JP2007003757A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光ドラムを駆動するモータに対して停止命令が発せられてから感光ドラムが完全停止するまでの間に、現像器から感光ドラムに向かってキャリア飛びが発生するのを防止する手段を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置1は、プリントジョブ終了時に帯電バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられ、現像バイアスの印加停止時における現像器9と感光ドラム6の現像器9に面する位置との電位差が、現像器9から感光ドラム6へ向かってキャリアの飛び移りが生じ得るキャリア飛び発生電位差Vkより小さくなった後であって、且つ、現像器9に面する感光ドラム6の電位が現像バイアスより小さくなる前に、現像バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられるものである。
【選択図】 図3

Description

モータによって回転駆動される感光ドラムと、該感光ドラム上に形成された静電潜像をトナーとキャリアからなる2成分現像剤で現像する現像器とを備えてなる画像形成装置に関し、特に、プリントジョブ終了時にモータに対して停止命令を発してから感光ドラムが完全停止するまでの間に、現像器から感光ドラムに向かってキャリアの飛び移りが発生しない画像形成装置に関する。
多くのコピー機やファクシミリ機等は、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置として機能する。図7は、従来の画像形成装置の一例を示す模式図である。この画像形成装置70は、表面に感光層が形成され図示しないモータによって回転駆動される感光ドラム71の周囲に、帯電バイアスが印加されて感光ドラム71を帯電させる帯電器72、感光ドラム上71に静電潜像を形成する露光器73、現像バイアスが印加されて前記静電潜像をトナー像化する現像器74、転写バイアスが印加されて前記トナー像を記録紙Pに転写する転写ローラ75、トナー像転写後の感光ドラム71の表面を除電する除電ランプ76、がそれぞれ配設されてなるものである。このように構成される画像形成装置70では、ユーザから印字命令が出されると、感光ドラム71の表面が帯電器72により帯電され、記録すべき画像データに応じた光が露光器73から照射されることで感光ドラム71上に静電潜像が形成され、該静電潜像に対して現像器74からトナーが供給されることでトナー像が形成される。一方、画像形成動作の開始に伴い、給紙カセット77にセットされた記録紙Pが、ピックアップローラ78によって搬送路79に順次繰り込まれる。そして、感光ドラム71と転写ローラ75が圧接されてなる転写ニップ位置80を記録紙Pが通過する際に、転写ローラ75に対してトナーと逆極性の転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム71上のトナー像が記録紙Pに転写される。その後、記録紙Pは、搬送路79を更に下流側へ搬送され、定着器81によって加熱・加圧されることで記録紙P上のトナー像が定着された後、搬送路79の最下流部に設けられた排紙ローラ82によって排紙トレイ83へと排出されるものとなっている。
ここで、現像器74による静電潜像の現像方式としては、2成分現像方式が多く用いられている(例えば特許文献1参照)。この2成分現像方式は、トナーと鉄粉等からなるキャリアとから構成される2成分現像剤をスクリューなどで攪拌することによりトナーを摩擦帯電させ、現像器74と感光ドラム71の表面電位差により、トナーだけを現像器74から感光ドラム71上の静電潜像に移動させることでトナー像化するものである。
図8は、記録紙1枚のプリントジョブを実行する際における画像形成装置70の各部の動作制御を示すタイムチャートである。図に示すように、時刻T0で開始されたプリントジョブが終了すると、モータを制御するモータ信号が時刻T1でOFFされるが、これに同期して、帯電バイアスを制御する帯電バイアス信号、現像バイアスを制御する現像バイアス信号、転写バイアスを制御する転写バイアス信号、及び除電ランプを制御する除電ランプ信号がそれぞれOFFされるものとなっている。すなわち、モータの停止命令が発せられると同時に、帯電バイアスと現像バイアスと転写バイアスの印加が停止されるとともに、除電ランプが消灯されるものとなっている。
特開2002−23467号公報
しかし、従来の画像形成装置70では、現像バイアスの印加を停止した後に、2成分現像剤を構成するキャリアが現像器74から感光ドラム71へ飛び移る、いわゆるキャリア飛びが発生するという問題がある。図9は、感光ドラム71の現像器74に面する位置の表面電位V0と、現像バイアスVBとの関係を示すグラフであり、横軸が時間を縦軸が電位を示している。図に示すように、プリントジョブの実行中は、帯電器72に帯電されることで感光ドラム71の表面電位はv1に保たれる一方、現像器74には現像バイアスv2が印加されている。そして、プリントジョブが終了すると、前述のように、時刻T1においてモータの停止命令が発せられると同時に、帯電バイアス及び現像バイアスの印加が停止される。しかし、モータの停止命令が発せられると同時に感光ドラム71が完全停止することは難しく、実際には、感光ドラム71は、モータの停止命令が発せられてから若干惰性回転した後、完全停止するものとなっている。従って、図9に示すように、時刻T1でモータの停止命令が発せられてから時刻T2で感光ドラム71が完全停止するまでの間は、感光ドラム71の惰性回転によって、時刻T1で帯電バイアスの印加が停止される以前に帯電器72によって帯電された部分が到達するため、感光ドラム71の現像器74に面する位置の表面電位はv1に保たれている。そして、時刻T2で感光ドラム71が完全停止した後は、感光ドラム71の表面電位はそのドラム特性等に応じて徐々に暗減衰していく。従って、時刻T1で現像バイアスの印加が停止される一方で、感光ドラム71の表面電位は時刻T2までV1に保たれるため、現像器74と感光ドラム71の電位差がプリントジョブ時と比較して拡大する。これにより、プリントジョブ時には起こり得ないキャリアが感光ドラム71に向かって飛ぶ、いわゆるキャリア飛びが発生し、キャリアが感光ドラム71に付着することによって、感光ドラム71が短絡されて帯電不良が発生したり、露光器73による露光が阻害されたり、感光ドラム71の表面が損傷するという問題が生じる。
また、時刻T1において現像バイアスの印加を停止すると、現像器74の電位が激しく変動するため、現像器74内に収容されたトナーのうち帯電不良のものが、電気的な拘束力を失うことによって現像器74から感光ドラム71に移り、感光ドラム71上に線状に或いは吹き散らした状態にトナーが付着する場合がある。この場合、付着したトナーが転写ローラ75に到達する前に感光ドラム71の回転が停止すると、次回のプリントジョブ実行時に記録紙Pの裏面がトナーで汚れるという問題が生じる。すなわち、プリントジョブ終了後には、感光ドラム71上に残留したトナーを現像器74で回収する感光ドラム71のクリーニング処理が実行されるが、時刻T1に感光ドラム71に付着した帯電不良のトナーは、現像器74で回収される前に転写ローラ75を通過するため、該トナーが付着して転写ローラ75が汚れ、これにより次回のプリントジョブ時に記録紙Pの裏面にトナーが付着する。
また、時刻T1に現像バイアスの印加を停止した後も、時刻T2に感光ドラム71が完全停止するまでの間は、感光ドラム71と現像器74が接触している以上、何らかの原因によって現像器74のトナーが感光ドラム71に移る場合があり、この場合も、時刻T1に感光ドラム71に移ったトナーと同様に、転写ローラ75が汚れることによって次回のプリントジョブ時に記録紙Pが汚れるという問題が生じる。
また、前述のように、時刻T1にモータの停止命令が発せられると同時に除電ランプ76が消灯されるため、時刻T2に感光ドラム71が完全停止するまでの間すなわち感光ドラム71が惰性回転している間は、感光ドラム71の表面が除電されないまま除電ランプ76を通過することとなり、感光ドラム71の表面電位に乱れが生じる。これにより、プリントジョブ終了後に感光ドラム71上に残留したトナーを現像器74で回収する際に、その回収効率が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、感光ドラムを駆動するモータに対して停止命令が発せられてから感光ドラムが完全停止するまでの間に、現像器から感光ドラムに向かってキャリア飛びが発生するのを防止する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の画像形成装置は、表面に感光層が形成されモータによって回転駆動される感光ドラムと、帯電バイアスが印加されて前記感光ドラムの表面を帯電させる帯電器と、前記感光ドラムの回転方向に向かって前記帯電器の下流側に設けられ、前記感光ドラムの表面を部分的に露光して除電することにより静電潜像を形成する露光器と、該露光器の下流側にトナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容して設けられ、現像バイアスが印加されることにより前記トナーを前記静電潜像に供給してトナー像化する現像器と、を具備してなる画像形成装置において、プリントジョブ終了時に帯電バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられ、現像バイアスの印加停止時における前記現像器と前記感光ドラムの前記現像器に面する位置との電位差が、前記現像器から前記感光ドラムへ向かって前記キャリアの飛び移りが生じ得るキャリア飛び発生電位差より小さくなった後であって、且つ、前記感光ドラムの前記現像器に面する位置の電位が現像バイアスより小さくなる前に、現像バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられるものである。
請求項2記載の画像形成装置は、前記現像器の下流側に前記感光ドラムと圧接して設けられ、搬送路を搬送される記録紙を前記感光ドラムとニップした状態で転写バイアスが印加されることにより、前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラを更に備え、前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過した後に、前記モータの回転停止を命じる制御信号が発せられ、且つ、前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過する時に、前記転写ローラに対して前記前記トナー像の転写時とは逆極性の転写バイアスが印加されるか又は転写バイアスの印加が停止されるものである。
請求項3記載の画像形成装置は、少なくとも、前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過する時から前記感光ドラムの回転が停止するまでの間、前記転写ローラに対して前記逆極性の転写バイアスが印加されるか又は転写バイアスの印加が停止されるものである。
請求項4記載の画像形成装置は、前記転写ローラの下流側であって前記帯電器の上流側に設けられ、前記感光ドラムの表面をその軸方向に渡って露光することにより除電する除電ランプを更に備え、前記除電ランプの露光停止を命じる制御信号が、前記感光ドラムの回転が停止した以降に発せられるものである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、現像バイアスの印加を停止した時に、現像器の表面電位と感光ドラムの現像器に面する位置の表面電位との電位差がキャリア飛び発生電位差より小さいので、感光ドラムが完全停止するまで惰性回転している間に、現像器から感光ドラムに向かってキャリア飛びが発生しない。また、感光ドラムの現像器に面する位置の電位が暗減衰して現像バイアスより小さくなる前に現像バイアスの印加を停止するので、感光ドラムが現像器によって現像されることもない。
本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、現像バイアスの印加停止時に現像器から感光ドラムに移る帯電不良のトナーが、転写ローラに付着することなく該転写ローラを通過した後に、感光ドラムを停止させることができる。これにより、プリントジョブ終了後に実行される感光ドラムのクリーニング処理において感光ドラム上のトナーが転写ローラに付着しないので、次回のプリントジョブ時に記録紙の裏面が汚れることがない。
本発明の請求項3に係る画像形成装置によれば、現像バイアスの印加を停止した後、モータが完全停止するまで惰性回転している間に、何らかの原因によって現像器のトナーが感光ドラムに移った場合でも、該トナーがプリントジョブ終了後に実行される感光ドラムのクリーニング処理において転写ローラに付着しないので、次回のプリントジョブ時に記録紙の裏面が汚れることがない。
本発明の請求項4に係る画像形成装置によれば、モータに停止命令が発せられてから感光ドラムが完全停止するまで惰性回転している間も、感光ドラムの表面を確実に除電して、その表面電位を安定させることができる。これにより、感光ドラム上に残留した残留トナーを、現像器でより確実に回収することができる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。本画像形成装置は、原稿の複写機能、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機であって、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成するものである。もちろん、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、例えば、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機として本画像形成装置を構成することも可能である。
図1及び図2は、本実施例に係る画像形成装置1の画像形成部を示す図であり、図1は概略縦断面図、図2は回路構成を示す模式図である。図1に示すように、本画像形成装置1は、記録紙Pを格納するための給紙カセット2と、該給紙カセット2内の記録紙Pを搬送路3に繰り出すピックアップローラ4と、該ピックアップローラ4の下流側に配置されたレジストローラ対5と、表面に感光層が形成されモータ(不図示)によって回転駆動される感光ドラム6と、該感光ドラム6の表面を帯電させる帯電器7と、感光ドラム6の表面に光を照射する露光器8と、感光ドラム6の表面にトナーを供給する現像器9と、感光ドラム6に圧接されて搬送路3を搬送される記録紙Pを感光ドラム6との間にニップする転写ローラ10と、感光ドラム3の表面に光を照射して除電する除電ランプ11と、感光ドラム6の表面からトナーや紙粉等の異物を除去する清掃器12と、記録紙Pを加熱・加圧する定着器13と、搬送路3の最下流部に配置され記録紙Pを排紙トレイ14へ排出する排紙ローラ対15と、を具備してなるものである。
帯電器7は、図2に示すように、タングステン等の細線からなるコロナワイヤ16がケーシング17で包囲されたいわゆるスコロトロン帯電器であって、コロナワイヤ16が帯電バイアス用電源18に接続されるとともに、該帯電バイアス用電源18の動作がプリンタコントローラ19によって制御されている。これにより、帯電バイアス用電源18から帯電器7に所定の帯電バイアスが印加されると、コロナワイヤ16と感光ドラム6の間にコロナ放電が発生し、コロナワイヤ16の周辺の空気が電離してイオンが発生する。このイオンを感光ドラム6へ導くことによりその表面を帯電させるものとなっている。
現像器9は、感光ドラム6の回転方向に向かって帯電器7の下流側に設けられ、感光ドラム6上に形成された静電潜像を前記2成分現像方式でトナー像化する役割と、トナー像転写後の感光ドラム6上に残留したトナーを回収する役割とを果たすものである。この現像器9は、図2に示すように、感光ドラム6から離間して設けられた現像ローラ20と、該現像ローラ20から所定の間隔をあけて設けられたブレード21とを備えている。また、現像ローラ20は、図に詳細は示さないが、マグネットからなるローラ軸の周囲に金属製のスリーブが回転自在に設けられたものであり、現像器9内に収容された2成分現像剤Gを捕捉して該2成分現像剤Gのうちトナーのみを感光ドラム6に供給するものである。また、ブレード21は、現像ローラ20に付着したトナーを均一化してトナー薄層を形成するものである。ここで、現像ローラ20は、感光ドラム6を駆動する前記モータ22によって回転駆動される。
前記現像ローラ20は、図2に示すように、現像バイアス用電源23に接続されており、この現像バイアス用電源23の動作がプリンタコントローラ19によって制御されている。これにより、現像バイアス用電源23によって現像ローラ20に対して所定の現像バイアスが印加されると、現像ローラ20と感光ドラム6上の静電潜像との表面電位差によって、現像ローラ20上の2成分現像剤Gのうちトナーのみが静電潜像の部分に付着するものとなっている。また、ブレード21と現像ローラ20との離間間隔を変化させることでトナー薄層の厚みを変化させることができ、これにより現像ローラ20から感光ドラム6へ移動するトナー量を変化させることで画像濃度を調節することが可能となっている。
転写ローラ10は、図2に示すように、感光ドラム6の回転方向に向かって現像器9の下流側に感光ドラム6と圧接して設けられ、転写ニップ位置24を形成するものである。この転写ローラ10は、転写バイアス用電源25に接続され、この転写バイアス用電源25の動作がプリンタコントローラ19によって制御されている。これにより、搬送路3を搬送される記録紙Pを転写ニップ位置24で感光ドラム6に密着させるとともに、この時、感光ドラム6上のトナー像と逆極性の転写バイアスを転写ローラ10に印加することにより、トナー像が記録紙Pに転写されるものとなっている。
除電ランプ11は、図2に示すように、感光ドラム6の回転方向に向かって転写ローラ10の下流側であって帯電器7の上流側に設けられ、感光ドラム6を軸方向に渡って露光することによりその表面を除電するものである。この除電ランプ11でトナー像転写後の感光ドラム6の表面を除電することにより、プリントジョブ終了後に行われる感光ドラム6のクリーニング処理において、現像器9による残留トナーの回収効率を向上させることができる。また、残留トナー回収後の感光ドラム6の表面電位を安定させることが可能となっている。
以下、プリントジョブ実行時における画像形成装置1の動作制御について説明する。図3は、1枚の記録紙Pについてのプリントジョブ実行時における画像形成装置1の動作制御を示すタイムチャートである。図に示すように、時刻T0でプリントジョブを開始するに際し、プリンタコントローラ19は、まずモータ22の動作を制御するモータ信号をONする、すなわちモータ22に対して回転開始を命じる。そして、これに同期して、プリンタコントローラ19は、帯電バイアス用電源18の動作を制御する帯電バイアス信号、及び転写バイアス用電源25の動作を制御する転写バイアス信号をそれぞれ+ONするとともに、除電ランプ11の動作を制御する除電ランプ11信号をONする。すなわち、プリンタコントローラ19は、帯電バイアス用電源18に正極性の帯電バイアスの印加開始を、転写バイアス用電源25に正極性の転写バイアスの印加開始を、それぞれ命じるとともに、除電ランプ11に対して点灯開始を命じる。ここで、図3に示すように、転写ローラ10には、時刻T1から所定時間だけ、トナー像の転写時とは逆極性である正極性の転写バイアスが印加される。これにより、前回のプリントジョブ時に転写ローラ10に残留したトナーが感光ドラム6に戻されるものとなっている。
また、図3に示すように、プリンタコントローラ19は、時刻T1より若干遅れて、現像バイアス用電源23の動作を制御する現像バイアス信号を+ONする、すなわち現像バイアス用電源23に正極性の現像バイアスの印加開始を命じる。このように、現像バイアスの印加開始を時刻T1より若干遅らせたのは、時刻T1で帯電バイアスの印加が開始されてから、感光ドラム6表面のうち最初に帯電された部分が現像器9に到達するまでの時間を考慮したものである。また、図3に示すように、現像バイアスの印加開始時には、現像処理時に印加する現像バイアスと同極性であって、それよりも小さいステップバイアスが印加される。これにより、現像器9による感光ドラム6上の残留トナーの回収効率を向上させることが可能となっている。
その後、1枚の記録紙Pについてのプリントジョブが終了すると、プリンタコントローラ19は、時刻T1で帯電バイアス信号をOFFする、すなわち帯電バイアス用電源18に帯電バイアスの印加停止を命じる。そして、時刻T1から所定時間経過後の時刻T2に、プリンタコントローラ19は、現像バイアスをOFFする、すなわち現像バイアス用電源23に現像バイアスの印加停止を命じる。このように、帯電バイアスの印加を停止してから所定時間経過後に現像バイアスの印加を停止することにより、現像バイアスの印加停止時に、現像ローラ20から感光ドラム6に向かって前記キャリア飛びが発生するのを防止することが可能となっている
図4は、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と、現像バイアスとの関係を示すグラフであり、横軸が時間を縦軸が電位を示している。図に示すように、本画像形成装置1では、プリントジョブの実行中は、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位がV1に保たれる一方、現像器9には現像バイアスV2が印加されている。その後プリントジョブが終了し、時刻T1で帯電バイアスの印加が停止されると、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位は、時刻T1の経過後も、時刻T1に帯電された感光ドラム6上の部位が感光ドラム6の回転によって現像器9に到達する時刻T1´までは、V1に保たれている。この時刻Tから時刻T1´までの時間a1は、感光ドラム6の回転方向に向かって帯電器7から現像器9までの距離、及び感光ドラム6の周速等から算出することができる。そして、時刻T1´以降、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位は、いわゆる暗減衰して経時的に低下していく。本発明では、現像バイアスの印加を停止した場合における現像ローラ20と感光ドラム6の表面電位差が、キャリア飛びが発生し得る電位差であるキャリア飛び発生電位差Vkと等しくなる時刻T1´´を経過した後である時刻T2に、現像バイアスの印加を停止している。ここで、時刻T1´から時刻T1´´までの時間a2は、感光ドラム6の表面電位の減衰特性から決まる感光ドラム6に固有の値である。以上より、本発明では、(T2−T1)>(a1+a2)を満たす時刻T2に、現像バイアスの印加を停止している。
加えて、本発明では、図4に示すように、現像バイアスの印加を停止する時刻T2を、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位が暗減衰して現像バイアスと等しくなる時刻T1´´´以前としている。これは、時刻T1´´´以降は、感光ドラム6の表面電位が現像バイアスより小さくなる、すなわち感光ドラム6の表面全体を露光したのと同じ状態になるため、感光ドラム6の表面全体が現像器9によって現像されてしまうからである。
その後、図3に示すように、時刻T2から所定時間経過後の時刻T3に、プリンタコントローラ19は、モータ信号をOFFする、すなわちモータ22に対して回転停止を命じる。本発明では、この時刻T3を、現像バイアスの印加を停止した瞬間に現像器9を通過した感光ドラム6の表面部分が、転写ローラ10を通過した後としている。すなわち、図4に示すように、時刻T2からT3までの時間a3を、感光ドラム6が現像器9の位置から転写ローラ10の位置まで回転するのに要する時間より長く設定している。これは、前述のように、時刻T2で現像バイアスの印加を停止すると、現像器9の表面電位が激しく変動することにより帯電不良のトナーが現像器9から感光ドラム6に移り、この付着したトナーが転写ローラ10に到達する前に感光ドラム6の回転が停止すると、プリントジョブ終了後に行われる感光ドラム6のクリーニング処理時に転写ローラ10が汚れ、これにより次回のプリントジョブ実行時に記録紙Pの裏面がトナーで汚れるという問題がある。本発明では、係る問題を防止すべく、現像バイアスの印加を停止した瞬間に感光ドラム6に付着したトナーが転写ローラ10を通過するまでは感光ドラム6を回転させ続け、且つ、少なくとも付着したトナーが転写ローラ10を通過する時に、転写ローラ10に対してトナー像の転写時とは逆極性である正極性の転写バイアスを印加するか或いは転写バイアスの印加を停止している。これにより、現像バイアスの印加を停止した瞬間に付着したトナーが転写ローラ10に付着することなく該転写ローラ10を通過した状態で、感光ドラム6の回転が停止するので、プリントジョブ終了後の感光ドラム6のクリーニング処理時に、該トナーが転写ローラ10に付着する前に現像器9で回収することが可能となっている。
尚、モータ22に回転停止を命じてから完全停止するまでの惰性回転分を考慮に入れて、感光ドラム6に付着したトナーが転写ローラ10の直前位置にある時にモータ22に停止命令を発することも可能であるが、この惰性回転量はモータ22のトルク変動等に影響を受けて変化し易いものである。従って、感光ドラム6に付着したトナーが転写ローラ10を確実に通過するようにするためには、本発明のように、付着したトナーが転写ローラ10を通過した後にモータ22に停止命令を発する方が好ましい。
また、図3に示すように、転写バイアス用電源25は前述のように時刻T1から正極性の転写バイアスの印加を開始しているが、プリンタコントローラ19は、時刻T3から所定時間経過後の時刻T4に転写バイアス信号をOFFする、すなわち転写バイアス用電源25に対して転写バイアスの印加停止を命じる。図5は、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と転写バイアスとの関係を示すグラフである。図3及び図5に示すように、本発明では、この時刻T4を、時刻T3で回転停止を命じられたモータ22が完全停止する時刻としている。これは、本発明では、前述のように、時刻T2で現像バイアスの印加を停止した瞬間に現像器9から感光ドラム6に移ったトナーが転写ローラ10を通過する時に、転写ローラ10に対してトナー像の転写時とは逆極性の転写バイアスを印加することにより、転写ローラ10にトナーが付着しないようにしている。しかし、時刻T2に感光ドラム6に付着したトナーが転写ローラ10を通過した後も、時刻T3で回転停止を命じられたモータ22が完全停止するまで惰性回転している間は、感光ドラム6と現像器9が接触している以上、何らからの原因によって現像器9のトナーが感光ドラム6に移る場合があり、このトナーが転写ローラ10に付着すると、次回のプリントジョブ実行時に記録紙Pが汚れる問題が生じる。従って、本発明では、係る問題を防止すべく、時刻T1から開始した正極性の転写バイアスの印加を、少なくともモータ22が完全停止する時刻T4まで継続することにより、モータ22が惰性回転している間に、感光ドラム6に付着した予期せぬトナーが転写ローラ10に移ることを防止している。
尚、本実施例では、図3に示すように、時刻T1から、転写ローラ10に対して正極性の転写バイアスを印加しているが、正極性の転写バイアスの印加を開始する時刻は、少なくとも、時刻T2に現像器9から感光ドラム6に移ったトナーが転写ローラ10を通過する時刻より前であれば、時刻T1に限られず任意の時刻とすることが可能である。また、正極性の転写バイアスの印加を停止する時刻は、本実施例では感光ドラム6が完全停止する時刻T4としているが、時刻T4以降の任意の時刻とすることが可能である。更に、本実施例では、感光ドラム6に付着したトナーが転写ローラ10に付着するのを防止するため、転写ローラ10に対してトナー転写時とは逆極性の転写バイアスを印加しているが、画像形成装置1のシステムによっては、転写バイアスの印加を停止することによって前記トナーの移りを防止することも可能である。
また、図3に示すように、除電ランプ11は前述のように時刻T1から感光ドラム6の表面を露光して除電しているが、プリンタコントローラ19は、時刻T5に除電ランプ11信号をOFFする、すなわち除電ランプ11に対して消灯を命じる。図6は、感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と除電ランプ信号との関係を示すグラフである。図3及び図6に示すように、本発明では、時刻T5を、感光ドラム6が完全停止する時刻T4以降としている。これは、前述のように、感光ドラム6が時刻T4で完全停止する前に除電ランプ11が消灯されると、感光ドラム6の表面が除電されないまま除電ランプ11を通過することでその表面電位に乱れが生じ、これにより現像器9による残留トナーの回収効率が低下するという問題が生じる。本発明では、係る問題を防止すべく、少なくとも感光ドラム6が完全停止するまでは除電ランプ11を点灯させておくことにより、感光ドラム6の表面を確実に除電してその表面電位を安定させている。尚、時刻T5は時刻T4以降の任意の時刻とすることが可能であるが、時刻4から時刻T5までの時間が長いと、完全停止した感光ドラム6の一定箇所に長時間に渡って除電ランプ11から光が照射されることにより、感光ドラム6が光劣化して画像品質が劣化する場合がある。従って、時刻T4から時刻T5までの時間は、なるべく短くすることが好ましい。
本発明は、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機にも適用可能である。
本発明の実施例に係る画像形成装置1の構成を示す概略縦断面図。 本発明の実施例に係る画像形成装置1の回路構成を示す模式図。 1枚の記録紙Pについてのプリントジョブ実行時における画像形成装置1の動作制御を示すタイムチャート。 感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と、現像バイアスとの関係を示すグラフ。 感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と、転写バイアスとの関係を示すグラフ。 感光ドラム6の現像器9に面する位置の表面電位と、除電ランプ信号との関係を示すグラフ。 従来例に係る画像形成装置70の構成を示す模式図。 1枚の記録紙についてのプリントジョブ実行時における画像形成装置70の動作制御を示すタイムチャート。 感光ドラム71の現像器74に面する位置の表面電位と、現像バイアスとの関係を示すグラフ。
符号の説明
1 画像形成装置
3 搬送路
6 感光ドラム
7 帯電器
8 露光器
9 現像器
10 転写ローラ
22 モータ
11 除電ランプ
G 2成分現像剤
P 記録紙
Vk キャリア飛び発生電位差

Claims (4)

  1. 表面に感光層が形成されモータによって回転駆動される感光ドラムと、帯電バイアスが印加されて前記感光ドラムの表面を帯電させる帯電器と、前記感光ドラムの回転方向に向かって前記帯電器の下流側に設けられ、前記感光ドラムの表面を部分的に露光して除電することにより静電潜像を形成する露光器と、該露光器の下流側にトナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容して設けられ、現像バイアスが印加されることにより前記トナーを前記静電潜像に供給してトナー像化する現像器と、を具備してなる画像形成装置において、
    プリントジョブ終了時に帯電バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられ、現像バイアスの印加停止時における前記現像器と前記感光ドラムの前記現像器に面する位置との電位差が、前記現像器から前記感光ドラムへ向かって前記キャリアの飛び移りが生じ得るキャリア飛び発生電位差より小さくなった後であって、且つ、前記感光ドラムの前記現像器に面する位置の電位が現像バイアスより小さくなる前に、現像バイアスの印加停止を命じる制御信号が発せられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像器の下流側に前記感光ドラムと圧接して設けられ、搬送路を搬送される記録紙を前記感光ドラムとニップした状態で転写バイアスが印加されることにより、前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラを更に備え、
    前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過した後に、前記モータの回転停止を命じる制御信号が発せられ、且つ、前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過する時に、前記転写ローラに対して前記前記トナー像の転写時とは逆極性の転写バイアスが印加されるか又は転写バイアスの印加が停止されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 少なくとも、前記感光ドラムにおける現像バイアスの印加停止時に前記現像器を通過した部分が前記転写ローラを通過する時から前記感光ドラムの回転が停止するまでの間、前記転写ローラに対して前記逆極性の転写バイアスが印加されるか又は転写バイアスの印加が停止されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記転写ローラの下流側であって前記帯電器の上流側に設けられ、前記感光ドラムの表面をその軸方向に渡って露光することにより除電する除電ランプを更に備え、
    前記除電ランプの露光停止を命じる制御信号が、前記感光ドラムの回転が停止した以降に発せられることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
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