JP2007003092A - 排ガスの処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄物処理施設の焼却炉,溶融炉から排出された排ガスに対し酸素を含むガスを良好な状態で混合,攪拌させる。
【解決手段】排ガスの処理装置は、溶融炉1から発生した排ガスを二次燃焼室2で燃焼させる際に、溶融炉1と二次燃焼室2とを、空気を供給する供給孔5を形成した配管3を介して接続する。供給孔5は、配管3の内部を流通する排ガスに対し旋回流として作用するように該配管3の軸心3cに対して斜め方向に且つ軸心3cから離隔した位置を指向して形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】排ガスの処理装置は、溶融炉1から発生した排ガスを二次燃焼室2で燃焼させる際に、溶融炉1と二次燃焼室2とを、空気を供給する供給孔5を形成した配管3を介して接続する。供給孔5は、配管3の内部を流通する排ガスに対し旋回流として作用するように該配管3の軸心3cに対して斜め方向に且つ軸心3cから離隔した位置を指向して形成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、廃棄物処理施設に於ける焼却炉や溶融炉等から排出される排ガスを二次燃焼室で燃焼させる際に、前記排ガスに効率良く酸素を含むガスを供給し得るようにした排ガスの処理装置に関するものである。
焼却方式或いは溶融方式の廃棄物処理施設に於いて焼却炉や溶融炉等で廃棄物を焼却あるいは溶融処理した場合、可燃性ガス成分や支燃性ガス成分及び煤塵を含む排ガスが発生する。このため、発生した排ガスをそのまま大気に放出することはできず、廃棄物処理施設では、焼却炉又は溶融炉から排出された排ガスを二次燃焼室で再燃焼させ、或いは熱分解させることで無害化し、この排ガスを冷却及び集塵した後、大気に放出している。
従来の焼却あるいは溶融方式の廃棄物処理施設の概略構成について図3により説明し、合わせて二次燃焼室の構造について簡単に説明する。図3に示す廃棄物処理施設は、焼却炉又は溶融炉からなる炉設備51と、炉設備51で発生した排ガスを再燃焼させる二次燃焼室52と、二次燃焼室52から排出された排ガスを冷却する冷却設備53と、冷却設備53から排出された排ガスに消石灰を噴霧する噴霧設備54と、排ガス中に含まれた煤塵を捕集する集塵設備55と、炉設備51から集塵設備55に至る系の内部を吸引する誘引ブロワ56と、を有して構成されている。
炉設備51は医療用廃棄物やその他の廃棄物を燃焼させ、或いは溶融して無害化をはかるものであり、廃棄物を焼却した焼却灰、或いは廃棄物を溶融した溶融物は外部に排出すると共に発生した排ガスを煙道51aを介して二次燃焼室52に供給し得るように構成されている。この排ガスには廃棄物の燃焼生成物や溶融生成物、或いは焼却用のバーナーの排気ガス等のガスである一酸化炭素ガスや塩化水素ガス等の有害ガス及び煤塵が含まれている。
二次燃焼室52は比較的大きい容積を持った室として構成され、側壁或いは天井等の所定部位から二次燃焼用のバーナーや、排ガスの燃焼を促進させる空気を供給する供給孔が設けられている。従って、煙道51aから供給された排ガスは二次燃焼室52で流速が遅くなり、該二次燃焼室52内でゆったりと移動(停滞)する。従って、二次燃焼室52の内部を一定温度以上の温度で保持することで、排ガス中に含まれた一酸化炭素等の可燃性ガス成分を燃焼させて排ガスの無害化をはかり、且つ塩化水素ガス等の有害ガスを熱分解して無害化をはかる。
二次燃焼室52で無害化した排ガスは冷却設備53に供給され、該冷却設備53で急速冷却されることで、ダイオキシン類の再合成が抑制される。この冷却設備53には冷却水を噴霧し、或いは苛性ソーダ溶液を噴霧する噴霧装置53aが接続されており、冷却設備53の内部に冷却水を噴霧することで排ガスを急速冷却し、或いは苛性ソーダ溶液を噴霧することで排ガスを急速冷却すると共に残留している塩化水素の無害化をはかる。
冷却設備53から排出された排ガスには消石灰噴霧装置54から消石灰が噴霧され、該消石灰と排ガス中に残留した塩化水素ガスの反応により粉末状の塩化カルシウムを生成して塩化水素ガスの無害化をはかりつつ集塵装置55に供給される。従って、集塵設備55には、煤塵や粉末状の塩化カルシウムを含んだ排ガスが供給されることになる。そして、これらの煤塵や粉塵は集塵装置55に設けたバグフィルター55aで集塵されると共に、除塵された排ガスが誘引ブロワ56を経て大気に放出される。
上記の如くして炉設備51から排出された排ガスの無害化をはかると共に冷却し、且つ排ガスに含まれた煤塵や粉塵を除去した後、大気に放出される。
上記従来の焼却方式或いは溶融方式の廃棄物処理施設に於ける排ガスの処理装置では、焼却炉又は溶融炉から発生した排ガスを容積の大きい二次燃焼室に供給することで流速を落として停滞させ、該二次燃焼室に空気を供給することで排ガスと空気を混合させながら燃焼させるようにしている。しかし、二次燃焼室に空気を供給しているため、供給された空気と二次燃焼室にある排ガスとをムラなく混合させることが容易ではないという問題がある。特に、排ガスと空気との混合にムラが生じた場合、排ガスに含まれた可燃性ガス成分が不完全燃焼を起して一酸化炭素や塩化水素が過大に発生してしまう、という問題が生じる。
本発明の目的は、廃棄物処理施設の焼却炉,溶融炉から排出された排ガスに対し酸素を含むガスを良好な状態で混合,攪拌させることを実現した排ガスの処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る排ガスの処理装置は、焼却炉又は溶融炉から発生した排ガスを二次燃焼室で燃焼させるように構成した排ガスの処置装置に於いて、前記焼却炉又は溶融炉と二次燃焼室とを、酸素を含むガスを供給する供給孔を形成した配管を介して接続したものである。
上記排ガスの処理装置に於いて、供給孔は、配管の内部を流通する排ガスに対し旋回流として作用するように該配管の軸心に対して斜め方向に且つ軸心から離隔した位置を指向して形成されていることが好ましい。
本発明に係る排ガスの処理装置では、焼却炉又は溶融炉と二次燃焼室とを酸素を含むガスを供給する供給孔を形成した配管を介して接続することで、排ガスに酸素を混合させることができる。このため、二次燃焼室には酸素が混合した排ガスが供給されることとなり、二次燃焼室に於いて効率の良い排ガスの燃焼を実現することができる。
また配管に形成された供給孔が、配管の内部を流通する排ガスに対し旋回流として作用するように該配管の軸心に対して斜め方向に且つ軸心から離隔した位置を指向することによって、配管中を高速で流れる排ガスを酸素を含むガスによって旋回させることが可能となり、これにより、排ガスを酸素を含むガスによって攪拌して混合することができる。このため、二次燃焼室に供給された排ガスにはムラなく酸素が混合しており、効率の良い燃焼を実現することができる。
以下、本発明に係る排ガスの処理装置の最良の形態について説明する。本発明に係る排ガスの処理装置は、廃棄物処理施設等の焼却炉,溶融炉等から排出された排ガスを二次燃焼室で再燃焼させる際に、焼却炉,溶融炉と二次燃焼室を接続する配管内を比較的速い速度で流通する排ガスに対し、酸素を含むガスを供給することによって排ガスと酸素を含むガスの混合を実現したものである。
上記排ガスの処理装置では、焼却炉,溶融炉と二次燃焼室を接続する配管内で排ガスと酸素を含むガスとを混合させることによって、二次燃焼室に予め酸素を含むガスを混合した排ガスを供給することが可能である。このため、配管から容積の大きい二次燃焼室に供給された排ガスは流速が遅くなって停滞し、再燃焼に伴う完全燃焼を実現し、これにより、一酸化炭素や塩化水素の発生を抑制することが可能である。
特に、配管に形成する酸素を含むガスを供給する供給孔を、配管の軸心に対して斜め方向で且つ軸心から離隔した方向を指向させて形成することによって、配管内に流通する排ガスに対し酸素を含むガスを旋回状に供給することが可能となり、これにより、配管内の流れを旋回させて排ガスと酸素を覆ガスとの良好な混合を実現することが可能である。
本発明に於いて、排ガスは廃棄物を焼却した焼却排ガスとして、或いは廃棄物を溶融させたときの蒸気及び溶融時の雰囲気で燃焼した廃棄物の排ガスを含む溶融排ガスとして発生したものであり、焼却排ガス、溶融排ガスの何れであっても二次燃焼室で再燃焼させることが必要な排ガスであれば適用することが可能である。焼却炉で発生した焼却排ガスと溶融炉で発生した溶融排ガスとでは、含有する成分は全く同一ではないものの、有害物質としての一酸化炭素や未燃焼物質が含まれており、これらを除去して大気に放出することが必須となっている。
本発明に於ける焼却炉としては廃棄物を焼却し得るものであれば良く、燃料や構造等を限定するものではない。このような焼却炉として、ガスバーナーやオイルバーナーを利用した焼却炉がある。同様に溶融炉としては廃棄物を溶融し得るものであれば良く、溶融機構や方式を限定するものではない。このような溶融炉として、プラズマアークによる熱で廃棄物を溶融する溶融炉がある。
尚、プラズマアークを利用した溶融炉では、処理すべき廃棄物はプラズマアークの熱によって溶融或いは蒸発し、且つ雰囲気に酸素が存在するような場合には燃焼する。従って、溶融炉から排出される排ガスには、廃棄物が溶融する際に発生する蒸気や燃焼に伴う排ガスが発生する。
酸素を含むガスは、焼却炉,溶融炉から排出された排ガスに含まれる可燃性ガス成分を二次燃焼室に於いて再燃焼させるのに必要な酸素を供給するものであり、このような酸素を供給し得るガスであれば良い。このようなガスとしては、空気或いは酸素ガスと窒素ガスやアルゴンガスを含む不活性ガスとの混合ガスからなり、酸素の含有率を所望の率に設定したガス、更に、純酸素等がある。前記各ガスは何れも利用することが可能であるが、入手のし易さ、コストの点から考慮すると空気であることが好ましい。
以下、第1実施例に係る排ガスの処理装置について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る排ガスの処理装置の構成を説明する図である。
図1に示す排ガスの処理装置は、図3に示すような廃棄物処理施設に適用されるものであり、同図に於ける炉設備51(溶融炉1)と二次燃焼室52(二次燃焼室2)を結ぶ煙道51aに対応する部分の改良に係るものである。従って、二次燃焼室2から排出された排ガスは冷却設備53によって冷却され、冷却設備53から排出された排ガスには噴霧設備54から消石灰が噴霧され、更に、集塵装置55によって排ガス中に含まれた煤塵が捕集されることによって無害化された後、大気に放出される。
しかし、本発明に於いて、二次燃焼室2から排出された排ガスが如何なる設備によって如何なる順序で冷却され、無害化され、煤塵が捕集されるか、については何ら限定するものではないのは当然である。
図1に示す排ガスの処理装置は、廃棄物を溶融する溶融炉1と、溶融炉1から発生した排ガスに含まれる一酸化炭素等の可燃性ガス成分を再燃焼させる二次燃焼室2と、溶融炉1と二次燃焼室2を接続すると共に溶融炉1から排出された排ガスに酸素を含むガスを供給する配管3と、を有して構成されている。
溶融炉1は、炉体1aに設けた坩堝1bを有し、且つ該坩堝1bに連続して溶融物を排出する排出口1cが、また排ガスを排出する排気口1dが設けられている。また排気口1dには配管3を接続するためのフランジ1eが設けられている。溶融炉1に供給された廃棄物を溶融させる際の加熱源は特に限定するものではないが、プラズマアークの熱を利用したものであることが好ましい。このため、本実施例では、溶融炉1には図示しないプラズマトーチが配置されている。
上記の如く構成された溶融炉1では、例えば医療用廃棄物のように金属や合成樹脂を含む廃棄物を坩堝1bに供給し、プラズマトーチを駆動することで廃棄物を溶融,蒸発,燃焼させることが可能である。そして、溶融物は坩堝1bに貯留された後排出口1cから溶融炉1の外部に排出され、廃棄物の蒸気や未燃焼成分を含む可燃性ガス成分、或いは塩化水素ガスからなる排ガスは排気口1dから排出される。
二次燃焼室2は溶融炉1から排出された排ガスを再燃焼させるものであり、排ガスがゆっくりと内部を流れつつ燃焼し得るように構成されている。二次燃焼室2の上流側には排ガスが導入される導入口2aが形成され、下流側には再燃焼した排ガスが排出される排気口2bが形成される。また燃焼室2の所定位置には二次燃焼用のバーナー2cが配置されており、溶融炉1から排出された排ガスを再燃焼させることが可能なように構成されている。また導入口2aの端部には配管3を接続するためのフランジ2dが設けられている。
上記の如く構成された二次燃焼室2は充分に大きい容積を有しており、溶融炉1から排出された排ガスが導入口2aから排出口2bに向けてゆっくりと流れるように、且つバーナー2cによって排ガスが二次燃焼するのに必要な温度に保持し得るように構成されている。このため、排ガスが二次燃焼室2を流れる過程で、再燃焼し、排ガスに含まれる可燃性ガス成分が燃焼し、廃棄物の蒸気や塩化水素ガス等が熱分解して無害化する。
配管3は、溶融炉1と二次燃焼室2の間に介在して溶融炉1から排出された排ガスを二次燃焼室2に流通させる過程で、該排ガスに酸素を含むガスを供給する機能を有する。このため、配管3は両端部に夫々フランジ3a,3bが設けられており、内周面は全周にわたって耐火材4が敷設されている。
本実施例では、配管3の内周面に敷設された耐火材4は、溶融炉1側は内径が溶融炉1の排気口1dの内径と等しい径となる上流側耐火材4aが形成され、また二次燃焼室2側は内径が上流側耐火材4aの内径よりも大きい内径を持った下流側耐火材4bが形成され、両耐火材4a,4bの間に段部4cが形成されている。配管3の内周面に形成された耐火材4の段部4cの位置は特に限定するものではなく、本実施例では配管3の長手方向の略中央に形成されている。
配管3の内部に形成された耐火材4の段部4cに、酸素を含むガスを供給する供給孔5が形成されている。供給孔5の数や径は配管3を流通する排ガスの成分や流量に応じて設定される。即ち、排ガスの流量や可燃性ガス成分の量が多い場合、供給孔5の数や径を大きくして酸素を含むガスの供給量を増加させることが必要であり、排ガスの流量や可燃性ガス成分の量が少ない場合には、供給孔5の数や径を小さくして酸素を含むガスの量を少なくしても良い。
供給孔5は、配管3及び耐火材4の段部4cに対し、排ガスの流通方向上流側から下流側に向けて斜めに、且つ配管3の軸芯3cから離隔した位置にある4個所に形成されている。即ち、供給孔5は、配管3の軸芯3cと一致することのない位置に形成されており、酸素を含むガスは、配管3の内部を流通する排ガスに対し、流れを旋回させる方向から供給される。
供給孔5を利用して配管3の内部に酸素を含むガスを供給するに際し、該酸素を含むガスに対し高い圧力を付与して強制的な供給を行うか、配管3の内部を流通する排ガスの吸引によって供給するかは特に限定するものではない。配管3の内部を流通する排ガスが供給孔5を経て大気に放出されることを防ぐ必要がある場合、供給孔5に例えばエアコンプレッサーやブロワを接続して、或いは工場に於ける酸素配管から逆止弁や圧力調整器を通して接続して強制的に供給することが好ましい。
上記配管3では、上流側のフランジ3aを溶融炉1のフランジ1eに、下流側のフランジ3bを二次燃焼室2のフランジ2dに接続することで、溶融炉1と二次燃焼室2を接続して排ガスを流通させることが可能である。そして、配管3の内部を流通する排ガスに対し供給孔5から酸素を含むガスを供給することで、排ガスを旋回させつつ酸素を含むガスを混合させることが可能である。特に、配管3がフランジ3a,3bを溶融炉1のフランジ1e,二次燃焼室2のフランジ2dに着脱可能に取り付けることで、該配管3の保守点検を容易に行うことが可能となり有利である。
上記の如く構成された排ガスの処理装置では、溶融炉1で発生した排ガスは排気口1dを経て配管3に供給される。排ガスが配管3の内部を通過する過程で、供給孔5から空気が旋回状に供給され、この空気の旋回流によって排ガスが攪拌され、同時に耐火材4の段部4cに於ける流れの乱れに伴って排ガス中に空気が混合する。
空気が混合した排ガスは配管3を流通する過程で更に良好な混合が実現し、導入口2aから二次燃焼用のバーナー2cが点火している二次燃焼室2に供給される。二次燃焼室2に供給された排ガスと空気との混合ガスは、流速が低下して二次燃焼室2の内部に滞留した状態となる。従って、二次燃焼用のバーナー2cの熱が満遍なく作用し、排ガスに含まれている可燃性ガス成分は再燃焼し、不燃性の有害成分は熱分解して無害化した排ガスとなり、排気口2bから下流側の設備に供給される。
配管3の内部を排ガスが流通することによって供給孔5に吸引作用が生じる。このため、供給孔5は大気に向けて開放した状態でも良いことになる。しかし、配管3の内部が正の圧力になる可能性が排除し得るものではないため、供給孔5にエアコンプレッサー、或いはブロワを接続して空気を強制的に供給し得るように構成しておくことが好ましい。
次ぎに第2実施例に係るガス除去装置の構成について図2により説明する。尚、図に於いて、前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図に示すように、本実施例では、配管3の内部に施工した耐火材4を、該配管3の全長にわたって同じ内径で形成しており、且つ配管3の長手方向の略中央に前述の実施例1と同様に複数の供給孔5を形成している。
このように、配管3の内部に段部を設けることなく、供給孔5を形成した場合でも、該供給孔5から供給された空気は旋回流を形成することが可能であり、これに伴って排ガスを攪拌して混合することが可能である。
本発明の排ガスの処理装置では、可燃性ガス成分を含有した排ガスを二次燃焼室で再燃焼させる際に、再燃焼に必要な酸素を良好な状態で混合させることが可能である。このため、二次燃焼を必要とする排ガスの処理装置に適用して有利である。
1 溶融炉
1a 炉体
1b 坩堝
1c 排出口
1d 排気口
1e フランジ
2 二次燃焼室
2a 導入口
2b 排気口
2c 二次燃焼用のバーナー
2d フランジ
3 配管
3a,3b フランジ
4 耐火材
4a 上流側耐火材
4b 下流側耐火材
4c 段部
5 供給孔
51 炉設備
51a 煙道
52 二次燃焼室
53 冷却設備
53a 噴霧装置
54 噴霧設備
55 集塵設備
56 誘引ブロワ
1a 炉体
1b 坩堝
1c 排出口
1d 排気口
1e フランジ
2 二次燃焼室
2a 導入口
2b 排気口
2c 二次燃焼用のバーナー
2d フランジ
3 配管
3a,3b フランジ
4 耐火材
4a 上流側耐火材
4b 下流側耐火材
4c 段部
5 供給孔
51 炉設備
51a 煙道
52 二次燃焼室
53 冷却設備
53a 噴霧装置
54 噴霧設備
55 集塵設備
56 誘引ブロワ
Claims (2)
- 焼却炉又は溶融炉から発生した排ガスを二次燃焼室で燃焼させるように構成した排ガスの処置装置に於いて、前記焼却炉又は溶融炉と二次燃焼室とを、酸素を含むガスを供給する供給孔を形成した配管を介して接続したことを特徴とする排ガスの処理装置。
- 前記供給孔は、配管の内部を流通する排ガスに対し旋回流として作用するように該配管の軸心に対して斜め方向に且つ軸心から離隔した位置を指向して形成されていることを特徴とする請求項1に記載した排ガスの処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005183381A JP2007003092A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 排ガスの処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005183381A JP2007003092A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 排ガスの処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007003092A true JP2007003092A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37688895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005183381A Pending JP2007003092A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | 排ガスの処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007003092A (ja) |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005183381A patent/JP2007003092A/ja active Pending
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