JP2007002006A - 表面保護フィルム及びその製造法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粘着層と基材層の複合形態からなり、その粘着層が、密度が0.88〜0.92、融点が85〜115℃で示差走査熱量測定により測定した融解曲線が単一ピークを示すエチレン−α−オレフィン共重合体100〜95重量%及び粘着付与剤を0〜5重量%を含有するものである表面保護フィルム。粘着層が、前記のエチレン−α−オレフィン共重合体99.5〜95重量%及び粘着付与剤0.5〜5重量%を含有するものであることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
1. 粘着層と基材層の複合形態からなり、その粘着層が、密度が0.88〜0.92、融点が85〜115℃で示差走査熱量測定により測定した融解曲線が単一ピークを示すエチレン−α−オレフィン共重合体100〜95重量%及び粘着付与剤を0〜5重量%を含有するものである表面保護フィルム。
2. 粘着層が、前記のエチレン−α−オレフィン共重合体99.5〜95重量%及び粘着付与剤0.5〜5重量%を含有するものである項1記載の表面保護フィルム。
3. 粘着付与剤がテルペン系樹脂であることを特徴とする項2記載の表面保護フィルム。
4. 基材層に、密度が0.88〜0.92、融点が85〜115℃で示差走査熱量測定により測定した融解曲線が単一ピークを示すエチレン−α−オレフィン共重合体100〜95重量%及び粘着付与剤を0〜5重量%を含有するを含む粘着層を積層することを特徴とする表面保護フィルムの製造法。
5. 粘着層が、前記エチレン−α−オレフィン共重合体99.5〜95重量%及び粘着付与剤を0.5〜5重量%を含有するものである項4記載の表面保護フィルムの製造法。
6. 粘着付与剤がテルペン系樹脂である項5記載の表面保護フィルムの製造法。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がシングルピークであるエチレン・ヘキセン−1共重合体(日本ポリエチレン製「カーネルKF270」、融点100℃、密度0.907)94重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を6重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がシングルピークであるエチレン・ヘキセン−1共重合体(日本ポリエチレン製「カーネルKF270」、融点100℃、密度0.907)90重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を10重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がマルチピークであるエチレン・4メチルペンテン共重合体(三井石油化学製「ウルトゼックス1020L」、融点123℃、密度0.910)99重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を1重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がマルチピークであるエチレン・4メチルペンテン共重合体(三井石油化学製「ウルトゼックス1020L」、融点123℃、密度0.910)98重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を2重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がマルチピークであるエチレン・4メチルペンテン共重合体(三井石油化学製「ウルトゼックス1020L」、融点123℃、密度0.910)97重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を3重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
粘着層の材料として、DSC融解曲線がマルチピークであるエチレン・4メチルペンテン共重合体(三井石油化学製「ウルトゼックス1020L」、融点123℃、密度0.910)94重量%に、水添テルペン樹脂(ヤスハラケミカル製「クリアロンP125」)を6重量%混合した配合材を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護フィルムを得た。
標準プラスチック板に23℃条件下に24時間放置した試料フィルムをゴムロールを用いて、60N/cmの圧力、2.5m/分の速度で貼り付け、NTカッターにてフィルムを板と同寸法になるよう裁断する。23℃の条件下に30分放置した後、各測定と評価に用いる。標準プラスチック板は、厚さ1.0mm、表面粗さRz=0.15のアクリル板ならびに厚さ1.0mm、表面粗さRz=0.15のポリカーボネート板を用いた。
初期粘着力は、上記方法で作製したアクリル板に貼り付けた試料を引張試験機(東洋精機製ストログラフR2型)を用いて剥離強度を測定し、初期粘着力とする。測定条件は、90度で剥離し、剥離速度は0.3m/分で行う。
透明性の評価に関しては、自動式曇度計(日本電色工業製NDH−24型)を用いて、ヘイズ値を測定する。
A.経時粘着力
上記方法で作製したアクリル板に貼り付けた試料を、40℃条件下に1週間放置した後取り出し、引張試験機(東洋精機製ストログラフR2型)を用いて剥離力を測定し、経時粘着力とする。また、初期粘着力との変化率を算出し、経時粘着力変化率とする。経時粘着力変化率は、(経時粘着力−初期粘着力)/初期粘着力×100(%)の式にて計算する。測定条件は、90度で剥離し、剥離速度は0.3m/分で行う。
B.被着体汚染性
上記方法で作製したポリカーボネート板に貼り付けた試料を、40℃条件下に1週間放置した後で試料フィルムを剥がす。暗室内で被着体表面にスポットライトを当てて表面の汚染状態を肉眼観察する。評価の判定は、○:汚染なし、△:軽度の汚染有り、×:汚染している、とする。
2 実施例1のプロット
3 実施例2のプロット
4 実施例3のプロット
5 実施例4のプロット
6 比較例3〜5によるグラフ
7 比較例3のプロット
8 比較例4のプロット
9 比較例5のプロット
Claims (6)
- 粘着層と基材層の複合形態からなり、その粘着層が、密度が0.88〜0.92、融点が85〜115℃で示差走査熱量測定により測定した融解曲線が単一ピークを示すエチレン−α−オレフィン共重合体100〜95重量%及び粘着付与剤を0〜5重量%を含有するものである表面保護フィルム。
- 粘着層が、前記のエチレン−α−オレフィン共重合体99.5〜95重量%及び粘着付与剤0.5〜5重量%を含有するものである請求項1記載の表面保護フィルム。
- 粘着付与剤がテルペン系樹脂であることを特徴とする請求項2記載の表面保護フィルム。
- 基材層に、密度が0.88〜0.92、融点が85〜115℃で示差走査熱量測定により測定した融解曲線が単一ピークを示すエチレン−α−オレフィン共重合体100〜95重量%及び粘着付与剤を0〜5重量%を含有するを含む粘着層を積層することを特徴とする表面保護フィルムの製造法。
- 粘着層が、前記エチレン−α−オレフィン共重合体99.5〜95重量%及び粘着付与剤を0.5〜5重量%を含有するものである請求項4記載の表面保護フィルムの製造法。
- 粘着付与剤がテルペン系樹脂である請求項5記載の表面保護フィルムの製造法。
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JP2005180584A JP2007002006A (ja) | 2005-06-21 | 2005-06-21 | 表面保護フィルム及びその製造法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522080A (ja) * | 2008-05-30 | 2011-07-28 | テーザ・ソシエタス・ヨーロピア | 粘弾性のポリオレフィン支持体を有する接着テープ |
JP2012214029A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Nippon Polyester Co Ltd | 折板の製造方法 |
KR20170016952A (ko) * | 2014-07-10 | 2017-02-14 | 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 | 냉각 장치, 냉각 장치의 제조 방법 및 전력 회로 |
JP2017527662A (ja) * | 2014-08-19 | 2017-09-21 | ノヴァ ケミカルズ(アンテルナショナル)ソシエテ アノニム | シングルサイト触媒で製造されるエチレンコポリマー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0970931A (ja) * | 1995-09-01 | 1997-03-18 | Toray Gosei Film Kk | 表面保護フィルム |
-
2005
- 2005-06-21 JP JP2005180584A patent/JP2007002006A/ja active Pending
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