JP2007012861A - 巻線型コモンモードコイルのコア用基材及びそれを用いたコア並びに巻線型コモンモードコイル - Google Patents

巻線型コモンモードコイルのコア用基材及びそれを用いたコア並びに巻線型コモンモードコイル Download PDF

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Abstract

【課題】 電極形成部及びフランジ部における、対向するフランジ部側とは反対側の側面に、従来より広範囲に亘って電極層を形成せしめることが可能な巻線型コモンモードコイルのコア用基材を提供すること。
【解決手段】 水平方向に延びる巻芯部12と、該巻芯部12の両端部の周りにそれぞれ一体的に配設されて、該巻芯部を支持する、全体として矩形形状を呈するフランジ部14a、14bと、それらフランジ部の一つの辺部の中央部位を切除して形成された、該巻芯部から突出する左右の矩形角柱状の電極形成部と16a〜16dを備えた巻線型コモンモードコイルのコア用基材において、少なくともフランジ部14a(14b)の左右の電極形成部16a、16d(16b、16c)の間に位置する巻芯部12の部位に、該巻芯部12内に入り込み、且つ該巻芯部12の端面において開口する凹部18a(18b)を設けた。
【選択図】 図 1

Description

本発明は、巻線型コモンモードコイルのコア用基材、及び、それを用いたコア並びに巻線型コモンモードコイルに係り、特に、各種電子回路に組み込まれる巻線型コモンモードコイルを製造する際に好適に用いられ得るコア用基材に関するものである。
従来より、電気信号に含まれるノイズ成分を効果的に除去することを目的として、様々な形態のコモンモードコイルが電気回路に組み込まれて、使用されているのであり、それらコモンモードコイルの一形態として、所定の構造を呈するコアに、2本のワイヤをバイファイラ巻きしてなる構造のもの(巻線型コモンモードコイル。以下、適宜コモンモードコイル又はコイルとも言う。)が広く知られている。ここで、そのような巻線型コモンモードコイルを構成するコアとしては、特許文献1(特開2000−208331号公報)等にて示されているように、全体がフェライト等にて構成され、水平方向に延びる巻芯部と、かかる巻芯部の両端部の周りにそれぞれ一体的に配設されるフランジ部と、それらフランジ部の一つの辺部の中央部位を切除して形成された、巻芯部から突出する左右の矩形角柱状の突部(電極形成部)とを備えたコア用基材を用いて、そこにおける各電極形成部の頂面に公知の手法に従って電極層を設けて(印刷して)、端子電極部としたものが、一般的に用いられている。
ところで、巻線型コモンモードコイルの回路基板への取り付けは、従来より公知の各種手法に従って行なわれているが、特に、はんだ付けによって基板に取り付ける際には、近年、コイルと回路基板との密着性を向上せしめるべく、生ずるはんだフィレットが大きくなるように、はんだ付けを行なう傾向にある。このような事情により、コイルを構成するコアとしても、上述の如き、矩形角柱状の突部(電極形成部)における頂面にのみ電極層を設けたものに代えて、かかる頂面のみならず、電極形成部における、対向するフランジ部側の側面を除いた側面、特に、対向するフランジ部側とは反対側の側面にも電極層を設けて、端子電極部としたコアが、要求されるようになってきた。
そのような電極形成部の複数面に電極層が設けられてなるコアにあっては、例えば、所定の製法に従って、矩形角柱状の電極形成部を備えたコア用基材を作製した後、かかるコア用基材における電極形成部の目的とする面(少なくとも頂面及び対向するフランジ部側とは反対側の側面に、所定の導電性ペーストを塗布し、塗布後のペーストを乾燥せしめるという作業を、電極形成部の目的とする面毎に行なうことにより、製造することが可能である。
しかしながら、このように導電性ペーストの塗布及び乾燥を複数回実施することは、非常に煩雑なものであるところから、電極形成部における複数の面に電極層を設けてなる巻線型コモンモードコイルのコアを製造するに際しても、特許文献2(特開平9−219333号公報)に開示されている如き手法が採用されるようになった。即ち、かかる特許文献2においては、チップインダクタの製造方法が提案されているのであり、柱状形の巻回胴部の両端にそれぞれフランジ状の鍔部を有し、それら鍔部における、対向する鍔部側の側面以外の側面に電極膜を備えたコアを製造するあたり、電極膜形成前のコアにおける一の鍔部を、液状の導電材料(導電性ペースト)内に、その液面とコア(巻回胴部)の軸方向とが交差するように傾斜せしめた状態にて浸漬することにより、かかる一の鍔部における所定の側面に電極膜を備えた、目的とするコアを製造する方法が提案されている。そこにおいては、このような方法に従うことにより、液状の導電材料(導電性ペースト)内への一回の浸漬により、電極膜を、一の鍔部における複数の面に同時に形成することが可能であるとされている。
しかしながら、従来の巻線型コモンモードコイルのコアにあっては、上述したように、巻芯部の両端部の周りに一体的に配設された両フランジ部の各々が、一つの辺部の中央部位において切除され、巻芯部から突出する左右の電極形成部とされたコア用基材が用いられているのであり、そのような従来構造のコア用基材の電極形成部に電極層を形成せしめるに際して、特許文献2に提案されている如き手法を用いると、一のフランジ部における左右の電極形成部の各々に電気的に絶縁状態において設けられるべき電極層が、一体的に形成せしめられる恐れがあった。
具体的には、従来構造のコア用基材を、その巻芯部の軸方向と導電性ペーストの液面とが交差するように傾斜せしめて、かかる傾斜状態にて、水平方向下側(導電性ペーストの液面に近い側)の一のフランジ部における左右の電極形成部を、導電性ペースト内に浸漬せしめることにより、電極層を形成する際に、導電性ペーストの液面が、電極形成部における対向するフランジ部側とは反対側の側面(巻芯部端面に対応する側面)を超えて、かかる側面と同一面を構成する、巻芯部の端面(及び一のフランジにおける端面)に至るような深さにおいて、コア用基材を浸漬せしめると、巻芯部における左右の電極形成部間に位置する部位の端面にも、導電性ペーストが付着するところから、左右の電極形成部において一体的(連続的)な電極層が形成せしめられることとなる。従って、従来のコア用基材にあっては、左右の電極形成部の各々に対して、電気的な絶縁状態が確保された電極層を、特許文献2に記載の如き手法に従って形成せしめるに際しては、巻芯部からの突出部分(電極形成部)における対向するフランジ部側とは反対側の側面にしか電極層を設けることが出来ないという問題があったのである。
特開2000−208331号公報 特開平9−219333号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決すべき課題とするところは、巻芯部と、かかる巻芯部の両端部にそれぞれ一体的に配設され、各々、左右の電極形成部を有する二つのフランジ部とを備えた巻線型コモンモードコイルのコア用基材であって、各電極形成部の対向するフランジ部側とは反対側の側面(巻芯部端面に対応する側面)における、かかる電極形成部の頂面から巻芯部の端面の一部にまで及ぶ比較的広い範囲に、電極層を、一のフランジ部における左右の電極形成部の各々に、それらが電気的に絶縁状態が確保された状態にて設けることを可能ならしめるコア用基材を提供することにある。また、本発明は、そのようなコア用基材を用いて作製された巻線型コモンモードコイルのコアや、かかるコアを用いて形成された巻線型コモンモードコイルを提供することも、その解決課題とするものである。
そして、本発明は、かくの如き課題を解決するために、水平方向に延びる巻芯部と、該巻芯部の両端部の周りにそれぞれ一体的に配設されて、該巻芯部を支持する、全体として矩形形状を呈するフランジ部と、それらフランジ部の一つの辺部の中央部位を切除して形成された、該巻芯部から突出する左右の矩形角柱状の電極形成部とを備えた巻線型コモンモードコイルのコア用基材において、少なくとも前記フランジ部の前記左右の電極形成部の間に位置する巻芯部の部位に、該巻芯部内に入り込み、且つ該巻芯部の端面において開口する凹部を設けたことを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコア用基材を、その要旨とするものである。
なお、本発明に従う巻線型コモンモードコイルのコア用基材は、上述の如き態様をその主たる態様とするものではあるが、他の好ましい態様の一つにおいては、前記凹部が、前記フランジ部の前記一つの辺部に対応する他の辺部に達するように設けられて、該フランジ部が、該凹部によって、二分されている。
また、本発明は、上述の如き態様の巻線型コモンモードコイルのコア用基材を用いて、該コア用基材の前記電極形成部の各々における少なくとも頂面、及び前記フランジ部の対向するフランジ部側とは反対側の側面に、電極層が設けられており、且つ、一の電極形成部の該側面に設けられた電極層と、該一の電極形成部と同一のフランジ部に設けられた他の一の電極形成部の該側面に設けられた電極層とが、電気的に絶縁状態において設けられていることを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコアをも、その要旨とするものである。
さらに、本発明は、前記巻芯部が矩形角柱状を呈し、且つ、前記電極形成部の頂面における巻芯部軸方向の長さがa、該巻芯部の上面からの該電極形成部の高さがb、前記左右の電極形成部間の距離がcである、上述の如き主たる態様の巻線型コモンモードコイルのコア用基材を用いて、かかるコア用基材の前記電極形成部の各々に、その頂面における前記巻芯部の端面対応部位から該巻芯部の軸方向内方に至る距離:L1(但し、0<L1≦a)の領域と、前記電極形成部の前記巻芯部端面に対応する側面において、該電極形成部の頂面から該巻芯部の端面に至る距離:L2(但し、b<L2)の領域に、各々、電極層が一体的に、且つ、電気的に絶縁状態において設けられている巻線型コモンモードコイルのコアであって、前記凹部における、前記巻芯部内への入り込み深さ:x、前記巻芯部の端面における開口長さ:y、及び、該巻芯部の端面における開口幅:zが、各々、下記式(1)乃至(3)を満たすように設定されていることを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコアをも、その要旨とするものである。
x≧(L2−b)・L1/L2・・・(1)
y≧L2−b・・・(2)
0<z≦c・・・(3)
そして、本発明は、上述したような巻線型コモンモードコイルのコアを用いて形成されている巻線型コモンモードコイルをも、その要旨とするものである。
このように、本発明に従う巻線型コモンモードコイルのコア用基材にあっては、そのフランジ部における左右の電極形成部の間に位置する巻芯部の部位に、かかる巻芯部内に入り込み、且つ巻芯部の端面において開口する所定の凹部が設けられているところから、このようなコア用基材における電極層の形成を、上述した特許文献2にて提案されている如き手法に従って実施した場合にあっても、各電極形成部の対向するフランジ部側とは反対側の側面(巻芯部端面に対応する側面)における、かかる電極形成部の頂面から巻芯部の端面の一部にまで及ぶ比較的広い範囲に、電極層を、一のフランジ部における左右の電極形成部に設けられるものが互いに電気的な絶縁状態を有利に確保しつつ、設けることが出来るのである。
このような効果は、前記凹部が、フランジ部の前記一つの辺部に対応する他の辺部に達するように設けられて、かかるフランジ部が、そのような凹部によって二分された形態とすることにより、より有利に享受することが可能である。
さらに、このような構造を呈するコア用基材を用いることにより、各電極形成部の対向するフランジ部側とは反対側の側面のみならず、かかる電極形成部の頂面から巻芯部の端面の一部にまで及ぶ比較的広い範囲に、同一のフランジ部における他の電極形成部に設けられたものとは電気的な絶縁状態が有利に確保された電極層が形成された巻線型コモンモードコイルのコアが、有利に得られるのである。
そして、そのような大きな電極層を有するコアを用いて形成された巻線型コモンモードコイルにあっては、回路基板にはんだ付けによって組み付けるに際して、はんだフィレットを大きくすることが可能となり、以て、かかる巻線型コモンモードコイルと回路基板との密着性をより有利に確保することが出来るのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、図面を参照しつつ、本発明の代表的な実施形態について、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の一例が、電極形成部が設けられた側より観察された斜視図において、示されている。そこにおいて示されている巻線型コモンモードコイルのコア用基材10は、横断面が矩形形状を呈する、水平方向(図において、左右方向)に延びる巻芯部12と、かかる巻芯部12の両端部において側面より上下、左右に突出するように一体的に配設されて、巻芯部12を空間内に(非接触状態で)支持する矩形のフランジ部14a、14bとから、構成されている。
そこにおいて、それらフランジ部14a、14bにおける巻芯部12の上面より上方に突出した部分にあっては、各々、その中央部位が所定幅(=c)にて切り欠かれて二分され、4つの角柱状の電極形成部16a、16b、16c、16dが、巻芯部12の上面より所定高さ:bにて突出した形態において、形成されている。なお、図1からも明らかなように、巻芯部12の両端面は、各々、フランジ部14b(a)における対向するフランジ部14a(b)側とは反対側の側面、並びに、電極形成部16b、16c(16a、16d)における対向するフランジ部14a(b)側とは反対側の側面と、同一面である。
そして、かかる図1に示された巻線型コモンモードコイルのコア用基材10においては、フランジ部14bにおける電極形成部16b、16cの間に位置する巻芯部12の部位に、かかる巻芯部12内に入り込み、且つ、巻芯部12の端面(図1において右側端面)において開口する矩形状の凹部18bが、設けられているのである。
より具体的には、かかる矩形状の凹部18bは、電極形成部16b、16cの間に位置する巻芯部12の部位の端面において、その開口幅:zが、z=cとなるように全体に亘って設けられており、図2に示されているように、巻芯部12内への入り込み深さ:x、及び、巻芯部12の端面における開口長さ(巻芯部上面からの垂直方向深さ):yの大きさを有するものである。なお、図1に示されたコア用基材10にあっては、フランジ部14aにおける電極形成部16a、16dの中央部位においても、凹部18bと同様の形状を呈する凹部18aが設けられているが、かかるコア用基材10は左右対称構造を呈しているため、フランジ部14a、電極形成部16a、16d、及び凹部18aについての説明は、省略する。
そして、そのような凹部18bが設けられていることにより、本発明に従うコア用基材10にあっては、各電極形成部における巻芯部12の端面に対応する側面において、かかる電極形成部の頂面から巻芯部の端面の一部にまで及ぶ広範囲な電極層を、一のフランジ部において隣接する電極形成層に形成せしめられるものと一体となることなく、電気的な絶縁状態を確保した状態において、形成せしめることが可能ならしめられているのである。この点については、以下に詳述する。
なお、かかるコア用基材10に設けられる凹部18b(18a)の大きさ(x、y、z)は、各電極形成部における巻芯部12の端面に対応する側面に設けられることとなる電極層の大きさや、電極形成部における、巻芯部12の軸方向長さ:a、及び巻芯部12の上面からの高さ:b(a、bとも図2を参照)、電極形成部間の距離:c等を総合的に勘案して、適宜に所定の値が設定されることとなる。
例えば、図3に示す手法の如く、傾斜せしめたコア用基材10のフランジ部14a、14bを、各々、導電性ペースト内に浸漬せしめることにより、図2に示すように、各電極形成部(16b)に、その頂面における巻芯部12の端面対応部位から巻芯部12の軸方向内方に至る距離:L1(但し、0<L1≦a)の領域と、かかる電極形成部の巻芯部12の端面に対応する側面において、その頂面から巻芯部12の端面に至る距離:L2(但し、b<L2)の領域に、電極層を形成せしめるに際しては、凹部(18b)における、巻芯部12内への入り込み深さ:x、巻芯部12の端面における開口長さ(巻芯部上面からの垂直方向深さ):y、及び、巻芯部12の端面における開口幅:zは、各々、以下の式(1)〜(3)を満たすように設定される。なお、凹部(18a、18b)は、図1に示されるコア用基材10においては矩形状を呈するものではあるが、下記式(1)〜(3)を満たす大きさを有する凹部であれば、如何なる形状を呈するものであっても良い。
x≧(L2−b)・L1/L2・・・(1)
y≧L2−b・・・(2)
0<z≦c・・・(3)
また、上述したような本発明のコア用基材10は、従来より公知の各種手法に従って作製することが可能である。例えば、所望の透磁率が得られるように選定された各種フェライト原材料を、粉砕後、混合せしめ、その得られた混合物を目的とする形状に成形した後、焼成することにより作製する手法や、かかる混合物を用いて、先ず、所定の形状に成形し、その成形体を焼成し、得られた焼成体に対して切削加工等を施すことにより、目的とするコア用基材を作製する手法等が、採用されることとなる。
ところで、かかるコア用基材10の電極形成部16a、16b、16c、16dに、所望とする電極層を形成せしめる際の手法としては、従来より公知の各種手法であれば、何れも用いることが可能であるが、本発明に係るコア用基材に対しては、上述した特許文献2において提案されている如き手法が、有利に採用され得ることとなる。図3は、かかる手法の工程を概略的に表わした説明図である。
そこにおいて、先ず、上述の如き構造を呈するコア用基材10を、4つの電極形成部が存在する側の面が槽20内の導電性ペースト22の液面側を向くように反転せしめ、その後、かかるコア用基材10を、傾斜角度(巻芯部12における水平方向の軸と水平面(導電性ペースト22の液面)との間の角度)がθとなるように、傾斜せしめる(図3の(a)。
次いで、そのように傾斜せしめたコア用基材10を、少なくとも、フランジ部14bにおける、電極形成部の16b、16cの頂面(図1において上面)及び対向するフランジ部14a側とは反対側の側面(巻芯部12の端面に対応する側面)が、導電性ペースト22と接触するような深さにおいて、浸漬せしめる(図3の(b))。この際、電極形成部における対向するフランジ部側の側面に導電性ペースト22が付着すると、最終的に得られる巻線型コモンモードコイルにおいて、磁界などの特性が低下する等の問題を生ずるおそれがあるため、コア用基材10は、電極形成部における対向するフランジ部側の側面には導電性ペースト22が付着しないような深さにおいて、導電性ペースト22内に浸漬せしめられることとなる。
さらに、かかる浸漬の後、導電性ペースト22内よりコア用基材10を取り出し、その所定部位に付着した導電性ペースト22を乾燥せしめる。そして、この作業をフランジ部14a側についても同様に行なうことにより、図4に示される如き、巻線型コモンモードコイルのコア24が得られるのである。具体的には、巻芯部12より上方に向かって突出する突部26a、26b、26c、26d(電極形成部16a、16b、16c、16d)において、その各頂面における巻芯部12の端面対応部位から巻芯部12の軸方向内方に至る距離:L1’(L1’=a)の領域、並びに、各電極形成部における対向するフランジ部側とは反対側の側面(巻芯部12の端面に対応する側面)において、かかる電極形成部の頂面から巻芯部12の端面に至る距離:L2’(b<L2)の領域に、各々、電極層が一体的に、且つ、電気的に絶縁状態において設けられて、端子電極部28a、28b、28c、28dを構成している。
そして、そのように端子電極部28a、28b、28c、28dが設けられてなるコア24にあっては、図4からも明らかなように、各電極形成部における対向するフランジ部側とは反対側の側面(巻芯部12の端面に対応する側面)において設けられた電極層は、かかる電極形成部の頂面から巻芯部12の端面に至る距離:L2’(b<L2)の領域内において、即ち、電極形成部における対向するフランジ部側とは反対側の側面のみならず、それを含むより大きな範囲において、設けられているのである。
すなわち、図3に示す如き手法に従って、電極形成部に電極層を形成せしめる場合、一のフランジ部の突部における、対向する他のフランジ部側とは反対側の側面に設けられる電極層の大きさは、水平面(導電性ペースト22の液面)に対するコア用基材10の傾斜角度:θに依存することとなる。
かかる傾斜角度:θは、巻芯部における一のフランジ部にて隣接する左右の電極形成部の間に位置する部位に、所定の凹部が設けられていない、従来のコア用基材を用いた場合には、かかる一のフランジ部における左右の電極形成部の各々に、互いに電気的に絶縁状態となるように電極層を設けるためには、図5の(a)に示されるように、電極形成部における対向するフランジ部側とは反対側の側面(図5の(a)におけるα1部)においてのみ電極層が形成されるような角度、具体的には、0<θ<θ1の関係を満たすようなθを、傾斜角度として設定する必要があった。
これに対して、巻芯部における一のフランジ部にて隣接する左右の電極形成部の間に位置する部位に、所定の凹部(18b)を設けてなる本発明のコア用基材(10)を用いると、かかるコア用基材(10)における巻芯部(12)の端面の、電極形成部(16b)側の一部が、凹部(18b)の一部として、巻芯部12側に入り込んだものとなっているところから、電極形成部(16b)の巻芯部(12)に対応する側面において、かかる電極形成部(16b)の頂面から巻芯部(12)の端面の一部に至るまでの領域(図5(bにおけるα2部)において電極層が形成されるような角度、具体的には、θ1より大きいθ2を上限とする、0<θ<θ2の関係を満たすようなθを採用することが出来るのであり、これにより、図5の(b)に示されているような広い範囲(α2部)において、電極層を形成せしめることが可能となっているのである。
上述の如くして端子電極部28a、28b、28c、28dが設けられたコア24にあっては、従来の巻線型コモンモードコイルのコアと同様に、その巻芯部12上には、2本のワイヤが並列に巻回せしめられる(バイファイラ巻きされる)と共に、その絶縁被覆が除去された2本のワイヤの両端は、一のワイヤについては、一方の先端が端子電極部28aに、他方の先端が端子電極部28bに、それぞれ電気的に接続され、また、他の一のワイヤについては、一方の先端が端子電極部28cに、他方の先端が端子電極部28dに、それぞれ電気的に接続されることにより、コア24に2本のワイヤが一体的に組み付けられてなる、目的とする巻線型コモンモードコイルが作製されるのである。
なお、本発明において用いられるワイヤとしては、従来の巻線型コモンモードコイルにおいて採用されているワイヤと同様のもの、具体的には、ポリウレタン樹脂等の絶縁材料にて被覆された銅線等の中から、目的とするコイルの特性、用途等に応じたものが適宜に選択されて、用いられることとなる。また、そのようなワイヤを端子電極部28a〜28dに電気的に接続せしめる際には、はんだ付けや熱圧着等の公知の手法が採用される。
そして、このようにして得られた本発明の巻線型コモンモードコイルにあっては、各端子電極部における、対向するフランジ部側とは反対側の面に設けられた電極層が、従来と比較して大きい(広範囲に及ぶ)ものとされているところから、かかるコイルを、はんだ付けによって回路基板上に組付けるに際して、はんだフィレットを効果的に大きくすることが可能ならしめられているのであり、このようにはんだフィレットを大きくすることによって、回路基板に対するコイルの密着性の向上が有利に図られることとなる。
以上、本発明の代表的な具体例について詳述したが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明が、そのような記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。
例えば、図1に示されているコア用基材10にあっては、そのフランジ部14a(14b)における左右の電極形成部16a、16d(16b、16c)の間に位置する巻芯部12の部位に、凹部18a(18b)が、かかる巻芯部12上面付近の一部を切り欠いたような状態にて、設けられているが、本発明においては、図6に示されているコア用基材30のように、そのフランジ部34a(34b)における左右の電極形成部36a、36d(36b、36c)の間に位置する巻芯部38の部位、及びフランジ部34a(34b)の部位に、凹部32a(32b)を、フランジ部34a(34b)の一つの辺部に対応する他の辺部に達するように設けて、具体的には、フランジ部34a(34b)における下端面にまで達するように設けて、かかる凹部32a(32b)によってフランジ部34a(34b)を二分するようにしても良い。このような構造としたコア用基材30において、フランジ部34a(34b)における電極形成部36a、36d(36b、36c)に端子電極部を形成せしめると、それら端子電極部における電気的な絶縁状態を、より有利に確保することが可能である。
また、図1に示されるコア用基材10の凹部18a(18b)は、矩形状を呈するものであるが、本発明のコア用基材に設けられる凹部としては、例えば、図7に示すコア用基材40のように、電極形成部間に位置する巻芯部の端面が、かかる巻芯部の上面と傾斜する傾斜面にて切除されて、形成されるような形状を呈する凹部42a(42b)であっても良い。
さらに、図1に示されるコア用基材10の凹部18a(18b)は、巻芯部12における電極形成部16a、16d(16b、16c)間に位置する部位に、電極形成部16a、16b間の対向方向の全体に亘って凹部18a(18b)が設けられているが、本発明においては、図8に示されているコア用基材44の如く、かかる部位の一部に凹部46a(46b)を設けるようにしても良い。また、図9に示すコア用基材48のように、凹部50a(50b)を、巻芯部52の上面からフランジ部54a、54bの下端面に達するように設けて、かかる凹部50a(50b)によってフランジ部54a(54b)を二分するものであっても良い。
さらにまた、本発明に従うコア用基材としては、図10に示されるコア用基材56のように、巻芯部58の上面(電極形成部60a、60b、60c、60dが設けられた側の面)に、かかる巻芯部58のフランジ部62a側の端面からフランジ部62b側の端面にまで及ぶ凹部64が設けられたものであっても良い。
加えて、図1に示されたコア用基材10、図6に示されたコア用基材30、図7に示されたコア用基材40、図8に示されたコア用基材44、図9に示されたコア用基材48、及び図10に示されたコア用基材56の各巻芯部は、何れも、水平方向に延びる、矩形角柱形状とされているが、そのような矩形角柱形状に代えて、円柱形状や楕円柱形状とすることも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明が、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであって、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の一例を示す斜視図である。 図1に示された巻線型コモンモードコイルのコア用基材を部分的に拡大した断面図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材に、電極層よりなる端子電極部を形成せしめる手法の一例を概略的に示す説明図である。 図1に示されるコア用基材に、図3に示される手法に従って電極層(端子電極部)を形成せしめた巻線型コモンモードコイルのコアを示す斜視図である。 (a)は、従来構造のコア用基材における電極形成部に、図3に示す如き手法にて電極層を形成せしめ得る最大領域を示す説明図であり、(b)は、本発明に従うコア用基材における電極形成部に、図3に示す如き手法にて電極層を形成せしめ得る最大領域を示す説明図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の、他の一例を示す斜視図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の、更に他の一例を示す斜視図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の、別の一例を示す斜視図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の、更に別の一例を示す斜視図である。 本発明に従う構造とされた巻線型コモンモードコイルのコア用基材の、更に異なる一例を示す斜視図である。
符号の説明
10 コア用基材
12 巻芯部
14a、14b フランジ部
16a、16b、16c、16d 電極形成部
18a、18b 凹部
20 槽
22 導電性ペースト
24 コア
26a、26b、26c、26d 突部
28a、28b、28c、28d 端子電極部
30 コア用基材
32a、32b 凹部
34a、34b フランジ部
36a、36b、36c、36d 電極形成部
38 巻芯部
40 コア用基材
42a、42b 凹部
44 コア用基材
46a、46b 凹部
48 コア用基材
50a、50b 凹部
52 巻芯部
54a、54b フランジ部
56 コア用基材
58 巻芯部
60a、60b、60c、60d 電極形成部
62a、62b フランジ部
64 凹部

Claims (5)

  1. 水平方向に延びる巻芯部と、該巻芯部の両端部の周りにそれぞれ一体的に配設されて、該巻芯部を支持する、全体として矩形形状を呈するフランジ部と、それらフランジ部の一つの辺部の中央部位を切除して形成された、該巻芯部から突出する左右の矩形角柱状の電極形成部とを備えた巻線型コモンモードコイルのコア用基材において、
    少なくとも前記フランジ部の前記左右の電極形成部の間に位置する巻芯部の部位に、該巻芯部内に入り込み、且つ該巻芯部の端面において開口する凹部を設けたことを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコア用基材。
  2. 前記凹部が、前記フランジ部の前記一つの辺部に対応する他の辺部に達するように設けられて、該フランジ部が、該凹部によって、二分されていることを特徴とする請求項1に記載の巻線型コモンモードコイルのコア用基材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の巻線型コモンモードコイルのコア用基材を用いて、該コア用基材の前記電極形成部の各々における少なくとも頂面、及び前記フランジ部の対向するフランジ部側とは反対側の側面に、電極層が設けられており、且つ、一の電極形成部の該側面に設けられた電極層と、該一の電極形成部と同一のフランジ部に設けられた他の一の電極形成部の該側面に設けられた電極層とが、電気的に絶縁状態において設けられていることを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコア。
  4. 前記巻芯部が矩形角柱状を呈し、且つ、前記電極形成部の頂面における巻芯部軸方向の長さがa、該巻芯部の上面からの該電極形成部の高さがb、前記左右の電極形成部間の距離がcである、請求項1に記載の巻線型コモンモードコイルのコア用基材を用いて、かかるコア用基材の前記電極形成部の各々に、その頂面における前記巻芯部の端面対応部位から該巻芯部の軸方向内方に至る距離:L1(但し、0<L1≦a)の領域と、前記電極形成部の前記巻芯部端面に対応する側面において、該電極形成部の頂面から該巻芯部の端面に至る距離:L2(但し、b<L2)の領域に、各々、電極層が一体的に、且つ、電気的に絶縁状態において設けられている巻線型コモンモードコイルのコアであって、
    前記凹部における、前記巻芯部内への入り込み深さ:x、前記巻芯部の端面における開口長さ:y、及び、該巻芯部の端面における開口幅:zが、各々、下記式(1)乃至(3)を満たすように設定されていることを特徴とする巻線型コモンモードコイルのコア。
    x≧(L2−b)・L1/L2・・・(1)
    y≧L2−b・・・(2)
    0<z≦c・・・(3)
  5. 請求項3又は請求項4に記載の巻線型コモンモードコイルのコアを用いて形成されている巻線型コモンモードコイル。
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