JP2007009388A - ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、および同メッシュ状物を用いたコンクリート構造物の補修または補強工法 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、および同メッシュ状物を用いたコンクリート構造物の補修または補強工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 取扱い性、施工性に優れ、低温環境下でも十分なコンクリートの剥落防止効果を有するコンクリート補強または補修用ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物およびそれを用いたコンクリート構造物の補修または補強工法を提供すること。
【解決手段】 コンクリート構造物の補修または補強用メッシュ状物をポリオレフィン系樹脂で構成し、かつ片面のみを濡れ指数34mN/m以上に改質し、このメッシュ状物の非改質面を被補修または被補強コンクリート構造物側として覆工するコンクリート構造物の補修または補強工法とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート製のトンネル、高架車道、橋梁、建築物などの構造物からのコンクリート片剥落の防止、剥落部の補修に好適なポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、およびそれを用いたコンクリート構造物の補修または補強工法に関するものである。
近年、海岸またはその付近にある鉄筋コンクリート構造物が海塩粒子によって塩害を受けたり、海水と接触する鉄筋コンクリート構造物に塩分が侵入したりすることによる鉄筋の腐食、膨張によりそれらの構造物が劣化することや、酸性雨や工場の薬品等コンクリートに有害な物質により表層が脆弱化することなどによるコンクリートの劣化、あるいは、車両通行量の増大、積載量の増大、高速化等による構造物への過負荷などから、コンクリート構造物の表面部分が剥落したり、コンクリート構造物自体が劣化してきていることが大きな問題となっている。
その劣化したコンクリートの剥落を防止する工法や、剥落した部分を補修する各種工法やその材料等が種々検討されている。その中で、予め表面層となる保護層とコンクリート構造物への貼着層とを有する積層体とし、これらの層間に繊維基材からなる補強層を介在させた補修または補強用シートにおいて、繊維基材として、有機繊維や無機繊維等を不織布、織布加工したシート状物を用いたものが、施工の容易化、品質の安定化を図られるとして提案されている。(特許文献1参照)
また、従来において、補修または補強用の種々の繊維基材が提案されているが、その材質としてはコンクリートとの密着性などの観点から、現在はビニロン繊維製のシート状物が主に用いられている。
ビニロン繊維の剥落防止用繊維シートとしては、ビニロン繊維の強度、伸度、ヤング率、繊維シートの強度等を所定の範囲とすることが提案されている。(特許文献2参照)
一方、ビニロン繊維による剥落防止用繊維シートでは、−30℃程度の低温下においては、繊維の脆化により補強効果が低下し、コンクリートが剥落する懸念がある。
しかし、特許文献1および特許文献2には、−30℃程度の低温下での問題点や対策についての記載はない。
また、剥落防止用または補修用シートは、コンクリート構造物の変動が生じた際に十分な補強効果を発揮する必要があり、適度の強度と伸度を有している必要がある。
繊維の低温脆化を考慮して、ポリオレフィン系樹脂からなる繊維を選択したとしても、施工に使用される接着剤や上塗り樹脂との関係で、繊維シート(メッシュ状物)の表面処理をいかにすれば、有効な補強効果を有するかは、未だ検討されていない。
さらに、補強・補修用シートとして、対象コンクリート構造物の補強・補修箇所により追随し易い補強シートが、取り扱い性、施工性から望まれているが、これらの要求を満足するものは、未だ得られていない。
特開2002−256707号公報 特開2004−238757号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、取扱い性、施工性に優れ、低温環境下でも十分なコンクリートの剥落防止効果を有するコンクリート補強・補修用ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物およびそれを用いたコンクリート構造物の補修または補強工法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物が低温環境下でもコンクリートの剥落防止効果を有し、またメッシュ状物の片面のみを改質して濡れ性を向上すること、メッシュ状物を加熱・加圧すること等で上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、
(1)コンクリート構造物の補修または補強用メッシュ状物であって、該メッシュ状物がポリオレフィン系樹脂からなり、かつ片面のみを濡れ指数34mN/m以上に改質してなることを特徴とするポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(2)改質された面または非改質面のいずれかに識別標識を設けてなる(1)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(3)前記識別標識が着色糸または着色細幅テープである(2)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(4)前記識別標識は、メッシュ状物の幅方向端部から所定の間隔で施され補強または補修工事におけるメッシュ状物の重ね合わせ部位の標識を兼ねるものである(2)または(3)に記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(5)前記ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物が、織布、網、編布、不織布および積層布からなる1種または2種以上である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(6)前記織布、網、または積層布が、(a)ポリオレフィン系樹脂からなる芯成分と(b)該芯成分の融点よりも20℃以上低い融点を有するポリオレフィン系樹脂からなる鞘成分とからなる鞘芯型複合繊維の鞘成分を融合させた海島型複合糸から構成され、該複合糸の交点を熱融着してなる(5)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(7)前記積層布が、前記海島型複合糸を、経方向、斜方向、逆斜方向の少なくとも3方向に積層し、積層した海島型複合糸同士を熱融着してなる経一層または経二層の3軸積層布である前記(6)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(8)前記経一層及び経二層のうちのいずれか一層の経糸において、両端から所定間隔の経糸に原着の前記海島型複合糸を配して識別標識としてなる(7)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(9)前記ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物をさらに加熱・加圧処理してなる前記(6)〜(8)のいずれかに記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物、
(10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物の非改質面を被補修・被補強コンクリート構造物側として覆工するコンクリート構造物の補修または補強工法、
(11)(4)または(8)記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物を使用し、該メッシュ状物の非改質面を、被補修または被補強コンクリート構造物側とする一方、重ね合わせ部識別標識を基準として該メッシュ状物を幅方向に順次重ね合わせて覆工することを特徴とするコンクリート構造物の補修または補強工法
を提供するものである。
本発明のコンクリート構造物の補修または補強用ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物は、ポリオレフィン系樹脂で構成しているので、−30℃程度の低温環境下でも、脆化することなく、コンクリートの剥落防止の効果を発現できる。
また、メッシュ状物の上塗り樹脂側の濡れ性を改質し、非改質側を被補修または被補強コンクリート構造物側に配置して覆工することによって、コンクリート構造物側からの荷重に対する許容変位が大きくなって、より有効にコンクリートの剥落防止の補強効果を発現できる。
改質された面または非改質面のいずれかに識別標識を設けたポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物とし、これを用いて工事仕様通りに覆工すれば、改質面は確実に所定の方向となって、設計仕様を満足する補強または補修工事ができる。
さらに、メッシュ状物に加熱・加圧処理を施すと、メッシュ状物の可撓性が増して、取扱性、作業性、施工時の被補修または被補強コンクリート構造物へのフィット性が向上して、見栄えのよい覆工が可能となる。
識別標識がメッシュ状物の幅方向端部から所定の間隔で施され補強または補修工事におけるメッシュ状物の重ね合わせ部位の標識を兼ねるメッシュ状物を使用すると、重ね合わせ作業が容易となり、かつ重ね合わせ寸法が一定となって、補強強度の確保、美麗な仕上がり、メッシュ材費の一定化を図ることができる。
また、本発明のコンクリート構造物の補修または補強工法は、前記ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物を使用した、低温環境下でも有効なコンクリート剥落防止補強・補強工法であり、メッシュ構造物が適度の面状剛性を有しているので施工時に単体で取扱いが可能で、かつ被補修・被補強コンクリート構造物へのフィット性に優れるので、他の繊維シートのように施工後に繊維シートの保持のためのフィルムなどの基材シート(特開2001−73560号公報参照)を使用したり、施工後に除去する必要もないので、コストの低減と施工の簡略化が図れる。
本発明のコンクリート構造物の補修または補強用ポリオレフィン樹脂製メッシュ状物は、該メッシュ状物がポリオレフィン系樹脂からなり、かつ片面のみを濡れ指数34mN/m以上に改質する。
本発明のメッシュ状物に使用できるポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン、プロピレン、ブテン−1等のα−オレフィンの2元共重合体、または3元共重合体等が挙げられる。また、本発明において、メッシュ状物としては、開口率が30%以上の繊維あるいは複合糸による織布、網、編布、不織布および積層布や、プラスチックシートの延伸物等で補強効果のあるもを使用できる。
開口率が30%未満では、接着剤や、上塗り樹脂、下塗り樹脂等がメッシュ状物に侵入しにくく補強効果が期待できない。
表面改質は、接着剤等の濡れ性を向上させ接着強度を向上させるために行う。ここで、両面を改質して接着強度を向上すると、コンクリート構造物側からの荷重に対して、補強層が全体として挙動し、比較的少ない変位で降伏荷重に到達し、それに伴いメッシュ状物が破壊しやすい。しかし、片面のみを改質すると、コンクリート構築物とメッシュ状物の接着が比較的弱く、この部分がまず剥離され、しかる後、補強層側に荷重が伝播されるので、変位を大きくできるため、本発明においては片面のみを改質する。
表面改質は、少なくとも濡れ指数34mN/m以上とする。濡れ指数が34mN/m以上であれば、十分な接着強度が得られる。
より好ましくは、56mN/m以上とし、半年程度の保管でも濡れ指数34mN/m以上を保持可能とすれば、メッシュ状物の可使用期間が延長でき、保管管理にゆとりがもてる。
濡れ指数を34mN/m以上とするには、メッシュ状物の表面を、コロナ放電処理、プラズマ処理など乾式の表面処理をすることにより達成するのが、簡便である。
改質された面または非改質の面には、識別標識を設けることが望ましい。これは、改質面と非改質面で、補強用樹脂との接着性や補強材としての破壊挙動が異なり、メッシュ状物の使用方向を厳密に特定する必要があるので、工事時に改質面の特定を容易かつ確実に行うためである。また、竣工検査等における補強材のチェック項目とすることもできる。
識別標識は、改質面側に施すのが一般的であるが、メッシュ状物は面状物なので、識別標識のない面を改質面とすることも任意である。
識別標識は、メッシュ状物の表面化改質処理前、または処理後のいずれに設けてもよく、
処理前に設ける場合には、メッシュ状物を構成する繊維、糸に識別可能なものを使用するか、メッシュ状物の構成繊維等とは関係なく、連続する着色糸、着色細幅テープ等をメッシュ状物の片面に貼着または縫着する方法等を挙げることができる。あるいは、メッシュ状物が印刷可能である場合には、線状の着色印刷等であってもよい。
表面改質処理前に識別標識を施した場合には、その後、その特定面に表面改質処理を施せばよい。
また、表面改質処理後に識別標識を付す場合もメッシュ状物の特定面に、表面処理工程に連続して、または事後に、連続する着色糸、着色細幅テープ等を付すか、印刷等を行えばよい。
いずれにしても、識別標識はメッシュ状物の目合い、あるいは、メッシュ状物の面の接着強度等に悪影響を及ぼさないものであることを要し、この観点からメッシュ状物と近似した材質、すなわち、ポリオレフィン系樹脂製で細いものが望ましい。
識別標識をメッシュ状物の幅方向端部から所定の間隔で施し、補強または補修工事におけるメッシュ状物の重ね合わせ部位の標識を兼ねるものとすることが、補強工事等の施工性、事後検査、確認等の観点から望ましい。
幅方向につなぎ合わせて施工する場合、一般に重ね合わせ部は、その幅の10%程度であるので、幅方向の左右端部から10(5〜15)%幅とするなど、所定の寸法で識別標識を設けることが望ましい。
この場合の識別標識は、重ね部分の全幅を着色糸等にしてもよいし、重ね合わせ部の境界部(端部)のみを着色糸等による線状の識別標識線としてもよい。
本発明のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物は、織布、網、編布、不織布および積層布からなる1種または2種以上の組み合わせから選択できる。
積層布は、組布とも呼ばれるもので、経方向、斜方向、逆斜方向の少なくとも3方向に積層した3軸のものを一般的に使用できる。積層布の製造は、例えば特開平11−20059号公報に記載の方法により製造できる。
本発明のメッシュ状物の織布、網、または積層布を構成する基材は、(a)ポリオレフィン系樹脂からなる芯成分と(b)該芯成分の融点よりも20℃以上低い融点を有するポリオレフィン系樹脂からなる鞘成分とからなる鞘芯型複合繊維の鞘成分を融合させた海島型複合糸から構成され、該複合糸の交点を熱融着したものが好適である。芯成分と鞘成分の好適な組み合わせとしては、例えば、芯成分としてアイソタクチックポリプロピレン(mp=163℃)、鞘成分として直鎖状低密度ポリエチレン(mp=110℃)を用いる組み合わせが挙げられる。
かかる、海島型複合糸は、例えばスピンドロー方式により、定法の複合紡糸設備、芯鞘型複合紡糸ノズルを用い、所定の鞘/芯断面比となるように紡糸し、直結する延伸装置に導いて、飽和水蒸気圧下で延伸し、延伸と共に鞘成分で繊維間を融合して得ることができる。また、特開2003−326609号公報に記載の方法により製造することができる。
複合糸の交点の熱融着は、織布、網、または積層布等を海成分の融点以上に加熱されたローラー押圧などの方法で達成できる。
本発明のメッシュ状物には、前記海島型複合糸を、経方向、斜方向、逆斜方向の少なくとも3方向に積層し、積層した海島型複合糸同士を熱融着してなる経一層または経二層の3軸積層布を使用することが、複合糸の使用効率や、積層布の物性、経済性等から望ましい。
3軸積層布のメッシュ状物においては、識別標識は、経糸に着色したものが、識別性、経済性、メッシュ状物の強度保持性、意匠性等の観点で望ましい。
経一層の3軸積層布の場合は、当該一層の経糸の幅方向左右両端部から所定位置および/または中央部等に着色された経糸を配置すれば、この経糸上に斜方向糸、逆斜方向糸を積層されるので、経糸は、斜方向糸、逆斜方向糸と交互に上下することなく直線状を呈している。従って、識別標識としての着色された経糸は直線状として識別されるので、メッシュ状物の面を確実に特定でき、また、重ね部分の標識を兼ねる場合も、明確に識別でき、施工能率の向上を図ることができる。
経二層3軸積層布の場合は2つの経層のうちのいずれか一層の経糸において、上述同様に両端から所定間隔の経糸に着色された経糸を配置すれよい。
3軸積層布の構成糸として、前記海島型複合糸を用いるときは、識別標識として原着(原液着色)の海島型複合糸を用いればよい。
原着海島型複合糸は、前記の(a)ポリオレフィン系樹脂からなる芯成分と(b)該芯成分の融点よりも20℃以上低い融点を有するポリオレフィン系樹脂からなる鞘成分とからなる鞘芯型複合繊維の鞘成分を融合させた海島型複合糸において、芯成分に所定の顔料マスターバッチを添加して溶融紡糸する方法が、紡糸工程の安定性、濃色にし易い、製造コストが安価で多品種化への対応がし易いことなどの点で望ましい。
また、経二層3軸積層布の場合、全体の経糸本数は一層の場合と同じにして、二層の経糸の相互の配置を上面から見て交互にすれば、加熱・加圧処理後の最終段階で積層布の厚みを、経一層3軸積層布と略同一にすることができる。このような経糸配置の場合、上下の経糸層が斜向層、逆斜向層を上下から把持した構成で経一層3軸積層布と同一目付のものを得ることができる。
ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物をさらに加熱・加圧処理して、メッシュ状物全体を薄肉とすれば、柔軟となって、メッシュ状物の可撓性を増すことができる。
加熱温度は、海成分の融点近傍とし、前記と同様に、ローラー押圧などの方法により行えばよい。
本発明のコンクリート構造物の補修または補強工法では、前記(1)〜(9)のいずれかに記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物の非改質面を被補修または被補強コンクリート構造物側とし、濡れ性改質側を上塗り樹脂側とする。逆にすると、補強層とコンクリート構造体との接着が強すぎて、荷重に対する許容変位が小さくなって、上塗り樹脂の脱落を有効に予防できないおそれがある。
また、本発明の工法では、ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物は、熱可塑性なので、被補強または被補修対象物の形状に、メッシュ状物を予め熱賦形したものも使用できる。
さらに、本発明の工法において、改質面または非改質面を特定するための識別標識を設けたポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物を、その識別標識を付された面を所定の方向とし、かつ、幅方向に連続して重ね合わせて使用する場合は、重ね合わせの識別標識を基準に順次繋ぎ合わせて使用すればよく、その配置作業は目視により簡単に行うことができる。
このため、覆工工事の能率化、標準化、補強または補修強度の一定化等を図ることができる。
以下、本発明を実施例及び比較例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<海島型複合糸の製造>
芯成分にアイソタクチックポリプロピレン(mp=163℃)、鞘成分にメタロセン触媒による直鎖状低密度ポリエチレン(mp=110℃)を使用し、定法の複合紡糸設備、芯鞘型複合紡糸ノズル(240ホール)を用い、鞘/芯断面比が30/70となるように260℃で紡糸し、直結する延伸装置に導いて、0.42MPa、145℃の飽和水蒸気圧下で、延伸倍率13倍で延伸を行い、延伸と共に鞘成分で繊維間を融合したトータル繊度1850dtex、フィラメント数240本の、芯のポリプロピレンを島成分、鞘の直鎖状低密度ポリエチレンを海成分とする海島型複合糸を得た。(スピンドロー方式)
この有機繊維強化熱可塑性樹脂複合材である海島型複合糸の引張強度は、6.5cN/dTex、伸度は、15%、ヤング率は、92.0cN/dTex、140℃で測定した熱収縮率は、5.0%であった。
<原着海島型複合糸の製造>
芯成分の上記アイソタクチックポリプロピレンに顔料濃度が2%になるように緑色のマスターバッチ(大日本インキ化学工業社製、GREEN 6938(E)Z)を添加したほかは、前記海島型複合糸の製造条件と同一で緑色海島型複合糸を得た。
<メッシュ状物の製造>
得られた海島型複合糸を、積層布製造装置に配置し、経方向、斜方向および逆方向の3方向に、経糸、斜交糸および逆斜交糸を10mmピッチで積層し、次いで表面温度150℃の加熱ローラーで接触加熱して複合糸の海部樹脂を溶融し各層の複合糸が接着した3軸のメッシュ状物1を得た。
<識別標識入りメッシュ状物の製造>
上記の3軸メッシュ状物において、メッシュ状物の斜交糸および逆斜交糸における折返し点は、通常「耳」として切断除去されるので、幅方向の左右端部側において、その切断部位から100mmの位置に各々緑色海島型複合糸を各1本、また、幅方向中央部に1本配置した経糸配列(整経)をピッチ10mmで行い、その上に斜交糸および逆斜交糸をピッチ10mmで積層し、さらにこの経一層3軸積層布の上面に経糸層を前記下層と同一ピッチで、かつ下層の中間位置に配置して、上下に経糸層を有し、下層に識別標識を有する目付け、65g/m2、幅1000mm(耳処理後有効幅)経二層3軸積層布によるポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物2を得た。
<メッシュ状物の表面改質処理>
連続したメッシュ状物1,2をコロナ放電処理装置(春日電機社製、機種名:発振器AGI−023、電極アルミ製6山)に通して、電圧、処理速度等を変更して、メッシュ状物の改質度合いを調整した。メッシュ状物2については、緑色海島型複合糸が配置された面にコロナ放電処理を施した。
また、表面改質度の評価方法は、後述するJIS K6768による濡れ性試験方法を用いた。
<メッシュ状物の加熱・加圧処理>
メッシュ状物の柔軟化を図るため、100℃および110℃、圧力20Mpa(200kg/cm2)でプレス加工した。
メッシュ状物1について、補強材としての各性能を下記の方法で測定した。
<押し抜き試験サンプルの作製および評価>
日本道路公団規格、JHS424:2004、「はく落防止の押抜き試験方法」に準拠して、コンクリート構造物の表面に形成される補強層の性能を評価した。
JIS A5372に規定されている上ぶた式U形側溝(ふた)の呼び名300(400×600×60mm)(以下、「U形ふた」という。)を使用した。
このU形ふた中央部をφ100mmの形状でコンクリート用コアカッターによりコア抜き(穿孔)した。コア抜き方向は、裏面(メッシュ状物接着施工面の反対面)より55mm±0.5mmで行った。
U形ふたを20℃に保たれた水中に24時間水浸させた後、水中からU形ふたを取り出して、穿孔が形成されている側の面を底面とし、この底面と対向する面を表面として、この表面の水分をウエスで拭き取った。
次いで、前記表面にプライマーを塗布し、下塗り樹脂塗膜を形成した後、メッシュ状物を載置し、さらに上塗り樹脂層を形成して、補強層を形成した。プライマーとしては、エポキシ樹脂系プライマーに変性ポリアミンを添加したものを用い、下塗り樹脂塗膜及び上塗り樹脂塗膜にはエポキシ系樹脂を用いた。
プライマーの使用量を0.25kg/m2とした。下塗り樹脂塗膜を形成する合成樹脂の使用量を0.50kg/m2とした。上塗り樹脂層を形成する合成樹脂の使用量は、 0.50kg/m2とした。
次いで、補強層形成後、常温で補強層を1週間養生した。
次いで、補強層の形成されたU形ふたを、穿孔が形成されている側の面を上面として、スパン400mmにてH鋼上にガタがないように載置した。
次いで、穿孔底面の中央部に鉛直、均等に荷重がかかるように、球座などを介して、ロードセルで穿孔底面に載荷した。
速度5mm/minで載荷してコア部を破壊後、1mm/minで押抜き試験を行い、押抜き最大荷重(最大耐荷力)および破断荷重および変位をチャートに記録した。また、最大点変位時の状態を写真撮影し、樹脂の剥落の有無を評価した。
<表面改質度の評価>
JIS K6768による濡れ性試験方法に準拠し、濡れ性標準試薬(和光純薬工業社製)を用い測定した。
<柔軟性の評価>
JIS L 1096−1990に規定されている剛軟度A法(カンチレバー法)にて測定した。
実施例1〜4、比較例1〜5、参考例1
前記メッシュ状物1を100℃で熱プレスして、見かけ厚み0.20mm、剛軟度90.0mmのメッシュ状物を得、その片面のみに、コロナ放電処理し、処理レベルとして初期処理面の濡れ指数が56mN/mのメッシュ状物を得て、処理面を上(実際の補強時には、補強層側)にして押し抜き試験サンプルを調整した実施例1、処理面を下(実際の補強時には、コンクリート構造物側)とした比較例1、処理レベルを39mN/mとし、処理面を上とした実施例2、処理面を下とした比較例2について、押し抜き試験をして樹脂脱落の有無を観察した。
また、熱プレス条件を110℃として、見かけ厚み0.14mm、剛軟度65.0mmのメッシュ状物の片面のみにコロナ放電処理し、処理レベルとして初期処理面の濡れ指数が前記同様の実施例3,4、比較例3,4を得て同様に試験した。
また、参考例1として、熱プレス処理なしで両面に処理し42mN/mとしたメッシュ状物を、2ヶ月経過後、37mN/mとなった段階で試験サンプルを調整したもの、表面処理、プレス処理を全く施さない比較例5について試験した。
これらの結果をまとめて、表1に示す。
Figure 2007009388
実施例1,2,3,4の比較から、コロナ処理レベルを変えても、濡れ指数が34mN/m以上あれば、十分な押し抜き荷重と長い変位が保持されており、プレス条件を変えても、同様の性能が保持されている事がわかる。
また、これらの実施例と対応する比較例の対比から、処理面を下とすると、最大点変位、破断点変位が小さくなり、樹脂の脱落が観察される。
実施例5および参考比較例5
−30℃での補強強化をビニロン製メッシュ状物と比較した。
実施例5として実施例1と同一のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物1、参考比較例5として、コンクリート補強用の10mm目合いの3軸積層布であるビニロン製メッシュ状物(使用繊維2000dTex)を用い、プライマーとしては、エポキシ樹脂系プライマーに変性ポリアミンを添加したものを用い、下塗り樹脂塗膜及び上塗り樹脂塗膜にはエポキシ系樹脂を用いた。
−30℃雰囲気からサンプルを取出し後、直ちに20℃の環境下で前述同様の押し抜き試験を行った。押し抜き試験における10〜50mm変位点での荷重、最大荷重およびその変位等の結果をまとめて表2に示す。
Figure 2007009388
本発明のポリオレフィン系メッシュ状物による実施例5とビニロン製メッシュ状物による参考比較例5の結果を対比すると、−30℃保管直後では、参考比較例5では、10mm以下の変位で補強層がほぼ破壊し、僅か10.6mmの変位で最大荷重点に到達し、その荷重も1.21kNで、極めて脆い性質を示しているのに対して、実施例5では、最大荷重変位点33.8mm、最大荷重2.89kN、変位50mm点でも2.35kNの耐力を有しており、補強層として優れた挙動を示している。
以上より、本発明のポリオレフィン樹脂系メッシュ状物は、コンクリート構造物の補強または補修用補強材として極めて優れている。
実施例6
図2に左側端部について表裏反転状に示したように、幅1000mmで両端部から100mmの位置、および中央500mmの位置の(下)経糸11を緑色原着海島型複合糸12とし、その上に斜交糸13、逆斜交糸14、(上)経糸15を順次積層して、(下)経糸層に連続した直線状の識別標識を施したポリオレフィン樹脂系メッシュ状物を100℃で熱プレスして、見かけ厚み0.20mm、剛軟度90.0mmのメッシュ状物を得、緑色の直線状の識別標識面側のみに、コロナ放電処理し、処理レベルとして初期処理面の濡れ指数が56mN/mの3軸メッシュ状物2を準備した。
これを、高さ3m、長さ6mのテスト用コンクリート垂直壁面に高さ2m、幅約4m貼着するメッシュ状部の貼付補強施工テストを行い、施工性を評価した。
右側より左へ順次移行することとし、メッシュ状物を幅4枚単位で貼付する、幅3.4mを1ブロックとして施工することとした。
この第1のブロックのコンクリート壁面に、エポキシ系プライマー(アイカ工業社製:商品名:クリートコートEXプライマー)を0.3kg/m2の使用量で塗布した後、エポキシ系下塗り含浸樹脂(アイカ工業社製:商品名:ジョリシールJBX-119)を0.5kg/m2の割合で塗布し、表面処理済の3軸メッシュ状物の長手方向を上下、緑色識別標識(糸)面を手前として貼付け、次いで、この第1のメッシュ状物2の左側重ね合わせ部識別標識に第2のメッシュ状物の右側端部を重ね貼付し以下順次、第3、第4のメッシュ状物を貼付した。この貼付施工性テストにおいて、下塗り含浸樹脂塗布後の4枚のメッシュ状物の貼付所要時間が、識別標識を有しないメッシュ状物の場合より、約30%短縮され、施工性が向上した。
また、識別標識を有しないメッシュ状物では、定尺に切断した後、表面処理面にマジックインク等で目印を付し、重ねあわせ部にも線引きするなどの準備を要したが、これらの作業も要せず、工数を削減できた。さらに、重ね合わせ過ぎによる施工時のメッシュ状物の不足や、重ねあわせ不足による施工面でメッシュ状物の余りなどの問題が発生せず、容易に計画通り施工ができた。
本発明のコンクリート構造物の補修または補強用ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物は、ポリオレフィン系樹脂で構成しているので、−30℃程度の低温環境下でも、脆化することなく、コンクリートの剥落防止の効果を発現でき、また、メッシュ状物の上塗り樹脂側の濡れ性を改質し、非改質側を被補修または被補強コンクリート構造物側に配置して覆工することによって、コンクリート構造物側からの荷重に対する許容変位が大きくなって、より有効にコンクリートの剥落防止の補強効果を発現できるので、コンクリート構造物の覆工に利用できる。
また、改質された面または非改質面のいずれかに識別標識を設けたポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物とし、これを用いて工事仕様通りに覆工すれば、改質面は確実に所定の方向となって、設計仕様を満足する補強または補修工事ができる。
さらに、メッシュ状物に加熱・加圧処理を施すと、メッシュ状物の可撓性が増して、取扱性、作業性、施工時の被補修または被補強コンクリート構造物へのフィット性が向上して、見栄えのよい覆工が可能となる。
また、識別標識がメッシュ状物の幅方向端部から所定の間隔で施され補強または補修工事におけるメッシュ状物の重ね合わせ部位の標識を兼ねるメッシュ状物を使用すると、重ね合わせ作業が容易となり、かつ重ね合わせ寸法が一定となって、補強強度の確保、美麗な仕上がり、メッシュ材費の一定化を図れ、標準化された補強または補修工事ができる。
押し抜き試験サンプルの作製方法を示す説明図である。 本発明の識別標識を有するメッシュ状物の左側端面部の説明図である。
符号の説明
1 U形ふた
2 プライマー
3 下塗り樹脂
4 メッシュ状物
5 コロナ処理面
6 上塗り樹脂
7 穿孔(コア部)
10 メッシュ状物2
11 (下)経糸(層)
12 原着糸(識別標識)
13 斜交糸(層)
14 逆斜交糸(層)
15 (上)経糸(層)

Claims (11)

  1. コンクリート構造物の補修または補強用メッシュ状物であって、該メッシュ状物がポリオレフィン系樹脂からなり、かつ片面のみを濡れ指数34mN/m以上に改質してなることを特徴とするポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  2. 改質された面または非改質面のいずれかに識別標識を設けてなる請求項1記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  3. 前記識別標識が着色糸または着色細幅テープである請求項2記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  4. 前記識別標識は、メッシュ状物の幅方向端部から所定の間隔で施され補強または補修工事におけるメッシュ状物の重ね合わせ部位の標識を兼ねるものである請求項2または3に記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  5. 前記ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物が、織布、網、編布、不織布および積層布からなる1種または2種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  6. 前記織布、網、または積層布が、(a)ポリオレフィン系樹脂からなる芯成分と(b)該芯成分の融点よりも20℃以上低い融点を有するポリオレフィン系樹脂からなる鞘成分とからなる鞘芯型複合繊維の鞘成分を融合させた海島型複合糸から構成され、該複合糸の交点を熱融着してなる請求項5記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  7. 前記積層布が、前記海島型複合糸を、経方向、斜方向、逆斜方向の少なくとも3方向に積層し、積層した海島型複合糸同士を熱融着してなる経一層または経二層の3軸積層布である請求項6記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  8. 前記経一層及び経二層のうちのいずれか一層の経糸において、両端から所定間隔の経糸に原着の前記海島型複合糸を配して識別標識としてなる請求項7記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  9. 前記ポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物をさらに加熱・加圧処理してなる請求項6〜8のいずれか1項に記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物の非改質面を、被補修または被補強コンクリート構造物側として覆工することを特徴とするコンクリート構造物の補修または補強工法。
  11. 請求項4または請求項8記載のポリオレフィン系樹脂製メッシュ状物を使用し、該メッシュ状物の非改質面を、被補修または被補強コンクリート構造物側とする一方、重ね合わせ部識別標識を基準として該メッシュ状物を幅方向に順次重ね合わせて覆工することを特徴とするコンクリート構造物の補修または補強工法。

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