JP2007015803A - 高所作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 煩雑な操作を行うことなく荷受台を用いて作業台に対して安全に乗降できるようにする。
【解決手段】 高所作業車1が、所定の格納姿勢で格納されるブーム22と、所定の格納姿勢で格納される作業台24と、車体10を支持可能なジャッキ40,40,…と、格納姿勢にある作業台24に近接して作業台24に対して乗降可能な作業台乗降位置において略鉛直状態に延びる格納姿勢で車体10に格納され、略水平状態に車体10後方に延びて展開される展開姿勢で作業台乗降位置から地面に近接する地上乗降位置に移動可能な荷受台61と、地上乗込スイッチSW1とを有して構成され、ブーム22、作業台24およびジャッキ40,40,…が格納姿勢で荷受台61が格納姿勢で作業台乗降位置に位置している状態で地上乗込スイッチSW1が操作された場合に、ジャッキ40,40,…の伸長動とともに荷受台61を地上乗降位置に移動させる制御を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車体上に所定の格納姿勢で格納され、ブームに代表される昇降機構の先端部に作業台を有し、車体の前後左右に取り付けられ車体を支持するためのジャッキを有して構成される高所作業車に関する。
上記のような高所作業車は、特許文献1や特許文献2に記載されているように、一般に、走行可能な車体上に、車体に対して旋回動自在な旋回台が取り付けられ、この旋回台に起伏シリンダの伸縮動により車体に対して起伏動自在にブームが枢結され、複数のブーム部材を入れ子式に構成したブーム内部の伸縮シリンダの伸縮動によりブーム全体が伸縮動するように構成されている。また、ブームの先端には旋回動(首振動)自在に作業台が取り付けられ、作業台に搭乗した作業者がブームを起伏動・旋回動・伸縮動させ、作業台を旋回動させることで、作業台を所望もしくは任意の高所位置に移動させることができる。また、車体の左右両側の前後には、車体の左右方向外側への拡幅および車体の下方に伸縮自在なジャッキが配設されており、高所作業時には、このジャッキが車体を支持可能になっている。
上記のような高所作業車において、非高所作業時のブームは全縮状態に倒伏し車体の前後に延びる方向に旋回した格納姿勢で車体上に格納され、ブーム先端の作業台も車体上に車体からはみ出ないような所定の格納姿勢で格納される。そして、高所作業を開始するにあたって作業者が作業台に搭乗する際、あるいは高所作業を終了して作業者が作業台から降りる際、作業者が地面から高い位置に位置して格納された作業台に容易に乗降できるように、車体には階段状の搭乗ステップが設けられる(例えば特許文献3参照)。
特開2003−128393号公報 特開2002−348099号公報 実登第2530250号公報
しかしながら、作業台に対する乗降の便宜のために車体に設けられる搭乗ステップは、車体のうち他の用途に供される部分(例えば工具箱)もあるため、スペースの関係上一般に狭く、また、その勾配が急であり、作業者にとって乗り降りしにくく注意を要することから安全性の面で問題があった。このため、車体後端部に設けられ荷物を載置して荷物の積み下ろしをするために昇降移動可能に設けられた荷受台に作業者が搭乗し、この荷受台を地面に近接する地上乗降位置と車体上に格納された作業台に近接する作業台乗降位置との間で昇降移動させることで、荷受台を介して作業台に対して安全に乗降する方法が考えられる。
しかし、荷受台を用いて作業台に対して乗降する方法では、作業台に対して乗り降りする毎に、荷受台を地上乗降位置と作業台乗降位置との間で昇降移動させる必要があるため、荷受台をこれらの位置の間で昇降移動させる時間が必要となりその分だけ高所作業の作業時間が長くなる、という課題があった。また、高所作業の開始時に作業台に搭乗するために、荷受台を地上乗降位置に移動させるための操作とジャッキを地面に張り出す操作とを行う必要があったり、高所作業を終えて荷受台を車体に格納するために、荷受台を作動させる操作とジャッキを格納するための操作とを行う必要があり、このような操作は作業者にとって煩雑なものであった。
以上のような問題に鑑みて、本発明では、煩雑な操作をしたり、作業時間が長くなるようなことがなく、荷受台を用いて作業台に対して安全に乗降することが可能な高所作業車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る高所作業車は、前方に運転キャビンを有する走行自在な車体と、車体上に昇降作動自在に設けられ所定の格納姿勢で車体上に格納される昇降機構(例えば、実施形態におけるブーム22)と、昇降機構に取り付けられて昇降機構により昇降移動し所定の格納姿勢で車体上に格納される作業台と、車体の側部前後左右に設けられてそれぞれ上下に伸縮動自在に構成され、上方に収縮された格納姿勢から下方に伸長動して車体を支持する複数のジャッキと、車体の後端部に一端が取り付けられ、格納姿勢にある作業台に近接して作業台に対して乗降可能な作業台乗降位置において略鉛直状態に延びるリフト格納姿勢で車体に格納され、略水平状態に車体後方に延びて展開されるリフト展開姿勢で作業台乗降位置から地面に近接する地上乗降位置に移動可能なリフト装置(例えば、実施形態における荷受台61)と、車体に設けられて作業者が操作可能な地上乗込操作手段(例えば、実施形態における地上乗込スイッチSW1)と、複数のジャッキおよびリフト装置の作動制御を行う作動制御手段(例えば、実施形態におけるコントローラ50)とを有し、複数のジャッキが未接地状態で地上乗込操作手段が操作された場合に、作動制御手段が、複数のジャッキの伸長動とともにリフト装置を地上乗降位置に移動させる制御を行う。
また、上記構成の高所作業車において、複数のジャッキの接地状態を検出する接地検出手段(例えば、実施形態における接地センサS5)を有し、リフト装置が、作業台乗降位置においてリフト格納姿勢とリフト展開姿勢とに車体の後端部を中心として回動し、作業台乗降位置と地上乗降位置との間でリフト展開姿勢を保持したまま上下移動可能に構成され、作動制御手段が、接地検出手段の検出により複数のジャッキが接地するまでは複数のジャッキの伸長動とともにリフト装置をリフト格納姿勢からリフト展開姿勢に回動させ、接地検出手段により複数のジャッキの接地が検出された場合に複数のジャッキの伸長動ともにリフト装置を作業台乗降位置から地上乗降位置に向けて下降移動させる制御を行うのが好ましい。
さらに、上記構成の高所作業車において、昇降機構が所定の格納姿勢で車体上に格納されたことを検出する格納検出手段(例えば、実施形態におけるブーム格納センサS6)を有し、格納検出手段により昇降機構の未格納の状態から昇降機構が車体上に格納されたことが検出された場合に、作動制御手段が、リフト装置を作業台乗降位置に向けて上昇移動させる制御を行うのが好ましい。
また、上記構成の高所作業車において、車体に設けられて作業者が操作可能な自動格納操作手段(例えば、実施形態における自動格納スイッチSW4)と、リフト装置が作業台乗降位置に位置していることを検出するリフト検出手段(例えば、実施形態における荷受台センサS7)とを有し、昇降機構および作業台が格納姿勢で複数のジャッキが車体を支持しリフト装置が地上乗降位置に位置している状態で自動格納操作手段が操作された場合に、作動制御手段が、リフト検出手段の検出によりリフト装置が作業台乗降位置に移動するまでリフト装置を上昇移動させ、リフト検出手段によりリフト装置の作業台乗降位置への移動が検出された場合にリフト装置をリフト展開姿勢からリフト格納姿勢へ回動させるとともに複数のジャッキを縮小動させる制御を行うのが好ましい。
本発明に関する高所作業車によれば、格納姿勢にある作業台に対する乗降はリフト装置を介してなされるため、搭乗ステップを利用するのに比べ作業者にとってより安全に乗降を行うことができる。そして、リフト装置の制御は、ジャッキが未接地状態で地上乗込操作手段が操作されたときに、ジャッキの伸長動とともにリフト装置を地上乗降位置に移動させるように行われる。特に、このような制御は、ジャッキが接地するまではジャッキの伸長動に連動してリフト装置を作業台乗降位置においてリフト格納姿勢からリフト展開姿勢へと回動させ、ジャッキの接地後はジャッキの伸長動に連動してリフト装置をリフト展開姿勢で作業台乗降位置から地上乗降位置に向けて下降させるものである。このため、ジャッキの伸長動が終了して車体が安定支持されてからリフト装置の回動と下降移動とをさせてこれを地上乗降位置に移動させる場合と比べて、ジャッキの伸長の開始後、作業者がリフト装置に搭乗できるようになるまでの時間を短縮することが可能である。そして、このようなジャッキおよびリフト装置の連動は、地上乗込操作手段の操作ひとつで可能であることから、作業者にとって煩わしい操作を行う必要がない。
また、高所作業を終えてリフト装置を介して地面に降りようとする場合には、昇降機構が車体上に格納されたことが検出された場合に、リフト装置がどの位置に位置していても自動的に作業台乗降位置に向けて上昇移動されることから、作業台に搭乗した作業者が作業台に設けられたリフト装置を操作する操作装置を用いてリフト装置を上昇移動させるための操作を行う必要がない。
さらに、自動格納操作手段が操作されたときに、リフト装置が作業台乗降位置に移動した後は、リフト装置の回動とジャッキの縮小動とが連動する制御が行われる。このため、リフト装置が格納姿勢で車体に格納された後にジャッキの縮小動を開始させる制御を行う場合に比べて、ジャッキおよびリフト装置を車体に格納させるまでの時間を短縮させることが可能である。そして、このようなジャッキおよびリフト装置の連動は、自動格納操作手段の操作ひとつで可能であることから、高所作業の開始の場合と同様に作業者にとって煩わしい操作を行う必要がない。
以下、本発明に係る高所作業車の好ましい実施の形態について、車体上に起伏動、旋回動及び伸縮動自在なブームを昇降機構として備えたブーム式高所作業車を例に、図1乃至図9を参照して説明する。図1及び図2に当該高所作業車の一例を示す。なお、図1に示す矢印Fの方向を前方、矢印Rの方向を右方、図2に示す矢印Uの方向を上方とする。
この高所作業車1は、前輪11a,11aおよび後輪11b,11bを備えて四輪走行自在に構成されて前方に配設される運転キャビン12において走行操作可能な車体10と、車体10に設けられた作業装置20と、車体10の側部前後左右に設けられた4本のジャッキ40,40,…と、荷物を積み下ろしするために車体10の後部に設けられ、荷物とともに作業者が搭乗可能な荷受台61を有する荷受台昇降装置60とを有して構成されている。作業装置20は、車体10上に立設された旋回ポスト21と、基端部が旋回ポスト21に取り付けられたブーム22と、ブーム22の先端部に取り付けられた作業台24とから構成される。
車体10の後部には、地上乗込スイッチSW1、自動格納スイッチSW4および下部荷受台操作レバー35がそれぞれ設けられている。さらに、下部荷受台操作レバー35には遠隔操作用のリモートコントロール装置(以下、「リモコンスイッチSW6」と称する。)が着脱自在となっていて、その接続部にはワイヤを介したリモコンスイッチSW6が接続されている。なお、当該リモコンスイッチSW6以外に、ラジオコントロール装置や赤外線コントロール装置等、無線通信により下部荷受台操作レバー35の遠隔操作を行うことも可能である。このリモコンスイッチSW6を使用することにより、車体10から離れた作業者がこの荷受台昇降装置60の作動操作を行うことができる。
旋回ポスト21は、車体10の前部であって運転キャビン12の後部に立設されており、内蔵された旋回モータBA3の駆動を受けて旋回自在に構成されている。ブーム22は、基端ブーム22aと先端ブーム22bとを入れ子式に組み合わせて構成され、基端ブーム22aを旋回ポスト21に枢結して取り付けられており、旋回ポスト21とともに旋回作動される。ブーム22は、内蔵された伸縮シリンダBA1の伸縮作動を受けて伸縮自在に構成されるとともに、旋回ポスト21と基端ブーム22aとの間に配設される起伏シリンダBA2の伸縮作動を受けて上下に起伏自在に構成されている。先端ブーム22bの先端部には垂直ポスト23が揺動自在に取り付けられており、先端ブーム22bと垂直ポスト23との間に伸縮自在のレベリングシリンダA1が配設されている。垂直ポスト23はレベリングシリンダA1の伸縮作動を受けて揺動される。
作業台24は、作業者搭乗用のバケット24aと、バケット24aに取り付けられた作業台保持ブラケット24bとから構成され、作業台保持ブラケット24bは垂直ポスト23の軸周りに首振動自在な状態で垂直ポスト23に取り付けられている。作業台保持ブラケット24bには首振モータBA4が内蔵されており、首振モータBA4が駆動されると作業台保持ブラケット24bおよびバケット24aが垂直ポスト23の軸周りに首振作動する。なお、作業台24は、垂直ポスト23が垂直姿勢であるときにバケット24aの床面が水平状態になるように、垂直ポスト23に取り付けられている。バケット24aの一側面は一部が上端から下端部まで切り欠かれており、このようにして切り欠かれた部分に開閉自在にドア24cが取り付けられている。そして、作業者は二点鎖線(図1参照)で示すようにドア24cを開けてバケット24aに乗降することが可能である。
作業装置20は、作業車1が走行中などの非作業時には図1,図2に示すように車体10上に格納される。この格納姿勢においては、伸縮シリンダBA1が全縮されてブーム22が全縮状態にされるとともに、全縮状態のブーム22の先端部が平面視において車体10からはみ出ないような旋回角に旋回ポスト21が位置している。また、基端ブーム22aを載置するためのブーム載置面13aを上端に形成したブーム受け13が車体10の後部に立設されており、格納姿勢においてブーム22がこのブーム載置面13aに載置されるように起伏シリンダBA2が作動される。なお、格納姿勢にしたときのブーム22の起伏角が負角(例えば約−10度)になるようにブーム載置面13aの高さ位置を設定してブーム受け13が配設されているが、起伏シリンダBA2はさらに縮小可能に構成されており、ブーム22をさらに倒伏作動させることができる。このような格納姿勢になるブーム22の先端部に取り付けられる作業台24は、車体10の後部且つ上部に位置しており、平面視において車体10からはみ出ないようにブーム22の左側方且つ収縮方向に向ける首振角で格納される。
ブーム受け13は、車体10に上方に延びて固設される基部ポスト13bと、上端にブーム載置面13aを形成する伸縮ポスト13cとを入れ子式に組み合わせて構成されており、両ポスト13b,13cに内蔵されたブーム受けシリンダA2の伸縮作動により伸縮ポスト13cが上下に伸縮自在に構成されている。このような構成により、ブーム受け13を上下移動させてブーム載置面13aの高さ位置を調節可能になっている。
車体10の前後左右に設けられたジャッキ40,40,40,40は、各々車体10の側部に固設されて上下方向に延びるアウタポスト41と、アウタポスト41の下端から上下方向に伸縮自在に挿入されたインナポスト42と、インナポスト42の下端部に揺動自在に取り付けられたジャッキパッド43とから構成され、内蔵されたジャッキシリンダJAの伸縮作動によりインナポスト42を上下に伸縮作動させることができる。そして、これら4本のジャッキ40,40,…のインナポスト42,42,…をそれぞれ下方に伸長作動させることにより、ジャッキパッド43,43,…を接地させて車体10が支持される。このとき、車体10を水平状態にすることで車体10が安定した状態になり、ブーム22の作動に応じて車体10に作用する転倒モーメントに抗し、ブーム22の作動を安全に行うことができる。
ジャッキシリンダJAは、各ジャッキ40,40,…に対応して設けられるジャッキ制御バルブJVの開閉作動に応じて作動油が給排されて伸縮作動し、ジャッキ制御バルブJVは、車体10の前後左右に設けられたジャッキ操作レバー33,33,…のレバー操作により開閉駆動される。
作業台24には、ブーム22等を作動させる操作を行うための操作部30が備えられている。図3に示すように操作部30には、ブーム22の伸縮操作、起伏操作、および旋回操作を行うためのブーム操作レバー31と、作業台24の首振操作を行うための首振操作レバー32とが設けられており、図示各矢印方向への傾動操作、捻動操作でブーム22および作業台24が所定の作動を行うように構成される。また、操作部30には、荷受台61の格納操作、展開操作、上昇操作および下降操作を行うための上部荷受台操作レバー34が設けられ、図示各矢印方向への傾動操作で荷受台61が所定の作動を行うように構成される。さらに、操作部30には操作レバー31,32,34とともに、自動地上降下スイッチSW3が設けられている。
ブーム操作レバー31の基部には、ブーム伸縮操作を検出する伸縮ポテンショメータ、ブーム起伏操作を検出する起伏ポテンショメータ、およびブーム旋回操作を検出する旋回ポテンショメータからなるブーム操作センサS1が設けられている。首振操作レバー32の基部には、中立位置でオフ、左右の傾動位置でそれぞれオンとなるスイッチからなる首振操作センサS2が設けられている。さらに、上部荷受台操作レバー34の基部には、荷受台61の格納、展開、上昇、下降の各操作を検出するポテンショメータからなる荷受台操作センサS4が設けられている。
図4に示すように、荷受台昇降装置60は、荷受台61と、その基端側を支持して昇降させる昇降装置62と、荷受台61と昇降装置62との間に架設され、荷受台61を支持するとともに回動させる起立シリンダLA1とを備えている。格納姿勢の荷受台61は、車体10上に格納された作業台24に近接する作業台乗降位置において、車体10の後端面に沿って垂直に起立している。この格納状態から、作業台乗降位置において車体10の後端面下方に位置する回動支点(図5のピン71)を中心として図4において時計回り方向に回動することにより、荷受台61は、図示の実線で示すように車体10の上面とほぼ同じ高さに略水平に展開した展開姿勢となる。また、荷受台61はその作業台乗降位置と二点鎖線で示すように地面に近接する地上乗降位置までの間で、展開姿勢を保持したまま上下移動できる。なお、図示しないロック装置を操作することにより、作業台乗降位置に位置する荷受台61を車体10の後端面および作業台24の側面に沿った格納姿勢で車体10にロックすることができる。
図4において、支持ブラケット63は、車体10に固定されている。支持ブラケット63には縦長形状の基部リンク64が取り付けられ、この基部リンク64に、上アーム65がピン67により回動可能に取り付けられている。また、下アーム66は、支持ブラケット63に、ピン68により回動可能に取り付けられている。さらに、昇降装置62の駆動源となるリフトシリンダLA2のピストン側端部が、ピン69により基部リンク64に軸着されている。
図5(a)(b)に示すように、上アーム65の先端側には、概ねL字状の先部アーム65aが一体的に固着され、これにより、上アーム65全体(先部アーム65aを含む。)としての端部は上方に突出した形状となっている。この上アーム65の端部及び下アーム66の端部は、ピン71及び72により、先部リンク73に軸着されている。また、荷受台61の基端部61aは、ピン71により、上アーム65(先部アーム65a)及び先部リンク73に軸着されている。
ここで、図4における上記ピン67,68,71及び72は、平行四辺形の各頂点を構成している。すなわち、上アーム65及び下アーム66は、平行リンクを構成している。また、図5に示すように、上アーム65にはリフトシリンダLA2がピン74により軸着されている。このピン74と上記ピン69との間にリフトシリンダLA2の伸縮動作による駆動力が付与されることにより、上記平行リンクは荷受台61の展開姿勢を維持したまま、これを上下移動させることができる。
一方、荷受台61の裏側内部には、起立シリンダLA1が内蔵されており、そのピストンロッドLA1aの端部がピン75により先部リンク73に軸着されている。また、シリンダチューブの後端が荷受台61側に軸着されている。この起立シリンダLA1を伸長動作させることにより、ピン71を中心として荷受台61が図4において反時計方向に回動し、図5(b)に示すような起立状態(車体10への格納姿勢)になる。逆に、荷受台61の起立状態から起立シリンダLA1を収縮動作させることにより、ピン71を中心として荷受台61が時計方向に回動し、図5(a)に示す水平状態(展開姿勢)になる。また、荷受台61の上下位置がどこにあるかに関わらず、荷受台61の水平状態からさらに起立シリンダLA1を収縮動作させることにより、荷受台61の先端を下げる(図4の地面に近接する荷受台61)チルト動作を行わせることができるようになっている。
図6に、本発明に係る高所作業車のコントローラ50に係る構成ブロック図を示している。高所作業車1の各種作動制御を行うコントローラ50は、ブーム22、ジャッキ40等に設けられる油圧アクチュエータの制御バルブを駆動制御するためのバルブ制御部51と、このバルブ制御部51に接続されるレベリング制御部53と、地上乗込スイッチSW1の操作に基づいてジャッキ40,40,…および荷受台昇降装置60の作動を制御する地上乗込制御部54と、自動格納スイッチSW4の操作に基づいてジャッキ40,40,…および荷受台昇降装置60の作動を制御する自動格納制御部57とが備えられたものとなっている。
バルブ制御部51は、各油圧アクチュエータJA,BA1〜BA4,LA1,LA2,A1,A2に対応して設けられて作動油の給排を制御する各制御バルブJV,BV1〜BV4,LV1,LV2,V1,V2の駆動制御を行う。ブーム操作レバー31に設けられるブーム操作センサS1、首振操作レバー32に設けられる首振操作センサS2および上部荷受台操作レバー34に設けられる荷受台操作センサS4の操作信号は、それぞれバルブ制御部51に出力されるように構成されている。
そして、バルブ制御部51は、操作センサS1,S2から出力される操作信号に基づき、伸縮動制御バルブBV1を電磁駆動して伸縮シリンダBA1を伸縮作動させ、起伏動制御バルブBV2を電磁駆動して起伏シリンダBA2を伸縮作動させ、旋回動制御バルブBV3を電磁駆動して旋回モータBA3を駆動させ、首振動制御バルブBV4を電磁駆動して首振モータBA4を駆動させる。また、バルブ制御部51は、操作センサS4から出力される操作信号に基づき、展開動制御バルブLV1を電磁駆動して起立シリンダLA1を駆動させ、昇降動制御バルブLV2を電磁駆動してリフトシリンダLA2を駆動させる。これにより、上部荷受台操作レバー34のレバー操作に応じた荷受台61の作動制御が行われる。
なお、車体10に設けられた下部荷受台操作レバー35からの操作信号もバルブ制御部51に入力されるようになっていて、この操作信号に基づいて起立シリンダLA1およびリフトシリンダLA2を駆動させて荷受台61の作動が行われる。リモコンスイッチSW6からの操作信号は、下部荷受台操作レバー35を介してバルブ制御部51に入力され、リモコンスイッチSW6からの遠隔操作により荷受台61の作動制御が可能となっている。
また、このバルブ制御部51は、ジャッキ制御バルブJVを電磁駆動してこれらに対応するジャッキシリンダJAを伸縮作動させる。これにより、ジャッキ操作レバー33のレバー操作に応じたジャッキ40,40,…の伸縮作動が行われる。さらに、バルブ制御部51は、レベリング制御バルブV1を電磁駆動してレベリングシリンダA1を伸縮作動させ、ブーム受け制御バルブV2を電磁駆動してブーム受けシリンダA2を伸縮作動させることができる。
各油圧アクチュエータに給排される作動油は、車体10の所定箇所に設けられた油圧ポンプPから吐出するように構成されており、油圧ポンプPから吐出した作動油が上記各制御バルブを介して対応する油圧アクチュエータに給排される。なお、油圧ポンプPは図示しないバッテリによって作動する電気モータMの回転出力を受けて駆動される。
作業台24には重力式の作業台傾斜角センサS3が設けられており、作業台24の鉛直方向に対する傾斜角の検出信号が逐次レベリング制御部53に出力されるように構成されている。この作業台傾斜角センサS3から出力される検出信号に基づき、レベリング制御部53は、作業台24の傾斜状態を判断してバルブ制御部51にレベリング制御信号を出力する。バルブ制御バルブ51は、このレベリング制御信号に基づいてレベリング制御バルブV1を駆動制御し、レベリングシリンダA1を伸縮作動させ、垂直ポスト23を常時垂直姿勢に保持するように揺動させる。これにより作業台24(バケット24aの床面)がブーム22の起伏の状態に拘らず常時水平状態に保持される。
バルブ制御部51には、上述の操作信号のほか、車体10上に設けられ後述するようなジャッキ40,40,…および荷受台昇降装置60の連動と連動の規制とを切り換えるためのリフト制御切換スイッチSW5からの操作信号が入力されるように構成され、また、作業台24の操作部30に設けられ高所位置に位置するブーム22および作業台24を車体10上に自動格納させるための自動地上降下スイッチSW3の操作信号が入力されるように構成されている。さらに、バルブ制御部51には、ブーム載置面13aに設けられたリミットスイッチ等からなるブーム格納センサS6からの検出信号が入力されるようになっており、この検出信号に基づいてブーム22および作業台24が所定の格納姿勢で格納されたことが判断される。
一方、地上乗込制御部54には、各ジャッキ40,40,…に設けられた接地センサS5によるジャッキ40,40,…の接地状態の検出信号が、自動格納制御部57には、荷受台センサS7による荷受台61が所定の位置(車体10上に格納された作業台24に近接する作業台乗降位置)に位置していることを示す検出信号が各々入力されるようになっており、これら検出信号はさらにバルブ制御部51に入力されるようになっている。
以上、高所作業車1に装備されたコントローラ50に関する事項について説明したが、次に、この高所作業車1を使用して行われる高所作業の手順と、バルブ制御部51、地上乗込制御部54および自動格納制御部57の作動とについて、図7乃至図9を参照して説明する。
高所作業の開始前においては、高所作業車1は、図7(a)に示すようにブーム22および作業台24が格納姿勢になっているとともに、ジャッキ40,40,…が上方に収縮された格納姿勢になっており、前輪11a,11aおよび後輪11b,11bが接地した状態になっている。また、荷受台61は、車体10に格納された作業台24に近接する作業台乗降位置において車体10の後端面や作業台24の側面に沿って鉛直に延びた格納姿勢になっている。
上記のような状態において、まず、車体10に設けられたリフト制御切換スイッチSW5を、ジャッキ40,40,…および荷受台昇降装置60を連動させる側に操作する。続いて同じく車体10に設けられた地上乗込スイッチSW1を操作する。地上乗込スイッチSW1が操作されると、地上乗込スイッチSW1の操作信号が地上乗込制御部54に出力され、地上乗込制御部54から地上乗込制御信号がバルブ制御部51に出力される。
バルブ制御部51は、地上乗込制御信号を受けると、ジャッキ制御バルブJVを駆動制御して車体10の前後左右のジャッキシリンダJAをいずれも伸長作動させることで、前後左右のジャッキ40,40,…のインナポスト42,42,…を下方に伸長作動させる。このとき、ジャッキパッド43,43,…が接地可能な程度の伸長量だけ伸長作動するように、ジャッキ制御バルブJVが駆動される。
上記のような、ジャッキ40,40,…の伸長作動とともに、バルブ制御部51は、展開動制御バルブLV1を駆動制御して起立シリンダLA1を縮小作動させて、荷受台61をその格納姿勢から一端側を回動中心として回動させ、荷受台61を車体10後方に略水平に延びるように展開した展開姿勢にさせる。この状態では、図7(b)に示すように、荷受台61は車体10上に格納されて格納姿勢にある作業台24に近接し、作業台24に対して乗降可能な作業台乗降位置に位置する。
ここで、接地センサS5により前後左右のジャッキパッド43,43,…の接地が検出されるまでは、荷受台61の作動は、その作業台乗降位置において格納姿勢から展開姿勢にさせる制御のみが行われ、作業台乗降位置から地上に近接する地上乗降位置に向けて展開姿勢を保持した状態で下降移動させる制御は行われない。一方、接地センサS5からのジャッキパッド43,43,…の接地を示す検出信号が地上乗込制御部54に出力されると、これに基づいてバルブ制御部51が昇降動制御バルブLV2を駆動制御してリフトシリンダLA2を伸長作動させて、荷受台61をその展開姿勢を保持したまま作業台乗降位置から地上乗降位置に向けて下降移動させる。なお、上記接地センサS5は、ジャッキシリンダJAの圧力値から接地しているか否かを検出する方法により構成してもよいし、ジャッキシリンダJAがアウタポスト41,41,…との取付部に設定されるガタ分だけ移動したか否かを検出して接地しているか否かを検出する方法により構成してもよい。
前後左右のジャッキパッド43,43,…の接地後も、バルブ制御部51によるジャッキ制御バルブJVを駆動制御が行われ、前後左右のジャッキ40,40,…のインナポスト42,42,…を下方に伸長作動が続行される。このようにジャッキ40,40,…を作動させることで、前輪11a,11aおよび後輪11b,11bがいずれも地切りされる。また、荷受台61は地上乗降位置まで移動すると自動的に停止する。このとき、高所作業車1の様子は、図7(c)に示すように、ブーム22および作業台24が格納姿勢になっているとともに、車体10が前後左右のジャッキ40,40,…により支持され、荷受台61は地上に近接する地上乗降位置に位置している。
荷受台61が地上乗降位置に位置するときは、上記のように荷受台61が地面に近接した状態となっているため、作業者は地上から荷受台61に安全且つ容易に搭乗可能である。そして、荷受台61に搭乗した作業者は、リモコンスイッチSW6を操作することで、下部荷受台操作レバー35を遠隔操作しながら荷受台61を展開姿勢のままその作業台乗降位置に向けて移動させる。作業台乗降位置にまで荷受台61が移動すると、作業者は作業台24のドア24cを開けてバケット24a内に搭乗する。そして、作業台24に設けられた操作部30のブーム操作レバー31および首振操作レバー32を操作することで、ブーム22を起伏動、伸縮動、旋回動させ、また、作業台24を首振動させ、作業台24を所望もしくは任意の高所位置へと移動させて高所作業を行うことができる。なお、ブーム22の作動開始とともに、荷受台61は作業台乗降位置から地上乗降位置に移動し、高所作業中はこの地上乗降位置に位置する。
なお、上記においては、地上乗込スイッチSW1の操作による地上乗込制御信号に基づいて、ジャッキ40,40,…の伸長動とリフト装置61の回動、下降動との連動制御が行われるこうな構成であったが、必ずしも上記ような構成に限られず、例えば、ジャッキ40,40,…を自動的に張出制御するための操作を行うジャッキ自動操作手段の操作に基づいて、上記のようなジャッキ40,40,…の伸長動とリフト装置61の回動、下降動との連動制御を行わせるように構成してもよい。
上記のようにして作業台24を所望の高所位置に移動させて高所作業を行う作業者は、高所作業を終了すると、作業台24の操作部30に設けられた自動地上降下スイッチSW3を操作する。自動地上降下スイッチSW3が操作されると、この操作に基づく自動地上降下制御信号がバルブ制御部51に入力される。
自動地上降下制御信号が出力されると、バルブ制御部51は制御バルブBV1〜BV4に向けて制御信号を出力し、ブーム22を全縮状態に縮小作動させ、旋回ポスト21をブーム22の格納姿勢における旋回角に位置させ、ブーム22をブーム載置面13aに面上に載置されるように倒伏作動させ、さらに作業台24を格納姿勢における首振角に旋回動させる。このようにしてブーム22が高所位置から降下すると、ブーム22および作業台24が図8(a)に示すような所定の格納姿勢になる。
そして、上記のようなブーム22の降下がなされた場合に、ブーム格納センサS6によりブーム22が全縮状態に車体10上に格納されたことを示す検出信号がバルブ制御部51に出力されると、これに基づいてバルブ制御部51が昇降動制御バルブLV2を駆動制御してリフトシリンダLA2を縮小作動させて、高所作業中に地上乗降位置に位置していた荷受台61をその展開姿勢のまま作業台乗降位置に向けて上昇させる(図8(b)参照)。
そして、荷受台61が車体10上に格納された作業台24に近接する作業台乗降位置に位置するまで上昇すると(図8(c)参照)、作業台24に搭乗している作業者は、作業台24のドア24cを開けてバケット24aの外に降りる。その後、作業台乗降位置に位置する荷受台61に搭乗した作業者は、リモコンスイッチSW6を操作して荷受台61を地上乗降位置に向けて下降させる。
地上乗降位置(図9(a)参照)にて荷受台61から地上に降りた作業者は、車体10に設けられた自動格納スイッチSW4を操作する。自動格納スイッチSW4が操作されると、自動格納スイッチSW4の操作信号が自動格納制御部57に出力され、自動格納制御部57から自動格納制御信号がバルブ制御部51に出力される。そして、バルブ制御部51は、昇降動制御バルブLV2を駆動制御してリフトシリンダLA2を伸長作動させて、荷受台61をその地上乗降位置から展開姿勢のまま作業台乗降位置に向けて上昇作動させる(図9(b)参照)。
ここで、荷受台センサS7により荷受台61が作業台乗降位置に位置するまで上昇したことが検出されるまでは、荷受台61の作動制御のみが行われ、ジャッキ40,40,…の縮小動はなされずにジャッキ40,40,…は車体10を支持する状態を維持する。一方、荷受台61が作業台乗降位置に位置するまで上昇したことを示す荷受台センサS7からの検出信号が自動格納制御部57に出力されると、バルブ制御部51は、ジャッキ制御バルブJVを駆動制御して車体10の前後左右のジャッキシリンダJAをいずれも縮小作動させることで、前後左右のジャッキ40,40,…のインナポスト42,42,…を上方に縮小作動させる。
上記のような、ジャッキ40,40,…の縮小作動とともに、バルブ制御部51は、展開動制御バルブLV1を駆動制御して起立シリンダLA1を伸長作動させて、荷受台61をその作業台乗降位置において展開姿勢から一端側を回動中心として回動させ、荷受台61を車体10の後端面および作業台24に沿って鉛直に延びるような格納姿勢にさせる。この状態では(図9(c)参照)、高所作業車1は、図6(a)に示すのと同じように、ブーム22および作業台24が格納姿勢になっているとともに、ジャッキ40,40,…が上方に収縮された格納姿勢で、前輪11a,11a、後輪11b,11bがいずれも接地しており、さらに、荷受台61が作業台乗降位置において格納姿勢になっている。このようにして、高所作業が終了する。
ここで、本発明において達成される効果をまとめると下記のようになる。すなわち、本発明に係る高所作業車は、格納姿勢にある作業台に対する乗降はリフト装置を介してなされるため、搭乗ステップを利用するのに比べ作業者にとってより安全に乗降を行うことができる。そして、リフト装置の制御は、ジャッキが未接地状態で地上乗込操作手段が操作されたときに、ジャッキの伸長動とともにリフト装置を地上乗降位置に移動させるように行われる。特に、このような制御は、ジャッキが接地するまではジャッキの伸長動に連動してリフト装置を作業台乗降位置においてリフト格納姿勢からリフト展開姿勢へと回動させ、ジャッキの接地後はジャッキの伸長動に連動してリフト装置をリフト展開姿勢で作業台乗降位置から地上乗降位置に向けて下降させるものである。このため、ジャッキの伸長動が終了して車体が安定支持されてからリフト装置の回動と下降移動とをさせてこれを地上乗降位置に移動させる場合と比べて、ジャッキの伸長の開始後、作業者がリフト装置に搭乗できるようになるまでの時間を短縮することが可能である。そして、このようなジャッキおよびリフト装置の連動は、地上乗込操作手段の操作ひとつで可能であることから、作業者にとって煩わしい操作を行う必要がない。
また、高所作業を終えてリフト装置を介して地面に降りようとする場合には、昇降機構が車体上に格納されたことが検出された場合に、リフト装置がどの位置に位置していても自動的に作業台乗降位置に向けて上昇移動されることから、作業台に搭乗した作業者が作業台に設けられたリフト装置を操作する操作装置を用いてリフト装置を上昇移動させるための操作を行う必要がない。
さらに、自動格納操作手段が操作されたときに、リフト装置が作業台乗降位置に移動した後は、リフト装置の回動とジャッキの縮小動とが連動する制御が行われる。このため、リフト装置が格納姿勢で車体に格納された後にジャッキの縮小動を開始させる制御を行う場合に比べて、ジャッキおよびリフト装置を車体に格納させるまでの時間を短縮させることが可能である。そして、このようなジャッキおよびリフト装置の連動は、自動格納操作手段の操作ひとつで可能であることから、高所作業の開始の場合と同様に作業者にとって煩わしい操作を行う必要がない。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施例では、「昇降機構」として車体上に起伏動等可能なブームを備えたブーム式高所作業車を例に、高所作業車の説明をしたが、「昇降機構」を備えた高所作業車は、起伏動等可能なブーム式昇降機構を装備したものに限られず、複数の腕部材を交差させるように枢結した「昇降機構」としてのシザースリンク装置を車台上の前後方向に延びて配設し、このシザースリンク装置上に作業台を取り付け、シザースリンク装置を昇降作動させることで作業台を昇降移動させるように構成したシザース式高所作業車や、上下に伸縮動する伸縮マストを備えた垂直ポスト式昇降機構等を装備した高所作業車も含むものである。
本発明に係る高所作業車の平面図であり、ブームおよび作業台が格納姿勢になっているときを示す平面図である。 図1に示す矢印I方向に見た上記高所作業車の側面図である。 上記高所作業車の操作部を示す斜視図である。 上記高所作業車に装備されたリフト装置の周辺を示す側面図である。 上記リフト装置の一部を示す側面図で、(a)はその展開姿勢を示し、(b)はその格納姿勢を示す図である。 上記高所作業車のコントローラに係る構成を示すブロック図である。 上記高所作業車の側面図であり、(a)はジャッキが格納姿勢で、リフト装置が作業台乗降位置において格納姿勢にある状態を示し、(b)はジャッキが格納姿勢から伸長動し、リフト装置が作業台乗降位置において展開した状態を示し、(c)はジャッキが接地して車体を支持し、リフト装置が展開姿勢のまま地上乗降位置に移動した状態を示す図である。 上記高所作業車の側面図であり、(a)はブームが全縮状態に車体上に格納され、リフト装置が地上乗降位置に位置している状態を示し、(b)はブームが格納姿勢にあり、リフト装置が作業台乗降位置に向けて移動している状態を示し、(c)はブームが格納姿勢にあり、リフト装置が作業台乗降位置に移動した状態を示す図である。 上記高所作業車の側面図であり、(a)はジャッキが接地して車体を支持し、リフト装置が展開姿勢で地上乗降位置に位置する状態を示し、(b)はジャッキが接地して車体を支持し、リフト装置が展開姿勢で作業台乗降位置に向けて上昇する状態を示し、(c)はジャッキが格納姿勢に縮小動して前輪および後輪が接地し、リフト装置が作業台乗降位置において格納姿勢になった状態を示す図である。
符号の説明
1 高所作業車
10 車体
12 運転キャビン
21 旋回ポスト
22 ブーム(昇降機構)
24 作業台
34 上部荷受台操作レバー
35 下部荷受台操作レバー
40 ジャッキ
50 コントローラ(作動制御手段)
61 荷受台(リフト装置)
S5 接地センサ(接地検出手段)
S6 ブーム格納センサ(格納検出手段)
S7 荷受台センサ(リフト検出手段)
SW1 地上乗込スイッチ(地上乗込操作手段)
SW4 自動格納スイッチ(自動格納操作手段)
SW6 リモコンスイッチ

Claims (4)

  1. 前方に運転キャビンを有する走行自在な車体と、
    前記車体上に昇降作動自在に設けられ所定の格納姿勢で前記車体上に格納される昇降機構と、
    前記昇降機構に取り付けられて前記昇降機構により昇降移動し所定の格納姿勢で前記車体上に格納される作業台と、
    前記車体の側部前後左右に設けられてそれぞれ上下に伸縮動自在に構成され、上方に収縮された格納姿勢から下方に伸長動して前記車体を支持する複数のジャッキと、
    前記車体の後端部に一端が取り付けられ、前記格納姿勢にある前記作業台に近接して前記作業台に対して乗降可能な作業台乗降位置において略鉛直状態に延びるリフト格納姿勢で前記車体に格納され、略水平状態に前記車体後方に延びて展開されるリフト展開姿勢で前記作業台乗降位置から地面に近接する地上乗降位置に移動可能なリフト装置と、
    前記車体に設けられて作業者が操作可能な地上乗込操作手段と、
    前記複数のジャッキおよび前記リフト装置の作動制御を行う作動制御手段とを有して構成される高所作業車において、
    前記複数のジャッキが未接地状態で前記地上乗込操作手段が操作された場合に、
    前記作動制御手段が、前記複数のジャッキの伸長動とともに前記リフト装置を前記地上乗降位置に移動させる制御を行うことを特徴とする高所作業車。
  2. 前記複数のジャッキの接地状態を検出する接地検出手段を有し、
    前記リフト装置が、前記作業台乗降位置において前記リフト格納姿勢と前記リフト展開姿勢とに前記車体の後端部を中心として回動し、前記作業台乗降位置と前記地上乗降位置との間で前記リフト展開姿勢を保持したまま上下移動可能に構成され、
    前記作動制御手段が、前記接地検出手段の検出により前記複数のジャッキが接地するまでは前記複数のジャッキの伸長動とともに前記リフト装置を前記リフト格納姿勢から前記リフト展開姿勢に回動させ、
    前記接地検出手段により前記複数のジャッキの接地が検出された場合に前記複数のジャッキの伸長動ともに前記リフト装置を前記作業台乗降位置から前記地上乗降位置に向けて下降移動させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記昇降機構が前記所定の格納姿勢で前記車体上に格納されたことを検出する格納検出手段を有し、
    前記格納検出手段により前記昇降機構の未格納の状態から前記昇降機構が前記車体上に格納されたことが検出された場合に、
    前記作動制御手段が、前記リフト装置を前記作業台乗降位置に向けて上昇移動させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の高所作業車。
  4. 前記車体に設けられて作業者が操作可能な自動格納操作手段と、
    前記リフト装置が前記作業台乗降位置に位置していることを検出するリフト検出手段とを有し、
    前記昇降機構および前記作業台が前記格納姿勢で前記複数のジャッキが前記車体を支持し前記リフト装置が前記地上乗降位置に位置している状態で前記自動格納操作手段が操作された場合に、
    前記作動制御手段が、前記リフト検出手段の検出により前記リフト装置が前記作業台乗降位置に移動するまで前記リフト装置を上昇移動させ、
    前記リフト検出手段により前記リフト装置の前記作業台乗降位置への移動が検出された場合に前記リフト装置を前記リフト展開姿勢から前記リフト格納姿勢へ回動させるとともに前記複数のジャッキを縮小動させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の高所作業車。
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