JP2007000210A - 健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造や機構を簡素化して小型、軽量化すると共に、首、肩、腰、下肢等を含む身体各部の指圧やマッサージ、柔軟運動、筋力強化運動等に自在に対応可能であって、高い利用価値を持つ新たな健康器具を提供する。
【解決手段】 開脚幅程度の左右長さと、足裏面を載置可能な前後奥行きとに設定され、十分な強度を確保可能な厚みとした矩形肉厚平板状の安定板2からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔21を肉厚方向に貫通させ、当該安定板2の一側面に、適宜直径であって同安定板2左右長さ寸法に略一致する程度の長さとした支持棒3を、該中央縦孔21の略中心を跨ぎ、安定板2の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしてなるものとした健康器具である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、指圧やマッサージ、柔軟運動や筋力の鍛錬等の多様な効果が得られる健康用具に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであって健康器具を製造する分野は勿論のこと、その製造に必要とする設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野、その他現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
現代社会は、長時間に渡るデスクワークや車の運転、流れ作業や立ち仕事、重量物の運搬、介護等様々な職業に就く人々が全身の疲労感や腰痛、肩凝り、頭痛等、様々な症状を訴えており、このような症状を改善しようと、忙しい時間の合間を割いて運動不足の解消や指圧、マッサージ、サウナ、温泉等、様々な自助努力が試みられており、こうしたニーズに応じて市場には、指圧や血行促進、マッサージ、筋力の鍛錬等の効果を狙った健康器具が相次いで開発、提供されている。
(従来の技術)
既に開発済みとなっているこうした健康器具には、例えば特開平8−141110号公報に掲載されている「足振り運動具」発明のように、大径円柱型の車輪に車軸を設け、その両端に一対の棒体の各中央部を軸止し、各棒体両端間に足乗体を掛け渡し状に連結したものとすることにより、仰向けに寝て両足を左右の足乗体に夫々乗せ、左右に振ることによって腰の柔軟運動を促すことができるようにしたものや、実用新案登録第3097211号公報に開示された「多機能ステッパー」考案のような、底板の中央に固着、立設された円柱型の弾性ゴム体上に、中央付近適所から所定高さのハンドルを立ち上げ、左右端側に足を乗せることができるようにしたステップ台の下面中央を連結したものとすることにより、利用者がハンドルを手で把持してステップ台上に左右の足を乗せるようにし、静的なバランス運動や動的な波乗り運動ができるようにしたもの等に代表されるとおり、下肢および腰回りの柔軟性を高め、血行やリンパの流れを促進することを目的としたものがある。
しかしながら、このような運動具類は、両足を乗せて揺り動かすという機能を達成させるために、その形状および機構等がかなり複雑なものとなっており、両足以外の例えば腰部や両肩、首回り等、凝りや痛みの症状が有る部位を直接的に乗せて運動することは、殆ど不可能か、あるいは工具類を用いて不要なハンドル等の部品を取り外したりしなければ利用できず、比較的大型のために頸部を枕状に利用することなどは不可能である等、その構造上の理由から応用範囲が狭くて利用価値が低く、両足や腰部の症状が回復したり、あるいは単調な運動に飽きてしまう等すると、すっかり不要なものとなってしまって収納場所にも事欠いてしまうという潜在的な欠点を持つものであった。
(1)特開平8−141110号公報 (2)実用新案登録第3097211号公報
(問題意識)
以上のように、従前までに開発された下肢や腰部を揺り動かし、筋肉の凝りを解して血行やリンパの流れを促し、疲労や凝り、痛み等の症状を軽減することを目的とした運動具類は、何れも運動の対象となる下肢や腰部に対応するため、その形状や構造に制限を受け、運動のための機構も複雑化してしまい、そのために他の身体部位の運動には殆ど使うことができず、下肢や腰部の症状が回復した後や単調な運動に飽きてしまうと、他に利用できる途はないことから、多くは倉庫や押入れの奥に仕舞い込まれてそのままになってしまうという欠点を有しており、また、他の身体部位の症状を改善したいとなると、その部位に応じた別の健康器具類を新たに購入せざるを得ず、ユーザーの経済的負担は増大するばかりという顛末となってしまっていたため、収納や家庭内の持ち運びにも便利な程度に十分に小型、軽量であり、下肢や腰部のみに留まらず身体各部の運動に幅広く対応可能となるような使い勝手の良い新たな健康器具の開発が待ち望まれていた。
(発明の目的)
そこで、この発明は、構造や機構を簡素化して小型、軽量化すると共に、首や肩をはじめ、腰、下肢、上肢等を含む身体各部の指圧やマッサージ、運動等に自在に対応可能であって、高い利用価値を持つ新たな健康器具を提供することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造からなる健康器具の実現化に成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述していくこととする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される健康器具は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしてなるものとした構成を要旨とする健康器具である。
これを換言するならば、自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して強固に一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしたものとなし、該支持棒を上側配置に安定状に据え置き、あるいは支持棒を下側配置として前後揺動自在に置く等して、後頭部や腰部、両足裏等を乗せて指圧刺激、揺動刺激およびバランス運動等に利用可能としてなるものとした健康器具であるということが可能である。
この基本的な構成からなる健康器具を、より具体的なものとして示すと、自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡し、その両端側の夫々を、これとは反対側となる他側面から、板厚方向に貫通するよう装着された結合機構によって一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りし、同安定板他側面の少なくとも四角付近に、滑り止め接地用の軟質凸面部を形成してなるものとした健康器具となる。
以上のとおり、この発明の健康器具によれば、自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さであって、足裏面を載置可能な奥行きを持つ矩形肉厚平板状の形状、寸法とした安定板の一側面略中央に、その長さ方向に平行状となるよう支持棒を掛け渡して一体化したものとすることにより、従前までの運動具類のように、下肢や腰部等の運動対象部位に対応させるために、形状や構造に制限を受け、運動機構も複雑化してしまい、他の身体部位の運動への応用が殆ど不可能なものとなっていたものに比較し、構造を大幅に簡素化して小型、軽量化され、運搬や保管に有利なものとなるという特筆すべき効果が得られるものとなる。
しかも、安定板を床面上に接地させ、支持棒上に両足裏を乗せて青竹踏み運動を行ったり、また仰臥姿勢となった頸部や腰部等身体の各部を乗せて指圧やマッサージを行ことが可能であり、さらに安定板の表裏を反転させて支持棒を接地させることにより、自然な立ち姿勢で足裏をのせて揺動させたり、あるいは中央縦孔に後頭部を嵌合させるように載置して支持棒を中心に頸部周辺の揺動運動を行う等、身体の各部を乗せて柔軟運動やバランス運動等を行って血行やリンパの流れを改善すると共に、筋力を強化して関節の柔軟性を得ることができる等、様々な用途に幅広く利用することができ、従前までのように使用目的となっていた一部身体の体質改善の目的が達成された後やその目的達成前に単調な運動に飽きてしまって倉庫の奥に仕舞い込まれてしまったり、身体各部毎に別の運動具類を買い足す必要がある等の諸問題を悉く解消することができるものとなって、リビングや寝室等のほんの小さなスペースに一台備えて置くだけで、老若男女を問わず家族全員の身体各部の健康を維持、改善することができるようになるという秀れた特徴も得られることとなる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
安定板は、自然な立ち姿勢や仰臥姿勢等で開脚した左右の足を載置可能とし、また中央付近の適所に頭部や要部その外の体の一部を載置可能とし、支持棒を接地させたときに該支持棒を支えに奥行き方向に揺動自在なものとなり、人体の一部または全体を揺動自在に支持可能とする機能を果たすものであり、少なくとも一般的体重が乗っても破損しない程度に十分な強度を有するものとしなければならず、人体との接触や床面あるいはその周囲の壁面や家具等に接触して不用意に傷付けたりしない程度に大きく面取りされたものとすべきであり、例えばスギ、ヒノキ、イチョウ、カラマツ、コクタン、チーク、ウォルナット、スプルース等を含む木材中の何れか、またはその集成材や合板の外、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、FRP(ガラス繊維強化樹脂)、CFRP(炭素繊維強化樹脂)等を含む中の何れかの合成樹脂、またはその複合材、あるいはアルミニウム、チタン、銅、鋼、バナジウム鋼、ステンレス鋼等を含む金属、またはその合金等の素材、もしくはそれらの複合素材等から適宜選択し製造することが可能であって、十分な強度が得られる素材であれば、内部を中空状にして軽量化することができる。
中央縦孔は、支持棒を接地させて揺動自在とした安定板に頭部を安定的に載置可能とするものとなり、また、安定板の長尺方向を上下にして左右の手指で把持し、左右に引っ張り、あるいは中央に向けて押し合うような筋肉強化運動を可能とするという機能を果たすものであり、子供から大人までの後頭部を嵌合状に保持可能な直径に設定しなければならず、しかも手指で把持し易い直径に設定された安定板、板厚方向の貫通孔とするのが望ましく、真円形、楕円形、平行四辺形(ダイヤモンド型)、五画形、六角形、八角形、その外の多角形等の孔形状とすることができ、頭部の押し付けや手指による握り、およびその押し引き入力等に有利なよう、十分な面取りを施したものとするのが好ましく、前記同様の直径に設定された有底穴や多角形状の凹欠部等とすることが可能である。
支持棒は、安定板の支持棒とは反対側の側面を接地させ、安定的に据え置いた場合に、足裏で踏みつけて青竹踏み運動や、仰臥、横臥、伏臥等の適宜姿勢で足関節、脛部、膝関節、大腿部、股関節、臀部、腰部、(仙骨、腰椎、胸椎、頸椎等と付近)肩胛骨、肩関節、上腕部、肘関節、前腕部、手関節、頸部付近等、略全身に渡る各部を乗せての指圧やマッサージを可能とし、また安定板を反転させ支持棒を接地させて揺動自在に置いた場合には、安定板の上に立ち姿勢または座った姿勢のまま足裏を乗せてバランス運動をし、また、前記同様の様々な姿勢で、人体の各部を乗せて柔軟運動やバランス運動、筋力強化、マッサージ等を行うことを可能とするという機能を果たすものであり、一般的な体型の人が乗っても不用意に壊れない程度に十分な強度を有すると共に、青竹踏み運動や人体各部を十分に刺激可能であって、しかも安定板を十分に揺動可能な程度の寸法、形状に設定しなければならない。
したがって、この支持棒は、真円形、楕円形、五角形、六角形、八角形、その外の多角形等、様々な断面形状の直線棒状体からなり、略全体に人体や床、家具等への接触を考慮した十分な面取りが施されたものとすべきであり、安定板との結合面となる一部を平面状に切除するか、平面部分を一体形成するかなどして、強い結合が得られる接合面積を確保したものとするのが望ましく、さらに安定板とのズレ動きを防止するよう、凹凸状の嵌合構造を形成したものとすることができ、安定板と同様に木材や合成樹脂、金属等の各種素材、またはそれらの複合素材等の中から適宜選択した素材から製造することが可能であり、さらに、安定板および支持棒の何れか一方、もしくは双方に、弾性を有する発泡合成樹脂製の比較的厚い保護皮膜を形成することが可能である外、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂・塩化ビニル樹脂等をオーバーレイ加工したものや各種塗装等を施したものとすることができる。
結合機構は、安定板および支持棒の外周表面に不要な凸部を形成することなく、該安定板一側面の所望箇所に支持棒を強固に一体化してしまう機能を果たすものであり、より具体的には、支持棒両端側の接合面に埋め込みナットまたは植え込みボルトを設け、安定板の板厚方向に貫通させた座刳り孔を通じてボルトを螺合、あるいはナットを螺着して一体化してものとするか、もしくは安定板と支持棒とを木製や合成樹脂製のものとし、安定板の対応箇所に穿孔された座刳り孔を通じて支持棒に木ネジやビスを打ち込んだもの等とするのが望ましいく、その場合には、安定板側面に露出状となるボルトや木ネジ、ビス等の頭部、ナットやそれに螺合するボルト先端等が座刳り穴の中に埋め込み状となって突出しないよう装着しなければならならず、またその他に、ボルト・ナット類等を使用せず、合板や合成樹脂、金属の成型技術によって初めから一体のものとして製造することや、接着剤を用いて一体化したものとすること等が可能である。
軟質凸面部は、支持棒が設けられているのとは反対側となる安定板の側面を接地させたときに、安定板と床面や壁面等の接地面との間にあって滑止や緩衝、防振、防音等の機能を果たすものであり、一般的体型の人が乗っても、安定板が床面に直接的に接地しない程度の圧縮強度と、摩擦、緩衝、防振、防音等の性能を十分に発揮できる程度の弾性を有するものとしなければならず、より具体的には、軟質塩化ビニル、ポリプロピレン、軟質ポリオレフィン等の軟質合成樹脂製、発泡ウレタン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン等の軟質発泡合成樹脂製、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム等の合成ゴム、天然ゴム製のもの等とすることが可能であり、支持棒が設けられていない側面の少なくとも四角に僅かに突設されたものとするのが望ましい。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の健康器具の斜視図、および図2の上下反転姿勢とした健康器具の斜視図に示される事例は、自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さと、足裏面を載置可能な前後奥行きとに設定され、十分な強度を確保可能な厚みとした矩形肉厚平板状の安定板2からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔21を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板2の一側面に、適宜直径であって同安定板2左右長さ寸法に略一致する程度の長さとした支持棒3を、該中央縦孔21の略中心を跨ぎ、安定板2の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしてなるものとしたこの発明の健康器具における代表的な一実施例を示すものである。
当該健康器具1は、厚さ3cm前後のスギ、ヒノキその外何れかの集成材製であって、左右長さ35cm前後、前後奥行き15cm前後の矩形肉厚平板状の安定板2と、これに直径4cm前後、長さ30cm前後の同じ集成材製、直線棒状の支持棒3とを組み合わせたものとなっており、該安定板2は、その中央に肉厚方向に貫通する直径10cm前後の短尺円柱型をなす中央縦孔21を穿孔すると共に、その中央縦孔21の開口縁部分を含む矩形平板形状の全ての角部を約1cm前後、大きく面取りしたものとし、該支持棒3もまた、同様に両端面の周縁角部に2〜5・程度の面取りを施すと共に、図示していないが、安定板2に接合される外周面の一部を全長に渡り、約1.5cm幅程度の細長い矩形状平面を形成するよう削ぎ落としたものとなっている。
該支持棒3は、安定板2一側面の中央縦孔21の中心を、同長さ方向に平行状に跨ぐよう配置され、平面状に削ぎ落とした細長矩形状面を接合するものとし、同安定板2のそれとは反対側となる他側面であって、支持棒3の両端付近に対応する2箇所には、図2中に示すように、皿モミの座刳り加工が施された装着孔41,41が、予め板厚方向に貫通されており、これら装着孔41,41に、安定板2の厚み寸法を超え、安定板2の厚み寸法と支持棒3の直径の和に達しない長さの、3cmを超え7cm未満とした長さの木ネジ42,42を螺着してなる結合機構4によって強固に一体化されたものとしている。
さらに、安定板2の支持棒3が設けられたのとは反対側となる他側面の四角付近には、夫々直径4cm前後、深さ2・前後の浅い円板状の掘下げ座面22,22,……が形成され、夫々に嵌合状に装着可能な、直径38・前後、厚み4・前後の円板状の天然ゴム製の軟質凸部面部5,5,……が、接着剤により固着されたものとなっている。
(実施例の作用)
以上のとおりの構成からなる実施例の健康器具1は、図1中に示したように、支持棒3が上側配置となるよう、安定板2の他側面を接地させて床面上に置くと、図3の青竹踏み運動に用いる健康器具を示す側面図中に二点鎖線で示すように、自然に立った姿勢で両足を肩幅程度に開き、土踏まずを支持棒3上に乗せるようにして踏みつけて指圧やマッサージ効果を得るように使用することが可能となる外、図4の頸椎の指圧に利用する健康器具の側面図中に二点鎖線で示すように、仰臥姿勢となって枕状に使用すると、頸部付近を指圧することが可能であり、頭部を左右前後に揺り動かすようにしてマッサージすることができ、同様に、仰臥、横臥、伏臥等の適宜姿勢で足関節、脛部、膝関節、大腿部、股関節、臀部、腰部、(仙骨、腰椎、胸椎、頸椎等付近)肩胛骨、肩関節、上腕部、肘関節、前腕部、手関節、頸部付近等、略全身に及ぶ各部を乗せて、その自重を利用した指圧やマッサージ等を行うことが可能であり、また、安定板2を略垂直な壁面等に接するようにし保持し、水平方向に突出状となった支持棒3に立ち姿勢の頸部や腰部等を押し付けるようにして寄り掛かり、比較的弱い圧力による指圧やマッサージに利用することも可能である。
このように健康器具1安定板2を接地させた状態では、図2中に示した四角の軟質凸面部5,5,……が緩衝材となって、床面に接合して不要な震度が健康器具1から床面へ、および床面から健康器具1へ伝わるのを防ぐものとなり、しかも床面との間で高い摩擦力を発揮して滑り止めとなるものである。
さらに、図5のバランス運動に使用する健康器具の側面図に示すように、安定板2を前記の配置、姿勢から反転させて支持棒3を、床面に接するように置いて揺動自在な状態にすると、自然な立ち姿勢で開脚した両足を、夫々安定板2の左右端側に乗せ、自らの筋力によって同図5中に、白抜き矢印ならびに一点鎖線で示すよう、支持棒3を中心に前後方向に揺動させることによって、足関節、脛部、膝関節、大腿部、股関節、臀部、腰部、(仙骨、腰椎、胸椎、頸椎等付近)等のバランス運動、柔軟運動、筋力強化運動等を行うことが可能となる外、図6の頸部の柔軟運動に使用する健康器具の側面図中に二点鎖線で示すように、仰臥姿勢となり、安定板2の中央縦孔21に後頭部を嵌合状に装着するよう載置し、同図6中の白抜き矢印および一点鎖線で示すように、頭部、頸部、肩胛骨付近を揺り動かすようにして、頸部周辺のバランス運動、柔軟運動、筋力強化運動等を行うことが可能である。
安定板2は、前後奥行きを15cm前後、厚みを3cm前後、支持棒の直径を4cm前後に設定したことにより、図5中に示すような立ち姿勢でのバランス運動や、図6中に示したような頸部の揺動運動等に好適な揺動範囲を確保したものとなっており、しかも中央縦孔21の直径を10cm前後に設定したことにより、子供から大人までの後頭部に過不足無くフィットさせることが可能となり、不要な隙間やガタつきを防止するものとなる。
また、安定板2上に、仰臥、横臥、伏臥等の適宜姿勢で足関節、脛部、膝関節、大腿部、股関節、臀部、腰部、(仙骨、腰椎、胸椎、頸椎等付近)肩関節、上腕部、肘関節、前腕部、手関節等、略全身に渡る各部を乗せて同様の各種運動を行うことが可能であり、
さらに、支持棒3の断面形状を楕円形または多角形等の異形状断面形とした場合には、支持棒3による指圧、マッサージをより小さな範囲に集中させることができるものとなり、支持棒3を接地させて安定板2上に人体の一部もしくは全体を乗せたときには、バランス運動や揺動運動の抵抗を大きくし、より負荷の大きな運動を可能とする外、揺動中に多角形状の角部を乗り越える度に振動が発生してマッサージ機能を高められる。
安定板2と支持棒3との双方もしくは何れか一方の外周壁面を、軟質発泡合成樹脂製の皮膜層によって被覆、成形したものでは、指圧やマッサージ、揺動運動等を行ったときに人体や家具、床面や壁面等に強く接触した際の怪我や傷つきを防止できめものとすることができる外、揺動運動に伴う騒音や、枕として使用中に床面から伝わる不快な振動等を大幅に減衰させるものとなる。
(実施例の効果)
以上のような構成からなる実施例の健康器具1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、安定板2および支持棒3をスギやヒノキ等の集成材から形成したことによって十分な強度を確保できると共に、塗装や被覆等の表面処理を施していないので、木質系の心を癒す香りを発し、木肌特有の優しい触感が得られて心身をリラックスさせ、ストレスの解消に大いに役立つものとなり、安定板2の接地面四角に突設された軟質凸面部5,5,……が、床面等に接地して十分な摩擦力を発揮し、スリップによる転倒等の事故を未然に防ぐことができ、青竹踏み運動等による健康器具1自体の振動が床面に伝わるのを防止し、また、枕状に頸部を乗せて使用する場合にも、床からの不快な振動が頭部に伝わるのを防止できるものとするという効果が得られる。
さらに安定板2の奥行きを15cm前後、厚みを3cm前後、支持棒の直径を4cm前後に設定したことにより、前記図3ないし6中に示したように、様々な指圧、マッサージ、揺動運動、バランス運動等に、有効に利用可能とすることができると共に、従前までの運動具類に比較しても十分に小型化、軽量化ならびに構造の簡素化とを実現化したものとなって、室内での使用や収納における省スペース化を果たすことができる上、持ち運びにも有利なものとなって老若男女の家族全員が、自由に持ち運び好きな場所で簡便に使用することができるという秀れた効果を発揮するものとなる。
中央縦孔21の直径を10cm前後に設定し、その周縁部分に十分な面取りを施したものとしてあることから、子供から大人まで男女を問わず、後頭部との間に不要な隙間やガタつき等を生ずることなく装着、使用することができるため、使用中の痛みや違和感等の不快感を解消し、思い通りに頸部や肩胛骨周辺の柔軟運動や筋力強化運動、バランス運動等を行うことが可能となり、しかも安定板2の長さ(35cm前後)方向を上下に向けて立てた姿勢とし、左右の手指で中央縦孔21の周縁部分を把持して水平方向や上下方向、斜め方向等から押し、引き入力するようにして上肢の筋力トレーニングを行うことが可能であり、その際にも同中央縦孔21の直径(10cm前後)と、安定板2の奥行き寸法(15cm前後)とが適切で握り易いものとなるという利点が得られる。
また、支持棒3の断面形状を楕円形や多角形等の異形状断面形に形成した場合には、真円形の断面形状とした場合に比較し、支持棒3を身体の要所(ツボや経絡、筋肉等)をよりピンポイント的に指圧、マッサージすることができ、しかも支持棒3を接地させて揺動運動やバランス運動等を行う場合にも、より高い抵抗力を発揮して運動効果をさらに高めることができるという効果を奏することになる。
さらに、安定板2および支持棒3の両方か、もしくは何れか一方かの外周壁面に軟質発泡合成樹脂製の皮膜層を形成するようにしたものでは、各種運動に使用したときの防音、防振性能を高めて静粛性を確保することができるため、特に2階建て以上の住宅や集合住宅等で利用するのに好適なものとなる上、床目や家具類への接触による傷つけを防止できるものとなり、しかも枕として使用するときには、頸椎付近への圧迫を適度に軽減して床面から伝わる振動や騒音を減衰させ、より快適に使用できるものになるという実用的な効果が得られる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の健康器具は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの運動具類に比較して格段に小型、軽量化ならびに構造の簡素化を実現化し、その部品点数も格段に減少させ、製造工数も大幅に削減して遥かに経済的に製造できるものとなる上、身体の殆ど全ての部分の指圧、マッサージ、バランス運動、柔軟運動、揺動運動等に利用可能なものとなるようにしたことから、従前までのものとは違って経済的な負担や、保管場所の確保などという心配も無くなり、その経済性の高さと秀れた実用性とによって健康器具やスポーツ用品等を取り扱う販売員や各種通信販売業者等といった健康器具業界やスポーツ用品業界からは勿論のこと、福祉用具業界や各種保養施設、および温泉旅館等の宿泊施設等の多方面から高く評価されて広範に利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明における健康器具の技術的思想を具現化した代表的な一つの実施例を示すものである。
健康器具の形状を示す斜視図である。 姿勢の上下を反転させた健康器具を示す斜視図である。 青竹踏み運動に使用する健康器具を示す側面図である。 枕状に使用する健康器具を示す側面図である。 下肢周辺の揺動運動に使用する健康器具を示す側面図である。 頸部付近の揺動運動に用いる健康器具を断面化して示す側面図である。
符号の説明
1 健康器具
2 安定板
21 同 中央縦孔
22 同 掘下げ座面
3 支持棒
4 結合機構
41 同 装着孔
42 同 木ネジ
5 軟質凸面部

Claims (7)

  1. 自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしてなるものとしたことを特徴とする健康器具。
  2. 自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡して強固に一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りしたものとなし、該支持棒を上側配置に安定状に据え置き、あるいは支持棒を下側配置として前後揺動自在に置く等して、後頭部や腰部、両足裏等を乗せて指圧刺激、揺動刺激およびバランス運動等に利用可能なものとしたことを特徴とする健康器具。
  3. 自然な立ち姿勢における開脚幅程度の左右長さ寸法と、足裏面を載置可能な前後奥行き寸法とに設定され、十分な強度を確保可能な厚み寸法とした矩形肉厚平板状の安定板からなり、その板面中央付近に所定直径に設定された短尺円柱形の中央縦孔を肉厚方向に貫通させると共に、当該安定板の一側面に、適宜直径であって同安定板左右長さ寸法に略一致する長さの支持棒を、該中央縦孔の略中心を跨ぎ、安定板の長さ方向に平行状となるよう掛け渡し、その両端側の夫々を、これとは反対側となる他側面から、板厚方向に貫通するよう装着された結合機構によって一体化した上、全体に及ぶ角部を十分に面取りし、同安定板他側面の少なくとも四角付近に、滑り止め接地用の軟質凸面部を形成してなるものとしたことを特徴とする健康器具。
  4. 支持棒が、真円断面、楕円断面または多角断面を持つ直線棒状に形成され、安定板と接合される周面部分が、平面状に削ぎ落とされてなるものとした、前記請求項1ないし3何れか一項記載の健康器具。
  5. 安定板および支持棒もしくは支持棒のみの外周壁面の略全体を、緩衝機能を発揮可能な軟質発泡合成樹脂製の皮膜層によって被覆してなるものとした、前記請求項1ないし4何れか一項記載の健康器具。
  6. 安定板の前後奥行きが15cm、厚みが3cm、支持棒の直径が4cmに設定してなるものとした、前記請求項1ないし5何れか一項記載の健康器具。
  7. 中央縦孔が、その直径を後頭部が嵌まり易い10cmに設定し、その開口全周縁の1cm幅範囲を概略漏斗状に面取りしてなるものとした、前記請求項1ないし6何れか一項記載の健康器具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095461A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Tamuragumi:Kk 健康機器
JP2011045397A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Project Ai:Kk シート型ヒータ内蔵凝り治療器
JP5376385B1 (ja) * 2013-05-15 2013-12-25 株式会社takumi terakado 中心軸矯正台

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