JP2007015192A - 液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴撮像位置による速度ズレが解消され、DPN補正を効果的に機能させることができる液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体を提供すること。
【解決手段】ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、所定の駆動条件に基づいてヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、液滴速度検出手段は、ノズルから吐出された液滴を複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体に関し、詳しくはDPN補正を効果的に機能させることができる液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、インクジェットプリンタの記録ヘッド等から吐出される液滴の速度や吐出量を検出し、その検出値を基に、液滴速度や吐出量が目標速度、目標吐出量となるように電圧値を補正するようにした液滴吐出装置が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1に記載される液滴吐出装置では、ノズルから吐出された液滴速度を計測する速度計測装置が設けられていて、速度計測装置の計測値をフィードバックして駆動信号の電圧値を補正するようになっている。一方、特許文献2に記載される液滴吐出装置では、吐出量を測定する吐出量計測装置が設けられていて、吐出量計測装置の計測値に対して補正係数を乗算し収束させることで駆動信号の電圧値を補正するようになっている。
液滴速度を検出した検出値をフィードバックして駆動信号の電圧値等の駆動条件を補正する液滴吐出装置では、通常、液滴速度の検出作業と検出値に基づく駆動条件の補正作業とを複数回行うことにより、液滴速度を目標速度に近づけるための収束作業を繰り返す。このため、液滴速度を正確に検出しなくては、正確な駆動条件の補正ができず、結果として短時間のうちに目標速度に近づけることが困難となる。
液滴速度を検出する方法としては、特許文献3に、ノズルから吐出された液滴を複数回撮像し、撮像された各液滴の間隔に基づいて検出する方法が記載されている。
特開平7−256884号公報 特開2004−90621号公報 特開2002−347224号公報
撮像された液滴から液滴速度を検出する場合、同じ液滴であっても、撮像された位置がノズル面からどれくらい離れているかによって検出される液滴速度は変化する。これは、一般にノズルから吐出される液滴は極めて微小であるため、飛翔距離に応じて空気抵抗の影響を受けながら速度が低下していくためである。
例えば、撮像のタイミングが同じでも、速度の速い液滴はノズル面から遠く離れた位置で撮像され、速度の遅い液滴はノズル面に近い位置で撮像される。このとき、速度の速い液滴は空気抵抗による減速分が大きくなるため、その液滴から求められる見かけの液滴速度は、同一の液滴がノズル面に対する記録紙等に実際に記録する位置(以下、本明細書ではこれを「基準位置」という。)で撮像された場合の液滴から求められる液滴速度よりも遅くなる。一方、速度の遅い液滴は速い液滴に比べて空気抵抗による減速分が小さいため、その液滴から求められる見かけの液滴速度は、同一の液滴が基準位置で撮像された場合の液滴から求められる液滴速度よりも速くなる。
駆動条件の補正を行う際に比較される目標速度は、記録紙等に着弾する際の液滴の理想的な速度である。ノズル面と記録紙等との間の距離は常に一定であるため、ノズルから吐出された液滴が常に一定時間後に記録紙等に着弾すれば、常に高精細な画像記録が行えるからである。
しかし、液滴を撮像することによって速度を求める際、以上のように撮像された液滴の位置によって空気抵抗の影響が異なるため、基準位置での正確な速度検出ができていない。このため、インクジェットヘッドのように多数のノズルを備えた液滴吐出装置において、ノズル毎に液滴速度を検出して目標速度と比較し、液滴速度が目標速度となるようにそれぞれ電圧値等の駆動条件を補正する液滴速度調整作業(以下、このような補正のことをDPN補正(Drive Per Nozzle補正)という。)を行う場合、速度の遅い液滴はノズル面に近い位置で観測されることから、その見かけの液滴速度は基準位置での実際の液滴速度より速く測定され、速度の速い液滴はノズル面から遠い位置で観測されることから、その見かけの液滴速度は基準位置での実際の液滴速度より遅く測定されてしまい、正確な駆動条件の補正ができず、補正作業の収束回数が増加し、短時間のうちに目標速度に近づけることが困難となる問題があった。
また、ノズルから吐出される1滴の液滴を撮像し、液滴を吐出するための駆動信号である液滴吐出トリガから撮像するまでの経過時間と撮像された液滴のノズル面等からの距離とによって液滴速度を検出する場合にも同様に、このような液滴の空気抵抗に起因する問題が発生する。
そこで、本発明は、DPN補正の前に液滴撮像位置に応じた位置速度補正を行うことにより、液滴撮像位置による速度ズレを解消でき、DPN補正を効果的に機能させることができる液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体を提供することを課題とする。
本発明の他の課題ないし効果は以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、前記液滴速度検出手段は、前記ノズルから吐出された液滴を複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置である。
請求項2記載の発明は、所定の駆動条件に基づいてヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、前記液滴速度は、前記ノズルから吐出された液滴を撮像手段によって複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法である。
請求項3記載の発明は、コンピュータに、ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、液滴検出速度手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、前記液滴速度検出手段に、前記ノズルから吐出された液滴を撮像手段によって複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と前記撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、前記算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項4記載の発明は、ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、前記液滴速度検出手段は、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置である。
請求項5記載の発明は、所定の駆動条件に基づいてヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、前記液滴速度は、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法である。
請求項6記載の発明は、コンピュータに、ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、液滴検出速度手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、前記液滴速度検出手段に、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項7記載の発明は、ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させ、前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、前記液滴速度検出手段は、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置である。
請求項8記載の発明は、所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させることによりヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、前記液滴速度は、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法である。
請求項9記載の発明は、コンピュータに、ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させ、前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、前記液滴速度検出手段により、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項10記載の発明は、前記液滴速度検出手段は、液滴の撮像時に光を照射する発光手段を有することを特徴とする請求項1、4又は7記載の液滴吐出装置である。
請求項11記載の発明は、前記液滴速度検出手段は発光手段を有し、液滴の撮像時、該発光手段により液滴に光を照射することを特徴とする請求項2、5又は8記載の液滴速度検出方法である。
請求項12記載の発明は、液滴速度検出手段に、液滴の撮像時、発光手段により液滴に光を照射する機能を実現させることを特徴とする請求項3、6又は9記載のプログラムである。
請求項13記載の発明は、請求項3、6、9又は12記載のプログラムを格納した記録媒体である。
本発明によれば、DPN補正の前に液滴撮像位置に応じた位置速度補正を行うことにより液滴撮像位置による速度ズレを解消でき、DPN補正を効果的に機能させることができる液滴吐出装置、液滴速度調整方法、プログラム及び記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る液滴吐出装置の一例であるシステムの構成例を示す図である。
図1において、1は液滴(インク滴)を吐出するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド1は特に限定されないが、例えばシェアモードピエゾタイプのインクジェットヘッドを用いることができる。本発明に好ましく適用できるインクジェットヘッドについて図2及び図3に基づいて説明する。
図2はシェアモードピエゾインクジェットヘッドの構成図、図3はアクチュエータをチャネル流路方向と直角に切断した断面図である。
図2及び図3に示すように、分極方向を異にする2枚の圧電材料を接着してなるPZT基板100に機械的に溝を形成することにより、チャネル101とチャネル壁102であるアクチュエータ103が形成される。その上面にカバープレート104、前面にノズル105を有するノズルプレート106が接着される。チャネル101内には共通インク供給室107からインクが充填される。108は配線部である。
チャネル壁102表面には電極109が形成されており、PZT基板100の分極方向(図面上上下方向)に直交する方向に電界を加えることにより屈曲変形を与え、チャネル101内のインクを加圧する。チャネル101内に発生した圧力がノズル105、共通インク供給室107との各々の境界で反射し、共振することによりノズル105に加わる圧力が時間変化し、液滴が吐出される。
次に、図1において、2は液滴検出部であり、光を照射する発光手段であるストロボ200と該ストロボ200から照射された光を受光して液滴を撮像する撮像手段であるCCDカメラ201を備えている。
なお、発光手段は、撮像時に液滴に光を照射することのできるものであればよく、ストロボ200に何ら限定されない。発光手段としては、ストロボ200以外にも例えばLED等を用いてもよい。
また、撮像手段は、発光手段からの光を受光して液滴を撮像できるものであればよく、CCDカメラ201に何ら限定されない。撮像手段としては、CCDカメラ201以外にも例えばCMOSカメラ等を用いてもよい。
更に、撮像手段には、高速シャッターカメラを用いることもできる。高速シャッターカメラは、最高1秒当たり10回程度の高速で撮像を行うことができ、ノズルから吐出された液滴像を得るのに用いることができる。以下の説明では、比較的安価に構成することのできるストロボ200とCCDカメラ201を用いるものとして説明する。
3はPC(コンピュータ)であり、例えばストロボディレイ時間などの設定値を入力する設定入力部300と、CCDカメラ201の撮像により得られた画像データから1又は2以上の液滴の重心の位置、又は、液滴像の撮像開始位置及び撮像終了位置を算出する画像処理部301を少なくとも備えている。液滴の重心位置の算出手法は格別限定されないが、撮像した液滴の画像イメージを参照テーブル(サンプル形状と重心位置が特定されている)と対比して類似の形状を選択して重心を決定する方法が挙げられる。重心位置や液滴像の撮像開始位置及び撮像終了位置は、X,Yの座標値として算出することができる。
なお、液滴検出のための液滴吐出は、記録紙等への記録領域の外に配置されたメンテナンスユニット(図示せず)で行うことが好ましく、その場合には、ストロボ200及びCCDカメラ201をメンテナンスユニットの近傍に設けることが好ましい。
4はデータ制御基板であり、PC3、DPN駆動基板5、ストロボ200に接続され、それらの制御を行うと共に、インクジェットヘッド1から吐出される液滴の速度を検出するための制御を行う。
6はDPN駆動基板5に駆動波形信号を送る駆動波形発生器、7は駆動電圧制御部、8は電源、9はオフセット電源である。
次に、DPN駆動基板5の詳細を図1及び図4に基づいて説明する。
図4は、DPN駆動基板5の概略構成を示す回路図であり、DPN駆動基板5は、駆動波形作成部500と駆動信号出力部501を有している。
DPN駆動基板5は制御部を構成するデータ制御基板4に接続され、データ制御基板4からの制御信号に基づく波形の駆動信号(液滴吐出トリガ)をインクジェットヘッド1に出力する。このデータ制御基板4には、アクチュエータ103に対応する駆動信号の波形を形成する波形作成部500が接続されている。波形作成部500には各ノズル105に対応するように図示しない複数のAND素子が搭載されている。
AND素子にはデータ制御基板4と駆動波形発生器6とが接続されており、データ制御基板4からの駆動信号及び駆動波形発生器6からの調整信号が入力され、これらの信号が合成されることで、駆動に必要な波形の駆動信号(液滴吐出トリガ)が出力される。
一方、駆動電圧制御部7は、データ制御基板4に接続され、データ制御基板4からの制御信号に基づいて電圧値を決定する。この電圧制御部7には、データ制御基板4からの制御信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ700と、D/Aコンバータ700からのアナログ信号を所定の電圧値まで増幅するための増幅器701が、各ノズル105に対応するように複数設けられている。この増幅器701の入力端子にはオフセット用の電力を供給するオフセット電源9及びD/Aコンバータ700が接続されている。
そして、DPN駆動基板5の駆動回路には、波形作成部500からの駆動信号及び電圧制御部7からの電圧値を合成し、各ノズル105に独立した波形の駆動信号(液滴吐出トリガ)を発生させるための駆動信号出力部501が設けられている。この駆動信号出力部501には、複数のFET素子502が設けられている。各FET素子502の入力端子には、それぞれ波形作成部500のAND素子の出力端子及び電圧制御部7の増幅器701の出力端子が接続されていると共に、出力端子にはアクチュエータ103の電極109が接続されている。これにより、FET素子502が各ノズル105に波形作成部500からの駆動信号及び電圧制御部7からの電圧値を合成し、アクチュエータ103の電極109に出力するようになっている。
以下、本発明に係る液滴速度調整方法の一例について説明する。
先ず、実際の液滴速度の調整作業に先立ち、位置補正係数αを算出しておく。位置補正係数αとは、撮像された液滴の基準位置での液滴速度を正確に検出するための、液滴の測定基準面からの距離に応じた空気抵抗による減速分を補正する補正係数である。測定基準面とは、液滴の飛翔距離を測定する際の基準となる面のことであり、これは測定時に基準となり得る面であれば特に限定されないが、例えばインクジェットヘッド1のノズル面や天板等が挙げられる。以下の説明では、ノズル面を測定基準面とする。
図5に基づいて位置補正係数αを算出するための処理フローを説明する。図5は位置補正係数αを算出するための処理フロー図である。
ここでは、全ノズルから同一のタイミングで吐出される1つの液滴をストロボ200とCCDカメラ201により、ストロボディレイ時間(1)とストロボディレイ時間(2)の各時間で撮像し、以下の各処理を行っている。ここで、ノズルから吐出された同一の液滴について、1回目のストロボディレイ時間(1)で撮像された液滴を「液滴1」、2回目のストロボディレイ時間(2)で撮像された液滴を「液滴2」としている。
予め、コンピュータ3の設定入力部300で、ストロボディレイ時間(1)の上限値とストロボディレイ時間(1)から2回目に撮像するストロボディレイ時間(2)までの遅延時間の設定を行う。ストロボディレイ時間とは、インクジェットヘッド1に液滴を吐出させるタイミング、例えば液滴吐出トリガからストロボ200を発光させてCCDカメラ201によって撮像するまでの遅延時間である。またストロボディレイ時間(1)は、最初に撮像を行う時間であり、ストロボディレイ時間(2)は、ストロボディレイ時間(1)から設定された遅延時間経過後に撮像を行う時間である。この時間設定は予め記憶させておくこともできる。液滴速度は液滴移動距離/遅延時間で表される。
図5において、まず、CCDカメラ201とストロボ200により、インクジェットヘッド1から吐出される液滴1を撮像するためのストロボディレイ時間(1)の設定を行い(S1)、ノズルから液滴を吐出した後、その設定されたストロボディレイ時間(1)のタイミングで液滴1を撮像する(S2)。撮像された液滴1の画像は画像処理部301に送られ、画像処理部301で液滴1の重心X1,Y1を計算する。
次に、予め設定された遅延時間をストロボディレイ時間(1)に追加させ、ストロボディレイ時間(2)を設定し(S3)、設定されたストロボディレイ時間(2)のタイミングで同一の液滴に対して撮像を行い、液滴2を撮像する(S4)。撮像された液滴2の画像は画像処理部301に送られ、画像処理部301で液滴2の重心X2,Y2を計算する。
次に、これら液滴1、液滴2の各重心とストロボディレイ時間(1)、ストロボディレイ時間(2)とを用い、見かけの液滴速度を算出する(S5)。見かけの液滴速度とは、撮像された液滴の位置から求められる速度である。見かけの液滴速度の算出は以下の数式により求めることができる。
Figure 2007015192
液滴1、液滴2の各重心を用いることで液滴移動距離を求めることができる。またストロボディレイ時間(1)とストロボディレイ時間(2)を用いることで液滴移動時間(遅延時間)を求めることができる。
次に、これら液滴1、液滴2の各重心のY座標を用い、測定中心を算出する(S6)。測定中心とは、液滴1と液滴2の各位置のY軸に沿う方向(液滴の吐出方向)の中心位置である。測定中心の計算は以下の数式により求めることができる。
Figure 2007015192
測定中心が求まることで、測定基準面であるノズル面から測定中心までの距離がわかり、上記S5で求めた液滴速度と合わせて、液滴が吐出されたときのノズル面からの距離とその時の液滴速度がわかることになる。
図8は、ストロボディレイ時間(1)をそれぞれ異ならせて5回の撮像を行った様子を示している。ストロボディレイ時間(1)を異ならせることで、液滴1と液滴2の各撮像位置はノズル面からそれぞれ異なる位置となる。
次に、ストロボディレイ時間(1)が設定値上限に至ったか否かを判断し(S7)、上限値になるまで、以上のS1〜S6の処理を繰り返す。ストロボディレイ時間(1)は設定値上限となるまで、ある一定間隔毎に変更して行ってもよく、設定値上限までの間で複数点の液滴の距離と速度が求められればよい。また、ストロボディレイ時間の設定値は、液滴1と液滴2の間の測定中心の位置が、ノズル面から実際の記録紙等に記録する位置である基準位置までの距離の0.5倍から1.5倍程度の距離になるような時間で設定すれば十分である。
上記S7の処理でYesになった場合は、上記液滴速度と測定基準面であるノズル面から測定中心までの距離との各データから位置補正係数αを算出する(S8)。この位置補正係数αは、液滴速度とノズル面から測定中心までの距離との関係をグラフで表し、その傾きを算出することによって得られる。
図9は、以上の処理によって得られた液滴速度とノズル面から測定中心までの距離との関係を示すグラフである。このグラフから、y=−0.0012x+4.8501の一次関数が得られ、その傾きが明らかにされている。この傾きが位置補正係数αである。
以上のようにして位置補正係数αを求めたら、それを所定の記憶領域に記憶しておく。
なお、この位置補正係数αは、同様にして液滴を吐出するための駆動条件毎に求めておくことが、後の液滴速度検出時により正確な速度検出が可能となるために好ましい。例えば、駆動条件として電圧値を用いる場合、液滴を20Vの電圧値で吐出した時の位置補正係数α、液滴を21Vの電圧値で吐出した時の位置補正係数α等という具合に異なる電圧値毎の複数の位置補正係数αをそれぞれ算出しておき、それを所定の記憶領域に予め記憶しておく。
このような位置補正係数αの算出作業は、使用するプリンタによりインク等の仕様が予め決まっているので、例えば工場出荷時等に予め求めておけばよい。また、インクの特性は環境温度等によっても変化するため、画像記録前や後等というように、予め決められたタイミングで行うようにして随時更新するようにしてもよい。
次に、液滴速度の検出動作について説明する。
以上の処理でも明らかなように、ノズルから吐出された液滴の速度は、その距離に応じて空気抵抗の影響を受けるため、撮像された液滴から求められる液滴速度(見かけの液滴速度)と基準位置での液滴速度では違いが出る可能性がある。電圧値等の駆動条件を補正するための液滴速度検出時には、これを解消するために、撮像された液滴から求められる見かけの液滴速度に対し、測定基準面であるノズル面からの距離に応じた速度の補正処理(位置補正速度算出処理)を行い、基準位置での正確な液滴速度を算出する。
図6は、このような位置補正速度算出処理のための処理フローである。
まず、コンピュータ3の設定入力部300で、ストロボディレイ時間(1)と2回目の撮影のためのストロボディレイ時間(2)の遅延時間を設定する。また、基準位置のデータを設定する。基準位置のデータは、測定基準面からの距離データとして設定することができる。このストロボディレイ時間(1)、ストロボディレイ時間(2)及び基準位置の各データは予め設定しておくことができる。
設定が終わったら、所定の駆動条件(電圧値)を用いて任意のノズルから液滴を吐出した後、ストロボディレイ時間(1)で液滴1を撮像する(S11)。撮像された液滴1の画像は画像処理部301に送り、液滴1の重心X1,Y1を計算する。
次に、遅延時間をストロボディレイ時間(1)に追加してストロボディレイ時間(2)とし(S12)、ストロボディレイ時間(2)のタイミングで同一の液滴に対して撮像を行い、液滴2を撮像する(S13)。撮像された液滴2の画像は画像処理部301に送り、液滴2の重心X2,Y2を計算する。
次に、これら液滴1、液滴2の各重心とストロボディレイ時間(1)、ストロボディレイ時間(2)とを用い、見かけの液滴速度を算出する(S14)。見かけの液滴速度の算出方法は、上記数1の計算式により求めることができる。液滴1、液滴2の各重心を用いることで液滴の移動距離を求めることができる。また、ストロボディレイ時間(1)とストロボディレイ時間(2)とを用いることで、液滴の移動時間を求めることができる。
次に、これら液滴1、液滴2の各重心のY座標を用い、測定中心を算出する(S15)。測定中心が求まることで、測定基準面であるノズル面から測定中心までの距離がわかり、上記S14で求めた見かけの液滴速度と合わせて、液滴が吐出されたときのノズル面からの距離と見かけの液滴速度が求まることになる。
次に、この見かけの液滴速度に対し、液滴のノズル面からの距離に応じた補正を行い、基準位置での液滴速度を算出するため、液滴を吐出した時の駆動条件(電圧値)に対応する予め求めておいた位置補正係数αを用いて位置補正速度を算出する(S16)。この位置補正速度は以下の式により求めることができる。
位置補正速度=(S14で求めた液滴速度)+(基準位置−S15で求めた測定中心)×(S8で求めた位置補正係数α)
これにより、ノズルから吐出された液滴のノズル面からの距離に応じた空気抵抗の減速分を加味した、基準位置における正確な液滴速度が求められ、この求められた液滴速度が、液滴速度検出手段による液滴速度の最終的な検出値とされる。
次に、本発明に係る液滴吐出装置において、各ノズルの駆動条件を補正するDPN補正を行う動作について説明する。図7は、DPN補正処理を示す処理フロー図である。
DPN補正は各ノズルについて行い、全ノズルに対し同じ処理を行う。このDPN補正を実施する際、従来では見かけの液滴速度だけを用いていたのに対し、本発明では以上のようにして位置補正速度を求めることによって液滴速度を検出するので、正確な液滴速度の検出値に基づいてDPN補正をすることができる。
ここでは、駆動条件として液滴を吐出するための駆動信号の電圧値を補正するものとする。そこで、このDPN補正においては、まず、電圧値の異なる少なくとも2以上の駆動信号を用いて液滴速度を検出し、電圧補正係数βを求めておく。
すなわち、任意のノズルに対し、それぞれ異なる所定の電圧値Voと電圧値Voとでそれぞれ液滴を吐出し、その液滴速度を検出する。この液滴速度の検出は、図6で示した位置補正速度算出処理を用いることはもちろんであり、これによりそれぞれ位置補正速度を算出し、各電圧値における液滴速度の検出値とする(S21)。
次に、上記S21の結果より、各ノズルの電圧補正係数βを算出する(S22)。この電圧補正係数βは、電圧値Voでの液滴速度をVe、電圧値Voでの液滴速度をVeとすると、電圧補正係数βは以下のようにして算出される。
電圧補正係数β=(Vo−Vo)/(Ve−Ve
例えば、電圧値21Vでの液滴速度が3.7m/sce、電圧値20Vでの液滴速度が2.6m/secであったとすると、電圧補正係数β=(21−20)/(3.7−2.6)=0.91となる。
次に、上記S22で算出した電圧補正係数βを用い、各ノズルの液滴の目標速度に対しての補正電圧値を算出する(S23)。補正電圧値を「Vo補正」、現在の電圧値を「Vo現在」、液滴速度の目標値を「Ve目標」、現在の液滴速度を「Ve現在」とすると、補正電圧値「Vo補正」は、以下のようにして算出される。
Vo補正=Vo現在+(Ve目標−Ve現在)×β
例えば、電圧値21Vで、「Ve目標」の液滴速度を4.0m/sec、「Ve現在」の液滴速度を3.7m/sceとすると、補正電圧値「Vo補正」=21+(4.0−3.7)×0.91=21.27Vとなる。
次に、上記S23の処理において、算出された各ノズルの補正電圧値を用いて、図6に示された位置補正速度算出処理を行い、液滴速度を再検出する(S24)。再検出された液滴速度が「Ve現在」に代入される。
次に、上記S24で検出した液滴速度が、目標速度の値を達成できているか判断する(S25)。ここで、検出された液滴速度が、目標速度の許容範囲、例えば目標速度の±2%に入っていればよい。
許容範囲に収まっていない場合(S25でNoの場合)、上記S23の処理に戻る。ここで、上記S23の処理により新たな補正電圧値を算出する。また、許容範囲に収まっている場合(S25でYesの場合)、電圧補正の処理を完了して終了する。
以下に、実験例を挙げて本発明の効果を例証する。
実験1(対照例):位置補正速度を用いずにDPN補正を行った場合
実験2(本発明):位置速度補正を用いてDPN補正行った場合
実験結果を図10に示す。
図10には、128のノズル数を有するインクジェットヘッドにおいて、位置補正速度を用いずにDPN補正を行った場合(実験1:対照例)と位置補正速度を用いてDPN補正を行った場合(実験2:本発明)とのノズル番号と各ノズルから吐出された液滴速度との関係を示すグラフが示されている。図10の(A)は位置補正速度を用いてDPN補正を行った場合を示しており、(B)は位置補正速度を用いずにDPN補正を行った場合を示している。なお、DPN補正回数は1回としている。
同図から、位置補正速度を用いた(A)の場合は、位置補正速度を用いずにDPN補正を行った(B)の場合と比較して、明らかに各ノズルから吐出された液滴速度にばらつきが少なく、ばらつき幅が±2%以内に収まっていることがわかる。補正回数を増やせば、位置補正速度を用いずにDPN補正を行った場合でも、いずれは収束して同じような結果になるが、本発明によれば、少ない補正回数で短時間に正確に液滴速度を安定させることができることがわかる。
本発明において、液滴速度検出時の見かけの液滴速度を求める際、以上のようにストロボディレイ時間(1)とストロボディレイ時間(2)とを用いて同一の液滴について複数回撮像し、液滴1と液滴2とを撮像することにより求めるものに何ら限定されず、ノズルから吐出された液滴を撮像することにより見かけの液滴速度が求められればよい。従って、液滴速度検出手段は、ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像するようにしてもよい。
線状の液滴像を撮像するには、コンピュータ3で、ストロボディレイ時間(1)の上限値とストロボディレイ時間(1)から露光を開始し、所定の時間露光を継続させる遅延時間の設定を行えばよい。すなわち、ストロボディレイ時間(1)は、ストロボの発光を開始させる時間であり、そのストロボディレイ時間(1)から所定遅延時間後に露光を終了させる時間をストロボディレイ時間(2)として設定しておけばよい。位置補正速度算出処理は、図6の処理フローのS11〜S13の処理において、ストロボディレイ時間(1)で撮像を開始してから、ストロボディレイ時間(2)までの間露光を継続させることによって行うことができる。
図11は、ストロボディレイ時間(1)をそれぞれ異ならせて所定の遅延時間露光を継続して5回の線状の液滴像を撮像した様子を示している。ストロボディレイ時間(1)を異ならせることで、各線状の液滴像の位置はノズル面からそれぞれ異なる位置となる。
この線状の液滴像から実際に見かけの液滴速度を求めるには、線状の液滴像の撮像開始位置(始端位置)と撮像終了位置(終端位置)との間の距離及び遅延時間(露光時間)とから求めることができる。また、線状の液滴像の測定中心も、撮像開始位置と撮像終了位置とから求めることができる。
次に、位置補正速度の算出は、この見かけの液滴速度に対し、線状の液滴像のノズル面からの距離に応じた補正を行うため、図6の処理フローのS16と同様に、予め求めておいた位置補正係数αを用いて以下の式により求める。
位置補正速度=(S14で求めた液滴速度)+(基準位置−S15で求めた測定中心)×(S8で求めた位置補正係数α)
なお、この態様において、位置補正係数αの算出は、図11と同様に線状の液滴像を用いて求めるようにすることが好ましい。
また、本発明において、見かけの液滴速度は、液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像することで、1滴の液滴のみを撮像することにより求めるようにしてもよい。
1滴の液滴のみを撮像するには、コンピュータ3で、液滴吐出トリガから所定の経過時間後に撮像を行うストロボディレイ時間(1)の上限値のみを設定しておけばよく、ストロボディレイ時間(2)は不要である。すなわち、ストロボディレイ時間(1)は、液滴吐出トリガから所定の経過時間後にストロボの発光を開始して液滴に対して1回の撮像を行う時間である。
位置補正速度算出処理は、図6の処理フローのS11〜S13の処理において、液滴吐出トリガの後、上記のように所定の経過時間であるストロボディレイ時間(1)で撮像することによって行うことができる。
図12は、ストロボディレイ時間(1)をそれぞれ異ならせて所定の経過時間後に1滴の液滴を撮像する作業を5回行った様子を示している。ストロボディレイ時間(1)を異ならせることで、各液滴の位置はノズル面からそれぞれ異なる位置となる。
この1滴の液滴像から実際に見かけの液滴速度を求めるには、図13に示すように、液滴吐出トリガの任意のタイミングからストロボディレイ時間(1)による所定の経過時間後のタイミングで撮像を行い、その間の経過時間tと撮像された液滴のノズル面からの距離とから求めることができる。ストロボディレイ時間(1)の起点となる液滴吐出トリガの部分は、駆動波形のどの部分であってもよいが、好ましくは駆動波形の中で液滴を吐出するタイミングの部分を選ぶことが好ましい。
また、図6の処理フローにおけるS15の測定中心算出処理は、1滴の液滴像の重心がそのまま測定中心となる。
次に、位置補正速度の算出は、このようにして求めた見かけの液滴速度に対し、1滴の液滴像のノズル面からの距離に応じた補正を行うため、図6の処理フローのS16と同様に、予め求めておいた位置補正係数αを用いて以下の式により求める。
位置補正速度=(S14で求めた液滴速度)+(基準位置−S15で求めた測定中心)×(S8で求めた位置補正係数α)
なお、この態様において、位置補正係数αの算出は、図12と同様に1滴の液滴像を用いて求めるようにすることが好ましい。
以上の説明では、インクジェットヘッド1から吐出される液滴の液滴速度を駆動信号の電圧値に基づいて補正するようにしたが、液滴速度を決定する駆動条件は駆動信号の電圧値に限らず、駆動信号のパルス幅、駆動波形形状等によっても調整することができる。従って、駆動条件の補正は電圧値の補正に限らず、このような駆動信号のパルス幅、駆動波形形状等を補正するようにしてもよい。
また、本発明のプログラムは、上記フローチャートの説明による処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
更に、本発明の記録媒体は、上記プログラムを格納することを特徴とする。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリー等が挙げられるが、なんらこれらに限定されない。
本発明に係る液滴吐出装置は、インクジェットプリンタに限らず、ノズルから微小な液滴を吐出する液滴吐出装置、例えば有機ELディスプレイのEL材料の塗布や、液晶ディスプレイのカラーフィルタ材料の塗布等に用いられる製造装置等にも同様に採用することができる。
本発明のシステム構成の一例を示す図 シェアモードピエゾインクジェットヘッドの構成図 アクチュエータのチャネル流路方向と直角に切断した断面図 DPN駆動基板の概略構成を示す回路図 位置補正係数αを算出するための処理フロー図 位置補正速度を算出するための処理フロー図 DPN補正の処理フロー図 液滴とその液滴の撮像に関する説明図 液滴速度とノズル面から中心距離までの距離の関係を示す図 位置補正速度を用いずにDPN補正を行った場合と位置補正速度を用いてDPN補正を行った場合との各ノズルのノズル番号と各ノズルから吐出された液滴の速度の関係を示す図 線状の液滴像を撮像した様子を示す説明図 1滴の液滴像を撮像した様子を示す説明図 液滴吐出トリガと撮像タイミングとの関係を示すタイミングチャート
符号の説明
1:インクジェットヘッド
100:PZT基板
101:チャネル
102:チャネル壁
103:アクチュエータ
104:カバープレート
105:ノズル
106:ノズルプレート
107:共通インク供給室
108:配線部
109:電極109
2:液滴検出部
200:ストロボ
201:CCDカメラ
3:PC(コンピュータ)
300:設定入力部
301:画像処理部
4:データ制御基板
5:DPN駆動基板
500:駆動波形作成部
501:駆動信号出力部
502:FET素子
6:駆動波形発生器
7:駆動電圧制御部
700:D/Aコンバータ
701:増幅器
8:電源
9:オフセット電源

Claims (13)

  1. ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、
    所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、
    前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、
    前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、
    前記液滴速度検出手段は、前記ノズルから吐出された液滴を複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 所定の駆動条件に基づいてヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、
    前記液滴速度は、前記ノズルから吐出された液滴を撮像手段によって複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法。
  3. コンピュータに、
    ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、
    駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、
    液滴検出速度手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、
    制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、
    前記液滴速度検出手段に、前記ノズルから吐出された液滴を撮像手段によって複数回撮像し、該撮像された各液滴の位置と前記撮像間隔時間とから見かけの液滴速度を算出し、前記算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された各液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  4. ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、
    所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、
    前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、
    前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、
    前記液滴速度検出手段は、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 所定の駆動条件に基づいてヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、
    前記液滴速度は、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法。
  6. コンピュータに、
    ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、
    駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、
    液滴検出速度手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、
    制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、
    前記液滴速度検出手段に、前記ノズルから吐出された1滴の液滴を所定の時間で露光することにより線状の液滴像として撮像し、該撮像された線状の液滴像の撮像開始位置から撮像終了位置までの距離と露光時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された線状の液滴像の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  7. ノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させるヘッドと、
    所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させ、前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる駆動手段と、
    前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する液滴速度検出手段と、
    前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する制御手段を有する液滴吐出装置において、
    前記液滴速度検出手段は、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出することを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させることによりヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させ、液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴速度を検出し、該検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する液滴速度調整方法において、
    前記液滴速度は、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより検出することを特徴とする液滴速度調整方法。
  9. コンピュータに、
    ヘッドのノズルから液滴を吐出させるための液滴吐出エネルギーを発生させる機能と、
    駆動手段により、所定の駆動条件に基づいて液滴吐出トリガを発生させ、前記ヘッドを駆動させてノズルから液滴を吐出させる機能と、
    液滴速度検出手段により、前記ノズルから吐出された液滴の速度を検出する機能と、
    制御手段により、前記液滴速度検出手段によって検出された液滴速度に基づいて、吐出される液滴速度が目標速度になるように前記駆動条件を補正する機能とを実現させるプログラムにおいて、
    前記液滴速度検出手段により、前記液滴吐出トリガから所定の経過時間後に液滴を撮像し、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離と前記液滴吐出トリガから撮像までの時間とから見かけの液滴速度を算出し、該算出された見かけの液滴速度に、前記撮像された液滴の測定基準面からの距離に応じた補正をかけることにより液滴速度を検出する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記液滴速度検出手段は、液滴の撮像時に光を照射する発光手段を有することを特徴とする請求項1、4又は7記載の液滴吐出装置。
  11. 前記液滴速度検出手段は発光手段を有し、液滴の撮像時、該発光手段により液滴に光を照射することを特徴とする請求項2、5又は8記載の液滴速度検出方法。
  12. 液滴速度検出手段に、液滴の撮像時、発光手段により液滴に光を照射する機能を実現させることを特徴とする請求項3、6又は9記載のプログラム。
  13. 請求項3、6、9又は12記載のプログラムを格納した記録媒体。
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