JP3126772U - 五十肩予防解消具 - Google Patents
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Abstract
【課題】肩関節周囲炎いわゆる五十肩の予防と治療に貢献しうる五十肩予防解消具を提供する。
【解決手段】操作者の背部あるいは胸部に装着し球状弾性体を把持し又は把持せずに下方または側方より基体下部に施した立方体状弾性体に圧縮と弛緩の動作を反復する。立方体状弾性体を手で押し付け、押し上げた状態を適時間維持した後、一気に脱力することにより、それまで肩関節周囲に存在していた緊張と負荷が弛緩すると血流が増大し、乳酸などの老廃物を洗い流しヒトが本来持っている自然治癒力を高める。
【選択図】図1
【解決手段】操作者の背部あるいは胸部に装着し球状弾性体を把持し又は把持せずに下方または側方より基体下部に施した立方体状弾性体に圧縮と弛緩の動作を反復する。立方体状弾性体を手で押し付け、押し上げた状態を適時間維持した後、一気に脱力することにより、それまで肩関節周囲に存在していた緊張と負荷が弛緩すると血流が増大し、乳酸などの老廃物を洗い流しヒトが本来持っている自然治癒力を高める。
【選択図】図1
Description
本考案は40歳代以降の中年者に頻発する一種の退行性変化である肩間接部の疼痛と運動制限をきたす、いわゆる五十肩と総称される肩関節周囲炎の予防と治療の方法と、その実施に用いる器具の形状及び使用法に関する。
いわゆる五十肩の治療としては、外転肢位による局所の安静と温熱、温和な他動運動、磁気治療、コッドマン体操、副腎皮質ホルモン剤の肩関節内注入などが従来より広く行われている。
特許公開 平8−155002
特許公開2003−275341
特許公開2005−58585
特許公開2005−288083
特許公開2005−334572
登録実用新案 第3101674
背景技術の多くが肩関節周囲炎の罹患後の治療に重点を置いて開発されたものであり、予防に重点を置き、自力で筋肉及び関節を緊張させた後、一気に脱力し筋肉及び関節を弛緩させる動作を反復継続しヒトが本来持っている自然治癒力を高め、いわゆる五十肩を予防し治療する器具の開発が待望されていた。
肩関節周囲炎いわゆる五十肩とは、40歳代以降の中年者に頻発する一種の退行性変化でありヒトの肩にある滑液胞が炎症を起こすことにより有痛性の肩関節可動域制限が起こり、運動制限としては前方、側方挙上障害、上腕の回旋制限であり、後方での帯結びなどが困難となる症状が表れる。本考案は前記の諸課題を解決しようとするものである。
本考案は肩関節周囲炎いわゆる五十肩の症状を予防し解消しようとするものであり、操作者の背部あるいは胸部に本考案の五十肩予防解消具を装着し、片手又は両手にて基体下部に施した立方体状弾性体を自力で押し上げ又は押し付ける。次に一気に脱力し両方の上肢又は片方の上肢をヒジ関節を支点として指先を最下位に落下させる。この動作により緊張していた筋肉及び関節を一気に弛緩させると血流が増大し、血管内に発生した老廃物を洗い流す作用が起こる。又、この動作は力の強弱、角度を含め操作者の意のままに行うことが可能である。
次に肩支持桿中央に施した紐状弾性体の下端に施された球状弾性体を片手又は両手で把持し操作者の意のままに前後左右、上下斜めなど自在に伸縮させる動作を行い肩関節周囲の運動を行う。
上記の動作に関する筋としては、胸部では主に浅胸筋と深胸筋であり、背部では主に浅背筋と僧帽筋及び広背筋である。次に上腕の内旋及び外旋には内転筋群と外転筋群が深くかかわり、前腕の運動には屈筋である上腕二頭筋と上腕筋と烏口腕筋及び伸筋である上腕三頭筋などが主に関わる。
操作者の体力と症状に鑑み、自力で背部又は胸部に構えた上肢を上下運動する動作が困難な場合は片手又は両手で球状弾性体を把持し、紐状弾性体の伸縮性を利用し操作することも可能である。
肩関筋周囲炎とは肩関節を構成する筋、腱、粘液包などの軟部組織の退行変性を基盤とするものであり、本考案の五十肩予防解消具を用いた運動を行うことにより以下の効果が発現する。
筋肉に負荷を与え緊張と弛緩を反復することにより、血流が改善され乳酸などの老廃物を洗い流しヒトが本来持っている自然治癒力が高まる。
大結筋部に付着する腱とくに棘上筋腱の変性、断裂、癒着、石灰化など多彩な慢性炎症の予防と治療に効果がある。
ときに石灰化粘液包炎をみることがある肩関節周囲の慢性粘液包炎の予防と治療に効果がある。
上腕二頭筋長頭筋の退行変性にたいする予防と治療に効果がある。
操作者が該五十肩予防解消具を背部あるいは胸部に装着し球状弾性体を片手又は両手で把持し操作者の背部あるいは胸部で上腕を前後運動することにより、いわゆる二の腕のダイエットという効果が発現する。
操作者が球状弾性体を把持し、自在なる肩の外旋、内旋運動が可能であると共に、伸縮する紐状弾性体の作用により左右一対の肩支持桿先端部に施したツボ押突起が肩井などのツボを刺激する。
本考案による該五十肩予防解消具は安価で製作、提供が可能であり、一般に普及するには困難が伴わない。又国民の健康増進に寄与し医療費の抑制に繋がり、ひいては社会経済の活性化と産業の発展に多大なる貢献をするものである。
以下、本考案の五十肩予防解消具について図面に基づき説明する。
図1に示すように操作者は該五十肩予防解消具を自身の背部に装着する。次に球状弾性体Hを両手にて把持し立方体状弾性体Fを下方より押し上げる、次に球状弾性体Hを把持したまま両手を引き降ろす。以上の動作を適宣複数回行うことにより、肩関節周囲の運動を行い五十肩の予防と解消を行う。
図1に示すように操作者は該五十肩予防解消具を自身の背部に装着する。次に球状弾性体Hを両手にて把持し立方体状弾性体Fを下方より押し上げる、次に球状弾性体Hを把持したまま両手を引き降ろす。以上の動作を適宣複数回行うことにより、肩関節周囲の運動を行い五十肩の予防と解消を行う。
操作者が球状弾性体を把持し下方に引き下げる動作を行っても両肩には肩支持桿B、Cが装着されており基体そのものが下方にずり下がる恐れはない。又、操作者が自身の腕で立方体状弾性体Fを下方より押し上げる動作を行っても両脇には脇支持桿D、Eが装着されていることにより、基体そのものが上方にずり上がる恐れはない。
図2は操作者が背部に該五十肩予防解消具を装着し、球状弾性体Hを両手で把持 し立方体状弾性体Fを両側の側面より圧縮、弛緩する動作を反復している操作状態図である。前記のように立方体状弾性体Fを下方より上方に向け圧縮弛緩させる場合に使用した筋肉及び腱とは違う部位を使用する運動である。
図3は操作者が球状弾性体Fを把持せず自身の体力のみにて立方体状弾性体Fを下方より上方に向け圧縮、弛緩の運動を反復している操作状態図である。この場合には前記の球状弾性体を把持した筋肉とは違う部位の運動となる。
図4は操作者が該五十肩予防解消具を背部に装着し、球状弾性体Hを把持せず自身の腕で立方体状弾性体Fを下方より上方に向け圧縮している操作状態図である。
肩支持桿C全体は直接に操作者の肩に密着することなく、上腕の内旋及び外旋は自在である。又操作者が球状弾性体Hを把持し下方に引き下げることにより肩支持桿先端部Jに施したツボ押突起Kも基体共々下方に多少引き下げられ肩井などのツボを刺激する。又脇支持桿Eが操作者の脇に装着され、基体全体の揺動を阻止している。
肩支持桿C全体は直接に操作者の肩に密着することなく、上腕の内旋及び外旋は自在である。又操作者が球状弾性体Hを把持し下方に引き下げることにより肩支持桿先端部Jに施したツボ押突起Kも基体共々下方に多少引き下げられ肩井などのツボを刺激する。又脇支持桿Eが操作者の脇に装着され、基体全体の揺動を阻止している。
図5は操作者の背部に該五十肩予防解消具を装着した状態を操作者の胸部より見た図である。
図6は操作者の背部に該五十肩予防解消具を装着した図である。左手では球状弾性体を把持し立方体状弾性体Fを下方より押し上げる。又右手では球状弾性体Hを把持し右肩の内旋及び外旋運動を行う。図では操作者は左手で球状弾性体Hを把持しているが、操作者の体力と症状に合わせ把持せずとも良い。
図6において操作者は自身の左手で立方体状弾性体Fを下方より押し上げ適時間その姿勢を維持する。次に一気に左手の力を脱力し自身の左手を下方に降ろす。この動作は筋、腱、骨その他に負荷と緊張を与えた後、一気に脱力することにより筋、腱、骨その他が急激に弛緩し、それまで滞っていた血流が一気に増し体内に発生していた乳酸などの毒素が流出し血流を改善することによりヒトが本来持っている自然治癒力を高め健康増進となる。
本考案による該五十肩予防解消具は前述した以外にも以下の様に実施することが可能である。
図面では片方の手で一個の球状弾性体Hを把持しているが操作者の体力と症状に鑑み複数個を把持して操作しても良い。
操作時には必ずしも球状弾性体Hを把持する必要はなく、操作者自身で体力と症状に合致した操作方法を選択することが可能である。
操作者の姿勢は立位、座位を問わない。
A 基体
B 肩支持桿
C 肩支持桿
D 脇支持桿
E 脇支持桿
F 立方体状弾性体
G 紐状弾性体
H 球状弾性体
I 基体下部
J 肩支持桿先端部
K ツボ押突起
B 肩支持桿
C 肩支持桿
D 脇支持桿
E 脇支持桿
F 立方体状弾性体
G 紐状弾性体
H 球状弾性体
I 基体下部
J 肩支持桿先端部
K ツボ押突起
Claims (1)
- 操作者の背部又は胸部に沿うように弧形に形成された基体と複数の肩支持桿と複数の脇支持桿と立方体状弾性体と複数の紐状弾性体と複数の球状弾性体及びツボ押突起より成り、前記基体の上部から上方向の後方に向け左右逆方向に弧形をなす左右一対の前記肩支持桿の先端部には、前記ツボ押突起を施し、前記基体の中央部には後方に向け左右それぞれ逆方向横向きに弧形に形成された左右一対の前記脇支持
桿とが施され前記基体下部には前記立方体状弾性体を結合させ、左右一対の前記肩支持桿の中央には下端に前記球状弾性体を施した前記紐状弾性体の上端を結合し垂下させることを特徴とする五十肩予防解消具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006006920U JP3126772U (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 五十肩予防解消具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006006920U JP3126772U (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 五十肩予防解消具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3126772U true JP3126772U (ja) | 2006-11-09 |
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Family Applications (1)
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JP2006006920U Expired - Fee Related JP3126772U (ja) | 2006-08-28 | 2006-08-28 | 五十肩予防解消具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3126772U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011045397A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Project Ai:Kk | シート型ヒータ内蔵凝り治療器 |
JP2019005287A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 有限会社トーイチ | 健康増進具 |
-
2006
- 2006-08-28 JP JP2006006920U patent/JP3126772U/ja not_active Expired - Fee Related
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