JP2007003389A - 検査装置、検査方法 - Google Patents

検査装置、検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007003389A
JP2007003389A JP2005184706A JP2005184706A JP2007003389A JP 2007003389 A JP2007003389 A JP 2007003389A JP 2005184706 A JP2005184706 A JP 2005184706A JP 2005184706 A JP2005184706 A JP 2005184706A JP 2007003389 A JP2007003389 A JP 2007003389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
diffusion sheet
image
light
printed matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005184706A
Other languages
English (en)
Inventor
Akizo Kinoshita
彰三 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2005184706A priority Critical patent/JP2007003389A/ja
Publication of JP2007003389A publication Critical patent/JP2007003389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】反射率が大きい検査対象に対する検査能力を向上させることを可能とする検査装置等を提供する。
【解決手段】検査装置1は、拡散シート7を検査対象の鏡面印刷物17の表面に装着して検査を行う。拡散シート7は、印刷物17の反射光を乱反射させてラインカメラ3へ進行する光量を増加させる。鏡面印刷物の場合、拡散シートを用いて鏡面印刷物の検査を行うと、検査画像の輝度が大きくなり鏡面印刷物の画像情報が増加するので、検査能力を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物等の不良(欠け欠陥、汚れ欠陥、カスレ、色調不良等)を検出する検査装置、検査方法等に関する。より詳細には、鏡面の印刷物等の不良を検出する検査装置、検査方法等に関する。
従来、印刷物の良否を判定する検査は、印刷オペレータが正しいと判断した印刷物から得られた画像(基準画像)を基準として、検査対象の印刷物から得られた画像(検査画像)と比較することにより行われる。
この場合、比較処理において、基準画像と検査画像との位置合わせを行い、各画素毎に輝度の差を算出するが、インキたれや絵柄抜け等の不良部分ではその差が大きくなるため、適当な閾値で2値化することにより不良部分のみを抽出することができる(例えば、[特許文献1]参照。)。
特開平8−323963号公報
しかしながら、検査対象が反射率が大きいものである場合、例えば、鏡面印刷物である場合、入射光の大半が鏡面印刷物の表面で正反射(入射角と反射角が等しい反射)するので、撮像装置へ向かう反射光が少なくなり、撮像装置により撮像した検査画像の輝度が小さく(暗く)なるという問題点がある。
検査画像の輝度が小さい場合、欠け欠陥や汚れ欠陥等の不良を検出することが困難となって検査能力が低下するという問題点がある。また、絵柄の判別が困難となってパターンマッチング等の比較処理を行うことできないという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、反射率が大きい検査対象に対する検査能力を向上させることを可能とする検査装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査装置であって、前記検査対象物に光を照射する光源と、前記検査対象物の撮像を行う撮像装置と、検査時に前記検査対象物の表面に装着され、光拡散性及び光透過性を有する拡散シートと、を具備することを特徴とする検査装置である。
検査装置は、検査対象物に光を照射し、検査対象物からの反射光を撮像して検査画像を取得し、当該検査画像に対して画像処理を行い、検査対象物の良否を判定する。検査対象物の表面が光反射性を有する場合、検査時に検査対象物の表面に光拡散性及び光透過性を有する拡散シートが装着される。
検査対象物は、検査対象面が平面状であれば特に限定されない。検査対象物は、例えば、印刷物、金属面である。印刷用紙や金属面に貼付物(シール等)や塗布物(印字等)や蒸着物が付されたものも検査対象物とすることができる。
光反射性は、光を効率よく反射する特性であり、平滑度が大きいほど反射率が大きい。光反射性を有する対象物は、例えば、光沢を有する鏡面印刷物、金や銀や白色の金属である。印刷絵柄や印刷字句や貼付物自体が光反射性を有する場合にも拡散シートを装着して検査することが望ましい。
拡散シートは、光拡散性及び光透過性を有する。拡散シートは、検査対象物からの反射光を乱反射させて撮像装置に進行させる。拡散シートは、半透明、無模様、無色であることが望ましい。拡散シートの材質としては、例えば、ポリプロピレンを用いることができる。
第1の発明の検査装置では、検査対象物に装着される拡散シートは、検査対象物からの反射光を乱反射させて撮像装置へ進行する光量を増加させる。この効果は、光反射性を有する検査対象物の場合に顕著である。拡散シートを用いて光反射性を有する検査対象物の検査を行うと、検査画像の輝度が大きくなり画像情報が増加するので、検査能力を向上させることができる。
第2の発明は、検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査方法であって、前記検査対象物に光を照射する光照射ステップと、前記検査対象物の撮像を行う撮像ステップと、検査時に前記検査対象物の表面に光拡散性及び光透過性を有する拡散シートを装着するステップと、を具備することを特徴とする検査方法である。
第2の発明は、第1の発明の検査装置が実行する検査方法に関する発明である。
本発明によれば、反射率が大きい検査対象に対する検査能力を向上させることを可能とする検査装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る検査装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.検査装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係る検査装置1の構成について説明する。
図1は、検査装置1の概略構成図である。
検査装置1は、ラインカメラ3、照明器5、拡散シート7、画像処理部9、表示部11、画像記憶部13、操作部15等から構成される。ラインカメラ3、照明器5、拡散シート7、画像処理部9、表示部11、画像記憶部13、操作部15等は、互いに、バスあるいはケーブル等の接続線を介して接続される。
検査装置1は、基準画像26及び検査画像28(図2、図7等参照。)に基づいて比較処理等の画像処理を行って検査対象の印刷物17の良否を判定し、検査結果を表示部11に表示する。
印刷物17は、通常の印刷物のみならず、鏡面印刷物(光沢用紙、光沢絵柄、光沢文字等)を含む。
基準画像26は、良品であり基準となる印刷物17を撮像して得られた画像データである。
検査画像28は、検査対象の印刷物17を撮像して得られた画像データである。
検査装置1は、ラインカメラ3による撮像により基準画像26及び検査画像28を取得することができる。検査装置1は、印刷物17を移動方向19の方向に搬送させつつラインカメラ3により印刷物17の撮像を行う。
尚、基準画像26については、刷版出力用のデジタルデータ等から取得するようにしてもよい。
ラインカメラ3は、印刷物17を撮像する装置である。ラインカメラ3は、例えば、受光素子(画素)を1次元に配列したCCD(Charge Coupled Device)等の光センサ、駆動回路、結像光学系等からなるカメラ(撮像装置)である。
照明器5は、印刷物17に光を照射する光源である。照明器5は、例えば、複数のLEDが面状に配置された照明器である。また、照明器5として、蛍光灯等を用いることもできる。
拡散シート7は、印刷物17からの反射光を拡散させるものである。拡散シート7は、印刷物17のラインカメラ3側の表面に密着させられる。拡散シート7は、光拡散性及び光透過性を共に有する。拡散シート7は、半透明かつ無色無模様であることが望ましく、例えば、ポリプロピレン(PP)製の板である。拡散シート7の厚さに関しては、無色無模様のポリプロピレン製の場合、0.1mm〜0.5mmであることが望ましい。0.1mmより薄い場合には、本発明の効果が生じない。0.5mmより厚い場合には、ぼやけて不明瞭あるいは不鮮明となり、検査能力が低下してしまう。また、拡散シート7の材質に関しては、ポリプロピレン(PP)の他、ポリエチレン(PE)、ポリセーム、ポリエステル等の半透明(クリア)の材料を用いることができる。
画像処理部9は、印刷物17の画像データに対して画像処理を施し、欠け、汚れ等の不良の検出を行う。画像処理部9は、例えば、コンピュータ及び当該コンピュータを検査装置1の画像処理部9として動作させるプログラム等により構成することができる。
尚、画像処理部9の構成及び動作については、後述する。
表示部11は、画像処理部9における不良検出結果等を表示する。表示部11は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)である。
画像記憶部13は、画像データ等を記憶する装置である。画像記憶部13は、例えば、ハードディスク、記憶媒体ドライブである。
操作部15は、オペレータからの操作指示を受け付ける装置である。操作部15は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイスである。
(2.画像処理部9のハードウェア構成)
次に、図2を参照しながら、画像処理部9のハードウェア構成について説明する。
図2は、画像処理部9のハードウェア構成を示す図である。
図2に示す画像処理部9は、CPU21、メモリ23等がシステムバス(図示しない。)を介して互いに接続されて構成される。
また、画像処理部9は、ネットワークインタフェース(図示しない。)等を介してラインカメラ3と接続され、ビデオアダプタ(図示しない。)等を介して表示部11と接続される。
尚、図2のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
CPU21(Central Processing Unit)は、記憶装置、ROM(Read Only Memory)、記録媒体等に格納される実行プログラム、OS(オペレーションシステム)のプログラム、アプリケーションプログラム等をRAM(Random Access Memory)上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理(四則演算や比較演算等)、ハードウェアやソフトウェアの動作制御等を行い、後述する各種機能(図7等参照。)を実現する。
メモリ23は、RAM、ROM等の記憶装置である。RAMには、基準画像メモリ25、検査画像メモリ27、表示メモリ29、処理プログラム実行用のワークメモリ等が割り当てられる。
基準画像メモリ25は、良品であって基準となる印刷物17の画像データ(基準画像26)を保持するメモリである。
検査画像メモリ27は、検査対象の印刷物17の画像データ(検査画像28)を保持するメモリである。
表示メモリ29は、表示部11に表示するための表示データを保持するメモリであり、例えば、検査結果や不良部分を示す画像データ等を保持する。
尚、基準画像メモリ25、検査画像メモリ27、表示メモリ29は、画像処理部9に独立して設けるようにしてもよいし、RAM上に適宜領域を割り当てるようにしてもよい。
ラインカメラ3は、撮像により取得した基準画像26及び検査画像28を画像処理部9に入力すると、基準画像26及び検査画像28は、それぞれ、基準画像メモリ25及び検査画像メモリ27に格納される。
CPU21は、基準画像26及び検査画像28に基づいて、検査対象の印刷物における良否を判定し、検査結果を表示メモリ29に出力する。
表示メモリ29の内容は、表示部11に入力されて表示される。
(3.拡散シート7)
次に、図3〜図6を参照しながら、拡散シート7と印刷物17からの反射光について説明する。
尚、印刷物17は、鏡面印刷物であるとして説明する。
(3−1.拡散シート7を用いた場合)
図3は、拡散シート7を用いた場合における、印刷物17からの反射光を示す図である。
入射光31は、照明器5から印刷物17に照射される光である。入射光31は、拡散シート7の上面から進入し、印刷物17の表面33で反射する。
表面反射光は、拡散シート7の内部あるいは上面及び下面の境界面において、乱反射して乱反射光35としてラインカメラ3に進行する。乱反射せずに正反射した表面反射光は、正反射光37として進行する。
このように拡散シート7を用いる場合の乱反射光35(図3)は、後述する拡散シート7を用いない場合の乱反射光43(図4)より光量が大きい。
(3−2.拡散シート7を用いない場合)
図4は、拡散シート7を用いない場合における、印刷物17からの反射光を示す図である。
入射光39は、照明器5から印刷物17に照射される光である。入射光39は、拡散シート7の上面から進入し、印刷物17の表面41で反射する。
印刷物17は、鏡面印刷物であるので反射率が大きく、入射光39の大半は、印刷物17の表面41で正反射して正反射光45として進行する。正反射光45は、ラインカメラ3に捉えられない。入射光39の極一部は、印刷物17の表面41で乱反射して乱反射光43としてラインカメラ3に進行する。
このように拡散シート7を用いない場合の乱反射光43(図4)は、先述した拡散シート7を用いる場合の乱反射光35(図3)より光量が小さい。
(3−3.拡散シート7の有無による比較)
図5は、拡散シート7が装着された印刷物17を示す図である。
図6は、拡散シート7が装着されない印刷物17を示す図である。
図7は、図5に示す印刷物17(拡散シート7有り)の検査画像49を示す図である。
図8は、図6に示す印刷物17(拡散シート7無し)の検査画像57を示す図である。
尚、図5及び図6に示す印刷物17は、同一のものである。また、印刷物17は、絵柄・文字47が付され、印刷物17の表面は、絵柄・文字47の領域を含め鏡面であるものとして説明する。
検査画像49は、図5に示す印刷物17(拡散シート7有り)をラインカメラ3により撮像して取得した画像データである。領域51は、検査画像49の絵柄・文字47部分の領域である。領域53は、検査画像49の絵柄・文字47部分以外の領域である。
検査画像57は、図6に示す印刷物17(拡散シート7無し)をラインカメラ3により撮像して取得した画像データである。領域59は、検査画像57の絵柄・文字47部分の領域である。領域61は、検査画像57の絵柄・文字47部分以外の領域である。
検査画像49と検査画像57とを比較すると、検査画像49は、輝度が大きく明るい画像であり、検査画像57は、輝度が小さく暗い画像である。
これは、図3及び図4を用いて先述したように、拡散シート7を用いる場合、ラインカメラ3へ進行する乱反射光35の光量が大きくなり、拡散シート7を用いない場合、印刷物17の反射率が大きいためラインカメラ3へ進行する乱反射光43の光量が小さくなるからである。
領域51は、輝度が大きく明るい画像領域である。従って、印刷物17に関する画像情報が多く、不良55(欠け欠陥、汚れ欠陥等)の検出能力が向上する。絵柄・文字47以外の領域53でも同様である。
一方、領域59は、輝度が小さく暗い画像領域である。従って、印刷物17に関する画像情報が少なく、不良55を検出することが困難である。絵柄・文字47以外の領域61でも同様である。
例えば、所定の拡散シート7を用いる場合の領域51のRGB濃度値は(127,139,174)であるのに対し、当該所定の拡散シート7を用いない場合の領域59のRGB濃度値は(28,25,46)である。
この場合、領域51における明るさの指標(%)を算出すると、(127/255,139/255,174/255)×100(%)=(49%,54%,68%)、である。一方、領域59における明るさの指標(%)を算出すると、(28/255,25/255,46/255)×100(%)=(10%,9%,18%)、である。
従って、拡散シート7を用いると、明るさの指標(%)は、(49%,54%,68%)−(10%,9%,18%)=(39%,45%,50%)、向上する。
(3−4.拡散シート7の設置位置)
拡散シート7の設置位置は、印刷物17の表面に密着させることが望ましい。拡散シート7を印刷物17の表面に密着させることにより、印刷物17の光沢面の正反射光を乱反射させて印刷絵柄あるいは印刷文字等に関する鮮明な画像情報を取得することができる。
拡散シート7を印刷物17から離れた位置に設ける場合、拡散シート7と印刷物17との間に空気層が入り反射率に変化及びムラが生じ、印刷絵柄あるいは印刷文字等のエッジがぼやけて不明瞭あるいは不鮮明となり、検査能力が低下してしまう。
(4.検査装置1の動作)
次に、図9を参照しながら、不良検出処理における検査装置1の動作について説明する。
図9は、不良検出処理における検査装置1の動作の流れを示す図である。
検査装置1は、ラインカメラ3により撮像されたRGB表色系の基準画像26が入力されると、R成分、G成分、B成分に分割する。
検査装置1は、ラインカメラ3により撮像されたRGB表色系の検査画像28が入力されると、R成分、G成分、B成分に分割する。尚、検査画像28には、汚れ63及び欠け65が存在するものとして説明する。
検査装置1は、RGB成分毎に、基準画像26から検査画像28を差分処理し、RGB成分を合成してMAX処理を行い、汚れ候補画像67を作成する(ステップ1001)。
検査装置1は、RGB成分毎に、検査画像28から基準画像26を差分処理し、RGB成分を合成してMAX処理を行い、欠け候補画像69を作成する(ステップ2001)。
尚、ステップ1001、ステップ2001における差分処理は、飽和モードで行い、差分結果が負(マイナス)の場合は、0クリップする。
検査装置1は、汚れ候補画像67に対して所定の汚れ用閾値により2値化処理を行い、汚れ不良画素を抽出する(ステップ1002)。
検査装置1は、欠け候補画像69に対して所定の欠け用閾値により2値化処理を行い、欠け不良画素を抽出する(ステップ2002)。
検査装置1は、ステップ1002の処理で抽出した汚れ不良画素数が所定の汚れ用画素数を超える領域を汚れ不良として検出する。検査装置1は、汚れ検出画像71を作成し、検出した汚れ不良を検出汚れ75として表示する(ステップ1003)。
検査装置1は、ステップ2002の処理で抽出した欠け不良画素数が所定の欠け用画素数を超える領域を欠け不良として検出する。検査装置1は、欠け検出画像73を作成し、検出した欠け不良を検出欠け77として表示する(ステップ2003)。
尚、カメラ等による撮像あるいはスキャン等により基準画像26及び検査画像28の画像データを取得してもよいし、これに限らず、CTP(Computer To Plate)により印刷を行う場合、基準画像26については、刷版等に出力するためのデジタルデータを基準画像26の画像データとして用いるようにしてもよい。
(5.効果)
以上説明したように、本発明の実施の形態では、検査装置は、拡散シートを検査対象の印刷物の表面に装着して検査を行う。拡散シートは、印刷物の反射光を乱反射させて検査画像の撮像装置(ラインカメラ等)へ進行する光量を増加させる。
この効果は、鏡面印刷物の場合に顕著である。拡散シートを用いて鏡面印刷物の検査を行うと、検査画像の輝度が大きくなり鏡面印刷物の画像情報が増加するので、検査能力を向上させることができる。
(6.その他)
尚、上述の実施の形態では、検査画像等の取得に関しては、ラインカメラを用いるものとして説明したが、これに限られず、スキャナ装置等を用いてもよい。
図10は、本発明の他の実施の形態に係る検査装置79を示す概略斜視図である。
検査装置79は、スキャンにより印刷物17の検査画像を取得する検査装置である。検査装置79は、スキャナ面81の上面に拡散シート7が設けられる。印刷物17は、検査時に表面をスキャナ面81に向けて拡散シート7の上面に載置される。
また、上述の実施の形態では、検査対象は、印刷物であるものとして説明したが、これに限られない。表面反射率が大きい検査対象物、例えば、金属板に絵柄・文字等が付されたものの検査等においても、拡散シートを用いることにより検査能力を向上させることができる。
また、拡散シートの検査対象物(印刷物等)への装着に関しては、拡散シートと検査対象物とを密着させることが望ましい。尚、印刷絵柄あるいは印刷文字等のエッジが検査可能な程度に明確かつ明瞭に撮像可能であれば、拡散シートと検査対象物とを直接密着させなくてもよい。例えば、所定の精度で検査可能な程度に明確かつ明瞭に撮像可能な範囲内であれば、拡散シートと検査対象物との間に距離があってもよいし、押さえ用の透明シートで検査対象物の上面を覆い当該透明シートの上面に拡散シートを密着させるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる検査装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
検査装置1の概略構成図 画像処理部9のハードウェア構成を示す図 拡散シート7を用いた場合における、印刷物17からの反射光を示す図 拡散シート7を用いない場合における、印刷物17からの反射光を示す図 拡散シート7が装着された印刷物17を示す図 拡散シート7が装着されない印刷物17を示す図 印刷物17(拡散シート7有り)の検査画像49を示す図である。 印刷物17(拡散シート7無し)の検査画像57を示す図である。 不良検出処理における検査装置1の動作の流れを示す図 検査装置79を示す概略斜視図
符号の説明
1………検査装置
3………ラインカメラ
5………照明器
7………拡散シート
9………画像処理部
11………表示部
13………記憶部
15………操作部
17………印刷物
26………基準画像
28………検査画像
31………入射光
33、41………表面(反射面)
35、43………乱反射光
37、45………正反射光
47………絵柄
49………検査画像(拡散シート7有りで撮像)
55………不良
57………検査画像(拡散シート7無しで撮像)
63………汚れ
65………欠け
67………汚れ候補画像
69………欠け候補画像
71………汚れ検出画像
73………欠け検出画像
75………検出汚れ
77………検出欠け
79………検査装置(スキャナ)
81………スキャナ面

Claims (6)

  1. 検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査装置であって、
    前記検査対象物に光を照射する光源と、
    前記検査対象物の撮像を行う撮像装置と、
    検査時に前記検査対象物の表面に装着され、光拡散性及び光透過性を有する拡散シートと、
    を具備することを特徴とする検査装置。
  2. 前記拡散シートは、前記検査対象物の表面が光反射性を有する場合に装着されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記拡散シートは、半透明であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記拡散シートは、無模様かつ無色であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記拡散シートは、ポリプロピレン製であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置。
  6. 検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査方法であって、
    前記検査対象物に光を照射する光照射ステップと、
    前記検査対象物の撮像を行う撮像ステップと、
    検査時に前記検査対象物の表面に光拡散性及び光透過性を有する拡散シートを装着するステップと、
    を具備することを特徴とする検査方法。
JP2005184706A 2005-06-24 2005-06-24 検査装置、検査方法 Pending JP2007003389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184706A JP2007003389A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 検査装置、検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184706A JP2007003389A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 検査装置、検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007003389A true JP2007003389A (ja) 2007-01-11

Family

ID=37689163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005184706A Pending JP2007003389A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 検査装置、検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007003389A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108956612A (zh) * 2018-05-03 2018-12-07 浙江银采天实业有限公司 一种铝箔膜纸幅缺陷检测方法
JP2022176188A (ja) * 2021-05-13 2022-11-25 東洋製罐株式会社 検査装置及び検査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108956612A (zh) * 2018-05-03 2018-12-07 浙江银采天实业有限公司 一种铝箔膜纸幅缺陷检测方法
JP2022176188A (ja) * 2021-05-13 2022-11-25 東洋製罐株式会社 検査装置及び検査方法
JP7400901B2 (ja) 2021-05-13 2023-12-19 東洋製罐株式会社 検査装置及び検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08220021A (ja) 透明板状体の欠点検出方法
US6304323B1 (en) Method for detecting defect in bottle
JPWO2007132925A1 (ja) 表面検査装置
JP4233792B2 (ja) 文書撮像システム及び方法
JP2012237585A (ja) 欠陥検査方法
JP2007003389A (ja) 検査装置、検査方法
JP2009281759A (ja) カラーフィルタ欠陥検査方法、及び検査装置、これを用いたカラーフィルタ製造方法
JP5116462B2 (ja) 紙の裁断面の品質評価装置及びそれを用いた品質評価方法
JP2001349716A (ja) 表面凹凸検査方法および装置
JPH1114334A (ja) 網入りガラスの欠陥検出方法および装置
JP5136277B2 (ja) 網入りまたは線入りガラスの欠陥検出方法
JP2007017214A (ja) 検査装置、検査方法
JP4212904B2 (ja) 透明体上のピンホール欠点および汚れ欠点を検出する方法および装置
JPH08304295A (ja) 表面欠陥検出方法および装置
JP2005351825A (ja) 欠陥検査装置
KR100943242B1 (ko) 디스플레이 패널 검사 방법 및 그 장치
JPH09113465A (ja) 亜鉛メッキ系鋼板用表面欠陥検出装置
JP2005207808A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP2004028729A (ja) カードのサインパネル検査方法
JP2009204473A (ja) 塗装状態検査装置および検査方法
JPH0949717A (ja) ワーク表面キズ検出方法及び装置
JPH06242019A (ja) 画像信号による塗面検査方法及び装置
JP2011043415A (ja) ガラス板面の付着物の検出方法および装置
JP3284462B2 (ja) 壜胴部の欠陥検出方法
JP3284463B2 (ja) 壜胴部の欠陥検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20071031

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02