JP2011045397A - シート型ヒータ内蔵凝り治療器 - Google Patents

シート型ヒータ内蔵凝り治療器 Download PDF

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一朗 福本
Akira Sahashi
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Abstract

【課題】電源としての乾電池は必須であることから、当該乾電池の重さを、逆手にとって、女性の肩等のツボを乾電池の重さで押圧することで、懲りを解消しつつ保温し得るようにしたシート型ヒータ内蔵凝り治療器を提供する。
【解決手段】ヒータ内蔵凝り治療器Sにおいて、背中当て層10aが、その裏側背中当て部から女性Fの背中の上部に当たるようにして、左右両側肩胸当て層10b、10cにて、女性Fの左右両肩から左右両胸に当てられている。ここで、両ツボ刺激素子30、40が、それぞれ、女性Fの身体の左右両側肩井穴F1、F2に当たるとともに、両ツボ刺激素子50、60が、それぞれ、女性Fの身体の左右両側膏肓穴F3、F4に当たっている。左右両側単三乾電池70、80は、ヒータ内蔵凝り治療器Sの左右両側電池収納部10d、10e内に収納されている。また、各ツボ刺激素子30〜60は、共に、黒檀で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、人間の首周りを中心とした当該人間の身体の凝りを治療するに適したシート型ヒータ内蔵凝り治療器に関する。
従来、この種のシート型ヒータ内蔵凝り治療器に類似するものとして、例えば、下記特許文献1に記載のショール類が提案されている。当該ショール類は、面状の発熱体を織編物内に備えて構成されている。
しかして、このように構成したショール類は、通常、女性の首の後ろから両肩に掛けるようにして着用される。ここで、面状の発熱体に電力を供給することで、女性の首周りを保温することができる。
特開2001−146609号公報
ところで、上述のショール類において、面状の発熱体に対する電力の供給は、電源が必要とされる。この電源として、例えば、乾電池を採用すれば、この乾電池は、当該ショール類の使用の便宜上、このショール類自体に取り付けることが望ましい。ここで、乾電池は、通常、当該ショール類の使用の際に特に邪魔にならない部位、例えば、女性の背中に対する対応部位に取り付けることが好ましい。
しかしながら、例えば、大地震による災害時の避難所生活に起因する寒さやストレスのもとで、女性が当該ショール類を長時間に亘り着用していると、この女性にとって、乾電池が重く感じられ、肩が凝ってしまい、結局、当該ショール類は保温の点では適していても、使いづらいという不具合が発生する。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、電源としての乾電池は必須であることから、当該乾電池の重さを逆に活用し、人間の肩等のツボを乾電池の重さを利用して押圧することで、当該人間の身体の懲りを解消しつつ保温し得るようにしたシート型ヒータ内蔵凝り治療器を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係るシート型ヒータ内蔵凝り治療器は、請求項1の記載によれば、
背中当て層(10a)と、この背中当て層の上部左右両側部位から延出する左右両側肩胸当て層(10b、10c)とを有するように、電気絶縁材料でもって袋状に形成してなるシート状被覆体(10)と、
背中当て層及び左右両側肩胸当て層にわたり内包される面状ヒータ(20)と、
背中当て層及び左右両側肩胸当て層の双方の各一側外面のうち人間の身体の少なくとも1つ以上のツボ(F1〜F4)に対する対応部位に装着されて黒檀からなる少なくとも1つ以上のツボ刺激素子(30〜60)と、
背中当て層の他側外面の左右両側下部に設けられて左右両側乾電池を収納する左右両側電池収納部(10d、10e)とを備えて、
左右両側乾電池は、左右両側電池収納部を介し互いに直列接続されるようになっており、
面状ヒータの両接続端子の一方は、上記直列接続される左右両側乾電池を介し面状ヒータの両接続端子の他方に電気的に接続されるようになっている。
これによれば、ヒータ内蔵凝り治療器は、背中当て層にてその一側外面から人間の背中の上部に当たるようにして、左右両側肩胸当て層にて人間の左右両肩から左右両胸に当たるように着用される。このとき、ヒータ内蔵凝り治療器は、少なくとも1つ以上のツボ刺激素子にて人間の身体の少なくとも1つ以上のツボに当たるように着用される。なお、ヒータ内蔵凝り治療器の位置ずれを防止するために、左右両側肩胸当て層を、例えば、ひもにより相互に結ぶようにしておく。
このような状態において、面状ヒータが、その両接続端子の一方にて、上述のように直列接続される左右両側乾電池を介し面状ヒータの両接続端子の他方に電気的に接続されれば、当該面状ヒータは、左右両側乾電池から給電されて発熱し人間の背中上部、左右両肩及び左右両胸を保温する。従って、当該人間が、例えば、大地震による災害時の避難所生活におかれて寒い環境にあっても、良好に保温され得る。
また、このようにヒータ内蔵凝り治療器を人間にその首周りを中心として着用させると、左右両側乾電池の各重さが人間の身体に荷重としてかかり、当該人間の身体の凝りの原因となる。
しかしながら、左右両側乾電池の重さを逆に活用して、人間の身体の少なくとも1つ以上のツボを対応のツボ刺激素子でもって押圧するようにした。従って、当該人間が上述のように避難所生活におかれて寒い環境にあってストレスも溜まるような状態におかれていても、左右両側乾電池の重さに起因する身体の懲りを解消しつつ、当該人間の身体が良好に保温され得る。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載のシート型ヒータ内蔵凝り治療器において、
上記少なくとも1つ以上のツボは、左右両側肩井穴(F1、F2)及び左右両側膏肓穴(F3、F4)であり、
上記少なくとも1つ以上のツボ刺激素子は、背中当て層及び左右両側肩胸当て層の双方の上記一側外面のうち上記左右両側肩井穴及び上記左右両側膏肓穴の各々に対する各対応部位に装着される4つのツボ刺激素子であることを特徴とする。
これによれば、4つのツボ刺激素子でもって左右両側肩井穴及び上記左右両側膏肓穴を押圧することで、人間の身体の懲りを良好に解消しつつ請求項1に記載の発明の作用効果を達成し得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載のシート型ヒータ内蔵凝り治療器において、
面状ヒータは、ニクロム線を格子状に配線した直列回路構成からなり、
上記ツボ刺激素子は、円形板状の黒檀からなり、
乾電池は、単三乾電池であることを特徴とする。
これによれば、ツボ刺激素子が円形板状の黒檀からなることから、当該ツボ刺激素子は人間の身体の皮膚に対しなじみ易く、当該皮膚に優しく作用する。しかも、単三乾電池が、ツボに対し過不足のない押圧力を与えるに適した自重を有する。その結果、請求項1または2に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
本発明に係るシート型ヒータ内蔵凝り治療器を女性の身体に適用した例を示す図である。 図1のヒータ内蔵凝り治療器の部分破断前面図である。 図1のヒータ内蔵凝り治療器の部分破断裏面図である。 図2のヒータ内蔵凝り治療器の部分拡大左側前面図である。 図2のヒータ内蔵凝り治療器の部分拡大側面図である。 図2のヒータ内蔵凝り治療器の部分拡大右側前面図である。 図2のヒータ内蔵凝り治療器の部分拡大側面図である。 図1の女性の身体の各肩井穴及び膏肓穴の位置を示す背面図である。 図2のヒータ内蔵凝り治療器の電気回路構成図である。
以下、本発明の一実施形態を図面により説明すると、図1は、本発明に係るシート型ヒータ内蔵凝り治療器Sが女性Fに適用された一実施形態を示している。このヒータ内蔵凝り治療器Sは保温機能を発揮するもので、当該ヒータ内蔵凝り治療器Sは、女性Fの胸の左右両側部、両肩及び背中の中央部に亘り着用されている(図1参照)。なお、ヒータ内蔵凝り治療器Sは、女性用ショールとして兼用するようにしてもよい。
当該ヒータ内蔵凝り治療器Sは、図1〜図3のいずれかにより示すごとく、シート状被覆体10、面状ヒータ20及び複数のツボ刺激素子30〜60を備えている。
シート状被覆体10は、背中当て層10a及び左右両側肩胸当て層10b、10cを一体的に有するように、電気絶縁性材料であるガラス繊維を袋状に織り込むことで、形成されている。背中当て層10aは、図1〜図3のいずれかにより示すごとく、表裏両側背中当て部11a、11bを有しており、当該表裏両側背中当て部11a、11bは、相互に、その各外周縁部にて一体的に形成されている。なお、本実施形態において、表裏両側背中当て部11a、11bのうち裏側背中当て部11bが、女性Fの背中に当たるものとする。
左右両側肩胸当て層10b、10cは、図2或いは図3にて示すごとく、背中当て層10aの左右両側上部から互いに外方へ上方に向け傾斜状に延出している。左側肩胸当て層10bは、表裏両側肩胸当て部12a、12bを有しており、当該表裏両側肩胸当て部12a、12bは、相互にその各外周縁部にて一体的に形成されている。一方、右側肩胸当て層10cは、表裏両側肩胸当て部12c、12dを有しており、当該表裏両側肩胸当て部12c、12dは、相互にその各外周縁部にて一体的に形成されている。なお、左右両側肩胸当て層10b、10cの各延出端部には、図2及び図3にて示すごとく、電気絶縁材料からなる左右両側ひもHが、その基端部にて、取り付けられている。
また、シート状被覆体10は、左右両側電池収納袋10d、10eを有しており、当該左右両側電池収納袋10d、10eは、背中当て層10aの表側背中当て部11aの左右両側下隅角部に設けられている。
左側電池収納袋10dは、図1〜図5のいずれかにて示すごとく、袋本体13と、蓋14と、両電極片15a、15bとにより構成されている。袋本体13は、四角筒体13aと、この四角筒体13aの底部を閉じる底壁13bとを有するように、電気絶縁材料であるガラス繊維を織り込むことで、形成されている。しかして、この袋本体13においては、四角筒体13aが、その裏壁部にて、背中当て層10aの表側背中当て部11aの左側下隅角部に装着されている。
ここで、当該四角筒体13aは、その開口部13cにて、図4及び図5にて示すごとく、図示上方に向け開口するように、表側背中当て部11aの左側下隅角部に装着されている。本実施形態において、四角筒体13aは、単三乾電池70(図9参照)を収納し得るように形成されている。
蓋14は、四角筒体13aの裏壁部の開口部13c側端部から上方に延出するように、電気絶縁性材料であるガラス繊維を織り込むことで、形成されており、この蓋14は、四角筒体13aの開口部13cを閉じる役割を果たす。ここで、蓋14の延出端部にはその内面側からマジックファスナー(登録商標)14aが帯状に装着されており、このマジックファスナー(登録商標)14aは、四角筒体13aの表壁部(上記裏壁部に対する対向壁部)のうち開口部13c側端部にその外面側から装着した帯状マジックファスナー(登録商標)13dに着脱可能に固着されるようになっている。このことは、蓋14が、マジックファスナー(登録商標)14aのマジックファスナー(登録商標)13dとの固着により、四角筒体13aの開口部13cを閉じることを意味する。
両電極片15a、15bは、それぞれ、正電極片(以下、正電極片15aともいう)及び負電極片(以下、負電極片15bともいう)としての役割を果たす。正電極片15aは、円柱台状金属片からなるもので、この正電極片15aは、蓋14の内面中央に装着されている。一方、負電極片15bは、矩形板状金属片からなるもので、この負電極片15bは、その端部にて、袋本体13の底壁13bにその内面側から装着されて、四角筒体13aの開口部13c側へ傾斜するように延出している。ここで、当該負電極片15bは、その上記端部を基準に筒体13aの軸方向に撓み可能となっている。
右側電池収納袋10eは、図1〜図3、図6及び図7のいずれかにて示すごとく、袋本体16と、蓋17と、両電極片18a、18bとにより構成されている。袋本体16は、四角筒体16aと、この四角筒体16aの底部を閉じる底壁16bとを有するように、電気絶縁性材料であるガラス繊維を織り込むことで、形成されている。しかして、この袋本体16においては、四角筒体16aが、その裏壁部にて、背中当て層10aの表側背中当て部11aの右側下隅角部に装着されている。
ここで、当該四角筒体16aは、その開口部16cにて、図6及び図7にて示すごとく、図示上方に向け開口するように、表側背中当て部11aの右側下隅角部に装着されている。本実施形態において、四角筒体16aは、単三乾電池80(図9参照)を収納し得るように形成されている。
蓋17は、四角筒体16aの裏壁部の開口部16c側端部から上方に延出するように、電気絶縁性材料であるガラス繊維を織り込むことで、形成されており、この蓋17は、四角筒体16aの開口部16cを閉じる役割を果たす。ここで、蓋17の延出端部にはその内面側からマジックファスナー(登録商標)17aが帯状に装着されており、このマジックファスナー(登録商標)17aは、四角筒体16aの表壁部(上記裏壁部に対する対向壁部)のうち開口部16c側端部にその外面側から装着した帯状マジックファスナー(登録商標)16dに着脱可能に固着されるようになっている。このことは、蓋17が、マジックファスナー(登録商標)17aのマジックファスナー(登録商標)16dとの固着により、四角筒体16aの開口部16cを閉じることを意味する。
両電極片18a、18bは、それぞれ、正電極片(以下、正電極片18aともいう)及び負電極片(以下、負電極片18bともいう)としての役割を果たす。正電極片18aは、円柱台状金属片からなるもので、この正電極片18aは、袋本体16の底壁16bにその内面側から装着されている。一方、負電極片18bは、矩形板状金属片からなるもので、この負電極片18bは、その端部にて、蓋17にその内面側から装着されて、当該蓋17の内面から離れる方向へ傾斜するように延出している。ここで、当該負電極片18bは、その上記端部を基準に蓋17の厚さ方向に撓み可能となっている。
面状ヒータ20は、ニクロム線を格子状(図2参照)に配列した直列回路として面状に構成されており、当該面状ヒータ20は、シート状被覆体10に内蔵されている。具体的には、当該ヒータ20は、背中当て層10aの表裏両側背中当て部11a、11bの間、左側肩胸当て層10bの表裏両側肩胸当て部12a、12bの間及び右側肩胸当て層10cの表裏両側肩胸当て部12c、12dの間に介装されるようにして、シート状被覆体10の内部全体に亘り内蔵されている。
複数のツボ刺激素子30〜60のうち、ツボ刺激素子30は、左側肩胸当て層10bの裏側肩胸当て部12bのうち女性Fの左肩のツボ「肩井穴」(図8にて符号F1参照)に対する対応部位にその外面側から装着されている。ツボ刺激素子40は、右側肩胸当て層10cの裏側肩胸当て部12dのうち女性Fの右肩のツボ「肩井穴」(図8にて符号F2参照)に対する対応部位にその外面側から装着されている。
ツボ刺激素子50は、背中当て層10aの裏側背中当て部11bのうち女性Fの背中の左側上下方向中間部位のツボ「膏肓穴」(図8にて符号F3参照)に対する対応部位にその外面側から装着されている。また、ツボ刺激素子60は、背中当て層10aの裏側背中当て部11bのうち女性Fの背中の右側上下方向中間部位のツボ「膏肓穴」(図8にて符号F4参照)に対する対応部位にその外面側から装着されている。
各ツボ刺激素子30〜60は、天然の黒檀でもって、数(mm)の厚さ及び1.5(cm)の直径を有するように、角部のない円形板状に形成されている。本実施形態において、上述のように、各ツボ刺激素子30〜60の形成材料として黒檀を採用した根拠について説明する。黒檀は、比較的大きな比熱を有するため、この黒檀による火傷の危険性はない。また、黒檀は、女性Fの皮膚に対し良好な効能を発揮するアルカロイドを発生する。このような観点から、黒檀が各ツボ刺激素子30〜60の形成材料として採用されている。
また、上述のごとく、各ツボ刺激素子30〜60を角部のない円形板状の黒檀でもって形成したのは、このような形状の黒檀であれば、女性Fの皮膚になじみ易く、当該皮膚に優しく作用するからである。ここで、上述した角部は、円板形状の黒檀の両外周縁角部をいう。なお、当該角部をなくするには、例えば、円板形状の黒檀の両外周縁角部の各々に面取り(例えば、外方に向け凸な湾曲面形状となるような面取り)を施せばよい。
次に、ヒータ内蔵凝り治療器Sの電気回路構成について図9を参照して説明する。左右両側単三乾電池70及び80は、それぞれ、左右両側電池収納袋10d、10eの各々に収納されている。本実施形態において、電源として単三乾電池を採用したのは、単三乾電池が、女性Fのツボに対し過不足のない押圧力を与えるに適した自重を有するからである。
具体的には、左側単三乾電池70は、その負極72側から左側電池収納袋10dの袋本体13内に収納されている。このように収納した後、蓋14が、袋本体13を閉じるようにして、マジックファスナー(登録商標)14aにて、袋本体13のマジックファスナー(登録商標)13cに着脱可能に装着されている。これにより、左側単三乾電池70は、正極71にて蓋14の正電極片15aと当接するとともに、負極72にて、負極片15bにその弾性に抗して当接している。
また、右側単三乾電池80は、その正極81側から右側電池収納袋10eの袋本体16内に収納されている。このように収納した後、蓋17が、袋本体16を閉じるようにして、マジックファスナー(登録商標)17aにて、袋本体16のマジックファスナー(登録商標)16dに着脱可能に装着されている。これにより、右側単三乾電池80は、正極81にて正極片18aと当接するとともに、負極82にて、負極片18bにその弾性に抗して当接している。ここで、正極片15aは、負極片18bと配線Lにより相互に電気的に接続されている。なお、配線Lは、背中当て層10aの表側背中当て部11aのうち両蓋14、17の間の部位に設けられている。
また、面状ヒータ20は、その一側接続端子21にて、袋本体13の底部を介して負極片15bに電気的に接続されており、当該面状ヒータ20の他側接続端子22は、袋本体16の底部を介し正極片16bに電気的に接続されている。
これにより、面状ヒータ20は、その一側接続端子21にて、左側単三乾電池70の負極72に電気的に接続されており、当該面状ヒータ20の他側接続端子22は、右側単三乾電池80の正極81に電気的に接続されている(図9参照)。また、左側単三乾電池70の正極71は、正極片15a、配線L及び負極片18bを介し右側単三乾電池80の負極82に電気的に接続されている(図9参照)。
このように構成した本実施形態において、当該ヒータ内蔵凝り治療器Sを次のようにして女性Fの首周りを中心として当該女性Fの身体に着用させる。具体的には、背中当て層10aをその裏側背中当て部11bから女性Fの背中の上部に当てるようにして、左右両側肩胸当て層10b、10cを女性Fの左右両肩から左右両胸に当てる。
このとき、両ツボ刺激素子30、40が、それぞれ、女性Fの身体の左右両側肩井穴F1、F2(図8参照)に当たるとともに、両ツボ刺激素子50、60が、それぞれ、女性Fの身体の左右両側膏肓穴F3、F4(図8参照)に当たるようにする。
然る後、左右両側肩胸当て層10b、10cを、相互に、左右両側ひもHでもって結びつける。これにより、当該ヒータ内蔵凝り治療器Sの女性Fの身体に対する着用が終了する。
このような状態において押しボタンスイッチSWをオンすれば、両単三乾電池70、80の直列直流電圧が、面状ヒータ20に印加される。これに伴い、面状ヒータ20が発熱してシート状被覆体10を介して女性Fの背中上部、左右両肩及び左右両胸を保温する。従って、女性Fが、例えば、大地震による災害時の避難所生活におかれて寒い環境にあっても、良好に保温され得る。その結果、上述した災害時における女性Fに対するストレスや当該女性Fの上述の避難所生活における緊張が緩和され得る。
また、上述のような避難所生活におかれて寒い環境にあっては、女性Fは寒さだけでなくストレスも溜まる。このため、上述のように左右両側単三乾電池70、80が被覆体10の左右両側電池収納袋10d、10e内に収納されていることから、女性Fが、当該左右両側電池収納袋10d、10eを重く感じるようなことがある。
しかしながら、当該左右両側電池収納袋10d、10eが、その自重により、背中当て層10aを下方へ引っ張ることで、各ツボ刺激素子30〜60が、それぞれ、これらに対する裏側背中当て部11bの各対応部により女性Fの身体の各肩井穴F1、F2及び各膏肓穴F3、F4を押圧することとなる。
従って、女性Fの左右両肩及び背中の凝りが解消され、これに伴い、上述のような左右両側電池収納袋10d、10eに対する重いという感じが解消されていく。また、上述のごとく、各ツボ刺激素子30〜60が、アルカロイドを発生する黒檀からなることから、女性Fの皮膚が良好に改善され得る。
以上述べたように、本実施形態によれば、両単三乾電池70、80を具備するヒータ内蔵凝り治療器Sを上述のように女性Fにその首周りを中心として着用させると、両単三乾電池70、80の各重さが女性Fの身体に荷重としてかかる。
しかしながら、両単三乾電池70、80の重さを、逆に活用して、女性Fの身体の両肩井穴F1、F2及び両膏肓穴F3、F4を各対応のツボ刺激素子30〜60で持って押圧するようにした。従って、当該女性Fが上述のように避難所生活におかれて寒い環境にあってストレスも溜まるような状態におかれていても、両単三乾電池70、80の重さに起因する懲りを解消しつつ、当該女性Fの身体が良好に保温され得る。
また、各ツボ刺激素子30〜60が、角部のない円形板状の黒檀からなることから、当該各ツボ刺激素子30〜60は女性Fの身体の皮膚に対しなじみ易く、当該皮膚に優しく作用する。しかも、各単三乾電池70、80が、上述の各ツボに対し過不足のない押圧力を与えるに適した自重を有する。従って、両単三乾電池70、80の重さに起因する懲りが良好に解消され得る。これにより、上述した作用効果がより一層良好に達成され得る。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本発明の実施にあたり、各単三乾電池70、80に限ることなく、各種の仕様の乾電池を採用してもよい。なお、乾電池の仕様に応じて、各電池収納袋10d、10eの収納容積を変更しればよい。
(2)本発明の実施にあたり、各ツボ刺激素子30〜60の外形形状は、多角形板状或いは矩形板状等の形状に、必要に応じて、適宜変更してもよい。
(3)上記実施形態にて述べた肩井穴や膏肓穴に限ることなく、当該肩井穴や膏肓穴に代えて或いは加えて、他のツボに本発明を適用してもよい。これに伴い、ツボ刺激素子の位置の変更或いは追加を行う。
(4)本発明の実施にあたり、女性Fに限ることなく、男性でもよく、一般的には、人間に本発明を適用してもよい。
(5)本発明の実施にあたり、ヒータ20は、上記実施形態にて述べたニクロム細線に限ることなく、例えば、面状の導電性樹脂でもって構成してもよい。
(6)本発明の実施にあたり、女性Fが、ツボ刺激素子を形成する黒檀に対し、アレルギー体質を有する場合には、ツボ刺激素子の女性Fの肌に対する接触面に、例えば、樹脂膜或いは金属膜を装着するとよい。
(7)本発明の実施にあたり、シート状被覆体10は、上記実施形態にて述べたガラス繊維に限ることなく、布その他の電気絶縁材料でもって、形成してもよい。
(8)本発明の実施にあたり、ツボ刺激素子を形成する黒檀は、角部のない円形板状のものに限ることなく、単なる円形板状のものであってもよい。これによっても、当該黒檀の皮膚に対するなじみ易さは、角部のない円形板状の黒檀とさほど変わりはない。
(9)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べたマジックファスナー(登録商標)は、これに限ることなく、ホックその他のファスナーであってもよい。
S…シート型ヒータ内蔵凝り治療器、10…シート状被覆体、
10a…背中当て層、10b、10c…肩胸当て層、
10d、10e…電池収納袋、11a、11b…背中当て部、
12a、12b…肩胸当て部、20…面状ヒータ、30〜60…ツボ刺激素子。

Claims (3)

  1. 背中当て層と、この背中当て層の上部左右両側部位から延出する左右両側肩胸当て層とを有するように、電気絶縁材料でもって袋状に形成してなるシート状被覆体と、
    前記背中当て層及び前記左右両側肩胸当て層にわたり内包される面状ヒータと、
    前記背中当て層及び前記左右両側肩胸当て層の双方の各一側外面のうち人間の身体の少なくとも1つ以上のツボに対する対応部位に装着されて黒檀からなる少なくとも1つ以上のツボ刺激素子と、
    前記背中当て層の他側外面の左右両側下部に設けられて左右両側乾電池を収納する左右両側電池収納部とを備えて、
    前記左右両側乾電池は、前記左右両側電池収納部を介し互いに直列接続されるようになっており、
    前記面状ヒータの両接続端子の一方は、前記直列接続される前記左右両側乾電池を介し前記面状ヒータの両接続端子の他方に電気的に接続されるようになっているシート型ヒータ内蔵凝り治療器。
  2. 前記少なくとも1つ以上のツボは、左右両側肩井穴及び左右両側膏肓穴であり、
    前記少なくとも1つ以上のツボ刺激素子は、前記背中当て層及び前記左右両側肩胸当て層の双方の前記一側外面のうち前記左右両側肩井穴及び前記左右両側膏肓穴の各々に対する各対応部位に装着される4つのツボ刺激素子であることを特徴とする請求項1に記載のシート型ヒータ内蔵凝り治療器。
  3. 前記面状ヒータは、ニクロム線を格子状に配線した直列回路構成からなり、
    前記ツボ刺激素子は、円形板状の黒檀からなり、
    前記乾電池は、単三乾電池であることを特徴とする請求項1或いは2に記載のシート型ヒータ内蔵凝り治療器。
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