JP2007007716A - ダイクッション機構の衝突判定装置および衝突判定システム - Google Patents

ダイクッション機構の衝突判定装置および衝突判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 衝突判定を短時間でかつ確実に行う。
【解決手段】 サーボモータ(18)を駆動源としてプレス機械のスライド(24)に対して力を生ずるダイクッション機構(20)のスライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置(110)であって、ダイクッションとスライドとの間に生じている力を検出する力検出手段(21)と、力検出手段が検出した力検出値(Fd)と所定の閾値(L1)とを比較する比較手段(95)とを具備し、力検出値が閾値よりも大きい場合には、スライドとダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。力検出値の微分値(Fd’、Fd’’)、スライド位置検出値(Y1d)またはスライド位置指令値(Y1c)とこれらに関する他の閾値とを比較することにより、衝突判定してもよい。また、複数の衝突判定手法を実施する衝突判定システムを利用することもできる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダイクッション機構におけるスライドとダイクッションとが衝突したのを判定する衝突判定装置および衝突判定システムに関する。
曲げ、絞り、打抜き等のプレス加工を行うプレス機械において、加工動作中に、プレス加工に用いる第一の型を支持する可動側の支持部材(一般にスライドと称する)に対し、第二の型を支持する支持部材(一般にボルスタと称する)の側から所用の力(圧力)を加える付属装置として、ダイクッション機構を装備することは知られている。ダイクッション機構は通常、所定の圧力で保持した可動要素(一般にはクッションパッドと称する)に、型閉め方向へ移動中のスライド(または第一の型)を直接または間接に衝突させた後、型閉め(成形)を経て型開きに至るまで、クッションパッドがスライドに力(圧力)を加えながら、スライドと共に移動するように構成されている。この間、例えば、クッションパッドとスライドとの間に被加工素材の加工箇所の周辺領域を挟持することにより、被加工素材の皺の発生を防止することができる。
図15は従来技術のダイクッション機構の制御装置の機能ブロック図である。制御装置100の位置制御部920および力制御部940において位置制御速度指令値Vcxと力制御速度指令値Vcfとがそれぞれの所定の制御方式に基づいて作成される。次いでこれら位置制御速度指令値Vcxおよび力制御速度指令値Vcfは比較演算部950に供給される。比較演算部950においては、これら位置制御速度指令値Vcxおよび力制御速度指令値Vcfのうちの下向きの大きさ、つまりスライドがクッションパッドに向かって下降する方向への速度の大きさが比較される。そして、例えば位置制御速度指令値Vcxの方が大きいと判定された場合には位置制御部920によってダイクッションが制御されるように、および力制御速度指令値Vcfの方が大きいと判定された場合には力制御部940によってダイクッションが制御されるように、切換器930の切換動作が行われる。
ところで、ダイクッション機構のスライドは当初はその上限位置で待機している。そして、スライド動作の初期には、位置制御速度指令値Vcxが力制御速度指令値Vcfよりも大きいので、切換器930によって、ダイクッションは位置制御部920からの力制御速度指令値Vcfに基づいて下降するようになる。このような比較演算部950における比較処理はスライド下降時に繰り返し行われる。そして、力制御速度指令値Vcfが位置制御速度指令値Vcxよりも大きくなると、スライドがダイクッションに衝突したものと判定されて、切換器930により位置制御部920から力制御部940への切換動作が行われる。これにより、ダイクッションは力制御部940の力制御速度指令値Vcfに基づいて下降し、適切なクッション圧が生じるようになる。
ところで、スライドとダイクッションとが衝突するときには、始めにスライドがクッションピンに接触し、それにより、スライドとクッションパッドとが一体的に下降するようになる。そして、クッションパッドのダンパに作用する力が大きくなるとクッションピンがさらに下降して、ダイクッションのボルスタとスライドとがそれぞれの型を介して衝突する。
このため、スライドと共にクッションパッドが下降しているときには力制御速度指令値Vcfと位置制御速度指令値Vcxとの作成に時間を要するので、これらの比較による迅速な衝突判定は困難となる。その結果、実際の衝突が生じてから衝突判定されるまでに多大な時間を要する場合がある。このような衝突判定の遅れは、力のオーバーシュート量の増大につながるので、衝突判定を迅速に行うことが望まれている。
さらに、衝突判定を誤ると、ダイクッション機構はプレス加工不可能な状態にもなりかねないので、スライドとクッションパッドとの衝突判定を確実に行う必要がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、スライドとクッションパッドとの衝突判定を短時間でかつ確実に行うことのできるダイクッション機構の衝突判定装置および衝突判定システムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出した力検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記力検出値が前記閾値を上回ったときには前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
2番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出した力検出値と前記ダイクッションが作動する前に前記力検出手段が検出した作動前力検出値とを比較する比較手段とを具備し、前記力検出値が前記作動前力検出値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
3番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出した力検出値の一階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記一階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
4番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出した力検出値の二階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記二階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
5番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じさせる力を指令する力指令手段と、前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出した力検出値と前記力指令手段が指令した力指令値とを比較する比較手段とを具備し、前記力検出値が前記力指令値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
すなわち1番目の発明においては力検出値のみを検出して所定の閾値との比較により衝突判定しており、2番目の発明においては力検出値のみを検出して予め検出した作動前力検出値との比較により衝突判定しており、3番目の発明においては力検出値のみを検出してこれを一階微分した後で所定の閾値との比較により衝突判定しており、4番目の発明においては力検出値のみを検出してこれを二階微分した後で所定の閾値との比較により衝突判定しており、さらに5番目の発明においては力検出値のみを検出して力指令値との比較により衝突判定している。従って、1番目から5番目の発明においては、衝突判定するときに力制御速度指令値および位置制御速度指令値を用いる必要がなく、短時間で衝突判定することが可能となる。
6番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションの速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段が検出した速度検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記速度検出値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
7番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションの速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段が検出した速度検出値の一階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記一階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
8番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションの加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段が検出した加速度検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記加速度検出値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
すなわち6番目の発明においては速度検出値のみを検出して所定の閾値との比較により衝突判定しており、7番目の発明においては速度検出値のみを検出してこれを一階微分した後で所定の閾値との比較により衝突判定しており、8番目の発明においては加速度検出値のみを検出して所定の閾値との比較により衝突判定している。従って、6番目から8番目の発明においては、衝突判定するときに力制御速度指令値および位置制御速度指令値を用いる必要がなく、短時間で衝突判定することが可能となる。
9番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、前記スライド位置検出手段が検出したスライド位置検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置検出値が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
10番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、前記スライド位置指令手段が指令したスライド位置指令値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置指令値が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
11番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記ダイクッションと前記スライドとの間の距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段により検出された距離と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、前記距離が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
12番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、前記ダイクッションの位置を検出するダイクッション位置検出手段と、前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出手段により検出されたダイクッション位置検出値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置検出値が前記ダイクッション位置検出値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
13番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、前記ダイクッションの位置を検出するダイクッション位置検出手段と、前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出手段により検出されたダイクッション位置検出値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出値とが一致したときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
14番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、前記ダイクッションの位置を指令するダイクッション位置指令手段と、前記スライド位置指令手段により指令されたスライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令手段により指令されたダイクッション位置指令値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置指令値が前記ダイクッション位置指令値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
15番目の発明によれば、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、前記ダイクッションの位置を指令するダイクッション位置指令手段と、前記スライド位置指令手段により指令されたスライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令手段により指令されたダイクッション位置指令値とを比較する比較手段とを具備し、前記スライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令値とが一致したときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置が提供される。
すなわち9番目の発明においてはスライド位置検出値のみを検出して所定の閾値との比較により衝突判定しており、10番目の発明においてはスライド位置指令値のみを用いて所定の閾値との比較により衝突判定しており、11番目の発明においてはスライドとダイクッションとの間の距離のみを検出して所定の閾値との比較により衝突判定しており、12番目および13番目の発明においてはスライド位置検出値およびダイクッション位置検出値のみを検出してこれらの比較により衝突判定しており、さらに14番目および15番目の発明においてはスライド位置指令値およびダイクッション位置指令値のみを用いてこれらの比較により衝突判定している。従って、9番目から15番目の発明においては、衝突判定するときに力制御速度指令値および位置制御速度指令値を用いる必要がなく、短時間で衝突判定することが可能となる。
16番目の発明によれば、1番目から15番目の衝突判定装置のうちの少なくとも一つの衝突判定装置と、1番目から15番目のうちの他の少なくとも一つの衝突判定装置とを具備し、前記少なくとも一つの衝突判定装置と前記他の少なくとも一つの衝突判定装置とが衝突判定したときに、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定システムが提供される。
すなわち16番目の発明においては、異なる二つの衝突判定装置を用いているので誤判定を生じることなしに、衝突判定を確実に行うことができる。
17番目の発明によれば、1番目から15番目の衝突判定装置のうちの一つの衝突判定装置と、1番目から15番目のうちの他の一つの衝突判定装置と、スライドの位置に応じて前記スライドを制御する位置制御部と前記スライドに作用する力に応じて前記スライドを制御する力制御部とを切換える切換手段とを具備し、前記一つの衝突判定装置が衝突判定して前記切換手段が前記位置制御部から前記力制御部へと切換える切換動作後に、前記他の一つの衝突判定装置が衝突判定していない場合には、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突していないと判定して前記切換手段が前記力制御部から前記位置制御部へと切換えるようにした衝突判定システムが提供される。
すなわち17番目の発明においては、一つの衝突判定装置が衝突判定した場合には切換操作により位置制御から力制御に切換えるので、16番目の発明の場合よりも切換動作を迅速に行うことができる。また、切換後に他の一つの衝突判定装置が衝突判定しなかった場合には力制御から圧力制御に戻すことにより、誤判定が生じるのを防止することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1(a)および図1(b)は本発明に基づく制御装置10を備えたプレス機械のダイクッション機構20の基本構成を示す模式図であり、それぞれプレス機械の開放状態および閉鎖状態を示している。これら図面に示されるように、二つの支持部12がベース11から鉛直方向に延びており、これら支持部12の先端には、平板状のボルスタ15がダンパ13をそれぞれ介して配置されている。これら図面に示されるように、ボルスタ15の下方には、ダイクッション機構20が設けられている。
本発明に基づくダイクッション機構20は、ボルスタ15の下面に対して垂直方向に伸縮する弾性要素30と、プレス機械に組み込まれていてスライド24の動作に対応して移動するクッションパッド16と、クッションパッド16を昇降させるサーボモータ18とを含んでいる。なお、本発明においては弾性要素30は必ずしも必要ではないが、以下においては弾性要素30が存在するものとして説明する。図示されるように、弾性要素30の底面はクッションパッド16に保持されている。ここで、弾性要素30は、ゴム等の弾性体、バネまたは油室などを採用することができる。また、弾性要素30の頂面から延びる複数のクッションピン31はボルスタ15の孔を通ってボルスタ15から突出している。被加工素材35はクッションピン31の先端に支持されている。
スライド24はプレス加工に用いる第一型26を支持している。そして、スライド24がボルスタ15に支持された第二型27に対し、プレス加工に要求される速度Vで接近又は離反する方向へ移動する。なお、このスライド24がサーボモータ18とは別のサーボモータによって移動する構成であってもよい。
クッションパッド16は、第二型27に関連して配置され、ボールねじ装置17を介して、サーボモータ18の出力軸に接続されている。スライド24(又は第一型26)は、型閉め方向へ移動する間に、所定位置に待機していたクッションパッド16に直接又は間接に衝突する。そして通常は、型閉め(成形)を経て型開きに至るまで、クッションパッド16がスライド24に所要の力(圧力)Fを加えながらスライド24と共に移動するように構成されている。なお、本願明細書においては、クッションパッド16およびこれに関連する部材を適宜、ダイクッションと呼ぶことにする。
このような動作は本発明に基づくプレス機械の制御装置10により行われている。図1(a)および図1(b)を参照しつつ、プレス機械の具体的な動作を説明する。プレス機械の動作時には、スライド24が下降し、第一型26が被加工素材35を介して複数のクッションピン31を押圧する。これにより、弾性要素30が鉛直方向に圧縮され、クッションパッド16が下方に押される。クッションパッド16の下降動作に応じて、サーボモータ18がボルスタ15を同様に下降させるよう回転する。弾性要素30に作用する力(圧力)が大きくなると、クッションピン31がさらに下降し、被加工素材35がスライド24の第一型26とボルスタ15の第二型27との間で把持されてプレス加工される。このとき、ボルスタ15はスライド24によってわずかながら下降する。次いで、スライド24がその下死点に到達すると、スライド24は上昇開始し、他の部材も初期位置まで戻ってプレス加工が終了する。
このように、制御装置10はサーボモータ18を制御してクッションパッド16とスライド24との間に相関的な圧力(すなわち力F)を生じさせている。図1(a)および図1(b)から分かるように、この圧力(すなわち力F)を検出する力検出部21は制御装置10に接続されている。同様に、サーボモータ18の回転速度をダイクッションの速度として検出する速度検出部22も制御装置10に接続されている。図1(a)および図1(b)に示されるように、位置検出部25が支持部12に隣接して配置されており、この位置検出部25も制御装置10に接続されている。位置検出部25はダイクッション機構20の鉛直方向位置、特にクッションパッド16の鉛直方向位置を検出すると共に、スライド24の鉛直方向位置も検出することができる。つまり、位置検出部25はダイクッション位置検出部およびスライド位置検出部としての役目を果たしうる。さらに、この位置検出部25はスライド24とダイクッションとの間の距離を検出することも可能である。なお、力検出部21は公知の力覚センサを、速度検出部22は公知のエンコーダを、位置検出部25は公知のリニアスケールを、それぞれ採用することができる。図示しない実施形態においては、ダイクッション機構の鉛直方向位置を検出するための専用の位置検出部(図示しない)および、スライド24の鉛直方向位置を検出する専用の位置検出部(図示しない)を別途設けるようにしてもよい。なお、図面には示さないものの、本発明の制御装置10は従来技術と同様な位置制御部920および切換器930も備えている(図15を参照されたい)。
図2は本発明の第一の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。図2に示されるように、第一の実施形態に基づく制御装置10は、力制御部940に含まれていてダイクッション機構20に生じさせる力Fcを指令する力指令部51と、ダイクッション機構20に生じている力Fdを検出する力検出部21と、力検出部21に接続される第一微分回路23aおよび第二微分回路23bとを備えている。さらに、制御装置10は、力制御部940の力指令部51が指令した力指令値Fc、力検出部21が検出した力検出値Fd、第一微分回路23aによって一階微分された力検出値Fdの一階微分力検出値Fd’第一微分回路23aと第二微分回路23bとによって二階微分された力検出値Fdの二階微分力検出値Fd’’をそれぞれの閾値または後述する作動前力検出値Fd0と比較する比較演算部95を備えている。
前述したようにダイクッションは当初は位置制御部920の制御により動作する。そして、スライド24とダイクッションとの間の衝突判定がなされた場合には、その衝突判定信号が切換器930に供給され、それにより、ダイクッションは位置制御部920の制御から力制御部940への制御に切換えられるようになる。
以下、図3(a)から図5を参照しつつ、本発明の第一の実施形態に基づくダイクッション機構20の制御装置10によるスライド24とダイクッションとの衝突判定について説明する。なお、図面に示されるフローチャートの衝突判定プログラム(手法)110〜230およびプログラム240、250は制御装置10の図示しない記憶部に予め記憶されているものとする。また、これら衝突判定プログラムは110〜230はダイクッション機構20の動作時に繰り返し実行されるものとする。
図3(a)に示される衝突判定プログラム110においては、力検出部21から力検出値Fdを取り込んだ後(ステップ111)、比較演算部95において力検出値Fdと閾値L1とを比較する(ステップ113)。閾値L1および後述する他の閾値は実験等により予め求められていて制御装置10の記憶部に記憶されているものとする。次いで、力検出値Fdが閾値L1よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ114)、力検出値Fdが閾値L1よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ115)。
また、図3(b)に示される衝突判定プログラム120においては、はじめに力検出部21からプリロード値Fd0を取り込む(ステップ121)。プリロード値Fd0はスライド24とダイクッションとが衝突していないとき、具体的にはクッションピン31がスライド24に接触する前における力検出部21の圧力検出値である。そして、力検出部21から力検出値Fdを取り込んだ後(ステップ122)、比較演算部95において力検出値Fdとプリロード値Fd0とを比較する(ステップ123)。次いで、力検出値Fdがプリロード値Fd0よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ124)、力検出値Fdがプリロード値Fd0よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ125)。
さらに、図4(a)に示される衝突判定プログラム130においては、力検出部21から力検出値Fdを取り込んだ後(ステップ131)、第一微分回路23aによって力検出値Fdを一階微分する。これにより得られた一階微分力検出値Fd’は比較演算部95に供給され、比較演算部95において一階微分力検出値Fd’と閾値L2とを比較する(ステップ133)。次いで、一階微分力検出値Fd’が閾値L2よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ134)、一階微分力検出値Fd’が閾値L2よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ135)。
同様に、図4(b)に示される衝突判定プログラム140においては、力検出部21から力検出値Fdを取り込んだ後(ステップ141)、第一微分回路23aおよび第二微分回路23bによって力検出値Fdを二階微分する。これにより得られた二階微分力検出値Fd’’は比較演算部95に供給され、比較演算部95において二階微分力検出値Fd’’と閾値L3とを比較する(ステップ143)。次いで、二階微分力検出値Fd’’が閾値L3よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ144)、二階微分力検出値Fd’’が閾値L3よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ145)。
図5に示される衝突判定プログラム150においては、はじめに力指令部51から力指令値Fcを取り込む(ステップ151)。そして、力検出部21から力検出値Fdを取り込んだ後(ステップ152)、比較演算部95において力検出値Fdと力指令値Fcとを比較する(ステップ153)。次いで、力検出値Fdが力指令値Fcよりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ154)、力検出値Fdが力指令値Fcよりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ155)。
第一の実施形態の手法110〜150において衝突判定された場合には、切換器930によって、ダイクッションは位置制御部920の制御から力制御部940への制御に切換えられ、その結果適切なクッション圧が生じるようになる。
このように本発明の第一の実施形態においては、従来技術のような位置制御速度指令値Vcxと力制御速度指令値Vcfとの比較を行っていない。前述したようにクッションパッドの下降時には力制御速度指令値Vcfと位置制御速度指令値Vcxとの比較による衝突判定が困難になって衝突判定に遅れが生じうるが、第一の実施形態においては力制御速度指令値Vcfと位置制御速度指令値Vcxを使用していないので、短時間で衝突判定することができる。その結果、第一の実施形態においては、衝突判定の遅れに基づく力のオーバーシュート量が増大することも防止される。
ところで、図6は本発明の第二の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。図6に示されるように、第二の実施形態に基づく制御装置10は、ダイクッションの速度を検出する速度検出部22と、速度検出部22に接続される第三微分回路23cと、ダイクッションの加速度を検出する加速度検出部29(図1には示さない)とを備えて構成される。さらに、制御装置10は、速度検出部22が検出したダイクッションの速度検出値Vd、第三微分回路23cによって一階微分された速度検出値Vdの一階微分速度検出値Vd’、加速度検出部29が検出したダイクッションの加速度検出値Adとをそれぞれの閾値と比較する比較演算部95を備えている。
図7(a)に示される第二の実施形態の衝突判定プログラム160においては、ダイクッションの速度検出部22からダイクッションの速度検出値Vdを取り込んだ後(ステップ161)、比較演算部95においてダイクッションの速度検出値Vdと閾値L3とを比較する(ステップ163)。次いで、ダイクッションの速度検出値Vdが閾値L3よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ164)、ダイクッションの速度検出値Vdが閾値L3よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ165)。
また、図7(b)に示される第二の実施形態の衝突判定プログラム170においては、ダイクッションの速度検出部22からダイクッションの速度検出値Vdを取り込んだ後(ステップ171)、第三微分回路23cによって速度検出値Vdを一階微分する。これにより得られた一階微分速度検出値Vd’は比較演算部95に供給され、比較演算部95において一階微分速度検出値Vd’と閾値L4とを比較する(ステップ173)。次いで、一階微分速度検出値Vd’が閾値L4よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ174)、一階微分速度検出値Vd’が閾値L4よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ175)。
さらに、図8に示される第二の実施形態の衝突判定プログラム180においては、ダイクッションの加速度検出部29からダイクッションの加速度検出値Adを取り込んだ後(ステップ181)、比較演算部95においてダイクッションの加速度検出値Adと閾値L5とを比較する(ステップ183)。次いで、ダイクッションの加速度検出値Adが閾値L5よりも大きい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ184)、ダイクッションの加速度検出値Adが閾値L5よりも大きくない場合には衝突していないと判定する(ステップ185)。
第一の実施形態の場合と同様に、第二の実施形態の手法160〜180において衝突判定された場合には、切換器930によって、ダイクッションが位置制御部920の制御から力制御部940への制御に切換えられ、その結果適切なクッション圧が生じるようになる。
このように本発明の第二の実施形態においても従来技術のような位置制御速度指令値Vcxと力制御速度指令値Vcfとの比較を行っていない。つまり、第二の実施形態においては力制御速度指令値Vcfと位置制御速度指令値Vcxを使用していないので、短時間で衝突判定することができ、衝突判定の遅れに基づく力のオーバーシュート量が増大することも防止される。
さらに、図9は本発明の第三の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。図9に示されるように、第三の実施形態に基づく制御装置10は、スライド24の位置を検出するスライド位置検出部25と、スライド24の位置を指令するスライド位置指令部61と、ダイクッションの位置を検出するダイクッション位置検出部25と、ダイクッションの位置を指令するダイクッション位置指令部62と、スライド24とダイクッションとの間の距離を検出する距離検出部25とを備えて構成される。なお、前述したように、位置検出部25はダイクッション位置検出部およびスライド位置検出部ならびに距離検出部を兼ねることに注意されたい。
さらに、制御装置10は、スライド位置検出部25が検出したスライド位置検出値Y1d、スライド位置指令部61により指令されたスライド位置指令値Y1c、ダイクッション位置検出部25が検出したダイクッション位置検出値Y2d、ダイクッション位置指令部62が指令したダイクッション位置指令値Y2c、距離検出部25が検出したスライドとダイクッションとの間の距離検出値Ddとそれぞれの閾値とを比較する比較演算部95を備えている。
図10(a)に示される第三の実施形態の衝突判定プログラム190においては、スライド位置検出部25からスライド位置検出値Y1dを取り込んだ後(ステップ191)、比較演算部95においてスライド位置検出値Y1dと閾値L6とを比較する(ステップ193)。次いで、スライド位置検出値Y1dが閾値L6よりも小さい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ194)、スライド位置検出値Y1dが閾値L6よりも小さくない場合には衝突していないと判定する(ステップ195)。
また、図10(b)に示される第三の実施形態の衝突判定プログラム200においては、スライド位置指令部61からスライド位置指令値Y1cを取り込んだ後(ステップ201)、比較演算部95においてスライド位置指令値Y1cと閾値L7とを比較する(ステップ203)。次いで、スライド位置指令値Y1cが閾値L7よりも小さい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ204)、スライド位置指令値Y1cが閾値L7よりも小さくない場合には衝突していないと判定する(ステップ205)。
さらに、図11(a)に示される第三の実施形態の衝突判定プログラム210においては、はじめにスライド位置検出部25からスライド位置検出値Y1dを取り込む(ステップ211)。そして、ダイクッション位置検出部25からダイクッション位置検出値Y2dを取り込んだ後(ステップ212)、比較演算部95においてスライド位置検出値Y1dとダイクッション位置検出値Y2dとを比較する(ステップ213)。次いで、スライド位置検出値Y1dがダイクッション位置検出値Y2d以下である場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ214)、スライド位置検出値Y1dがダイクッション位置検出値Y2d以下でない場合には衝突していないと判定する(ステップ215)。
なお、図11(a)に示される衝突判定プログラム210のステップ213においては、スライド位置検出値Y1dとダイクッション位置検出値Y2dとが一致したとき(Y1d=Y2d)に衝突判定するようにしてもよい。しかしながら、スライド24とダイクッションとの間に作用する力は比較的大きいので、衝突時にはスライド24の検出位置とダイクッションの検出位置との間の距離が収縮して瞬時に「スライド位置検出値Y1d<ダイクッション位置検出値Y2d」になる場合がある。このような場合には「Y1d=Y2d」により衝突判定すると判定不可能な事態になることもあるので、図11(a)のステップ213に示されるように「Y1d≦Y2d」により衝突判定するのが好ましい。
さらに、図11(b)に示される第三の実施形態の衝突判定プログラム220においては、はじめにスライド位置指令部61からスライド位置指令値Y1cを取り込む(ステップ221)。そして、ダイクッション位置指令部62からダイクッション位置指令値Y2cを取り込んだ後(ステップ222)、比較演算部95においてスライド位置指令値Y1cとダイクッション位置指令値Y2cとを比較する(ステップ223)。次いで、スライド位置指令値Y1cがダイクッション位置指令値Y2c以下である場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ224)、スライド位置指令値Y1cがダイクッション位置指令値Y2c以下でない場合には衝突していないと判定する(ステップ225)。
同様に図11(b)に示される衝突判定プログラム220のステップ223においては、スライド位置指令値Y1cとダイクッション位置指令値Y2cとが一致したとき(Y1c=Y2c)に衝突判定するようにしてもよい。しかしながら、制御装置10のスライド位置指令部61およびダイクッション位置指令部62から作成される指令値Y1c、Y2cはそれぞれの分解能の等倍分だけ変化させられているので、「Y1c=Y2c」により衝突判定すると判定不可能な事態になることもある。このため、図11(b)のステップ223に示されるように「Y1c≦Y2c」により衝突判定するのが好ましい。
さらに、図12に示される第三の実施形態の衝突判定プログラム230においては、スライドとダイクッションとの間の距離Ddを検出する距離検出部25から距離Ddを取り込んだ後(ステップ231)、比較演算部95においてスライドとダイクッションとの間の距離Ddと閾値L8とを比較する(ステップ233)。次いで、スライドとダイクッションとの間の距離Ddが閾値L8よりも小さい場合にはスライド24とダイクッションとが衝突したと判定し(ステップ234)、スライドとダイクッションとの間の距離Ddが閾値L8よりも小さくない場合には衝突していないと判定する(ステップ235)。
前述した実施形態と同様に、第三の実施形態の手法190〜230において衝突判定された場合には、切換器930によって、ダイクッションが位置制御部920の制御から力制御部940への制御に切換えられ、その結果適切なクッション圧が生じるようになる。
このように本発明の第三の実施形態においても従来技術のような位置制御速度指令値Vcxと力制御速度指令値Vcfとの比較を行っていない。つまり、第三の実施形態においては力制御速度指令値Vcfと位置制御速度指令値Vcxを使用していないので、短時間で衝突判定することができ、衝突判定の遅れに基づく力のオーバーシュート量が増大することも防止される。
ところで、第一から第三の実施形態における衝突判定プログラム(手法)110〜230は従来技術の判定手法よりも短時間で足りるので衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちのいくつかを行うようにしてもよい。図13は本発明に基づく衝突判定システムの動作を示すプログラムのフローチャートである。図13に示されるプログラム240においては、はじめに衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちのいずれか一つを実施する(ステップ241)。これにより衝突判定有りと判定された場合には、衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちの他の手法を実施する(ステップ242)。そして、他の手法によっても衝突判定有りと判定された場合には、ステップ244に進み、プログラム240の衝突判定システムにおける衝突判定を行う。一方、ステップ241において衝突判定有りと判定されたもののステップ242において衝突判定されなかった場合には、誤判定の可能性が高いので、プログラム240の衝突判定システムにおいては衝突判定しない(ステップ245)。
このように、図13に示される衝突判定システムにおいては、前述した衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちの少なくとも二つを実施し、両方の衝突判定プログラムにおいて衝突判定された場合に、衝突判定システムにおいて衝突判定するようにしている。このため、図13に示される衝突判定システムの場合には、前述した衝突判定プログラム(手法)110〜230を単独で実施する場合よりも衝突判定結果に対する信頼性が高まり、誤判定に基づいてプレス加工が不可能になる状態を可能な限り回避することが可能になる。
さらに、図14は本発明に基づく衝突判定システムの動作を示す他のフローチャートである。図14に示されるプログラム250においても、はじめに第一から第三の実施形態における衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちのいずれか一つを実施する(ステップ251)。これにより衝突判定有りと判定された場合には、切換器930によって位置制御部920から力制御部940への切換が行われる(ステップ254)。このため、図13に示される衝突判定システムの場合よりも切換器930による切換動作が迅速に行われる。
次いで、切換器930による切換動作と同時に、タイマを起動して、切換動作からの経過時間Tを記録する(ステップ255)。図示しないタイマは制御装置10に組み入れられているものとする。
タイマを起動した後、ステップ256において衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちの他の手法を実施する。他の手法において衝突判定有りとされた場合には、図14に示される衝突判定システムにおいて衝突判定する(ステップ260)。この場合には、ステップ254において既に切換器930による切換動作が適切であったと判断できるので、切換器930の追加の操作を行うことなしに処理を終了する。
一方、ステップ256において衝突判定されなかった場合には、経過時間Tを参照し(ステップ257)、経過時間Tが所定値T0よりも小さいか否かを判定する(ステップ258)。経過時間Tはステップ251における衝突判定手法終了後からステップ256における衝突判定手法終了後までの時間である。経過時間Tが所定時間T0よりも小さい場合には、ステップ256における判定がステップ251からの所定時間T0内に行われたと判断できる。このため、ステップ256における衝突無し判定が適切であってステップ251における衝突判定が誤判定であったと判断し、図14に示される衝突判定システムにおいて衝突無し判定を行う(ステップ259)。この場合、ステップ254における切換器930の切換動作は不要であったのであるから、ステップ261において力制御部940から位置制御部920へ戻すよう切換えられる。このような構成によって、誤判定が生じるのを防止することができる。
なお、ステップ258において経過時間Tが所定値T0よりも小さくない場合には、ステップ256における衝突判定手法が所定時間内に行われなかったのでステップ256における衝突判定結果は採用されず、ステップ260に進んで処理を終了する。また、ステップ251において衝突判定されなかった場合には、ステップ253に進み、切換器930の切換動作を行うことなしに処理を終了する。
なお、図13および図14を参照して説明した衝突判定システムにおいては衝突判定プログラム(手法)110〜230のうちの二つを実施している。しかしながら、これら衝突判定システムがさらに多数の衝突判定プログラム110〜230を採用し、それにより、衝突判定結果の信頼性をさらに高めるようにしてもよい。
(a)本発明に基づく制御装置を備えたプレス機械のダイクッション機構の基本構成を示す模式図であり、プレス機械の開放状態を示している。(b)本発明に基づく制御装置を備えたプレス機械のダイクッション機構の基本構成を示す模式図であり、プレス機械の閉鎖状態を示している。 本発明の第一の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。 (a)本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すフローチャートである。(b)本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す他のフローチャートである。 (a)本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す別のフローチャートである。(b)本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すさらに別のフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すさらに別のフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。 (a)本発明の第二の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すフローチャートである。(b)本発明の第二の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す他のフローチャートである。 本発明の第一の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す別のフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に基づくダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。 (a)本発明の第三の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すフローチャートである。(b)本発明の第三の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す他のフローチャートである。 (a)本発明の第三の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示す別のフローチャートである。(b)本発明の第三の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すさらに別のフローチャートである。 本発明の第三の実施形態における制御装置の衝突判定動作を示すさらに別のフローチャートである。 本発明に基づく衝突判定システムの動作を示すフローチャートである。 本発明に基づく衝突判定システムの動作を示す他のフローチャートである。 従来技術におけるダイクッション機構の制御装置を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 制御装置
15 ボルスタ
16 クッションパッド
18 サーボモータ
20 ダイクッション機構
21 力検出部
22 速度検出部
23a〜23c 微分回路
24 スライド
25 スライド位置検出部、ダイクッション位置検出部、距離検出部
29 加速度検出部
30 弾性要素
31 クッションピン
35 被加工素材
51 力指令部
61 スライド位置指令部
62 ダイクッション位置指令部
95 比較演算部
110〜230 衝突判定プログラム(手法)
240、250 プログラム
920 位置制御部
930 切換器
940 力制御部
Ad 加速度検出値
Dd 距離検出値
Fc 力指令値
Fd 力検出値
Fd’ 一階微分力検出値
Fd’’ 二階微分力検出値
Fd0 作動前力検出値(プリロード値)
L1〜L8 閾値
T 経過時間
T0 所定時間
Vd 速度検出値
Vd’ 一階微分速度検出値
Y1c スライド位置指令値
Y1d スライド位置検出値
Y2c ダイクッション位置指令値
Y2d ダイクッション位置検出値

Claims (17)

  1. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段が検出した力検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記力検出値が前記閾値を上回ったときには前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  2. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段が検出した力検出値と前記ダイクッションが作動する前に前記力検出手段が検出した作動前力検出値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記力検出値が前記作動前力検出値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  3. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段が検出した力検出値の一階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記一階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  4. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段が検出した力検出値の二階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記二階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  5. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じさせる力を指令する力指令手段と、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段が検出した力検出値と前記力指令手段が指令した力指令値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記力検出値が前記力指令値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  6. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションの速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した速度検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記速度検出値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  7. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションの速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段が検出した速度検出値の一階微分値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記一階微分値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  8. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションの加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段が検出した加速度検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記加速度検出値が前記閾値を上回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  9. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、
    前記スライド位置検出手段が検出したスライド位置検出値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置検出値が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  10. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、
    前記スライド位置指令手段が指令したスライド位置指令値と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置指令値が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  11. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記ダイクッションと前記スライドとの間の距離を検出する距離検出手段と、
    前記距離検出手段により検出された距離と所定の閾値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記距離が前記閾値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  12. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、
    前記ダイクッションの位置を検出するダイクッション位置検出手段と、
    前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出手段により検出されたダイクッション位置検出値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置検出値が前記ダイクッション位置検出値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  13. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段と、
    前記ダイクッションの位置を検出するダイクッション位置検出手段と、
    前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出手段により検出されたダイクッション位置検出値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置検出値と前記ダイクッション位置検出値とが一致したときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  14. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、
    前記ダイクッションの位置を指令するダイクッション位置指令手段と、
    前記スライド位置指令手段により指令されたスライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令手段により指令されたダイクッション位置指令値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置指令値が前記ダイクッション位置指令値を下回ったときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  15. サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに対して力を生ずるダイクッション機構における前記スライドとダイクッションとが衝突するのを判定する衝突判定装置であって、
    前記スライドの位置を指令するスライド位置指令手段と、
    前記ダイクッションの位置を指令するダイクッション位置指令手段と、
    前記スライド位置指令手段により指令されたスライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令手段により指令されたダイクッション位置指令値とを比較する比較手段とを具備し、
    前記スライド位置指令値と前記ダイクッション位置指令値とが一致したときに前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定装置。
  16. 請求項1から請求項15の衝突判定装置のうちの少なくとも一つの衝突判定装置と、
    請求項1から請求項15のうちの他の少なくとも一つの衝突判定装置とを具備し、
    前記少なくとも一つの衝突判定装置と前記他の少なくとも一つの衝突判定装置とが衝突判定したときに、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突したと判定する衝突判定システム。
  17. 請求項1から請求項15の衝突判定装置のうちの一つの衝突判定装置と、
    請求項1から請求項15のうちの他の一つの衝突判定装置と、
    スライドの位置に応じて前記スライドを制御する位置制御部と前記スライドに作用する力に応じて前記スライドを制御する力制御部とを切換える切換手段とを具備し、
    前記一つの衝突判定装置が衝突判定して前記切換手段が前記位置制御部から前記力制御部へと切換える切換動作後に、前記他の一つの衝突判定装置が衝突判定していない場合には、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突していないと判定して前記切換手段が前記力制御部から前記位置制御部へと切換えるようにした衝突判定システム。
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