JP2007006754A - 抗チロシンキナーゼ抗体およびその利用 - Google Patents
抗チロシンキナーゼ抗体およびその利用 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 アミノ酸配列X1VHRDLX2AX3NX4LVを含むペプチドを抗原として抗体を惹起させる。
【選択図】 なし
Description
Robinson,DR.,Wu YM.,Lin,SF. Oncogene 19,5548−5557(2000) Hanks,S.K.およびHunter,T. FASEB J. 9,576−596(1995)
本発明者らは、特定の配列を有するペプチドが、広範な種々のチロシンキナーゼを網羅的に検出し得る抗体を惹起することを見出し、本発明を完成するに至った。なお、用語「チロシンキナーゼ」は、本明細書において他で言及されない限り、タンパク質のチロシン残基をリン酸化する活性を有する酵素全てが意図される。
本発明は、本発明に係る上記ペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。本明細書中で使用される場合、用語「ポリヌクレオチド」は「核酸」または「核酸分子」と交換可能に使用され、ヌクレオチドの重合体が意図される。本明細書中で使用される場合、用語「塩基配列」は、「核酸配列」または「ヌクレオチド配列」と交換可能に使用され、デオキシリボヌクレオチド(A、G、CおよびTと省略される)の配列として示される。
本発明は、広範な種々のチロシンキナーゼを検出し得る抗体を提供する。本発明に係る抗体は、上述した抗体の生成方法によって生成されることが好ましい。本発明に係る抗体は、配列番号22〜31のいずれかに示されるアミノ酸配列を有するペプチドに特異的に結合し得、モノクローナル抗体であってもポリクローナル抗体であってもよい。また、本発明に係る抗体は、上述のペプチドを抗原として用いて惹起されることが好ましいが、これらのペプチドを混合して抗原として用いることもまた好ましい。
本発明は、チロシンキナーゼを検出するための免疫アッセイキットを提供する。本発明に係る免疫アッセイキットは、チロシンキナーゼを検出するために、チロシンキナーゼと特異的に結合する抗体を備えることを特徴としている。好ましくは、上記抗体は本発明に係る抗体であり得る。なお、本発明に係る免疫アッセイキットは、上記抗体以外に、一般的な免疫アッセイに用いられる当該分野において公知の他の成分を備えていてもよい。
〔1:材料および方法〕
(1−1)動物
マウス(Balb/c、メス5週齢)およびラット(Wister、オス)を日本エスエルシーより購入した。これらの動物を、温度25±2℃、湿度50±20%、明暗周期12時間の環境条件に設定した飼育室にて、飼料および水を自由に摂取し得る状態で飼育し、上記飼育室への入舎日から1週間以上経過した後に免疫した。
マウスミエローマ細胞Sp2/0株(BALB/cマウス由来骨髄腫細胞、8−アザグアニン耐性、hypoxantine guanine phosphoribosyl transferase(HGPRT)欠損株)を、岡崎勝一郎教授(香川大学農学部細胞工学研究室)よりご供与いただいた。細胞融合に用いる際には、形質の変化を考慮してアザグアニン含有培地にて選択した細胞を用いた。
50%ポリエチレングリコール溶液(PEG−1500)、HAT concentrate(50×:680.5mg/l hypoxantine、8.8mg/l aminopterine、193.8mg/l thymidine)を、GIBCOより購入した。キーホールリンペットヘモシアニン(keyhole limpet hemocyanin(KLH))を、Calbiochemより購入した。ウシ血清アルブミン(BSA)ならびにpoly−L−lysine(PLL)を、Sigmaより購入した。西洋ワサビペルオキシダーゼ(horseradish peroxidase(HRPO))で標識された抗マウスIgG+IgA+IgMヤギ抗体を、ICN Pharmaceuticalより購入した。抗His−Tag抗体を、Invitrogenより購入した。SuperSignal West Dura Extended Duration Substrate(SuperSignal)を、Pierceより購入した。pET−23a(+)およびBL21(DE3)を、Novagenより購入した。pGEM−T EasyをPromegaより購入した。各制限酵素をニッポンジーンより購入した。各プライマーを北海道システムサイエンスにて合成した。ラットCa2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼIIの30kDa断片(30K−CaMKII)、ラットCa2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼIV(CaMKVI)、マウスCa2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ(CaMKK)、ラットCa2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼホスファターゼ(CaMKP)、およびラットタンパク質ホスファターゼ2C(PP2C)を、木梨 智子、香川大学農学部生命機能科学科 平成14年度卒業論文、および柘植敏之、香川大学農学研究科生物資源科学専攻 平成14年度修士論文に記載の方法に従って調製した。cAMP依存性タンパク質キナーゼ(PKA)を、ウシ心筋より精製した。特に記載のない試薬類については、和光純薬工業またはナカライテスクの特級試薬を使用した。
免疫に用いるためのペプチドを、産業技術総合研究所にて合成した。なお、これらのペプチド全てにおいて、二価性の架橋試薬を用いた担体との架橋を可能にするためにN末端にシステインを導入した。合成したペプチドを、10RAAN、10AARN、11RAAN、13RAAN、13AARN、13RARN、13AAAN、および14RAANと名付けた(図1B)。
(2−1)KLH−ペプチド複合体の作製
キャリアタンパク質としてのKLH 2mgを10mMリン酸緩衝液(pH7.2)0.2mlに溶解し、25mg/ml N−(6−maleimidocaproyloxy)succinimide(EMCS)を22μl添加し、スターラーで撹拌しながら室温にて30分間反応させた。この反応液を、室温にて15,000rpmで5分間遠心分離し、上清を、50mMリン酸緩衝液(pH6.0)で予め平衡化しておいたSephadex G−50 Fine(Amersham Biosciences)カラムでゲル濾過した。カラムからの溶出画分について、280nmにおける吸光度を測定し、キャリアタンパク質のピークを回収した。回収したキャリアタンパク質画分に10mg/mlの抗原ペプチド溶液0.2mlを添加し、撹拌しながら2時間以上インキュベートした。pH試験紙を用いて反応液のpHを測定し、反応液を0.4M Na2HPO4を用いてpH7以上に調整した後、さらに3時間以上インキュベートした。同様の操作を繰り返し、pHの降下が確認できなくなった時点で最終濃度5mMとなるようにdithiothreitol(DTT)を加えて1時間撹拌して反応を停止させ、ペプチド複合体を得た。作製したペプチド複合体を、使用時まで−30℃で保存した。
KLH−ペプチド複合体(マウス1匹あたりペプチド100μg相当)をリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)(2.68mM KCl,1.47mM KH2PO4,137mM NaCl,8.1mM Na2HPO4)に添加して0.2mlとして、2.5ml用のシリンジ中にて同量の完全フロイントアジュバント(FCA;DIFCO Laboratories)と混合した後に超音波処理してエマルジョン化した。
2回目の免疫の後、各免疫の約1週間後にマウスの眼採血による部分採血を行い、最終免疫の約1週間後にエーテル麻酔したマウスの頚動脈および心臓から全採血を行った。採取した血液を室温で1時間静置した後、4℃で一晩静置した。この血液を、2℃で15,000rpmにて15分間遠心分離し、その上清を抗血清として回収し、使用時まで−80℃で保存した。
(3−1)細胞融合およびハイブリドーマ培養
ペプチド(13RAANおよび11RAAN)にてマウスを免疫し、抗体価が最大にまで上昇したBALB/cマウスを選択した。このマウスを、最終免疫から4日後にエーテル麻酔し、首から腹部にかけて70%エタノールで消毒し、頚動脈および心臓から全採血した。その後腹部を切開して、脾臓を摘出した。摘出した脾臓を、シャーレ中にてPBSに浸し、脂肪組織および結合組織を除去した後、シャーレ2枚で5回ずつ洗浄した(合計10回)。シャーレ中の脾臓を安全キャビネット内に移動した後同様に洗浄し、脾臓の中心部に切り込みを入れてダウンスホモジナイザーに移した。このホモジナイザーにウシ胎仔血清(FBS)を含まないDulbecco’s modified Eagle’s medium(DMEM,Sigma)(DMEM(−))5mlを加え、穏やかに組織を破砕して、得られた浮遊細胞を15mlチューブに移した。DMEM(−)5mlをホモジナイザーに加えて軽くピペッティングした後、同じチューブに移し、1,000rpm、室温で5分間遠心分離した。上清を除去した後、赤血球溶解溶液(829mg NH4Cl,100mg KHCO3,37mg/100ml EDTA 2Na(pH7.4))3mlを細胞ペレットに添加し、軽くピペッティングして赤血球を破壊した。この溶液を、DMEM(−)10mlに混合して、1,000rpm、室温で5分間遠心分離した。上清を除去した後、DMEM(−)10mlを細胞ペレットに加えて、軽くピペッティングし、この溶液を、1,000rpm、室温で5分間遠心分離した後、上清を除去することにより、細胞を洗浄した。この洗浄操作を3回行った後、細胞をDMEM(−)10ml中に懸濁して、脾細胞懸濁液を得た。
細胞融合の約10日後に、ハイブリドーマの培養上清を0.1ml回収して、後述のドットイムノバインディングアッセイ(dot immunobinding assay(DIA))により抗体産生陽性ウェルをスクリーニングした。
スクリーニングの結果が陽性であったウェルについて、限界希釈法によるクローニングを行った。この際、フィーダー細胞として、調製したマウス胸腺細胞を通常用いるが、その代替として、ハイブリドーマ増殖補助試薬であるブライクローン(大日本製薬)を用いた。
樹立したハイブリドーマを94mmディッシュにて培養し、コンフルエントの状態となったところで凍結保存した。凍結保存には、凍結保護剤として最終濃度10%のdimethyl sulfoxide(DMSO)を保存用培地(20% FBS)に添加したものを使用した。この培地1mlに約5×106細胞を懸濁し、−80℃で保存した。
6週齢のBALB/cマウスに0.5mlのプリスタンを腹腔内注射し、約1週間後に約1×108細胞のハイブリドーマを10%FBS培地0.5mlに懸濁し、この懸濁液をマウスの腹腔内に注射した。ハイブリドーマ投与後にマウスの腹水の貯留を観察した。腹水が十分に貯まった段階でマウスをエーテル麻酔して頚動脈および心臓から全採血を行い、その後開腹して腹水を採取した。採取した血液については、抗血清の調製時と同様の処理を行った。腹水については、採取後5,000rpm、2℃で15分間遠心分離して上清を回収し、使用時まで−80℃で保存した。
(4−1)PLL−ペプチド複合体の作製
10mg/mlのPLL20μl、100mMリン酸緩衝液(pH7.2)10μlを混合し、精製水にて0.1mlに調整した後、25mg/ml EMCSを11μl加え、混合液をスターラーで撹拌しながら室温で30分間反応させた。未反応物を除去するため、ジクロロメタンによる抽出を繰り返し、界面に生ずる白色中間層が見えなくなった段階で水層を回収した。回収した水層25μlに10mg/mlの抗原ペプチド溶液を5μl加え、精製水にて50μlに調整した後、この混合液を撹拌しながら室温で3時間以上反応させた。得られたペプチド複合体を使用時まで−30℃で保存した。
ボールペンで4mm×4mmのマス目を付したニトロセルロース膜(Schleicher&Schuell)を精製水に浸し、室温で5分間振盪した。50℃で30分間乾燥させた後、マス目の中央に免疫の際に抗原として用いたペプチドのPLL−複合体(20μg/ml)を0.5μlずつスポットし、白色光を30分間照射して抗原ペプチドを膜に固定化した。抗原ペプチドを固定化した膜を、ブロッキング緩衝液(5%スキムミルク(DIFCO Laboratories),PBST(0.05% Tween 20を含むPBS))に浸し、室温で1時間振盪した。ブロッキングした膜を、区切った大きさに切り離し、その各々を96ウェルマルチプレートのウェルにスポット面が上になるように移し、上述した培養上清0.1mlを一次抗体として各ウェルに添加した。室温で2時間インキュベートした後、各ウェルの培養上清を除き、0.1mlのPBSTで5分×3回洗浄した。さらにブロッキング緩衝液で1000倍希釈したHRPO標識ヤギ抗マウスIgG+IgA+IgMを二次抗体として各ウェルに0.1mlずつ添加し、室温で1時間振盪しながら反応させた。反応終了後、膜をPBSTで2回、PBSで2回洗浄し、3,3’−diaminobenzidine(DAB)溶液(50mM Tris−HCl(pH7.5),0.05% DAB,0.01% H2O2)をウェルに添加して発色反応を行った。発色を水による洗浄により停止させた。細胞融合前に採取したマウスの抗血清をブロッキング緩衝液で100倍希釈したものを一次抗体の陽性コントロールとして用いて同様に行った。
(5−1)ラット大脳抽出液の調製
ラットから摘出した大脳を、秤量した後にテフロン−グラスホモジナイザーに移し、重量(g)の5倍容量(ml)の氷冷抽出緩衝液A(5mM Tris−HCl(pH 7.5),0.5mM EGTA,1mM EDTA,2mM 2−メルカプトエタノール,1mM phenylmethylsulfonyl fluoride (PMSF))を加えた。氷浴中にて、ホモジナイザー(800rpm)で脳を完全に破砕し、さらに上下に12回ストロークして脳組織抽出液を得た。この脳組織抽出液を、使用時まで−30℃で凍結保存した。
マウス神経芽腫瘍細胞Neuro2aを、10% FBS培地中で94mmディッシュにて37℃、5% CO2、湿潤条件下で培養した。培地を除去した後、ディッシュに0.5ml SDSサンプル緩衝液を加えて細胞を溶解し、チューブに回収したこの溶解液を5分間煮沸して、泳動用サンプルを得た。
サンプルのタンパク質濃度を、Lowry変法(BensadounとWeinsteinの方法)に従って、BSAの濃度標準曲線に基づいて決定した。
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)を、Laemmliの方法に従って、10%アクリルアミド分離ゲルと3%アクリルアミド濃縮ゲルとを用いて行った。SDS−PAGE後のゲルをCoomassie brilliant blue(CBB)溶液(0.25% CBB, 50% トリクロロ酢酸)中で10分間振盪することにより、分離されたタンパク質を染色した。
(8−1)インバースPCR法による発現ベクターの構築
本研究室で取得していたpET−srcを鋳型(テンプレート)として、NheI部位(下線部)を付加した上流プライマー(5’−TTC GCT AGC GGC AGC AAC AAG AGC AAG CC−3’:配列番号9)およびXhoI部位(下線部)を付加した下流プライマー(5’−CTC TCG AGT AGG TTC TCC CCG GGC TGG−3’:配列番号10)を用いるPCRにて増幅したフラグメントをpGEM−T Easyのマルチクローニング部位に組み込むことによって、pGEM−T Easy srcを構築した。
各種Src発現ベクターおよびpET−23a(+)を大腸菌BL21(DE3)(Novagen)にエレクトロポレーション法により導入し、この大腸菌を5mlのLB/アンピシリン液体培地(1%トリプトン,0.5%酵母エキス,0.5% NaCl,100μg/mlアンピシリン)中で37℃で12時間振盪培養した。培養液1mlを遠心分離して菌体を回収し、0.1mlのホモゲナイジング緩衝液(20mM Tris−HCl(pH7.5),150mM NaCl,0.05% Tween 40)中にて、菌体を超音波破砕した。得られた菌破砕液を遠心分離(15,000rpm,4℃,10分間)し、上清を除き、再度菌体を0.1mlのホモゲナイジング緩衝液で遠心洗浄した。得られた沈殿に0.1mlのホモゲナイジング緩衝液を加えて懸濁して泳動サンプルとした。
〔1:ポリクローナル抗体の作製とその反応特異性〕
本発明者らは、チロシンキナーゼの触媒ドメイン中に存在するサブドメインVIBが、他のタンパク質キナーゼとは異なるアミノ酸配列を有していること、その配列にはSrcファミリーチロシンキナーゼのみで見られるRAAN配列と、それ以外のチロシンキナーゼで見られるAARN配列との2種類が存在していることを見出した(配列番号32〜45(図1A))。そこで、これらのアミノ酸配列をもとに表1に示した9種類のペプチドを合成し(配列番号1〜8(図1B))、これらのペプチドとKLHとの複合体をマウスに免疫して抗体を惹起させた。
幅広い特異性を有しかつ反応性の強い抗体を惹起した11RAANペプチド免疫マウスおよび反応性は弱いが特異性が広い抗体を惹起した13RAANペプチド免疫マウスについて、最終免疫から4日後に脾臓を摘出して調製した脾細胞を、ミエローマ細胞と融合した。その後HGRPT陽性株(核酸合成サルベージ経路欠損株)をHAT選択培地により選択しかつスクリーニングした。抗原ペプチドをスポットしたニトロセルロース膜を用いるDIAにより、192ウェルをスクリーニングした結果、シグナルの強度に差異はあるものの、11RAANペプチド免疫マウスからは7個の陽性ウェル、13RAANペプチド免疫マウスからは44個の陽性ウェルが得られた。その後、陽性ウェルの中でも特に反応性の強いウェル(11RAANでは2ウェル,13RAANでは8ウェル)について、一次クローニング後、細胞がコロニー形成した段階で培養上清を回収してスクリーニングした。その結果、11RAANでは192ウェル中56ウェル、13RAANでは768ウェル中119ウェルが陽性であった。さらに、11RAANについては2ウェル、13RAANについては5ウェルを二次クローニングし、その後スクリーニングしたところ、11RAANでは116ウェル中31ウェル、13RAANでは112ウェル中34ウェルが陽性であった。得られた陽性ウェル中で単一コロニーからなるウェルについて三次クローニングし、その後スクリーニングしたところ、全てのウェルが陽性であった。よってクローニングを完了したと判断した。
Claims (10)
- アミノ酸配列X1VHRDLX2AX3NX4LVからなるペプチド、またはそのフラグメントでありかつアミノ酸配列X1VHRDLX2AX3Nを含むことを特徴とするペプチド(ここで、X1はYまたはLであり、X2はRまたはAであり、X3はAまたはRであり、X4はIまたはVである)。
- Val−His−Arg−Asp−Leu−Arg−Ala−Ala−Asn、Val−His−Arg−Asp−Leu−Ala−Ala−Arg−Asn、Tyr−Val−His−Arg−Asp−Leu−Arg−Ala−Ala−Asn、Leu−Val−His−Arg−Asp−Leu−Arg−Ala−Ala−Asn−Val−Leu、Leu−Val−His−Arg−Asp−Leu−Ala−Ala−Arg−Asn−Val−Leu、Leu−Val−His−Arg−Asp−Leu−Arg−Ala−Arg−Asn−Val−Leu、Leu−Val−His−Arg−Asp−Leu−Ala−Ala−Ala−Asn−Val−LeuまたはTyr−Val−His−Arg−Asp−Leu−Arg−Ala−Ala−Asn−Ile−Leu−Valのいずれかのアミノ酸配列からなることを特徴とするペプチド。
- 請求項1または2に記載のペプチドを抗原として用いて抗体を惹起する工程を包含することを特徴とする抗体の生成方法。
- 配列番号3〜8のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるペプチドとアジュバントとの複合体を抗原として用いて抗体を惹起する工程を包含することを特徴とする請求項3に記載の抗体の生成方法。
- 請求項3または4に記載の抗体の生成方法によって生成されることを特徴とする抗体。
- 配列番号22〜31のいずれかに示されるアミノ酸配列を有するポリペプチドに特異的に結合することを特徴とする抗体。
- 抗チロシンキナーゼ抗体であることを特徴とする請求項5または6に記載の抗体。
- モノクローナル抗体またはポリクローナル抗体であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の抗体。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の抗体を備えることを特徴とする免疫アッセイキット。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の抗体を用いることを特徴とする免疫アッセイ方法。
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