JP2007003389A - 検査装置、検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検査装置1は、拡散シート7を検査対象の鏡面印刷物17の表面に装着して検査を行う。拡散シート7は、印刷物17の反射光を乱反射させてラインカメラ3へ進行する光量を増加させる。鏡面印刷物の場合、拡散シートを用いて鏡面印刷物の検査を行うと、検査画像の輝度が大きくなり鏡面印刷物の画像情報が増加するので、検査能力を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
この場合、比較処理において、基準画像と検査画像との位置合わせを行い、各画素毎に輝度の差を算出するが、インキたれや絵柄抜け等の不良部分ではその差が大きくなるため、適当な閾値で2値化することにより不良部分のみを抽出することができる(例えば、[特許文献1]参照。)。
検査画像の輝度が小さい場合、欠け欠陥や汚れ欠陥等の不良を検出することが困難となって検査能力が低下するという問題点がある。また、絵柄の判別が困難となってパターンマッチング等の比較処理を行うことできないという問題点がある。
第2の発明は、第1の発明の検査装置が実行する検査方法に関する発明である。
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係る検査装置1の構成について説明する。
図1は、検査装置1の概略構成図である。
印刷物17は、通常の印刷物のみならず、鏡面印刷物(光沢用紙、光沢絵柄、光沢文字等)を含む。
検査画像28は、検査対象の印刷物17を撮像して得られた画像データである。
検査装置1は、ラインカメラ3による撮像により基準画像26及び検査画像28を取得することができる。検査装置1は、印刷物17を移動方向19の方向に搬送させつつラインカメラ3により印刷物17の撮像を行う。
尚、基準画像26については、刷版出力用のデジタルデータ等から取得するようにしてもよい。
照明器5は、印刷物17に光を照射する光源である。照明器5は、例えば、複数のLEDが面状に配置された照明器である。また、照明器5として、蛍光灯等を用いることもできる。
尚、画像処理部9の構成及び動作については、後述する。
画像記憶部13は、画像データ等を記憶する装置である。画像記憶部13は、例えば、ハードディスク、記憶媒体ドライブである。
操作部15は、オペレータからの操作指示を受け付ける装置である。操作部15は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイスである。
次に、図2を参照しながら、画像処理部9のハードウェア構成について説明する。
図2は、画像処理部9のハードウェア構成を示す図である。
また、画像処理部9は、ネットワークインタフェース(図示しない。)等を介してラインカメラ3と接続され、ビデオアダプタ(図示しない。)等を介して表示部11と接続される。
尚、図2のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
メモリ23は、RAM、ROM等の記憶装置である。RAMには、基準画像メモリ25、検査画像メモリ27、表示メモリ29、処理プログラム実行用のワークメモリ等が割り当てられる。
検査画像メモリ27は、検査対象の印刷物17の画像データ(検査画像28)を保持するメモリである。
表示メモリ29は、表示部11に表示するための表示データを保持するメモリであり、例えば、検査結果や不良部分を示す画像データ等を保持する。
尚、基準画像メモリ25、検査画像メモリ27、表示メモリ29は、画像処理部9に独立して設けるようにしてもよいし、RAM上に適宜領域を割り当てるようにしてもよい。
CPU21は、基準画像26及び検査画像28に基づいて、検査対象の印刷物における良否を判定し、検査結果を表示メモリ29に出力する。
表示メモリ29の内容は、表示部11に入力されて表示される。
次に、図3〜図6を参照しながら、拡散シート7と印刷物17からの反射光について説明する。
尚、印刷物17は、鏡面印刷物であるとして説明する。
図3は、拡散シート7を用いた場合における、印刷物17からの反射光を示す図である。
表面反射光は、拡散シート7の内部あるいは上面及び下面の境界面において、乱反射して乱反射光35としてラインカメラ3に進行する。乱反射せずに正反射した表面反射光は、正反射光37として進行する。
このように拡散シート7を用いる場合の乱反射光35(図3)は、後述する拡散シート7を用いない場合の乱反射光43(図4)より光量が大きい。
図4は、拡散シート7を用いない場合における、印刷物17からの反射光を示す図である。
印刷物17は、鏡面印刷物であるので反射率が大きく、入射光39の大半は、印刷物17の表面41で正反射して正反射光45として進行する。正反射光45は、ラインカメラ3に捉えられない。入射光39の極一部は、印刷物17の表面41で乱反射して乱反射光43としてラインカメラ3に進行する。
このように拡散シート7を用いない場合の乱反射光43(図4)は、先述した拡散シート7を用いる場合の乱反射光35(図3)より光量が小さい。
図5は、拡散シート7が装着された印刷物17を示す図である。
図6は、拡散シート7が装着されない印刷物17を示す図である。
図7は、図5に示す印刷物17(拡散シート7有り)の検査画像49を示す図である。
図8は、図6に示す印刷物17(拡散シート7無し)の検査画像57を示す図である。
これは、図3及び図4を用いて先述したように、拡散シート7を用いる場合、ラインカメラ3へ進行する乱反射光35の光量が大きくなり、拡散シート7を用いない場合、印刷物17の反射率が大きいためラインカメラ3へ進行する乱反射光43の光量が小さくなるからである。
一方、領域59は、輝度が小さく暗い画像領域である。従って、印刷物17に関する画像情報が少なく、不良55を検出することが困難である。絵柄・文字47以外の領域61でも同様である。
この場合、領域51における明るさの指標(%)を算出すると、(127/255,139/255,174/255)×100(%)=(49%,54%,68%)、である。一方、領域59における明るさの指標(%)を算出すると、(28/255,25/255,46/255)×100(%)=(10%,9%,18%)、である。
従って、拡散シート7を用いると、明るさの指標(%)は、(49%,54%,68%)−(10%,9%,18%)=(39%,45%,50%)、向上する。
拡散シート7の設置位置は、印刷物17の表面に密着させることが望ましい。拡散シート7を印刷物17の表面に密着させることにより、印刷物17の光沢面の正反射光を乱反射させて印刷絵柄あるいは印刷文字等に関する鮮明な画像情報を取得することができる。
拡散シート7を印刷物17から離れた位置に設ける場合、拡散シート7と印刷物17との間に空気層が入り反射率に変化及びムラが生じ、印刷絵柄あるいは印刷文字等のエッジがぼやけて不明瞭あるいは不鮮明となり、検査能力が低下してしまう。
次に、図9を参照しながら、不良検出処理における検査装置1の動作について説明する。
図9は、不良検出処理における検査装置1の動作の流れを示す図である。
検査装置1は、ラインカメラ3により撮像されたRGB表色系の検査画像28が入力されると、R成分、G成分、B成分に分割する。尚、検査画像28には、汚れ63及び欠け65が存在するものとして説明する。
検査装置1は、RGB成分毎に、検査画像28から基準画像26を差分処理し、RGB成分を合成してMAX処理を行い、欠け候補画像69を作成する(ステップ2001)。
尚、ステップ1001、ステップ2001における差分処理は、飽和モードで行い、差分結果が負(マイナス)の場合は、0クリップする。
検査装置1は、欠け候補画像69に対して所定の欠け用閾値により2値化処理を行い、欠け不良画素を抽出する(ステップ2002)。
検査装置1は、ステップ2002の処理で抽出した欠け不良画素数が所定の欠け用画素数を超える領域を欠け不良として検出する。検査装置1は、欠け検出画像73を作成し、検出した欠け不良を検出欠け77として表示する(ステップ2003)。
以上説明したように、本発明の実施の形態では、検査装置は、拡散シートを検査対象の印刷物の表面に装着して検査を行う。拡散シートは、印刷物の反射光を乱反射させて検査画像の撮像装置(ラインカメラ等)へ進行する光量を増加させる。
この効果は、鏡面印刷物の場合に顕著である。拡散シートを用いて鏡面印刷物の検査を行うと、検査画像の輝度が大きくなり鏡面印刷物の画像情報が増加するので、検査能力を向上させることができる。
尚、上述の実施の形態では、検査画像等の取得に関しては、ラインカメラを用いるものとして説明したが、これに限られず、スキャナ装置等を用いてもよい。
図10は、本発明の他の実施の形態に係る検査装置79を示す概略斜視図である。
検査装置79は、スキャンにより印刷物17の検査画像を取得する検査装置である。検査装置79は、スキャナ面81の上面に拡散シート7が設けられる。印刷物17は、検査時に表面をスキャナ面81に向けて拡散シート7の上面に載置される。
3………ラインカメラ
5………照明器
7………拡散シート
9………画像処理部
11………表示部
13………記憶部
15………操作部
17………印刷物
26………基準画像
28………検査画像
31………入射光
33、41………表面(反射面)
35、43………乱反射光
37、45………正反射光
47………絵柄
49………検査画像(拡散シート7有りで撮像)
55………不良
57………検査画像(拡散シート7無しで撮像)
63………汚れ
65………欠け
67………汚れ候補画像
69………欠け候補画像
71………汚れ検出画像
73………欠け検出画像
75………検出汚れ
77………検出欠け
79………検査装置(スキャナ)
81………スキャナ面
Claims (6)
- 検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査装置であって、
前記検査対象物に光を照射する光源と、
前記検査対象物の撮像を行う撮像装置と、
検査時に前記検査対象物の表面に装着され、光拡散性及び光透過性を有する拡散シートと、
を具備することを特徴とする検査装置。 - 前記拡散シートは、前記検査対象物の表面が光反射性を有する場合に装着されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記拡散シートは、半透明であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
- 前記拡散シートは、無模様かつ無色であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の検査装置。
- 前記拡散シートは、ポリプロピレン製であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置。
- 検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い前記検査対象物の良否を検査する検査方法であって、
前記検査対象物に光を照射する光照射ステップと、
前記検査対象物の撮像を行う撮像ステップと、
検査時に前記検査対象物の表面に光拡散性及び光透過性を有する拡散シートを装着するステップと、
を具備することを特徴とする検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184706A JP2007003389A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 検査装置、検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005184706A JP2007003389A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 検査装置、検査方法 |
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JP2007003389A true JP2007003389A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37689163
Family Applications (1)
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JP2005184706A Pending JP2007003389A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 検査装置、検査方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108956612A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-12-07 | 浙江银采天实业有限公司 | 一种铝箔膜纸幅缺陷检测方法 |
JP2022176188A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 東洋製罐株式会社 | 検査装置及び検査方法 |
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2005
- 2005-06-24 JP JP2005184706A patent/JP2007003389A/ja active Pending
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JP2022176188A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 東洋製罐株式会社 | 検査装置及び検査方法 |
JP7400901B2 (ja) | 2021-05-13 | 2023-12-19 | 東洋製罐株式会社 | 検査装置及び検査方法 |
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