JP4344495B2 - 配車計画作成装置、配車計画作成方法、配車計画作成方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

配車計画作成装置、配車計画作成方法、配車計画作成方法をコンピュータに実行させるプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の集配先への複数の車両の配車計画を作成する配車計画作成装置、配車計画作成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行の本支店間などにおける現金輸送は特に厳重な警戒を必要とするため、複数の銀行の集配金業務を一括して請け負う企業が従来から存在している。そして、このような企業においては複数の警送会社の複数の車両を使用して、本店からその各支店を経由して再び本店に戻る、「銀行メール便」などと呼ばれる集配サービスを1日4便程度(1便=早朝便、2便=午前便、3便=午後便、4便=夕方便)おこなっている。また、銀行間の現金輸送の空き時間に、スーパーマーケットの売上金回収など、銀行以外の現金輸送もあわせて請け負っていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、個々の車両は常時集配金業務に従事しているわけではなく、たとえば毎日昼過ぎに警備先の銀行支店を出て、本店へ戻る途中に各支店の現金を回収してゆく車両は、3便(の上り分)と4便のサービスしかおこなえない。すなわち、全部でN個の車両を使用していても、それぞれの便に使用できる車両はN個以下であり、その組み合わせも便によって様々である。
【0004】
さらに、現金輸送は多大の危険を伴うことから、巡回順序の決定などにあたって、通常の荷物搬送とは異なる配慮が必要である。たとえば、銀行本支店の現金を積載している状態で、スーパーマーケットなどでの集配をおこなうことは望ましくない。また、「銀行の支店」から「スーパーマーケット」へ、その後「銀行の他の支店」へ、というような順不同な回り方も望ましくなく、銀行は銀行で連続して、銀行以外は銀行以外で連続していることが望ましい。さらに、銀行の各支店の現金を回収して本店に戻る場合には、現金の出入りを締める15時までに本店に到着しなければならない。しかも、各集配先が集配の時刻や時間帯を指定してくることも多い。
【0005】
そして、従来はこれらの制約を考慮しつつ、もっぱら人手によって配車計画を作成していたが、非常に手間がかかる上に必ずしも効率のよい計画にならないという問題があった。また、新たな集配先が追加された場合や何らかの理由で車両が使用不能になった場合などに、迅速・柔軟な計画変更が難しいという問題があった。
【0006】
この発明は上記従来技術による問題点を解決すべく、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性および効率性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成装置、配車計画作成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる配車計画作成装置は、複数の集配先への複数の車両の配車計画を作成する配車計画作成装置において、少なくとも各集配先への到着時刻を設定する制約条件設定手段と、前記集配先のうち毎日巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定された到着時刻となるように作成する週間計画作成手段と、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定された到着時刻となるように、前記週間計画作成手段によって作成された配車計画の空き時間帯で作成する曜日計画作成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、銀行など毎日の集配先への配車を中心として、その空き時間にそれ以外の、曜日ごとの集配先への配車がスケジュールされる。
【0009】
また、この発明にかかる配車計画作成装置は、上記の発明において、前記週間計画作成手段が、前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯に前詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成手段が、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に後ろ詰めで計画することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、出発地で現金を積み込んだ各車両は、銀行など毎日の集配先で順次当該現金を積み降ろした後に、それ以外の曜日ごとの集配先を巡回することになる。
【0011】
また、この発明にかかる配車計画作成装置は、上記の発明において、前記曜日計画作成手段が、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、各車両は次便に間に合う時刻には出発地に帰着できる。
【0013】
また、この発明にかかる配車計画作成装置は、上記の発明において、前記週間計画作成手段が、前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成手段が、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に前詰めで計画することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、各車両は曜日ごとの集配先を巡回し終えた後に、毎日の集配先を巡回してその現金を順次積み込みながら出発地に帰着することになる。
【0015】
また、この発明にかかる配車計画作成装置は、上記の発明において、前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段が、前記複数の車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、最終的に作成される配車計画では全車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となる。
【0017】
また、この発明にかかる配車計画作成方法は、複数の集配先への複数の車両の配車計画を作成する配車計画作成方法において、少なくとも各集配先への到着時刻を設定する制約条件設定工程と、前記集配先のうち毎日巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程で設定された到着時刻となるように作成する週間計画作成工程と、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程で設定された到着時刻となるように、前記週間計画作成工程で作成された配車計画の空き時間帯で作成する曜日計画作成工程と、を含んだことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、銀行など毎日の集配先への配車を中心として、その空き時間にそれ以外の、曜日ごとの集配先への配車がスケジュールされる。
【0019】
また、この発明にかかる配車計画作成方法は、上記の発明において、前記週間計画作成工程では、前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯に前詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成工程では、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に後ろ詰めで計画することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、出発地で現金を積み込んだ各車両は、銀行など毎日の集配先で順次当該現金を積み降ろした後に、それ以外の曜日ごとの集配先を巡回することになる。
【0021】
また、この発明にかかる配置計画作成方法は、上記の発明において、前記曜日計画作成工程では、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、各車両は次便に間に合う時刻には出発地に帰着できる。
【0023】
また、この発明にかかる配車計画作成方法は、上記の発明において、前記週間計画作成工程では、前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成工程では、前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に前詰めで計画することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、各車両は曜日ごとの集配先を巡回し終えた後に、毎日の集配先を巡回してその現金を順次積み込みながら出発地に帰着することになる。
【0025】
また、この発明にかかる配車計画作成方法は、上記の発明において、前記週間計画作成工程および前記曜日計画作成工程では、前記複数の車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成することを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、最終的に作成される配車計画では全車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となる。
【0027】
また、この発明にかかるプログラムによれば、上記のいずれか一つに記載された方法がコンピュータによって実行される。
【0028】
また、この発明にかかる記録媒体によれば、上記に記載されたプログラムがコンピュータによって実行される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明による配車計画作成装置、配車計画作成方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0030】
図1は、この発明の実施の形態による配車計画作成装置のハードウエア構成を示す説明図である。同図において、101は装置全体を制御するCPUを、102は基本入出力プログラムを記憶したROMを、103はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0031】
また、104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。また、106はCPU101の制御にしたがってFD(フロッピーディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディスクドライブ)を、107はFDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0032】
また、108はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、109は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、110は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。また、111はCPU101などの制御にしたがって文字や画像を印刷するプリンタを、112は着脱可能な記録媒体であるCD−ROMを、113はCD−ROM112に対するデータのリードを制御するCD−ROMドライブを、100は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0033】
つぎに、図2はこの発明の実施の形態による配車計画作成装置の構成を機能的に示す説明図である。この発明の実施の形態による配車計画作成装置は、入力部200、制御部201、表示部202、箇所マスター記憶部203、配送要求記憶部204、制約条件記憶部205、配車計画作成部206および配車計画記憶部207を含む構成である。
【0034】
装置全体の動作を制御する制御部201の制御のもとに、表示部202はメイン画面など後述する各種の画面を表示する。表示部202は、たとえば、ディスプレイ108によってその機能を実現する。そして、入力部200はこれらの画面における、
(1)各集配先の詳細情報(名称、住所など)
(2)各集配先の配送要求(一日のうちどの便による集配を希望するか、一週間のうちどの曜日の集配を希望するか、あるいは希望する輸送車の台数、など)
(3)制約条件(各車両の時間帯による使用制限、各集配先が特に指定する集配時刻や集配順序、など)
の入力を受け付ける。入力部200は、たとえばキーボード109やマウス110によってその機能を実現する。
【0035】
また、箇所マスター記憶部203、配送要求記憶部204および制約条件記憶部205は、いずれも入力部200によって入力された内容を記憶するための機能部であり、最初のものは上記(1)を、二番目のものは上記(2)を、三番目のものは上記(3)を、それぞれ保持している。
【0036】
なお、配送要求記憶部204は銀行支店配送要求記憶部204a、その他箇所配送要求記憶部204b、ATM配送要求記憶部204cおよび一般配送先配送要求記憶部204dを含む構成であり、集配先の種別が銀行支店/その他箇所/ATM/一般配送先のいずれであるかによって、その配送要求を上記各部によって別々に管理している。なお、上記種別については後述する。
【0037】
また、制約条件記憶部205は号車条件記憶部205a、銀行・その他箇所配送条件記憶部205bおよびATM・一般配送先配送条件記憶部205cを含む構成であり、車両の制約条件、毎日巡回する集配先(具体的には銀行支店またはその他箇所)の制約条件、および曜日ごとに巡回する集配先(ATMまたは一般配送先)の制約条件を、上記各部によって別々に管理している。
【0038】
そして、配車計画作成部206は上記各記憶部に保持された内容や現金輸送に求められる特有のルールを参照しつつ、安全で効率のよい配車計画を自動的に作成する機能部である。配車計画作成部206は週間計画作成部206aおよび曜日計画作成部206bを含む構成であり、まず週間計画作成部206aによって毎日の巡回先への配車スケジュールを作成した後、その空き時間の範囲内で、曜日計画作成部206bによって曜日ごとの巡回先への配車スケジュールを作成する。このとき、全車両の走行距離の合計が最小となるような最適化をおこなう。そして、配車計画記憶部207は配車計画作成部206によって作成されたスケジュールを保持する機能部である。
【0039】
なお、この入力部200が請求項にいう「制約条件設定手段」に相当し、そのおこなう処理の一つに請求項にいう「制約条件設定工程」が含まれる。また、この週間計画作成部206aおよび曜日計画作成部206bが、請求項にいう「週間計画作成手段」および「曜日計画作成手段」にそれぞれ相当するとともに、そのおこなう処理が、請求項にいう「週間計画作成工程」および「曜日計画作成工程」にそれぞれ相当する。
【0040】
なお、これらの機能部は、たとえばHD105からRAM103に読み出された配車計画作成プログラムの命令にしたがって、CPU101が命令処理を実行することによってその機能を実現する。このプログラムはHD105のほか、FD107、CD−ROM112あるいはMOなどの各種記録媒体に格納することができ、またネットワークを介した配布も可能である。
【0041】
また、上記各記憶部は、たとえばHD105、RAM103、FD107などの記録媒体によってそれらの機能を実現する。また、ネットワークで接続された外部データベースによってそれらの機能を実現するようにしてもよい。
【0042】
図3は、上記プログラムによって表示されるメイン画面の一例を示す説明図である。以下、上記プログラムによって表示される各種画面に沿って、図2に示す各部の機能をより詳細に説明する。
【0043】
図3に示すメイン画面で「マスター登録」ボタン300がクリックされたとき、すなわち入力部200から入力したクリック位置が上記ボタンの表示範囲内であることを検知したときは、制御部201は表示部202を制御して、図4に示すようなダイアログを画面表示する。
【0044】
そして、同図のダイアログでさらに「箇所マスター編集」ボタン400がクリックされると、図5に示すような画面を表示する。なお、表示エリア登録ボタン401をクリックすれば、メイン画面で表示する地図の種類を追加・削除でき、アイコン追加ボタン402をクリックすれば、地図上に表示する各施設のアイコンを任意に設定することができるが、ここでは説明を省略する。
【0045】
図5に示す画面中、箇所マスター表示エリア500に表示されたデータは、箇所マスター記憶部203から読み出されたものである。箇所マスター記憶部203には、現金輸送車の各集配先の詳細情報、たとえば下記に例示するような項目が保持されている。
【0046】
(1)箇所コード
・銀行支店は「01CB・・・」または「01SB・・・」
・その他箇所(銀行関連会社など)は「01XB・・・」
・ATM(CDを含む)は「02・・・」
・一般配送先(スーパーマーケットなど、銀行と無関係の集配先)は「03・・・」
(2)名称、略称、ふりがな
(3)住所、郵便番号、電話番号、FAX番号
(4)緯度、経度
(5)箇所種別(銀行支店/その他箇所/ATM/一般配送先)
(6)搭載ボリューム(受け渡しする現金の重量)
【0047】
そして、図5に示す画面で「新規」ボタン501がクリックされると、制御部201は図6に示すような画面を表示し、上記情報の入力を受け付ける。なお、「修正」ボタン502がクリックされたときも同様の画面を表示するが、この場合各入力エリアには、箇所マスター表示エリア500で選択中の箇所の情報を表示する。そして、図6の画面で設定ボタン600がクリックされると、制御部201は入力・編集された内容を箇所マスター記憶部203に書き込む。このようにして、箇所マスター記憶部203への新規箇所の追加や、既存箇所の変更が可能となる。
【0048】
図3のメイン画面に戻り、つぎに「配送要求」ボタン301がクリックされると、制御部201は表示部202を制御して、図7に示すようなダイアログを画面表示する。そして、同図のダイアログでさらに「銀行支店」ボタン700がクリックされると、図8に示すような画面を表示する。
【0049】
図中、配送要求表示エリア800に表示されたデータは、配送要求記憶部204内の銀行支店配送要求記憶部204aから読み出されたものである。この銀行支店配送要求記憶部204aには、現金輸送車の各集配先のうち特に銀行の支店が要求するサービスの詳細、具体的には各便の利用有無や各便で受け渡しする物件の詳細(夜間金庫袋、公金関連物件などの有無)が保持されている。
【0050】
たとえば、図8において箇所コードが「01CB0342」である箇所については、「1便」にチェックが入っており、この箇所が1便による集配サービスを利用することを示している。また、白星の記号は夜間金庫袋の回収要求、黒星の記号は夜間金庫袋の返却要求を示しており、上記箇所では1便につきいずれにもチェックが入っているので、この支店に向かう輸送車は1便で現金の入った夜間金庫袋を受け取り、代わりに空の夜間金庫袋を引き渡さなければならないことになる。また、「公金」にはチェックが入っていないので、受け渡しする現金は公金関連ではないことが分かる。
【0051】
図8の配送要求表示エリア800は、「箇所コード」と「箇所名」以外は直接編集可能である。ただし、当該エリアに表れていない箇所はまず「箇所マスターオープン」ボタン801をクリックして図9に示すような画面を表示させ、所望の箇所の「採用」にチェックを入れることで上記エリア内に追加してから、各便の利用有無などを設定することになる。逆に、既存箇所の削除は「削除」にチェックを入れることで可能である。そして、図8の画面で設定ボタン802がクリックされると、制御部201は編集後の内容を銀行支店配送要求記憶部204aに書き込む。
【0052】
図7のダイアログに戻り、つぎに「その他箇所」ボタン701がクリックされた場合、制御部201は表示部202によって、図10に示すような画面を表示する。図中、配送要求表示エリア1000に表示されたデータは、配送要求記憶部204内のその他箇所配送要求記憶部204bから読み出されたものである。その他箇所配送要求記憶部204bには、現金輸送車の各集配先のうち特に銀行関連会社が要求するサービスの詳細、具体的には各便ごとの必要台数が保持されている。
【0053】
たとえば、図10において箇所コードが「01XB0039」である箇所では、「1便」が1台だけ要求されており、その他の便は要求されていない(空欄=0台であるものとする)。なお、この配送要求表示エリア1000も「箇所コード」および「箇所名」以外は編集可能であり、新規箇所の追加は「箇所マスターオープン」ボタン1001のクリックおよび「採用」のチェックによって、既存箇所の削除は「削除」のチェックによって、それぞれおこなう。「設定」ボタン1002のクリックによって、編集後の内容がその他箇所配送要求記憶部204bに書き込まれる点も同様である。
【0054】
図7のダイアログに戻り、つぎに「ATM」ボタン702がクリックされた場合、制御部201は表示部202によって、図11に示すような画面を表示する。図中、配送要求表示エリア1100に表示されたデータは、配送要求記憶部204内のATM配送要求記憶部204cから読み出されたものである。ATM配送要求記憶部204cには、現金輸送車の各集配先のうち特にATMが要求するサービスの詳細、具体的には曜日ごとの必要台数が保持されている。
【0055】
たとえば、図11において箇所コードが「02001018」である箇所では、月曜・水曜・金曜にそれぞれ1台ずつの要求があり、その他の曜日の集配は要求されていない(空欄=0台であるものとする)。なお、この配送要求表示エリア1100も「箇所コード」および「箇所名」以外は編集可能であり、新規箇所の追加は「箇所マスターオープン」ボタン1101のクリックおよび「採用」のチェックによって、既存箇所の削除は「削除」のチェックによって、それぞれおこなう。「設定」ボタン1102のクリックによって、編集後の内容がATM配送要求記憶部204cに書き込まれる点も同様である。
【0056】
図7のダイアログに戻り、つぎに「一般配送先」ボタン703がクリックされた場合、制御部201は表示部202によって、図12に示すような画面を表示する。図中、配送要求表示エリア1200に表示されたデータは、配送要求記憶部204内の一般配送先配送要求記憶部204dから読み出されたものである。一般配送先配送要求記憶部204dには、現金輸送車の各集配先のうち特にスーパーマーケットなどの一般配送先が要求するサービスの詳細、具体的には曜日ごとの利用有無が保持されている。
【0057】
たとえば、図12において箇所コードが「03A10013」である箇所では、水曜および金曜に集配が要求されており、その他の曜日の集配は要求されていない。なお、この配送要求表示エリア1200も「箇所コード」および「箇所名」以外は編集可能であり、新規箇所の追加は「箇所マスターオープン」ボタン1201のクリックおよび「採用」のチェックによって、既存箇所の削除は「削除」のチェックによって、それぞれおこなう。「設定」ボタン1202のクリックによって、編集後の内容が一般配送先配送要求記憶部204dに書き込まれる点も同様である。
【0058】
このように集配先の種別によって設定内容を異ならせているのは、集配先の業態や規模などによって、受け渡しする現金の多寡、したがって集配サービスの利用頻度などが異なるためである。たとえば、銀行では現金輸送・書類輸送・手形輸送など同日内に複数回の便送が必要であるが、銀行関連会社では一日にまとめることが多く、ATMでは店舗ごとの現金の需要量、店舗内ATM台数、利用日の関係によって隔日程度の集配となる反面一回ごとの輸送量は多くなる傾向がある。
【0059】
図3のメイン画面に戻り、つぎに「制約条件編集」ボタン302がクリックされると、制御部201は表示部202を制御して、図13に示すようなダイアログを画面表示する。そして、同図のダイアログでさらに「号車条件設定」ボタン1300がクリックされると、図14に示すような画面を表示する。
【0060】
図中、号車条件表示エリア1400に表示されたデータは、制約条件記憶部205内の号車条件記憶部205aから読み出されたものである。この号車条件記憶部205aには、各々の現金輸送車の所属や積載量など、車両に関する詳細情報のほか、各便として使用可能かどうかなどが保持されている。たとえば、図14に示す1号車は、「3便下り」および「3便上り」にのみ使用可能である。この号車条件表示エリア1400の内容を直接編集して設定ボタン1401をクリックすることによって、編集後の内容を号車条件記憶部205aに反映することができる。
【0061】
図13のダイアログに戻り、つぎに「週間計画(銀行支店・その他箇所)」ボタン1301がクリックされた場合、制御部201は表示部202によって、図15に示すような画面を表示する。この画面は、週内の平日(月〜金)を通じて同一スケジュールで巡回する集配先、具体的には銀行支店と銀行関連会社について、特に希望された集配時刻(輸送車の到着時刻)などを設定するためのものである。あるいは、後述する週間計画作成部206aによって参照される配送条件を設定するためのものである、といってもよい。
【0062】
図中、配送条件表示エリア1500に表示されたデータのうち、「配送内容」以前の項目は配送要求記憶部204内の銀行支店配送要求記憶部204aおよびその他箇所配送要求記憶部204bから、「号車指定」以降の項目は制約条件記憶部205内の銀行・その他箇所配送条件記憶部205bから、それぞれ読み出されたものである。この銀行・その他箇所配送条件記憶部205bには、箇所種別が「銀行支店」あるいは「その他箇所」である箇所への、現金輸送車の到着時刻や作業時間、先行箇所や後続箇所などが保持されている。
【0063】
たとえば、図15において箇所コードが「01CB0342」である箇所には、8時10分に到着するとともに15分で作業を完了しなければならない。この配送条件表示エリア1500では「号車指定」以降の項目が直接編集可能であり、設定ボタン1501をクリックすることで、編集後の内容を銀行・その他箇所配送条件記憶部205bに反映することができる。
【0064】
図13のダイアログに戻り、つぎに「曜日計画(ATM・一般配送先)」ボタン1302がクリックされた場合、制御部201は表示部202によって、図16に示すような画面を表示する。この画面は、曜日ごとに巡回する集配先、具体的にはATMと一般配送先について、特に希望された集配時刻(輸送車の到着時刻)などを設定するためのものである。あるいは、後述する曜日計画作成部206bによって参照される配送条件を設定するためのものである、といってもよい。
【0065】
図中、配送条件表示エリア1600に表示されたデータのうち、「連番」以前の項目は配送要求記憶部204内のATM配送要求記憶部204cおよび一般配送先配送要求記憶部204dから、「希望時間帯」以降の項目は制約条件記憶部205内のATM・一般配送先配送条件記憶部205cから、それぞれ読み出されたものである。このATM・一般配送先配送条件記憶部205cには、箇所種別が「ATM」あるいは「一般配送先」である箇所への、現金輸送車の到着時刻や作業時間、先行箇所や後続箇所などが保持されている。
【0066】
たとえば、図16において箇所コードが「02001018」である箇所には朝10時以降に到着しなければならない。この配送条件表示エリア1600では「希望時間帯」以降の項目が直接編集可能であり、設定ボタン1601をクリックすることで、編集後の内容をATM・一般配送先配送条件記憶部205cに反映することができる。
【0067】
図3のメイン画面に戻り、つぎに「自動計画ウィザード」ボタン303がクリックされると、制御部201は配車計画作成部206を制御して、上記で設定された各箇所の配送要求や制約条件、および従来技術の説明でも述べた、
・銀行の現金を積載している状態で一般配送先での集配をおこなってはいけない
・銀行は銀行で連続して、銀行以外は銀行以外で連続していることが望ましい
などの条件にできるだけ適合する配車計画を作成する。
【0068】
図17は、配車計画作成部206による配車計画作成の手順を示すフローチャートである。ステップS1701〜S1704でその週間計画作成部206aによって、毎日巡回する集配先への配車スケジュールを作成した後(週間計画)、ステップS1705〜S1709で曜日計画作成部206bによって、曜日ごとに巡回する集配先への配車スケジュールをその空き時間帯にはめこんでゆく(曜日計画)。なお、毎日の集配先には上述のように、銀行支店と銀行関連会社とがあるが、以下では簡単のため銀行支店のみとして説明する。また、曜日ごとの集配先にもATMと一般配送先とがあるが、同様に以下では一般配送先のみとして説明する。
【0069】
基本方針として、銀行の本店から支店への現金輸送(すなわち現金の配布)を多く扱う便では、これらの支店への輸送をまず終わらせ、銀行用の現金をすべて積み降ろした後、その曜日に集配を希望している一般配送先へ向かうようにする。また、支店から本店への現金輸送(すなわち現金の回収)を多く扱う便では、一般配送先での集配をまず終わらせ、本店に戻る途中で順に各支店の現金を積み込んでゆくようにする。銀行への現金の配布は本店出発後できるだけ早い時点にまとめ、銀行からの現金の回収は本店出発後できるだけ遅い時点にまとめるようにする、といってもよい。
【0070】
図18を参照しつつ、ステップS1701〜S1704における週間計画の作成方針を説明する。
(1)1便(7:20〜9:30)
この時間帯の業務は、主に、公金および役所関連の現金に関する伝票の配付、大型店宛て帳票などの配付である。また、この時間帯の業務には、一部の支店から本店への日本銀行代理店関連書類の輸送も含まれる。そこで、白矢印1800および1801で模式的に示すように、7:20の本店出発後、前詰めで可能な限り1便利用の支店を配置する。ただし、便のほか集配時刻を特に指定している箇所は、およそその時刻にあたるように配置しなければならない。また、先行箇所や後続箇所が指定されているときもその順序にしたがわなければならない。
【0071】
なお、2便としての稼働予定のある車両は、2便に間に合うように本店に戻らなければならないので、最後の集配先からの出発時刻に本店までの所要時間を加算した時刻が9:30より前となる時点で支店の配置を打ち切る(1801参照)。これに対し、1便の業務を終えてそのまま出先で他の業務にあたる車両は、1便の時間帯一杯に支店を配置可能である(1800参照)。
【0072】
(2)2便(9:45〜12:00)
この時間帯の業務は、主に銀行本店から各支店への現金の輸送である。白矢印1802および1803で模式的に示すように、9:45の本店出発後、前詰めで可能な限り2便利用の支店を配置する。なお、上記と同様、3便としての稼働予定のある車両は3便に間に合う範囲で(1803参照)、3便としての稼働予定のない車両は2便の時間帯一杯まで(1802参照)、それぞれ支店を配置可能である。
【0073】
(3)3便(12:30〜14:30)
この時間帯の業務は、主に各支店から本店への現金の輸送である。本店から各集配先を経て再び本店に戻るもの(下り・上りの双方をおこなうもの)と、出先から各集配先に立ち寄って本店に戻ってくるもの(上りのみおこなうもの)とがある。前者については白矢印1804で模式的に示すように、戻り時間を考慮しつつ前詰めで各支店を配置し、後者については同1805に示すように、戻り時間を考慮しつつ後ろ詰めで各支店を配置する。
【0074】
(4)4便(16:00〜18:00)
この時間帯の業務は、主に各支店からの手形関連書類の回収である。これも上記と同様、本店から本店へ一巡するものと出先から本店へ戻るものとがあり、前者については白矢印1806で模式的に示すように、最初の集配先までの行き時間と最後の集配先からの戻り時間とを考慮しつつ、後ろ詰めで各支店を配置する。また、後者については同1807に示すように、戻り時間を考慮しつつ後ろ詰めで各支店を配置する。
【0075】
そして、いずれの便についても遺伝的アルゴリズムの繰り返し計算によって種々の配置を作成し、全車両の走行距離の合計が最小となるものを特定して、これを最適な配車スケジュールとする。なお、ここでは走行距離に注目したが、たとえば全集配先を巡回するのに必要な車両の総台数が最小となるスケジュールや、各車両の走行時間の合計が最短となるスケジュールなどを最適とするようにしてもよい。
【0076】
つぎに、図19を参照しつつ、ステップS1705〜S1709における曜日計画の方針を説明する。
(1)1便(7:20〜9:30)および2便(9:45〜12:00)
毎日の集配先である銀行支店は上述のように前詰めで固められており、最後の集配先の出発時間から9:30または12:30までの間が空き時間となるので、斜線で示した矢印1900および1901に模式的に示すように、この時間帯に後ろ詰めで、各曜日に集配を希望している一般配送先を配置する。ただし、次便の業務もおこなうときは本店までの戻り時間を考慮しなければならない(1901参照)。
【0077】
(2)3便(12:30〜14:30)および4便(16:00〜18:00)
3便のうち本店出発のものには空き時間はないとみなす(すなわち本店出発の3便は、その支店の巡回のみをおこなう)。3便のうち出先出発のものと4便については、毎日の集配先である銀行支店は上述のように後ろ詰めで固められているので、12:30または16:00から、配置済みの最初の集配先への到着時間までの間が空き時間となる。そこで、斜線で示した矢印1902および1903に模式的に示すように、この空き時間帯に前詰めで一般配送先を配置する。
【0078】
なお、曜日ごとの集配先についても毎日の集配先と同様、遺伝的アルゴリズムの繰り返し計算によって種々の配置を作成し、全車両の走行距離の合計が最小となるものを特定して、これを最適な配車スケジュールとする。なお、必要車両の総台数が最小となるものや、全車両の走行時間の合計が最短となるものを最適としてもよいことは上記と同様である。
【0079】
そして、制御部201は上記で作成したスケジュールを、表示部202によってたとえば図20に示すように画面表示する。配車結果表示エリア2000の「時間(着)」項目と「出発」項目および「号車」項目は直接編集可能であり、配車計画作成部206で作成されたスケジュールを、操作者が任意に変更することができる。なお、同図の画面は図3に示すメイン画面の「一覧表示&修正」ボタン304がクリックされたときにも表示する。
【0080】
また、制御部201は上記で作成したスケジュールを、配車計画記憶部207へ保存する。そして、図3のメイン画面で「帳票とファイルの出力」ボタン305がクリックされたときに、制御部201はこの配車計画記憶部207内のスケジュールから、各車両ごとの運行時刻表、便ごとの運行車両と各車両の運行時刻表、あるいは各箇所ごとの集配予定時刻表など、種々の形式の帳票を作成してディスプレイやプリンタに出力する。
【0081】
以上説明した実施の形態によれば、車両の使用制限、集配先による便や時刻の指定、あるいはリスクの最小化を目的とした巡回順序の制限など、複雑な制約のもとでの最適な配車計画を容易に作成することができる。また、銀行の合併、店舗の統廃合などで集配先に増減があっても、迅速・柔軟に計画を変更して対応することが可能である。
【0082】
なお、上記ではもっぱら配車計画の自動作成について説明したが、たとえば新たな集配先が一つ追加されただけで、全計画を再度立て直すのは効率が悪い。そこで、本発明では図3に示すメイン画面の「配送順決定」306a・306bのクリックによって、指定した車両に指定した集配先を割り付けられるようにしている。なお、割り付けられる時間帯は、当該車両が当該集配先の最も近くを通っている時間帯とする。
【0083】
もっとも、集配先が時刻を指定している場合、その時間帯に当該集配先の最も近くを通過するのがどの車両であるか、すなわちどの車両に当該集配先を割り付けるべきかがそもそも分からないこともある。そこで、図3に示す「号車割付」ボタン307a・307bのクリックによって、指定した時間帯に指定した半径以内の場所を通過する車両を検索できるようにし、検索された車両の上記時間帯に上記集配先を割り込ませるようにする。
【0084】
そして、車両を決めて最も近くにいる時間に割り付ける場合(「配送順決定」)も、時間を決めて最も近くにいる車両に割り付ける場合(「号車割付」)も、新たな集配先の割り込みで繰り下がった集配先への到着時刻の修正や、制約条件との適合有無のチェックなどをおこなう。なお、「配送順決定」ボタンおよび「号車割付」ボタンがそれぞれ二つずつあるのは、割り付け対象が毎日の集配先であるか曜日ごとの集配先かによって表示するダイアログ内の項目を若干異ならせる必要があるためで、本質的な差異はない。
【0085】
なお、上記では現金輸送を例として説明したが、高額の絵画や貴金属など、防犯の重視される物品であれば何の輸送であってもよい。本発明によって作成される配車計画にしたがえば、取り扱い量が多く毎日巡回するような集配先への配布は出発後できるだけ早い時点、逆に回収はできるだけ遅い時点に固められる結果、輸送中の各時点で車載されている物品は必要最小限の量となり、しかも複数の車両の走行距離の合計又はその必要台数の合計が最小となるので、安全性および効率性がよい配車計画を作成することができる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、制約条件設定手段が、少なくとも各集配先への到着時刻を設定し、週間計画作成手段が、前記集配先のうち毎日巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定された到着時刻となるように作成し、曜日計画作成手段が、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定された到着時刻となるように、前記週間計画作成手段によって作成された配車計画の空き時間帯で作成するので、銀行など毎日の集配先への配車を中心として、その空き時間にそれ以外の、曜日ごとの集配先への配車がスケジュールされ、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための配車計画を自動的に作成することが可能な、複数の集配先への複数の車両の配車計画を作成する配車計画作成装置が得られるという効果を奏する。
【0087】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成手段が前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯に前詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成手段が前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に後ろ詰めで計画するので、出発地で現金を積み込んだ各車両は、銀行など毎日の集配先で順次当該現金を積み降ろした後に、それ以外の曜日ごとの集配先を巡回することになり、車中の現金の量が各時点で必要最小限に抑えられることから、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成装置が得られるという効果を奏する。
【0088】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記曜日計画作成手段が前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するので、各車両は次便に間に合う時刻には出発地に帰着でき、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成装置が得られるという効果を奏する。
【0089】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成手段が前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成手段が前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に前詰めで計画するので、各車両は曜日ごとの集配先を巡回し終えた後に、毎日の集配先を巡回してその現金を順次積み込みながら出発地に帰着することになり、車中の現金の量が各時点で必要最小限に抑えられることから、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成装置が得られるという効果を奏する。
【0090】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段が前記複数の車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成するので、最終的に作成される配車計画では全車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となり、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性および効率性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成装置が得られるという効果を奏する。
【0091】
また、この発明によれば、制約条件設定工程が、少なくとも各集配先への到着時刻を設定し、週間計画作成工程が、前記集配先のうち毎日巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程で設定された到着時刻となるように作成し、曜日計画作成工程が、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程で設定された到着時刻となるように、前記週間計画作成工程で作成された配車計画の空き時間帯で作成するので、銀行など毎日の集配先への配車を中心として、その空き時間にそれ以外の、曜日ごとの集配先への配車がスケジュールされ、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための配車計画を自動的に作成することが可能な、複数の集配先への複数の車両の配車計画を作成する配車計画作成方法が得られるという効果を奏する。
【0092】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成工程では前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯に前詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成工程では前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に後ろ詰めで計画するので、出発地で現金を積み込んだ各車両は、銀行など毎日の集配先で順次当該現金を積み降ろした後に、それ以外の曜日ごとの集配先を巡回することになり、車中の現金の量が各時点で必要最小限に抑えられることから、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成方法が得られるという効果を奏する。
【0093】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記曜日計画作成工程では前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するので、各車両は次便に間に合う時刻には出発地に帰着でき、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成方法が得られるという効果を奏する。
【0094】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成工程では前記毎日巡回する集配先への配車を各便の時間帯のうち所定の時刻までの時間帯に後ろ詰めで計画するとともに、前記曜日計画作成工程では前記曜日ごとに巡回する集配先への配車を前記空き時間帯に前詰めで計画するので、各車両は曜日ごとの集配先を巡回し終えた後に、毎日の集配先を巡回してその現金を順次積み込みながら出発地に帰着することになり、車中の現金の量が各時点で必要最小限に抑えられることから、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成方法が得られるという効果を奏する。
【0095】
また、この発明によれば、上記の発明において、前記週間計画作成工程および前記曜日計画作成工程では前記複数の車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成するので、最終的に作成される配車計画では全車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となり、これによって、銀行や銀行以外など各種の集配先を定期的に巡回するための、安全性および効率性に優れた配車計画を自動的に作成することが可能な配車計画作成方法が得られるという効果を奏する。
【0096】
また、この発明によれば、上記に記載された方法をコンピュータに実行させることが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【0097】
また、この発明によれば、上記に記載されたプログラムをコンピュータによって実行させることが可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による配車計画作成装置のハードウエア構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態による配車計画作成装置の構成を機能的に示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態による配車計画作成装置のメイン画面の一例を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連のマスター登録画面のうち第1階層の画面の一例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連のマスター登録画面のうち第2階層の画面の一例を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連のマスター登録画面のうち第3階層の画面の一例を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第1階層の画面の一例を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第2階層の画面の一例を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図10】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図11】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の配送要求設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の制約条件設定画面のうち第1階層の画面の一例を示す説明図である。
【図14】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の制約条件設定画面のうち第2階層の画面の一例を示す説明図である。
【図15】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の制約条件設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図16】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、一連の制約条件設定画面のうち第2階層の画面の他の一例を示す説明図である。
【図17】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、配車計画作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、週間計画の作成方針を説明するための説明図である。
【図19】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、曜日計画の作成方針を説明するための説明図である。
【図20】この発明の実施の形態による配車計画作成装置における、配車結果表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 バスまたはケーブル
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 ディスプレイ
109 キーボード
110 マウス
111 プリンタ
112 CD−ROM
113 CD−ROMドライブ
200 入力部
201 制御部
202 表示部
203 箇所マスター記憶部
204 配送要求記憶部
204a 銀行支店配送要求記憶部
204b その他箇所配送要求記憶部
204c ATM配送要求記憶部
204d 一般配送先配送要求記憶部
205 制約条件記憶部
205a 号車条件記憶部
205b 銀行・その他箇所配送条件記憶部
205c ATM・一般配送先配送条件記憶部
206 配車計画作成部
206a 週間計画作成部
206b 曜日計画作成部
207 配車計画記憶部

Claims (10)

  1. 銀行の本店に対する当該銀行の支店を含む複数の集配先への複数の現金輸送車両の配車計画を作成する配車計画作成装置において、
    各種の画面を表示する表示手段と、
    少なくとも各集配先への到着時刻を、前記表示手段によって表示された画面に対して入力を受け付けることによって設定する制約条件設定手段と、
    前記制約条件設定手段によって設定された各集配先への到着時刻を記憶する制約条件記憶手段と、
    前記集配先の所在地に関する情報を含む詳細情報を記憶する箇所マスター記憶手段と、
    所定の場所である前記銀行の本店を所定の出発時刻に出発し、前記複数の集配先を巡回し、前記所定の場所である前記銀行の本店または当該所定の場所である前記銀行の本店とは異なる場所へ所定の最終到着時刻までに到着する各便ごとに、前記集配先のうち毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて作成する週間計画作成手段と、
    前記週間計画作成手段によって作成された配車計画における、前記各便ごとの前記出発時刻から最初の集配先での集配開始までの時間帯または最後の集配先での集配終了から前記最終到着時刻までの時間帯である空き時間帯を抽出し、前記各便ごとに、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて、前記空き時間帯で作成する曜日計画作成手段と、
    前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段によって作成された配車計画を記憶する配車計画記憶手段と、
    を備え、
    前記週間計画作成手段は、前記毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車を前記各便の時間帯において前記出発時刻に対して前詰めで設定するとともに、
    前記曜日計画作成手段は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯において前記最終到着時刻に対して後ろ詰めで設定することを特徴とする配車計画作成装置。
  2. 前記曜日計画作成手段は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯うち所定の時刻に対して後ろ詰めで設定することを特徴とする前記請求項1に記載の配車計画作成装置。
  3. 銀行の本店に対する当該銀行の支店を含む複数の集配先への複数の現金輸送車両の配車計画を作成する配車計画作成装置において、
    各種の画面を表示する表示手段と、
    少なくとも各集配先への到着時刻を、前記表示手段によって表示された画面に対して入力を受け付けることによって設定する制約条件設定手段と、
    前記制約条件設定手段によって設定された各集配先への到着時刻を記憶する制約条件記憶手段と、
    前記集配先の所在地に関する情報を含む詳細情報を記憶する箇所マスター記憶手段と、
    所定の場所である前記銀行の本店を所定の出発時刻に出発し、前記複数の集配先を巡回し、前記所定の場所である前記銀行の本店または当該所定の場所である前記銀行の本店とは異なる場所へ所定の最終到着時刻までに到着する各便ごとに、前記集配先のうち毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて作成する週間計画作成手段と、
    前記週間計画作成手段によって作成された配車計画における、前記各便ごとの前記出発時刻から最初の集配先での集配開始までの時間帯または最後の集配先での集配終了から前記最終到着時刻までの時間帯である空き時間帯を抽出し、前記各便ごとに、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定手段によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて、前記空き時間帯で作成する曜日計画作成手段と、
    前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段によって作成された配車計画を記憶する配車計画記憶手段と、
    を備え、
    前記週間計画作成手段は、前記毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車を前記各便の時間帯のうち所定の時刻に対して後ろ詰めで設定するとともに、
    前記曜日計画作成手段は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯において前記出発時刻に対して前詰めで設定することを特徴とする配車計画作成装置。
  4. 前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段は、前記複数の現金輸送車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成することを特徴とする前記請求項1〜請求項3に記載の配車計画作成装置。
  5. 各種の画面を表示する表示手段と、制約条件設定手段と、制約条件記憶手段と、銀行の本店に対する当該銀行の支店を含む複数の集配先の所在地に関する情報を含む詳細情報を記憶する箇所マスター記憶手段と、週間計画作成手段と、曜日計画作成手段と、配車計画記憶手段と、を備えた、前記複数の集配先への複数の現金輸送車両の配車計画を作成する配車計画作成装置を用いた配車計画作成方法において、
    前記制約条件設定手段が、少なくとも各集配先への到着時刻を、前記表示手段によって表示された画面に対して入力を受け付けることによって設定し、
    前記制約条件記憶手段が、前記制約条件設定工程によって設定された各集配先への到着時刻を記憶する制約条件記憶工程と、
    前記週間計画作成手段が、所定の場所である前記銀行の本店を所定の出発時刻に出発し、前記複数の集配先を巡回し、前記所定の場所である前記銀行の本店または当該所定の場所である前記銀行の本店とは異なる場所へ所定の最終到着時刻までに到着する各便ごとに、前記集配先のうち毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて作成する週間計画作成工程と、
    前記曜日計画作成手段が、前記週間計画作成工程によって作成された配車計画における、前記各便ごとの前記出発時刻から最初の集配先での集配開始までの時間帯または最後の集配先での集配終了から前記最終到着時刻までの時間帯である空き時間帯を抽出し、前記各便ごとに、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて、前記空き時間帯で作成する曜日計画作成工程と、
    前記配車計画記憶手段が、前記週間計画作成工程および前記曜日計画作成工程によって作成された配車計画を記憶する配車計画記憶工程と、
    を含み、
    前記週間計画作成工程は、前記毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車を前記各便の時間帯において前記出発時刻に対して前詰めで設定するとともに、
    前記曜日計画作成工程は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯において前記最終到着時刻に対して後ろ詰めで設定することを特徴とする配車計画作成方法。
  6. 前記曜日計画作成工程は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯うち所定の時刻に対して後ろ詰めで設定することを特徴とする前記請求項に記載の配車計画作成方法。
  7. 各種の画面を表示する表示手段と、制約条件設定手段と、制約条件記憶手段と、銀行の本店に対する当該銀行の支店を含む複数の集配先の所在地に関する情報を含む詳細情報を記憶する箇所マスター記憶手段と、週間計画作成手段と、曜日計画作成手段と、配車計画記憶手段と、を備えた、前記複数の集配先への複数の現金輸送車両の配車計画を作成する配車計画作成装置を用いた配車計画作成方法において、
    前記制約条件設定手段が、少なくとも各集配先への到着時刻を、前記表示手段によって表示された画面に対して入力を受け付けることによって設定し、
    前記制約条件記憶手段が、前記制約条件設定工程によって設定された各集配先への到着時刻を記憶する制約条件記憶工程と、
    前記週間計画作成手段が、所定の場所である前記銀行の本店を所定の出発時刻に出発し、前記複数の集配先を巡回し、前記所定の場所である前記銀行の本店または当該所定の場所である前記銀行の本店とは異なる場所へ所定の最終到着時刻までに到着する各便ごとに、前記集配先のうち毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて作成する週間計画作成工程と、
    前記曜日計画作成手段が、前記週間計画作成工程によって作成された配車計画における、前記各便ごとの前記出発時刻から最初の集配先での集配開始までの時間帯または最後の集配先での集配終了から前記最終到着時刻までの時間帯である空き時間帯を抽出し、前記各便ごとに、前記集配先のうち曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車計画を、各集配先への到着時刻が前記制約条件設定工程によって設定され、前記制約条件記憶手段に記憶された到着時刻となるように、前記箇所マスター記憶手段によって記憶された前記集配先の所在地に関する情報に基づいて、前記空き時間帯で作成する曜日計画作成工程と、
    前記配車計画記憶手段が、前記週間計画作成工程および前記曜日計画作成工程によって作成された配車計画を記憶する配車計画記憶工程と、
    を含み、
    前記週間計画作成工程は、前記毎日巡回する集配先である前記銀行の支店への配車を前記各便の時間帯のうち所定の時刻に対して後ろ詰めで設定するとともに、
    前記曜日計画作成工程は、前記曜日ごとに巡回する前記銀行の支店以外の集配先への配車を前記空き時間帯において前記出発時刻に対して前詰めで設定することを特徴とする配車計画作成方法。
  8. 前記週間計画作成手段および前記曜日計画作成手段は、前記複数の現金輸送車両の走行距離の合計またはその必要台数の合計が最小となるように配車計画を作成することを特徴とする前記請求項〜請求項に記載の配車計画作成方法。
  9. 前記請求項〜請求項のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記請求項に記載されたプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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