JP2007001006A - 面取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークに傷が入らず、接触子の動く方向と面取の稜線との交差角(歯車の圧力角)が小さい場合でも容易に面取りが出来、ワークが変わっても接触子の交換が不必要で、接触子の磨耗が少なく、耐久性の高い面取機を提供する。
【解決手段】基台上に、ワークを保持し回転駆動する保持回転移動装置と、保持回転移動装置の回転軸と平行で、パルス発生器が設けられた回転軸に一定距離はなれた位置に設けられた接触子と、保持回転移動装置の回転軸と平行でパルス駆動モーターにより回転駆動される回転軸に一定距離はなれた位置に設けられた刃物を着装した回転工具を設け、接触子が取り付けられた回転軸にトルクを与えることで接触子が回転運動してワークに接触し、ワークを回転する事で接触子がワークに沿って動き、その回転軸も揺動し、それに設けられたパルス発生器から発生するパルスで回転工具が着装された回転軸を回転駆動するパルス駆動モーターを駆動する。
【選択図】図5

Description

本発明は機械部品等の周囲角部の面取施工機に関する。
従来の面取機は直線移動可能な接触子を一定圧でワ−クに押し付けた状態でワ−ク側に前進駆動し、ワークからの反力で接触子を後退駆動し,接触子と一体化された切削工具で面取りしている。(例えば参考文献参照)。
以下図1、図2に従来の面取機について説明する。図2において、53はワ−ク52を回転駆動する減速モーターである。50は接触子でウエイト62により数kgの一定の力Pでワ−ク52の方向に加勢されている。ワ−ク52は減速モーター53により回転中心70を中心に左回転している。また接触子50は直動軸受のレール58の上にサドル59の上に取付けられた直動部57に取付けられ、ワ−ク52の方向にのみ直進前後動出来る様に規制されており、ワ−ク52が移動して接触子50との接触点がワ−ク52に近ずく方向に移動するときは接触子50は加勢された一定圧でワ−ク52の方向に押圧され前進する。
第1図にワ−ク52が回転する時、接触子50にはそれから力を受ける反力Rと、ウエイト53による数kgの一定のワ−ク52に向かう力Pと、摩擦力F,力Sの状態を示している。
ワ−ク52が移動して接触子50との接触点がワ−ク52から離れる方向に移動するとき、接触子50は、ワ−ク52から受ける反力R,ウエイトによる一定圧P,及び接触子50とワ−ク52の間の摩擦力Fの合成力により動く。この際、力Sは接触子50の進行方向と90°の方向のため、接触子50の前後動には関与しない。
特開平11−165242
従来の押圧面取り機では刃物を回転駆動しながらワ−クに一定圧で押付け、ワ−ク4を回転しながら面取りしている。この際生ずる課題(問題点)を述べる。
第一には面取り出来るワ−ク形状に制約があることである。
第1図で接触子50がワーク52から離れる方向に動く場合の作用力のバランスを1式に示す。
この式で、aは接触子50の動く方向とワーク52の面取りする部分の稜線の間の角度で接触角と呼ぶことにする。
Rcos(90−a) = P + F×cos(a) −−−−−−− 1式
この式は
R×sin(a)= P +R×μ×cos(a)
となる。
この式でμは接触子50とワーク52の間の摩擦係数で、これらが鉄の場合0.15程度になる。
この式を整理すると
R= P/{sin(a)−μ×cos(a)} −−−−−−− 2式
2式から判る様に接触子50の接触部分のワーク52の接触角aが大きいと、反力Rは小さくなる事が分かる。
例えばaが30°の場合
R= P/{sin30−0.15×cos30)}
= P/0.370
= 2.7 × P
反力Rは押圧力Pの3倍程度で、この状態では接触子50がワーク52から離れる方向に容易に移動で出来る。傾斜角aが小さくなるに従い、反力Rも大きくなり、接触角aが9度近くになると反力Rは無限大になり、摩擦力Fも無限大になって接触子50は後退出来なくなる。歯車の面取りの場合についてこれを検証すると次の様になる。
一般の歯車の圧力角は14.5度で、接触角aが14.5度になった場合の反力Rを計算すると、
R= P/(sin14.5− 0.15×cos14.5)
= P/(0.2504 − 0.1452)
= P/ 0.1052
= 9.5×P −−−−−−−−−−−− 3式
となり、接触子50に加わるワーク52よりの押付力は押圧力Pの10倍程度になる。従って摩擦力Fも大きくなりスムースな面取作業が出来なくなる。押圧力Pが1kgであれば、接触子50は、ワーク52を10kgで押し付けることになる。こうなれば、接触子50は摩擦力Fの為に後退出来なくなって面取りが中止されたり、接触子50がしゃくる様な動きをしてきれいな面取りが出来ない。歯車の場合圧力角14.5°では接触角aも同じ角度になり、スムースな面取作業に支障をきたす事が多い。
接触角aの正接が摩擦係数の0.15になると反力Rは無限大になり、従って接触子50は動かなくなる。この角度はアークtan(0.15)となり、9°近くになる。
第二には接触子50と接触する部分のワーク52に傷が入る事である。
前述の様にワーク52と接触子50の接触部分のワーク52の接触角aが小さくなるとワーク52が接触子50から受ける圧力は2式よりわかる様に、大きくなりこの力でスライドするので、ワーク52の接触子50との接触面に傷が入る。商品に傷が入る事は致命傷で、高級歯車、または微かな傷も許されないワーク52には使用出来ない。
第三には大きなバリの面取,又は切削量の大きい面取の場合には切削工具に大きな切削力が加わり,それが一体になっている接触子にも影響し,接触子がワークの接触面から離れてしまい面取不能になってしまう事である。この様な場合には2回以上面取りしているのが実情である。
第四には接触子50の寿命が短く、その管理に手がかかる事である。
前述の様に接触子には大きな力が加わった状態でワーク52の面取部を擦るので磨耗が大きく,その寿命も短く頻繁に交換の必要がある。そのため、接触子50の材質、熱処理等に大きな注意を配る必要がある。
また接触子50とワーク52の摩擦状態を良好に保つため接触子50の形状をワーク52に合わせて製作、保管するケースが多い。
本発明は、このような従来の面取機が有していた問題を解決しようとするものであり、接触子50とワーク52の接触状態を改善して、接触子50とワーク52の接触角が小さくても容易に面取出来、大きなバリ,大きな面取でも接触子50のワーク52への押付力を小さく出来てワーク52に接触子50の接触傷が入らず、ワーク52が変わっても接触子50を交換する必要がなく、しかも接触子50の磨耗が小さくて寿命の長い面取機を実現することを目的とする。
課題を解決しようとする手段
そして、本発明は上記目的を達成するために、ワークの回転軸(ワークの面取り部が直線運動する場合は回転半径が無限大のケースとする。)と接触子の回転軸,切削工具の回転軸を設け,接触子の回転軸にはパルス発生装置(エンコ−ダ−等)を直結し,この回転軸にバネなどによりトルクを加勢し、接触子がその回転軸を中心として円弧を描きながらワークに当接し、ワーク面取部が移動することで接触子はワークの面取部形状に沿って揺動し、回転軸に直結されたパルス発生装置からはパルスが発生し,そのパルスで切削工具の回転軸に減速機を介して直結されたパルス駆動モ−タ−を駆動し接触子と切削工具が同期して動く構造にした。
上記手段により接触子がワークとの接触点で動く方向と、ワークの面取部での稜線の方向が形成する接触角を従来の面取機より大きくすることが出来た。
また、接触子がバネなどによりトルクを加勢された回転軸により円弧運動をしてワークに接触するので、接触子とワークの面取部との間の接触力は数十グラム〜数百グラムと大幅に小さくする事ことが出来た。
発明の効果
上述した様に本発明による面取機は、従来の面取機では面取りが難しかった接触角(歯車でゆう圧力角)の小さいワークでも容易に面取りが可能になった。これは接触子の動く方向とワークの面取部の稜線との間の接触角を従来より大きくすることが出来た効果である。
また従来の面取機ではワークに接触子の接触傷が入っていたが本発明による面取機はではワークに全く傷が入らずに面取り出来る。これは接触子がワークに接触する力を従来の面取機の場合より大幅に少さく出来た効果である。
また,バリが大きい場合や,面取量が大きい場合でも接触子がワークに接する接圧は小さく変わらず,ワークに傷を与えず面取出来る。
また従来不可能であった大きなバリ取,面取りもなんら支障なく面取が出来る。これは接触子の回転軸と切削工具の回転軸を分け,工具にかかる切削力が接触子に伝わらない様にした効果である。
また従来の面取機では接触子の磨耗が激しく、頻繁に交換の必要があったが、本発明による面取機では接触子の磨耗は殆ど見られず、耐久性が高いため交換の頻度が大幅に減った。これは接触子がワークに接触する力が従来の面取機の場合より大幅小さくになった効果である。
また従来の面取機では接触子がスムースに動く様に、ワーク毎に接触子を製作し、ワークが変わる毎にそれを交換していたが、本発明による面取機ではワークが変わっても接触子が軽く、スムースに動くのでその交換は不必要で、接触子の汎用性が高くなり利便性が向上した。
以下、本発明の実施の形態を図3〜図6に基ずいて説明する。
図3は本発明に係る面取機の平面図、図4は正面図、図5は部分詳細図である。
上図で1は面取機のフレームでそれにギヤ−モーター2が取付けてある。ギヤ−モーター2の出力軸3にはチャック4が取付けてあり、チャック4にはワーク5が把持され回転される。
フレーム1の上に直動部11が設けられており、その上にスライドベース12が取付けられ、それが直動部11に内臓されたネジにより前後駆動される様になっておる。直動部11に内臓されたネジはベベルギヤー10,9を経て軸8に繋がっており、ハンドル7を廻すことで軸8が駆動され最終的にスライドベース12が前後に駆動される。
スライドベース12の上に上下駆動機構13が設けられており、ハンドル35を廻すことでブラケット14が上下に駆動される。第5図でブラケット14には梁15が取付けてあり、その先端には減速機16が取り付けてありその入力側にはサーボモーター17が設けられており、出力側には一定長さのブラッケト18が取り付けられており、その端に切削工具19の取付けられた回転工具20が取付けられている。
図5に示す様に梁15にはブラッケト21が取付けてあり、それに取付けられた軸受22には回転軸23が設けられ、それに梁24を経て接触子5が設けられている。また、梁15には別のブラッケト25によりエンコーダ26が取付けられ、その回転軸27はカップリング28により接触子5の回転軸23と直結されており、接触子5が揺動するとエンコーダー26から揺動角に比例したパルスが発生する。
回転軸23はバネ29で接触子5がワーク3に接触する方向にトルクが与えられており、バネ29の引張力の調整で、接触子5とワーク3の間の接触圧は数十グラムの大きさになっている。
以上に述べた様に構成し、第5図に示す様に接触子5の上に回転工具20の切削工具19が来るようにする。
実際の面取りでは接触子5がワーク5の形状をトレースして揺動し、エンコーダー26からパルスが出て、サーボモーター17のドライバー51に入り、切削工具19の取付けられた回転工具20を揺動駆動し、接触子5と切削工具19が同期して動く様になる。
接触子5と切削工具19が同期して動くためには次の(4)式に示す関係が必要になる。
n: エンコーダー26の回転軸が1回転して出るパルス数
s: サーボモーター17の出力軸を1回転する為必要なパルス数
p: 減速機の減速比
e: サーボモーター17のドライバーにセットする電子ギヤー比
n×(e/p)=s −−−−−−−−−−−−−−−−−−(4)式
(1)式に示す数式が満足されると接触子5と切削工具19は同一の動きをする。
なお、接触子5と切削工具19の位置関係が完全でないと良好な面取が出来ない。実際には第6図に示す様に、回転工具20を前後(30−2)、左右(30−1)、上下方向(30−3)に位置調整出来る機構を備えており、それらを調整する事で接触子5と切削工具19の位置関係が完全になる。
次に本発明に係る面取機でワーク5と接触子25の関係を図7により説明する。従来の面取機では接触子はワークの回転中心とワークと接触子の接点を結ぶ方向に直線運動し、その方向とワークの面取部の稜線との交差角(接触角a)の正接(三角関数のtan(a))がワークと接触子の間の摩擦係数の大きさになるとその間の摩擦力が無限大になりはワークに追従出来なくなる事、歯車の圧力角の14.5°近くでは面取りがスムースに行はれないケースがある事は前述の通りである。
本発明に係る面取機では接触子が動く方向とワークの面取部の稜線との交差角(接触角)はワークの回転中心とワークと接触子の接点を結ぶ方向と、ワークの面取部の稜線との交差角a1に、ワークの回転中心とワークと接触子の接点を結ぶ方向と接触子の移動方向が形成する角度(b1)を加えた(a1+b1)角度になる。すなはち接触子が動く方向とワークの面取部稜線が形成する角度(接触角)は従来の面取機のそれよりb1°(約10°)大きくなっている。この関係を示す状態を第7図と、第4式に示す。
図7で接触子25は回転軸31を中心に円弧運動を行うが、バネ26によりトルクを加勢されてワーク5に接触しており、ワーク5が回転すると接触子25もその形状に沿って正逆に回転スイングして追従する。この時接触子25は接触点Sと回転軸31を結ぶ直線をLLとすると、接触点S上でバネ26による加勢力P1が直線をLLと直行する方向に働きそれを加勢力P1とする。ワーク5の回転軸31と接触子25とワーク5の接触点Sを結ぶ線AAと加勢力P1との間の角度をb1とする。b1の大きさは図7のハンドル7(図1のハンドル7と同一)で接触子25の回転中心31を移動して調整しその大きさは歯車の圧力角の14.5°より若干小さい10°程度にするのが望ましい。なお角度b1は接触子1がスイングして動くと若干変動するが、最低でも圧力角の14.5°より2〜3°小さくなるように接触子25の回転中心31の位置をセットする。これは接触子25がワーク5に近ずく方向に動くとき、角度b1がワーク5の傾斜角(歯車の場合圧力角)より小さいとワーク5に接触出来ず空振状態になるのを防ぐ為である。
図7でP1はスプリング26による接触子25のワーク5への押圧力で、方向はLLに直交している。R1はワーク5が面取部で接触子25に作用する圧力で、方向は面取部稜線に直交している。
図7で加勢力P1の方向のバランスを考えると
R1×cos(90−(a1+b1))=P1+R1×μ×cos(a1+b1)
これを整理すると
R1×sin(a1+b1)=P1+R1×μ×cos(a1+b1)
R1=P1/{sin(a1+b1)−μ×cos(a1+b1)}
−−−−−−−−−−−−5式
従来の面取機のバランスを示す式は前述の2式で示され、それは次の様になる。
R=P/{sin(a)−μ×cos(a)}
2式と4式を比べれば、一目瞭然で本発明に係る面取機では従来の面取機より接触子25とワーク5の接触状態がb1°(約10°)だけ改善されている。具体的に言えば従来の面取機で圧力角14.5°の歯車の面取は問題が有ったが、本発明による面取機では接触子とワークの接触状態は10°程改善され圧力角が14.5°+10°の24.5°の歯車を面取すると同じ条件になる事が分かる。
具体的に圧力角が14.5°の場合両者の接触力を試算して見ると次の様になる。
従来の面取機の場合
R=P/{sin14.5−μ×cos14.5}}
=P/(0.2504−μ×0.9682) −−−−−−−−−6式
この式に μ=0.15を代入すると
=9.5P≒10P
R=10P −−−−−−−−−−−−7式
となり、押圧力Pの10倍近い反力が接触子に作用している事になる。
通常Pは1kg(接触子と回転工具を取付けた架台が100〜200kg程度でこれが摩擦係数0.003程度の直動スライドの上で動くので押圧力はこの程度必要)と考へられるので接触子はワークを10kg程度で押し付けていることになる。この力による摩擦力と押圧力Pに逆らって接触子は後退する必要がありそれを式で表すと次の様になる。
R×sin14.5>P + R×μ×cos14.5
この式にR=10Pを代入すると
μ<0.155
となり圧力角が14.5°近くではμが鉄材の摩擦係数に近くなり、接触子は後退出来るぎりぎりの線に有ることが分る。実際に圧力角が14.5°近くでは接触子が後退出来ずに面取り不能になる事がおきている。
本発明による面取機では圧力角が
a1+b1=14.5+10
=24.5°となりこれで試算すると
R=3.6P
μ<1.32
となり摩擦係数が1程度でも充分面取り出来る事を示している。すなわち、圧力角が14.5°の場合、従来の面取機では面取りがぎりぎり可能な状態であるのに、本発明に係る面取機では余裕をもって面取が出来る事を示している。
次に、ワークの接触子との接触面に接触傷が入る件を検討する。ワークが接触子から受ける力(接触力)を従来の面取機と、本発明に係る面取機で比較してみる。一般に圧力角が小さくなると接触力は大きくなるので圧力角が14.5°の場合について考える。
従来の面取機の接触力Rは前述の様に
R≒10P≒10kg −−−−−−−−−−−−8式
になり、これは10kg程度になる。
本発明に係るの面取機の接触力Rは前述の様に
R1=3.6P1 −−−−−−−−−−−−9式
P1はスプリング65により決まるが通常0.1kg程度に調整しているので
R1=0.36kg −−−−−−−−−−−10式
7式、9式より分る様に本発明に係るの面取機の接触力R1は従来の面取機で生じる接触力Rの1/30程度に小さくなる。
実際に従来の面取機ではワークの材質が鉄材でもワークに傷が入るが、本発明に係るの面取機ではワークの材質がアルミでも傷が入らない。
次に接触子の寿命が短く、その管理に手がかかる事を検討する。
前述の様に接触子とワークとの間の接触力は従来の面取機の場合
R=10kgになり
本発明に係るの面取機の接触力R1は
R1=0.36kg程度 になる。
すなはち接触力は本発明に係るの面取機では従来の面取機の面取機の1/30 程度になり、単純に考えて接触子の磨耗も1/30程度になるものと思われる。実際接触子の磨耗は殆ど見られない。
また従来の面取機では接触子の形状をワークに傷が入らず、滑りやすい物にするためワーク毎に専用の接触子用意している。
本発明に係るの面取機ではワークが変わっても接触子はスムースに動くので、接触子の形状を変える必要がなく、そのまま他のワークにも使用出来る。本発明に係るの面取機では接触子の寿命が格段に伸び、接触子も汎用性があり、ワークが変わっても交換の必要がない。
従来の面取機のワークと接触子との力関係を示す図面。 従来の面取機の駆動系を示す図面である。 本発明に係る面取機の平面図である。 本発明に係る面取機の部分拡大図である。 本発明に係る面取機の回転工具微調整機構の配置図である。 本発明に係る面取機のワークと接触子との力関係を示す図面。
符号の説明
1 面取機の架台
2 減速モーター
3 チャック
4 ワーク
5 接触子
7 前後駆動ハンドル
15 ブラケット
17 サーボモーター
18 減速機
19 切削工具
20 回転工具
26 エンコーダー
29 スプリング
51 サーボドライバー

Claims (2)

  1. 基台を設け、その上に、ワークを保持し回転駆動する保持回転移動装置と、ワークの保持回転移動装置の回転軸と平行で回転自在な回転軸と、その回転軸から一定距離はなれた位置に接触子を設け回転軸にトルクを与える事で接触子が回転運動してワークに接触し、ワークを回転する事で接触子がワークに沿って動き、接触子の上部又は下部に刃物を着装した回転工具を設け、それが接触子と同じ動きをする事でワークを面取りする面取機。
  2. 基台を設け、その上に、ワークを保持し回転駆動する保持回転移動装置と、ワークの保持回転移動装置の回転軸と平行で、パルス発生器(ロータリーエンコーダー等)が設けられた回転自在な回転軸に一定距離はなれた位置に設けられた接触子と、ワークの保持回転移動装置の回転軸と平行でパルス駆動モーターにより回転駆動される回転軸に一定距離はなれた位置に設けられた刃物を着装した回転工具を設け、接触子が取り付けられた回転軸にトルクを与えることで接触子が回転運動してワークに接触し、ワークを回転する事で接触子がワークに沿って動き、その回転軸も揺動し、それに設けられたパルス発生器から発生するパルスで回転工具が着装された回転軸を回転駆動するパルス駆動モーターを駆動し、回転工具が接触子と同じ動きをする事でワークを面取りする面取機。
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