JP2007003161A - 熱交換器とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定の素材をコルゲート加工して間隔保持部材を形成する第1の工程と、板状の多孔質部材からなる仕切部材の片面に間隔保持部材を接着して熱交換器構成部材を作製する第2の工程と、熱交換器構成部材の仕切部材側に気体遮蔽機能を有する樹脂を含む水溶媒系の表面処理用薬剤を塗布し、熱交換器構成部材の間隔保持部材側に水溶媒系の接着剤を塗布する第3の工程と、熱交換器構成部材の接着剤が塗布された間隔保持部材に他の熱交換器構成部材の仕切部材を重ね合わせて接着第4の工程と、を含む。
【選択図】 図4
Description
図1は、この発明にかかる熱交換器の全体構成を示す斜視図であり、図2は、図1の熱交換器を構成する熱交換器構成部材の構成を示す斜視図であり、図3は、図2の熱交換器構成部材の端面を示す側面図であり、図4は、熱交換器構成部材を製造するためのコルゲート加工を行うシングルフェーサ装置の概略構成を模式的に示す図であり、図5は、熱交換器を製造する溶媒塗布装置の概略構成を模式的に示す図である。
この実施の形態2では、仕切部材2に用いる多孔質部材7に、JIS A 1322に適合する難燃素材を用いる場合を示す。つまり、実施の形態1の図3に示される熱交換器構成部材6において、難燃剤を含む多孔質部材7を仕切部材2として用い、この仕切部材2の間隔保持部材3が形成されない側の面に、気体遮蔽機能を有する樹脂と吸湿剤とを含む表面処理膜8を形成した構成を有する。そして、この熱交換器構成部材6を複数積層させることで、実施の形態2の熱交換器1が構成される。難燃剤として、スルファミン酸グアニジンなどを用いることができる。また、この場合、原紙(多孔質部材7)の比重で10〜40%の量を混抄する。なお、実施の形態1と基本的に同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略している。
この実施の形態3では、仕切部材2に用いる多孔質部材7に、予め吸湿処理を行ったものを用いる場合を示す。つまり、実施の形態1の図3に示される熱交換器構成部材6において、吸湿剤を含む多孔質部材7を仕切部材2として用い、この仕切部材2の間隔保持部材3が形成されない側の面に、気体遮蔽機能を有する樹脂と難燃剤とを含む表面処理膜8を形成した構成を有する。そして、この熱交換器構成部材6を複数積層させることで、実施の形態3の熱交換器1が構成される。吸湿剤として、塩化リチウムや塩化カルシウムなどの水溶媒タイプが扱いやすいので好ましい。また、この場合、原紙(多孔質部材7)の比重で5〜20%の量を混抄する。なお、実施の形態1と基本的に同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略している。
この実施の形態4では、仕切部材2に用いる多孔質部材7に、予め吸湿剤と難燃剤を含浸させたものを用いる場合を示す。つまり、実施の形態1の図3に示される熱交換器構成部材6において、吸湿剤と難燃剤とを含む多孔質部材7を仕切部材2として用い、この仕切部材2の間隔保持部材3が形成されない側の面に、気体遮蔽機能を有する樹脂を含む表面処理膜8(気体遮蔽膜)を形成した構成を有する。そして、この熱交換器構成部材6を複数積層させることで、実施の形態4の熱交換器1が構成される。吸湿剤として、塩化リチウムなどを用いることができ、難燃剤としてスルファミン酸グアニジンなどを用いることができる。また、塩化リチウムを吸湿剤として用いる場合には、原紙(多孔質部材7)の比重で10〜40%の量を混抄し、スルファミン酸グアニジンを難燃剤として用いる場合にも、原紙(多孔質部材7)の比重で10〜40%の量を混抄する。このように、難燃剤を予め多孔質部材7に混抄しておくことによって、表面のべと付きが軽減され、仕切部材2は扱い易くなる。
この実施の形態5では、仕切部材2として所定の透気度を有する多孔質部材7を用いる場合を示す。この多孔質部材7は、アルカリ溶液などを用いて、高度に粘状叩解した微細な親水性繊維を使用して、温水中で抄き合わせ、水分率15〜25%の湿紙巻き取りを行った後、ロールで紙を圧縮するカレンダ加工の各工程条件の組合せによって作製する。これにより、空気遮蔽機能性シート状素材からなる多孔質部材7が作製される。また、多孔質部材7は、乾燥と同時に強圧力が加えられるため、高密度、透明性と高平滑度が確保された状態で作製される。
2 仕切部材
3 間隔保持部材
4,5 流体通路
6 熱交換器構成部材
7 多孔質部材
8 表面処理膜(気体遮蔽膜)
10 プレスロール
11 上段コルゲータ
12 下段コルゲータ
13 糊貯蔵層
14 接着剤
15,21 糊付けローラ
22 薬剤塗布ローラ
Claims (14)
- 板状の多孔質部材からなる仕切部材の片面にコルゲート加工された間隔保持部材を接着した熱交換器構成部材を、複数接着剤で接着し、積層してなる熱交換器において、
前記仕切部材の前記間隔保持部材が接着されている面と反対面に気体遮蔽機能を有する樹脂を含む表面処理膜を形成することを特徴とする熱交換器。 - 前記表面処理膜は、前記気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、難燃剤と吸湿剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記仕切部材は、難燃処理された多孔質部材からなり、
前記表面処理膜は、気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、吸湿剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記仕切部材は、吸湿処理された多孔質部材からなり、
前記表面処理膜は、気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、難燃剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記仕切部材は、難燃処理および吸湿処理された多孔質部材からなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記多孔質部材は、200秒/100cc以上のJIS P 8117で規定される透気度を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記間隔保持部材は、JIS A 1322で規定される難燃紙であることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
- 所定の素材をコルゲート加工して間隔保持部材を形成する第1の工程と、
板状の多孔質部材からなる仕切部材の片面に前記間隔保持部材を接着して熱交換器構成部材を作製する第2の工程と、
前記熱交換器構成部材の前記仕切部材側に気体遮蔽機能を有する樹脂を含む水溶媒系の表面処理用薬剤を塗布し、前記熱交換器構成部材の前記間隔保持部材側に水溶媒系の接着剤を塗布する第3の工程と、
前記熱交換器構成部材の接着剤が塗布された前記間隔保持部材に他の熱交換器構成部材の仕切部材を重ね合わせて接着する第4の工程と、
を含むことを特徴とする熱交換器の製造方法。 - 前記第3の工程で、前記表面処理用薬剤には、気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、難燃剤と吸湿剤が含まれることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器の製造方法。
- 前記第2の工程で、前記仕切部材として、難燃剤を混抄した多孔質部材を用い、
前記第3の工程で、前記表面処理用薬剤には、気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、吸湿剤が含まれることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器の製造方法。 - 前記第2の工程で、前記仕切部材として、吸湿剤を混抄した多孔質部材を用い、
前記第3の工程で、前記表面処理用薬剤には、気体遮蔽機能を有する樹脂の他に、難燃剤が含まれることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器の製造方法。 - 前記第2の工程で、前記仕切部材として、難燃剤と吸湿剤を混抄した多孔質部材を用いることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器の製造方法。
- 前記第2の工程で、前記多孔質部材として、JIS P 8117で規定される透気度が200秒/100cc以上のものを用いることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 前記第1の工程で、前記間隔保持部材として、JIS A 1322で規定される難燃紙を用いることを特徴とする請求項13に記載の熱交換器の製造方法。
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-06-27 JP JP2005187418A patent/JP2007003161A/ja active Pending
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