JP2007003126A - 設備機器対応付け支援システムおよび無線情報端末 - Google Patents

設備機器対応付け支援システムおよび無線情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設置場所とを対応づけて保存する設備機器対応付け支援システムを提供する。
【解決手段】 設備機器対応付け支援システムは、無線情報保持体および無線情報端末7を備える。第1記憶部には、自己識別情報が記憶される。無線情報保持体は、第2記憶部および無線情報発信部を有する。第2記憶部には、自己識別情報が記憶される。無線情報発信部は、第2記憶部に記憶される自己識別情報を無線発信する。無線情報端末は、無線情報発信部から無線発信される自己識別情報を受信する。情報表示部は、設置位置情報を表示する。情報対応付け保存部は、情報受信部において受信された自己識別情報を、情報表示部に表示される設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自己識別情報を記憶する第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続され、複数の設備機器を集中制御する集中管理機器において、設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するための設備機器対応付け支援システムに関する。また、本発明は、設備機器対応付け支援システムに用いられる無線情報端末にも関する。
下記に示す特許文献1には、「リモコンを有する複数の空調機が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、集中管理機器に空調機のアドレスと空調機の設置場所名とを対応付けて保存するための方法の発明」が開示されている。この空調システムでは、先ず、サービスエンジニア等が、空調機に設けられているアドレス設定スイッチによりその空調機のアドレスを決定する。続いて、サービスエンジニア等が、その空調機に対応するリモコンにその空調機の設置場所名を入力する。すると、その設置場所名の情報が空調機に送信され、空調機がアドレスと設置場所名の情報とからアドレス設定情報を生成する。その後、空調機は、そのアドレス設定情報を集中管理機器に送信する。そして、集中管理機器は、アドレス設定データをアドレスと設置場所名とに分割して所定の保存場所へ保存する。
また、当業者に広く知られている別の方法では、先ず、集中管理機器により各空調機のアドレスを収集する(逆に、集中管理機器から自動的に各空調機にアドレスを付与する場合もある)。次に、サービスエンジニア等が、集中管理機器上で適当な空調機を1台選択してそのアドレスを認識する。そして、サービスエンジニア等が、集中管理機器からそのアドレスに運転開始指令を送信する。その後、サービスエンジニア等は、運転している空調機を発見するために建物を歩き回わる。そして、サービスエンジニア等が運転している空調機を発見すると、その空調機の設置位置をメモして集中管理機器へ戻る。そこで、サービスエンジニア等は、集中管理機器において、メモした設置位置を、そのアドレスに対応付けするように入力する。
特開2003−227644号公報
ところで、空調機のアドレスについては空調機の施工前に予め重複しないように設定しておくことが可能であるが、設置場所名については施工が間違っている場合があり得るため空調機の施工後に設定する必要がある。つまり、空調機にリモコンを接続しない場合に前者の方法を実施するためには、サービスエンジニア等が天井裏などによじ登り空調機本体に専用リモコンなどを接続して設置場所名を空調機に直接入力しなければならないことになり、非常に不便である。また、後者の方法では、サービスエンジニア等は、天井裏によじ登る必要はないが、1台ずつ上記の作業を行わなければならないため、全空調機に対して対応付けが完了するまでに相当の距離を歩き回らなければならない。したがって、後者の方法を採る場合、サービスエンジニア等の作業負担が大きく、対応付け完了までにかなりの時間を費やさなければならない。
本発明の課題は、複数の空調機のような設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に大きな負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けることができる設備機器対応付け支援システムを提供することにある。
第1発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するための設備機器対応付け支援システムであって、無線情報保持体および無線情報端末を備える。なお、第1記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、ここにいう「設置位置情報」とは、設備機器の設置位置に関する情報である。無線情報保持体は、第2記憶部および無線情報発信部を有する。なお、ここにいう「無線情報保持体」とは、例えば、RFIDタグ等である。また、このRFIDタグは、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波方式、および光方式のいずれの方式のタイプであっても採用可能である。また、RFIDタグとして、パッシブ型のRFIDタグ(リーダからの電磁誘導などによってタグ内で発電しその電力で情報を発信するタイプ)、およびアクティブ型のRFIDタグ(タグ内に電池があり、自発的に情報を発信するタイプ)のどちらも採用可能である。第2記憶部には、自己識別情報が記憶される。無線情報発信部は、第2記憶部に記憶される自己識別情報を無線発信する。そして、この無線情報保持体は、設備機器に付される。無線情報端末は、無線情報受信部、情報表示部、および情報対応付け保存部を有する。なお、ここにいう「無線情報端末」とは、RFIDタグ用リーダや、RFIDタグに記憶されている情報を読み取り可能な携帯電話、ポケットコンピュータ、PDA等の携帯端末などである。無線情報受信部は、無線情報発信部から無線発信される自己識別情報を受信する。情報表示部は、設置位置情報を表示する。情報対応付け保存部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。なお、情報表示部に表示される設置位置情報は複数であってもよいし一つであってもよい。また、設置位置情報については表示順序または選択順序が予め決定されていてもよいしサービスエンジニア等が表示順序または選択順序を適宜変更することができるようにしてもよい。また、無線情報発信部が特定周波数の電波、電磁波、または光に応答して自己識別情報を無線発信するようにしてもよい。ただし、かかる場合、無線情報端末には、特定周波数の電波、電磁波、または光を発信する電波等発信部が必要となる。
この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が、無線情報端末を携帯して、情報表示部に表示される特定の設置位置に向かい、設備機器に付されている無線情報保持体に無線情報端末を近づけ、無線情報保持体の無線情報発信部から発信される自己識別情報を無線情報受信部により受信する。すると、情報対応付け保存部が、その自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。サービスエンジニア等は、このような作業を設置されている全ての設備機器について行った後、集中管理機器に向かう。サービスエンジニア等は、無線情報端末の第3記憶部に保存されている対応付け済みの自己識別情報と設置位置情報とを集中管理機器に転送する。なお、この転送操作はリムーバルディスク等を介して間接的に行われてもよいし、無線または有線で直接的に行われてもよい。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に大きな負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。なお、設備機器は、第2記憶部に記憶される自己識別情報と同一の自己識別情報を第1記憶部に有しているので、集中管理機器は、無線情報端末から転送された自己識別情報を利用して設備機器の識別を行い、種々の制御や監視などを行うことができる。なお、集中管理機器が設備機器に対して別の自己識別情報を付与して、その別の自己識別情報を利用して各種制御や監視を行ってもよい(この場合、第1記憶部に記憶されている自己識別情報と集中管理機器が配布する別の自己識別情報との対応付けが自動的にとれるので、集中管理機器が配布する別の自己識別情報と設置位置情報との対応付けも自動的に行うことができる。)。また、無線情報保持体としてRFIDを採用する場合、一度に2つ以上の自己識別情報を読まないように、適切な通信距離を有するRFIDを選択することが重要である。
第2発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、無線情報端末は、設置位置情報選択部をさらに有する。設置位置情報選択部は、情報表示部に表示される設置位置情報のうち特定の設置位置情報を選択可能である。
この設備機器対応付け支援システムでは、設置位置情報選択部が、情報表示部に表示される設置位置情報のうち特定の設置位置情報を選択可能である。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意の順番で設備機器の設置位置を巡ることができる。
第3発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明または第2発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、設置位置情報を文字情報として表示する。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、設置位置情報を文字情報として表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、無線情報端末の情報処理量を低減することができる。
第4発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明または第2発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、地図情報を表示し、設置位置情報を地図情報上の特定の位置に図形情報および文字情報の少なくとも一方の情報として表示する。なお、ここにいう「地図情報」とは、例えば、建造物のフロアレイアウト情報などである。また、ここにいう「図形情報」とは、例えば、アイコンやコマンドボタン等である。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、地図情報を表示し、設置位置情報を地図情報上の特定の位置に図形情報および文字情報の少なくとも一方の情報として表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が設備機器の設置位置を誤認するおそれを低減することができる。
第5発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、情報対応付け保存部において自己識別情報と対応付けされて第3記憶部に保存された設置位置情報を、自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報と区別して表示する。なお、「区別して表示する」態様としては、設置位置情報が文字情報である場合、文字の変更や、字体の変更、文字色の変更、背景色の変更、下線引き、ボールド表示などが挙げられ、設置位置情報が図形情報である場合、図形の変更や、図形色の変更、図形枠の色の変更などが挙げられる。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、情報対応付け保存部において自己識別情報と対応付けされて第3記憶部に保存された設置位置情報を、自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報と区別して表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第6発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第5発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、第1表示領域および第2表示領域を設けて、設置位置情報を表示する。なお、ここにいう「第1表示領域」とは、情報対応付け保存部において自己識別情報と対応付けされて第3記憶部に保存された設置位置情報を表示するための表示領域である。また、ここにいう「第2表示領域」とは、自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報を表示するための表示領域である。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、第1表示領域および第2表示領域を設けて、設置位置情報を表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第7発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、情報対応付け保存部において自己識別情報と対応付けされて第3記憶部に保存された設置位置情報を非表示とする。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、情報対応付け保存部において自己識別情報と対応付けされて第3記憶部に保存された設置位置情報を非表示とする。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第8発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第7発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に、警告情報を表示する。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に、警告情報を表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしたり、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりすることを防止することができる。
第9発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第8発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、警告音発生部をさらに備える。警告音発生部は、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に警告音を発する。
この設備機器対応付け支援システムでは、警告音発生部が、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に警告音を発する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしたり、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりすることを防止することができる。
第10発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第8発明または第9発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に、第3記憶部に保存されている同一の自己識別情報と対応付けされている設置位置情報を、他の設置位置情報と区別して表示する。なお、「区別して表示する」態様としては、設置位置情報が文字情報である場合、文字の変更や、字体の変更、文字色の変更、下線引き、ボールド表示などが挙げられ、設置位置情報が図形情報である場合、図形の変更や、図形色の変更、図形枠の色の変更などが挙げられる。また、対象となる設置位置情報を点灯させたり点滅させたりする等のことも考えられる。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、情報受信部において受信された自己識別情報と同一である自己識別情報が第3記憶部に保存されている場合に、第3記憶部に保存されている同一の自己識別情報と対応付けされている設置位置情報を、他の設置位置情報と区別して表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしようとしたときや、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりしようとしたとき等に、すでに対応付け済みの設備機器を容易に特定することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、容易に対応付けの確認作業を行うことができる。
第11発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第10発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、コマンドボタンを表示し、コマンドボタンが選択された時点において自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報が存在する場合に、警告情報を表示する。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、コマンドボタンを表示し、コマンドボタンが選択された時点において自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報が存在する場合に、警告情報を表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、コマンドボタンが例えば対応付け作業を完了する意味で選択される場合、サービスエンジニア等は、対応付け作業が完了したのか否かを客観的に判断することができる。
第12発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第11発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、コマンドボタンを表示する。そして、この設備機器対応付け支援システムは、警告音発生部をさらに備える。警告音発生部は、コマンドボタンが選択されたときに自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報が存在する場合に警告音を発する。
この設備機器対応付け支援システムでは、警告音発生部が、コマンドボタンが選択されたときに自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報が存在する場合に警告音を発する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、コマンドボタンが例えば対応付け作業を完了する意味で選択される場合、サービスエンジニア等は、対応付け作業が完了したのか否かを客観的に判断することができる。
第13発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第11発明または第12発明に係る設備機器対応付け支援システムであって、情報表示部は、自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報を、自己識別情報と対応付けされている設置位置情報と区別して表示する。なお、「区別して表示する」態様としては、設置位置情報が文字情報である場合、文字の変更や、字体の変更、文字色の変更、下線引き、ボールド表示などが挙げられ、設置位置情報が図形情報である場合、図形の変更や、図形色の変更、図形枠の色の変更などが挙げられる。また、対象となる設置位置情報を点灯させたり点滅させたりする等のことも考えられる。
この設備機器対応付け支援システムでは、情報表示部が、自己識別情報と対応付けされていない設置位置情報を、自己識別情報と対応付けされている設置位置情報と区別して表示する。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付けが完了していない設備機器を容易に特定することができる。
第14発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第13発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、無線情報端末は、第4記憶部をさらに備える。第4記憶部には、自己識別情報が記憶される。情報表示部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報が第4記憶部に記憶される自己識別情報と一致しない場合に警告情報を表示する。
近年、流通管理のためにRFIDタグ等が流通製品に付される機会が多くなってきている。設備機器についても例外ではなくRFIDタグが付され流通管理が行われつつある。このように設備機器にRFIDタグが付される場合、通常、工場などにおいてRFIDタグ等から機種番号や製造番号などの設備機器の自己識別情報が読み取られ、さらに、その自己識別情報それぞれについて出荷先情報との対応付けが出荷管理コンピュータなどの上で行われることになる。つまり、工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を第4記憶部に予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、設備機器の設置位置情報を自己識別情報と対応付けしながら、設備機器が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第15発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第14発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、無線情報端末は、第4記憶部をさらに備える。第4記憶部には、自己識別情報が記憶される。そして、この設備機器対応付け支援システムは、警告音発生部をさらに備える。警告音発生部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報が第4記憶部に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、警告音を発する。
近年、流通管理のためにRFIDタグ等が流通製品に付される機会が多くなってきている。設備機器についても例外ではなくRFIDタグが付され流通管理が行われつつある。このように設備機器にRFIDタグが付される場合、通常、工場などにおいてRFIDタグ等から機種番号や製造番号などの設備機器の自己識別情報が読み取られ、さらに、その自己識別情報それぞれについて出荷先情報との対応付けが出荷管理コンピュータなどの上で行われることになる。つまり、工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を第4記憶部に予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、設備機器の設置位置情報を自己識別情報と対応付けしながら、設備機器が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第16発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第15発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、無線情報端末は、第4記憶部をさらに備える。第4記憶部には、自己識別情報が記憶される。そして、この設備機器対応付け支援システムは、第1情報送信部をさらに備える。第1情報送信部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報が第4記憶部に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、無線情報受信部において受信された自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する。
近年、流通管理のためにRFIDタグ等が流通製品に付される機会が多くなってきている。設備機器についても例外ではなくRFIDタグが付され流通管理が行われつつある。このように設備機器にRFIDタグが付される場合、通常、工場などにおいてRFIDタグ等から機種番号や製造番号などの設備機器の自己識別情報が読み取られ、さらに、その自己識別情報それぞれについて出荷先情報との対応付けが出荷管理コンピュータなどの上で行われることになる。つまり、工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を第4記憶部に予め記憶させておき、無線情報受信部において受信された自己識別情報が第4記憶部に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、第1情報送信部が無線情報受信部において受信された自己識別情報を出荷管理コンピュータ等に送信するようにしておけば、出荷管理担当者などは、出荷管理ミスを自動的に把握することができるようになる。
第17発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1発明から第16発明のいずれかに係る設備機器対応付け支援システムであって、無線情報端末位置情報導出手段をさらに備える。無線情報端末位置情報導出手段は、無線情報端末の位置情報を導出する。そして、無線情報端末の位置情報は、無線情報端末の情報表示部に表示される。
この設備機器対応付け支援システムでは、無線情報端末位置情報導出手段が、無線情報端末の位置情報を導出する。そして、その無線情報端末の位置情報が、無線情報端末の情報表示部に表示される。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付けしたい設備機器を確実に特定することができる。
第18発明に係る無線情報端末は、第2記憶部および無線情報発信部を有する無線情報保持体が付され且つ第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するために用いられる無線情報端末であって、無線情報受信部、情報表示部、および情報対応付け保存部を備える。なお、第1記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、第2記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、無線情報発信部は、第2記憶部に記憶される自己識別情報を無線発信する。また、ここにいう「設置位置情報」とは、設備機器の設置位置に関する情報である。無線情報受信部は、無線情報発信部から無線発信される自己識別情報を受信する。情報表示部は、設置位置情報を表示する。情報対応付け保存部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。
サービスエンジニア等は、この無線情報端末を携帯して、情報表示部に表示される特定の設置位置に向かい、設備機器に付されている無線情報保持体に無線情報端末を近づけ、無線情報保持体の無線情報発信部から発信される自己識別情報を無線情報受信部により受信する。すると、情報対応付け保存部が、その自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。サービスエンジニア等は、このような作業を設置される全ての設備機器について行った後、集中管理機器に向かう。サービスエンジニア等は、無線情報端末の第3記憶部に保存されている対応付け済みの自己識別情報と設置位置情報とを集中管理機器に転送する。なお、この転送操作はリムーバルディスク等を介して間接的に行われてもよいし、無線または有線で直接的に行われてもよい。このため、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中制御される空調システムにおいて設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この無線情報端末を利用すれば、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい。したがって、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等は大きな負担を感じることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。なお、設備機器は、第2記憶部に記憶される自己識別情報と同一の自己識別情報を第1記憶部に有しているので、集中管理機器は、無線情報端末から転送された自己識別情報を利用して設備機器の識別を行い、種々の制御や監視などを行うことができる。なお、集中管理機器が設備機器に対して別の自己識別情報を付与して、その別の自己識別情報を利用して各種制御や監視を行ってもよい。また、無線情報保持体としてRFIDを採用する場合、一度に2つ以上の自己識別情報を読まないように、適切な通信距離を有するRFIDを選択することが重要である。
第19発明に係る設備機器対応付け支援システムは、第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するための設備機器対応付け支援システムであって、無線情報保持体、無線情報端末、および情報対応付け保存手段を備える。なお、第1記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、ここにいう「設置位置情報」とは、設備機器の設置位置に関する情報である。また、この情報対応付け保存手段は、無線情報端末、集中管理機器、およびその他の情報処理装置(例えば、遠隔監視サーバ等)のいずれに設けられてもかまわない。無線情報保持体は、第2記憶部および無線情報発信部を有する。なお、ここにいう「無線情報保持体」とは、例えば、RFIDタグ等である。また、このRFIDタグは、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波方式、および光方式のいずれの方式のタイプであっても採用可能である。また、RFIDタグとして、パッシブ型のRFIDタグ(リーダからの電磁誘導などによってタグ内で発電しその電力で情報を発信するタイプ)、およびアクティブ型のRFIDタグ(タグ内に電池があり、自発的に情報を発信するタイプ)のどちらも採用可能である。第2記憶部には、自己識別情報が記憶される。無線情報発信部は、第2記憶部に記憶される自己識別情報を無線発信する。そして、この無線情報保持体は、設備機器に付される。無線情報端末は、無線情報受信部、および情報表示部を有する。なお、ここにいう「無線情報端末」とは、RFIDタグ用リーダや、RFIDタグに記憶されている情報を読み取り可能な携帯電話、ポケットコンピュータ、PDA等の携帯端末などである。無線情報受信部は、無線情報発信部から無線発信される自己識別情報を受信する。情報表示部は、設置位置情報を表示する。なお、情報表示部に表示される設置位置情報は複数であってもよいし一つであってもよい。また、設置位置情報については表示順序または選択順序が予め決定されていてもよいしサービスエンジニア等が表示順序または選択順序を適宜変更することができるようにしてもよい。情報対応付け保存手段は、無線情報受信部において受信された自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。なお、無線情報発信部が特定周波数の電波、電磁波、または光に応答して自己識別情報を無線発信するようにしてもよい。ただし、かかる場合、無線情報端末には、特定周波数の電波、電磁波、または光を発信する電波等発信部が必要となる。
この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が、無線情報端末を携帯して、情報表示部に表示される特定の設置位置に向かい、設備機器に付されている無線情報保持体に無線情報端末を近づけ、無線情報保持体の無線情報発信部から発信される自己識別情報を無線情報受信部により受信する。すると、情報対応付け保存手段が、その自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する。情報対応付け保存手段が無線情報端末に設けられている場合、サービスエンジニア等は、このような作業を設置されている全ての設備機器について行った後、集中管理機器に向かう。サービスエンジニア等は、無線情報端末の第3記憶部に保存されている対応付け済みの自己識別情報と設置位置情報とを集中管理機器に転送する。なお、この転送操作はリムーバルディスク等を介して間接的に行われてもよいし、無線または有線で直接的に行われてもよい。また、情報対応付け保存手段が集中管理機器に設けられている場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器へのデータ転送処理を省略することができる(ここでは、第3記憶部が集中管理機器に設けられるため)。また、情報対応付け保存手段が遠隔監視サーバ等に設けられている場合、サービスエンジニア等は、上記の作業を設置されている全ての設備機器について行った後、集中管理機器に向かい、遠隔監視サーバ等から対応付け済みの自己識別情報と設置位置情報とをダウンロードすればよい。このため、この設備機器対応付け支援システムでは、設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、場合によっては全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい(情報対応付け保存手段が集中管理機器に設けられている場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器に戻らなくてもよい)。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に大きな負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。なお、設備機器は、第2記憶部に記憶される自己識別情報と同一の自己識別情報を第1記憶部に有しているので、集中管理機器は、無線情報端末から転送された自己識別情報を利用して設備機器の識別を行い、種々の制御や監視などを行うことができる。なお、集中管理機器が設備機器に対して別の自己識別情報を付与して、その別の自己識別情報を利用して各種制御や監視を行ってもよい(この場合、第1記憶部に記憶されている自己識別情報と集中管理機器が配布する別の自己識別情報との対応付けが自動的にとれるので、集中管理機器が配布する別の自己識別情報と設置位置情報との対応付けも自動的に行うことができる。)。また、無線情報保持体としてRFIDを採用する場合、一度に2つ以上の自己識別情報を読まないように、適切な通信距離を有するRFIDを選択することが重要である。
第20発明に係る無線情報端末は、第2記憶部および無線情報発信部を有する無線情報保持体が付され且つ第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、設置位置情報と自己識別情報との対応付けの確立を支援するために用いられる無線情報端末であって、無線情報受信部、情報表示部、および第2情報送信部を備える。なお、第1記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、第2記憶部には、自己識別情報が記憶される。また、無線情報発信部は、第2記憶部に記憶される自己識別情報を無線発信する。また、ここにいう「設置位置情報」とは、設備機器の設置位置に関する情報である。無線情報受信部は、無線情報発信部から無線発信される自己識別情報を受信する。情報表示部は、設置位置情報を表示する。第2情報送信部は、無線情報受信部において受信された自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する。
サービスエンジニア等は、この無線情報端末を携帯して、情報表示部に表示される特定の設置位置に向かい、設備機器に付されている無線情報保持体に無線情報端末を近づけ、無線情報保持体の無線情報発信部から発信される自己識別情報を無線情報受信部により受信する。すると、第2情報送信部が、無線情報受信部において受信された自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する。ここで、所定の情報処理装置に、無線情報受信部において受信された自己識別情報を、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する情報対応付け保存手段が設けられていれば、その所定の情報処理装置において、無線情報受信部において受信された自己識別情報が、情報表示部に表示される特定の設置位置情報と対応付けされて第3記憶部に保存される。所定の情報処理装置が集中管理装置である場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器へのデータ転送処理を省略することができる。また、所定の情報処理装置が遠隔監視サーバ等である場合、サービスエンジニア等は、上記の作業を設置されている全ての設備機器について行った後、集中管理機器に向かい、遠隔監視サーバ等から対応付け済みの自己識別情報と設置位置情報とをダウンロードすればよい。このため、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中制御される空調システムにおいて設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この無線情報端末を利用すれば、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、場合によっては全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい(所定の情報処理装置が集中管理機器である場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器に戻らなくてもよい)。したがって、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等は大きな負担を感じることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。なお、設備機器は、第2記憶部に記憶される自己識別情報と同一の自己識別情報を第1記憶部に有しているので、集中管理機器は、無線情報端末から転送された自己識別情報を利用して設備機器の識別を行い、種々の制御や監視などを行うことができる。なお、集中管理機器が設備機器に対して別の自己識別情報を付与して、その別の自己識別情報を利用して各種制御や監視を行ってもよい。また、無線情報保持体としてRFIDを採用する場合、一度に2つ以上の自己識別情報を読まないように、適切な通信距離を有するRFIDを選択することが重要である。
第1発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。
第2発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意の順番で設備機器の設置位置を巡ることができる。
第3発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、無線情報端末の情報処理量を低減することができる。
第4発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が設備機器の設置位置を誤認するおそれを低減することができる。
第5発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第6発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第7発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業がどこまで完了しているのか、どの設備機器の自己識別情報と設置位置情報とが未だに対応付けされていないのか等を認識することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が重複して同じ対応付け作業を行うことを防止することができる。この結果、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スムーズに対応付け作業を進めることができる。
第8発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしたり、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりすることを防止することができる。
第9発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしたり、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりすることを防止することができる。
第10発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの設備機器を再度対応付けしようとしたときや、サービスエンジニア等が異なる設置位置情報に対して同一の自己識別情報を対応付けたりしようとしたとき等に、すでに対応付け済みの設備機器を容易に特定することができる。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、容易に対応付けの確認作業を行うことができる。
第11発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、コマンドボタンが例えば対応付け作業を完了する意味で選択される場合、サービスエンジニア等は、対応付け作業が完了したのか否かを客観的に判断することができる。
第12発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、コマンドボタンが例えば対応付け作業を完了する意味で選択される場合、サービスエンジニア等は、対応付け作業が完了したのか否かを客観的に判断することができる。
第13発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付けが完了していない設備機器を容易に特定することができる。
第14発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、第4記憶部に工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、設備機器の設置位置情報を自己識別情報と対応付けしながら、設備機器が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第15発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、第4記憶部に工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を予め記憶させておけば、サービスエンジニア等は、設備機器の設置位置情報を自己識別情報と対応付けしながら、設備機器が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
第16発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、第4記憶部に工場などにおいて読み取られた設備機器の自己識別情報を予め記憶させておき、無線情報受信部において受信された自己識別情報が第4記憶部に記憶される自己識別情報と一致しない場合に、情報送信部が無線情報受信部において受信された自己識別情報を出荷管理コンピュータ等に送信するようにしておけば、出荷管理担当者などは、出荷管理ミスを自動的に把握することができるようになる。
第17発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付けしたい設備機器を確実に特定することができる。
第18発明に係る無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中制御される空調システムにおいて設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。したがって、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。
第19発明に係る設備機器対応付け支援システムでは、設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この設備機器対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、場合によっては全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい(情報対応付け保存手段が集中管理機器に設けられている場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器に戻らなくてもよい)。したがって、この設備機器対応付け支援システムでは、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等に大きな負担をかけることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。
第20発明に係る無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中制御される空調システムにおいて設備機器にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この無線情報端末を利用すれば、サービスエンジニア等は、任意のルートを通って設備機器の設置位置を巡回し、場合によっては全ての設備機器の設置位置を巡回し終えた後に集中管理機器に戻ればよい(所定の情報処理装置が集中管理機器である場合、サービスエンジニア等は、集中管理機器に戻らなくてもよい)。したがって、この無線情報端末を利用すれば、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、サービスエンジニア等は大きな負担を感じることなく、簡便に、集中管理機器に設備機器のアドレスと設備機器の設置場所とを対応付けて保存することができる。
ここでは、先ず、図1〜図4の図面を参照しながら本発明の前提となる空調システム1について説明する。
〔空調システム〕
この空調システム1は、図1に示されるように、主に、マルチ式空調機2a,2b,・・・および空調コントローラ3から構成されている。以下、これらの各構成要素について詳述する。
(1)マルチ式空調機
マルチ式空調機2a,2b,・・・では、図1に示されるように、1台(複数台であってもよい)の室外機21a,21b,・・・に対して複数台の室内機20a,20b,20c,20d,・・・が冷媒配管(図示せず)および第1通信線22a,22b,・・・を介して接続される。そして、この室内機20a,20b,20c,20d,・・・は、室内熱交換器(図示せず)や、膨張弁(図示せず)、室内ファン(図示せず)、電装品ボックス23(図2参照)などを備えている。この室内機20a,20b,20c,20d,・・・では、室外機21a,21b,・・・から室内熱交換器に流入する低温低圧の液冷媒あるいは高温高圧のガス冷媒と、室内ファンにより吸い込まれた室内空気などとの間で熱交換が行われ、熱交換後の室内空気などが室内ファンにより室内に供給される。このようにして、これらの室内機20a,20b,20c,20d,・・・は、居室を冷房したり暖房したりする。また、電装品ボックス23には、図2に示されるように、マイクロコンピュータ24、第1EEPROM25、第1通信回路26、およびA/Dコンバータ(アナログ/デジタルコンバータ)29等が内蔵されている。マイクロコンピュータ24は、バス線27a,27b,27cを介して第1EEPROM25、第1通信回路26、およびA/Dコンバータ29に接続されている。第1通信回路26は、第1通信線22a,22b,・・・を介して室外機21a,21b,・・・および空調コントローラ3と通信接続されている。A/Dコンバータ29は、制御用通信線28などを介して膨張弁や室内ファン等へ通信接続されている。
マイクロコンピュータ24は図示しない第1制御部および第1演算部を有しており、第1制御部は第1EEPROM25に記憶されている制御プログラムに記述される命令や、室外機21a,21b,・・・または空調コントローラ3から送信される制御信号に従って、膨張弁の開度を制御したり、室内ファンの回転数を制御したり、第1EEPROM25に記憶されている各種データ等を第1通信線22a,22b,・・・を介して室外機21a,21b,・・・や空調コントローラ3に送信したりする。また、第1演算部は、第1制御部の指示に従って、第1制御部、第1EEPROM25、または第1通信回路26から必要なデータを取得して演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。第1EEPROM25には、上述した制御プラグラムのみならず各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に固有の番号であるシリアル番号データ等が格納されている。
また、これらの室内機20a,20b,20c,20d,・・・には、1台1台にRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・(後述)が付されている。
(2)空調コントローラ
空調コントローラ3は、マルチ式空調機2a,2b,・・・の集中管理機器であって、図3に示されるように、主に、第2中央処理部31、第2RAM(Random Access Memory)32、第2ROM(Read Only Memory)34、第2EEPROM35、第2I/O制御部33、モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、第2無線LANインターフェイス39、モデム40、空調機用コネクタ41、および第2無線送受信部42から構成されている。ここで、第2中央処理部31、第2RAM32、第2ROM34、第2EEPROM35、および第2I/O制御部33は、例えば、マイクロコンピュータであって、相互に第1バス線36によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、および第2無線LANインターフェイス39は、例えば、プリント回路基板等であって、第2バス線43a,43b,43cを介して第2I/O制御部33に接続されている。また、モデム40は、第1通信線44を介してモデム用インターフェイス37に接続されている。また、空調機用コネクタ41は、第2通信線45を介して空調機用インターフェイス38に接続されている。また、第2無線送受信部42は、第3通信線46を介して第2無線LANインターフェイス39に接続されている。
第2中央処理部31は、主に、第2制御部31Aおよび第2演算部31Bを有する。第2制御部31Aは、図4に示されるように、第2ROM34に記憶されている空調管理プログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだ空調管理プログラムに従って第2演算部31B、第2RAM32、第2ROM34、第2EEPROM35、または第2I/O制御部33に動作を指示する(Fc1〜Fc4参照)。第2演算部31Bは、図4に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って第2制御部31A、第2RAM32、第2ROM34、または第2EEPROM35から必要なデータを取得して(Fd1、Fd4、およびFd7参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。また、この第2演算部31Bは、第2制御部31Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第2制御部31Aに供給することができる(Fd2参照)。また、この第2演算部31Bは、第2制御部31Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第2RAM32や第2EEPROM35に書き込むことができる(Fd3参照)。
第2RAM32は、図4に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って、各種データを第2制御部31Aに供給することができる(Fd5参照)。また、この第2RAM32は、各種データを第2I/O制御部33から取得して(Fd9参照)一時記憶したり、第2演算部31Bから送信されるデータ(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、この第2RAM32は、第2制御部31Aの指示に応じて一時記憶しているデータを第2I/O制御部33に送信する(Fd8参照)。
第2ROM34は、空調管理プログラムや各種データを格納している。そして、この第2ROM34は、図4に示されるように、第2制御部31Aの指示に従って、それらを第2制御部31Aに供給する(Fd6参照)。また、この第2ROM34は、第2制御部31Aの指示に従って、各種データを第2演算部31Bに供給することができる(Fd7参照)。
第2EEPROM35は、電気的に書き換え可能なROMであり、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データ、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データ、マルチ式空調機2a,2b,・・・の監視データなどを記憶する。なお、本実施の形態では、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データおよび設置位置データは、後述するポケットコンピュータから、対応付けされたかたちで第2EEPROM35に提供される。
第2I/O制御部33は、モデム40に着信するデータや、マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくるデータ、後述するポケットコンピュータから送信されるデータ等を第2RAM32へ入力したり(Fd9参照)、第2RAM32に記憶されている各種データや制御信号などをマルチ式空調機2a,2b,・・・に送信したりする。
モデム用インターフェイス37、空調機用インターフェイス38、および第2無線LANインターフェイス39は、通信線44,45,46を介してモデム40、空調機用コネクタ41、および第2無線送受信部42に接続されており、モデム40に着信するデータや、マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくるデータ、後述するポケットコンピュータから送信されるデータ等を受信すると同時にそれらのデータを第2中央処理部31が処理可能な形式に変換したり、第2I/O制御部33からモデム40やマルチ式空調機2a,2b,・・・に出力されるデータおよび制御信号などを、モデム40や、マルチ式空調機2a,2b,・・・が処理可能な形式に変換したりする。
モデム40は、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35に格納されるマルチ式空調機2a,2b,・・・に関する各種データを、30分時限おきに、公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信している。また、このモデム40は、第2演算部31Bにおいてマルチ式空調機2a,2b,・・・に異常が発生したと判定された場合、第2制御部31Aの指示に従って異常識別コード(マルチ式空調機2a,2b,・・・から送信されてくる)、マルチ式空調機2a,2b,・・・の機種番号や機種名などのデータ、および顧客IDデータなどとともに即座に公衆電話回線5を介して遠隔監視サーバ4Aに送信する。また、このモデム40は、サービスエンジニア等の要求により、出荷管理サーバ4Bから、出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードすることができる。
空調機用コネクタ41には、図3に示されるように、第8通信線30を介してマルチ式空調機2a,2b,・・・の室外機21a,20b,・・・が接続される。
第2無線送受信部42は、後述するポケットコンピュータから無線発信される室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データや設置位置データ等を受信したり、後述するポケットコンピュータへ出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータ等を無線送信したりする。
なお、この空調コントローラ3には、図示しないイーサネットケーブル接続口が設けられている。このため、この空調コントローラ3は、図示しないパーソナルコンピュータ等を接続可能である。そして、この空調コントローラ3の第2EEPROM35に格納される各種データは、イーサネットケーブル接続口に接続されるパーソナルコンピュータ等を介して閲覧可能である。
〔室内機対応付け支援ツール〕
ここでは、図5〜図8の図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る室内機対応付け支援ツールについて説明する。本実施形態では、室内機対応付け支援ツールとして、上記マルチ式空調機2a,2b,・・・の室内機20a,20b,20c,20d,・・・に付されるRFID(Radio Frequency IDentification)タグ6a,6b,6c,6d,・・・と、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からデータを読み取る機能を有するポケットコンピュータ7とが採用される。以下、本実施の形態において採用されるRFIDタグおよびポケットコンピュータ7について詳述する。なお、本実施の形態では、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・とポケットコンピュータ7とを合わせて室内機対応付け支援システムという。
(1)RFIDタグ
本実施の形態に係るRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・は、不揮発性メモリ63、第2通信回路62、およびアンテナコイル61を備える。不揮発性メモリ63には、付されている室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データが保持されている。アンテナコイル61は、ポケットコンピュータ7から特定周波数の電波または電磁波を受信すると、その電波または電磁波を利用して発電を行う。そして、第2通信回路62は、アンテナコイル61において発電された電力を利用して不揮発性メモリ63に保持されるシリアル番号データを発信する。
(2)ポケットコンピュータ
本実施の形態に係るポケットコンピュータ7は、図6および図7に示されるように、主に、ケーシング70、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83、タッチパネル式ディスプレイ82、入力キー群81、第3中央処理部71、第3RAM(Random Access Memory)72、第3ROM(Read Only Memory)74、第3EEPROM75、第3I/O制御部73、入力インターフェイス77、ディスプレイアダプタ78、コンパクトフラッシュ(CF)(登録商標)コントローラ79、第3無線LANインターフェイス80、および第3無線送受信部84から構成される。
ここで、第3中央処理部71、第3RAM72、第3ROM74、第3EEPROM75、および第3I/O制御部73は、相互に第3バス線76によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、入力インターフェイス77、ディスプレイアダプタ78、CFコントローラ79、および第3無線LANインターフェイス80は、例えば、プリント回路基板等であって、第4バス線85a,85b,85c,85dを介して第3I/O制御部73に接続されている。また、入力キー群81は、第4通信線86を介して入力インターフェイス77に接続されている。また、タッチパネル式ディスプレイ82は、第5通信線87を介してディスプレイアダプタ78に接続されている。また、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83は、コンパクトフラッシュ型のアダプタであって、図示しないCFスロットに挿入されており、CFスロットに設けられるCFコネクタを介してCFコントローラ79に接続されている。また、第3無線送受信部84は、第7通信線89を介して第3無線LANインターフェイス80に接続されている。
第3中央処理部71は、主に、第3制御部71Aおよび第3演算部71Bを有する。第3制御部71Aは、図8に示されるように、第3ROM74に記憶されている種々のプログラム(例えば、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、無線LAN接続プログラム、RFIDタグデータ読み取りプログラム、室内機バインディングプログラム等)を読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って第3演算部71B、第3RAM72、第3ROM74、第3EEPROM75、または第3I/O制御部73に動作を指示する(Fc1〜Fc4参照)。第3演算部71Bは、図8に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って第3制御部71A、第3RAM72、第3ROM74、または第3EEPROM75から必要なデータを取得して(Fd1、Fd4、およびFd7参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。また、この第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第3制御部71Aに供給することができる(Fd2参照)。また、この第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、演算処理の処理結果データを第3RAM72や第3EEPROM75に書き込むことができる(Fd3参照)。
第3RAM72は、図8に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って、各種データを第3制御部71Aに供給することができる(Fd5参照)。また、この第3RAM72は、各種データを第3I/O制御部73から取得して(Fd9参照)一時記憶したり、第3演算部71Bから送信されるデータ(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、この第3RAM72は、第3制御部71Aの指示に応じて一時記憶しているデータを第3I/O制御部73に送信する(Fd8参照)。
第3ROM74は、上述した各種プログラムや種々のデータを格納している。そして、この第3ROM74は、図8に示されるように、第3制御部71Aの指示に従って、それらを第3制御部71Aに供給する(Fd6参照)。また、この第3ROM74は、第3制御部71Aの指示に従って、各種データ等を第3演算部71Bに供給することができる(Fd7参照)。
第3EEPROM75は、電気的に書き換え可能なROMであり、本実施の形態では主に室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データや、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データ等を記憶する。
第3I/O制御部73は、入力キー群81やタッチパネル式ディスプレイ82から入力されるデータや、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83から供給される室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データ、第3無線送受信部84から送信される各種データ等を第3RAM72へ入力したり(Fd9参照)、第3RAM72に記憶されている各種データや制御信号などを、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83や、第3無線送受信部84、およびタッチパネル式ディスプレイ82に送信したりする。
入力インターフェイス77は、第4通信線86を介して入力キー群81に接続されており、入力キー群81から入力されるデータを受信すると同時にそれらのデータを第3中央処理部71が処理可能な形式に変換する。
ディスプレイアダプタ78は、第5通信線87を介してタッチパネル式ディスプレイ82に接続されており、タッチパネル式ディスプレイ82から入力されるデータを受信すると同時にそれらのデータを第3中央処理部71が処理可能な形式に変換したり、第3I/O制御部73からタッチパネル式ディスプレイ82に出力されるデータおよび制御信号などをタッチパネル式ディスプレイ82が処理可能な形式に変換したりする。
CFコントローラ79は、第6通信線88およびCFコネクタを介してRFIDタグデータ読み取りアダプタ83に接続されており、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されるシリアル番号データを受信したり、第3I/O制御部73からRFIDタグデータ読み取りアダプタ83に出力される制御信号などをRFIDタグデータ読み取りアダプタ83に送信したりする。
第3無線LANインターフェイス80は、第7通信線89を介して第3無線送受信部84に接続されており、第3無線送受信部84から送信される各種データ等を受信すると同時にそれらのデータを第3中央処理部71が処理可能な形式に変換したり、第3I/O制御部73から第3無線送受信部84に出力されるデータおよび制御信号などを第3無線送受信部84が処理可能な形式に変換したりする。
第3無線送受信部84は、空調コントローラ3から無線発信される出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータ等を受信したり、室内機20a,20b,・・・の設置位置データとの対応付けが完了したシリアル番号データ等を空調コントローラ3に無線送信したりする。
タッチパネル式ディスプレイ82は、スタイラスペン90や指などで押圧されると、第3中央処理部71と共同して、押圧された位置に対応した入力を受け付ける。
RFIDタグデータ読み取りアダプタ83にはアンテナ83aが設けられており、このRFIDタグデータ読み取りアダプタ83は、サービスエンジニア等による入力キー群81の操作やタッチパネル式ディスプレイ82における入力操作によって、このアンテナ83aから、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に付されているRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・に発電させるために必要な特定周波数の電波または電磁波を発信することが可能になっている。また、このRFIDタグデータ読み取りアダプタ83は、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信される室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データをアンテナ83aにより受信することが可能となっている。なお、このRFIDタグデータ読み取りアダプタ83の通信範囲は、一度に2つ以上のシリアル番号データを読まないように制限される必要がある。このような制限は、通常、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・の通信方式の選択により行われる。
〔サービスエンジニア等による室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業の準備〕
サービスエンジニア等は、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業を開始する前に下記の準備を行う。なお、下記に列挙される準備項目の実施順序については特に制約はなくサービスエンジニア等が任意に決めることができる。
(1)室内機のシリアル番号リストデータのダウンロードとポケットコンピュータへの書き込み
サービスエンジニア等は、空調コントローラ3を操作して出荷管理サーバ4Bから、対応する建物に出荷された室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードする。そして、サービスエンジニア等は、空調コントローラ3およびポケットコンピュータ7を操作して、空調コントローラ3とポケットコンピュータ7と無線通信接続し、空調コントローラ3にダウンロードしたシリアル番号リストデータをポケットコンピュータ7へ書き込む。
(2)設置位置データのポケットコンピュータへの書き込み
サービスエンジニア等は、建物の設計図面などを参照して室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置を確認しながら、ディスクトップ型パーソナルコンピュータやノート型パーソナルコンピュータ等に、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データを入力していく。そして、サービスエンジニア等は、完成した設置位置データを、無線LANを利用してポケットコンピュータ7にダウンロードする。なお、このダウンロードは、空調コントローラ3を介して行われてもかまわない。
〔サービスエンジニア等による室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業〕
サービスエンジニア等は、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業を開始するに当たって、先ず、任意の室内機20a,20b,20c,20d,・・・へ赴き、その室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置を確認し、スタイラスペン90を利用してポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に表示される設置位置データのうちその設置位置に該当する設置位置データを選択するか、あるいはスタイラスペン90を利用してポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に列挙される設置位置データのうち対応付けをしたい室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対応する設置位置データを選択した後に、その室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置へ赴く。
なお、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82では、設置位置データは図6に示されるように文字データ101として表示され、文字データ101上には室内機アイコン102が併せて表示される(例えば、向かって左斜め上の室内機の設置位置データは「1階事務所−居室A−空調東」となり、向かって右斜め下の室内機の設置位置データは「1階事務所−会議室」となる)。ここで、設置位置データの選択は、室内機アイコン102をスタイラスペン90で選択することにより行われる。なお、室内機アイコン102がスタイラスペン90により選択されると、その色が黄色から緑色に変化する。さらに、本実施の形態では、この文字データ101と室内機アイコン102とが、地図データ103上に表示される。なお、この地図データ103は、本実施の形態では1階事務所と2階事務所とに区切られて用意されており、符号104で示される2つの第1コマンドボタンのうちいずれかをスタイラスペン90で選択することにより1階事務所および2階事務所の地図データ103の表示を切り替えられるようになっている。また、タッチパネル式ディスプレイ82上にはメッセージボックス105が表示されており、メッセージボックス105には、対応する画面の名称が表示されるようになっている。
次に、サービスエンジニア等は、ポケットコンピュータ7を、室内機20a,20b,20c,20d,・・・に付されるRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・と通信可能な範囲まで近づけ、入力キー群81の特定のキーを押す。すると、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83のアンテナ83aから特定周波数の電波または電磁波が発信される。そして、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・がこの特定周波数の電波または電磁波を受信すると、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・では、アンテナコイル61においてその電波または電磁波を利用した発電が行われ、第2通信回路62がその電力を利用して不揮発性メモリ63に保持されるシリアル番号データを発信する。そして、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されたシリアル番号データは、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83によって受信される。RFIDタグデータ読み取りアダプタ83によって受信されたシリアル番号データは、第3制御部71Aの指示に従って、CFコントローラ79および第3I/O制御部73を介して第3RAM72に送信されて一時的に記憶される。続いて、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、第3RAM72に一時的に記憶されているシリアル番号データを、タッチパネル式ディスプレイ82上で選択されている室内機アイコン102に対応する文字データ101(つまり、設置位置データ)と対応付ける(例えば、同じID番号データを付す等が考えられる)。この後、第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、文字データ101と対応付けられたシリアル番号データを第3EEPROM75に格納する。なお、文字データ101がシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されると、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82上で、その文字データ101に対応する室内機アイコン102の色が緑色から青色に変化する(図9参照)。なお、この一連の情報処理の流れは、上述した室内機バインディングプログラムの実行によって実現されている。
サービスエンジニア等は、上記の作業を全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・について行う。
サービスエンジニア等は、全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・について上記の対応付け作業が完了すると、空調コントローラ3に戻り、無線LANを利用してポケットコンピュータ7から、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを空調コントローラ3に転送する。すると、空調コントローラ3は、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを第2EEPROM35に格納する。
〔室内機バインディングプログラムのチェック・ガイダンスルーチン〕
ポケットコンピュータ7の第3ROM74に格納される室内機バインディングプログラムには、上記の対応付け作業を円滑に進めるための種々のチェック・ガイダンスルーチンが記述されている。以下、このチェック・ガイダンスルーチンについて説明する。
(1)重複取得チェック・ガイダンスルーチン
図10には、重複取得チェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートを示す。
図10において、ステップS1では、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83が、第3制御部71Aの指示に従って、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されたシリアル番号データを受信する。
ステップS2では、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、「ステップS1で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致するか」を判定する。ステップS2の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS1で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、処理はステップS3に移る。ステップS2の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS1で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれとも一致しない」場合、処理はルーチンR1(対応付け処理)に移る。なお、ここで、対応付け処理とは、〔サービスエンジニア等による室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業〕の欄で述べた一連の情報処理のことである。
ステップS3では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、ステップS1で受信したシリアル番号データに対応する室内機アイコン102、および第3EEPROM75に既に格納されているステップS1で受信したシリアル番号データと同一のシリアル番号データに対応する室内機アイコン102の両方を点滅表示させる(図11参照)。
ステップS4では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、メッセージボックス105に警告メッセージを表示する(図11参照)。
ステップS5では、図示しないスピーカが、第3制御部71Aの指示に従って、警告音を発する。
(2)取得漏れチェック・ガイダンスルーチン
図12には、取得漏れチェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートを示す。なお、この取得漏れチェック・ガイダンスルーチンは、タッチパネル式ディスプレイ82に表示される完了コマンドボタン106がスタイラスペン90によって選択されることにより実行される。
図12において、ステップS11では、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在するか否かについて判定する。ステップS11の第3演算部71Bの判定の結果、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在する場合、処理はステップS12に移る。ステップS11の第3演算部71Bの判定の結果、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在しない場合、処理は終了する。
ステップS12では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データに対応する室内機アイコン102を点滅表示させる(図13参照)。
ステップS13では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、メッセージボックス105に警告メッセージを表示する(図13参照)。
ステップS14では、図示しないスピーカが、第3制御部71Aの指示に従って、警告音を発する。
(3)出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチン
図14には、出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートを示す。
図14において、ステップS21では、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83が、第3制御部71Aの指示に従って、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されたシリアル番号データを受信する。
ステップS22では、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、「ステップS21で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれかと一致するか」を判定する。ステップS22の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS21で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、処理はルーチンR1(対応付け処理)に移る。ステップS22の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS21で受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれとも一致しない」場合、処理はステップS23に移る。なお、ここで、対応付け処理とは、〔サービスエンジニア等による室内機のシリアル番号データと設置位置データとの対応付け作業〕の欄で述べた一連の情報処理のことである。
ステップS23では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、ポケットコンピュータ7上で選択されている室内機アイコン102を点滅表示させる(図15参照)。
ステップS24では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、メッセージボックス105に警告メッセージを表示する(図16参照)。なお、このとき、メッセージボックス105には、「出荷予定品と異なる商品が納入されています」というメッセージや受信したシリアル番号データ等が表示される。
ステップS25では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、警告ダイアログ107を表示する(図16参照)。
ステップS26では、図示しないスピーカが、第3制御部71Aの指示に従って、警告音を発する。
ステップS27では、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、「ステップS21で受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれかのシリアル番号データの上位3桁の識別データと一致するか」を判定する。ステップS27の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS21で受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれかのシリアル番号データの上位3桁の識別データと一致する」場合、処理は終了する。ステップS27の第3演算部71Bの判定の結果、「ステップS21で受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、処理はステップS28に移る。なお、本実施の形態において、シリアル番号データの上位3桁の識別データは、室内機の基本仕様を表している。
ステップS28では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、メッセージボックス105に警告メッセージを表示する(図16参照)。なお、このとき、メッセージボックス105には、「この商品は出荷予定品と基本仕様が異なります」というメッセージ等が表示される。
ステップS29では、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、警告ダイアログ107を表示する(図16参照)。
ステップS30では、図示しないスピーカが、第3制御部71Aの指示に従って、警告音を発する。
〔空調コントローラによる通信専用アドレスの付与〕
図17には、空調コントローラによる通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートを示す。
図17において、ステップS31では、第2RAM32が、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35からシリアル番号データを読み込む。
ステップS32では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32からシリアル番号データを読み込み、シリアル番号データそれぞれに対してランダムに固有の通信専用アドレスを付与し、それらのデータを第2RAM32に書き込む。
ステップS33では、第2I/O制御部33が、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32に書き込まれているシリアル番号データと、そのシリアル番号データそれぞれに付与されている通信専用アドレスとを、第8通信線30を介して各シリアル番号データに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・それぞれに対して送信する。
ステップS34では、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・において、第1通信回路26が、第1制御部の指示に従って、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと通信専用アドレスとを受信する。
ステップS35では、第1演算部が、第1制御部の指示に従って、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致するかを判定する。ステップS35の第1演算部の判定の結果、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致する場合、処理はステップS36に移る。ステップS35の第1演算部の判定の結果、空調コントローラ3から送信されてきたシリアル番号データと、第1EEPROM25に格納されているシリアル番号データとが一致しない場合、処理はステップS37に移る。
ステップS36では、第1制御部が、通信専用アドレスを第1EEPROM25に書き込む。
ステップS37では、第1制御部が、通信専用アドレスを破棄する(第1EEPROM25に書き込まずに放置する)。
なお、本実施の形態では、上記の処理が全てのシリアル番号データについて完了するまで繰り返される。
〔室内機対応付け支援ツールの特徴〕
(1)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、スタイラスペン90を利用してポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に表示される設置位置データのうちその設置位置に該当する設置位置データを選択した状態で、ポケットコンピュータ7を、室内機20a,20b,20c,20d,・・・に付されるRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・と通信可能な範囲まで近づけ、入力キー群81の特定のキーを押す。すると、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83のアンテナ83aから特定周波数の電波または電磁波が発信される。そして、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・がこの特定周波数の電波または電磁波を受信すると、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・では、アンテナコイル61においてその電波または電磁波を利用した発電が行われ、第2通信回路62がその電力を利用して不揮発性メモリ63に保持されるシリアル番号データを発信する。そして、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から発信されたシリアル番号データは、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83によって受信される。RFIDタグデータ読み取りアダプタ83によって受信されたシリアル番号データは、第3制御部71Aの指示に従って、CFコントローラ79および第3I/O制御部73を介して第3RAM72に送信されて一時的に記憶される。続いて、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、第3RAM72に一時的に記憶されているシリアル番号データを、タッチパネル式ディスプレイ82上で選択されている室内機アイコン102に対応する文字データ101(つまり、設置位置データ)と対応付ける(例えば、同じID番号データを付す等が考えられる)。この後、第3演算部71Bは、第3制御部71Aの指示に従って、文字データ101と対応付けられたシリアル番号データを第3EEPROM75に格納する。そして、サービスエンジニア等は、上記の作業を全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・について行う。そして、サービスエンジニア等は、全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・について上記の対応付け作業が完了すると、空調コントローラ3に戻り、無線LANを利用してポケットコンピュータ7から、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを空調コントローラ3に転送する。すると、空調コントローラ3は、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを第2EEPROM35に格納する。このため、この室内機対応付け支援システムでは、室内機20a,20b,20c,20d,・・・にリモコンが接続されない場合であっても、サービスエンジニア等は、天井裏などによじ登る必要はない。また、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、従来のように、室内機20a,20b,20c,20d,・・・と空調コントローラ3とを行ったり来たりする必要がない。したがって、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等に大きな負担をかけることなく、簡便に、空調コントローラ3に室内機20a,20b,20c,20d,・・・のアドレスと室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置場所とを対応付けて保存することができる。
また、室内機20a,20b,20c,20d,・・・は第1EEPROM25にシリアル番号データを保持しているので、空調コントローラ3は、シリアル番号データを利用して室内機20a,20b,20c,20d,・・・の識別を行い、種々の制御や監視などを行うことができる。
(2)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、設置位置データとシリアル番号データとを対応付ける前に、タッチパネル式ディスプレイ82において室内機アイコン102をスタイラスペン90により選択することによってその設置位置データを選択することが可能である。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、任意の順番で室内機の設置位置を巡ることができる。
(3)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、タッチパネル式ディスプレイ82に地図データが表示され、設置位置データが地図情報上の特定の位置に文字データ101および室内機アイコン102として表示される。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が室内機の設置位置を誤認するおそれを低減することができる。
(4)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「RFIDタグデータ読み取りアダプタ83により受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、受信したシリアル番号データに対応する室内機アイコン102、および第3EEPROM75に既に格納されている同一のシリアル番号データに対応する室内機アイコン102の両方を点滅表示させる。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの室内機20a,20b,20c,20d,・・・を再度対応付けしようとしたときや、サービスエンジニア等が異なる設置位置データに対して同一のシリアル番号データを対応付けたりしようとしたとき等に、すでに対応付け済みの室内機20a,20b,20c,20d,・・・を容易に特定することができる。したがって、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、容易に対応付けの確認作業を行うことができる。
(5)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「RFIDタグデータ読み取りアダプタ83により受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示し、さらに、スピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発する。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等が対応付け済みの室内機20a,20b,20c,20d,・・・を再度対応付けしたり、サービスエンジニア等が異なる設置位置データに対して同一のシリアル番号データを対応付けたりすることを防止することができる。
(6)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、タッチパネル式ディスプレイ82に表示される完了コマンドボタン106がスタイラスペン90によって選択されると、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在するか否かについて判定する。そして、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在する場合、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データに対応する室内機アイコン102を点滅表示させる。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付けが完了していない室内機20a,20b,20c,20d,・・・を容易に特定することができる。
(7)
本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、タッチパネル式ディスプレイ82に表示される完了コマンドボタン106がスタイラスペン90によって選択されると、第3演算部71Bが、第3制御部71Aの指示に従って、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在するか否かについて判定する。そして、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在する場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示し、さらに、スピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発する。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、対応付け作業が完了したのか否かを客観的に判断することができる。
(8)
本実施の形態に係る空調コントローラ3では、サービスエンジニア等は、出荷管理サーバ4Bから出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードすることができ、さらにそのダウンロードしてきたシリアル番号リストを、無線LANを利用してポケットコンピュータ7に送信することができる。そして、本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、受信したシリアル番号データに対応する室内機アイコン102を点滅表示させる。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データをシリアル番号データと対応付けしながら、室内機20a,20b,20c,20d,・・・が正しく納入されているか否かについても確認することができる。
(9)
本実施の形態に係る空調コントローラ3では、サービスエンジニア等は、出荷管理サーバ4Bから出荷済み室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号リストデータをダウンロードすることができ、さらにそのダウンロードしてきたシリアル番号リストを、無線LANを利用してポケットコンピュータ7に送信することができる。そして、本実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示すると共に警告ダイアログ107を表示し、さらにスピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発する。このため、この室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、後に発生する確率が高いクレーム処理を未然に防ぐことができる。
〔変形例〕
(A)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムは、マルチ式空調機2a,2b,・・・から構成される空調システム1に採用されたが、1台の室外機に対して1台の室内機を備えるセパレート式空調機やその他の空調機が複数台設置されるような空調システムに採用されることも可能である。
(B)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、空調コントローラ3を利用して出荷管理サーバ4Bからシリアル番号リストデータをダウンロードしたが、ポケットコンピュータ7に出荷管理サーバとの通信機能を搭載し、サービスエンジニア等が、そのポケットコンピュータ7を用いて出荷管理サーバ4Bからシリアル番号リストデータをダウンロードするようにしてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からシリアル番号データを取得するのに、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83を装着したポケットコンピュータ7を採用したが、RFIDタグの専用リーダを採用してもよい。ちなみに、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からシリアル番号データを取得する機能を搭載しているものであれば、携帯電話、ノート型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)等のようなものでも当然に採用可能である。
(D)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、電波または電磁波応答型のRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・を採用したが、これに代えて、光応答型のRFIDタグを採用してもよい。なお、かかる場合、RFIDタグデータ読み取りアダプタ83は、そのRFIDタグに対応する光を発するRFIDタグデータ読み取りアダプタに交換される必要がある。
(E)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、ポケットコンピュータ7の第3EEPROM75に記憶される互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを、無線LANを利用して、空調コントローラ3に転送した。しかし、ポケットコンピュータ7および空調コントローラ3に例えばSDカード(登録商標)スロットを設け、SDカードによりそれらのデータをポケットコンピュータ7から空調コントローラ3へ転送するようにしてもよい。
(F)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、ポケットコンピュータ7の第3EEPROM75に記憶される互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを、無線LANを利用して、空調コントローラ3に転送した。しかし、ポケットコンピュータ7および空調コントローラ3に例えばイーサネットケーブル接続口を設け、イーサネットケーブルを介してポケットコンピュータ7と空調コントローラ3とを有線接続してそれらのデータをポケットコンピュータ7から空調コントローラ3へ転送するようにしてもよい。
(G)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、サービスエンジニア等は、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からシリアル番号データを取得するために、スタイラスペン90を利用してポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に表示される設置位置データのうちその設置位置に該当する設置位置データを選択した状態で、ポケットコンピュータ7を、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・と通信可能な範囲まで近づけ、入力キー群81の特定のキーを押した。しかし、サービスエンジニア等が、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に表示される設置位置データのうちその設置位置に該当する設置位置データをスタイラスペン90で選択したときに、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・からシリアル番号データが取得されるようにしてもよい。
(H)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、設置位置データがシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されると、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82上で、その設置位置データに対応する室内機アイコン102の色が緑色から青色に変化した。しかし、このような表示態様に代えて、設置位置データがシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されたときに、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82上で、その設置位置データに対応する室内機アイコンが非表示となるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(I)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、設置位置データがシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されると、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82上で、その設置位置データに対応する室内機アイコン102の色が緑色から青色に変化した。しかし、このような表示態様に代えて、設置位置データがシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されたときに、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82上で、その設置位置データに対応する室内機アイコン102が、対応付け済み専用の領域に表示されるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(J)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、設置位置データが文字データ101としてタッチパネル式ディスプレイ82上に表示され、さらに文字データ101上には室内機アイコン102が併せて表示されていた。そして、さらに、この文字データ101と室内機アイコン102とが、地図データ103上に表示されていた。しかし、このような表示態様に代えて、設置位置データが、文字データとして単純に列記されるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい(例えば、図18参照)。また、このとき、設置位置データがシリアル番号データと対応付けられて第3EEPROM75に格納されたときに、その設置位置データに対応する文字データ101が、対応付け済み専用の領域に表示されるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい(例えば、図19参照)。また、このとき、文字データが階層的に表示されるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(L)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「RFIDタグデータ読み取りアダプタ83により受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示し、さらに、スピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発した。しかし、このような警告態様に代えて、例えば、スピーカから「シリアル番号が重複しています」という音声ガイドが発せられるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(M)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、タッチパネル式ディスプレイ82に表示される完了コマンドボタン106がスタイラスペン90によって選択されるときに、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在する場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示し、さらに、スピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発した。しかし、このような警告態様に代えて、例えば、スピーカから「シリアル番号の取得漏れがあります」という音声ガイドが発せられるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(N)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示すると共に警告ダイアログ107を表示し、さらにスピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発した。しかし、このような警告態様に代えて、例えば、スピーカから「仕様違いの機種が設置されています。機種の再設置等、適切な処理を行って下さい」というような音声ガイドが発せられるように室内機バインディングプログラムを設計してもよい。
(O)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従って警告ダイアログ107をメッセージボックス105の上に表示した。しかし、警告ダイアログ107の表示位置は特に限定されることなく、いずれの位置であってもかまわない。
(P)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとがポケットコンピュータ7から第2EEPROM35に転送された後に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対して固有の通信専用アドレスが付与された。しかし、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとがポケットコンピュータ7から第2EEPROM35に転送される前に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対して固有の通信専用アドレスが付与されていてもよい(例えば、特許2699734号明細書参照)。かかる場合、図20に示されるフローチャートに従って、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に固有の通信専用アドレスと設置位置データとが対応付けられる。
図20においてステップS41では、第2RAM32が、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35から通信専用アドレスを読み込む。
ステップS42では、第2制御部31Aが、第2RAM32に記憶されている通信専用アドレスに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対してシリアル番号データの送信を要求する。
ステップS43では、通信専用アドレスに対応する室内機20a,20b,20c,20d,・・・の第1通信回路26が、第1制御部の指示に従って、第1EEPROM25に保存されているシリアル番号データを、空調コントローラ3に送信する。
ステップS44では、第2I/O制御部33が、第2制御部31Aに従って、第1通信回路26から送信されてくるシリアル番号データを受信し、第2RAM32に一時記憶する。
ステップS45では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2RAM32から、シリアル番号データとステップS41において記憶された通信専用アドレスとを取得する。
ステップS46では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、第2EEPROM35に保存されている「互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データと」を参照して、ステップS45において取得されたシリアル番号データに対応する設置位置データを導出する。
ステップS47では、第2演算部31Bが、第2制御部31Aの指示に従って、ステップS46において導出された設置位置データを、ステップS41において第2RAM32に記憶された通信専用アドレスに対応付けて第2EEPROM35に保存する。
なお、本変形例では、上記の処理が全ての通信専用アドレスについて完了するまで繰り返される。
(Q)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとがポケットコンピュータ7から第2EEPROM35に転送された後に、各室内機20a,20b,20c,20d,・・・に対して固有の通信専用アドレスが付与された。しかし、通信専用アドレスを付与せずにシリアル番号のみで各室内機20a,20b,20c,20d,・・・と通信するようにしてもかまわない。
(R)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンにおいて、「受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、受信したシリアル番号データに対応する室内機アイコン102を点滅表示させ、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示するとともに警告ダイアログ107を表示し、さらにスピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発した。しかし、ポケットコンピュータ7に出荷管理サーバ4Bとの通信機能を付与して、「受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれかとも一致しない」場合、その旨を表すデータを出荷管理サーバ4Bに送信するようにしてもよい。また、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない場合」にも、その旨を表すデータを出荷管理サーバ4Bに送信するようにしてもよい。さらに、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない場合」、受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データを出荷管理サーバ4Bに送信するようにしてもよい。なお、サービスエンジニア等が、RFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・から受信したシリアル番号データを記憶メディアに保存して出荷管理サーバ4Bのオペレータ等に手渡すようにしてもよい。このようにすれば、出荷管理サーバ4Bのオペレータは、出荷管理サーバ4Bのシリアル番号データを適宜修正したり、仕様の異なる室内機を仕様通りの室内機に置き換える工事の指示を施工業者などに指示したりすることができる。
(S)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンにおいて、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示するとともに警告ダイアログ107を表示し、さらにスピーカが第3制御部71Aの指示に従って警告音を発した。しかし、ポケットコンピュータ7に出荷管理サーバ4Bとの通信機能を付与させれば、この処理を出荷管理サーバ4Bに行わせることができる。つまり、「受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるシリアル番号データのいずれとも一致しない」場合、ポケットコンピュータ7が、受信したシリアル番号データを出荷管理サーバ4Bに送信し、出荷管理サーバにおいて「そのシリアル番号データの上位3桁の識別データが、出荷管理サーバ4Bのハードディスク(図示せず)に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれかのシリアル番号データの上位3桁の識別データと一致するかが判定される。そして、「シリアル番号データの上位3桁の識別データが、出荷管理サーバ4Bのハードディスクに格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない場合に、出荷管理サーバ4Bが、その旨を表すデータをポケットコンピュータ7に送信する。
(T)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、設置位置データが文字データ101としてタッチパネル式ディスプレイ82上に表示され、さらに文字データ101上には室内機アイコン102が併せて表示されていた。しかし、文字データ101上に室内機アイコン102ではなく室内機の絵が描かれたコマンドボタンを配置してもよい。
(U)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、種々のチェック・ガイダンスルーチンがポケットコンピュータ7上で実行されたが、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとがポケットコンピュータ7から空調コントローラ3に転送されるときに、空調コントローラ3側で種々のチェック・ガイダンスルーチンが実行されるようにしてもかまわない。
(V)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、空調コントローラ3において出荷管理サーバ4Bからシリアル番号リストデータをダウンロードできるようになっていたが、出荷管理サーバ4Bに保存されるシリアル番号リストデータは、他の手段、例えば、記憶メディア等を介して空調コントローラ3やポケットコンピュータ7にコピーされるようにしてもよい。
(W)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「RFIDタグデータ読み取りアダプタ83により受信したシリアル番号データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号データのいずれかと一致する」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示した。しかし、警告メッセージとともにそのシリアル番号データを表示してもよい。また、このシリアル番号がスピーカを介して発せられるようにしてもよい。
(X)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、タッチパネル式ディスプレイ82に表示される完了コマンドボタン106がスタイラスペン90によって選択されるときに、シリアル番号データと対応付けされていない設置位置データが第3EEPROM75に存在する場合、タッチパネル式ディスプレイ82が第3制御部71Aの指示に従ってメッセージボックス105に警告メッセージを表示した。しかし、警告メッセージとともに、設置位置データと対応付けされていないシリアル番号データを表示してもよい。また、このシリアル番号がスピーカを介して発せられるようにしてもよい。
(Y)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、「受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データが、第3EEPROM75に格納されているシリアル番号リストデータに列記されるいずれのシリアル番号データの上位3桁の識別データとも一致しない」場合、タッチパネル式ディスプレイ82が、第3制御部71Aの指示に従って、メッセージボックス105に警告メッセージを表示した。しかし、警告メッセージとともにその受信したシリアル番号データを表示してもよい。また、このシリアル番号がスピーカを介して発せられるようにしてもよい。
(Z)
先の実施の形態に係る室内機対応付け支援システムでは、いわゆるパッシブ型のRFIDタグ6a,6b,6c,6d,・・・が利用されたが、アクティブ型のRFIDタグが利用されてもよい。
(α)
先の実施の形態では、特に言及していなかったが、この室内機対応付け支援システムに、ポケットコンピュータ7の位置検出機能を搭載してもよい。この機能を実現するためには、例えば、ポケットコンピュータ7にGPSアンテナ等を設けておくことが考えられる。また、ポケットコンピュータ7にRFIDタグ等の無線発信器を付しておき、建物内に配置した3台以上のRFIDタグリーダ等の受信器を用いて三角法によりポケットコンピュータの位置を検出するようにしてもよい。なお、検出されるポケットコンピュータ7の位置情報は、ポケットコンピュータ7のタッチパネル式ディスプレイ82に地図情報とともに表示される。このようにすれば、サービスエンジニア等は、対応付けしたい室内機20a,20b,20c,20d,・・・を確実に特定することができる。
(β)
先の実施の形態では、シリアル番号データと設置位置データとの対応付けの対象機器が室内機20a,20b,20c,20d,・・・であったが、対象機器は、特に限定されず、他の設備機器、例えば、照明機器や給湯機器などであってもよい。
(γ)
先の実施の形態では、サービスエンジニア等が、建物の設計図面などを参照して室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置を確認しながら、ディスクトップ型パーソナルコンピュータやノート型パーソナルコンピュータ等に、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データを入力し、その後、完成した設置位置データを、無線LANを利用してポケットコンピュータ7にダウンロードしていた。しかし、サービスエンジニア等は、室内機20a,20b,20c,20d,・・・の設置位置データを直接、ポケットコンピュータ7に入力してもかまわない。
(δ)
先の実施の形態では、サービスエンジニア等は、全ての室内機20a,20b,20c,20d,・・・について上記の対応付け作業が完了すると、空調コントローラ3に戻り、無線LANを利用してポケットコンピュータ7から、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを空調コントローラ3に転送した。しかし、空調コントローラ3が未だに納入されていない状況等においては、サービスエンジニア等は、互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを遠隔監視サーバ4Aに送信して遠隔監視サーバ4Aに一時保存させておいてもよい。このようにすれば、空調コントローラ3が納入され設置されたときに、サービスエンジニア等は、遠隔監視サーバ4Aからその互いに対応付けられたシリアル番号データと設置位置データとを空調コントローラ3にダウンロードすることができる。
(ε)
先の実施の形態では、ポケットコンピュータ7に室内機バインディングプログラムがインストールされていたが、この室内機バインディングプログラムがポケットコンピュータ7ではなく空調コントローラ3や遠隔監視サーバ4Aなどの他の情報処理装置にインストールされていてもよい。かかる場合、他の情報処理装置にWebサーバ機能などを付与し、ポケットコンピュータ7にWebブラウザ機能(具体的には、Webサーバにアクセスする機能、Webサーバから送信される情報を表示する機能、Webサーバからの要求に応じて、室内機20a,20b,20c,20d,・・・のシリアル番号データを読み取りサーバに返信する機能など)などを付与する必要がある。なお、サービスエンジニア等がWebサーバにアクセスするときに管理者権限でしかログインできないようにしておくのがセキュリティ上、好ましい。
本発明に係る設備機器対応付け支援システムは、複数の設備機器が集中管理機器に接続されている空調システムにおいて、設備機器の設置位置情報と自己識別情報との対応付けを行うのに有用である。
本発明の前提となる空調システムの構成を表すブロック図である。 本発明の前提となる室内機の一部を表す図である。 本発明の前提となる空調コントローラの内部構造を表すブロック図である。 本発明の前提となる空調コントローラにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の実施の形態において採用されるRFIDタグの内部構造を表すブロック図である。 本発明の実施の形態において採用されるポケットコンピュータの外観図である。 本発明の実施の形態において採用されるポケットコンピュータの内部構造を表すブロック図である。 本発明の実施の形態において採用されるポケットコンピュータにおける制御信号およびデータの流れを表す図である。 本発明の実施の形態に係るタッチパネル式ディスプレイの表示態様を表す図である。 本発明の実施の形態に係る重複取得チェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る重複取得チェック・ガイダンスルーチンにおいて、シリアル番号が重複した場合のタッチパネル式ディスプレイの表示態様を表す図である。 本発明の実施の形態に係る取得漏れチェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る取得漏れチェック・ガイダンスルーチンにおいて、シリアル番号の取得漏れがあった場合のタッチパネル式ディスプレイの表示態様を表す図である。 本発明の実施の形態に係る出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンの流れを表すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンにおいて、シリアル番号データリスト中に、受信したシリアル番号データがなかった場合のタッチパネル式ディスプレイの表示態様を表す図である。 本発明の実施の形態に係る出荷記録整合チェック・ガイダンスルーチンにおいて、シリアル番号データリスト中のシリアル番号データの上位3桁の識別データと、受信したシリアル番号データの上位3桁の識別データとが一致しなかった場合のタッチパネル式ディスプレイの表示態様を表す図である。 本発明の実施の形態に係る空調コントローラによる通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートである。 変形例(J)に係る他の表示形態を表す図である。 変形例(J)に係る他の表示形態を表す図である。 変形例(P)に係る空調コントローラによる通信専用アドレスの付与の流れを表すフローチャートである。
符号の説明
3 空調コントローラ(集中管理機器)
6a,6b,6c,6d,・・・ RFIDタグ(無線情報保持体)
7 ポケットコンピュータ(無線情報端末)
20a,20b,20c,20d,・・・ 室内機(空調機)
25 第1EEPROM(第1記憶部)
62 第2通信回路(無線情報発信部)
63 不揮発性メモリ(第2記憶部)
71B 第3演算部(情報対応付け保存部)
75 第3EEPROM(第3記憶部,第4記憶部)
82 タッチパネル式ディスプレイ(情報表示部)
83a アンテナ(電波等発信部,無線情報受信部)
106 完了コマンドボタン(コマンドボタン)

Claims (20)

  1. 自己識別情報を記憶する第1記憶部(25)を有する複数の設備機器(20a,20b,20c,20d,・・・)と通信接続される集中管理機器(3)において、前記設備機器の設置位置に関する情報である設置位置情報と前記自己識別情報との対応付けの確立を支援するための設備機器対応付け支援システムであって、
    前記自己識別情報を記憶する第2記憶部(63)と、前記第2記憶部に記憶される前記自己識別情報を無線発信する無線情報発信部(62)とを有し、前記設備機器に付される無線情報保持体(6a,6b,6c,6d,・・・)と、
    前記無線情報発信部から無線発信される前記自己識別情報を受信する無線情報受信部(83a)と、前記設置位置情報を表示する情報表示部(82)と、前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報を、前記情報表示部に表示される特定の前記設置位置情報と対応付けして第3記憶部(75)に保存する情報対応付け保存部(71B)とを有する無線情報端末(7)と、
    を備える、設備機器対応付け支援システム。
  2. 前記無線情報端末は、前記情報表示部に表示される前記設置位置情報のうち特定の前記設置位置情報を選択可能である設置位置情報選択部をさらに有する、
    請求項1に記載の設備機器対応付け支援システム。
  3. 前記情報表示部は、前記設置位置情報を文字情報として表示する、
    請求項1または2に記載の設備機器対応付け支援システム。
  4. 前記情報表示部は、地図情報を表示し、前記設置位置情報を前記地図情報上の特定の位置に図形情報および文字情報の少なくとも一方の情報として表示する、
    請求項1または2に記載の設備機器対応付け支援システム。
  5. 前記情報表示部は、前記情報対応付け保存部において前記自己識別情報と対応付けされて前記第3記憶部に保存された前記設置位置情報を、前記自己識別情報と対応付けされていない前記設置位置情報と区別して表示する、
    請求項1から4のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  6. 前記情報表示部は、前記情報対応付け保存部において前記自己識別情報と対応付けされて前記第3記憶部に保存された前記設置位置情報を表示するための表示領域である第1表示領域と、前記自己識別情報と対応付けされていない前記設置位置情報を表示するための表示領域である第2表示領域とを設けて、前記設置位置情報を表示する、
    請求項5に記載の設備機器対応付け支援システム。
  7. 前記情報表示部は、前記情報対応付け保存部において前記自己識別情報と対応付けされて前記第3記憶部に保存された前記設置位置情報を非表示とする、
    請求項1から4のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  8. 前記情報表示部は、前記情報受信部において受信された前記自己識別情報と同一である前記自己識別情報が前記第3記憶部に保存されている場合に、警告情報を表示する、
    請求項1から7のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  9. 前記情報受信部において受信された前記自己識別情報と同一である前記自己識別情報が前記第3記憶部に保存されている場合に警告音を発する警告音発生部をさらに備える、
    請求項1から8のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  10. 前記情報表示部は、前記情報受信部において受信された前記自己識別情報と同一である前記自己識別情報が前記第3記憶部に保存されている場合に、前記第3記憶部に保存されている前記同一の前記自己識別情報と対応付けされている前記設置位置情報を、他の前記設置位置情報と区別して表示する、
    請求項8または9に記載の設備機器対応付け支援システム。
  11. 前記情報表示部は、コマンドボタン(106)を表示し、前記コマンドボタンが選択された時点において前記自己識別情報と対応付けされていない前記設置位置情報が存在する場合に、警告情報を表示する、
    請求項1から10のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  12. 前記情報表示部は、コマンドボタンを表示し、
    前記コマンドボタンが選択されたときに前記自己識別情報と対応付けされていない前記設置位置情報が存在する場合に警告音を発する警告音発生部をさらに備える、
    請求項1から11のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  13. 前記情報表示部は、前記自己識別情報と対応付けされていない前記設置位置情報を、前記自己識別情報と対応付けされている前記設置位置情報と区別して表示する、
    請求項11または12に記載の設備機器対応付け支援システム。
  14. 前記無線情報端末は、前記自己識別情報を記憶する第4記憶部(75)をさらに備え、
    前記情報表示部は、前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報が前記第4記憶部に記憶される前記自己識別情報と一致しない場合に、警告情報を表示する、
    請求項1から13のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  15. 前記無線情報端末は、前記自己識別情報を記憶する第4記憶部をさらに備え、
    前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報が前記第4記憶部に記憶される前記自己識別情報と一致しない場合に警告音を発する警告音発生部をさらに備える、
    請求項1から14のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  16. 前記無線情報端末は、前記自己識別情報を記憶する第4記憶部をさらに備え、
    前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報が前記第4記憶部に記憶される前記自己識別情報と一致しない場合に、前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する第1情報送信部をさらに備える、
    請求項1から15のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  17. 前記無線情報端末の位置情報を導出する無線情報端末位置情報導出手段をさらに備え、
    前記無線情報端末の位置情報は、前記無線情報端末の前記情報表示部に表示される、
    請求項1から16のいずれかに記載の設備機器対応付け支援システム。
  18. 自己識別情報を記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部に記憶される前記自己識別情報を無線発信する無線情報発信部とを有する無線情報保持体が付され且つ前記自己識別情報を記憶する第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、前記設備機器の設置位置に関する情報である設置位置情報と前記自己識別情報との対応付けの確立を支援するために用いられる無線情報端末であって、
    前記無線情報発信部から無線発信される前記自己識別情報を受信する無線情報受信部と、
    前記設置位置情報を表示する情報表示部と、
    前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報を、前記情報表示部に表示される特定の前記設置位置情報と対応付けして前記第3記憶部に保存する情報対応付け保存部と、
    を備える、無線情報端末。
  19. 自己識別情報を記憶する第1記憶部(25)を有する複数の設備機器(20a,20b,20c,20d,・・・)と通信接続される集中管理機器(3)において、前記設備機器の設置位置に関する情報である設置位置情報と前記自己識別情報との対応付けの確立を支援するための設備機器対応付け支援システムであって、
    前記自己識別情報を記憶する第2記憶部(63)と、前記第2記憶部に記憶される前記自己識別情報を無線発信する無線情報発信部(62)とを有し、前記設備機器に付される無線情報保持体(6a,6b,6c,6d,・・・)と、
    前記無線情報発信部から無線発信される前記自己識別情報を受信する無線情報受信部(83a)と、前記設置位置情報を表示する情報表示部(82)とを有する無線情報端末(7)と、
    前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報を、前記情報表示部に表示される特定の前記設置位置情報と対応付けして第3記憶部に保存する情報対応付け保存手段と、
    を備える、設備機器対応付け支援システム。
  20. 自己識別情報を記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部に記憶される前記自己識別情報を無線発信する無線情報発信部とを有する無線情報保持体が付され且つ前記自己識別情報を記憶する第1記憶部を有する複数の設備機器と通信接続される集中管理機器において、前記設備機器の設置位置に関する情報である設置位置情報と前記自己識別情報との対応付けの確立を支援するために用いられる無線情報端末であって、
    前記無線情報発信部から無線発信される前記自己識別情報を受信する無線情報受信部と、
    前記設置位置情報を表示する情報表示部と、
    前記無線情報受信部において受信された前記自己識別情報を所定の情報処理装置に送信する第2情報送信部と、
    を備える、無線情報端末。
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