JP2007013928A - 遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法 - Google Patents

遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法 Download PDF

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朋幸 長屋
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Abstract

【課題】IP機器や接点監視装置からの障害情報を、テキストモードでの時系列的な表示のみならず、障害の重大性に応じてブザー等を鳴動して警報音を発して、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員にアラーム発生を確実に伝えることができる遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法を提供すること。
【解決手段】障害情報受付手段5からの障害情報によりアラームを発生するアラーム発生受諾管理手段10を設けて、発生した障害の重要度のデータを障害管理ファイル10aに記憶し、障害通知の受諾操作による受諾信号を受信時に該当する障害の重要度のデータを障害管理ファイル10aから消去するようにして、アラーム発生受諾管理手段10は、障害管理ファイル10aに記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じて異なった警報音をブザー制御手段13で発生するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遠隔地のIP装置、接点監視装置等からの障害情報の監視を行う遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法に関する。
遠隔地に設置された機器の障害を監視する従来の遠隔障害監視装置は、障害監視の情報を表示するユーザーインターフェイスを介してオペレーターに通知を行う。ユーザーインターフェイスは、障害が発生した装置や機器の位置をグラフィックで示すノードマップや、機器の障害発生あるいは復旧を時系列に表示するアラームブラウザを用いている。
従来の遠隔障害監視装置の構成を図11に示す。図11に示すように、遠隔障害監視装置30は、IP機器20、接点監視装置21からの機器障害情報を受け付ける障害情報受付手段5と、障害情報受付手段5からの障害情報を表示するアラームブラウザ表示手段6と、障害情報を発している機器をグラフィックで表示するノードマップ表示手段7と、障害情報受付手段5からの障害情報等を時系列的に記憶するイベントログファイル8とを有している。
IP機器20、接点監視装置21からの機器障害情報を受け付ける障害情報受付手段5は、IP機器20の情報を記憶しているIP機器管理データベース5aと接点監視装置21の情報を記憶している接点監視装置管理データベース5bとを備えており、IP機器20、接点監視装置21からの機器障害情報を受け付けると、それぞれの管理データベースを参照して、障害に関するデータをアラームブラウザ表示手段6、ノードマップ表示手段7及びイベントログファイル8に出力する。
アラームブラウザ表示手段6は、障害情報受付手段5からのデータを受けて障害が発生した機器の障害情報等をテキストモードで時系列的に表示装置に表示するものである。また、ノードマップ表示手段7は、障害情報受付手段5からのデータを受けて障害が発生した機器の位置をマップ画面上に機器シンボルの色を変えて表示装置に表示するものである。これにより、障害が発生した機器の障害情報及びその位置を知ることができる。
また、緊急性の高い重要障害を速やかに検出して、表示部に障害表示を行う障害アラームの出力制御方式が特許文献1に開示されている。
特開平8−242230号
従来の遠隔障害監視装置では、機器障害の発生あるいは機器障害の復旧などのイベントが発生した場合、遠隔障害監視装置が提供するマップ画面上の当該機器シンボルの色が変わると同時に、アラームブラウザ上にそのイベントの詳細が表示される。
遠隔障害監視装置で監視する監視対象は、無人局の電源設備の故障、室内温度異常、通信網設備等の収納扉の無断開閉、ネットワーク上のサーバーの故障、通信機器の故障等といった非常に重要な項目が含まれている。これらの緊急を要するような重要な障害が発生したような場合、早急な対応が求められる。しかしながら、特許文献1に開示されている障害アラームの出力制御方式では、緊急を要する障害が発生したしたときに、オペレーターが表示部から目を離していたら、その障害イベントをすぐさま知ることができない恐れがある。
また、従来の遠隔障害監視装置の提供するアラームブラウザは、障害発生を時系列に表示するのみであり、現在発生している障害に係る機器のみを表示させることができないため、今現在どの機器が障害状態であるのか、すぐに知ることができなかった。設備障害の中には、緊急を要しないためすぐに障害に対応する必要のないもの、あるいは、すぐに対応のできないものもあり、障害の復旧作業を後回しにする場合があるが、今現在どの機器が障害状態であるのか、すぐに知ることができないため、障害の復旧作業が遅れてしまったり、障害の発生を忘れてしまい、機器の運用に支障を来すこともある。
更に、従来の遠隔障害監視装置のアラームブラウザは、表示可能なイベント数が限られており、表示可能なイベント数を超えると最も古いイベントの順から消去されるため、過去に発生したイベントを表示できないこともあった。
また、障害情報受付手段からの障害情報等を時系列的に記憶するイベントログファイルは、記憶したイベント数が所定の数に達したときに初期のイベントのデータを削除するようになっているため、過去に発生したイベントの検索用のデータとして使用することができなかった。
そこで本発明は、IP機器や接点監視装置からの障害情報を、テキストモードでの時系列的な表示のみならず、障害の重大性に応じてブザー等を鳴動して、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員にアラーム発生を確実に伝えることができ、また、現在発生している障害の表示及び過去に発生した障害情報の検索を行うことが可能な遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法を提供することを目的とする。
本発明による遠隔障害監視装置は、監視対象装置の障害発生を監視する遠隔障害監視装置であって、発生した障害の重要度のデータを記憶する記憶手段と、障害通知の受諾操作による受諾信号を受信時に、該当する障害の重要度のデータを前記記憶手段から消去する消去手段とを有し、前記記憶手段に記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じて異なった警報音を発生するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視装置は、監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出手段で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出手段で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視装置前記抽出手段は、一定時間毎に前記ログ情報記憶手段の更新時期をチェックして、更新時期が前回のアクセス時の更新時期と異なるときには、ログ情報記憶手段から新たに追加されたデータを読み出すようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視装置は、監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報から特定の属性をもつ監視対象に絞り込むための監視対象選択手段と、前記監視対象選択手段で絞り込んだ監視対象から障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出手段で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出手段で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、特定の属性をもつ監視対象における現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視装置は、監視対象装置の障害発生情報又は障害復旧情報を検索表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を順次記憶する障害情報記憶手段と、前記障害情報記憶手段から過去に発生した障害発生情報又は障害復旧情報を検索する検索手段と、前記検索手段で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視装置は、前記検索手段で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報をCSV形式のファイルとして出力するファイル出力手段を備えたことを特徴とする。
本発明による遠隔障害監視方法は、監視対象装置の障害発生を監視する遠隔障害監視方法であって、発生した障害の重要度のデータを記憶装置に記憶する工程と、障害通知の受諾操作による受諾信号を受信時に前記記憶装置に記憶している該当する障害の重要度のデータを消去する工程と、前記記憶装置に記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じて異なった警報音を発生する工程を有するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視方法は、監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶装置に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報又は障害復旧情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報を表示部に表示する工程と、前記抽出工程で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除する工程とを有し、現在発生している障害発生情報を表示部に表示するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視方法の前記抽出工程は、一定時間毎に障害発生情報あるいは障害復旧情報を記憶した前記記憶装置のデータの更新時期をチェックして、更新時期が前回のアクセス時の更新時期と異なるときには、新たに追加されたデータを前記記憶装置から読み出すようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視方法は、監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報から特定の属性をもつ監視対象に絞り込むための監視対象選択工程と、前記監視対象選択工程で絞り込んだ監視対象から障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出工程と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出工程で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出工程で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、特定の属性をもつ監視対象における現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視方法は、監視対象装置の障害発生情報又は障害復旧情報を検索表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報又は障害復旧情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を記憶装置に順次記憶する障害情報記憶工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を記憶した前記記憶装置から過去に発生した障害発生情報又は障害復旧情報を検索する検索工程と、前記検索工程で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報を表示する表示工程を備えたことを特徴とする。
また、本発明による遠隔障害監視方法は、前記検索工程で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報をCSV形式のファイルとして出力するファイル出力工程を備えたことを特徴とする。
本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法によれば、IP機器の機器障害情報、接点監視装置で発生した障害情報を、ノードマップ上のノードシンボルの色の変化と、テキストモードでの時系列的な表示のみならず、重大な障害をブザー等の警報音により、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員に障害発生を伝えることが可能となる。
また、本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法によれば、現在発生している障害が常に表示装置の画面上に表示されているため、オペレーターは対処すべき障害を常に意識することができるため、障害の復旧作業の遅れ、障害発生の失念を防止することができる。
また、本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法によれば、過去に発生した障害情報を記憶した記憶装置から障害発生情報の検索を行い、更に検索結果が汎用性の高いCSV形式のファイルで作成されるため、たとえば表計算ソフトウェアなどの外部アプリケーションとの連携が容易になり、イベントの統計がとりやすくなる。これにより、障害を発生した機器のリスト、障害発生の頻度、障害発生から復旧までの時間等の集計が可能となり、集計結果から障害発生の因果関係等の把握が容易に行える。また、保守点検等での点検すべき機器、重点項目が明確となり、点検作業の効率化、保守点検費用の低減を図ることができる。
以下図面を参照して、本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法の実施の形態について説明する。なお、本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法は、IP機器や接点監視装置からの障害情報を、テキストモードでの時系列的な表示のみならず、障害の重大性に応じてブザー等を鳴動して、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員にアラーム発生を確実に伝えることができ、また、現在発生している障害の表示及び過去に発生した障害情報の検索を行うことができるようにしたものである。
以下図1を用いて、遠隔障害監視装置の構成について説明する。図1は、本発明による遠隔障害監視装置の構成を示すブロック図である。なお、図11に示す従来の遠隔障害監視装置と同一構成及び同一機能を有するものについては、同一符号を付して説明する。
図1に示すように、遠隔障害監視装置1は、IP機器20、接点監視装置21からの障害情報を受け付ける障害情報受付手段5と、障害情報受付手段5からの障害情報を表示するアラームブラウザ表示手段6と、障害情報を発している機器についてグラフィックで位置を表示するノードマップ表示手段7と、障害情報受付手段5から出力される障害情報を時系列的に記憶するイベントログファイル8と、障害情報受付手段5からの障害情報によりアラームを発生するアラーム発生受諾管理手段10と、アラーム表示対象となる障害の発生時のイベントIDと復旧時のイベントIDの組み合わせを管理するアラーム発生復旧管理手段11と、過去に発生した障害イベントの検索を行うアラームデータベース検索手段12と、障害発生情報から特定の属性をもつ監視対象に絞り込むためのフィルター機能を有する監視対象選択手段としてのアクティブアラーム選別手段14と、記憶装置17上にCSV(Comma Separated Values)形式のファイルを作成するCSVファイル出力手段16と、CSVファイル出力手段16を制御するCSVファイル出力制御部15と、イベント発生情報をプリンター19に出力する印字出力手段18とを有している。なお、図1に示す障害情報受付手段5、アラームブラウザ表示手段6、ノードマップ表示手段7及びイベントログファイル8は、従来の遠隔障害監視装置30が有するものと同一に構成されている。
図1に示すように、監視対象であるIP装置20、接点監視装置21は、通信網23を介して遠隔障害監視装置1と接続されている。IP装置20は、例えばLAN等のネットワークに接続されたサーバー、通信機器等であり、接点監視装置21は、装置内に組み込まれている接点、収納室等に設置した接点からの信号を受信するものである。遠隔障害監視装置1に接続されているIP機器20には、それぞれIP機器番号が割り当てられており、また、装置内等に組み込まれている接点には接点番号が割り当てられている。そして接点監視装置21は、障害が発生した接点を接点監視装置番号で遠隔障害監視装置1に出力するようになっている。これにより遠隔障害監視装置1は、障害が発生したIP機器20又は接点を内蔵した機器等を一義的に特定できるようになっている。
IP機器20、接点監視装置21からの機器障害情報を受け付ける障害情報受付手段5は、IP機器20の情報を記憶しているIP機器管理データベース5aと接点監視装置21の情報を記憶している接点監視装置管理データベース5bとを有している。IP機器管理データベース5aは、IP機器番号毎にイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度等のデータが格納されている。また、接点監視装置管理データベース5bは、接点監視装置番号毎にイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度等のデータが格納されている。障害情報受付手段5は、IP機器20又は接点監視装置21が発する障害情報を受け付けるとIP機器番号または接点監視装置番号を確認して、IP機器管理データベース5aまたは接点監視装置管理データベース5bにIP機器番号または接点監視装置番号をキーとしてアクセスし、キーに対応したイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度、ノード名のデータを読み取る。
障害情報受付手段5は、IP機器管理データベース5aまたは接点監視装置管理データベース5bから読み出したイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度のデータに障害情報を受け付けた日時を加えて障害発生情報としてイベントログファイル8、アラームブラウザ表示手段6、ノードマップ表示手段7及びアラーム発生受諾管理手段10に出力する。なお、障害情報受付手段5は、IP機器20又は接点監視装置21から障害が回復した信号を受け取ったときには、障害復旧情報としてイベントID、障害回復イベント名を出力する。
イベントログファイル8は、障害情報受付手段5から出力されるイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度、ノード名のデータ及び日時を時系列的に記憶装置に記憶するようになっている。なお、イベントログファイル8は、記憶したイベント数が所定の数に達したときに初期のイベントのデータを削除するようになっている。
アラーム発生受諾管理手段10は、障害情報受付手段5から出力されるイベントID、イベント名、カテゴリー、障害重要度、ノード名のデータ及び日時からイベントID及び障害重要度のデータを選択して障害管理ファイル10aに記憶する。また、アラーム発生受諾管理手段10は、ブザー等によるアラームをオペレーターが受諾操作によってアラームブラウザ表示手段6から出力されるイベントIDの受諾信号を受信して、受信時に該当するイベントIDの重要度のデータを障害管理ファイル10aから消去する。
アラーム発生受諾管理手段10は、障害管理ファイル10aに記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じてデータをブザー制御手段13に出力する。また、障害管理ファイル10aに障害重要度のデータが記憶されていないときには、アラーム発生受諾管理手段10は、ブザー制御手段13にブザーの鳴動を停止するように信号を出力するようになっている。
ブザー制御手段13は、アラーム発生受諾管理手段10から出力される障害の重要度、例えば、Critical(大)、Major(中)、Minor(小)のデータに従って、異なった音色又は音量でブザーを鳴動する。また、アラーム発生受諾管理手段10からブザーの鳴動を停止する信号が出力されたときには、ブザーの鳴動を停止するようにする。
アラーム発生復旧管理手段11は、一定時間毎にイベントログファイル8の更新時期のチェックを行って、前回チェックしたイベントログファイル8の更新時期と異なるときには、新たに追加された障害発生データあるいは障害復旧データをイベントログファイル8から抽出して、アラームデータベース11aに記憶する。なお、アラーム発生復旧管理手段11は、アラームデータベース11aに記憶するデータの項目を前もって設定しておき、イベントログファイル8から該当する項目のデータを記憶するようになっている。このように、アラーム発生復旧管理手段11は、新たに追加された障害発生データあるいは障害復旧データをイベントログファイル8から抽出する抽出手段を有しており、抽出手段は、イベントログファイル8の更新時期をチェックすることにより新規のデータが記憶されているかを判断するため、処理が簡素化される。
また、アラーム発生復旧管理手段11は、アラーム表示対象となる障害発生時のイベントIDと復旧時のイベントIDを管理しており、アラームデータベース11aに取り込まれた障害発生データを確認し、障害発生のイベントIDが新たに認められると、その障害情報をアクティブアラーム表示部11bとしての表示装置の画面上に表示する。また、イベントログファイル8中に障害復旧のイベントIDが新たに認められたときには、そのイベントIDの障害発生情報をアクティブアラーム表示部11bから削除するようにする。これによりアクティブアラーム表示部11bとしての表示装置の画面上には、現在発生している障害発生情報が表示される。
アラームデータベース検索手段12は、指定した条件によりアラームデータベース11aを検索して、該当するデータを抽出するものである。アラームデータベース11aは、過去に発生した障害発生情報あるいは障害復旧情報をレコード形式でファイルに記憶しているため、キーにより指定した条件で検索を行うことができるようになっている。検索した結果は、アラームヒストリー表示部12aとしての表示装置に表示される。なお、アクティブアラーム表示部11b及びアラームヒストリー表示部12aとしての表示装置は、例えば、液晶モニタ、CRTモニタ等で構成されている。
アラームブラウザ表示手段6は、障害情報受付手段5からのデータを受けて障害情報のデータを表示装置に表示するものである。また、ノードマップ表示手段7は、障害情報受付手段5からのデータを受けて、障害が発生した機器の位置を表示装置のマップ画面上に機器シンボルの色を変えて表示するものである。
アクティブアラーム表示部11bの表示装置の画面上には、現在発生している障害発生情報が表示されるが、障害発生情報は、多種多様にわたっているため、特定の障害発生情報を監視することが困難になることがある。このため監視対象選択手段としてのアクティブアラーム選別手段14は、障害発生情報での特定の属性をもつ監視対象、例えば、ある特定の局舎のアラーム、または、ある特定の機器のアラーム等に絞り込むためのフィルター機能を有するようにしてフィルターで選別したアラームをアクティブアラーム選別表示部14aに出力するものである。アクティブアラーム選別手段14は、それぞれに異なったフィルターを設定することができ、アクティブアラーム選別表示部14aは、設定したフィルター毎に複数枚同時に表示することができるようになっている。
図1に示すCSVファイル出力制御部15は、アラームデータベース検索手段12で検索した過去に発生した障害イベントのデータをCSV形式のファイルとして記憶装置17に記憶するCSVファイル出力手段16を制御するものである。CSV形式のファイルは、ディスクドライバー等のCSVファイル出力手段16により、ハードディスク等の記憶装置に作成される。イベント履歴をCSVファイルで保管することで、例えば、保管後に遠隔監視装置上のイベント履歴が消去、上書きされても、そのイベント情報を残すことができる。また、記憶装置に作成するファイルはCSV形式であるため、汎用性が高く、たとえば表計算ソフトウェアなどの外部アプリケーションとの連携が容易になり、イベントの統計がとりやすくなる。
印字出力手段18は、イベント発生情報をリアルタイムでプリンター19に出力して、プリンター19は、イベント発生情報を印字する。プリンターは、1行ごとにイベント発生情報を印字するラインプリンターが望ましい。
なお、アクティブアラーム表示部11b、アラームヒストリー表示部12a、アラームブラウザ表示手段6、ノードマップ表示手段7及びアクティブアラーム選別表示部14aの各ブロックに使用する表示装置は各ブロック毎に設けられているが、各ブロックに入力する映像信号を選択して、選択した映像信号を出力する映像切替装置等を用いて、一つの表示装置で各ブロックのデータ、情報等を表示するようにしてもよい。
次に、図2乃至図5に示すフローチャートを用いて図1に示す遠隔障害監視装置のアラーム発生受諾管理手段、アラーム発生復旧管理手段及びアラームデータベース検索手段について説明する。図2は、遠隔障害監視装置1のアラーム発生受諾管理手段の処理を示すフローチャート、図3は、遠隔障害監視装置のアラーム発生復旧管理手段の処理を示すフローチャート、図4は、アラーム発生復旧管理手段によりアクティブアラーム表示部としての表示装置に表示された障害発生情報の一例を示す図、図5は、遠隔障害監視装置のアラームデータベース検索手段の処理を示すフローチャートである。
最初に、遠隔障害監視装置のアラーム発生受諾管理手段の処理について図2を示すフローチャートを用いて説明する。図2に示すように、遠隔障害監視装置1のアラーム発生受諾管理手段10は、最初に、障害情報受付手段5から機器障害情報の入力が有るかをチェックする(ステップS1)。障害情報受付手段5からの機器障害情報の入力が有ったときには、イベントID、障害重要度のデータを障害管理ファイル10aに記憶する(ステップS2)。障害情報受付手段5からの機器障害情報の入力がないときには、ステップS3に移行する。次に、アラーム発生受諾管理手段10は、アラームブラウザ表示手段6からアラームの受諾信号の入力が有るかをチェックする(ステップS3)。アラームの受諾信号の入力が有るときには、ブラウザ表示手段6から出力されるイベントIDに基づいて、該当するイベントIDのデータを障害管理ファイル10aから削除する(ステップS4)。アラームの受諾信号の入力がないときには、ステップS5に移行する。
次に、アラーム発生受諾管理手段10は、障害管理ファイル10aのデータを読み出して(ステップS5)、障害管理ファイル10aの機器障害情報のデータが記憶されているかをチェックする(ステップS6)。障害管理ファイル10aに機器障害情報のデータが記憶されていないときには、鳴動中のブザーが有るかをチェックして(ステップS7)、鳴動中のブザーが有るときには、ブザーを停止するようにする(ステップS8)。その後ステップS1に移行する。障害管理ファイル10aに機器障害情報のデータが記憶されているときには、記憶されている障害の重要度のデータから重要度の最も高いデータを以下の処理により選択する。障害管理ファイル10aに記憶されている障害の重要度のデータで“大”が有るかをチェックする(ステップS9)。障害管理ファイル10aに障害の重要度“大”のデータが記憶されているときには、ブザー制御手段13に重要度“大”のブザーデータを設定して(ステップS10)、ステップS14に移行する。障害管理ファイル10aに障害の重要度“大”のデータが記憶されていないときには、障害の重要度“中”のデータが記憶されているかをチェックする(ステップS11)。障害の重要度“中”のデータが記憶されているときには、ブザー制御手段13に重要度“中”のブザーデータを設定して(ステップS12)、ステップS14に移行する。障害管理ファイル10aに障害の重要度“中”のデータが記憶されていないときには、ブザー制御手段13に重要度“小”のブザーデータを設定する(ステップS13)。ブザー制御手段13は、アラーム発生受諾管理手段10から出力された設定データに基づいて、各重要度に対応した音色、音量でブザーを鳴動する(ステップS14)。なお、ブザー制御手段13は、例えば、重要度“大”で鳴動しているときに、重要度“中”のブザーデータが設定されたときには、重要度“大”でのブザーの鳴動を停止して、重要度“中”のブザーで鳴動するようになっている。
以上述べたように、遠隔障害監視装置のアラーム発生受諾管理手段により、障害の重大性に応じてブザーを鳴動して、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員にアラーム発生を確実に伝えることが可能となる。なお、オペレーターへのアラーム発生の伝達手段として、ブザーを鳴らす実施例について述べたが、本発明は、警報音を発するものであればよく、例えば、音声によって警報を発するようにしてもよい。
次に、遠隔障害監視装置のアラーム発生復旧管理手段の処理について図3に示すフローチャートを用いて説明する。最初に、障害管理を行う対象機器、対象項目の登録を前もって行う(ステップS20)。障害管理を行う対象機器、対象項目の登録は、例えば、障害が発生したときの障害重要度が大の機器、特定の障害発生情報などである。なお、遠隔障害監視装置1が監視する総ての機器、総ての障害発生情報について障害管理を行う対象として登録することも可能となっている。
アラーム発生復旧管理手段11は、内蔵しているタイマーが発する所定の時間毎の信号が“ON”しているかをチェックする(ステップS21)。アラーム発生復旧管理手段11は、タイマーの信号が“ON”に変化したときに、イベントログファイル8にアクセスしてイベントログファイル8の更新時期が、前回のアクセス時の更新時期と一致しているかをチェックする(ステップS22)。更新時期が前回のアクセス時と異なるときには、イベントログファイル8から新たに追加されたデータを抽出して、障害管理対象機器の最新イベントを取得してアラームデータベース11aに記憶する(ステップS23)。これにより、アラームデータベース11aには、障害情報受付手段5から出力される障害発生情報、障害復旧情報が時系列的に記憶される。
イベントログファイル8から取得したイベントが、障害の発生情報であるかをチェックする(ステップS24)。イベントが障害の発生情報のときにはアクティブアラーム表示部11bとしての表示装置に障害発生情報を表示する(ステップS25)。また、イベントが障害の発生情報でないとき、すなわち、障害の復旧情報のときには、該当する障害発生情報をアクティブアラーム表示部11bとしての表示装置の画面から削除する(ステップS26)。これにより、アクティブアラーム表示部11bとしての表示装置には、現在発生している障害(アクティブアラーム)のみが表示される。
図4にアラーム発生復旧管理手段11によりアクティブアラーム表示部11bとしての表示装置に表示された障害発生情報の一例を示す。図4に示すように、表示項目としてSeverity(障害の重要度)、Date/Time(障害発生日時)、Source(障害発生機器)、Message(障害の内容)があり、それぞれの項目欄には、アラームデータベース11aから読み出したデータが表示される。また、Severity(障害の重要度)の欄は、障害の重要度に応じて、表示色を変えるようになっている。また、アクティブアラーム表示部11bとしての表示装置の画面の下段の左欄には、アクティブアラームの総数とその重要度別の内訳が表示されるようになっている。
以上により、前もって設定登録した障害情報に関して、現在発生している障害のみを表示装置の画面に表示するため、オペレーターは対処すべき障害の問題を常に意識することができ、処置の遅れ、処置忘れを防ぐことができる。
次に、図5は、遠隔障害監視装置のアラームデータベース検索手段の処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。アラームデータベース検索手段12は、アラームデータベース11aに記憶されている過去に発生した障害イベントのデータを検索するものである。図3に示すアラーム発生復旧管理手段の処理によりアラームデータベース11aには、現在までに発生した障害イベントのデータがデータベースとして記憶されており、キーボード等の入力装置から検索条件を入力して、必要なデータを集計できるようになっている。
最初に、イベントの検索条件を入力する(ステップS30)。イベントの検索は、例えば、期間内に発生した障害の一覧、障害重要度の頻度、キーワード等の検索条件を図示しないキーボード等の入力装置から入力する。アラームデータベース検索手段12は、障害発生情報、障害復旧情報が時系列的に記憶したアラームデータベース11aから検索条件に一致するデータを読み出して、検索条件と一致したイベントを取得する(ステップS31)。次に、アラームデータベース検索手段12は、アラームデータベース11aから読み出したデータの集計処理等を行ってアラームヒストリー表示部12aとしての表示装置に検索結果を表示する(ステップS32)。
図6にアラームデータベース検索手段12によりアラームヒストリー表示部12aとしての表示装置に表示された検索結果の一例を示す。図6に示すように、表示項目としてSeverity(障害の重要度、障害復旧)、Date/Time(障害発生、障害復旧日時)、Source(障害発生、障害復旧機器)、Message(障害、復旧の内容)があり、それぞれの項目欄には、アラームデータベース11aから検索したデータが表示される。また、Severityの欄は、障害の重要度に応じて、表示色を変えるようになっている。また、アラームヒストリー表示部12aとしての表示装置の画面の下段の左欄には、検索されたアラームの総数とその重要度別の内訳が表示される。また、下段の右欄には、画面表示を切り替える画面表示切替用ボタンが表示されるようになっている。
アラームデータベース検索手段を用いることにより、過去に発生した障害の集計や因果関係の把握を容易に行うことができる。これにより、保守点検等での点検すべき重点項目が明確となり、点検作業の効率化、保守点検費用の低減を図ることができる。
以上述べたように、本発明による遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法によれば、重大な障害をブザー等の警報音により、オペレーターあるいは監視室にいる他の要員に障害発生を伝えることが可能となる。
また、現在発生している障害が常にアクティブアラーム表示部に表示されているため、オペレーターは対処すべき障害を常に意識することができるため、障害の復旧作業の遅れ、障害発生の失念を防止することができる。
また、過去に発生した障害のデータがデータベース化して記録されるため、データベースを検索することにより、過去に発生した障害の集計、解析が行うことができ、保守点検等での点検すべき重点項目が明確となり、点検作業の効率化、保守点検費用の低減を図ることができる。
次に、実施例として図1に示す遠隔障害監視装置のアクティブアラーム選別手段の処理について図7乃至図9を用いて説明する。図7は、遠隔障害監視装置のアクティブアラーム選別手段の処理を示すフローチャート、図8は、アクティブアラーム選別手段のフィルターの設定画面を示す図、図9は、アクティブアラーム選別手段の処理によるアクティブアラーム選別表示部に表示された障害発生情報の一例を示す図である。図3に示すアラーム発生復旧管理手段の処理では、発生したアラーム総てをアクティブアラーム表示部11bで表示しているが、監視対象が地理的に広くなり、また、監視項目数も増えるに従い、一枚のアクティブアラーム画面には多種多様のアラームが表示されることから、システムの管理者は、アラームの属性ごとに絞り込んで監視することが困難になることがある。そこで、アクティブアラーム選別手段は、ある特定の属性をもつ監視対象(たとえばある特定の局舎のアラーム、または、ある特定の機器のアラームなど)に絞り込むためのフィルター機能を用いて、フィルターにより選別したアラームをアクティブアラーム選別表示部に表示して特定のアラームを監視できるようにしたものである。なお、このアクティブアラーム選別表示部の表示画面は複数枚同時に開くことができ、それぞれに異なったフィルターを設定できるようになっている。
図1に示すアクティブアラーム選別手段14の処理は、図7に示すように、最初に、図8に示すフィルターの設定画面によりフィルター条件としての障害管理を行う対象機器、対象項目等の登録を前もって行う(ステップS40)。図8に示すフィルター設定画面のメニューは、障害の重要度を選択する“Match Severity”と、障害発生機器を選択する“Match Source”と、障害の内容を示すメッセージ内に設定した語(Keyword)を含む障害情報を選択する“Match Keyword”から構成されており、前もって監視する対象を選択するようにする。
図1に示すアラーム発生復旧管理手段11は、内蔵しているタイマーが発する所定の時間毎の信号が“ON”しているかをチェックする(ステップS41)。アラーム発生復旧管理手段11は、タイマーの信号が“ON”に変化したときに、イベントログファイル8にアクセスしてイベントログファイル8の更新時期が、前回のアクセス時の更新時期と一致しているかをチェックする(ステップS42)。更新時期が前回のアクセス時と異なるときには、イベントログファイル8から新たに追加されたデータを抽出して、障害管理対象機器の最新イベントを取得してアラームデータベース11aに記憶する(ステップS43)。これにより、アラームデータベース11aには、障害情報受付手段5から出力される障害発生情報、障害復旧情報が時系列的に記憶される。
また、アラーム発生復旧管理手段11は、イベントログファイル8から取得したイベントを印字出力手段18に出力してプリンター19で印字するようにする(ステップS44)。これにより、新たに発生したアラーム等のイベントが日時と共にプリンターに印字される。
次に、アクティブアラーム選別手段14は、イベントログファイル8から新たに追加されたデータを読み出して、イベントログファイル8から取得した最新イベントのデータが、ステップS40で設定した障害管理を行う対象機器、対象項目等のフィルター条件に合致しているかをチェックする(ステップS45)。イベントが、フィルター条件に合致していないときには、ステップS41に移行する。
次に、ステップS45でフィルター条件に合致したイベントが障害の発生情報であるかをチェックする(ステップS46)。イベントが障害の発生情報のときにはアクティブアラーム選別表示部14aとしての表示装置に障害発生情報を表示する(ステップS47)。また、イベントが障害の発生情報でないとき、すなわち、障害の復旧情報のときには、該当する障害発生情報をアクティブアラーム選別表示部14aとしての表示装置の画面から削除する(ステップS48)。これにより、アクティブアラーム選別表示部14aとしての表示装置には、フィルター条件に合致した現在発生している障害(アクティブアラーム)のみが表示される。
図9に、アクティブアラーム選別手段14によりアクティブアラーム選別表示部14aとしての表示装置に表示された障害発生情報の一例を示す。図9に示すように、上位位置(奥側)に示す表示例は、表示画面の左側に位置する“Filters”欄に示すSeverityとしてMinor及びWarningを、SourceとしてL2SW、RTU−CCFをフィルター条件として設定したときのものである。また、図9の下位の位置(手前)に示す表示例は、“Filters”欄に示すSeverityとしてMajorを、SourceとしてL2SW、RTU−CCFをフィルター条件として設定したときのものである。アクティブアラーム選別表示部14aには、それぞれのフィルター条件で選択した障害発生情報が表示される。なお、Severity(障害の重要度)の欄は、障害の重要度に応じて、表示色を変えるようになっている。また、図9に示すアクティブアラーム選別表示部14aとしての表示装置の画面の下段の左欄には、アクティブアラームの総数とその重要度別の内訳が表示されるようになっている。
以上述べたように、アクティブアラーム選別手段により、特定の属性をもつ監視対象に絞り込んで表示することができるため、監視が行いやすくなり障害発生の把握が容易に行える。これにより、保守点検等での点検すべき機器、重点項目が明確となり、点検作業の効率化、保守点検費用の低減を図ることができる。
次に、遠隔障害監視装置のアラームデータベース検索手段に於けるCSV形式のファイル処理ついて図10に示すフローチャートを用いて説明する。アラームデータベース検索手段のファイル処理は、アラームデータベース11aに記憶されている過去に発生した障害イベントのデータを検索して、必要なデータを集計し、集計したデータをCSV形式のファイルとして図1に示す記憶装置17に出力するものである。
図10に示すように、最初に、図1に示すアラームデータベース検索手段12は、イベントの検索条件及び検索結果をCSV形式のファイルで記憶装置17に出力するかの“ON”又は“OFF”の設定を行う(ステップS60)。イベントの検索は、例えば、期間内に発生した障害の一覧、障害重要度の頻度、キーワード等の検索条件を図示しないキーボード等の入力装置から入力する。次に、アラームデータベース検索手段12は、障害発生情報、障害復旧情報が時系列的に記憶したアラームデータベース11aから検索条件に一致するデータを読み出して、検索条件と一致したイベントを取得する(ステップS61)。アラームデータベース検索手段12は、アラームデータベース11aから読み出したデータの集計処理等を行ってアラームヒストリー表示部12aとしての表示装置に検索結果を表示する(ステップS62)。
次に、アラームデータベース検索手段12は、アラームヒストリー表示部12aに表示したデータをCSV形式でファイルとして記憶装置17に出力するかをチェックする(ステップS63)。CSV形式のファイル出力設定が“ON”のときには、アラームヒストリー表示部12aにファイルの出力先とファイル名の入力画面が表示され、入力画面にファイルの出力先とファイル名を入力する(ステップS64)。アラームデータベース検索手段12は、アラームデータベース11aから検索条件と一致したイベントをCSV形式で出力先の記憶装置にファイルを出力する(ステップS65)。
これにより、記憶装置に汎用性の高いCSV形式のファイルが作成されるため、たとえば表計算ソフトウェアなどの外部アプリケーションとの連携が容易になり、イベントの統計がとりやすくなる。また、統計結果から保守点検等での点検すべき機器、重点項目が明確となり、点検作業の効率化、保守点検費用の低減を図ることができる。
本発明による遠隔障害監視装置の構成を示すブロック図である。 遠隔障害監視装置のアラーム発生受諾管理手段の処理を示すフローチャートである。 遠隔障害監視装置のアラーム発生復旧管理手段の処理を示すフローチャートである。 アラーム発生復旧管理手段によりアクティブアラーム表示部としての表示装置に表示された障害発生情報の一例を示す図である。 遠隔障害監視装置のアラームデータベース検索手段の処理を示すフローチャートである。 アラームデータベース検索手段によりアラームヒストリー表示部としての表示装置に表示された検索結果の一例を示す図である。 遠隔障害監視装置のアクティブアラーム選別手段の処理を示すフローチャートである。 アクティブアラーム選別手段のフィルターの設定画面を示す図である。 アクティブアラーム選別手段の処理によるアクティブアラーム選別表示部に表示された障害発生情報の一例を示す図である。 隔障害監視装置のアラームデータベース検索手段の処理に於けるCSV形式のファイル処理を示すフローチャートである。 従来の遠隔障害監視装置の構成を示す図である。
符号の説明
1、30 遠隔障害監視装置
5 障害情報受付手段
5a IP機器管理データベース
5b 接点監視装置21管理データベース
6 アラームブラウザ表示手段
7 ノードマップ表示手段
8 イベントログファイル
10 アラーム発生受諾管理手段
10a 障害管理ファイル
11 アラーム発生復旧管理手段
11a アラームデータベース
11b アクティブアラーム表示部
12 アラームデータベース検索手段
12a アラームヒストリー表示部
13 ブザー制御手段
14 アクティブアラーム選別手段
14a アクティブアラーム選別表示部
15 CSVファイル出力制御部
16 CSVファイル出力手段
17 記憶装置
18 印字出力手段
19 プリンター
20 IP機器
21 接点監視装置
23 通信網

Claims (12)

  1. 監視対象装置の障害発生を監視する遠隔障害監視装置であって、発生した障害の重要度のデータを記憶する記憶手段と、障害通知の受諾操作による受諾信号を受信時に、該当する障害の重要度のデータを前記記憶手段から消去する消去手段とを有し、前記記憶手段に記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じて異なった警報音を発生するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視装置。
  2. 監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出手段で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出手段で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視装置。
  3. 前記抽出手段は、一定時間毎に前記ログ情報記憶手段の更新時期をチェックして、更新時期が前回のアクセス時の更新時期と異なるときには、ログ情報記憶手段から新たに追加されたデータを読み出すようにしたことを特徴とする請求項2記載の遠隔障害監視装置。
  4. 監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報から特定の属性をもつ監視対象に絞り込むための監視対象選択手段と、前記監視対象選択手段で絞り込んだ監視対象から障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出手段で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出手段で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、特定の属性をもつ監視対象における現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視装置。
  5. 監視対象装置の障害発生情報又は障害復旧情報を検索表示する遠隔障害監視装置であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶手段と、前記ログ情報記憶手段で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を順次記憶する障害情報記憶手段と、前記障害情報記憶手段から過去に発生した障害発生情報又は障害復旧情報を検索する検索手段と、前記検索手段で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする遠隔障害監視装置。
  6. 前記検索手段で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報をCSV形式のファイルとして出力するファイル出力手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の遠隔障害監視装置。
  7. 監視対象装置の障害発生を監視する遠隔障害監視方法であって、発生した障害の重要度のデータを記憶装置に記憶する工程と、障害通知の受諾操作による受諾信号を受信時に前記記憶装置に記憶している該当する障害の重要度のデータを消去する工程と、前記記憶装置に記憶している障害の重要度のデータから重要度の最も高いものを選択して、選択した障害の重要度に応じて異なった警報音を発生する工程を有するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視方法。
  8. 監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶装置に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報又は障害復旧情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報を表示部に表示する工程と、前記抽出工程で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除する工程とを有し、現在発生している障害発生情報を表示部に表示するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視方法。
  9. 前記抽出工程は、一定時間毎に障害発生情報あるいは障害復旧情報を記憶した前記記憶装置のデータの更新時期をチェックして、更新時期が前回のアクセス時の更新時期と異なるときには、新たに追加されたデータを前記記憶装置から読み出すようにしたことを特徴とする請求項8記載の遠隔障害監視方法。
  10. 監視対象装置の障害発生情報を表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報または障害復旧情報から特定の属性をもつ監視対象に絞り込むための監視対象選択工程と、前記監視対象選択工程で絞り込んだ監視対象から障害発生情報または障害復旧情報を抽出する抽出工程と、障害発生情報を表示する表示部とを有し、前記抽出工程で抽出した障害発生情報を前記表示部に表示し、前記抽出工程で抽出した障害復旧情報から復旧した障害発生情報を表示部から削除するようにして、特定の属性をもつ監視対象における現在発生している障害発生情報を前記表示部に表示するようにしたことを特徴とする遠隔障害監視方法。
  11. 監視対象装置の障害発生情報又は障害復旧情報を検索表示する遠隔障害監視方法であって、障害発生情報又は障害復旧情報を時系列的に記憶するログ情報記憶工程と、前記ログ情報記憶工程で新たに発生した障害発生情報又は障害復旧情報を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を記憶装置に順次記憶する障害情報記憶工程と、前記抽出工程で抽出した障害発生情報又は障害復旧情報を記憶した前記記憶装置から過去に発生した障害発生情報又は障害復旧情報を検索する検索工程と、前記検索工程で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報を表示する表示工程を備えたことを特徴とする遠隔障害監視方法。
  12. 前記検索工程で検索した過去の障害発生情報又は障害復旧情報をCSV形式のファイルとして出力するファイル出力工程を備えたことを特徴とする請求項11記載の遠隔障害監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106971258A (zh) * 2017-02-23 2017-07-21 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 生产异常管理系统及方法

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