られる。さらに熱分解
装置23からの残渣は、残渣排出機構24を介して外方
へ排出される。
【0017】また図1に示すように、廃プラスチック供
給機構21の外周のジャケット18内には、ブロア26
から空気管32を介して冷風(空気)が吹込まれてジャ
ケット18内を冷却するようになっている。空気管32
には調整弁28が取付けられており、この調整弁28は
ジャケット18内に配置された温度計16からの信号に
よって制御部30により制御され、調整弁28を制御部
30により制御することによってジャケット18内の温
度を所望の温度に保つことができる。
【0018】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0019】まず、一対のホッパ11,11内に廃プラ
スチック造粒物が貯えられる。次に一対のホッパ11,
11からの廃プラスチック造粒物は各スクリューフィー
ダ12に送られ、このスクリューフィーダ12において
加熱圧縮され、廃プラスチック中の塩素が除去される。
【0020】次に廃プラスチックは溶融槽13へ送ら
れ、この溶融槽13において更に加熱して溶融される。
そして廃プラスチック中の塩素が更に除去され、廃プラ
スチックは溶融プラスチックとなる。次に溶融槽13内
の溶融プラスチックは、垂直接続管17を経て廃プラス
チック供給機構21へ送られる。
【0021】溶融プラスチックは、その後廃プラスチッ
ク供給機構21により所望に応じて、熱分解装置23側
へ送られて更に加熱分解して油蒸気を生成し、蒸留塔2
5で油化燃料を生成する。あるいは、廃プラスチック供
給機構21により溶融プラスチックは廃プラスチック回
収装置27へ送られて脱塩素された廃プラスチックとし
て回収される。廃プラスチック回収装置27で回収され
た廃プラスチックは、燃料として用いることができる。
【0022】この間、溶融槽13は、コイル状ヒータ1
5によって加熱されるとともに、熱分解装置23から排
ガス管31を介してジャケット18内に流入する排ガス
により加熱される。ジャケット18内に流入する排ガス
は、コイル状ヒータ15に沿ってらせん状に流れ、この
ことにより溶融槽13を効果的に加熱することができ
る。また、溶融槽13内は、撹拌機14により効果的に
撹拌され、溶融プラスチックの流動性を向上させてい
る。さらに垂直接続管17内のシャフトレススパイラル
スクリュー19により垂直接続管17内の溶融プラスチ
ックが廃プラスチック供給機構21へスムースに送られ
る。
【0023】また、温度計16および診断装置20から
の信号は制御部30に送られ、この制御部30によりジ
ャケット18内の温度を所望値に保つよう空気管32の
調整弁28が制御される。同時に診断装置20により垂
直接続管17内に溶融プラスチックがないと判断した場
合は、制御部30から警報が発せられる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所望に応
じて廃プラスチック供給機構により溶融プラスチックを
熱分解装置に送って溶融プラスチックから燃料となる油
ガスを生成するか、あるいは廃プラスチック回収装置へ
送って脱塩素処理された廃プラスチックを燃料として回
収することができる。このため脱塩素処理済の廃プラス
チックを燃料として使用するため、迅速に回収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃プラスチック処理装置の一実施
の形態を示す図。
【符号の説明】
11 ホッパ 12 スクリューフィーダ 13 溶融槽 14 撹拌機 15 ヒータ 16 温度計 17 垂直接続管 18 ジャケット 19 シャフトレススパイラルスクリュー 20 診断装置 21 廃プラスチック供給機構 23 熱分解装置 27 廃プラスチック回収装置 30 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃プラスチックを加熱して溶融し、溶融プ
    ラスチック中の塩素を除去する脱塩素装置と、 脱塩素装置で塩素が除去された溶融プラスチックを熱分
    解して油ガスと残渣とに分離する熱分解装置と、 脱塩素装置で塩素が除去された溶融プラスチックを直接
    回収する脱塩素廃プラスチック回収装置と、 脱塩素装置からの溶融プラスチックを熱分解装置または
    廃プラスチック回収装置のいずれかに供給する廃プラス
    チック供給機構と、 を備えたことを特徴とする廃プラスチック処理装置。
  2. 【請求項2】廃プラスチック供給機構は、正逆転自在な
    スクリューフィーダからなり、正転の場合に熱分解装置
    および廃プラスチック回収装置の一方へ廃プラスチック
    を供給し、逆転の場合に他方へ廃プラスチックを供給す
    ることを特徴とする請求項1記載の廃プラスチック処理
    装置。
  3. 【請求項3】脱塩素装置と廃プラスチック供給機構との
    間に、垂直接続管が配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の廃プラスチック処理装置。
  4. 【請求項4】少なくとも廃プラスチック供給機構および
    垂直接続管は、ジャケットにより囲まれていることを特
    徴とする請求項3記載の廃プラスチック処理装置。
  5. 【請求項5】ジャケット内に熱分解装置からの排ガスを
    供給したことを特徴とする請求項4記載の廃プラスチッ
    ク処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110669541A (zh) * 2019-11-08 2020-01-10 重庆科技学院 一种废塑料热解制油的工艺及装置
KR20230069677A (ko) * 2021-11-12 2023-05-19 배덕관 고분자 폐기물의 초음파 열분해 이동장치
KR102601709B1 (ko) * 2022-12-16 2023-11-16 (주)이엠케이수 폐플라스틱의 열분해 장치

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Effective date: 20060704