JP5157736B2 - ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法 - Google Patents

ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5157736B2
JP5157736B2 JP2008204588A JP2008204588A JP5157736B2 JP 5157736 B2 JP5157736 B2 JP 5157736B2 JP 2008204588 A JP2008204588 A JP 2008204588A JP 2008204588 A JP2008204588 A JP 2008204588A JP 5157736 B2 JP5157736 B2 JP 5157736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
search
search condition
network
failure information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008204588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010039941A (ja
Inventor
智毅 三宅
真司 八百板
貴之 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008204588A priority Critical patent/JP5157736B2/ja
Publication of JP2010039941A publication Critical patent/JP2010039941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5157736B2 publication Critical patent/JP5157736B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

本発明は、通信ネットワークを構成する各ネットワーク構成要素の動作状況を、監視するためのネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法、に関する。特に、各ネットワーク構成要素の障害状態に関する情報を収集するデータベースの負荷を軽減する技術に関する。
通信回線、ノード、ルータ及びその他の端末装置などからなる複数のネットワーク構成要素で構成される通信ネットワークの動作状況を監視するネットワーク監視作業は、リアルタイム性が要求される。
このため監視要員が使用するクライアント端末である監視端末は、ネットワーク構成要素の障害に関するネットワーク障害情報を収集する障害情報データベースにおいて、短周期のポーリング動作を行うことによって、ネットワーク障害情報を収集している。
他の監視方法では、新たなネットワーク障害情報が障害情報データベースに登録されたことによる状態変化が障害情報データベースに生じたことを監視端末に通知し、この通知をトリガにして監視端末が障害情報データベースにおける検索を行う。
なお、クライアントの業務アプリケーションが総合データベースからデータを参照するたびに、そのデータの履歴をデータ履歴ファイルにファイル履歴情報として登録しておき、ネットワークコネクションの際に参照したデータの種類とバージョン情報にもとづき、各クライアントで必要とされるデータの全てをサーバからクライアントCへダウンロードし、総合データベースのデータ更新を行うデータ管理システムが開示されている。
特開2000−330880号公報
上記のようなポーリング動作によると、監視端末の台数に比例して障害情報データベースの負荷が高くなる。
また、障害情報データベースの状態変化をトリガにして検索処理を行うと、障害発生に基づく警報が頻発する状況下では、状態変化が続くため監視端末からの検索要求が頻発することとなり、障害情報データベースの負荷が高くなる。
開示される装置、システム及び方法は、通信ネットワークを構成する各ネットワーク構成要素の動作状況を、監視するためのネットワーク監視システムにおいて各ネットワーク構成要素の障害情報を記憶するデータベースの負荷を軽減することを目的とする。
開示されるネットワーク監視装置、ネットワーク監視方法は、通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶する障害情報データベースからネットワーク障害情報を検索するための所定の検索条件を指定し、所定の検索条件を満たすネットワーク障害情報を障害情報データベースから取得し、取得されたネットワーク障害情報を所定の記憶部に記憶し、ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置から、要求されるネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信し、検索要求にて指定された検索条件が所定の検索条件として指定された条件であるとき、所定の記憶部に記憶されたネットワーク障害情報のうち、検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する。
開示されるネットワーク監視システムは、開示されるネットワーク監視装置としてのネットワーク監視サーバと、上記の障害情報データベースと、上記の障害情報要求装置としてのクライアント端末と、を備える。
複数の障害情報要求装置から同じ検索条件による検索を要求されても、別に検索され記憶部に記憶された検索結果を返信することにより、障害情報データベースにおける検索回数が低減され、障害情報データベースの負荷が軽減される。
以下、添付する図面を参照して実施例を説明する。図1は、開示のネットワーク監視システムの概略構成図である。ネットワーク監視システム1は、通信ネットワークNTを構成する複数のネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を、監視要員に提示する、ネットワーク監視サービスを提供する。
なお、ネットワーク構成要素には、キャリア回線やIpsec回線などの通信回線、ノード、ルータ、その他の端末装置が含まれる。
ネットワーク監視システム1は、ネットワーク障害情報を監視要員に提示するクライアント端末である監視端末T1〜T3と、監視端末T1〜T3からの要求の受付処理及び応答処理を行うWebサーバ2と、クライアント端末T1〜T3からの検索要求に応じて検索条件に適合するネットワーク障害情報を返信する処理やその他のネットワーク監視サービスを提供するネットワーク監視装置3と、ネットワーク障害情報を記憶した障害情報データベース5の管理を行うデータベースサーバ4と、通信ネットワークNTを構成する各ネットワーク構成要素の動作状態を監視し、障害が発生した場合にはネットワーク障害情報を作成してデータベースサーバ4へ登録する装置管理サーバ6と、を備える。
なお、添付する図面においてデータベースサーバ及び障害情報データベースをそれぞれ「DBサーバ」及び「障害情報DB」と示す。
また、監視端末T1〜T3は、特許請求の範囲に記載された「ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置」に対応する。
図2は、開示のネットワーク監視装置3の概略構成図である。図示するとおり、ネットワーク監視装置3は、検索条件照合部31と、検索結果応答部32と、データベース検索部33と、記憶部34と、警報件数チェック部35とを備える。
記憶部34には、検索条件種別テーブル41と、検索条件指定テーブル42と、警報分類テーブル43と、検索結果テーブル44とが記憶されている。
なお、添付する図面においてデータベース検索部は「DB検索部」と示す。
データベース検索部33は、障害情報データベース5において検索条件指定テーブル42において指定された検索条件によってネットワーク障害情報を検索し、検索の結果得られたネットワーク障害情報を検索結果テーブル44に記憶する。検索条件指定テーブル42において指定された検索条件が複数個ある場合には、それぞれの検索条件によって得た各ネットワーク障害情報を、異なるテーブルA〜Nに記憶する。データベース検索部33は、特許請求の範囲に記載された「障害情報取得部」に対応し、検索結果テーブル44を記憶する記憶部34は、特許請求の範囲に記載された「障害情報記憶部」に対応する。
またデータベース検索部33は、検索条件毎のネットワーク障害情報の発生頻度や、検索条件毎の監視端末T1〜T3からの要求頻度に応じて、検索条件指定テーブル42における検索条件の指定を変更する。データベース検索部33及び検索条件指定テーブル42は、特許請求の範囲に記載された「検索条件指定部」に対応する。
検索条件照合部31は、監視端末T1〜T3から、ネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信する。検索条件照合部31は、検索要求で指定された検索条件が検索条件指定テーブル42で指定された条件であるか否かを照合する。
検索要求で指定された検索条件が検索条件指定テーブル42で指定された条件であるときには、検索条件照合部31は、この検索条件による検索の検索結果が格納された検索結果テーブル44内のテーブルの識別子を検索結果応答部32に通知する。
検索要求で指定された検索条件が検索条件指定テーブル42で指定された条件でないときには、検索条件照合部31は、検索要求で指定された検索条件を検索結果応答部32に通知する。検索条件照合部31は、特許請求の範囲に記載された「検索要求受信部」に対応する。
検索結果応答部32は、検索条件照合部31からの通知に検索結果テーブル44内のテーブルの識別子が含まれるとき、このテーブルに格納されたネットワーク障害情報を、要求元の監視端末T1〜T3へ送信する。
検索結果応答部32は、検索条件照合部31からの通知に検索結果テーブル44内のテーブルの識別子が含まれないとき、監視端末T1〜T3からの検索要求で指定された検索条件により障害情報データベース5においてネットワーク障害情報の検索を行う。そして得られたネットワーク障害情報を要求元の監視端末T1〜T3へ送信する。
検索結果応答部32は、特許請求の範囲に記載された「障害情報送信部」に対応する。
警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43が指定する検索条件の種別に属する検索条件によって検索されるネットワーク障害情報の、所定周期内における発生件数を検出する。検出した発生件数を検索条件指定テーブル42に記憶する。
図3は、コンピュータを用いた開示のネットワーク監視装置3のハードウエア構成図である。図1及び図2に示すネットワーク監視装置をなすネットワーク監視サーバ3は、CPU51と、メモリ52と、ディスプレイ53と、キーボード54と、ハードディスク55と、ドライブユニット56と、通信インタフェース57を備える。
ハードディスク55は、図2に示す記憶部34に対応しており検索条件種別テーブル41、検索条件指定テーブル42、警報分類テーブル43、及び検索結果テーブル44が記憶されるほか、CPU51に実行されてネットワーク監視サーバ3の基本的動作を制御するためのオペレーティングシステム(OS)60と、ネットワーク監視プログラム61を記憶する。
ネットワーク監視プログラム61は、CPU51に実行されることにより、ネットワーク監視サーバ3を、図2に示した各構成要素である検索条件照合部31、検索結果応答部32、データベース検索部33、記憶部34及び警報件数チェック部35として実行させるプログラムである。
ドライブユニット56は、例えば、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、フレキシブルディスクドライブやリムーバブルディスクドライブ等のドライブ装置であり、ネットワーク監視プログラム61が記憶された情報記憶媒体を読み込んで、ハードディスク55にインストールするために使用することができる。
通信インタフェース57は、Webサーバ2を経由した監視端末T1〜T3との間や、データベースサーバ4との間の通信接続を実現する。
以下、コンピュータを用いたサーバ装置としてネットワーク監視装置3を実現した実施例ついて説明を行うが、本明細書に開示されるネットワーク監視装置3をコンピュータによる実施例のみに限定することを意図するものではない。ネットワーク監視装置3は、専用のハードウエア回路として構成されてもよい。
図4は、障害情報データベース5のデータ構成の例を示す図である。障害情報データベース5には、通信ネットワークNTを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶するデータベースである。
図示の例では、障害情報データベース5には、ネットワーク障害情報をテーブル形式で記憶し、1行の、すなわち1つのレコードが1件のネットワーク障害情報に対応する。
図示の障害情報データベース5は、「警報No.」フィールド、「警報発生日」フィールド、「機器管理番号」フィールド、「機器名称」フィールド、「エリア」フィールド、「工事マスク」フィールド及び「警報内容」フィールドを含んでいる。
「警報No.」フィールドには、当該ネットワーク障害情報のID番号が格納される。
「警報発生日」フィールドには、ネットワーク障害が発生した日付及び時刻が格納される。
「機器管理番号」フィールドには、ネットワーク障害が発生した機器、すなわちネットワーク構成要素の識別番号が格納される。
「機器名称」フィールドには、ネットワーク障害が発生した機器の名称が格納される。
「エリア」フィールドには、ネットワーク障害が発生した機器が設置される場所に関する情報が格納される。
「工事マスク」フィールドには、ネットワーク障害が発生した機器に工事マスクが設定されているか否かを示すフラグが記憶される。フラグが1のときには当該機器について工事が行われていることを示し、フラグが0のときには当該機器が工事中でないことを示す。
「警報内容」フィールドには、発生したネットワーク障害の内容を示す情報が格納される。
図5は、検索条件種別テーブル41のデータ構成の例を示す図である。検索条件種別テーブル41には、障害情報データベース5におけるネットワーク障害情報の検索に使用できる検索条件の種別が記憶される。
検索条件種別テーブル41には、検索条件の種別を格納する「検索条件」フィールドと、各種別に属する検索条件によって検索されるネットワーク障害情報が表示される監視端末T1〜T3上の表示画面名を格納する「画面名」フィールドが設けられる。
上述のとおり、検索結果テーブル44には、検索条件指定テーブル42において指定された検索条件によって障害情報データベース5で検索されたネットワーク障害情報が記憶される。検索条件種別テーブル41は、検索結果テーブル44に格納される検索結果を検索する際の検索条件の指定に使用される1つ以上の検索条件の種別を指定する。
例えば図5の例では、検索条件の種別として「工事マスク」及び「エリア」が格納されている。
そして種別「工事マスク」には、検索条件「工事マスク指定無し」、「工事マスク=’1’」及び「工事マスク=’0’」が属するものとする。
また種別「エリア」には、検索条件「エリア指定無し」、「エリア=’北海道’」、「エリア=’ 関東’」、「エリア=’関西’」及び「エリア=’九州’」が属しているものとする。
このとき例えば、検索結果テーブル44に格納される検索結果を検索する際の検索条件は、種別「工事マスク」に属する各検索条件と、種別「エリア」に属する各検索条件との、異なる種別間における条件の積により指定される。
例えば、(「工事マスク指定無し」かつ「エリア=’北海道’」)や、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関西’」)が、検索結果テーブル44に検索結果が格納される検索条件の候補となる。
図6は、検索条件指定テーブル42のデータ構成の例を示す図である。検索条件指定テーブル42は、検索結果テーブル44に検索結果が格納される検索条件を指定する。言い換えれば、検索条件指定テーブル42よって、検索結果を格納すべきであると指定された検索条件によって検索された検索結果が検索結果テーブル44に格納される。
図示するとおり、検索条件指定テーブル42には、「画面」フィールド、「検索条件」フィールド、「検索回数」フィールド、「警報件数」フィールド、「自動検索フラグ」フィールド及び「結果格納先」フィールドが格納される。
「画面」フィールドには、「検索条件」フィールドによって検索されるネットワーク障害情報が表示される監視端末T1〜T3上の表示画面名が格納される。
「検索条件」フィールドには、検索条件種別テーブル41において指定された種別に属する検索条件が格納される。検索条件種別テーブル41において複数の種別が指定される場合には、各種別にそれぞれ属する検索条件同士の組み合わせが格納される。
検索条件指定テーブル42の1つの行、すなわち1つのレコードは「検索条件」フィールドにて指定される検索条件同士の組み合わせ毎に作成され、組み合わされた検索条件の積が、各レコードの「検索条件」フィールドが指定する検索条件となる。
図示の例では、検索条件種別テーブル41において2つの種別「工事マスク」及び「エリア」が指定されているため、種別「工事マスク」に属する各検索条件と、種別「エリア」に属する各検索条件との間の組み合わせが「検索条件」フィールドに格納される。そして、各レコードにそれぞれ格納された種別「工事マスク」に属する検索条件と種別「エリア」に属する各検索条件との積が、当該レコードの「検索条件」フィールドにより指定される検索条件となる。
「検索回数」フィールドには、「検索条件」フィールドで指定される検索条件が監視端末T1〜T3から要求された回数を格納する。格納される値は、「検索条件」フィールドで指定される検索条件が監視端末T1〜T3から要求される度にインクリメントされ、一定の周期毎にリセットされる。このため、「検索回数」フィールドに格納される値は、「検索条件」フィールドで指定される検索条件が監視端末T1〜T3から要求される頻度を示す。
「警報件数」フィールドには、下記のとおり定めた検索条件により障害情報データベース5において検索されるネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数すなわち警報件数が格納される。「警報件数」フィールドに格納される警報件数は、警報件数チェック部35により決定される。
図8を参照して後述する警報分類テーブル43は、検索条件種別テーブル41で指定された種別のうちの全部又は一部を指定する。
警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43で指定された種別に属する検索条件により定まる検索条件をそれぞれ満たすネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
例えば、警報分類テーブル43において種別「エリア」のみが指定される場合には、警報件数チェック部35は、種別「エリア」に属する各検索条件「エリア=’北海道’」、「エリア=’関東’」、「エリア=’関西’」及び「エリア=’九州’」をそれぞれ満足するネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
警報分類テーブル43で指定された種別が複数あるときには、警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43で指定された各種別にそれぞれ属する各検索条件を異なる種別同士の間で組み合わせたもの積により定まる検索条件をそれぞれ満たすネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
例えば、警報分類テーブル43において種別「工事マスク」と種別「エリア」が指定される場合には、警報件数チェック部35は、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’北海道’」)、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関東’」)、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関西’」)及び(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’九州’」)、並びに、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’北海道’」)、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’関東’」)、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’関西’」)及び(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’九州’」)のそれぞれの検索条件を満足するネットワーク障害情報の所定周期内の発生件数を決定する。
検索条件指定テーブル42の「警報件数」フィールドには、警報件数チェック部35により決定された発生件数が格納される。
検索条件C1により検索されるネットワーク障害情報の発生件数をNとすると、検索条件指定テーブル42の各レコードのうち、「検索条件」フィールドで指定される検索条件が検索条件C1を満足するレコードの「警報件数」フィールドに、検索条件C1により検索されたネットワーク障害情報の発生件数Nが格納される。
例えば、図6に示す例では、警報件数チェック部35が、検索条件「エリア=’関東’」により検索されるネットワーク障害情報の発生件数を10回と決定する。また、レコード92の「検索条件」フィールドで指定された検索条件(「工事マスク指定無し」かつ「エリア=’関東’」)は、検索条件「エリア=’関東’」を満足する。レコード93の「検索条件」フィールドで指定された検索条件(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関東’」)も検索条件「エリア=’関東’」を満足する。したがって、レコード92及びレコード93のレコードの「警報件数」フィールドの値が10に設定される。
「自動検索フラグ」フィールドには、データベース検索部33が障害情報データベース5において「検索条件」フィールドで指定される検索条件による自動検索を行うべきか否かを示すフラグが格納される。「自動検索フラグ」フィールドに「1」がセットされた検索条件についてデータベース検索部33による自動検索が行われ、「自動検索フラグ」フィールドに「0」がセットされた検索条件についてはデータベース検索部33による自動検索は行われない。図示の例では、レコード91、92、93及び94において「自動検索フラグ」フィールドに「1」がセットされている。
「結果格納先」フィールドは、「自動検索フラグ」フィールドの値が「1」にセットされたレコードについて、データベース検索部33による自動検索の検索結果を格納する格納先となる検索結果テーブル44の識別子が格納される。図示の例は、レコード91の検索条件によって検索された結果はテーブルAに格納され、レコード92の検索条件によって検索された結果はテーブルBに格納され、レコード93の検索条件によって検索された結果はテーブルCに格納され、レコード94の検索条件によって検索された結果はテーブルDに格納されることを示している。
図7は、検索結果テーブル44のデータ構成の例を示す図である。検索結果テーブル44には、検索条件指定テーブル42の「自動検索フラグ」フィールドに「1」がセットされているレコードの「検索条件」フィールドで指定された検索条件によって、データベース検索部33が、障害情報データベース5においてネットワーク障害情報を検索した検索結果が格納される。このため検索結果テーブル44は、障害情報データベース5が有するデータのフィールドと同様のフィールドを有していてよい。
図8は、警報分類テーブル43のデータ構成の例を示す図である。警報分類テーブル43は、検索条件種別テーブル41で指定された種別のうちの全部又は一部を指定する。上述のとおり警報分類テーブル43は、警報件数チェック部35が発生件数を決定すべきネットワーク障害情報の検索条件を定める。
図9は、検索条件照合部31による処理の例を示すフローチャートである。ステップS10において、検索条件照合部31は、監視端末T1〜T3から、ネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信する。
ステップS11において、検索条件照合部31は、検索要求にて指定される検索条件が正常であるか否かを判定する。検索条件が正常でない場合には処理を終了する。
検索要求にて指定される検索条件が正常であったとき、ステップS12において検索条件照合部31は、検索要求にて指定される検索条件の種別が、検索条件種別テーブル41にて指定される種別であるか否かを判定する。
検索要求にて指定される検索条件の種別が検索条件種別テーブル41にて指定されていなければ、検索条件指定テーブル42には検索要求にて指定される検索条件に対応するレコードが設けられていないので、検索条件照合部31は処理をステップS13に移す。
ステップS13では、検索条件照合部31は、後述するステップS17にて検索条件照合部31から検索結果応答部32へ送信する通知メッセージに含まれる格納先テーブル情報をクリアする。
図10の(A)及び図10の(B)は、通知メッセージのデータ構成の例を示す図である。通知メッセージには、「検索条件」フィールドと、「自動検索フラグ」フィールドと、「格納先テーブル情報」フィールドが設けられている。
ステップS13において検索条件照合部31は、「格納先テーブル情報」フィールドの値をクリアし、「自動検索フラグ」の値に「オフ」を示す「0」をセットし、「検索条件」フィールドに検索要求にて指定された検索条件を入力する。ステップS13において設定された通知メッセージの例を図10の(A)に示す。
ステップS12の判定において、検索要求にて指定される検索条件の種別が検索条件種別テーブル41にて指定されている場合には、ステップS14において検索条件照合部31は、検索要求にて指定される検索条件について検索条件指定テーブル42に設けられたレコードの「検索回数」フィールドの値をインクリメントする。
ステップS15において検索条件照合部31は、検索要求にて指定される検索条件によって障害情報データベース5で検索された検索結果が、検索結果テーブル44に格納されているか否かを判定する。検索要求にて指定される検索条件について検索条件指定テーブル42に設けられたレコードの「自動検索フラグ」フィールドの値が’1’であるとき、この検索条件によって障害情報データベース5で検索された検索結果は検索結果テーブル44に格納されている。一方で、「自動検索フラグ」フィールドの値が’0’であるとき、この検索条件によって検索された検索結果は検索結果テーブル44に格納されていない。「自動検索フラグ」フィールドの値が’1’でないとき、検索条件照合部31は処理をステップS13に移す。
ステップS15の判定において「自動検索フラグ」フィールドの値が’1’であるとき、ステップS16において検索条件照合部31は、「自動検索フラグ」の値に「オン」を示す「1」をセットする。
検索条件照合部31は、通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドに、検索要求にて指定された検索条件について検索条件指定テーブル42に設けられたレコードの「結果格納先」フィールドに格納された検索結果テーブル44の識別子の値を入力する。
検索条件照合部31は、「検索条件」フィールドに検索要求にて指定される検索条件をセットしてもよくしなくてもよい。ステップS16の処理によって、通知メッセージには、検索要求にて指定される検索条件について予め検索された検索結果を格納した検索結果テーブル44を識別する識別子が与えられる。ステップS16において設定された通知メッセージの例を図10の(B)に示す。
ステップS17において検索条件照合部31は、通知メッセージを検索結果応答部32へ送信する。
図11は、検索結果応答部32による処理の例を示すフローチャートである。ステップS20において検索結果応答部32は、検索条件照合部31が図9に示すステップS17にて送信した通知メッセージを受信する。
ステップS21において検索結果応答部32は、受信した通知メッセージ内に含まれている各設定値、例えば「検索条件」フィールド、「自動検索フラグ」フィールド、「格納先テーブル情報」フィールド等の各フィールドに格納された値が正常であるか否かを判定する。設定値が正常でない場合には処理を終了する。
ステップS22において検索結果応答部32は、「自動検索フラグ」フィールドを参照して、通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドに、検索結果テーブル44の識別子が格納されているか否かを判定する。
検索結果応答部32は、「自動検索フラグ」フィールドに「0」が格納されている場合には、「格納先テーブル情報」フィールドに検索結果テーブル44の識別子が格納されていないと判定して処理をステップS24に移す。
一方で検索結果応答部32は、「自動検索フラグ」フィールドに「1」が格納されている場合には、「格納先テーブル情報」フィールドに検索結果テーブル44の識別子が格納されていると判定して処理をステップS23に移す。
ステップS23において検索結果応答部32は、「格納先テーブル情報」フィールドに格納されている識別子が示す検索結果テーブル44に格納されているネットワーク障害情報を読み込み、このネットワーク障害情報を監視端末T1〜T3に応答する応答メッセージに格納する。図10の(B)に示す通知メッセージの例では、検索結果応答部32は、検索結果テーブル44のテーブルDに格納されているネットワーク障害情報を応答メッセージに格納する。
一方で、ステップS24において検索結果応答部32は、受信した通知メッセージの「検索条件」フィールドに含まれる検索条件、すなわち、検索要求にて指定された検索条件によるネットワーク障害情報の検索を障害情報データベース5に依頼する。検索結果応答部32は、検索の結果得られたネットワーク障害情報を監視端末T1〜T3に応答する応答メッセージに格納する。
ステップS25において検索結果応答部32は、応答メッセージを監視端末T1〜T3に送信する。
以下、図12〜図26を参照して、監視端末からの検索要求に対するネットワーク監視サーバ3による応答処理の例を説明する。図12は、監視端末からの検索要求に対する応答処理の第1例の説明図である。この例では、監視端末T1が、「工事マスク=’1’」の検索条件を指定して、ネットワーク監視サーバ3に検索要求を送信する。
図13は、監視端末T1における表示画面の例を示す図である。表示画面107は、動作モード指定領域108と、検索条件指定領域109と、検索結果表示領域110を含む。
動作モード指定領域108には、自動モード及び手動モードの何れかを選択するラジオスイッチが設けられる。自動モードが選択されたとき、監視端末T1は、検索条件指定領域109にて指定された検索条件を含んだ検索要求を、周期的にネットワーク監視サーバ3に送信する。手動モードが選択されたとき、監視端末T1は、検索ボタン111の操作に応答して、検索条件指定領域109にて指定された検索条件を含んだ検索要求を、ネットワーク監視サーバ3に送信する。
図示するとおり検索条件指定領域109には、工事マスクをONにするかOFFにするかを指定するチェックボックス112が設けられる。本例では、工事マスクがONに設定されており、矢印101で示すように監視端末T1からネットワーク監視サーバ3の検索条件照合部31へ送信される検索要求において、検索条件「工事マスク=’1’」が設定される。
検索要求を受信した検索条件照合部31は、図12の矢印102で示すように検索条件種別テーブル41を参照する。検索条件照合部31は、図9のステップS12の説明で述べたように、検索要求にて指定される検索条件の種別が、検索条件種別テーブル41にて指定される種別であるか否かを判定する。図14に、検索条件種別テーブル41の例を示す。図14の参照符号113に示すように、検索要求にて指定される種別「工事マスク」は、検索条件種別テーブル41においても指定されている。
検索条件照合部31は、図12の矢印103で示すように検索条件指定テーブル42を参照する。検索条件照合部31は、図9のS15の説明で述べたように検索要求にて指定される検索条件によって障害情報データベース5で検索された検索結果が検索結果テーブル44に格納されているか否かを判定する。
図15に、検索条件指定テーブル42の例を示す。レコード114の「検索条件」フィールドに指定される条件は、(「工事マスク=’1’」かつ「エリアの指定無し」)であり、すなわち検索要求にて指定される検索条件と等しい条件である。検索条件照合部31は、レコード114の「自動検索フラグ」フィールドに格納された値が「1」であることから、検索要求にて指定される検索条件による検索結果が検索結果テーブル44に格納されていると判定する。
検索条件照合部31は、図9のS16の説明で述べたように、検索結果応答部32へ送信する通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドに、レコード114の「結果格納先」フィールドに格納された検索結果テーブル44の識別子の値を入力する。図15の例では、検索結果テーブル44のテーブルCを示す識別子を通知メッセージに入力する。検索条件照合部31は、図12の矢印104で示すように通知メッセージを検索結果応答部32へ送信する。
図12の矢印105で示すように検索結果応答部32は検索結果テーブル44からネットワーク障害情報を取得する。図11のステップS23の説明で述べたように検索結果応答部32は、通知メッセージによって指定された検索結果テーブル44のテーブルCに格納されているネットワーク障害情報を読み込む。図16は、検索結果テーブル44のテーブルCの内容例を示す図である。
図12の矢印106で示すように、検索結果応答部32は、テーブルCから読み込んだネットワーク障害情報を含む応答メッセージを監視端末T1に送信する。監視端末T1は、図13に示す表示画面107の検索結果表示領域110に、応答メッセージに含まれるネットワーク障害情報を表示する。
図17は、監視端末からの検索要求に対する応答処理の第2例の説明図である。この例では監視端末T3は、特定の機器管理番号「53224535」を有するネットワーク構成要素に関するネットワーク障害情報を検索する検索条件「機器管理番号=’ 53224535’」を指定する検索要求をネットワーク監視サーバ3に送信する。
図18は、監視端末T3における表示画面の例を示す図である。表示画面107の検索条件指定領域109には、ネットワーク障害情報が検索される対象のネットワーク構成要素の機器管理番号を入力する入力欄125が設けられている。本例では、入力欄125に機器管理番号「53224535」が入力された結果、図の17の矢印120で示すように監視端末T3からネットワーク監視サーバ3の検索条件照合部31へ送信される検索要求において、検索条件「機器管理番号=’53224535’」が設定される。
検索要求を受信した検索条件照合部31は、図12の矢印121で示すように検索条件種別テーブル41を参照する。検索条件照合部31は、図9のステップS12の説明で述べたように検索要求にて指定される検索条件の種別が、検索条件種別テーブル41にて指定される種別であるか否かを判定する。図19に、検索条件種別テーブル41の例を示す。図示するとおり、検索要求にて指定される種別「機器管理番号」は、検索条件種別テーブル41において指定されていない。
この結果、検索条件照合部31は、図9のS13の説明で述べたように検索結果応答部32へ送信する通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドの値をクリアし、「自動検索フラグ」の値に「0」をセットする。検索条件照合部31は、図12の矢印122で示すように通知メッセージを検索結果応答部32へ送信する。
通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドに検索結果テーブル44の識別子が格納されていないため、検索結果応答部32は、図11のステップS24の説明で述べたように、検索条件「機器管理番号=’ 53224535’」によるネットワーク障害情報の検索を障害情報データベース5に依頼する。図20は、検索結果応答部32が障害情報データベース5へ検索を依頼する際に使用されるSQL文の例を示す図である。
検索結果応答部32は、障害情報データベース5から検索結果を受信する。この検索結果応答部32と障害情報データベース5のやりとりは図17において矢印123で示されている。
図17の矢印124で示すように、検索結果応答部32は、障害情報データベース5から取得した検索結果であるネットワーク障害情報を含む応答メッセージを監視端末T3に送信する。監視端末T3は、図18に示す表示画面107の検索結果表示領域110に、応答メッセージに含まれるネットワーク障害情報を表示する。
図21は、監視端末からの検索要求に対する応答処理の第3例の説明図である。この例では、関西地域に配置されたネットワーク構成要素に障害が多発している時に、監視端末T2が、「エリア=’関西’」の検索条件を指定する検索要求をネットワーク監視サーバ3に送信する場合を想定する。
図22は、監視端末T2における表示画面の例を示す図である。表示画面107の検索条件指定領域109には、ネットワーク障害情報が検索される対象のネットワーク構成要素の配置エリアを入力する入力欄136が設けられている。本例では、入力欄136にエリア「関西」が入力された結果、図21の矢印130で示すように監視端末T2からネットワーク監視サーバ3の検索条件照合部31へ送信される検索要求において、検索条件「エリア=’関西’」が設定される。
検索要求を受信した検索条件照合部31は、図21の矢印131で示すように検索条件種別テーブル41を参照する。検索条件照合部31は、図9のステップS12の説明で述べたように、検索要求にて指定される検索条件の種別が、検索条件種別テーブル41にて指定される種別であるか否かを判定する。図23に、検索条件種別テーブル41の例を示す。図23の参照符号137に示すように、検索要求にて指定される種別「エリア」は、検索条件種別テーブル41においても指定されている。
検索条件照合部31は、図21の矢印132で示すように検索条件指定テーブル42を参照する。図24及び図25は、検索条件指定テーブル42の例を示す図であり、図24は関西地域で障害が多発する前の状態を示し、図25は関西地域で障害が多発した後の状態を示す。
関西地域で障害が多発した結果、図28を参照して後述する警報件数チェック部35の動作により、検索条件指定テーブル42のレコード138及び139の「警報件数」フィールドの値が「0」から「120」に急増する。これらレコード138及び139は、「検索条件」フィールドに指定された検索条件が、検索条件「エリア=’関西’」を満たすレコードである。
また、図32及び図33や図37を参照して後述するDB検索部33の動作によって、「警報件数」の値が大きいレコード138及び139の「自動検索フラグ」の値が「1」に変更される。この結果、レコード138に指定される検索条件(「工事マスクの指定無し」かつ「エリア=’関西’」)による障害情報データベース5での検索結果が、検索結果テーブル44のテーブルBに格納される。またレコード139に指定される検索条件(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’関西’」)による障害情報データベース5での検索結果が、検索結果テーブル44のテーブルDに格納される。
検索条件照合部31は、図9のS15の説明で述べたように検索要求にて指定される検索条件によって障害情報データベース5で検索された検索結果が検索結果テーブル44に格納されているか否かを判定する。
図25の検索条件指定テーブル42のレコード138の「検索条件」フィールドに指定される条件は、(「工事マスクの指定無し」かつ「エリア=’関西’」)であり、すなわち検索要求にて指定される検索条件と等しい条件である。検索条件照合部31は、レコード138の「自動検索フラグ」フィールドに格納された値が「1」であることから、検索要求にて指定される検索条件による検索結果が検索結果テーブル44に格納されていると判定する。
検索条件照合部31は、図9のS16の説明で述べたように、検索結果応答部32へ送信する通知メッセージの「格納先テーブル情報」フィールドに、レコード138の「結果格納先」フィールドに格納された検索結果テーブル44の識別子の値を入力する。図25の例では、検索結果テーブル44のテーブルBを示す識別子を通知メッセージに入力する。検索条件照合部31は、図21の矢印133で示すように通知メッセージを検索結果応答部32へ送信する。
図21の矢印134で示すように検索結果応答部32は検索結果テーブル44からネットワーク障害情報を取得する。図11のステップS23の説明で述べたように検索結果応答部32は、通知メッセージによって指定された検索結果テーブル44のテーブルBに格納されているネットワーク障害情報を読み込む。図26は、検索結果テーブル44のテーブルBの内容例を示す図である。
図21の矢印135で示すように、検索結果応答部32は、テーブルBから読み込んだネットワーク障害情報を含む応答メッセージを監視端末T2に送信する。監視端末T2は、図22に示す表示画面107の検索結果表示領域110に、応答メッセージに含まれるネットワーク障害情報を表示する。
開示のネットワーク監視システム1では、監視端末T1〜T3から検索要求において指定された検索条件が、検索条件指定テーブル42の「自動検索フラグ」にて予め指定された検索条件である場合には、ネットワーク監視サーバ3は、検索要求がある度に障害情報データベース5に検索依頼するのではなく、検索結果テーブル44の内容を監視端末T1〜T3へ返信する。
したがって、複数の監視端末T1〜T3から同一の検索条件の検索要求を受信したり、または繰り返し同一の検索条件の検索要求を受信しても、ネットワーク監視サーバ3からデータベース5へのアクセス回数を減らすことができる。
図27の(A)はポーリング動作によって障害情報データベース5で検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図である。上述のとおり、この方法では、監視端末の台数に比例して障害情報データベースの負荷が高くなる。
図27の(B)は障害情報データベース5の状態変化をトリガとして検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図である。上述の通り、障害発生に基づく警報が頻発すると、障害情報データベースの負荷が急増する。
図27の(C)は開示のネットワーク監視サーバ3が障害情報データベース5で検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図である。
監視端末が使用する検索条件のパターンは定型的であることが多い。このため監視対象となるネットワーク機器数の増加や障害多発による監視強化などの理由により、監視要員を増やして監視端末を増加させても、検索条件のパターン数は大きく増加しないことが多い。このような場合、同じ検索条件の検索要求を複数の監視端末から重複して要求していることが考えられる。
定常的に使用する検索条件のパターンの検索結果を、自動的に収集して検索結果テーブル44に保存し、監視端末T1〜T3からの検索要求に対して検索結果テーブル44に保存されたデータを返信することによって、障害情報データベース5へのアクセス回数が監視端末数に比例して増加することを抑制することができる。
図28は、警報件数チェック部35による処理の例を示すフローチャートである。ネットワーク障害情報の発生頻度に応じて検索条件指定テーブル42の「自動検索フラグ」フィールドの値を変えるために、警報件数チェック部35は、検索条件指定テーブル42の「警報件数」フィールドの値を更新する。警報件数チェック部35は、図28に示す処理を一定の周期で繰り返す。
ステップS30において警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43が警報分類として指定する検索条件の種別を取得する。図8に示す警報分類テーブル43の例では、警報件数チェック部35は、警報分類として指定された1つの検索条件の種別「エリア」を取得する。
ステップS31において警報件数チェック部35は、ステップS30にて取得された種別に属する検索条件によって検索されるネットワーク障害情報の、所定周期内における発生件数を検出する。
ステップS30にて取得された種別数が1つであるとき、警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43で指定された種別に属する検索条件により定まる検索条件をそれぞれ満たすネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
例えば、警報分類テーブル43において種別「エリア」のみが指定される場合には、警報件数チェック部35は、種別「エリア」に属する各検索条件「エリア=’北海道’」、「エリア=’関東’」、「エリア=’関西’」及び「エリア=’九州’」をそれぞれ満足するネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
警報分類テーブル43で指定された種別の数が複数であるときには、警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43で指定された各種別にそれぞれ属する各検索条件を異なる種別同士の間で組み合わせたもの積により定まる検索条件をそれぞれ満たすネットワーク障害情報の、所定周期内の発生件数を決定する。
例えば、警報分類テーブル43において種別「工事マスク」と種別「エリア」が指定される場合には、警報件数チェック部35は、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’北海道’」)、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関東’」)、(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’関西’」)及び(「工事マスク=’0’」かつ「エリア=’九州’」)、並びに、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’北海道’」)、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’関東’」)、(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’関西’」)及び(「工事マスク=’1’」かつ「エリア=’九州’」)のそれぞれの検索条件を満足するネットワーク障害情報の所定周期内の発生件数を決定する。
ステップS32では、警報件数チェック部35は、ステップS31において取得した発生件数を検索条件指定テーブル42の「警報件数」フィールドに格納する。
検索条件C1により検索されるネットワーク障害情報の発生件数をNとすると、検索条件指定テーブル42の各レコードのうち、「検索条件」フィールドで指定される検索条件が検索条件C1を満足するレコードの「警報件数」フィールドに、検索条件C1により検索されたネットワーク障害情報の発生件数Nが格納される。
図29は、警報件数チェック部35による処理の説明図である。図29の矢印140で示すように、通信ネットワークNTに生じたネットワーク障害のために、ネットワーク障害情報が障害情報データベース5に書き込まれる。図30は、障害情報データベース5の例を示す図である。図示するとおり、障害情報データベース5には、関東地区で発生した10件のネットワーク障害情報と、九州地区で発生した1件のネットワーク障害情報が存在している。
図29の矢印141で示すように、警報件数チェック部35は警報分類テーブル43を参照する。図28のステップS30の説明で述べたように警報件数チェック部35は、警報分類テーブル43から、警報分類として指定された検索条件の種別を取得する。本例では、警報件数チェック部35は種別「エリア」を取得する。
図29の矢印142で示すように警報件数チェック部35は、障害情報データベース5を参照する。図28のステップS31の説明で述べたように警報件数チェック部35は、取得された種別「エリア」に属する検索条件によって検索されるネットワーク障害情報の、所定周期内における発生件数を検出する。ここでは警報件数チェック部35は、エリア毎のネットワーク障害情報の所定周期内における発生件数を検出する。その結果、警報件数チェック部35は、検索条件「エリア=’関東’」及び「エリア=’九州’」によってそれぞれ検索されるネットワーク障害情報の所定周期内における発生件数として、それぞれ「10件」及び「1件」を検出する。
図29の矢印143で示すように警報件数チェック部35は、検出した発生件数を検索条件指定テーブル42に記憶する。図31は、検索条件指定テーブル42の例を示す図である。
図28のステップS32の説明で述べたように警報件数チェック部35は、検索条件「エリア=’関東’」によって検索されるネットワーク障害情報の発生件数「10件」を、検索条件「エリア=’関東’」を満たす検索条件について設けられたレコード144及び145の「警報件数」フィールドに格納する。警報件数チェック部35は、検索条件「エリア=’九州’」によって検索されるネットワーク障害情報の発生件数「1件」を、検索条件「エリア=’九州’」を満たす検索条件について設けられたレコード146及び147の「警報件数」フィールドに格納する。
図32及び図33は、データベース検索部33による処理の第1例を示すフローチャートである。データベース検索部33は、検索条件毎のネットワーク障害情報の発生頻度、及び検索条件毎の監視端末T1〜T3からの要求頻度に応じて、検索条件指定テーブル42における「自動検索フィールド」の値を更新する。データベース検索部33は、図32及び図33に示す処理を一定の周期で繰り返す。
ステップS40においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の全てのレコードの「自動検索フラグ」フィールド及び「結果格納先」フィールドの内容をクリアする。
ステップS41においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドの値が「0」であり、「警報件数」フィールドの値が所定のしきい値Taを超えているレコードのうち、「検索回数」フィールドの値が最大であるレコードを決定する。
ステップS42においてデータベース検索部33は、ステップS41で決定したレコードの「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更する。
データベース検索部33は、検索結果テーブル44内の各テーブルA〜Nのうち、また収容すべき検索結果が定まっていないテーブルの識別子を、ステップS41で決定したレコードの「結果格納先」フィールドに設定する。
ステップS43においてデータベース検索部33は、検索結果テーブル44内に、まだ収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っているか否かを判定する。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っていない場合には、データベース検索部33は、処理をステップS48へ移す。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っている場合には、データベース検索部33は、処理をステップS44へ移す。
ステップS44においてデータベース検索部33は、「警報件数」フィールドの値が所定のしきい値Taを超えている全てのレコードについて「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更したか否かを判定する。判定の結果、まだ「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更していないレコードが残っている場合には、データベース検索部33は、処理をステップS41に戻して、ステップS41〜S44を繰り返す。「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更していないレコードが残っていない場合には、データベース検索部33は、処理をステップS45に進める。
ステップS45においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドの値が「0」であるレコードのうち、「検索回数」フィールドの値が最大であるレコードを決定する。
ステップS46においてデータベース検索部33は、ステップS45で決定したレコードの「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更する。
データベース検索部33は、検索結果テーブル44内の各テーブルA〜Nのうち、また収容すべき検索結果が定まっていないテーブルの識別子を、ステップS45で決定したレコードの「結果格納先」フィールドに設定する。
ステップS47においてデータベース検索部33は、検索結果テーブル44内に、まだ収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っているか否かを判定する。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っていない場合には、データベース検索部33は、処理をステップS48へ移す。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っている場合には、データベース検索部33は、処理をステップS45に戻して、ステップS45〜S47を繰り返す。
ステップS48においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドに値「1」が格納されている各レコードについて、その「検索条件」フィールドで指定される検索条件によって、障害情報データベース5にてネットワーク障害情報の検索を行う。
ステップS49においてデータベース検索部33は、ステップS48において各レコードについて検索されたネットワーク障害情報を、それぞれの「結果格納先」フィールドに格納された識別子により指定される検索結果テーブル44に格納する。
ステップS50においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の全てのレコードの「検索回数」フィールドの内容を0にする。
図9のステップS14の説明で述べたように検索条件照合部31は、監視端末T1〜T3から検索要求を受信したときに、検索要求にて指定される検索条件について設けられたレコードの「検索回数」フィールドの値をインクリメントする。
また、データベース検索部33は、図32及び図33に示す処理を一定の周期で繰り返すことにより、一定の周期で「検索回数」フィールドの値を0に戻す。
したがって、上記ステップS41及びS45においてデータベース検索部33が「検索回数」フィールドの値を参照するとき、「検索回数」フィールドの値は一定の周期内における監視端末T1〜T3からの検索要求回数を示す。
図34は、データベース検索部33による処理の説明図である。図34の矢印150においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の「自動検索フラグ」及び「結果格納先」フィールドの内容を、図32及び図33のステップS40〜S47の説明で述べたように更新する。
図35は、検索条件指定テーブル42の例を示す図である。本例では、検索結果テーブル44において検索結果を格納するテーブルとして4つのテーブルA〜Dが用意されており、「警報件数」フィールドの値のしきい値Taとして「3」が設定されている場合を考える。
データベース検索部33は、図32及び図33のステップS41〜S44の説明で述べたように、警報件数がしきい値Taを超えたレコード153及び154の「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に設定する。
データベース検索部33は、図32及び図33のステップS41〜S44の説明で述べたように、警報件数がしきい値Taを超えないレコードのうち、検索回数の多さがそれぞれ1番及び2番である2個のレコード155及び156の「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に設定する。
データベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドの値が「1」であるレコード153〜156について、4つのテーブルA〜Dを検索結果の格納先として割り当てる。
図34の矢印151においてデータベース検索部33は、図33のステップS48の説明で述べたように、レコード153〜156について、それぞれの「検索条件」フィールドで指定された検索条件による検索を、障害情報データベースに依頼する。
図36は、データベース検索部33による検索に使用されるSQL文の例を示す図である。各SQL文157〜160は、レコード153〜156の「検索条件」フィールドで指定された検索条件をそれぞれ含むSQL文である。
図34の矢印152においてデータベース検索部33は、図33のステップS49の説明で述べたように、レコード153〜156の「検索条件」フィールドで指定された検索条件によって検索されたネットワーク障害情報を、それぞれの「結果格納先」フィールドに格納された識別子により指定されるテーブルB、D、C及びAにそれぞれ格納する。
図37は、データベース検索部33による処理の第2例を示すフローチャートである。データベース検索部33は、検索条件毎のネットワーク障害情報の発生頻度に応じて、検索条件指定テーブル42における「自動検索フィールド」の値を更新する。データベース検索部33は、図37に示す処理を一定の周期で繰り返す。
ステップS60においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の全てのレコードの「自動検索フラグ」フィールド及び「結果格納先」フィールドの内容をクリアする。
ステップS61においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドの値が「0」であり、「警報件数」フィールドの値が最大であるレコードを決定する。
ステップS62においてデータベース検索部33は、ステップS61で決定したレコードの「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更する。
データベース検索部33は、検索結果テーブル44内の各テーブルA〜Nのうち、また収容すべき検索結果が定まっていないテーブルの識別子を、ステップS61で決定したレコードの「結果格納先」フィールドに設定する。
ステップS63においてデータベース検索部33は、検索結果テーブル44内に、まだ収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っているか否かを判定する。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っていない場合には、データベース検索部33は、処理をステップS64へ移す。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っている場合には、データベース検索部33は、処理をステップS61に戻す。
ステップS64においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドに値「1」が格納されている各レコードについて、その「検索条件」フィールドで指定される検索条件によって、障害情報データベース5にてネットワーク障害情報の検索を行う。
ステップS65においてデータベース検索部33は、ステップS64において各レコードについて検索されたネットワーク障害情報を、それぞれの「結果格納先」フィールドに格納された識別子により指定される検索結果テーブル44に格納する。
図38は、データベース検索部33による処理の第3例を示すフローチャートである。データベース検索部33は、検索条件毎の監視端末T1〜T3からの要求頻度に応じて、検索条件指定テーブル42における「自動検索フィールド」の値を更新する。データベース検索部33は、図38に示す処理を一定の周期で繰り返す。
ステップS70においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の全てのレコードの「自動検索フラグ」フィールド及び「結果格納先」フィールドの内容をクリアする。
ステップS71においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドの値が「0」であり、「検索回数」フィールドの値が最大であるレコードを決定する。
ステップS72においてデータベース検索部33は、ステップS71で決定したレコードの「自動検索フラグ」フィールドの値を「1」に変更する。
データベース検索部33は、検索結果テーブル44内の各テーブルA〜Nのうち、また収容すべき検索結果が定まっていないテーブルの識別子を、ステップS71で決定したレコードの「結果格納先」フィールドに設定する。
ステップS73においてデータベース検索部33は、検索結果テーブル44内に、まだ収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っているか否かを判定する。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っていない場合には、データベース検索部33は、処理をステップS74へ移す。収容すべき検索結果が定まっていないテーブルが残っている場合には、データベース検索部33は、処理をステップS71に戻す。
ステップS74においてデータベース検索部33は、「自動検索フラグ」フィールドに値「1」が格納されている各レコードについて、その「検索条件」フィールドで指定される検索条件によって、障害情報データベース5にてネットワーク障害情報の検索を行う。
ステップS75においてデータベース検索部33は、ステップS74において各レコードについて検索されたネットワーク障害情報を、それぞれの「結果格納先」フィールドに格納された識別子により指定される検索結果テーブル44に格納する。
ステップS76においてデータベース検索部33は、検索条件指定テーブル42の全てのレコードの「検索回数」フィールドの内容を0にする。
上述のとおり監視端末が使用する検索条件のパターンは定型的であるため、監視端末が増加しても検索条件のパターン数は大きく増加しないことが多い。したがって、監視端末からの検索要求の頻度がより高い検索条件による検索結果を、優先して検索結果テーブル44に格納することにより、障害情報データベース5へのアクセス回数の低減効果をさらに高めることができる。また障害情報データベース5へのアクセスを省略することにより、検索要求の頻度がより高い検索条件に対する応答処理を高速化することができる。
また、ネットワーク障害情報の発生頻度がより高い検索条件による検索結果を、優先して検索結果テーブル44に格納することにより、ネットワーク障害情報の発生頻度が高いとき、すなわち警報多発時における障害情報データベース5へのアクセス回数の低減効果をより高めることができる。また障害情報データベース5へのアクセスを省略することにより、警報が多発している検索条件に対する応答処理を高速化することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶する障害情報データベースからネットワーク障害情報を検索するための、所定の検索条件を指定する検索条件指定部と、
前記所定の検索条件を満たすネットワーク障害情報を、前記障害情報データベースから取得する障害情報取得部と、
前記障害情報取得部により取得されたネットワーク障害情報を記憶する障害情報記憶部と、
ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置から、要求されるネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信する検索要求受信部と、
前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記障害情報記憶部に記憶されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する障害情報送信部と、
を備えるネットワーク監視装置。
(付記2)
前記障害情報送信部は、前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記検索要求より前に取得されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する付記1に記載のネットワーク監視装置。
(付記3)
前記障害情報送信部は、前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件でないとき、前記検索要求にて指定された検索条件により前記障害情報データベースから検索されたネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する付記1又は2に記載のネットワーク監視装置。
(付記4)
前記検索条件指定部は、ある検索条件に対応するネットワーク障害情報の発生頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定する付記1〜3のいずれか一項に記載のネットワーク監視装置。
(付記5)
前記検索条件指定部は、ある検索条件について前記障害情報要求装置から検索要求がされる頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定する付記1〜3のいずれか一項に記載のネットワーク監視装置。
(付記6)
付記1〜5のいずれか一方に記載の前記ネットワーク監視装置としてのネットワーク監視サーバと、
前記障害情報データベースと、
前記障害情報要求装置としてのクライアント端末と、
を備えるネットワーク監視システム。
(付記7)
通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶する障害情報データベースからネットワーク障害情報を検索するための、所定の検索条件を指定し、
前記所定の検索条件を満たすネットワーク障害情報を、前記障害情報データベースから取得し、
取得された前記ネットワーク障害情報を所定の記憶部に記憶し、
ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置から、要求されるネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信し、
前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記所定の記憶部に記憶されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する、
ネットワーク監視方法。
(付記8)
前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記検索要求より前に取得されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する付記7に記載のネットワーク監視方法。
(付記9)
前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件でないとき、前記検索要求にて指定された検索条件により前記障害情報データベースから検索されたネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する付記7又は8に記載のネットワーク監視方法。
(付記10)
ある検索条件に対応するネットワーク障害情報の発生頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定する付記7〜9のいずれか一項に記載のネットワーク監視方法。
(付記11)
ある検索条件について前記障害情報要求装置から検索要求がされる頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定する付記7〜9のいずれか一項に記載のネットワーク監視方法。
開示のネットワーク監視システムの概略構成図である。 開示のネットワーク監視装置の概略構成図である。 コンピュータを用いた開示のネットワーク監視装置のハードウエア構成図である。 障害情報データベースのデータ構成の例を示す図である。 検索条件種別テーブルのデータ構成の例を示す図である。 検索条件指定テーブルのデータ構成の例を示す図である。 検索結果テーブルのデータ構成の例を示す図である。 警報分類テーブルのデータ構成の例を示す図である。 検索条件照合部による処理の例を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は通知メッセージのデータ構成の例を示す図である。 検索結果応答部による処理の例を示すフローチャートである。 監視端末からの検索要求に対する応答処理の第1例の説明図である。 監視端末における表示画面の例を示す図(その1)である。 検索条件種別テーブルの例を示す図(その1)である。 検索条件指定テーブルの例を示す図(その1)である。 検索結果テーブルの例を示す図(その1)である。 監視端末からの検索要求に対する応答処理の第2例の説明図である。 監視端末における表示画面の例を示す図(その2)である。 検索条件種別テーブルの例を示す図(その2)である。 検索結果応答部による検索に使用されるSQL文の例を示す図である。 監視端末からの検索要求に対する応答処理の第3例の説明図である。 監視端末における表示画面の例を示す図(その3)である。 検索条件種別テーブルの例を示す図(その3)である。 検索条件指定テーブルの例を示す図(その2)である。 検索条件指定テーブルの例を示す図(その3)である。 検索結果テーブルの例を示す図(その2)である。 (A)はポーリング動作によって障害情報データベースで検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図であり、(B)は障害情報データベースの状態変化をトリガとして検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図であり、(C)は開示のネットワーク監視装置が障害情報データベースで検索を行う際のアクセス回数の変化を示す図である。 警報件数チェック部による処理の例を示すフローチャートである。 警報件数チェック部による処理の説明図である。 障害情報データベースの例を示す図である。 検索条件指定テーブルの例を示す図(その4)である。 データベース検索部による処理の第1例を示すフローチャート(その1)である。 データベース検索部による処理の第1例を示すフローチャート(その2)である。 データベース検索部による処理の説明図である。 検索条件指定テーブルの例を示す図(その5)である。 データベース検索部による検索に使用されるSQL文の例を示す図である。 データベース検索部による処理の第2例を示すフローチャートである。 データベース検索部による処理の第3例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワーク監視システム
3 ネットワーク監視サーバ
5 障害情報データベース
31 検索条件照合部
32 検索結果応答部
33 データベース検索部
34 記憶部
35 警報件数チェック部
41 検索条件種別テーブル
42 検索条件指定テーブル
43 警報分類テーブル
44 検索結果テーブル
NT 通信ネットワーク
T1〜T3 監視端末

Claims (6)

  1. 通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶する障害情報データベースからネットワーク障害情報を検索するための、所定の検索条件を指定する検索条件指定部と、
    前記所定の検索条件を満たすネットワーク障害情報を、前記障害情報データベースから取得する障害情報取得部と、
    前記障害情報取得部により取得されたネットワーク障害情報を記憶する障害情報記憶部と、
    ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置から、要求されるネットワーク障害情報の検索条件を指定する検索要求を受信する検索要求受信部と、
    前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記障害情報記憶部に記憶されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する障害情報送信部と、
    を備え
    前記検索条件指定部は、ある検索条件に対応するネットワーク障害情報の発生頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定することを特徴とするネットワーク監視装置。
  2. 前記障害情報送信部は、前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件であるとき、前記検索要求より前に取得されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する請求項1に記載のネットワーク監視装置。
  3. 前記障害情報送信部は、前記検索要求にて指定された検索条件が前記所定の検索条件として指定された条件でないとき、前記検索要求にて指定された検索条件により前記障害情報データベースから検索されたネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する請求項1又は2に記載のネットワーク監視装置。
  4. 前記検索条件指定部は、ある検索条件について前記障害情報要求装置から検索要求がされる頻度に応じて、該検索条件を前記所定の検索条件に指定する請求項1〜3のいずれか一項に記載のネットワーク監視装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記ネットワーク監視装置としてのネットワーク監視サーバと、
    前記障害情報データベースと、
    前記障害情報要求装置としてのクライアント端末と、
    を備えるネットワーク監視システム。
  6. 通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素において発生した障害に関する情報であるネットワーク障害情報を記憶する障害情報データベースからネットワーク障害情報を検索するための第1の検索条件を、該検索条件に対応するネットワーク障害情報の発生頻度に応じて指定し、
    前記第1の検索条件を満たすネットワーク障害情報を、前記障害情報データベースから取得し、
    取得された前記ネットワーク障害情報を所定の記憶部に記憶し、
    ネットワーク障害情報を要求する障害情報要求装置から、要求されるネットワーク障害情報を検索するための第2の検索条件を指定する検索要求を受信し、
    前記検索要求にて指定された前記第2の検索条件が前記第1の検索条件であるとき、前記所定の記憶部に記憶されたネットワーク障害情報のうち、前記検索要求で指定された前記第2の検索条件を満たすネットワーク障害情報を前記障害情報要求装置に送信する、
    ネットワーク監視方法。
JP2008204588A 2008-08-07 2008-08-07 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法 Expired - Fee Related JP5157736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204588A JP5157736B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204588A JP5157736B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010039941A JP2010039941A (ja) 2010-02-18
JP5157736B2 true JP5157736B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=42012384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204588A Expired - Fee Related JP5157736B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5157736B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5962196B2 (ja) * 2012-05-16 2016-08-03 日本電気株式会社 監視サーバ
JP6128962B2 (ja) * 2013-05-30 2017-05-17 キヤノン株式会社 管理装置、その制御方法およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04205173A (ja) * 1990-11-29 1992-07-27 Shimadzu Corp 情報検索システム
JP2001084476A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Mitsubishi Electric Corp データ監視システム
JP3600985B2 (ja) * 2002-04-30 2004-12-15 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 特定商品データの抽出方法
JP2006195554A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp 統合監視システム
JP2007287042A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Oki Electric Ind Co Ltd システム障害監視装置および障害情報配信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010039941A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3327637B1 (en) On-demand fault reduction framework
JP6160064B2 (ja) 適用判定プログラム、障害検出装置および適用判定方法
JPWO2011104983A1 (ja) 監視状況表示装置、監視状況表示方法および監視状況表示プログラム
JP2007241872A (ja) ネットワーク上のコンピュータ資源の変更監視プログラム
JP2016122337A (ja) 障害情報提供サーバ、障害情報提供方法
JP5157736B2 (ja) ネットワーク監視装置、ネットワーク監視システム及びネットワーク監視方法
JP5292929B2 (ja) 監視装置
JP2012094049A (ja) インシデント管理システムおよびインシデント管理プログラム
CN111309456B (zh) 一种任务执行方法及系统
JP4911061B2 (ja) 管理システム、履歴情報の保存方法、及び履歴情報データベースのデータ構造
US12040945B2 (en) Non-deterministic finite automata tree structure application apparatus and method
EP3699754A1 (en) Feature-based reporting of software versions
JP2006344091A (ja) システム再構成自動化装置
JP2012213112A (ja) 警報集約装置及び警報集約方法
JPH10229396A (ja) サービス管理方法及びシステム
JP2007013928A (ja) 遠隔障害監視装置及び遠隔障害監視方法
JP6269004B2 (ja) 監視支援プログラム、監視支援方法および監視支援装置
JP2014164628A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム並びに統合監視サーバ及び監視システム
CN111064609A (zh) 消息系统的主从切换方法、装置、电子设备及存储介质
JP2018190205A (ja) 事業者間一括サービス管理装置および事業者間一括サービス管理方法
JP2016100816A (ja) 仮想ネットワーク管理装置及び方法
US20230022787A1 (en) Multi-layered correlation policy management apparatus and method
JP2015032068A (ja) 情報処理画面出力装置、情報処理画面出力プログラム、および情報処理画面出力システム
JP2018142225A (ja) 資産管理装置および資産管理方法
US20230104304A1 (en) Logic-gate based non-deterministic finite automata tree structure application apparatus and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees