JP2007003843A - 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007003843A
JP2007003843A JP2005184190A JP2005184190A JP2007003843A JP 2007003843 A JP2007003843 A JP 2007003843A JP 2005184190 A JP2005184190 A JP 2005184190A JP 2005184190 A JP2005184190 A JP 2005184190A JP 2007003843 A JP2007003843 A JP 2007003843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pixel electrode
crystal display
display device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005184190A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oue
誠 大植
Shinya Kadowaki
真也 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005184190A priority Critical patent/JP2007003843A/ja
Publication of JP2007003843A publication Critical patent/JP2007003843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】 光を透過する透過部および光を反射する反射部を備えた画素電極の形成工程の工程数を削減可能であるとともに画素電極について高透過率と高反射率とを同時に実現可能な半透過型の液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 液晶表示装置の液晶パネル10は画素電極170を備えている。画素電極170は、第1基板100の側から照射される光(バックライト)を透過する透過部171と、第2基板200の側から入射する周囲の光を反射する反射部172とを含む。なお、反射部172の第2基板200側の表面の微細な凹凸によって当該表面に入射した光が散乱する。画素電極170は例えば銀、銀合金、アルミニウム等から成り、したがって透過部171と反射部172とは同じ材料から成る。透過部171は、光が透過可能な厚さで形成されており、反射部172よりも薄く、画素電極170用の導電膜を薄膜化することによって形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置およびその製造方法に関し、具体的には、光を透過する透過部および光を反射する反射部を含む画素電極を備えた半透過型の液晶表示装置について、画素電極の形成工程の工程数を削減するための技術および画素電極の高透過率と高反射率とを同時に実現するための技術に関する。
液晶表示装置は薄型で低消費電力であるため、パーソナルコンピュータ等のOA機器、電子手帳や携帯電話機等の携帯情報端末機器、カメラ一体型VTR(Video Tape Recorder)等に広く用いられている。このような液晶表示装置には、画素電極にITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電性薄膜を用いた透過型と、画素電極に金属等の反射電極を用いた反射型とがある。
透過型の液晶表示装置は、バックライトで照明して表示を行うので、明るくて高コントラストの表示を行うことができるが、消費電力が大きくなる。一方、反射型の液晶表示装置は、周囲の光により照明するのでバックライトを使用せず消費電力を小さくできるが、周囲の明るさによってコントラストが低下する。このため、周囲の光を反射して照明するとともにバックライトの光により照明することができる半透過型の液晶表示装置が実用化されている。なお、半透過型の液晶表示装置の一例が特許文献1に開示されている。
図19に従来の半透過型の液晶表示装置501を説明するための断面図を示す。図19に示すように液晶表示装置501は液晶パネル510の背面にバックライト520を備えている。表示パネル510は画素基板600と対向基板700との間に液晶800が封入されている。
画素基板600において、ガラス基板610上にベースコート膜620が形成されている。ベースコート膜620上にはゲート、ソースおよびドレインを有したTFT(Thin Film Transistor)素子630が形成されている。具体的には、ベースコート膜620上には半導体層631が形成されており、当該半導体層631にはTFTのチャネル形成領域を介してソース領域632およびドレイン領域633が形成されている。そして、半導体層631上にゲート絶縁膜634が形成されており、ゲート絶縁膜634上にゲート電極635が形成されている。
ゲート電極635上には層間絶縁膜640が形成されている。そして、層間絶縁膜640およびゲート絶縁膜634を貫くコンタクトホール642を介してソース領域632に導通するソース電極652が形成されている。また、層間絶縁膜640およびゲート絶縁膜634を貫くコンタクトホール643を介してドレイン領域633に導通するドレイン電極653が形成されている。
層間絶縁膜640上には透明樹脂層660が形成されており、透明樹脂層660上には当該透明樹脂層640のコンタクトホール663を介してドレイン電極653に導通する画素電極670が形成されている。画素電極670は、透過部671および反射部672を含んでおり、両部分671,672に共通のITO等から成る透明電極678と反射部672上に設けられたアルミニウム等から成る反射電極679とから成る。なお、画素電極670は液晶パネル510においてマトリクス状に配列されている。
一方、対向基板700において、ガラス基板710上には光を着色するための着色層から成るカラーフィルタ720が形成されている。カラーフィルタ720上の所定位置にマルチギャップ部730が形成されている。このマルチギャップ部730は、画素電極670の透過部671上と反射部672上とでセルギャップを違えるためのものであり、透明樹脂から成る。マルチギャップ部730およびカラーフィルタ720上にはITO等から成る対向電極740が形成されており、対向電極740上にはフォトスペーサ750が形成されている。
なお、画素電極670および対向電極740上には液晶800を配向する配向膜(不図示)が形成されている。
このような液晶表示装置501では、バックライト520を点灯するとバックライト520の出射光が透過部671を透過して液晶パネル510を照明する。バックライト520の消灯時には周囲の光が液晶パネル510に入射し、画素電極670の反射部672で反射して液晶パネル510を照明する。これにより、画像を視認することができる。また、カラーフィルタ720には画素電極670の反射部672に対向する部分に開口721が設けられており、当該開口721によって反射照明時の明度を確保するようになっている。
なお、反射時の明るさを稼ぐために電極を半透過反射膜(ハーフミラー)にする構造が特許文献2に提案されている
特開2000−111902号公報(第5頁−第12頁、第2図) 特開平7−318929号公報(第5頁−第13頁、第1図)
上述の従来の液晶表示装置501によれば、画素電極670を成す透明電極678と反射電極679とを別々の材料で形成するので、さらに当該電極678,679それぞれのための工程数が多いので、画素電極670の形成工程の全体の工程数が多くなってしまう。
また、電極を半透過反射膜(ハーフミラー)にする構造では透過率が5〜20%であるので(特許文献2の[0039]参照)、半透過型液晶表示装置としては暗いと感じる場合があると思われる。
本発明は、かかる点にかんがみてなされたものであり、光を透過する透過部および光を反射する反射部を備えた画素電極の形成工程の工程数を削減可能であるとともに画素電極について高透過率と高反射率とを同時に実現可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、液晶表示装置において、液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動制御する駆動装置と、を備え、前記液晶パネルは、光反射膜から成る反射部と、前記光反射膜と同じ材料から成り前記光反射膜よりも薄い光透過膜から成る透過部と、を有する画素電極を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、画素電極において透過部(光透過膜)は反射部(光反射膜)と同じ材料から成り当該反射部よりも薄い。すなわち、透過部と反射部とが厚さを違えて単一の材料で形成されている。したがって、両部分で材料や構造を違える場合に比べて、画素電極の形成工程の工程数を削減することができる。さらに、画素電極は透過部(光透過膜)と反射部(光反射膜)とに分かれておりそれぞれの厚さを独立に設定することができるので、電極全体を半透過反射膜(ハーフミラー)にした場合とは異なり、画素電極について高透過率と高反射率とを同時に実現することができる。
なお、本発明の画素電極は、特許文献2の半透過反射膜(ハーフミラー)から成る電極とは異なる。すなわち、半透過反射膜は、光透過膜および光反射膜を別々に有しているのではなく、膜全体として光透過膜としての作用および光反射膜としての作用を同時に奏するものであり、このため半透過反射膜では透過率と反射率とが連動する(例えば透過率を上げれば反射率は下がる)。これに対して、本発明の画素電極は透過部を成す光透過膜と反射部を成す光反射膜とを別々に有しているので、上述のように透過部の透過率と反射部の反射率とを独立に設計可能である。
また、前記材料は銀と銀合金とのうちのいずれかであることが好ましい。このような構成によれば、高い反射率を得ることができる。
また、前記反射部は100nm以上の厚さであり、前記透過部は20nm以下の厚さであることが好ましい。このような構成によれば、実用的な反射率および透過率を得ることができる。
また、前記液晶パネルは、前記透過部上および前記反射部上に配置されており前記透過部上よりも前記反射部上の方が薄いカラーフィルタをさらに含むことが好ましい。このような構成によれば、カラーフィルタは透過部上よりも反射部上の方が薄いので、例えば両部分の厚さが等しい構成と比べて、反射部による照明(反射照明)を明るくすることができる。このため、反射照明と透過部による照明(透過照明)との明るさの違いを小さくまたは無くすことができる。したがって、反射照明と透過照明とのいずれについても明るさおよび色再現性に優れた液晶表示装置を提供することができる。
さらに、本発明は、光を透過する透過部および光を反射する反射部を含む画素電極を備えた液晶表示装置の製造方法において、前記画素電極用の導電膜を形成する導電膜形成工程と、前記導電膜を部分的に薄膜化することによって、当該薄膜化部分を前記透過部とし、かつ、残余の部分を前記反射部として、前記画素電極を形成する薄膜化工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、薄膜化工程によって、単一の導電膜、換言すれば単一の材料から画素電極の厚さの異なる透過部および反射部を同時に形成することができる。このため、両部分で材料や構造を違える場合に比べて、画素電極の形成工程の工程数を削減することができる。
また、前記薄膜化工程は、前記導電膜上にレジストを形成するレジスト形成工程と、前記レジストから、前記透過部に対応する部分上の方が前記反射部に対応する部分上よりも薄いマスクを形成するマスク形成工程と、前記マスクを有した状態で前記導電膜に対してドライエッチングを行うエッチング工程と、を含むことが好ましい。このような構成によれば、マスクにおいて透過部に対応する部分上の方が反射部に対応する部分上よりも薄いので、また、当該マスクもエッチングされるので、エッチング工程においてマスクのうちで薄い部分はエッチング実施時間中に無くなり、その後引き続いて当該薄い部分の下の導電膜がエッチングされる。このため、導電膜の残存厚さはマスクの当初の厚さに相関し、これにより厚さの異なる透過部および反射部を同時に形成することができる。
また、前記マスクは前記画素電極に対応する部分上以外は開口していることが好ましい。このような構成によれば、エッチング工程において、透過部および反射部の同時形成のみならず、画素電極のパターニングも同時に行うことができる。このため、生産性を向上させることができる。
また、前記マスク形成工程は、前記レジストを位相シフトマスクを利用して露光する工程を含むことが好ましい。このような構成によれば、上述の厚さの異なるマスクを形成することができる。
また、前記薄膜化工程の後に、塗布によって前記画素電極上にカラーフィルタ用着色膜を形成し、前記カラーフィルタ用着色膜をパターニングしてカラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成工程をさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、カラーフィルタ用着色膜を塗布によって形成するので、カラーフィルタ用着色膜の上面は平坦に形成され、このためカラーフィルタの上面を平坦にすることができる。このとき、カラーフィルタ用着色膜の下地となる画素電極は反射部の方が透過部よりも厚いので、反射部上の方が透過部上よりも薄いカラーフィルタを容易に形成することができる。このようなカラーフィルタによれば、上述のように反射照明と透過照明とのいずれについても明るさおよび色再現性に優れた液晶表示装置を提供することができる。
本発明によれば、透過部および反射部を備えた画素電極の形成工程の工程数を削減可能であるとともに画素電極について高透過率と高反射率とを同時に実現可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することができる。
図1に実施形態に係る半透過型の液晶表示装置1を説明するための模式図を示す。図1に示すように、液晶表示装置1は、液晶パネル10と、バックライトユニット(単に「バックライト」とも呼ぶ)20と、駆動装置50とを含んで構成される。バックライト20は液晶パネル10の背面側、すなわち表示面とは反対側に、液晶パネル10に対して光(バックライト)を照射可能に配置されている。駆動装置50は、液晶パネル10およびバックライト20に接続されて液晶パネル10およびバックライト20を駆動制御する。ここでは、駆動装置50は上記駆動制御をするための回路、装置等を総称した構成とする。なお、液晶パネル10とバックライト20とから成る構成は「液晶ユニット」と呼ばれる場合もある。
次に、図2に液晶パネル10を説明するための断面図を示す。図2に示すように、液晶パネル10は、対向配置された第1基板100および第2基板200と、両基板100,200間に封入された液晶(層)300とを含んでいる。なお、第1基板100および第2基板200は、いわゆる画素基板および対向基板に相当する。
第1基板100は、硼けい酸ガラス等から成るガラス基板110と、ベースコート膜120と、ゲート、ソースおよびドレインを有したTFT(Thin Film Transistor)素子130と、層間絶縁膜140と、電極152,153と、透明樹脂層160と、画素電極170と、配向膜(不図示)とを含んでいる。
詳細には、ガラス基板110上にベースコート膜120が配置されている。ベースコート膜120上にTFT素子130を成す半導体層131が配置されており、当該半導体層131にはTFTのチャネル形成領域を介してソース領域132およびドレイン領域133が形成されている。半導体層131上にはゲート絶縁膜134が形成されており、当該ゲート絶縁膜134は半導体層131に被さるようにしてベースコート膜120上にも延在している。ゲート絶縁膜134上にはゲート電極135が配置されている。
ゲート電極135に被さるようにしてゲート電極135上およびゲート絶縁膜134上に層間絶縁膜140が形成されている。層間絶縁膜140およびゲート絶縁膜134を貫通してソース領域132に至るコンタクトホール142が形成されており、当該コンタクトホール142を介してソース領域132に導通するように層間絶縁膜140上にソース電極152が配置されている。同様に、層間絶縁膜140上には、層間絶縁膜140およびゲート絶縁膜134を貫通するコンタクトホール143を介してドレイン領域133に導通するようにドレイン電極153が配置されている。ソース電極152およびドレイン電極153に被さるようにして層間絶縁膜140上に、厚さ1〜3μm程度、好ましくは2μm程度の透明樹脂層160が配置されており、当該透明樹脂層160にはドレイン電極153に至るコンタクトホール163が形成されている。
そして、透明樹脂層160上には、コンタクトホール163を介してドレイン電極153に導通するように、画素電極170が配置されている。なお、画素電極170は、液晶パネル10の画素(またはセル)を規定し、液晶パネル10において例えばマトリクス状やデルタ状に配列されている。
画素電極170は、光を反射可能である一方で薄膜化によって光が透過可能な導電材料、例えば銀、銀合金、アルミニウム等から成る。このとき、画素電極170は、光が透過する厚さの光透過膜から成る透過部171と、当該光透過膜(透過部171)よりも厚く光を反射する光反射膜から成る反射部172とを含んでいる。透過部171および反射部172の厚さについては後述する。両部分171,172は繋がっており(連続しており)、同じ材料から成る。反射部172はTFT素子130や画素電極170のうちでコンタクトホール163内の部分に対向するように設けられている一方、透過部171はTFT素子130等の遮光性の要素を避けて設けられている。
反射部172の第2基板200側の表面には微細な凹凸が形成されており、これにより当該表面に入射した光が所定角度範囲に散乱し、効率良く周囲光を利用することができる。この凹凸は透明樹脂層160の表面(画素電極170との界面を成す)に凹凸を施すことにより形成可能である(後述する)。なお、画素電極170上には液晶800を配向する配向膜(不図示)が配置されている。
一方、第2基板200は、硼けい酸ガラス等から成るガラス基板210と、着色層から成るカラーフィルタ220と、透明樹脂から成るマルチギャップ部230と、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電材料から成る対向電極240と、フォトスペーサ250と、金属や樹脂から成るブラックマトリックス(不図示)と、配向膜(不図示)とを含んでいる。
詳細には、ガラス基板210上にカラーフィルタ220およびブラックマトリクス(不図示)が配置されている。カラーフィルタ220は、画素電極170に対向して設けられており、このため画素電極170の配列に対応して例えばマトリクス状やデルタ状に配列されている。なお、カラーフィルタ220は画素電極170の反射部172の凹凸に対向する位置に開口221を有している。ブラックマトリクスは、隣接するカラーフィルタ220間に配置されて各カラーフィルタ220を区画する部分と、液晶パネル10の周縁に設けられた部分(いわゆる額縁部分)とから成る。
カラーフィルタ220上には当該カラーフィルタ220の開口221を塞ぐようにかつ画素電極170の反射部172に対向するようにマルチギャップ部230が配置されている。マルチギャップ部230は画素電極170の透過部171上と反射部172上とでセルギャップを違えるためのものである。マルチギャップ部230に被さるようにしてマルチギャップ部230上およびカラーフィルタ220上に対向電極240が配置されており、当該対向電極240は全ての画素電極170に対向する大きさを有し画面の一面(全面)に渡っている。
対向電極240を介してマルチギャップ部230上にフォトスペーサ250が配置されている。フォトスペーサ250は反射部172上の液晶層300の厚さを均一にするためのものである。なお、対向電極240上には液晶800を配向する配向膜(不図示)が配置されている。
このような両基板100,200はガラス基板110,210が外側になるように対向配置されており、両基板100,200間のすき間に液晶300が封入されている。
このような液晶パネル10すなわち液晶表示装置1では、TFT素子130をスイッチングして画素電極170と対向電極240との間に電圧を印加することによって、各画素ごとに液晶層300に映像信号が書き込まれる。このとき、図3に示すように、バックライト20を点灯するとバックライト20からの出射光21が画素電極170の透過部171を透過して液晶パネル10を照明する(透過照明)。一方、バックライト20の消灯時には周囲の光30が液晶パネル10に入射し、画素電極170の反射部172で反射して液晶パネル10を照明する(反射照明)。これにより、画像を視認することができる。
ここで、図4に、画素電極170(ここでは銀から成る)について、膜厚と透過率および反射率との関係を示すグラフを示す。なお、例えば銀合金、アルミニウム等も図4のグラフと同様の傾向を示す。上述のように画素電極170において透過部171と反射部172とは同じ材料、例えば銀、銀合金、アルミニウム等から成る。このとき、透過部171(を成す光透過膜)はバックライト20からの出射光21を透過させる必要があるが(図3参照)、図4および発明者の実験から約20nm以下、望ましくは約10nm以下の厚さであれば実用的な明るさを得ることができた。一方、反射部172(を成す光反射膜)は周囲光30を反射させる必要があるが(図3参照)、図4および発明者の実験から約100nm以上の厚さであれば実用的な明るさを得ることができた。特に銀または銀合金を用いれば、高い反射率を得ることができる。
このように、液晶パネル10およびこれが適用された液晶表示装置1は、従来より周囲光を反射させるための反射電極の材料として認識されてきた銀等を、薄膜化によって光透過膜としても利用するものである。
このとき、画素電極170は透過部171と反射部172とに分かれておりそれぞれの厚さを独立に設定することができるので、電極全体を半透過反射膜(ハーフミラー)にした場合とは異なり、画素電極170によれば高透過率と高反射率とを同時に実現することができる。
このように、液晶パネル10および液晶表示装置1によれば、画素電極170において透過部171(光透過膜)は反射部172(光反射膜)と同じ材料から成り当該反射部172よりも薄い。すなわち、透過部171と反射部172とが厚さを違えて単一の材料で形成されている。したがって、両部分で材料や構造を違える構成、例えば従来の液晶表示装置501(図19参照)のように反射部672を透明電極678と反射電極679の2層にする構成に比べて、画素電極の形成工程の工程数を削減することができる。かかる工程数削減の具体的手法について次に説明する。
図5〜図10に液晶表示装置1の製造方法、ここでは特に液晶パネル10の第1基板100の製造方法を説明するための断面図を示す。まず、一般的な製造方法によって、ガラス基板110上に、ベースコート膜120、TFT素子130、層間絶縁膜140および電極152,153を形成する(図5参照)。
そして、層間絶縁膜140上に電極152,153に被さるように透明樹脂層160用の樹脂層を1〜3μm程度、好ましくは2μm程度の厚さで塗布等により形成する。その後、当該樹脂層にコンタクトホール163および画素電極170の反射部172の凹凸の下地となる凹凸を形成することによって、透明樹脂層160を形成する(図5参照)。コンタクトホール163はフォトリソグラフィー技術等によって形成可能である。また、上記凹凸の形成は例えば特許文献1の[0090]に開示される形成方法を利用可能である。具体的には、上記樹脂層を土台となる第1の層と凹凸形状のための第2の層とに分け、第2の層として透明で感光性を有するアクリル樹脂を用い、当該第2の層を多数の円形にパターニングした後、上記アクリル樹脂のガラス転移点以上の温度に加熱し溶融させることによって、凹凸を形成することができる。また、第2の層に被さるように第3の層を設けることにより凸間を埋めて滑らかな凹凸を形成するようにしてもよい。なお、第1ないし第3の層は同じ材料を用いることが好ましい。
次に、透明樹脂層160上に銀、銀合金、アルミニウム等の画素電極170用の導電膜179をスパッタ法により全面的に形成する(図6参照)。このとき、導電膜179を、コンタクトホール163内にも配置されかつ当該コンタクトホール163内においてドレイン電極153に接触するように形成する。その後、導電膜179上にレジストを塗布し、当該レジストをフォトリソグラフィー技術を用いて画素電極170の平面パターンに対応した形状にパターニングすることにより、レジスト401を形成する(図7参照)。そして、当該レジスト401をマスクにしてウエットエッチングまたはドライエッチングを行うことにより導電膜179をパターニングして、導電膜178を形成する(図8参照)。
その後、フォトリソグラフィー技術を用いて、導電膜178のうちで画素電極170の反射部172に対応する部分を覆うパターンを有する、換言すれば画素電極170の透過部171に対応する部分が露出するパターンを有するレジスト402を形成する(図9参照)。そして、レジスト402をマスクにしてウエットエッチングまたはドライエッチングを行うことにより、導電膜178のうちの露出部分を薄膜化して画素電極170の透過部171を形成する(図10参照)。このとき、透過部171は約20nm以下、望ましくは約10nm以下になるようにエッチング条件を設定する。導電膜178のうちでレジスト402(換言すればマスク402)で覆われていた部分は、エッチングされずに残り、透過部171よりも厚い反射部172を構成する。
かかる製造方法では、透明樹脂層160上の導電膜179,178(図6および図8参照)を、マスク402(図9参照)の形成工程および当該マスク402を利用したエッチング工程を含む薄膜化工程によって、部分的に薄膜化する。この薄膜化工程によれば、単一の導電膜179,178、換言すれば単一の材料から、当該薄膜化された部分から成る透過部171と残余の部分から成る反射部172とを同時に形成することができる。したがって、両部分で材料や構造を違える構成、例えば従来の液晶表示装置501(図19参照)のように反射部672を透明電極678と反射電極679の2層にする構成に比べて、画素電極の形成工程の工程数を削減することができる。
薄膜化工程は次のような製造方法でも可能である。かかる製造方法を図11および図12の断面図を参照しつつ説明する。まず、上述の製造方法と同様にして、画素電極170用の導電膜179まで形成する(図6参照)。そして、導電膜179上にレジスト403を全面的に形成し、位相シフトマスク413を用いて露光し(図11参照)、現像することによりレジスト404を形成する(図12参照)。このとき、位相シフトマスク413や露光条件等の設定によって、レジスト404を、画素電極170の反射部172に対応する部分上よりも透過部171に対応する部分上の方が薄くなるように形成することができ、かつ、画素電極170に対応する部分以外が露出するように(当該対応部分上以外が開口するように)形成することができる。なお、位相シフトマスク413の代わりに、微細なスリットパターンを有するフォトマスクを用いても上述のようなレジスト404を形成することは可能である。
その後、レジスト404をマスクとしCF4等のガスを用いて、当該レジスト404(換言すればマスク404)を有した状態で導電膜179に対してドライエッチングを行う。かかるエッチングにより導電膜179のうちでレジスト404から露出した部分が除去されて、導電膜179から画素電極170がパターニングされる(各画素電極179が分離される)。
このエッチングでは、導電膜179のみならずレジスト404もエッチングされるので、マスク404のうちで薄い部分はエッチング実施時間中に無くなり、その後引き続いて当該薄い部分の下の導電膜179がエッチングされる。導電膜179のうちでマスク404に覆われた部分はエッチング後においても残存するが、その残存厚さはマスク404の当初の厚さに相関し、これにより画素電極170において厚さの異なる透過部171および反射部172が同時に形成される。
かかる製造方法によれば、透明樹脂層160上に全面的に形成された導電膜179(図6参照)を、マスク404(図12参照)の形成工程および当該マスク404を利用したエッチング工程を含む薄膜化工程によって、部分的に薄膜化する。この薄膜化工程によれば、単一の導電膜179、換言すれば単一の材料から、当該薄膜化された部分から成る透過部171と残余の部分から成る反射部172とを同時に形成することができる。したがって、両部分で材料や構造を違える構成、例えば従来の液晶表示装置501(図19参照)のように反射部672を透明電極678と反射電極679の2層にする構成に比べて、画素電極の形成工程の工程数を削減することができる。
しかも、マスク404は画素電極170に対応する部分上以外は開口しているので、エッチング工程において、透過部171および反射部172の同時形成のみならず、画素電極170のパターニングも同時に(並行して)行うことができる。このため、既述の図7〜図10の製造方法のように画素電極170のパターニング工程と透過部171および反射部172の形成工程とを別々に(順次に)行う場合と比べて、工程数が削減でき、生産性が向上する。
なお、本製造方法によればマスク404の開口の有無およびマスク404の厚さの設定によって導電膜179のエッチング開始に時間差を与えることができることができるが、画素電極170間の不要部分(上述のマスク404からの露出部分)の除去完了と透過部171の所定厚さ(約20nm以下、望ましくは約10nm以下)への到達とがほぼ同時刻になるように、かつ、当該時刻においても反射部172上のマスク404が残存するように、マスク404やエッチングガス種等を設計することによって、エッチング工程の短縮化および反射部172の凹凸の確保を図ることができる。
次に、図13に本発明の実施形態に係る他の液晶パネル10Bを説明するための断面図を示す。なお、液晶パネル10Bは、既述の液晶パネル10に替えて図1の液晶表示装置1に適用可能である。図13に示すように、液晶パネル10Bは、対向配置された第1基板100Bおよび第2基板200Bと、両基板100B,200B間に封入された液晶(層)300とを含んでいる。なお、第1基板100Bおよび第2基板200Bは、いわゆるカラーフィルタ(CF)・オン・TFT基板(カラーフィルタ・オン・アレイ基板とも呼ばれる)および対向基板に相当する。
第1基板100Bは、既述の第1基板100(図2参照)に加え、着色層から成るカラーフィルタ220Bと、透明樹脂から成るマルチギャップ部230Bと、ITOやIZO等の透明導電材料から成る透明電極180と、フォトスペーサ250Bとをさらに含んでいる。
詳細には、既述の第1基板100(図2参照)の各画素電極170上に、したがって透過部171上および反射部172上に所定色のカラーフィルタ220Bが配置されている。カラーフィルタ220Bは後述のように塗布等によって形成されるので、カラーフィルタ220Bの上面(第2基板200B側の表面、換言すれば第1基板100Bの画素電極170等から遠い側の表面)221Bは平坦である。このとき、下地となる画素電極170において反射部172の方が透過部171よりも厚いので、カラーフィルタ220Bにおいて反射部172上の部分の方が透過部171上の部分よりも薄い。より具体的には、カラーフィルタ220Bにおいて反射部172上の部分の厚さは透過部171上の部分の例えば10%〜40%である。なお、この比率は透過部171および反射部172の各厚さの調整により容易に変更できる。
カラーフィルタ220Bは画素電極170の反射部172上に開口222Bを有しており、当該開口222B内に反射部172の凹凸が現れている。開口222Bの開口面積によって反射部172の明度及び彩度を調整可能なので、液晶パネル10Bおよびこれが適用された液晶表示装置1の使用目的等に応じて当該開口面積が決められる。
そして、カラーフィルタ220B上であって当該層220Bの開口222B付近にマルチギャップ部230Bが配置されている。マルチギャップ部230の厚さは液晶層300の厚さの約1/2である。マルチギャップ部230Bは、カラーフィルタ220の開口222B内にも及んでいるが当該開口222Bを埋め尽くしてはおらず、開口222Bに重なる開口231Bを有している。当該開口231B内には反射部172の凹凸が現れている。
マルチギャップ部230に被さるようにしてマルチギャップ部230上およびカラーフィルタ220B上に透明電極180が配置されている。透明電極180は、平面視において画素電極170とほぼ同じ寸法・形状をしており、画素電極170に重なるように配置されている。このとき、透明電極180は、マルチギャップ部230の開口231B内にも存在し、当該開口231B内において画素電極170に接触している。
透明電極180を介してマルチギャップ部230B上にフォトスペーサ250Bが配置されている。なお、透明電極180上に配向膜(不図示)が配置されている。
一方、第2基板200Bは、ガラス基板210と、ITOやIZO等の透明導電材料から成る対向電極240Bと、配向膜(不図示)とを含んでいる。詳細には、ガラス基板210上に、全ての画素電極170および透明電極180に対向する大きさの対向電極240が全面に渡って設けられており、対向電極240上に配向膜(不図示)が配置されている。
このような両基板100B,200Bはガラス基板110,210が外側になるように対向配置されており、両基板100B,200B間のすき間に液晶300が封入されている。なお、マルチギャップ部230Bがカラーフィルタ220B上に設けられているので、第1基板100Bと第2基板200Bとの位置合せのずれによる開口率の低下や歩留りの低下を防止することができ、これにより液晶パネル10B、さらにはこれを用いた液晶表示装置1の高精細化を図ることができる。
このような液晶パネル10Bおよびこれが適用された液晶表示装置1では、画素電極170から透明電極180へ電圧が供給される。このため、TFT素子130のスイッチングによって透明電極180と対向電極240との間に電圧を印加され、これにより各画素ごとに液晶層300に映像信号が書き込まれる。このとき、バックライト20を点灯するとバックライト20からの出射光21が画素電極170の透過部171を透過して液晶パネル10を照明する(透過照明。図3参照)。一方、バックライト20の消灯時には周囲の光30が液晶パネル10に入射し、画素電極170の反射部172で反射して液晶パネル10を照明する(反射照明。図3参照)。これにより、画像を視認することができる。
上述のようにカラーフィルタ220Bは透過部171上の部分よりも反射部172上の部分の方が薄いので、例えば両部分の厚さが等しい構成と比べて、反射部172による照明(反射照明)を明るくすることができる。このため、反射照明と透過部171による照明(透過照明)との明るさの違いを小さくまたは無くすことができる。したがって、液晶パネル10およびこれが適用された液晶表示装置1によれば、反射照明と透過照明とのいずれについても明るさおよび色再現性において優れる。
次に、図14〜図18の断面図を参照しつつ、液晶パネル10Bの製造方法、ここでは特に第1基板100Bの製造方法を説明する。まず、既述の製造方法によって図10の第1基板100を準備する。
その後、カラーフィルタ用材料、例えば感光性樹脂組成物に顔料を分散させた樹脂を画素電極170上に塗布等することにより、感光性のカラーフィルタ用着色膜228Bを成膜する(図14参照)。そして、当該着色膜228Bをフォトリソグラフィー技術によってパターニングして各カラーフィルタ220Bを形成する(図15参照)。このとき、上述の開口222Bも同時にパターニングする。なお、カラーフィルタ層220Bの色の数だけこれらの工程を繰り返す。
カラーフィルタ220Bのこのような形成工程によれば、カラーフィルタ用材料を塗布等によって画素電極170上に配置するので、カラーフィルタ用着色膜228Bの上面(塗布後の最表面)229Bは平坦に形成され、このためカラーフィルタ220Bの上面221B(図13参照)も平坦になる。このときカラーフィルタ用着色膜228Bの下地となる画素電極170は反射部172の方が透過部171よりも厚いので、かかる塗布等によればカラーフィルタ220Bにおいて透過部171上よりも反射部172上を容易に薄くすることができる。
次に、カラーフィルタ層220B上に絶縁体から成る透明樹脂を塗布等して、液晶層300(図13参照)の約1/2の厚さの透明樹脂層を形成する。このとき、カラーフィルタ220Bの開口222B内にも透明樹脂が充填される。そして、当該透明樹脂層をフォトリソグラフィー技術によってパターニングしてマルチギャップ部230Bを形成する(図16参照)。このとき、マルチギャップ部230Bの開口231Bも同時にパターニングする。
続いて、マルチギャップ部230Bに被さるように、かつ、マルチギャップ部230Bの開口231B内にも成膜されるように、カラーフィルタ220B上にスパッタ法によりITOやIZO等から成る透明導電膜を成膜する。そして、当該透明導電膜上にレジストを塗布し、透明電極180に対応の形状にパターニングする。パターニングされたレジストをマスクとするウエットエッチングまたはドライエッチングによって透明導電膜をパターニングして透明電極180を形成する(図17参照)。
その後、透明電極180上に透明樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー技術によってパターニングすることにより、マルチギャップ部230B上にフォトスペーサ250Bを形成する(図18参照)。
以上の説明では液晶パネル10,10Bおよびこれらを適用した液晶表示装置1を例示したが、本発明は、半透過型の液晶表示装置を用いたパーソナルコンピュータ等のOA機器、電子手帳や携帯電話機等の携帯情報端末機器、カメラ一体型VTR等に利用することができる。
は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置を説明するための模式図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶パネルを説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る画素電極について膜厚と透過率および反射率との関係を示すグラフである。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の他の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の他の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶パネルを説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、本発明の実施形態に係る他の液晶表示装置の製造方法を説明するための断面図である。 は、従来の液晶表示装置を説明するための断面図である。
符号の説明
1,1B 液晶表示装置
10,10B 液晶パネル
50 駆動装置
170 画素電極
171 透過部
172 反射部
179 導電膜
220B カラーフィルタ
228B カラーフィルタ用着色膜
403 レジスト
404 レジスト(マスク)
413 位相シフトマスク

Claims (9)

  1. 液晶パネルと、
    前記液晶パネルを駆動制御する駆動装置と、を備え、
    前記液晶パネルは、光反射膜から成る反射部と、前記光反射膜と同じ材料から成り前記光反射膜よりも薄い光透過膜から成る透過部と、を有する画素電極を含むことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記材料は銀と銀合金とのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記反射部は100nm以上の厚さであり、前記透過部は20nm以下の厚さであることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記液晶パネルは、前記透過部上および前記反射部上に配置されており前記透過部上よりも前記反射部上の方が薄いカラーフィルタをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 光を透過する透過部および光を反射する反射部を含む画素電極を備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記画素電極用の導電膜を形成する導電膜形成工程と、
    前記導電膜を部分的に薄膜化することによって、当該薄膜化部分を前記透過部とし、かつ、残余の部分を前記反射部として、前記画素電極を形成する薄膜化工程と、を備えることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記薄膜化工程は、
    前記導電膜上にレジストを形成するレジスト形成工程と、
    前記レジストから、前記透過部に対応する部分上の方が前記反射部に対応する部分上よりも薄いマスクを形成するマスク形成工程と、
    前記マスクを有した状態で前記導電膜に対してドライエッチングを行うエッチング工程と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記マスクは前記画素電極に対応する部分上以外は開口していることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 前記マスク形成工程は、前記レジストを位相シフトマスクを利用して露光する工程を含むことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 前記薄膜化工程の後に、塗布によって前記画素電極上にカラーフィルタ用着色膜を形成し、前記カラーフィルタ用着色膜をパターニングしてカラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成工程をさらに備えることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。
JP2005184190A 2005-06-24 2005-06-24 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 Pending JP2007003843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184190A JP2007003843A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184190A JP2007003843A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007003843A true JP2007003843A (ja) 2007-01-11

Family

ID=37689535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005184190A Pending JP2007003843A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007003843A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2469365C1 (ru) * 2008-12-18 2012-12-10 Шарп Кабусики Кайся Жидкокристаллическое дисплейное устройство

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2469365C1 (ru) * 2008-12-18 2012-12-10 Шарп Кабусики Кайся Жидкокристаллическое дисплейное устройство
US8804077B2 (en) 2008-12-18 2014-08-12 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7440048B2 (en) Method of forming a color filter having various thicknesses and a transflective LCD with the color filter
US10094962B2 (en) Color filter array substrate, method for fabricating the same and display device
US7876404B2 (en) Transflective LCD device and fabrication method thereof
JP4794240B2 (ja) 液晶表示装置
JP2000298271A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JP2003172923A (ja) 半透過・反射型液晶装置、およびそれを用いた電子機器
JPH10311982A (ja) 反射型液晶表示装置およびその製造方法
JP2008145573A (ja) 偏光素子とその製造方法、液晶装置、及び電子機器
JP4040048B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP2003090998A (ja) カラーフィルタ基板及び電気光学装置、カラーフィルタ基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法並びに電子機器
JP5045327B2 (ja) 偏光素子及びその製造方法、液層装置、電子機器
JP2006178450A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
KR20070002197A (ko) 반사투과형 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JP4196645B2 (ja) 液晶表示装置及び電子機器
KR100530392B1 (ko) 전기 광학 패널 및 그 제조 방법과 전자 기기
JP4066731B2 (ja) カラーフィルタ基板及びその製造方法、電気光学装置並びに電子機器
JP2007003843A (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法
JP2002303861A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JP2003315788A (ja) 半透過型液晶表示装置およびその製造方法
JP2007052106A (ja) 半透過型液晶パネル用基板およびその製造方法、半透過型液晶パネルならびに半透過型液晶表示装置
JP3832172B2 (ja) 液晶装置及びこれを用いた電子機器
JP2009122601A (ja) 液晶装置の製造方法
JP2008256803A (ja) 液晶表示パネル及び液晶表示装置
JP2008051974A (ja) カラーフィルタ基板、その製造方法、及び、液晶表示装置
JP2003262852A (ja) 半透過・反射型液晶装置、およびそれを用いた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071025