JP2007008671A - 配送順決定装置および配送順決定方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送順決定の処理を簡単化して通常のパーソナルコンピュータ等を用いて短時間で計算可能にすること。また、データ入力を減らし、運用工数を従来に比べて少なくすること。
【解決手段】幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を予めハードディスク28に登録しておき、マウス27から幹線経路を指定すると、CPU21が、配送先情報と前記指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた各稼動車両による配送経路を決定する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、配送品を複数の配送先に配送する際の配送順を決定する配送順決定装置および配送順決定方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
特開平06−273181号公報(特許文献1)では、道路の交差点や曲点について、座標変換し、位置、接続、方向を含む経路デ−タでなる道路地図を作成し、配送情報や渋滞状況なども加味して最適経路を決定する経路決定方法が開示されている。
また、特開平07−234997号公報(特許文献2)では、配送、実績、統計データに基づき、道路事情の変動の考慮、急なオーダーの変更や取消しに対応した遺伝的ニューロ処理を行い最適の配車計画案を選出する配車計画立案方法が開示されている。
さらに、特開平08−115495号公報(特許文献3)では、所定の条件により車両数に対応してエリア全体を動的に複数の塊(分割エリア)に分け、更に各塊内での最短時間の配送ルートを作成する自動配車装置が開示されている。
また、特開2002−308439号公報(特許文献4)では、積載許容スペース又は積載許容重量に空きがある車両を適宜組み合わせて配車し、又定期便と非定期便等複数車両の組合せで配車計画を立案する荷物配送システムが開示されている。
特開平06−273181号公報 特開平07−234997号公報 特開平08−115495号公報 特開2002−308439号公報
上述したように従来の技術では、配送時間を考慮しつつ、道路の交差点や一方通行や右折禁止等の交通規制等を考慮して最適な経路を算出している
そのため、従来の技術では、具体的経路まで算出するために計算時間が長くなってしまう。また、実用的な計算時間を実現しようとすれば、それなりのスペックを備えたハードウェアが必要となり、ハードウェアコストが高くなってしまう。さらに、プログラムが複雑になりソフトウェアのコストも高くなってしまう。
また、従来の技術では、交通規制や混雑状況を基礎データとして与える必要があるため、運用コストが高くなってしまう。
そして、いかに細かいデータを入力して精密な予想をしたとしても、突発的な渋滞(故障車、事故、緊急工事、イベントの催行)等で、計算した配送時間と実際の配送時間は一致しなくなってしまう場合も多いのが現実である。
また、従来の技術では、配送先毎に細かく時間指定をしているため、ドライバにストレスを与え、焦りを生じさせ、交通事故の誘因にもなりかねない。さらに、算定された経路を固守しようとすれば、かえって当日の道路状況に基づく最適な配送経路選択ができなくなってしまうという多々の問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を予め登録しておき、幹線経路を指定し、配送先記憶手段に記憶される配送先情報と前記指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた前記各稼動車両による配送経路を決定することにより、幹線経路に沿って車両割当、配送順を決定する処理を行うだけなので、処理が簡単であるため通常のパーソナルコンピュータ等を用いて短時間で計算可能であり、ハードウェア及びソフトウェア共にコストを安く提供することができ、また、従来のように経路情報、交通規制、混雑状況等の細かいデータを入力する必要がなく、データ入力を少なくして運用工数を従来に比べて少なくすることができ、さらに、遠い配送先から優先して配送経路に含めて行くので、時間的誤差が生じた場合でも、他の車両によるカバーを容易にすることができる配送順決定装置および配送順決定方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明によれば、複数の幹線経路と各幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を記憶するアクセス経路記憶手段と、配送当日の配送予定の前記配送先を特定する配送先情報を記憶する配送先記憶手段と、配送先に配送する配送品を特定する配送品情報を記憶する配送品記憶手段と、配送当日の稼動可能車両の台数を含む稼動台数情報を記録する車両情報記憶手段と、幹線経路の指定を認識する幹線経路認識手段と、前記配送先記憶手段に記憶される配送先情報と前記幹線経路認識手段により指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた前記各稼動車両による配送経路を決定する配送経路決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を予め登録しておき、当日の配送先の分布に応じて複数ある幹線経路の中から適切な幹線経路を指定し、配送先記憶手段に記憶される配送先情報と前記指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた前記各稼動車両による配送経路を決定するので、幹線経路に沿って車両割当、配送順を決定する処理を行うだけなので、処理が簡単であるため通常のパーソナルコンピュータ等を用いて短時間で計算可能であり、ハードウェア及びソフトウェア共にコストを安く提供することができる。
また、従来のように経路情報、交通規制、混雑状況等の細かいデータを入力する必要がなく、データ入力を少なくして運用工数を従来に比べて少なくすることができる。
さらに、幹線経路による車両割当、配送順を決めるだけなので、当日の道路状況に応じて、ドライバの判断で、柔軟かつ最適な配送経路を選ぶことができる。
また、上述したように遠い配送先から優先して決めていくので、未割当てとなる配送先は、物流拠点(倉庫や店舗等)に近いものだけとなり、早く遠方の配送を終えた車両が速やかに荷積みして配送することができる等の効果を奏する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す配送順決定装置を提供可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の配送順決定装置はを適用可能な情報処理装置はパーソナルコンピュータ等である。この情報処理装置は、図1に示すように、例えば、CPU21と、RAM22と、ROM23と、LANアダプタ24と、ビデオアダプタ25と、キーボード26と、マウス27等のポインティングデバイスと、ハードディスク28と、CD−ROMドライブ29,DVD−ROMドライブ等の記録媒体ドライブ(記録媒体ドライブ)とを備え、これらがシステムバス20を介して互いに接続されている。
CPU21は、ROM23、ハードディスク28、又はCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM22上で実行することにより、装置全体を統括制御する。
RAM22は、CPU21の作業領域として使用される。LANアダプタ24は、ネットワークに接続するための通信インターフェースである。ハードディスク28は、後述する図2,図3に示す各テーブルの情報、及び後述する図示しない幹線経路,アクセス経路の情報等を記憶管理する。ビデオアダプタ25には、LCD,CRT等のモニタ30が接続されており、モニタ30への表示を制御している。
以下、本実施形態では、酒問屋から酒屋への配送経路を決定する場合を例にして説明するが、本発明の配送順決定装置はこの例に限られるものではなく、あらゆる配送経路の決定に適用可能である。
以下、図2,図3を参照して、本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブル情報について説明する。以下に説明する各種マスタ及びテーブルやトランザクションデータ(以下トランと略記)及び不図示の商品マスタ(一意の商品コード、商品名称、商品種別(ビール、ウィスキー、ワイン、清酒、焼酎、発泡酒等)、仕入原価、仕入先法人コード)はハードディスク28に記憶されている。
図2,図3は、本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブルの情報を示す図である。
図2Aにおいて、601はカテゴリマスタであり、配送分を分類化するための情報を格納する。このカテゴリマスタ601は、分類1CD(コード),分類1名称,分類2CD,分類2名称,分類3CD,分類3名称等のカラムで構成される。例えば、分類1は、配送元を基準にして長・中・短距離に配送先を分類する。また、分類2は、配送元を基準に方位ブロックを設定して配送先を分対する。さらに、分類3は、店舗の大きさで配送先を分類する等である。
602は店舗マスタであり、配送元・各配送先情報を格納する。この店舗マスタ602は、分類1CD,分類2CD,分類3CD,店舗CD,店舗名,住所,電話番号,配送区分,起点間距離,地理情報等のカラムで構成される。分類1CDは例えば配送元から見た店舗の方位・方角であり,分類2CDは例えば店舗間の関係(他店に比べて早い時間に配送が必要等)を意味し,分類3CDは例えば店舗の個別事情(配送量が常に多いので該店舗用の専用車が必要)を意味する。
図2Bにおいて、603は距離マスタであり、配送元・各配送先間の距離を格納するためのものである。距離マスタ603は、基準店舗CD,店舗CD,直線距離,論理距離,時間指定距離1,時間指定距離2,時間指定距離3,時間指定距離4,時間指定距離5等のカラムで構成される。距離テーブルの重複を避けるため、店舗CDは基準店舗CDよりも大きな値を取る。
604は車両マスタであり、配送媒体情報を登録するためのものである。この車両マスタ604は、車両CD,車両ナンバ、最大積載量,安全積載量,自動/傭車区分,稼動可能状況FLG(フラグ),最終点検日等のカラムで構成される。
605は荷物マスタであり、配送すべき荷物(商品)の単品情報を登録するためのものである。この荷物マスタ605は、荷物CD,荷物名称,単位重量,単位容積量等のカラムで構成される。
図3Aにおいて、701は稼動配車トランであり、ある一時点で稼動可能な配送車両をエントリーするためのものである。この稼動配車トラン701は、配送日,配送順位,稼動開始時刻,稼動終了時刻,車両CD等のカラムで構成される。
702は配送店舗トランであり、ある一時点で配送すべき店舗をエントリーするためのものである。この配送店舗トラン702は、配送日,配送受付開始時刻,配送受付終了時刻,受注CD,店舗CD,車両CD,重量合計,容積量合計等のカラムで構成される。なお、重量合計には、配送品の重量合計と引取品の重量合計が記憶される。また、容積量合計には、配送品の容積合計と引取品の容積合計が記憶される。
703は配送明細トランであり、ある一時点で配送すべき店舗単位の荷物情報をエントリーするためのものである。この配送明細トラン703は、配送日,配送受付開始時刻,配送受付終了時刻,受注CD,店舗CD,車両CD,単位重量,単位容積量,数量,重量,容積量等のカラムで構成される。なお、この配送明細トラン703には、配送品の情報のみならず、引取品の情報も記憶される。なお、配送品,引取品の区別は、受注番号等により区別可能とする。
図3Bにおいて、704は運送日報トランであり、一日の稼動情報を車両単位で集計・格納するためのものである。この運送日報トラン704は、配送日,稼動開始時刻,稼動終了時刻,車両CD,総走行距離,実走行距離,総空車距離,実空車距離,最大積載量,最大容積量等のカラムで構成される。
705は運送ルートトランであり、一日の稼動実績情報を車両単位で明細格納するためのものである。この運送ルートトラン705は、配送日,出発時刻,到着時刻,車両CD,配送順,出発店舗CD,到着店舗CD,直線距離,実装距離,積載重量,容積量等のカラムで構成される。
706はコントロールであり、シミュレートを実行する条件設定を格納するためのものである。このコントロール706は、配送日,稼動開始時刻,稼動終了時刻,配送積載量総計,車両積載量総計,配送容積量総計,車両容積量総計,カテゴリ優先度1,カテゴリ優先度2,カテゴリ優先度3等のカラムで構成される。
以下、図4〜図6を参照して、本発明の配送順決定装置の第1実施形態における配送順決定処理の前処理について説明する。
図4は、本発明の配送順決定装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、配送順決定処理の前処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU21がROM23、ハードディスク28、又はCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM22上で実行することにより実現される。また、図中、S301〜S304は各ステップを示す。
なお、本フローチャートに示す処理を開始する前に、図2に示した距離マスタ603内に各配送先とその他の配送先間の直線距離、店舗マスタ602内に配送元から各配送先への直線距離(起点間距離)を含め、図2に示した各テーブルにデータがそれぞれ登録されているものとする。
まず、ステップS301において、CPU21は、図5に示すような配達地域の地図情報を表示する画面をモニタ30上に表示するように制御し、幹線経路,アクセス経路の入力を受け付ける。
図5は、本発明の配送順決定装置における幹線経路,アクセス経路入力方法を説明する模式図である。
図5において、501に示す太い矢印は、マウス27等で指定される幹線経路を示すものである。また、502に示す大きな丸は、配送起点を示すものである。
さらに、503に示す小さな丸は、全ての取引先(配送先となりうる店舗)がマッピングされた配送先を示すものである。さらに、504に示す細線は、幹線経路501から各配送先へのアクセス経路を示すものである。
このように、この配送当時の全配送先がプロット(503)されている地図に対して、ユーザは、マウス27等によって、幹線経路501を閉曲線(完全に閉じていなくてもよい)で入力することができる。
また、入力した幹線経路501から、地図上にプロットされた各配送先503へのアクセス経路504もそれぞれマウス27等によって入力することができる。
さらに、ユーザは、地図をスクロールして、幹線経路と該幹線経路から各配送先へのアクセス経路を複数入力することができる。
そして、幹線経路,アクセス経路の入力が終了すると、CPU21は、入力された幹線経路,アクセス経路の情報を、ハードディスク28に格納するように制御し、ステップS303に処理を遷移させる。
そして、ステップS303において、CPU21は、受注情報入力処理を実行する。詳細には、CPU21は、図6に示す受注入力画面をモニタ30上に表示するように制御し、配送対象の店舗,荷物情報等の受注入力を受け付ける。
図6は、本発明の配送順決定装置における受注入力画面の一例を示す図である。
図6に示すように、配送先名801,配達指定日802,商品種別803,品名1(804),数量1(805),品名2(806),数量2(807),品名3(808),数量3(809)をキーボード25,マウス27等から入力することができる。なお、受注入力画面の各入力項目は、CPU21が、図2に示した荷物マスタ605,カテゴリマスタ601,店舗マスタ602及び不図示の商品マスタ等から取得する。そして、登録ボタン810がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、受注入力画面での入力情報を図3に示した配送明細トラン703,配送店舗トラン704等に格納し、ステップS302に処理を遷移させる。
次に、ステップS302において、CPU21は、稼動車両入力処理を実行する。詳細には、CPU21は、図示しない稼動車両入力画面をモニタ30上に表示するように制御し、整備情報や運転手の勤怠情報に基いた稼動車両の優先順位等の入力を受け付ける。なお、稼動車両入力画面の各入力項目は、CPU21が、図2に示した車両マスタ604等から取得する。そして、登録ボタンがキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、稼動車両入力画面での入力情報に基づく値を図3に示した稼動配車トラン701等に格納し、前処理を終了する。なお、ステップS303,S304も複数回を行ってもよい。
以下、図7〜図13を参照して、本発明の配送順決定装置の第1実施形態における配送順決定処理について説明する。
図7は、本発明の配送順決定装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、配送順決定処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU21がROM23、ハードディスク28、又はCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM22上で実行することにより実現される。また、図中、S401〜S411は各ステップを示す。
まず、ステップS401において、CPU21は、図8に示す幹線経路指定画面(地図情報を含む)をモニタ30上に表示するように制御し、ステップS402において、キーボード25,マウス27等による入力を待機する。
図8は、本発明の配送順決定装置における幹線経路指定画面の一例を示す図である。
図8Aにおいて、901は配達日入力エリアであり、キーボード25により配達日を入力することができる。902は幹線経路指定エリアであり、CPU21は、配達日入力エリア901に入力された配達日に配達予定の全ての配送先(店舗),配送起点を含む地図情報を表示するように制御する。なお、ここで表示される地図情報を、図8Bに拡大して示している。図8Bに示す地図情報には、配達日入力エリア901に入力された配達日に配達予定の全ての配送先(店舗)が1603に示すように表示されている。
そしてユーザは、この地図上において、マウス27や地図がタッチパネル上に表示されている場合にはペンや指等を用いて、1601に示すような閉曲線(完全に閉じていなくてもよい)により幹線経路の指定が可能である。この幹線経路の指定は複数可能である。なお、幹線経路は車両稼動台数分指定するのが原則であるが、指定車両台数以上の指定も可能である。なお、地図上の1602は、配送起点を示す。
910は配送順シミュレート開始ボタンであり、シミュレート開始を指示するためのものである。
図7のステップS403で、このボタンがキーボード25,マウス27等から指示されとCPU21が判定した場合には、CPU21は、幹線経路指定画面での入力情報をRAM22上に格納し、ステップS404に処理を遷移させる。
次に、ステップS404において、CPU21は、シミュレート条件入力処理を実行する。詳細には、CPU21は、図9に示すシミュレーション条件入力画面をモニタ30上に表示するように制御し、シミュレート条件の選択・入力を受け付ける。
図9は、本発明の配送順決定装置におけるシミュレーション条件入力画面の一例を示す図である。
図9に示すように、配達日701,雇車有無702,ピストン有無703,積載制限有無704,隣接配達直行指定705をキーボード25,マウス27等から入力することができる。なお、雇車有無702は、配送に車両が足りない場合に雇車するか否かを指定する。ピストン有無703は、配送に車両が足りない場合にピストン配送するか否かを指定する。積載制限有無704は、積載制限を「重量及び容積」、「重量」、又は「容積」のいずれにするかを指定する。隣接配達直行指定705は、隣接する配送先を幹線経路に戻ることなく直行することを許可するか否かを指定する。
そして、シミュレーション開始ボタン710がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、シミュレーション条件入力画面での入力情報をRAM22に格納し、ステップS405に処理を遷移させる。
次に、ステップS405において、CPU21は、指定経路認識処理を実行する。詳細には、CPU21は、ステップS403で指定された幹線経路が予め図4のステップS302によりハードディスク28に登録された幹線経路に最も近い幹線経路を選択する。
次に、ステップS406において、CPU21は、配送先分類処理を実行する。詳細には、CPU21は、当日の全配送先を指定された幹線経路に関連つけて配送先を指定された幹線経路毎に分類する。なお、ステップS402,S403で指定された幹線経路が4つなら、CPU21は、当日の全配送先を4つに分類する。なお、特定の配送先が、どの幹線経路に関連つけられて分類されるかは、次のように決められる。CPU21は、各配送先についてアクセス経路が最短になる幹線経路と関連付けて、関連付けられた幹線経路で分類する。これにより、当日の配送先となる店舗は、指定された幹線経路により分類され、該分類毎に分類番号が付加されることとなる。
次に、ステップS407において、CPU21は、アクセス経路割当処理を実行する。詳細には、CPU21は、各幹線経路毎に、該幹線経路(閉曲線)のスタートから戻りまでの経路順に各配送先とのアクセス経路を割り当てる。なお、図9に示したシミュレーション条件入力画面で隣接配達先直行指定欄705に「あり」の指定がされている(この情報はRAM22内に保持されている)場合、隣接する配達先の直行ルートが登録されている場合はこの直行ルートが経路として選択し割り付ける。従って、この区間では例外的に幹線経路を通らないことになる。これらの情報は、RAM22内に保持される。
次に、ステップS408において、CPU21は、最長距離店舗割付処理を実行する。この処理は、上述の分類単位で発送起点から最も距離の遠い店舗から順次最も近い店舗へと店舗を割り付けて、店舗の順序を決定する処理である。詳細は、後述する図12に示す。
次に、ステップS409において、CPU21は、分類別に車両荷物割付処理を実行する。この処理は、ステップS408で決定した分類単位の店舗の順序に従い、店舗別の荷物を割当て車両に該割当車両の最大積載量または最大積載重量になるまで割り当てる。詳細は、後述する図13に示す。
次に、ステップS410において、CPU21は、車両別荷積・配送順決定処理を行う。詳細には、ステップS409での処理結果(後述する配列K)に格納される店舗コードの配列の逆順を荷積順として決定し(即ち、配送順の逆順を荷積順と決定し)、ステップS409での処理結果(後述する配列K)に格納される店舗コードの配列を配送順として決定し、該決定した情報を図3に示した運送日報トラン704,運送ルートトラン705に格納し、図10に示す配送順表示画面をモニタ30上に表示するように制御する。
図10は、本発明の配送順決定装置における配送順表示画面の一例を示す図である。
図10に示すように、配送順表示蘭805に決定した配送ルートがCPU21により表示制御される。なお、この配送順表示蘭805に表示される各店舗名がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、店舗マスタ602から該店舗の情報を取得して表示するように制御する。
また、再シミュレートボタン807がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、処理をステップS302に戻し、再シミュレートするように制御する。さらに、次分類表示808がマウス27等から指示されると、CPU21は、配送順表示蘭805に次優先順位の分類の配送ルートを表示するように制御する。
また、次車両表示809がマウス27等から指示されると、CPU21は、配送順表示蘭805に次優先順位の車両に割り付けられた配送ルートを表示するように制御する。そして、指示書印刷ボタン810がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、図11に示す配達指示書を図示しない印刷装置により印刷するように制御する。また、図10に示す配送順表示蘭805で任意の店舗がマウス27等から指示されると、図11に示す該当配達先のみの配達品、配達する店舗の総重量、容積等の情報を表示できる。
図11は、本発明の配送順決定装置において決定された配送ルートを印刷した配達指示書の一例を示す模式図である。
そして、図10の配送順表示画面で終了ボタン906がキーボード25,マウス27等から指示されると、CPU21は、ステップS315に処理を遷移させ、シミュレートを終了する。
なお、この後、ユーザは、図11に示した配達指示書に基づいて配達を開始する。そして、実際の配達の際に、実車距離計測を行う。そして、配送を終了すると、ユーザは、配送順決定装置においてキーボード25,マウス27等から実車距離入力機能の実行を指示可能である。
また、CPU21は、上記のような実際の配達処理後、図示しない実車距離入力画面をモニタ30上に表示するように制御し、実車距離の入力を受け付け可能である。そして、ユーザが車両の積算計に基き車両毎の配送距離(実車距離)を入力すると、CPU21は、該入力情報を運送日報トラン704に格納する。さらに、CPU21は、運送日報を図示しない印刷装置により印刷することも可能である。
図12は、本発明の配送順決定装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図7のステップS408に示した最長距離店舗割付処理に対応する。なお、図12中、S501〜S511は各ステップを示す。また、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU21がROM23、ハードディスク28、又はCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM22上で実行することにより実現される。
まず、ステップS501において、CPU21は、ステップS406で分類された分類に従い、受注情報を該受注情報内の配送先の情報により分類及び配送起点からの距離の降順でソートする。
次に、ステップS502において、CPU21は、全分類を処理済みか否かを判定し、まだ処理済みでない分類があると判定した場合には、処理をステップS503に遷移させる。
そして、ステップS503において、CPU21は、ステップS501でソートした受注情報の1分類分をRAM22上の配列Cに記憶する。配列Cは、受注情報内の配送先の情報に対応する店舗分類番号と店舗コードと選択フラグを1配送先分として複数行(配送先数分)記憶される。選択フラグは、当初全て未選択(選択フラグ=0)になっている。選択されると選択フラグ=1となる。
次に、ステップS504において、CPU21は、配送起点からの距離が最遠の配送先を選択し、該選択した最遠距離の配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)をRAM22上の分類別の配列Dに記憶する。
次に、ステップS505において、CPU21は、直前に選択した配送先から発地側の配送先を選択する。なお、直前に選択した配送先とは、例えば3つ目までの配送先が既に選択されている場合は、その最後に選択された3つ目の配送先を示す。次に、ステップS506において、ステップS505で選択した配送先の選択フラグを「0」から「1」に更新し、該配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)をRAM22上の分類別の配列Dに記憶する。
次に、ステップS507において、CPU21は、ステップS506で選択した配送先が、発地側最初の配送先か否かを判定し、発地側最初の配送先でないと判定した場合には、ステップS505に処理を戻す。
一方、ステップS507で、CPU21が、ステップS506で選択した配送先が、発地側最初の配送先であると判定した場合には、ステップS508に処理を遷移させる。
次に、ステップS508において、CPU21は、配送起点からの距離が最遠の配送先を選択し、該選択した最遠距離の配送先の選択フラグを「0」から「1」に更新する。
次に、ステップS509において、CPU21は、直前に選択した配送先から着地側の配送先を選択する。次に、ステップS510において、ステップS509で選択した配送先の選択フラグを「0」から「1」に更新し、該選択した配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)をRAM22上の分類別の配列Eに記憶する。
次に、ステップS511において、CPU21は、現在の分類中の全配送先の割付処理を完了したか否かを判定し、現在の分類中の全配送先の割付処理を完了していないと判定した場合には、ステップS509に処理を戻す。
一方、ステップS511で、CPU21が、現在の分類中の全配送先の割付処理をまだ完了したと判定した場合には、ステップS502に処理を戻す。
また、ステップS502で、CPU21が、全分類を処理済みであると判定した場合には、本フローチャートの処理を終了し、図7のフローチャートに処理を戻す。
以上の処理により、全分類に関して、分類別の配列D,分類別の配列Eにそれぞれ出発地側の配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)の配列,着地側の配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)の配列がそれぞれ記憶されることとなる。
以下、図13を参照して、本発明の配送順決定装置における最長距離店舗割付処理について具体的に示す。
図13は、本発明の配送順決定装置における最長距離店舗割付処理方法を具体的に示す模式図である。
例えば、図13(a)のように幹線経路が指定され、図13(b)のようにアクセス経路が決定されたとする。この場合、最長距離店舗割付結果は、以下のようになる。
図13(b)に示すように、(4)が起点から最遠なので、出発地側の配列Dには(4)(3)(2)(1)の順に配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)の配列が格納される。また、着地側の配列Eには(5)(6)(7)の順に配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)の配列が格納される。
図14は、本発明の配送順決定装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図7のステップS409に示した分類別に車両荷物割付処理に対応する。なお、図14中、S601〜S617は各ステップを示す。また、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU21がROM23、ハードディスク28、又はCD−ROMドライブ29に記憶保存されたプログラムを読み出してRAM22上で実行することにより実現される。
なお、RAM22上の分類別の配列D,Eには、図12に示したフローチャートの処理で算出された店舗分類番号と店舗コードが分類毎に記憶されている。
また、本フローチャートの処理により、RAM22上に確保される配列F,Gは、1分類用のワーク配列で店舗分類番号と店舗コードを記憶される。さらに、RAM22上に確保される分類別の配列Hには、発地側の分類別の配送順(荷積順)の店舗分類番号と店舗コードが記憶される。また、RAM22上に確保される分類別の配列Iには、着地側の分類別の配送順(荷積順)の店舗分類番号と店舗コードが記憶される。
また、RAM22上に確保される配列Jには、積み残し分の店舗分類番号と店舗コードが記憶される。さらに、RAM22上に確保される分類別の配列Kには、分類別の配列Hを逆順にし配列に、配列Iを加えた、分類別の実際の配送順が記憶される。
まず、ステップS601において、CPU21は、分類別の配列Dの1分類分の配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)をRAM22上の配列Fにコピーする。また、ステップS602において、CPU21は、分類別の配列Eの1分類分の配送先の情報(店舗分類番号と店舗コード)をRAM22上の配列Gにコピーする。
次に、ステップS603で、CPU21が、まだ処理済みでない分類があると判定した場合には、処理をステップS604に遷移させる。
次に、ステップS604において、CPU22は、当該分類に割り当てられた車両の最大積載重量と最大積載容量をRAM22上に保持される最大積載重量を示す変数WMAXと最大積載容量を示す変数CMAXにそれぞれ記憶する。
次に、ステップS605において、CPU21は、当該車両(優先順位で割り付けられた車両)の積載済累計重量を記録する変数(WTTL)と積載済累計容積を記録する変数(CTTL)の値をゼロに初期化する。なお、変数WTTL,変数CTTLは、RAM22上に保持される。
次に、ステップS606において、CPU21は、当該分類中の全配送先を処理済みか否を判定し、処理済みであると判定した場合には、ステップS601に処理を戻す。
一方、ステップS606で、CPU21が、当該分類中にまだ処理済みでない配送先があると判定した場合には、ステップS607に処理を遷移させる。
そして、ステップS607において、CPU21は、配列Fの要素(店舗分類番号と店舗コード)を1つ読み出し、店舗コードとシミュレーションを行う日(配達日)をキーにして受注情報(配送店舗トラン702,配送明細トラン703等)から当該配送先への配送品の重量及び容積と引取品の重量及び容積を読み出し、差分の重量と容積を積載済累計重量(変数WTTL)及び積載済累計容積(変数CTTL)に加算する。
次に、ステップS608において、CPU21は、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えていないか、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていないかを判定する。この判定は、RAM22に保持される図9に示したシミュレーション条件入力画面で入力された積載制限指定の情報に基づいて行われる。図9の積載制限指定が「重量及び容積」であれば、前述の(1)又は(2)のいずれか1つが超えている場合は制限オーバーと判定する。また、図9の積載制限指定が「重量」であれば、前述の(1)が超えている場合は制限オーバーと判定する。また、図9なお積載制限指定が「容量」であれば、前述の(2)が超えている場合は制限オーバーとして判定するものとする。
ステップS608で、CPU21が、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えている、又は、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていると判定した場合には、そのままステップS613に処理を遷移させる。
一方、ステップS608で、CPU21が、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えていない、且つ、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていないと判定した場合には、ステップS609に処理を遷移させる。
ステップS609において、CPU21は、配列Fの当該要素(店舗分類番号と配達先コード)を分類別の配列Hの最後に追加し、ステップS610に処理をせんいさせる。
そして、ステップS610において、CPU21は、配列Gの要素(店舗分類番号と店舗コード)を1つ読み出し、店舗コードとシミュレーションを行う日(配達日)をキーにして受注情報(配送店舗トラン702,配送明細トラン703等)から当該配送先への配送品の重量及び容積と引取品の重量及び容積を読み出し、差分の重量と容積を積載済累計重量(変数WTTL)及び積載済累計容積(変数CTTL)に加算する。
次に、ステップS611において、CPU21は、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えていないか、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていないかを判定する。
ステップS611で、CPU21が、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えている、又は、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていると判定した場合には、そのままステップS613に処理を遷移させる。
一方、ステップS611で、CPU21が、(1)積載済累計重量が最大積載重量を超えていない、且つ、(2)積載済累計容積が最大積載容量を超えていないと判定した場合には、ステップS612に処理を遷移させる。
ステップS612において、CPU21は、配列Fの当該要素(店舗分類番号と配達先コード)を分類別の配列Iの最後に追加し、ステップS613に処理をせんいさせる。
次に、ステップS613において、CPU21は、配列F,Gの未処理の要素(店舗分類番号と店舗コード)を全てRAM22上の未割当用配列Jに移動し、ステップS614に処理を遷移させる。
ステップS614において、CPU21は、未割当用配列Jが空であるか否かを判定し、未割当用配列Jが空であると判定した場合には、そのままステップS616に処理を進める。
一方、ステップS614で、CPU21が、未割当用配列Jが空でないと判定した場合には、ステップS615に処理を進める。
そして、ステップS615において、CPU21は、未割当用配列Jをワーニングリストとして図示しない印刷装置により印刷するように制御し、ステップS616に処理を遷移させる。
次に、ステップS616において、CPU21は、各分類別の配列Hの全要素(店舗分類番号と店舗コード)の逆順の配列として各分類別の配列Kに格納し、さらに、ステップS617において、CPU21は、各分類別の配列Iの全要素(店舗分類番号と店舗コード)をそのままの順序で各分類別の配列Kの最後に格納し、処理を終了し、図12のフローチャートに処理を戻す。
以下、図13を参照して、本発明の配送順決定装置における分類別配送店割付処理について具体的に示す。
例えば、図13(a)に示したように幹線経路が指定され、図13(b)に示したようにアクセス経路が決定されたとする。この場合、(4)が起点から最遠なので、(4)から(3)(5)(2)(6)(1)(7)の順に交互に荷物を割り当て、最大積載重量及び最大積載容量の制限を超過した時点でその車への積み込み中止する。
そして、分類別配送店割付処理の結果、配送順を示す配列Kには(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)の順に配送先の情報が格納される。
また、分類別配送店割付処理の結果、荷積順は配列Kの逆順とするので(7)(6)(5)(4)(3)(2)(1)の順と決定される。
以上示したように、本実施形態では、幹線による分類と車両割当、配送順を決めるだけなので、通常のパーソナルコンピュータ等を用いて短時間で計算可能であり、ハードウェア及びソフトウェア共にコストを安く提供することができる。
また、経路情報、交通規制、混雑状況等の細かいデータを入力する必要がなく、運用工数を従来に比べて少なくすることができる。
さらに、遠い配送先から優先して配送順を決めて行くので、時間的誤差が生じた場合でも、他の車両によるカバーが容易になる。
また、幹線経路による分類と車両割当、配送順を決めるだけなので、当日の道路状況に応じて、ドライバの判断で、柔軟かつ最適な配送経路を選ぶことができる。
さらに、上述したように遠い配送先から優先して決めていくので、未割当てとなる配送先は、物流拠点(倉庫や店舗等)に近いものだけとなり、早く遠方の配送を終えた車両が速やかに荷積みして配送することができる。
また、時間指定がシビアな配送案件は、特定の車両に担当させれば足りる。
さらに、全稼動車両でも、1度では運べない場合、幹線経路によるエリアの指定数を稼動車両+1車両にすることにより、あふれた荷物について配送起点の最寄エリアを残すことにより決定して、早く遠方の配送を終えた車両が速やかに荷積みして配送することができる等の効果を奏する。
なお、上記各実施形態では、本発明をパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に適用する場合について説明したが、本発明の配送順決定装置は複合機に適用するようにしてもよい。その場合、上述した各画面は複合機のタッチパネル付の表示部に表示し、タッチネルや操作部上のハードキーから各入力を行うように構成する。
本発明の配送順決定装置は、幹線経路によるエリア分けと車両割当、配送順を決めるだけなので、複合機のような構成の装置であっても、短時間で経路計算が可能となる。そして、複合機を用いることにより、パーソナルコンピュータ等の使用に不慣れなユーザであっても、親しみやすい複合機のタッチパネルを用いて、簡単に操作することができる。
また、図2,図3に示した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る配送順決定装置(コンピュータ,複合機等)で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図15は、本発明に係る配送順決定装置(コンピュータ,複合機等)で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4,図7,図12,図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態を示す配送順決定装置を提供可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブルの情報を示す図である。 本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブルの情報を示す図である。 本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブルの情報を示す図である。 本発明の配送順決定装置において用いる各種テーブルの情報を示す図である。 本発明の配送順決定装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の配送順決定装置における幹線経路,アクセス経路入力方法を説明する模式図である。 本発明の配送順決定装置における受注入力画面の一例を示す図である。 本発明の配送順決定装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の配送順決定装置における幹線経路指定画面の一例を示す図である。 本発明の配送順決定装置における幹線経路指定画面の一例を示す図である。 本発明の配送順決定装置におけるシミュレーション条件入力画面の一例を示す図である。 本発明の配送順決定装置における配送順表示画面の一例を示す図である。 本発明の配送順決定装置において決定された配送ルートを印刷した配達指示書の一例を示す模式図である。 本発明の配送順決定装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の配送順決定装置における最長距離店舗割付処理方法を具体的に示す模式図である。 本発明の配送順決定装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る配送順決定装置(コンピュータ,複合機等)で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
21 CPU
22 RAM
23 ROM
26 キーボード
27 マウス
28 ハードディスク

Claims (6)

  1. 複数の幹線経路と各幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を記憶するアクセス経路記憶手段と、
    配送当日の配送予定の前記配送先を特定する配送先情報を記憶する配送先記憶手段と、
    配送先に配送する配送品を特定する配送品情報を記憶する配送品記憶手段と、
    配送当日の稼動可能車両の台数を含む稼動台数情報を記録する車両情報記憶手段と、
    幹線経路の指定を認識する幹線経路認識手段と、
    前記配送先記憶手段に記憶される配送先情報と前記幹線経路認識手段により指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた前記各稼動車両による配送経路を決定する配送経路決定手段と、
    を備えることを特徴とする配送順決定装置。
  2. 前記配送経路決定手段が決定した配送経路と前記配送品情報に基づいて荷積み順を決定する荷積み順決定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の配送順決定装置。
  3. 前記車両情報記憶手段は、配送当日の稼動可能車両の台数を含む稼動台数情報と各稼動車両の積載重量及び積載容積を含む車両情報とを記録するものであり、
    前記配送経路決定手段は、前記各稼動車両の積載重量及び積載容積を上回らない範囲で、配送起点からより遠い順に配送先に含めるように決定し、且つ、配送順は前記幹線経路に沿った順序で決定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の配送順決定装置。
  4. 複数の幹線経路と各幹線経路と各配送先間とのアクセス経路を記憶するアクセス経路記憶手段と、配送当日の配送予定の前記配送先を特定する配送先情報を記憶する配送先記憶手段と、配送先に配送する配送品を特定する配送品情報を記憶する配送品記憶手段と、配送当日の稼動可能車両の台数を含む稼動台数情報を記録する車両情報記憶手段とを有する配送順決定装置における配送順決定方法であって、
    幹線経路の指定を認識する幹線経路認識ステップと、
    前記配送先記憶手段に記憶される配送先情報と前記幹線経路認識手段により指定された幹線経路に応じたアクセス経路を特定して幹線経路を用いた前記各稼動車両による配送経路を決定する配送経路決定ステップと、
    を備えることを特徴とする配送順決定方法。
  5. 請求項4に記載された配送順決定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項4に記載された配送順決定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記録媒体。
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