JP2007010951A - 焦点検出装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像範囲内の広範囲において、高精度、且つ、高速に焦点状態を検出することができる焦点検出装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、像高に応じて変化する前記像の移動方向に基づく曲線形状を有し、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有することを特徴とする焦点検出装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、撮像装置に係り、特に、撮像光学系の焦点状態を検出する焦点検出装置を有する撮像装置に関する。本発明は、例えば、デジタルスチルカメラに好適である。
デジタルカメラやビデオカメラなどの普及に伴って、かかる撮像装置には高品位化及び操作性の向上がますます要求されるようになってきている。特に、撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置又は焦点検出光学系(本出願ではこれらの用語を交換可能に使用する)の高精度化及び高速化が望まれている。例えば、近年では、コントラスト検出方式と比較して合焦するまでの時間(検出時間)を大幅に短縮することができる位相差検出方式を利用した焦点検出装置が主流となってきている。
図19を参照して、位相差検出方式を利用した焦点検出の原理について説明する。図19は、位相差検出方式を利用する焦点検出光学系1000の構成を示す概略断面図である。フィールドレンズ1010は、撮像レンズILの射出瞳を少なくとも一対の2次結像レンズ1020の瞳面に結像する。これにより、2次結像レンズ1020に入射する光束は、撮像レンズILの射出瞳上において等しい面積の異なる位置の領域から射出されたものとなる。なお、2次結像レンズ1020の前段には、2次結像レンズ1020に対応した開口を有するが配置されている。2次結像レンズ1020は、撮像レンズILがフィールドレンズ1010近傍に結像した空中像を、少なくとも一対のセンサー(光電変換素子)1040上に再結像する。再結像された像の位置は、空中像の撮像光軸上の結像位置に基づいて、相対的に変化する。従って、かかる相対位置の変化量及び移動方向を検出することにより、撮像レンズILの焦点状態(デフォーカス量(ずれ量)及びずれ方向)を検出することができる。
一方、縦線検出や横線検出による焦点検出領域を撮像画面内に複数設けた多点焦点検出や、広範囲において連続的な領域で焦点を検出するエリア型焦点検出なども提案されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、特許文献1に開示された撮像装置も位相差検出方式を利用して撮像レンズの焦点状態を検出することには変わりない。特許文献1において、撮像レンズを通過した光を焦点検出光学系に導くサブミラーが、撮像レンズの射出瞳と焦点検出光学系の絞りとを結像関係に保っており、フィールドレンズの機能を有する。換言すれば、サブミラーと絞りが瞳分割手段として機能し、撮像レンズの射出瞳を分割した複数の光束を焦点検出光学系に導くことが可能となる。
図20は、特許文献1の焦点検出光学系の絞り1100及び2次結像レンズ1200を示す概略平面図である。絞り1100は、対の開口部1110及び1120と、対の開口部1130及び1140とを有し、2次結像レンズ1200は、各開口部に対応して対のレンズ部1210及び1220と、対のレンズ部1230及び1240とを有する。従って、撮像レンズの射出瞳を通過する光束のうち、開口部1110及び1120で垂直方向に分割した光束と開口部1130及び1140で水平方向に分割した光束とを4つのレンズ部を有する2次結像レンズ1200で結像する。これにより、センサー(2次結像面)には4つの光学像が形成され、撮像レンズのデフォーカスに伴う4つの光学像の位相ずれを検出することで焦点状態を検出することができる。
図21は、特許文献1の焦点検出光学系のセンサー1300を示す概略平面図である。センサー1300には、2次結像レンズ1200の4つの光電変換領域が形成され、レンズ部1210及び1220が光電変換領域1310及び1320に、レンズ部1230及び1240が光電変換領域1330及び1340に対応している。光電変換領域1310及び1320に投影される光学像は、開口部1110及び1120を通過した光束、即ち、撮像レンズの射出瞳を垂直方向に分割した光束による光学像であるため、撮像レンズのデフォーカスに伴い光学像も略垂直方向に移動する。従って、光電変換領域1310及び1320では、並び方向を垂直方向とするラインセンサーを複数密に形成している。同様に、光電変換領域1330及び1340は、並び方向を水平方向とするラインセンサーを複数密に形成している。
図22は、センサー1300の各光電変換領域に形成される光学像OIを示す概略平面図であり、光学像OI1及びOI2が光電変換領域1310及び1320に対応し、光学像OI3及びOI4が光電変換領域1330及び1340に対応している。各光学像は、撮像装置の予定結像面(即ち、撮像装置の撮像素子面)において矩形の格子形状をセンサー1300上に投影した形状であるが、サブミラーなどが含む歪曲収差によって中心線Cを対称軸とした歪曲形状となる。換言すれば、光学像は、扇形の歪みを生じている。
図23は、撮像装置の予定結像面PISを示す概略平面図であり、図21の光電変換領域1300を逆投影した状態を示している。上述したように、予定結像面PIS上の矩形格子形状は、センサー1300上では扇形となるため、2次結像面上で矩形形状となる光電変換領域は、予定結像面PIS上では扇形の歪みを生じる。従って、光電変換領域OI1及びOI2の逆投影像RP1は、扇形形状となる。なお、予定結像面PIS上において、光電変換領域OI1及びOI2は、略一致した形状となっているため、1つの逆投影像RP1として示している。同様に、光電変換領域OI3及びOI4の逆投影像RP2も、扇形形状となる。
このように、特許文献1では、逆投影像RP1で示す略垂直方向のラインセンサーを広範囲に配置し、中央付近に逆投影像RP2で示す略水平方向のラインセンサーを配置している。垂直方向のラインセンサーは、垂直方向にコントラスト成分を有する被写体像の焦点状態を検出し、水平方向のラインセンサーは、水平方向にコントラスト成分を有する被写体像の焦点状態を検出する。換言すれば、逆投影像RP1で横線焦点検出を、逆投影像RP2で縦線焦点検出を行い、両者の共通領域では、所謂、クロス型の焦点検出を行っている。
例えば、光学像OI1及びOI2を用いてデフォーカスに伴う垂直方向の移動を検出することで焦点状態を検出するが、光学像の対称軸は中心線Cであるため、厳密には相似性のない光学像を用いることになる。特に、かかる相似性は、各光学像の中心から離れるほど低下してしまう。従って、1次元に配置したラインセンサーから構成される矩形形状の光電変換領域では、被写体によって焦点検出結果に誤差が生じてしまう。なお、光学像OI3及びOI4についても同様である。
そこで、光電変換領域に、光学像の歪曲に合わせた開口形状を有する遮光マスクを設けることで、焦点検出誤差を解消する焦点検出装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。図24に示すように、対の光電変換領域1310及び1320において、各光学像の中心から最も離れているラインセンサー1312及び1322を例に説明する。
図25は、撮像装置の予定結像面PISを示す概略平面図であり、ラインセンサー1312の逆投影像RP1’及びラインセンサー1322の逆投影像RP2’を示している。上述したように、光学像の歪曲によって、逆投影像RP1’及びRP2’は、厳密には一致しない。なお、図25では、ずれを誇張して示している。このように、対のラインセンサーが一致しない場合では、被写体によって焦点誤差が生じてしまうため、かかる対のラインセンサーの共通領域のみが受光領域(光電変換領域)となるような遮光マスクを設ける。
図26は、図25に示す逆投影像RP1’及びRP2’の拡大図であり、ラインセンサー1312及び1322の共通領域以外を遮光する遮光マスクSMが設けられている。従って、対のラインセンサーは、被写体像の共通部分を受光していることとなり、被写体による焦点検出誤差をなくすことが可能となる。なお、2つのラインセンサーは、略上下方向にも一致していないが、例えば、特許文献3に開示されている信号処理補正を施すことにより、誤差を解消することができる。
特開平9−184965号公報 特開昭61−15112号公報 特開平10−311945号公報
しかしながら、撮像レンズがデフォーカスすると、図26に示す逆投影像RP1’及びRP2’(ラインセンサー1312及び1322)は、略上下方向に移動するが、厳密には、焦点検出光学系の歪曲に起因して、像高によって移動する方向も変化する。また、ラインセンサー1312及び1322の逆投影像RP1’及びRP2’の形状自体も変化してしまう。従って、合焦時にラインセンサー1312及び1322の受光領域が一致するように遮光マスクを設けた場合、デフォーカス時には2つのラインセンサーの受光領域にずれが生じることになる。かかるずれは、デフォーカスが大きくなるほど、大きくなる。
位相差検出方式では、合焦時に対のラインセンサーが予定結像面上で一致した領域を受光し、デフォーカス時に瞳分割方向である1次元方向にのみずれた位置を受光することが重要である。換言すれば、1次元方向以外には視差がないことが重要である。
しかしながら、上述したような従来技術では、視差が1次元方向以外にも発生してしまうため、デフォーカス時には被写体により焦点検出誤差が生じることになる。これにより、一回の焦点検出動作では撮像レンズを合焦させることができず、複数回の焦点検出を必要としてしまう。従って、位相差検出方式の最大のメリットである短時間での撮像レンズの合焦(検出時間の短縮)を実現することができなくなる。
なお、上述した誤差は、焦点検出光学系のセンサーを構成する全てのラインセンサーで生じ、特に、光学像の中心から離れた位置に配置されたラインセンサーでは顕著となる。更には、従来技術よりも更に焦点検出範囲を拡大しようとした場合も顕著となる。
そこで、本発明は、撮像範囲内の広範囲において、高精度、且つ、高速に焦点状態を検出することができる焦点検出装置及び撮像装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての焦点検出装置は、撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、像高に応じて変化する前記像の移動方向に基づく曲線形状を有し、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての焦点検出装置は、撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する曲線形状の遮光マスクを有し、前記曲線形状は、前記光電変換素子の外側に向かって曲率が大きくなることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての焦点検出装置は、撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有し、前記遮光マスクは、前記撮像レンズの結像面において、均等な開口を形成することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての焦点検出装置は、撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有し、前記遮光マスクは、像高に応じて変化する前記像の移動方向の略直交方向における視差を前記撮像レンズのデフォーカス状態において発生しない形状を有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての撮像装置は、撮像レンズを介して被写体像を撮像する撮像装置であって、上述の焦点検出装置と、前記焦点検出装置の検出結果に基づいて、前記撮像レンズを駆動する駆動手段とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての形成方法は、撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置の前記光電変換素子に設けられる遮光マスクの形成方法であって、前記撮像レンズの結像面において、像高に応じて変化する前記像の移動方向に沿った曲線を算出するステップと、前記算出ステップで算出した前記曲線に基づいて、前記結像面における前記遮光マスクの形状を決定するステップと、前記決定ステップで決定した前記遮光マスクの形状を前記光電変換素子上に投影するステップとを有することを特徴とする。
本発明の他の目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、撮像範囲内の広範囲において、高精度、且つ、高速に焦点状態を検出することができる焦点検出装置及び撮像装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての撮像装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の撮像装置1の構成を示す概略断面図である。
撮像装置1は、被写体からの光束を、投影レンズを介して撮像素子に結像し、被写体を撮像する撮像装置であり、本実施形態では、一眼レフタイプのデジタルカメラとして具現化される。
撮像装置1は、図1に示すように、撮像レンズ10と、主ミラー20と、ファインダー光学系30と、サブミラー40と、撮像素子50と、焦点検出光学系60と、制御部80とを有する。なお、主ミラー20、ファインダー光学系30、サブミラー40、撮像素子50、焦点検出光学系60及び制御部80は、カメラ本体を構成し、図示しないマウント部を介して撮像レンズ10を着脱可能とする。従って、撮像レンズ10は、必ずしも撮像装置1の構成要件となるわけではない。
撮像レンズ10は、被写体を撮像するための交換型の撮像レンズであり、焦点調整レンズを含む撮像光学系を備えている。撮像レンズ10は、後述する制御部80によって、焦点調整レンズを介して焦点が調整される。また、図1において、Lは、撮像レンズ10の光軸である。
主ミラー20は、半透過性を有するミラーで構成され、撮像レンズ10を透過した光束の一部を反射して後述する焦点板32に導光すると共に、撮像レンズ10を透過した光束の一部を透過させる。
ファインダー光学系30は、撮像する被写体を観察するための光学系であり、本実施形態では、焦点板32と、ペンタプリズム34と、接眼レンズ36とを有する。換言すれば、ファインダー光学系30は、撮像される被写体の画像を擬似的にユーザーに提供する。
焦点板32は、主ミラー20で反射された撮像レンズ10からの光束(被写体像)を拡散して、ペンタプリズム34に射出する。ペンタプリズム34は、互いに45度の2つの反射面と、入射光と射出光に直角の2つの屈折面を含み、焦点板32で拡散された光束を反射し、接眼レンズ36に導光する。接眼レンズ36は、アイピースとも呼ばれ、ファンダー光学系30において、最終的に像を結ぶ機能を有する。接眼レンズ36は、例えば、光学像を拡大する。
サブミラー40は、主ミラー30を透過した光束を反射し、後述する焦点検出光学系60に導光する。なお、サブミラー40は、後述する焦点検出光学系60と共に詳細に説明する。主ミラー30及びサブミラー40は、図示しないクイックリターン機構によって、焦点検出(ファインダー観察)時には撮像光路上の所定の位置に配置され(図1参照)、撮像時には撮像光路外に退避する。なお、FISは、撮像素子(予定結像面)50と光学的な等価な1次結像面であり、サブミラー40によって形成される。
撮像素子50は、撮像レンズ10の予定結像面に配置される。撮像素子50は、規則的に配列された画素を有し、撮像レンズ10によって結像される被写体からの光束を受光し、画像信号に変換する(光電変換)機能を有する。撮像素子50は、例えば、受光した光束を画素毎に電気信号に変換し、その受光量に応じた電荷をそれぞれ蓄積して、その電荷を読み出すタイプのライン(1次元)センサーやエリア(2次元)センサーなどで構成される。また、撮像素子50は、CMOSセンサーで構成してもよい。なお、撮像素子50からの出力信号は、図示しない画像処理回路にて所定の処理が施されて画像データとなり、かかる画像データは、図示しない半導体メモリ、光ディスク及び磁気テープ等の記録媒体に記録される。
焦点検出光学系60は、位相差検出方式を利用して、撮像レンズ10の焦点状態を検出する。具体的には、焦点検出光学系60は、撮像レンズ10からの光束を分割して少なくとも一対の光学像を形成し、かかる一対の光学像を光電変換して得られる信号に基づいて、撮像レンズ10の焦点状態を検出する。焦点検出光学系60は、本実施形態では、第1の平面ミラー61と、赤外カットガラス62と、絞り63と、2次結像レンズ64と、第2の平面ミラー65と、焦点検出センサー66とを有する。
焦点検出光学系60において、サブミラー40によって導光された光束は、第1の平面ミラー61で反射され、赤外カットガラス62、絞り63、2次結像レンズ64の順に通過する。更に、2次結像レンズ64を通過した光束は、第2の平面ミラー65で反射され、最終的に焦点検出センサー66上に導光される。焦点検出センサー66は、例えば、カバーガラスと、2次結像面近傍に配置される光電変換素子とを有するセンサーチップで構成される。また、L’は、撮像レンズ10の光軸Lが主ミラー20、サブミラー40、第1の平面ミラー61を通過した後の光軸である。
なお、サブミラー40は、本実施形態では、図1において点線で示す楕円αを中心軸Aの回りに回転させて形成される回転楕円面の一部で構成される。また、楕円αの2つの焦点のうち、1つの焦点は、撮像レンズ10の射出瞳10aに設定されている。一方、他の焦点は、中心軸Aと、サブミラー40によって折り返される光軸L’との交点である点Bに設定されている。換言すれば、点Bは、空気換算した絞り63の中心点を、第1の平面ミラー61で反転した点である。楕円の基本性質によって、一方の焦点を射出した光は、回転楕円面のいかなる位置で反射されても他方の焦点を通過する。従って、サブミラー40は、焦点検出光学系60の絞り63と撮像レンズ10の射出瞳10aを結像関係に保つ機能を有する。換言すれば、サブミラー40は、本実施形態では、フィールドレンズとして機能すると共に、絞り63と協同して瞳分割手段として機能する。従って、絞り63に適切な開口を設定することによって、撮像レンズ10の射出瞳10aを分割した複数の光束を焦点検出光学系60(焦点検出センサー66)に導光することが可能となる。
一般的に、撮像範囲内において、より広範囲を焦点検出領域として設定するためには、より広範囲の光束を焦点検出光学系60に導光する必要がある。従って、サブミラー40を可能な限り撮像素子(予定結像面)50の方向に移動させ、サブミラー40の反射領域をより大きくする必要がある。これにより、図1に示すように、1次結像面FISがサブミラー40の方向に移動してくる。
フィールドレンズを用いた焦点検出光学系は、1次結像面FISの近傍にフィールドレンズ及び視野マスクを配置する必要がある。これらの部材は、撮像光路内に進入してしまうため、退避機構が必要となる。一方、本実施形態では、サブミラー40が回転楕円面の一部で構成し、瞳分割手段の機能を有するため、フィールドレンズを配置する必要がない。また、サブミラー40は、焦点検出に必要な領域以外を光を反射しないように構成することで、視野マスクとしても機能する。これにより、サブミラー40は、容易に大型化することが可能であり、結果として、焦点検出光学系60は、広範囲において、位相差方式を用いた焦点検出を実現している。
図2は、焦点検出光学系60の焦点検出センサー66を示す概略平面図である。なお、図2では、カバーガラス側から見た光電変換素子を有するセンサーチップを図示している。焦点検出センサー66は、複数の光電変換素子を1次元方向に並べて形成した対のラインセンサーが複数密に配置され、対の光電変換領域661及び662と、対の光電変換領域663及び664とを形成する。
光電変換領域661及び662は、ラインセンサーの並び方向を垂直方向に、光電変換領域663及び664は、ラインセンサーの並び方向を水平方向としている。各光電変換領域661乃至664は、2次結像レンズ64の4つのレンズ部(なお、図1では、2つのレンズ部641及び642のみを図示している。)に対応して形成される。また、絞り63は、2次結像レンズ64の4つのレンズ部に対応して4つの開口部(なお、図1では、2つの開口部631及び632のみを図示している。)を有する。従って、絞り63の開口部631を通過した光束は、2次結像レンズ64のレンズ部641を経て1つの光学像を形成し、かかる光学像を焦点検出センサー66の光電変換領域661が検出する。光電変換領域662乃至664についても同様である。
本実施形態では、水平方向にラインセンサーの並び方向を有する対の光電変換領域663及び664は、対の光電変換領域661及び662の面積と等しい面積を有し、後述するように、撮像素子(予定結像面)50において、より広範囲な焦点検出を可能としている。
図3は、焦点検出センサー66の各光電変換領域661乃至664に形成される光学像OI1乃至OI4を示す概略平面図である。光学像OI1が光電変換領域661に、光学像OI2が光電変換領域662に、光学像OI3が光電変換領域663に、光学像OI4が光電変換領域664に対応している。
図3に示すように、4つの光学像OI1乃至OI4は、回転楕円面の一部で構成されるサブミラー40を焦点検出光学系60の光路に対して傾斜して配置しているため、扇形の歪曲を生じる。換言すれば、4つの光学像OI1乃至OI4は、中心線Dを対称軸とする歪曲収差を有する。4つの光学像OI1乃至OI4は、撮像レンズ10のデフォーカスに伴って、射出瞳10aの分割方向である光学像OI1及びOI2が矢印Eの方向(垂直方向)に、光学像OI3及びOI4が矢印Dの方向(水平方向)に移動する。従って、光学像OI1と光学像OI2との間隔の変化、及び、光学像OI3と光学像OI4との間隔の変化を位相差として検出する。例えば、各光電変換領域661乃至664のラインセンサーの出力信号から光学像OI1乃至OI4に対応する1次元像信号を形成し、相関演算を用いて位相差を検出する。位相差と撮像レンズ10のデフォーカス量との関係は、所定の関数で近似できるため、かかる位相差を検出することで、撮像レンズ10の焦点調節を行うことが可能となる。
一方、2次結像レンズ64において、図示しない入射側のレンズ部は、凹面1面のみの球面であり、第1の平面ミラー61を配置しないストレート光学系の場合、かかる球面の中心は1次結像面FISの近傍に存在する。また、射出側のレンズ部641及び642は、凸面の球面であり、かかる球面の中心は対応する絞り63の開口部の中心近傍に存在する。従って、1次結像面FISの中心から射出し、絞り63の開口部の中心を通過する光線は、2次結像レンズ64で殆ど屈折しない。これにより、波長に関わらず結像位置が一定となり、被写体の波長成分に依存することなく高精度な焦点検出を行うことが可能となる。
図4は、撮像装置1の撮像素子(予定結像面)50を示す概略平面図であり、図3に示す各光電変換領域661乃至664を撮像素子50に逆投影した状態を示している。図4を参照するに、逆投影像OPI1及びOPI2が撮像素子50における焦点検出領域となる。逆投影像OPI1は、光電変換領域661及び662に対応し、逆投影像OPI2は、光電変換領域663及び664に対応する。なお、光電変換領域661の逆投影像と光電変換領域662の逆投影像、及び、光電変換領域663の逆投影像と光電変換領域664の逆投影像は、上述した歪曲収差のために厳密には一致しないが、図4では簡略化して示している。
逆投影像OPI1及びOPI2は、図4に示すように、扇形の歪曲形状となるが、逆投影像OPI1が横線検出を主とした焦点検出領域であり、逆投影像OPI2が縦線検出を主とした焦点検出領域である。更に、逆投影像OPI1と逆投影像OPI2は、大部分が重なっているため、撮像素子(予定結像面)50の広範囲において縦線検出及び横線検出を同時に行うことができる、所謂、クロス焦点検出領域となっている。
上述したように、対の光電変換領域のラインセンサー同士は、撮像素子(予定結像面)50において厳密には一致しない。そこで、特許文献2では、撮像レンズ10の合焦時において、対の光電変換領域の受光領域が一致するように遮光マスクを設けていた。一方、本実施形態では、撮像レンズ10の合焦時だけではなく、撮像レンズ10のデフォーカス時にも対の光電変換領域の受光領域が一致するように遮光マスクを形成する。これにより、被写体に依存することなく高精度な焦点検出を実現することができる。具体的には、デフォーカスに応じた光学像の移動方向を予め算出し、対の光電変換領域の受光領域を一致させると共に光学像の移動方向に沿った遮光マスクを形成する。かかる遮光マスクは、撮像レンズ10の合焦状態から所定のデフォーカスに至るまで、光学像の移動方向に直交する方向における対の受光領域の視差(即ち、対の光電変換領域の受光領域の不一致)が発生しない。
まず、遮光マスクが光学像の移動方向に沿った形状を有する必要性について説明する。図5は、位相差方式を用いた焦点検出において、対のラインセンサー(光電変換領域の受光領域)と像間隔を説明するための図である。図5において、LS1とLS2は、対のラインセンサーである。
図5(a)は、撮像レンズ10の合焦時を示しており、例えば、対のラインセンサーSL1及びLS2に直交するような線像LI1及びLI2が形成され、線像LI1と線像LI2との像間隔をZと仮定する。また、撮像レンズ10のデフォーカス時、詳細には、前ピンでは像間隔がZとなり、後ピンでは像間隔がZになるとする。更に、この時、ラインセンサーLS1側の線像LI1は、光学系の歪曲などの収差によって、矢印Vの方向に移動するとする。
図5(b)は、図5(a)と同じ条件で、斜め方向に45度に傾いた線像LS1’及びLSI2’を用いた場合を示している。図5(b)では、撮像レンズ10の合焦時の像間隔は、図5(a)と同様に、Zとなるが、前ピンの場合の像間隔はZ+d1、後ピンの場合の像間隔はZ−d2となり、図5(a)と異なる。これは、被写体によって焦点検出結果が異なることを意味し、本発明はこれを改善する。本実施形態では、ラインセンサーLS1側の線像LI1は、矢印Vの方向に移動する。そこで、矢印Vの方向と同じ方向のラインセンサーLSを考えると、前ピンの場合の像間隔及び後ピンの場合の像間隔は、Z及びZとなり、図5(a)と一致する。従って、光学像の移動方向を考慮することによって対のラインセンサーの視差がなくなり、被写体に関わらず高精度な焦点検出を行うことが可能となる。
ここで、光学像の移動方向を考慮した遮光マスクの形状の算出方法について詳細に説明する。本実施形態では、主に、撮像素子(予定結像面)50における光学像の移動方向に沿った曲線を算出するステップ(ステップI)、撮像素子(予定結像面)50上の遮光マスクの形状を決定するステップ(ステップII)、焦点検出センサー66の光電変換領域661乃至664上の遮光マスクの形状を算出するステップ(ステップIII)の3つのステップによって、遮光マスクの形状を算出する。なお、本実施形態では、対の光電変換領域の受光領域を一致させると共に光学像の移動方向に沿った遮光マスクを形成するにあたって、理解しやすいように、撮像素子(予定結像面)50上の遮光マスクの形状を決定し、かかる遮光マスクの形状を焦点検出センサー66の光電変換領域661乃至664に投影している。
図6乃至図11を参照して、ステップIについて説明する。図6は、焦点検出光学系60の焦点検出センサー66を示す概略平面図である。本実施形態では、図6に示すように、対の光電変換領域663及び664における対のラインセンサー663a及び664aを例に説明する。中心線Gは、ラインセンサー663aの開口中心点を通過する直線である。中心線Hは、ラインセンサー664aの開口中心点を通過する直線である。なお、全ての光電変換領域661乃至664は、図3に示した光学像OI1乃至OI4の歪曲に従って、中心線Iを対称軸とした形状となる。従って、中心線Gを中心線Iで反転すると中心線Hとなる。
まず、2つの中心線G及びHを撮像素子(予定結像面)50に逆投影する。なお、逆投影の方法は、予め撮像素子(予定結像面)50と光電変換領域661乃至664(ラインセンサー)との関係を多項式関数によって近似し、数学的な計算によって算出する方法などがある。
図7は、図6に示す中心線G及びHを撮像素子(予定結像面)50に逆投影した状態を示す図であって、中心線G’は逆投影された中心線Gに、中心線H’は逆投影された中心線Hに対応している。中心線G’と中心線H’とは、上述したように、歪曲が生じているために一致しない。但し、光学像の歪曲は、中心線Dのみを対称軸としている(図3参照)ため、撮像素子(予定結像面)50においては、図7に示すように、中心線Kを対称軸として中心線G’を反転させると中心線H’となる。そこで、中心線G’と中心線H’との中間を通過する線をJ’とし、かかる線をラインセンサー663a及び664aの代表中心線とする。
図8は、図7に示す代表中心線J’のみを抽出した図である。図8に示すように、正立座標系原点O、X軸及びY軸を定める。次に、代表中心線J’上に適当な間隔で離散的な点を設定し、図中左端から0番目、1番目、2番目、・・・とする。ここで、0番目の点の座標を、番号を添え字として、(Xd0、Yd0)とすると、n番目の点の座標は、(Xd0、Yd0)で表される。
また、代表中心線J’がラインセンサー663a及び664aの受光中心となるため、代表中心線J’上の各点について、撮像レンズ10のデフォーカスに伴う各点の移動に基づいて、撮像素子(予定結像面)50における光学像の移動方向を算出する。
図9は、撮像素子(予定結像面)50における点像の移動を説明するための図である。図9において、光束BL3及びBL4は、絞り63の対の開口部を通過する光束のうち、n番目の点に結像する光束を示している。光束BL3及びBL4は、図2に示す焦点検出センサー66の光電変換領域663及び664に対応する絞り63の開口部に対応している。実際には、投影レンズ10、主ミラー20で屈折が生じるが、図9では図示を省略している。また、絞り63を通過する光束BL3及びBL4は、サブミラー40によって反射されるが、撮像素子(予定結像面)50での移動点を求めるために、サブミラー40を通過したように図示している。
図9を参照するに、まず、撮像レンズ10が合焦している状態では、光束BL3及びBL4は、n番目の点(Xd0、Yd0)と一致する。
次に、撮像レンズ10が前ピンにデフォーカスしている場合を考える。前ピンの場合は、50’の位置に予定結像面が存在すると考えることができ、光束BL3及びBL4は、BL3’及びBL4’で予定結像面50’と交わり、BL3’及びBL4’がn番目の点に対応した移動点となる。同様に、撮像レンズ10が後ピンにデフォーカスしている場合は、50’’の位置に予定結像面が存在すると考えることができ、光束BL3及びBL4は、BL3’’及びBL4’’で予定結像面50’’と交わり、BL3’’及びBL4’’がn番目の点に対応した移動点となる。また、移動点BL3’及びBL3’’は光束BL3に対応し、移動点BL4’ 及びBL4’’は光束BL4に対応している。なお、光束BL3及びBL4は広がりを有するため、デフォーカスした場合、予定結像面50’又は50’’に対して一点で交わらないが、本実施形態では、スポット重心をデフォーカスによる移動点としている。実際には、撮像レンズ10のデフォーカスによって、サブミラー40の光束を反射する位置が変化する。これにより、撮像レンズ10の射出瞳10aにおける対の光束間隔や大きさが微妙に変化するが、本実施形態では説明を簡単にするために無視する。
図9では、撮像素子(予定結像面)50における点像のX軸方向のみの移動を示したが、点像のXY軸方向の2次元の移動は図10に示される。図10において、前ピンの光束BL3に対応する移動点を(X3dm、Y3dm)、前ピンの光束BL4に対応する移動点を(X4dm、Y4dm)、後ピンの光束BL3に対応する移動点を(X3dp、Y3dp)、後ピンの光束BL4に対応する移動点を(X4dp、Y4dp)と設定する。
図10を参照するに、前ピンの2つの移動点又は後ピンの2つの移動点を結んだ線分が、撮像素子(予定結増面)50におけるn番目の点の前ピン又は後ピンでの光学像の移動方向となる。実際には、n番目の点(Xd0、Yd0)が、図10に示す四角プロット(即ち、(X3dm、Y3dm)及び(X4dm、Y4dm))又は三角プロット(即ち、(X3dp、Y3dp)及び(X4dp、Y4dp))に移動することになるが、位相差方式を用いた焦点検出では相対的な像の移動量を検出するため、四角プロット間又は三角プロット間の距離が相対的な点像の移動量となり、これらを結ぶ線分が相対的な光学像の移動方向となる。本実施形態では、かかる移動方向を単に「光学像の移動方向」と呼んでいる。
ここで、光学像の移動方向を、XY平面における2点を通過する直線の傾きとして数学的に表現する。前ピンの傾きをmdm、及び、後ピンの傾きをmdpは、以下の数式1及び数式2で示される。
更に、n番目の点における代表傾きmは、前ピンの傾きmdmと後ピンの傾きmdpの平均値から、以下の数式3で示される。
代表傾きmが、中心線J’上のn番目の点における傾き、即ち、光学像の移動方向となる。なお、本実施形態は、任意のデフォーカス量として、前ピン及び後ピンで各1点を用いて光学像の移動方向を算出したが、より多くのデフォーカス量から代表傾きmを算出してもよい。また、デフォーカス量は、実用的に、一回で合焦状態に調整することができるデフォーカス量とするとよい。
図11は、図10に示す中心線J’の各点における代表傾きを適当な長さの線分で表した図である。図11から明らかなように、各線分は、中心線Kを対称軸とする対象性を有する。各線分は、Y軸上でX軸と平行になり、Y軸から離れるにつれて傾いていくことが分かる。換言すれば、像高に応じて光学像の移動方向が変化している。これは、焦点検出光学系60の歪曲収差が原因である。そして、これらの線分に連続的に接する曲線が、光学像の移動方向に沿った曲線となる。
そこで、離散的な代表傾きmを各点のX座標を変数とした関数で近似する。任意の関数を微分した関数は、微分前の関数の傾きを表す関数であるため、光学像の移動方向をX座標に応じた傾きの関数にすれば、かかる関数を積分することによって光学像の移動方向に滑らかに接する曲線を導き出すことができる。任意のX座標における曲線J’上の1点における代表傾きmを、X座標を変数とした関数で近似し、以下の数式4で示す。
なお、図10に示されるように、各線分は対称性を有するため、傾きはY軸を中心とした符号反転の関係がある。従って、数式4における近似式は、奇関数でフィットするのが好ましい。
次に、数式4を定数項Cの条件で積分した関数をg(x)とすると、光学像の移動方向に接する関数は、以下の数式5で表すことができる。
なお、数式4は奇関数であるため、積分した結果は偶関数となり、Y軸対称形状となる。
図11に示す曲線Pは、数式5から算出された関数をプロットしたものであり、定数Cの条件として、曲線J’とY軸交点が一致するようにしている。このようにして、撮像素子(予定結像面)50における光学像に移動方向に沿った曲線を求めることができる。
次に、ステップIIについて説明する。ステップIIは、ステップIで求めた曲線Pに基づいて、撮像素子(予定結像面)50における遮光マスクの形状を決定する。図12は、図6に示す対のラインセンサー663a及び664aを逆投影した状態の撮像素子(予定結像面)50を示す概略平面図である。図12では、逆投影像SOI3がラインセンサー663aに対応し、逆投影像SOI4がラインセンサー664aに対応している。逆投影像SOI3と逆投影像SOI4との共通領域内で曲線PをY軸方向に平行シフトし、遮光マスクの境界線を定める。
図13は、図12に示す対の逆投影像SOI3及びSOI4を示す拡大平面図である。曲線P及び曲線Pは、曲線PをY軸方向に平行シフトした曲線であり、遮光マスクの境界線となる。従って、曲線Pと曲線Pで挟まれた領域が、受光領域となる。なお、遮光マスクの境界線を定める際には、各ラインセンサーの遮光マスクの開口重心を結ぶ曲線が、曲線Pと一致する必要がある。本実施形態では、各ラインセンサーの逆投影像がほぼY軸に平行な平行四辺形となるため、曲線PをY軸方向に平行シフトさせた。但し、ラインセンサーが斜めに歪むような場合には、平行シフトのみならず、あくまでも開口中心を結ぶ曲線が曲線Pと一致するように遮光マスクの境界線を決める必要がある。
次に、ステップIIIについて説明する。ステップIIIは、ステップIIで決定した撮像素子(予定結像面)50における遮光マスクの境界線をラインセンサー上に投影する。図14は、図6に示すラインセンサー663aのみを示す拡大平面図であり、曲線P’が曲線Pの投影像に対応し、曲線P’が曲線Pの投影像に対応する。従って、曲線P’及びP’が遮光マスクの境界線となり、図14に示す斜線部が遮光されることになる。なお、ラインセンサー664aについては、図14に示すラインセンサー663aを左右反転した状態となる。
遮光マスクの境界線は、可能な限りラインセンサー(光電変換領域)の開口が大きくなるように設定することが理想的であるが、ラインセンサーに入射する光線の角度を考慮して設定する必要もある。例えば、図14に示すラインセンサー663aの開口APのように、上側の遮光マスクの遮光量が最小となる場合を例に説明する。
図15は、ラインセンサー663aの開口APのQ−Qにおける概略断面図である。ラインセンサー663aは、断面Q−Qにおいて、光を電荷に変換するPD部の上に、光を透過する酸化シリコンなどから構成される半導体層SDを数ミクロン程度積層して構成される。本実施形態では、遮光マスクとしてアルミ層AL1及びAL2が形成されている。
図15を参照するに、PD部に対して角度θで入射した光は、半導体層SDで屈折してPD部に達する。しかし、PD部に対して角度θよりも大きい角度で入射した光は、アルミ層AL1で規制される最外光線がPDに入射せず、アルミ層AL1が遮光マスクとして機能しないこととなる。
従って、PD部とアルミ層AL1とのオーバーラップ量dは、PD部とアルミ層AL1の距離lと光線の入射角θを考慮して設定する必要がある。半導体層SDの屈折率をnとすると、オーバーラップ量dは、以下の数式6で示される条件を満足する必要がある。
なお、実際には、半導体の製造プロセスで、PD部とアルミ層AL1及びAL2とのアライメント誤差が発生するため、これも考慮する必要がある。
図16は、上述した遮光マスクMKを設けた焦点検出センサー66を示す概略平面図である。図16を参照するに、斜線部が遮光マスクMKであり、各光電変換領域661乃至664において中央のラインセンサーから離れるほど曲率が大きくなる。また、遮光マスクMKは、図13に示したように、撮像素子50において、均等な開口を形成する。
なお、本実施形態では、対の光電変換領域663及び664のラインセンサー663a及び664aを用いて遮光マスクの一例を説明したが、対の光電変換領域661及び662についても同様である。なお、光電変換領域661及び662の場合には、数式4における近似は奇関数とならないが、良好にフィットする関数を適宜用いればよい。
また、本実施形態では、サブミラー40として回転楕円面の一部を用いる場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、フォールドレンズを用いた位相差方式の焦点検出光学系にも適用することができる。
このように、対の光電変換領域の受光領域を撮像レンズ10の合焦時に一致させると共に、光学像の移動方向に沿った形状の遮光マスクを焦点検出センサー60に設けることで、撮像レンズ10の合焦時からデフォーカスに至るまで、光学像の移動方向の直交方向において対の受光領域に視差が発生しない。これにより、撮像範囲内の広範囲において、高精度、且つ、高速に焦点状態を検出することができる。
また、遮光マスクの形状を各光電変換領域のラインセンサーにも反映することで、ラインセンサーの開口率を向上させることもできる。図17は、焦点検出光学系60の焦点検出センサー66の一例を示す概略平面図である。なお、図17では、カバーガラス側から見た光電変換素子を有するセンサーチップを図示している。対の光電変換領域661A及び662A、及び、対の光電変換領域663A及び664Aは、それぞれ図16に示した遮光マスクSMに近い形状を有する。
図18は、光電変換領域664Aのラインセンサー664Aaを示す拡大図である。ラインセンサー664Aaは、縦長矩形の光電変換部が光学像の移動方向に沿って階段状に配列されている。また、ラインセンサー664Aaの上下には、遮光マスクMKが形成されている。換言すれば、遮光マスクMKが、階段状のラインセンサーを滑らかな開口形状を有するラインセンサーにしている。従って、遮光マスクMKは、開口を滑らかにするために必要な最低量を設定することが可能となり、開口率を大幅に向上させることができる。なお、上述したように、光線の入射角度と半導体の製造プロセスのアライメント誤差は考慮しておく必要がある。
図1に戻って、制御部80は、焦点検出光学系60が検出した撮像レンズ10の焦点ずれの方向及びデフォーカス量に基づいて、撮像レンズ10が有する焦点調整レンズを制御し、撮像レンズ10の焦点を調整する。詳細には、制御部80は、後述するように、撮像レンズ10の焦点ずれの方向及びデフォーカス量に基づいて、焦点調整レンズの駆動量を算出し、かかる算出結果を図示しない撮像レンズ側制御部に送信する。かかる撮像レンズ側制御部は、制御部80からの焦点調整レンズの駆動量に基づいて、モーター等を介して焦点調整レンズを駆動する。
撮像装置1の動作について説明する。ファインダー観察時において、撮像レンズ10を透過した光は、主ミラー20で反射され、焦点板32に結像し、ペンタプリズム34及び接眼レンズ36を介して観察される。また、主ミラー20を透過した光は、サブミラー40で反射され、焦点検出光学系60に入射する。焦点検出光学系60は、上述したように、焦点検出センサー66上に一対又は複数対の像を形成し、撮像レンズ10の焦点状態を検出する。かかる検出結果に基づいて、制御部80及び図示しない撮像レンズ側制御部は、撮像レンズ10内に含まれるフォーカスレンズを駆動して、合焦状態を得る。
一方、撮像時(記録用画像の取得時)においては、主ミラー20及びサブミラー40は、撮像光路上から退避し、撮像レンズ10により形成された被写体像は、撮像素子50で撮像される。撮像装置1が用いる焦点検出光学系60は、遮光マスクによって、対の光電変換領域の受光領域を撮像レンズ10の合焦時からデフォーカスに至るまで一致させることができるため、撮像範囲内の広範囲において高精度、且つ、高速に焦点検出を行うことができる。これにより、撮像装置1は、高品位な画像を撮像することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての撮像装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す焦点検出光学系の焦点検出センサーを示す概略平面図である。 図2に示す焦点検出センサーの各光電変換領域に形成される光学像を示す概略平面図である。 図3に示す各光電変換領域を逆投影した状態の撮像素子(予定結像面)を示す概略平面図である。 位相差方式を用いた焦点検出において、対のラインセンサー(光電変換領域の受光領域)と像間隔を説明するための図である。 図1に示す焦点検出光学系の焦点検出センサーを示す概略平面図である。 図6に示す中心線を撮像素子(予定結像面)に逆投影した状態を示す図である。 図7に示す代表中心線J’のみを抽出した図である。 図2に示す撮像素子(予定結像面)における点像の移動を説明するための図である。 図2に示す撮像素子(予定結像面)における点像の2次元の移動を示す図である。 図10に示す中心線の各点における代表傾きを適当な長さの線分で表した図である。 図6に示す対のラインセンサーを逆投影した状態の撮像素子(予定結像面)を示す概略平面図である。 図12に示す対の逆投影像を示す拡大平面図である。 図6に示す一つのラインセンサーのみを示す拡大平面図である。 図1に示すラインセンサーの開口の概略断面図である。 遮光マスクを設けた焦点検出センサーを示す概略平面図である。 図1に示す焦点検出光学系の焦点検出センサーの一例を示す概略平面図である。 図17に示す光電変換領域のラインセンサーを示す拡大図である。 位相差検出方式を利用する焦点検出光学系の構成を示す概略断面図である。 従来の焦点検出光学系の絞り及び2次結像レンズを示す概略平面図である。 従来の焦点検出光学系のセンサーを示す概略平面図である。 従来の焦点検出光学系のセンサーの各光電変換領域に形成される光学像を示す図である。 撮像装置の予定結像面を示す概略平面図である。 従来の焦点検出光学系のセンサーを示す概略平面図である。 撮像装置の予定結像面を示す概略平面図である。 図25に示す逆投影像の拡大図である。
符号の説明
1 撮像装置
10 撮像レンズ
10a 射出瞳
20 主ミラー
40 サブミラー
50 撮像素子
60 焦点検出光学系
61 第1の平面ミラー
63 絞り
64 2次結像レンズ
65 第2の平面ミラー
66 焦点検出センサー
661乃至664 光電変換領域
663a及び664a ラインセンサー
80 制御部
MK 遮光マスク
OI1乃至OI1 光学像
OPI1及びOPI2 逆投影像
SL1及びSL2 ラインセンサー

Claims (6)

  1. 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、
    像高に応じて変化する前記像の移動方向に基づく曲線形状を有し、前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、
    前記光電変換素子に入射する光束を遮光する曲線形状の遮光マスクを有し、
    前記曲線形状は、前記光電変換素子の外側に向かって曲率が大きくなることを特徴とする焦点検出装置。
  3. 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、
    前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有し、
    前記遮光マスクは、前記撮像レンズの結像面において、均等な開口を形成することを特徴とする焦点検出装置。
  4. 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置であって、
    前記光電変換素子に入射する光束を遮光する遮光マスクを有し、
    前記遮光マスクは、像高に応じて変化する前記像の移動方向の略直交方向における視差を前記撮像レンズのデフォーカス状態において発生しない形状を有することを特徴とする焦点検出装置。
  5. 撮像レンズを介して被写体像を撮像する撮像装置であって、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の焦点検出装置と、
    前記焦点検出装置の検出結果に基づいて、前記撮像レンズを駆動する駆動手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  6. 撮像レンズからの光束を分割して少なくとも一対の像を形成し、前記少なくとも一対の像を光電変換する光電変換素子を有し、前記光電変換素子からの信号に基づいて、前記撮像レンズの焦点状態を検出する焦点検出装置の前記光電変換素子に設けられる遮光マスクの形成方法であって、
    前記撮像レンズの結像面において、像高に応じて変化する前記像の移動方向に沿った曲線を算出するステップと、
    前記算出ステップで算出した前記曲線に基づいて、前記結像面における前記遮光マスクの形状を決定するステップと、
    前記決定ステップで決定した前記遮光マスクの形状を前記光電変換素子上に投影するステップとを有することを特徴とする形成方法。
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